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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。リチャードの存在は、あのフランシスコに匹敵するものがあったな。    ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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1番に抜擢した長野さんがその期待通りに勝ち越しホームランを打ったらさ、そりゃもうそのまま逃げ切ると思うよね。

東京ドームでやる試合において、終盤でのホームランってのはある意味伝家の宝刀。何度も何度も何十回も何百回も見てきた一つの勝ちパターン。
その流れに乗ったんだから、なんならつまらないことでは定評のある長野さんのヒーローインタビューが久々に見られるかなと、そこまで期待は膨らんだよね。

もう少し言うと、これは一昨日も見たよ。
阪神との2戦目、代打中田が逆転ホームラン。ドームが爆発したかのような盛り上がりを見せたあれ。
あの雰囲気でも勝ち切れず、追い付かれ終いには追い越された。
強いジャイアンツにはあり得ない類の負け方で、それが立て続けに起きた。うん、つまりジャイアンツは強くないってことだね。数学でいう証明だこれ。


そして、原因とか理由を紐解くとさ、やっぱり一周回って中継ぎ陣になるんだよね。
春先に「おまえさんたち」と揶揄されて、一時期盛り返して、それでもやっぱり同じところに戻ってきた。やっぱり他チームの中継ぎと比べると明らかに見劣りするもんね。まあ、今日はそんな結論かな。



そして、管理人も夏休み。
数日間更新はお休み。再開はお盆明けくらいかな。読者の皆様も暑中お見舞い申し上げます。



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これは痛いよ。痛いというか強烈に効いた。
この3連戦は2023年セリーグのハイライトになり得る。

それだけ重い負けだったし、今日勝ててればまた違ったけど、3連敗したことでなんというかどこにも救いのない状況になってしまった。

打ち合っても負ける。僅差の接戦でも負ける。先制しても逆転される。逆転してもまた逆転される。この3日間ありとあらゆる負けのバージョンを見せられ、悲しいかな今の力量差をイヤというほど見せつけられた。これはさすがに堪えたね。

阪神は投手陣は素晴らしい。先発も中継ぎもホントに素晴らしい。だからこっちが打てなくてもまあ仕方ないかなとは思ってる。
だけど、なぜこんなに打たれるのか。こんなに失点するのか。
阪神の野手で巨人にほしい選手がいるかと訊かれたら、いいとこ近本くんだけだ。あとはいらない。大山だって言ってみればジェネリック岡本みたいなもんで間に合ってるし、後は悪いけど土俵の上にも乗らない。セリーグ打者個人成績を見れば分かる通りだ。

にも関わらず、この3試合見事に打たれた。取るに足らないような個人成績の打者に、なぜだか打たれる気がしてしまっておっかなびっくり見てた。そして実際、見事に要所要所で打たれた。

3つ負けるとは思ってなかった。
初戦の序盤に菅野が躓いたのが元凶とも言えるけど、3戦振り返るとそういう勢いとかなんとかだけじゃ説明がつかない。がっぷり組んで、左に組んでも右に組んでも寄り切られ、押し切られ、「こりゃあ敵わないな」と思わされる負けだった。

ちょっと重いね。
気持ちを切り替えるのに時間がいる。うん、時間がいる。必ず切り替えるけども少し時間がいる。





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【良かった菅野】
7月 1日 7回 110球 被安打2 失点1
7月 8日 7回 104球 被安打6 失点0
8月 1日 8回 108球 被安打6 失点1

【ひどかった菅野】
7月17日 1/3回  17球 被安打6 失点6
8月 8日 2回2/3 74球 被安打7 失点5

・・・ちょっとこれだと怖くて使えない。
当たりが出るかハズレが出るか本当にガチャの世界で、しかもハズレが序盤から致命傷になる大ハズレときたらちょっと起用に躊躇する。


先週あれだけ投げられたのに、しかも同じ東京ドームなのになぜ今日はこうなるのか。
これはもう週に1回、中6日のスパンで投げる調整が難しくなってきているんだと判断すべき。大エースの片鱗は残しながらも、こうも簡単に大崩れして素人目にもひどいと分かる球を投げられたんじゃ困る。

老害芸でおなじみの某大物OBなら引退しろと言いそうだけど、まずはローテを外してみたらどうか。一度投げたら抹消、10日後に再登録で隔週に一度投げるペースにして試してみればいい。
隔週で空いたところには、井上くんなり赤星なり松井颯くんなり若手を入れて回せばいい。そうしたらチームとしても上手く回るよ。

そして坂本。
状況がわからない中で乱暴な表現は避けるけど、もしまた離脱するようなら少し扱いを考えないと。

走攻守全てに優れ、かつ圧倒的な存在感のチームリーダーであることは百も認める。ただ、認めるからこそ、そうそう簡単にいなくなられちゃ困るんだ。
もし離脱の原因がショートを守る運動量にあるなら、もうそろそろ自分から退いてくれ。
サードでもファーストでも好きな方を守っていいから、もうショートは若手に譲ってくれ。守備だけなら安心して任せられる後輩が出てきたのは自分が一番わかってるだろうから。

「ショート坂本」の代わりはいても、「打者坂本」「リーダー坂本」の代わりはいない。
春から秋までベンチにいてほしいから、もうそろそろ重視することを変えてほしい。

菅野、坂本、二人ともこの十数年ジャイアンツを牽引してきた大功労者。
まだ3年5年とチームにいてほしいから、その立ち位置を少しだけ今までとは違うところへ。




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阿部さんのハイパーうなぎモードを彷彿とさせる岡本の3ホームラン。
長野さんの古巣へ恩返し弾、翔さんの地元凱旋弾も合わせて、あまりにも派手な花火に目を奪われるけど、その陰でしっかり堅実に勝てる野球ができた。

まずはメンデス。
驚異の安定感で防御率は遂に1点台になった。
どうしても去年までいたベンツと比べられる役回りだけど、ベンツよりも長いイニングを投げられて、ベンツよりも球が速くて要所を締められる。
グリフィンもそうだけど、彼もまた十分に当たり外人の部類。これだけ計算できるんだから複数年で契約して囲っておいてもいいと思う。

そして、管理人のお気に入り門脇。
試合を見ながらフッフツフッと笑ってしまう4安打固め打ち。このところの門脇は、凡打も野手正面のライナーみたいに惜しい当たりでいい内容の打席が多い。流し打ちをマスターして一つ階段を昇った感がある。

数字を見ても、
4月 18打数 2安打 111
5月 63打数12安打 190
6月 25打数 4安打 160
だった打撃が、
7月 60打数17安打 283
8月 21打数 7安打 333
と化けた。確実にレベルが上がった。

門脇の守備力と走力なら、ハッキリ言えば250打ってくれればもう十分である。8番で足も使っていやらしい役割をこなしてくれるだけでおつりがくる。
坂本の調子が落ちてきたらスタメンショートでいけばいいし、逆に門脇に疲れが見えてきたら翔さんをファーストで出せばいい。この濃い感じ、層の厚さをしっかり感じられる力感に思わずにんまりしてしまう。

ホームランはいつもいつも出る訳じゃないから、こういう着実に足元を固められるような戦力増強ができてきてるのがとてもとてもうれしい。
さあ、来週はホームに阪神とベイスを迎える東京ドーム夏の陣。この勢いでいこうぜぃ。

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中川に決定的に足りないもの。それは球種である。

中川の投げる球種は、ストレート、スライダー、それとシュート。
ストライクゾーンを左右に使う横変化だけだ。

フォークがあれば・・・

チェンジアップがあれば・・・

ゾーンを上下に前後に使う選択肢があれば、このピッチャーは天下を獲れる。
杉内や山口鉄辺りの偉大な先輩と比べてそこが圧倒的に足りてない。

これだけ武器が少ないと、ストレートが走ってない、スライダーにキレがない、それがすなわち致命傷になる。かわして逃げようにも、組み立てを変えようにも手の施しようがない。

そして、見てるとわかるけど、中川のシュートはたいして曲がり幅がない、いわばツーシームみたいな球。
もともとストレートに角度が付く投げ方だから、普通のピッチャーでいうストレートがシュート扱いされるだけで、山崎みたいにグイと内側に食い込んでバットをへし折るような球じゃない。

つまるところ、中川ってのは、ほぼほぼストレートとスライダーの二択である。
それでよくここまでやってきたなと感心もするけど、今日みたいな局面になるとやっぱりちょっと頼りないし心許ない。160キロを投げられるならともかく、中川のストレートは140後半が平均値。狙って打てない球じゃないもの。

スライダーがギュンッ!と曲がる日は圧倒的に抑えられるけど、ほんの僅かな差でこうなる日もある。今日のスライダーなんか見ての通りぐんにゃり曲がる山なりの球で、二択のうちの一つがそれじゃさすがにしんどい。
薄氷の上に絶妙なバランスで成り立っているのが中川のピッチングで、普通はそれだとあまりにリスキーだから球種を増やすんだ。

まあ良し。
復帰からここまで頑張ってくれてたのは巨人ファンならみんな知ってるし、不得意なクローザーで無理してくれてるのもわかってる。次頑張れ。
ただ、打たれた後、画面越しでも「あぁー・・・」って聞こえてきそうな情けない顔するのはやめてくれ。人がいいのはよくわかってるけど、ストライクが入らなくても、痛恨のタイムリーを許しても弱気な赤ら顔なんか見せるな。打たれた後の中川の顔って「情けない」で辞書引いたら載ってそうなひどい表情だもの。ああいうのって敵にも味方にも伝わっちゃうから。


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高校野球の季節だ。
9回表の異様な空気はまさに高校野球、甲子園で見るそれだった。

あれは外野席だけじゃなく内野席のお客さんも1球ごとに歓声を上げ、拍手し、ため息をもらし、戸郷と共に戦ったからこそできた空気。優勝決定戦か日本シリーズで見るような特別な空間がそこにあった。

根性論だし精神論だし、まるで現代野球にはそぐわない149球完投。
巨人のエースは戸郷と万人に知らしめるためにやったようにも思えるし、この怒涛の球数は巨人ファンからすると半ばおなじみでもあるので来るべき時が来たようにも感じる。

8月9月、今年のペナントを決める2ヶ月間のスタートにおいて、今日を境に戸郷という投手の意味が変わった。
これから先は戸郷が投げる日は特別な日になり、大事な大一番は戸郷に託すことになる。
今年あといくつ勝てるか。注目、関心の集まる試合でどんなピッチングができるか。戸郷と共にジャイアンツ反撃の夏が始まるね。


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高いことには定評のある球場グルメ。
しかも花の都大東京にある東京ドームさんは尚更だ。

ビールは高級ホテルのバーラウンジ並みに900円もするし、弁当は最低で1,000円から。ちょっと豪華なものになればすぐに1,500円だ2,000円だになる。選手プロデュースのものじゃない(ちなみにそれは1,800円)、普通のなんでもない弁当がそれくらいする。

コンビニなら200円もしないような普通のホットドッグが500円するし、ボソボソした焼き鳥は2本で450円。輪ゴムにソース塗ったみたいな焼きそばも590円する。絶対ペヤングの方が100倍美味いからなあれ。

年に一度の観戦なら奮発して思い出作りにあれこれ散財するのもいいけれど、管理人のように月に複数回行くような人だとそうもいかない。チケット代も考えたら一度の観戦でいったいいくら使うんだってことになる。

何か安くて量の多い食べ物はないか。ビールのつまみになって、たくさん食べられるものはないか。

・・・あるんだよこれが。



これはライトの裏にある銀だこさんで売っている。そうあの銀だこ。
その名もズバリ「メガポテト」。
これがまた強烈にメガだ。メガという言葉に名前負けしないガチのメガだ。最低でも2人、3人4人で分け合ってちょうどいいくらいのイモの山である。

管理人はだいたい一人観戦なのでさすがに持て余す。二度買ったけど二度とも残した(すいません)。なんなら昨日は半分残した(ホントにすいません)。
ただ、これがあると他の物は一切買わなくなる。これを食べ切れないんだから当然だ。
そしてこのイモの山が1,000円もするならアレだけど、なんと520円である。これは破格だ。ホットドッグにチーズを乗せただけのチーズドッグ(600円)より安いし、こてっちゃんにキムチソース絡めただけみたいなキムチもつ(570円)よりも安い。そして繰り返すけど、それらと違って食べ切れないほど量が多い。

なんというかこのメガポテトだけ異質である。球場グルメの範疇から外れたところにある気がする。
管理人は100回以上はドームに行ってるし、その度にあれこれ食べてるのでそこそこ詳しいつもりだけど、これは球場でなくその辺で売られていたとしてもちょっとした話題になると思う。
そして、違ったらごめんなさいだけど、普通の銀だこさんだとポテトは売っていないんじゃなかろうか。普段売ってない商品だから、値段と分量を間違えたりしてないか?と言ったらさすがに失礼か。

ともあれ、集団で観戦する方、これは得ですよ。お試しあれ。





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ホームランでしか点が入らない

この批判は往々にして間違ってる。ロジックとして破綻してる。
なぜ間違ってるかといえば、狭い球場だからホームランになったんだとして、それは広い球場なら2ベースなり3ベースだ。断じてアウトじゃない。

得点の全部が全部ソロホームランならまだ多少理解はするけども、2ラン以上ならそれはランナーを置いて長打が出たってことで、打球がフェンスオーバーしたかしないかただそれだけのことだ。タイムリーヒットにはなった訳だから、ヒットで1点入るよりホームランで2点3点入った方がいいじゃないかって話だ。

なので、管理人はホームランでしか点が取れないという批判はバカの戯言と思って聞いている。
それの何が悪いの?って声を大にして言ってやる。

そして、フェンス直撃の2ベースや3ベースと比べても、ホームランってのは圧倒的に盛り上がる。チームに勢いがつく。
今日序盤から祭りになったスタンドにいた身として思うけど、ピストルを2発3発撃ちこむよりバズーカ1発ぶち込んだ方が効くって話でさ、まあこれは戦い方として魅力的だし破壊力抜群ですよ。今日の試合を見てまだホームランでしか点が取れないとか言ってるなら、どうぞナゴヤとか甲子園でやってるチームでも応援してりゃいいんじゃない?お望み通りホームラン出ないよw



そうそう、いつかの公約通り門脇タオルを買ってきた。
普通のオレンジタオルにしようと思ってたのだけど、さすが若手のホープ、ものの見事に売り切れてた。今年、秋広くんグッズの売れ行きもヤバいけど門脇もその流れに乗っかったかな。
そんな中でなんとかグレータオルをゲット。あんまりにもジャイアンツ色の無いグッズだからむしろ普段使いしたろかな。


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昨日まで留守を守った中島なり岡田くんには悪いのだけど、やっぱり今日のスタメンを見たときの重量感、手応えが違った。まるで違った。

何度も何度も書いてきたけど、我がジャイアンツのプリンス坂本には【復帰戦◎】という特殊スキルが備わってる。
地上波のスポーツニュースでも「東京ドームにこの選手が帰ってきました!」みたいな切り口で取り上げられやすい日、そのタイミングを見越して己のフルマックスで暴れまくる異能が身に付いてる。

これだと普段まったくジャイアンツ戦を見ないパリーグファンでも「お!坂本か。やっぱすごいなー」となる。逆の立場で想像するとよくわかる。この内外にアピールする発信力はとにかく異常で、なんというか常人が逆立ちしても及ばない感がある。うん、坂本ってこうだった。これぞスター様。おかえりおかえり。

その坂本の大きな傘の陰に隠れるけど、それでもしっかり渋く3安打した丸もさすがの一言。
丸はこれでいい。一番目立つところは坂本や岡本に任せて、しっかり確実に銀メダルを獲りに行く感じでいい。うん、丸ってこうだった。おかえりおかえり。

そして、打ったりやらかしたり一人でわちゃわちゃしてるブリンソン。この良くも悪くも普通のことを普通にやれない感じこそブリンソン。おかえり。なんならもう一回よみうりランドに行ってもいいぞ。

うん、みんな戻ってきたな。これが2023年ジャイアンツだよ。
これで負けるなら悔いはない。勝負の8月を前にいよいよ役者が揃ったね。




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2試合連続になった長野さんのタイムリーを見て、自分でも予期しなかったことだけど懐かしい記憶が蘇った。

「あんなにベースから離れて立ってるのに」

「長野はあそこにバットが届くんですよ」

「アウトコースを打てる自信があるから離れて立ってるんですねえ」

何回聞いただろう。
長野さんがジャイアンツに入ってきたころ、即戦力の名を欲しいままにしていたころ、何度も何度もこんな表現を耳にした。

今日のヒットはまさにそのバッティング。
そこに届くんだ!おお!こんなに強い打球が打てるんだ!抜けたあああああー!!
・・・たくさん思い出したよ。そうか、もうあれから10年以上経つんだな。

勝手な私見だし、この予想は外れてくれることを心から祈るけど、長野さんはもうとっくに今年限りでの引退を決めてると思う。亀井さんのときと全く同じ空気を感じてる。
だからこそジーンときたし、今のこの思いを自分の宝物にしたいと思う。いつまでもこの夜が続きますように。




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ジャイアンツってのは、残念ながら善玉とか正義という呼称よりは、悪役、ヒール的なポジションである。あえてその理由を探すならば、ナベツネなり裏金なり強奪なり賭博なりいくらでもある。
ともあれ、ジャイアンツってのは他の11球団から嫌われていて目の敵にされている。選手もファンもその自覚は持たなきゃいけない。

さて、今日の高梨である。
このおバカちゃんは今日いったいどういう気持ちでマウンドに向かったのか。自分が置かれている環境をどれほど理解できていたのか。

元から嫌われているチームにいて、しかも自分のデッドボールで主力を骨折させた因縁のチームが対戦相手。しかもガラが悪いことにおいては12球団ナンバーワンの相手だ。あれくらいの空気になることは予測してなきゃいけないし、昨日の試合前に近本に謝ったから和やかなムードになるとでも思ってたんなら考えが浅すぎる。

管理人は野球選手が中学生並の語彙力でSNSをやるのが嫌いだ。
頭の悪さどころか頭の弱さをあえて世間に示さなくてもいいのにと思ってしまうし、ファンやアンチから攻撃的な返事が来てケンカしたり傷つくくらいなら初めからやるなと思う。


この高梨問題もSNSが追い焚き的に悪影響を及ぼした。
あれを悪意なくやったんなら本当に中学生並のアホだし、煽る気でやったんなら今日こそその真価を見せてやるべきだった。
自分の名前がコールされたときの怒号にニヤリとするなり、今日もまた当たりそうなボールを胸元に投げ込んでやるなり、立ち振る舞い方はあったはず。声を大にして言っておくけど、投手は当てたら三流以下。だけど当てるぞと牽制するのは一流の駆け引き。一回当てたからもうインコースを突けなくなるなら、それはもうプロのやることじゃない。


今日の高梨を見て、巨人ファンの方、阪神ファンの皆さんはどう思っただろうか。
甲子園の怒号と100%アウェイの中で明らかに動揺し、ストライクを取ることにすらあっぷあっぷする。
「え?今日出てきたらこうなるって予想してなかった?」ってほとんどの巨人ファンが思ったさ。悪いけど、
こういうとこで仕事をできなかったら意味無いよ。楽天みたいな緩い球団でぬるま湯の環境ならいいけど、ジャイアンツってこういうヒリヒリしたところでやれてなんぼだもの。

なんかなあ、今日の顔が上気しておどおどオロオロしてる高梨は最低だったな。
管理人は、投げる球と同じくらいにマウンドでの立ち振る舞いとか表情って大事だと思ってる。その観点で見て今日は失望した。53番のリストバンドは二度と付けない。だって恥ずかしいもの。
今日どうするのが正解だったか。結果打たれていたとしても、グラウンドでどう振る舞うのが正解だったか。くっだらないことをSNSでつぶやいてるヒマがあるなら無い頭を使って考えてほしいなあ。なあ高梨?





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24歳の伊織が好投し、二十歳の秋広くんが決勝アーチを架けて、22歳の門脇がファインプレーを連発して勝った。

思い返せば春先、ジャイアンツ界隈には「ベテランばかり使うな。若手を試合に出せ」とかいう意見が四方八方で飛び交ってた。

ここから学ぶべき事柄は二つ。一つ、原は百戦錬磨。ファンが思うようなことはわかってる。全部わかった上でやってる。
二つ、ペナントレースは長い。上に書いた「ベテランばかり使うな。若手を試合に出せ」を見て懐かしさを覚えた人もいるはず。大昔のように感じるけどこれは今年の話。それだけ半年間、143試合のペナントとは長丁場のデッドレース。ベテランの経験に頼るときもある。若手の勢いに任せるときもある。それを上手く使いこなしてこその用兵術。
春から夏と秋を見越してやってるから、その場その場にしか目が行かない人には見えないものがあるんだよ。

そして、期待に応えて育った若手。
今じゃ秋広くんを若手として見ているヤツはいない。彼は立派な巨人のレギュラーにして主軸の一人。
原も正直なところ、下位で使い続ける覚悟はあれどこんなに早くクリーンアップに据えるつもりはなかったんじゃないかと思う。坂本だってレギュラー1年目は8番固定みたいな扱いだったのに、今じゃ二十歳の子が当たり前のように巨人の3番を打ってる。これってとんでもないことだ。
秋広くんがホームランを打った次の回、横浜の代打で出てきた先代の55番大田、秋広くんを見て何を思った?ちゃんと「巨人の55番」を自分のものにできる男もいるんだぞ。

坂本のいないショートを文字通り守り続けてる門脇もすごい。
管理人はこういう守備だけの選手を使うのは好きじゃないのだけど、そんな管理人が次にドームに行ったら35番グッズを買おうと決めているくらいにすごい。
当たり前のようにイレギュラーバウンドを捌き、広大な守備範囲とサルのような身のこなしで魅了する。小坂とか菊地とか球史に残る名手と肩を並べるレベルの技術で、(大昔の選手はともかく)ここ数十年の巨人の内野手としては守備力トップなんじゃないかと思ってる。ホントに上手いしすごいし見ていて楽しい。門脇の守備力を管理人は完全に認めたので、仮に打率1割台で毎日スタメンでも今後文句を言わないことにする。


そして、今日は若手の日かなと思ってたら、最後の最後に尚輝が持っていった。
守備なら負けないよと言ったかどうかは知らないけど、「?!!?」となるとんでもない超絶ファインプレーで魅せてもらった。うん、そうだ。尚輝も間違いなく名手の一人。この二遊間には夢があるし、「金を獲れる守備」ってこういうことだよな。
思えば打つ方でも今日ホームランを叩き込んでた尚輝。今日一番のヒーローは秋広くんでも伊織でもなく尚輝なんじゃないかな。






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無料中継が無い日に限ってこんなめちゃくちゃな乱打戦になる。
見ていてとてもおもしろかったのだけど、イライラと興奮と両方が相まって酒が進み記事を書く前に寝てしまった。

さて、3試合分くらいの濃さだった試合だけど、やっぱりこの責任を背負うべきは初回に6失点した智之と、内容の無い3タコでことごとくチャンスを潰した岡本になる。
もちろん、あまりの不甲斐なさに途中で懲罰的に下げられた丸だったり、出てきた早々それだけはやってくれるなという満塁弾を食らったバッサーくんだったりいろいろあるけど、やはりこの焼け野原のような試合の責任を取るべきは投打の軸二人。

智之はなんだったんだろな。初回はリアルタイム観戦には間に合わず打たれたシーンをビデオで見た限りだけど、半速球みたいなストレートと中学生が投げるカーブみたいなスライダーが、どれも吸い込まれるように真ん中に集まってた。
制球だけじゃなく、速さも無いしそもそも全然曲がってないしで、ここまで悪いと投げさすべきじゃなかった気さえする。だってブルペンで球見りゃわかるだろ。コーチは何を見てんだ?

岡本さんもこのところずっと元気がない。
昨日に限らずこのバッタ色したヤクルトに3連敗したのはほぼほぼ岡本の責任と言っていい。
オールスターだと何も考えずストレート狙いでフルスイングしてればいいから、2試合リフレッシュして戻ってこい。

ただ、負けはしたけど正直なところそんなに悔しくない。
翔さんの代わりに据えたウォーカーとナカジが2試合とも大暴れしてくれたし、昨日は門脇も久々に打つ方でアピールできた。
そして何より、あの代打長野さんの同点タイムリー。家で声が出たし、なんだか泣けてくるほどうれしかった。
このところ得点力不足、火力の低さに悩まされ続けていたから、そのモヤモヤを吹き飛ばすような10得点になんだかまあ納得はしてる。

それでも一歩届かなかった要因を探すと、さすがに6点は効いた初回の大量失点と、四番に一本出なかったことに話が戻る。
だから昨日はそういう日だと思えばいい。みんなリフレッシュしてリセットして後半戦へGOだ。


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交流戦辺りで猛打を揮った重量打線はどこへやら。ヒットすらさっぱり出ない惨状で、そこに翔さんまで欠けるとなったらそりゃもうキツイ。

そこでベテラン長野さんに頼る選択は理解するけど、今の長野さんを見るとやっぱりちょっとキビシイ。客観的に見て期待感がまるで持てない。
もともと苦手な外スラも見えてないし、そもそも速い球にも付いていけてないからファールと空振りばかり見てる気がする。


ここで託すべきは、長野さんじゃなくナカジだったかな。なんとなくスタメンを見た時点からそう思った。ナカジファーストならポジションもそのまま翔さんと置き換えられるから、秋広くんにファーストをさせることもなかったしさ。
真っ黒に日焼けした男を二軍から上げてきたのに、その割に全然出番がなくてなんだかちょっとやきもきする。7月8日に上げてから一週間経つけど、たったの2打席じゃちょっと使いこなせてないよな。
明日も翔さんが出られないようなら、百戦錬磨のベテランに任せてみてもいいんじゃない?

まあ、ペナントってのは山あり谷あり。
ジャイアンツのことばかりでイライラしがちだけど、ちょっと横に目を向けるとソフバンさんが7連敗してたり、昨日まで楽天が8連勝してたりしてる。いい時も悪い時も必ずあるのがペナントレース。半年かけてやるんだもの。禍福は糾える縄の如しだし、そもそも3ヵ月前のことなんてろくに覚えてすらいないじゃない?同じように3ヶ月後には全然違う景色が見えているかもよ。まだまだこの先、必ず山も谷もあるよ。

まあ、例えどん底だとしてもあと2試合やれば強制的に休みになる。4日も休めばいろいろ勝手に変わるもんだからさ、そう焦らんといきましょうや。




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カープファンの皆さんには大変失礼だし、なんなら石を投げつけられるような言い分だけど、正直なところ阪神や横浜と比べるとカープは一段落ちるかなと思ってた。

でも、こういう勝ち方ができるんだねえ。ちょっと唸ってしまった。
特に7回裏のゲッツーは効いた。レフトスタンドからだとショート小園の動きがしっかり見えたけど、まああれはセカンド上本も含めて年に一度のスーパープレイだ。巨人ファンとしても悔しがるんじゃなく、これをされたらしょうがないな、って空気になったもの。

今日はカープさんに少ない点をきっちり守り切る強い野球をされました。お見事ですよ。
そして、管理人はビール半額デーなのをいいことに少し飲み過ぎました(反省)。

まあ、まだまだこれから。
このまま阪神が抜けるなんてことはないし、カープも必死に食らい付いてくるのもわかった。勝負は今月でも来月でもなく再来月だからね。まだまだこれからですよ。








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7月に入ってからというもの、管理人は今年初めてと言っていいほどの手応えを感じている。
勝った負けたはともかくとして、ああこれならいいねと思える状況が連日続いている。

その根拠がこれだ。
6月30日 戸郷   8回   自責 1
7月 1日 菅野   7回   自責 1
7月 2日 メンデス 6回1/3 自責 2
7月 4日 山崎   7回   自責 1
7月 5日 グリフィン4回1/3   自責 5
7月 7日 戸郷   7回   自責 2
7月 8日 菅野   7回   自責 0
7月 9日 メンデス 8回   自責 0
7月10日 山崎   7回2/3   自責 0

この明らかに潮目が変わった感じが伝わるだろうか。
グリフィンが一度崩れた以外は先発が必ず試合を作れている。いわゆるQSで長いイニングを少ない失点で投げ抜き、試合を壊すことなく中継ぎに繋げている。

こういう戦い方はフロックじゃない。本当の強さを感じられる戦いぶりだ。
だって打線なんて良くても3割の世界だし、中継ぎピッチャーは出るか出ないかもわからなければ、出て不調だったらすぐに交代すればいい。
それと比べると先発は必ず投げるし、不調だからとてマシンガンのようにすぐ代える訳にはいかない。それがしっかり計算できて見込める状態なんだからそりゃあ強い。

だから管理人は最近勝っても負けてもあまり気にしていない。
この時期にこういう戦い方ができているなら心配ない。大きく連敗する心配はないし、先発がこれなら普通にやってればだいたい勝ち越すよ。いやホント。

さて、明日は上記の中で唯一崩れてしまったグリフィン。
実力は確かだし、先月まではむしろ戸郷の次くらいに良かったから心配はしてないけど、レフト巨人応援席にいる管理人のためにQSよろしく。





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3回続けて同じことができたら、それはもう成功したと判断していいんじゃなかろうか。

菅野智之は生まれ変わった。
ねじ伏せるような剛球を捨て、ピタッピタッとコーナーに変化球を決めて打たせて取る。この数年追い求めた制球力で勝負するスタイルに辿り着いたように思う。

管理人はうれしい。
なぜなら、これならまだ3年でも5年でも智之は投げられそうだから。
古今東西、こういう「ストレートが衰えた大エース」のセカンドライフは大きな問題。今現在においても、智之以上の大エースだった田中マーくんがいかに悲惨なことになっているか。興味のある人は楽天復帰以降の彼の成績を見てくるといい。きっと見たことを後悔する。

力で押す20代。技でかわす30代。
言うのは簡単だし誰もが考えるようなことだけど、実際にそれを体現できた投手は少ない。
フォアボールは徹底的に少なく、奪三振には拘らず、ストレートじゃなく変化球を外に内に投げ分ける。当たり前のように完投していた頃を知る者としては寂しいけど、100球前後で余力を残して交代する。
凄さは無いしエースらしさも無いスタイルだけど、これだけ投げられるなら文句ない。ローテーションの一角としては十分すぎる結果が付いてきてるし、これを続けられれば自ずとまたカード頭に投げるようになる。

うれしいな。
「まだエースの座は譲らないよ」って智之の意地を感じられるもの。4試合投げて2勝2敗だけど、被打率は驚異の170、WHIPも0.80なんてとんでもない数字が出てる。これ先発じゃなくて優秀なクローザーレベルだよ。

大エース菅野智之のセカンドライフ。
この第二章は見応えあるよ。そして、ジャイアンツ逆襲のキーマンは間違いなく智之だよ。


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ベンチ入りしているメンバーの中で、ピッチャーとキャッチャーは使い切るべきじゃない。いや、使い切るようなことがあっちゃいけない。
だってアクシデントがあってプレー続行できないとなったときに代わりが効かないんだもの。

でも、延長12回まできて、しかも2アウトとなったらそのタブーは解禁していい。さすがにそこまできたらなんとかなる。
同じ延長12回でもイニングの頭から最後の投手を出すのはちょっとリスキー。アクシデントもそうだけど、そのピッチャーが崩れた場合に手の打ちようが何もない。

その観点で今日の試合を振り返る。
1点返されておかしなムードになりかけ、投げてた田中もいっぱいいっぱいの状況の12回裏2アウト。ここしか無い場面で最後のカードを切った原。
交代すると間ができる。投球練習の間にクールダウンしてリズムも空気も変わる。そこまで見越した最後の勝負手。ビーディーもその期待に応えてしっかり締めた。

一方、中日さん。祖父江よりも先に松山くんを出したのは正しいけれど、さすがに2イニング投げた後じゃ12回表の頭から代えざるを得なかった。
こうなるともはやガチャの世界。祖父江が不調でもできることは何もないから、ただただベンチでやきもきして見てるだけになる。

たったアウト2つの差だけど、戦い方としてこの差はとても大きい。先の先まで計算して選手起用をしているかどうか。こういうのはやってる方にも伝わる。
結果論といえばそうだし、なんせ今日は向こうの先発が1回で降りるスーパーアクシデントがあった訳だけど、やっぱこういう詰め将棋的な要素って大事だよ。今日はその点で僅かに上回れたのかなと思う。
この辺をもって2年目の監督と百戦錬磨のベテラン監督との差としたら言い過ぎかな?







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新木場で乗り換えて京葉線に乗る。
窓から見える景色が変わる。
ところどころに見えてくる海。海が近いから貿易、輸送の拠点になっていることを示す運送各社の倉庫群。そして土地が安いのか大きな工場がいくつもいくつも連続で見えてくる。どの駅の辺りだったか、車窓から見える景色が一面すべて海なんて夢みたいな箇所もある。

管理人の生活圏には無い光景で、ああ遠くへきたんだなとしみじみ思う。鉄道にはまるで興味のない管理人だけど、夏の京葉線は何度乗ってもワクワクさせられる。
沖縄の青い海じゃなく東京湾の濁った海でも海は海。海は広いな大きいな。嘘じゃない、日々の喧騒に疲れたら騙されたと思って一度海を見に行くといい。広くて大きくて感じるものが必ずある。


ディズニーのある舞浜からも随分と離れ、ようやく海浜幕張で降りる。
どこにでもある「ちょっと栄えた街」風の北口側とは違い、南口側には人の生活感がない。
ニューオータニ、アパ、幕張メッセ。大きな建物の合間に歩道橋が張り巡らされ、なんだかリゾート地を歩いている気分になる。

管理人は独身で子供もいないから、夏だとはいえ海やプールに行く機会はなかなかない。
このマリンまで行く過程で、知らず知らずのうちにその心の穴埋めをしてるのかななんて思う。大人でも許される夏の楽しみ方、管理人にとってマリンとは夏の象徴なのかもしれない。

・・・試合はお寒かったなあ。あれを投手戦とは呼びたくない。
盛り上がったのは10回表のおかわり、栗山連続代打と、10回裏一打サヨナラの場面での代打角中のところ。名前のあるタレントが終盤に次々出てきたのは熱かったけど、両チームスタメンにズラリ並んだモブキャラ野手の貧打戦に頭がクラクラしそうな試合だった。スコアボードに出る野手の打率が誰もかれもあまりに低く、まるで250打つということはとんでもない偉業なのかと思ってしまった。こう見るとやっぱりジャイアンツって恵まれてるよなあ。そしてこの無料でもらえるスタートパックみたいな野手たちは、5年後10年後に(おかわりは無理としても)栗山や角中みたいな実績豊富で頼れるベテランになれるのだろうか。まあこれぞ余計な心配だけども。

まあ4年ぶりのマリンはとても楽しかった。
また夏を感じたくなったらこっそり行くぜ。

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このブログでも何度か書いた気がするけれど、石川という選手を一言で表すならば

「二軍ではすることがなく一軍ではできることがない選手」

となる。
二軍では毎年3割中盤後半のハイアベレージを残し、持ち前の豪快なホームランも簡単に打てる。
でも、その勢いを買われて一軍に上がってきても、まるで結果が出ず一軍のピッチャーにはいいようにあしらわれる。
足も遅いし守備もめちゃくちゃだから起用は自ずと代打が多くなり、思うようにアピールできないまままた二軍に戻っていく。ジャイアンツ時代の石川はこれで過不足なく説明できてると思う。

こういう選手というのは石川に限らずちょくちょく散見される。
二軍で打ちまくれるのだからポテンシャルは間違いなく高いのだろうけど、一軍で「勝つ野球」「抑える配球」をされるとまるで手が出ない。二軍の顔見知りから練習試合の延長で打ってるだけで、自身の野球に成長が見られないタイプなんだと思う。

ジャイアンツにはいつの時代にも長距離砲が何人もいる。自分は長打が売りだとしても彼らには敵わないと悟ったなら、それでもプロで生き残るためにモデルチェンジを図るべきだったと思ってしまう。いいものは持っているのにもったいないなあ。いや、その「いいもの」がなまじ本当にいいものだったからそれに振り回されてしまった感じかな。

ロッテの方が絶対にチャンスはある。
今は外野もスカスカだし、あそこは慢性的に長距離砲が不足しているから、需要と供給はフィットしてると思う。ジャイアンツより注目されない分、結果が出なくても長い目で見てもらえるはずだし。
だから餞別記事なのに苦言ばかりになってしまったけど、星の色は★じゃなく☆で新たな門出を祝して。


・・・そして、ベンツが先発して澤村に繋いで、ポランコと石川が打って勝ったらまあ悪い気はしないねw






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2023年、ジャイアンツの正捕手は大城だ。
大城に不満があったとしても、阿部と比べてどうとかそういう観点で語っちゃいけない。いや考えちゃいけない。不世出のレジェンドと比べちゃ大城がかわいそうだもの。

ともあれ、春には日の丸を付け世界一にも輝いた大城が今のジャイアンツ正捕手であることにもはや疑いの余地はない。小林を試合に出せという女子たちの声も、今年になってからは随分と小さくなった気がする。球場でも小林ファンの女子を見る機会が減ったもの。

こういう状況になると、数年の時を経て阿部が元気に毎試合正捕手を務めていた時期と同じことが起きる。
そう、他の捕手がまるで出番が無い。
出ても途中交代の守備だけ。打席に立つ機会はレアケース中のレアケースになる。
今日の試合前まで小林8打席、岸田7打席、山瀬も7打席。対して大城は241打席。気付けば途方もない差が出来た。
大城を阿部に準えるなら、他の捕手たちが鶴岡やカトケンや實松のように見える構図が出来上がっていた。

こうなると、こっちの見る目も少し変わってしまう。
今日岸田が打席に立ったとき、ちょっとコミカルな空気が流れ、「あぁ、岸田ね・・・」と思ったことは否定しない。

でもさ、思い返してみると鶴もカトケンもサネもみんな「そこそこ打てたよなあ」って印象なんだよな。出番が少ないからこそ活躍もより一層強く記憶に残るバイアスがかかってるけど、みんなそれなりに「打てる捕手」だった気がするよ。いや、あえて彼らの通算成績とかは確認しないで書いてるけども。

岸田もそのラインには乗ったかな。
小林がまるでダメな分いい比較にもなって、「あれ?岸田ってまあまあ打てる?」って空気もできてきたんじゃないかな。

捕手3人制ってのはベンチに1人残しておけばそれでいい訳ですよ。有事を想定しても小林が残ってればどうにかなる。にも関わらずこれまで岸田や山瀬の出番が少なかったのは、あまり打つ方でも期待されていなかったことの裏返し。それも今日で少し潮目が変わるかな。いや変わりますように。

さあ、幸先よく虎狩りできたけどまあまだ焦らないように。喜ぶのも悲しむのも早すぎるよ。ペナントレースってながーいから。ね?







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雨で試合が中止になってしまったので箸休めに野球コラムを。

先週、話題のWBC映画を見てきた。
WBC絡みの特番は山ほどあった気がするけれど、それでも初めて見る映像ばかりだったし、映画レビューサイトで軒並み高評価なのが示すようにとても感動的な映画だった。

それを見ながら、観戦した韓国戦のことを思い出した。

試合前のバッティング練習。
まあ、いまだかつてあれほど注目を集めたバッティング練習があったのだろうか。大谷くんが打席に入ると一斉に降り注ぐフラッシュの雨、一球ごとにどよめく観客。そして、その期待を裏切らずバズーカのような打球を次々スタンドにぶち込む大谷くん。
真剣勝負の試合とは少し毛色が異なり、あの時間はなんというかエンタメ色100%の時間だったように思う。


ライトスタンド中段で見ていた管理人は、自分のところに飛んできそうな大谷くんの打球にビビりながら、誰かNPBの打者でこの規格外のメジャーリーガーに対抗できる選手はいないもんだろうかと内心少しもやもやしていた。

・・・いた。
それが他でもない「Y容疑者」こと山川だった。
大谷くんの打球は、スタンドめがけて一直線に飛んでくるライナー。
それと比べて山川の打球は一度空高く舞い上がる。一瞬の静止の後、弧を描いてスタンドに吸い込まれる大きな大きな放物線。
管理人のいたライト側からはレフトへ飛んだ弾道がよく見える。今もハッキリ目に焼き付いている本当に美しく豪快なアーチだった。それをいとも簡単に何球も何球も打ち込んでいた。

侍ジャパンにはこの二人だけじゃなく、知っての通り、村上くん岡本 牧ほか日本を代表するスラッガーがズラリいた。でも、彼らの打球と比べても、大谷くんのバズーカと山川の放物線は明らかに別格だった。プロの中で突出しているんじゃなく、日本を代表するトッププロの中でそれでも頭一つ抜けてた。

その稀代のホームランアーティストはこのまま闇に埋もれていくのだろうか。
自業自得に違いない話に同情する気は微塵もないし、特別に彼が好きな訳でもない。むしろこういう色の選手は嫌いなくらいだ。
それでも、あれだけの夢を見せられる天賦の才が失われるのは惜しい。今はこの表現に留めておくけど、あの放物線が失われるのはとてつもなく惜しい。









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「月に向かって打て」

とは、かの有名な大杉さんの言葉。いや、そうではなく大杉さんがコーチから言われた言葉らしい。

もちろん打球が月に届くことなんかない。んなこたぁわかってる。
でも、月は無理でも新幹線くらいならいけるんじゃね?と思ってしまった岡本の大アーチ。

うん、もちろんそれも現実には無理だよ。そんなことは百も承知。百も二百も承知だけど、なんだかそんな妄想に近い夢を見られるホームランだった。
タイミングよく山陽新幹線がレフトスタンドの後ろを通って、なんだかもう本当に新幹線に打球がぶち当たることもあるような気がしてしまった。

スローで見たらスイングがまたすごい。
いいときの岡本はだいたいこうだけど、バットの重さと遠心力を最大限に利用して、「ブオオン!」と空気を切り裂く音が聞こえてきそうなフルスイング。こういうスイングができるのは、管理人の知る限り岡本と浅村だけだ。

これだけとんでもない打球をぶっ放してたら、そりゃあ相手も腰が引ける。
ジャイアンツには岡本以外にも強打者がいるけれど、岡本だけが明らかに恐れられて、打席内でも露骨に勝負を避けられることが増えてきた。
うん、この岡本だけ頭一つ抜けてレベルが違う感じはとてもいい。超一流選手って必ずこういう時があるから。その高みに達してきた感があるよ。

明日は、明日こそは新幹線にぶち当てよう。
月は無理でも新幹線に向かって打て。






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世の中甘くないなあ、そう簡単にはいかないなあ。ということだけが深々と胸に刻まれる結果になった交流戦。まあ、こんなもんですよ。それでもトータルで見たら十分にいい結果なんだからプラスに捉えよう。

さて、昨日はちょっと訳あって試合を見られた管理人。
優勝がかかる大一番だったし、それよりもなんたって智之が投げる日なのでしっかりと見た。

ちゃんと修正してきたな。それが感想。
不用意な一発で敗戦投手にはなったけど、正直あまり責める気にはならない。むしろ責めたいのはあのバント失敗の方だ。

前回はコントロールに苦しんだ。常にボール先行の苦しい内容で、2ストライクまで追い込んでもそこからボールボールでどんどん球数が嵩む。もう明らかに調子が悪いであろうことは見なくとも察した。

そこから比べると数段のランクアップ。狙ったところにしっかり制球できてたし、ストレートじゃなく変化球をピタッピタッと投げられていたのが大きい。前週よりはだいぶしっくりくる感じがあったんじゃないだろうか。

配球割合を見ればもうほとんど変化球投手の領域で、ストレートは数も少ないしスピードも物足りない。

だけど悪くない。全然悪くない。数年前にモデルチェンジしようと足掻いていた頃に意図していたスタイル、目指していた姿はこういうイメージだったんじゃないかと思った。だって、もともと菅野智之最大の武器ってスライダーでも球速でもなく制球力なんだもの。それはしっかり戻ってた。投げ方を見失うくらいの深刻な状況からしたらだいぶ良くなった。率直なところ、管理人はこの変貌を好意的に解釈した。

あとはここから出力が上がるかどうか。
気候が暑くなってくるこれからにおいて、若い頃とは違う自分の体とどう付き合うか。どう騙し騙し力に変えていくか。相手をねじ伏せる圧巻のピッチングはできなくても、それで終わらないのが巨人のエース。次回、すごく楽しみだ。



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なんだかもう笑ってしまった。
喜ぶよりも先に笑いが出た。だってまるでマンガなんだもの。

笑いながら思い出した。
強い時のジャイアンツはこうだった。07~09年、12年~14年、二度の三連覇を成し遂げた頃の原巨人はこういう試合運びがお手の物だった。

とにかくホームランが出る。驚くほど簡単に出る。
あまりにも劇的に出るから、東京ドームが狭いんじゃないか、ホームランが出やすいんじゃないか、とそれまでに無かった観点が登場してきたんだもの。

あの頃みたいな試合だった。
岡本先制、翔さん中押し、そして坂本がサヨナラ。打つべき人がみんな打った3ホームラン。
楽天さんも2ホームランで、計1試合5ホームラン。うん、これが東京ドームの野球だったよね。近年じゃ神宮やハマスタの方がホームランが出るようになってなんだかぼやけたけど、ジャイアンツとは「ホームランの出やすい球場をホームにして長距離打者がその地の利を活かして勝つチーム」だった。思い出したよ。

さあ、交流戦の優勝マジックは2か。
それを意識しているうちに気付けばセリーグ上位とのゲーム差も詰まってきた。
この流れを逃すな。間違いなく近年で今が一番強いから、このビッグウェーブに乗って勝てるときに勝てるだけ勝っておけ。
さあさあさあ、明日の夜はジャイアンツファンみんなが美酒に酔おう。



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