あぁ、いい日だ。悲願が叶った。
管理人が緊張したってしょうがないんだけど、とても座ってテレビを見る気にはなれず、ほとんど最初から最後まで立って観戦した。
本当によかった。この日がくるのを信じて待ってた。
管理人は日本が大好きだ。野球が大好きだ。その愛してやまない日本の野球は、信じた通り世界一だった。
今日の試合のポイントでもあり、大会全般を通じた中でも光って見えたのは日本の圧倒的な投手力。
日本人野手はMLBに行ってもほとんど通用しない。筒香みたいになるのも珍しくないし、日本で敵なしだった誠也も海の向こうじゃ並の野手になった。
その反面、投手は言葉は悪いけどたいしたことない選手がそこそこ通用する。たいしたことないと言った手前実名は挙げないけど、古今東西NPBでエースでもクローザーでもなかったレベルのピッチャーが何年もメジャーでやれたりしてる。
つまり、日本の投手力は頭抜けて優秀なんだよ。
それをハッキリ証明できた。具体的にはコントロールの良さ。フォアボール連発で自滅するようなピッチャーはいないし、ストライクが取れずにあたふたするような場面もない。出したフォアボールはコーナーを突いて惜しくも僅かに外れたものがほとんどだったもの。
ここに大きな差があったし、これが世界を制した原動力。「日本の野球が世界一だ」と言って反論してくるアメリカ人も、日本の投手力が世界一なのは認めざるを得ないだろう。
今日投げたNPB組、今永-戸郷-髙橋宏-伊藤-大勢のリレーを見て心底惚れ惚れした。
全員が150キロ前後のスピードボールと、フォークでもスライダーでも空振りの獲れるウイニングショットを持ち、それをしっかり制球して投げられる。「どうだ?NPBってこんなにレベル高いんだぞ」と世界に示せた気がする。
また世界一の称号を取り戻せた。
オリンピックやプレミア12と違って、他国もベストメンバーできたんだから誰にも文句は言わせない。日本の野球ファン全てが、日本の野球は世界一だと胸を張って誇れる。そうだ、こうなるとNPBに来る外国人の意識も変わるし、レベルの高い選手が来ることも増えるかな。
東京ドームのグッズ大行列とか、このテレビ離れの時代に40%超え連発の視聴率とか、なんだか普段から野球に慣れ親しんでいるファンほど困惑してしまうようだった侍ジャパン狂騒曲。
嵐のような一ヶ月間で、特に開幕してからの二週間は突如巻き起こった野球ブームに驚き、狐につままれているような思いさえした。
本当に楽しかった。韓国戦で参加できたのも幸せだった。このチームが終わってしまうのは名残惜しいけど、最高の結果で最高の思い出をいくつも残して華々しく終わってくれた。くさい表現だけど、こういうのを夢を見せてもらったって言うんだろうな。
ありがとうありがとう。栗山さん始め、選手コーチスタッフ、この最高のチームに関わった全ての人にありがとう。
そして、久々に野球を見た人たち。どうだ?野球っておもしろいだろう?今日ホームランを打った岡本と無失点に抑えた戸郷、大勢は同じチームにいるんだぞ。ファンになるなら今のうちだよ
皆様、新年おめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
管理人はうさぎ年なので年男です。
今年こそいい一年になるようにと思いながらも、宗教が大嫌いなので初詣にすら行かず、実家にも帰省せずただただ家で飲みながら過ごす正月です。
今年こそジャイアンツは覇権を奪回できるのでしょうか。
ジャイアンツにとって「真の勝ち」とは、リーグ優勝なんかじゃなく日本一のことです。
リーグ優勝ならほんの3年前の話ですが、いざ日本一となると2012年、実に11年も遡ります。
チームが弱くなると必然的に露出も減り、去年一昨年あたりは話題性ですら他チームの後塵を拝したジャイアンツ。これじゃあまりにも寂しい。
ヒーローじゃなくとも、ヒールであったとしても球界の真ん中にいるべきなのがジャイアンツです。勝つことだけじゃなく今年はその立ち位置を奪回したい。管理人はそう願います。
そして、今年はそれよりも先に奪回すべきものが。
『日本の野球が世界一』
それありきで、その真ん中にジャイアンツ。
うん、楽しい一年になりそうだな。
12球団しかないのに4球団も監督が代わるなんてすごい世界だよなあ。
そして、ミスター重婚こと尚広はしれっと戻ってくるのか。あんまり叩かれてないのが意外だけど、言ってみれば2019年のCS前に逃げるように出て行って、今更どのツラ下げて帰ってくるんだって話だ。あれか?あらかじめ決まってた3年間の謹慎みたいなもんか?
そんな賑やかな中で本題だけども、遂に桜井が切られた。
驚きや憤りという思いよりは、まあ仕方ないかと感じてしまう。ドラフト1位入団だから我慢してここまで置いてもらえたって感じに近いよな。
16年 1試合 8.31
17年 19試合 5.67
18年 登板なし
19年 29試合 4.32
20年 24試合 4.95
21年 29試合 5.40
22年 8試合 14.04
上記は言わずもがな、年別の登板数と防御率。
ある意味安定しているというか、先発の一角を担った19年でさえこんなもんだし、役割が先発だろうが中継ぎだろうが敗戦処理だろうが押しなべて同じラインでまとまってる。アベレージで防御率5点前後のピッチャーなんだから、クビになったとてそりゃあやっぱり同情はできない。
桜井を語るときに避けて通れないのが「真ん中」。
ここぞの勝負どころでまさかのど真ん中に投げ込み、それを痛打される場面をいったい何度見たことか。
それは取りも直さず、彼のコントロールが悪いことに起因する。制球が安定せずボール先行の苦しいピッチングになることが多く、ストライクを取りに行くとそれが真ん中に集まる。それもストレートじゃなく変化球が吸い寄せられるように真ん中に行く。クソボールか真ん中みたいな粗削りにもほどがあるピッチャーで、最後までそれは改善されなかったように思う。
さすが曲がりなりにもドラ1だけあって、時折ものすごく輝く日もあった。
150キロに迫るストレートを殺し屋みたいな顔つきで投げる上、いわゆる投げっぷりの良さもあって「準セットアッパー」みたいな扱いになり、短期間でホールドを稼いだ時期もあったはず。
でもそれが続かなかった。
今の平内にも通じるものがあるけど、いい目が出るか悪い目が出るか本当にガチャみたいな状態で、ハズレを引くと上記の通り被弾して帰ってくるもんだから使うのに勇気が要る選手だった。
7年の在籍期間なのに、繰り返すけどドラ1入団なのに、背番号も21→36→35と3つも変わった。ドラ1だから7年間いられた反面、不遇な目にも遭い屈辱的な経験もしてきたことは想像に難くない。
桜井、元気で。
2019年、楽天戦で見せてくれた雄姿は忘れない。あれは本当に感動したし、あまりに鮮烈で管理人はいつまでもあのときの幻影を見ていたのかもしれない。
決して成功した選手じゃないけど、ジャイアンツで1シーズンに8勝したことは十分に胸を張っていい。あの年のリーグ優勝には少なからず貢献してくれたし、あの頃は「ジャイアンツのドラフト1位」に恥じない姿も何度か見せてもらえた。ありがとう。そしてお疲れ様でした。
悔しいね。
強がってもしょうがないから素直に言うけど悔しいね。
ジャイアンツファンはプレーオフの無い秋に慣れてないし、管理人としても来週末久々にハマスタへ行く用意もあったから尚更に。
でも、まあこれでいいのかなとも思う。
CSに出ると3位であることだけがクローズアップされて、借金生活であること、優勝には遠く及ばなかったことがぼやける。事実、去年がそうだった。
負けたことをしっかりと受け止めるにはこの方がいい。
4位、Bクラス、クライマックスに出られない秋。ハッキリと「敗北」の烙印を押された方が来年に向けてプラスになるよ。
ゲームセット後、ベンチで苦虫を嚙み潰したような顔をしてた坂本と中田。なかなか立ち上がろうとしなかった選手たち。この画が見られたから、なんとなく管理人の中では納得できた。そう、その気持ちを忘れるな。うれしいことより悔しいことの方が自分を奮い立たせる力になるんだから。
それにさ、最後のイニングで投げたのが高梨と大勢くん。打席に立ったのが坂本、丸、中田、岡本。
今年のジャイアンツを代表するリリーバーが投げて、THE・主軸OFジャイアンツが打って負けた。何かを象徴するようでストーンと腑に落ちるものがあったし、これを出し尽くして負けたんだからしょうがないよ。
この屈辱をスルーしない。
都合よく過ぎたこととして見て見ぬフリをしない。
負けたんだ、Bクラスなんだ、借金なんだ、それを逃げずに正面から受け止める。
特に岡本。ゲームセットになったのが岡本のダブルプレーだったのはきっと偶然じゃない。野球の神様っているんだよ。今年のことを忘れるんじゃなく、しっかりとしっかりと脳裏に刻め。逃げるんじゃなく修羅の道を歩め。おまえは大山なんかじゃなく村上くんと比べられるべき存在なんだから。
そして、今年もお付き合いいただいた読者の皆さんもお疲れ様でした。
特にあにーす☆さん、いつもいつもありがとうございます。
管理人が意図するブログは、「数年後に読み返しても堪え得るもの」。試合の中身だけにフューチャーして「あぁ、今のスイングよかった」とか「いやここはスライダーでいくべきだった」とかツイッターで呟いても、数年後どころか翌日であっても見るに堪えないものになります。
ある程度にコラム色を入れ、試合の中身と選手の個性を混ぜ合わせて読み物として仕上げたい。そう思って管理人は記事を書いてます。
できたぞ、どんなもんだと自画自賛できる日もあり、数日後に記事ごと削除したくなることもあり、これからも日々精進です。
ストーブリーグがどこよりも熱いチームなのでこれからも移籍だ引退だの度に記事は書きますが、今年の戦いについては今日で一区切りになります。皆さん、今年一年大変お疲れ様でした。そしてご愛顧ありがとうございました。