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中居ちゃん、そりゃあないぜ。
SMAPは管理人と同世代のスーパスターで、その中でも目立つポジションのリーダーが野球ファンで巨人ファンで原ファンで。いろんな面でシンボルのように感じてた人だったから、こんな幕引きはちょっとあんまりだ。
やったことに対してのそりゃあないぜも当然あるけど、こんな形でスパッといなくなられることにもそりゃあないぜと思ってしまう。
30年第一線にいて、メンバーの中でも誰よりもテレビの恩恵を受けてきた人がこんな最後でいいのかよ。
これじゃこの先SMAPの映像どころかその名前すら出せなくなるよ。日本のエンタメ史上最強のスーパースターが存在しなかったことになるよ。
中居ちゃん、そりゃあないよ。
腐るほど金は持ってるだろうから無理に仕事を続ける意味もないんだろうけど、それでもそれでも例え僅かでも希望は残してほしかった。
国民認知度ほぼ100%の超有名人がこんな悪名を背負ったら、引退したとてとても穏便には暮らせない。海外に逃げるのも手だけど、そうすると大好きな野球も見られなくなる。
中居ちゃん、そりゃあないぜ。
ただただ残念でただただ悲しくて、もう一言で言うと虚無ですよ。ひたすらに虚しく空っぽです。
ここ数年あまりこの切り口で記事を書いてないのだけど、管理人は基本的にヤバい人間である。そう自覚している。
なぜなら、管理人が転職した回数はなんと10回を超える。管理人の世代でこういう生き方をして、それでいてギリギリ道を踏み外さずなんとか日の当たるところで生きてる人間は結構なレアケースであろうと思う。
褒められたものでは絶対にないのだけど、そんな管理人だからこそわかることもある。
上司が代われば、会社の方針が変われば、それまでの世界は180度変わる
傍から見ている分にはこれがなかなかわかりにくい。
やることは同じでしょ?
行くところは同じでしょ?
それはそうなのだけど、なんというか己の置かれている立場がガラリと変わってしまい、あれこれと察してしまうというのは現実にある。
なんの話をしているのかといえばもちろん大城のこと。
上司は原から阿部に代わり、チームの方針は自分をキャッチャーよりもファーストとして見るようになった。
去年まではジャイアンツの主力捕手だったはずなのに、気付けば試合に出ることすらままならなくなっていた。
偉そうなことを言う訳じゃないけれど、管理人は寄り道をたくさんして生きてきた分、今年の大城の気持ち、歯がゆさ悔しさ、そして居心地の悪さは手に取るようにわかった。
だから、出ていくと思ってた。
もちろん拍手と最敬礼で送り出す気でいた。巨人ファンのコンセンサスがどうであろうと、管理人だけは理解して大城の味方でいようと思ってた。
この決断を「長いものに巻かれた」と切って捨てる見方もある。
だってジャイアンツだし、待遇はNPBの中なら最高レベルだし。引退後のことまで考えても、「巨人の大城」でいること以上の得策はどこを探してもないと思う。それは事実。管理人も若い頃ならその観点だけで見たと思う。
でも、今年の大城を見てたら、そんな打算的な話じゃないことはわかるよな。
大城が今年どれだけ悔しかったか。辛酸を舐め続けて、自分だけが蚊帳の外に置かれたような屈辱を味わって、それでも来年もここでやると決めた決意は並のものじゃない。
大城は今31歳。30代の頃の管理人にこの選択はできなかった。だから、作り笑顔の陰で唇を嚙んで、それでも残る選択をした大城に敬意を表する。残ってくれてありがとう。
大城、来年やってやろうぜ。
ライバルは岸田?小林?そして甲斐も来るの?
でも、おまえが一番打てるよ、間違いない。ライトに架ける美しいホームラン、大城ならではの角度で左中間を抜く打球。打者としての格の違いを見せつけてやろうぜ。
普通にやれば普通じゃない成績を残せるレベルなんだから、登場曲の通り「僕は信じてるから 君も諦めないでいて」。何度でもこの両手をあの空へ。
8月にヒロアカが終わり、9月に呪術が終わってしまった週刊少年ジャンプ。
ワンピースこそ健在なものの、言うまでもなくこれは王者ジャンプの未曽有の危機である。
飛車角落ちみたいな状態になってしまったジャンプの未来を担うマンガは何か。
ネクストヒロアカ、ネクスト呪術になれる若手のホープはどれだろうかと考える。
・あかね噺
主人公は10代の女の子。舞台はなんとなんと落語界。
アルバイトでの人間観察、厳しくも優しい兄さんたちからの指導、そして大きな大会で実績を積み、ひよっこだった主人公がどんどん成長していく物語。そう、これぞまさしく「努力・友情・勝利」。ジャンプの掲げるメインテーマそのもの。
そして、普通に生活しているとなかなかご縁のない落語の演目が、作中で実に効果的に使われてる。バトルマンガの必殺技のように古典落語の演目が炸裂し、爽快感やわかりやすさにおいては、むしろ戦いで決着をつける類のマンガよりも上なのではないだろうか。
「異色のフリをした王道中の王道マンガ」、それがあかね噺である。
・カグラバチ
うん、とてもいい。過去、この手のマンガはジャンプに無数に載ってきたけれど、上手い具合にバランスが取れてる。
呪術やSAKAMOTO DAYSに比べるとコメディ要素は控えめで、ハードボイルドなシリアステイストで展開していくダークヒーローもの。刀がメインテーマのバトルものだけあって、日本よりも先に海外のマンガファンが飛び付いたいわば逆輸入的作品でもある。
キャラ立ちが弱かったり、顔の書き分けが苦手なのか表情が乏しい感はあるのだけど、構図の鮮やかさとバトルシーンを描くセンスは独創的にして圧倒的。そして、無表情だからこそ主人公が映えるような面もあり、それこそが上述のバランス感に繋がる。
単行本の売り上げも上々で、ジャンプ本誌での扱いもワンランク上がって主力になった感がある。遊びの要素が少ないダークヒーローものだからトップになることはないのかもしれないけど、カラー的にも呪術の後を任せるには適任なのかなと思う。
管理人はあかね噺は買っていないけど、カグラバチは全巻揃えた。まだ4巻だしね。これは来ると思うぞ。
両方、タイトルをクリックすると結構な分量試し読みできるからぜひお試しあれ。