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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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驚かれる方もいるだろうが、つい先日14日に管理人は救急車に乗った。
その前日からひどい腰痛に苦しんでいたのだが、痛みで一睡も出来ず、遂には自力で立ち上がることさえ困難になり119番要請をした。

痛みにもがき苦しみながら病院に運ばれ、レントゲンだけでなくCTも撮ったのだけど明確な原因はわからず。ヘルニアとかはたまた骨折とかしっかりとした病名がわかればまだしも、それが判然としないものだから対症療法で痛みを抑えるしかない。注射を腰に打ち、薬を飲み湿布を貼り、それが功を奏したのか徐々に痛みが和らいできた。
日常生活もままならないもんだから今週は仕事も休みがちだったけど、どうにかこうにか昨日一昨日くらいから普通に過ごせるようになってきた。

・・・前置きが長くなった。
腰痛はつらい。かなりしんどい。
去年、腰痛で苦しんだ選手といえば菅野と尚輝。彼らの気持ちがよくわかったよ。特に尚輝なんかは延々とリハビリをしてることに責めるような感情を持っていたけれど、いざ自分がそうなってみてしみじみ思った。人間ってのはほとんど全ての動作に腰の筋肉、関節を使っているし、その腰に爆弾があると普通のことすらままならなくなる。よーくわかったよ。

そのいわば「腰痛明け」二人の活躍で開幕戦勝利。球団通算6,000勝達成。どんとはれ。

・・・で、済ませたらあんまりかw


なんというかね、感じたのは紙一重の運。ツキとかなんとかそういった言葉で表現されるような僅かな差。
いい当たりだけどヒットにならなかった。逆に、あまり当たりは良くなかったけどヒットになった。
いいピッチングをしたけど勝ちは付かなかった。その反対は、決して内容は良くなかったけど勝ち投手になった。
それがどっちに転がるかで大きく変わるものがある。だって、今日の試合の中身なんて明日にはほとんど忘れてるし、来週来月になればその99%を忘れてる。そこに残っているのがヒットや打点、勝ち星といった形に残るものか、はたまたただの名誉の記憶なのかは全然違うよね。

中島に求められているのは結果。過程はどうあれ、どんなに泥臭い形であれ結果がほしくてほしくてたまらないはず。
そこに早々に出た2安打1打点。
菅野もそれに遠からず。7回表までは「内容は悪くないけど勝てなかったか・・・」とみんな思ったはず。なぜなら、そういう姿をあまりにも何度も何度も見てきたから。
意外と言ってはなんだけど、ポンと転がり込んできた1勝目。

内容に大きな差がある訳じゃないけれど、結果は180度近く違い天と地ほどの差がある。
ほら、わかりやすく言えば今日結果に恵まれなかったのは西だよ。打っても投げても大活躍だったのに、一人で試合を支配していたのに結果だけが伴わなかった。
そのいわば「結果の女神」が微笑んでくれた2020年ジャイアンツ。これは思っているよりもいい滑り出しかもね。
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気持ちをどこに向ければいいのかわからない。

いや、そもそもこれがどういう気持ちなのか自分でもよくわかっていない。やりきれない思いなことだけはわかっているけども。

昼過ぎからこの情報が出て、3時くらいからどうやら一人じゃなく二人らしいとの話になって、さていったい誰かと気にしていたら、夕方テレビのニュース速報で名前が出て「うわあぁっ!?」と叫んだ。

よりによって、一番目立つヤツを含むガチの主力二人かよ。
特に坂本の代わりはいないから、こんなんなら開幕再延期とかしてもらった方が・・・、とか言い出すと他ファンの皆さんに怒られるわな。

で、なんだろなあ。
今回はジャイアンツの選手だった訳だけど、これが起きる度に中断して直前の試合に出てた選手を検査とかしてたら、そりゃもう絶対に120試合とか無理だぞ。
かといって怪我みたいに割り切って切り捨てるのもそれはそれで違うから、どうにもこうにも気持ちを持っていく先がない。気まずい顔をして腕組みして黙るしかない。

そして、これだけはハッキリしてる。
坂本も大城もお大事に。
たぶん症状はたいしたことないんだろうけど、静養して早く治してな。特に坂本はインフルといい今年はいったいどうなってんだ。とにかく無理せんとお大事に。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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いろんな感情はある。

まだまだ問題はある。

始まれば、おそらくそれらはもっと強く思うことになる。

だけど、今年はそれらを度外視しよう。
いつもならば噛み付くこともグッと胸の内に抑えよう。
日程がどうとか、球場がどうとか、今年はもうそんなことを言っても仕方ない。

やっと始まる。
それだけで十分だ。ね?

待ってたよ。
誰も経験したことのないメチャクチャなシーズンになるだろうけど、優勝したとて周囲から必ずケチがつくシーズンになるだろうけど、それでも野球がないより100倍いい。




巨人ファンは野球が好き。

アンチ巨人も野球は好き。


つまり、このブログに来てくれる人はみんな野球が好き。


・・・みんな、また遊ぼうな(・∀・)。
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予想はしてたけどまたも開幕延期。
4月10日の目論見は崩れ、どうやら本命視されているのは4月24日。

・・・長いね。ちょうど1ヶ月先だもんね。
これだと今の無観客練習試合とか一旦やめて、各球団でミニキャンプでもして調整し直した方がいいよ。3月20日の開幕に合わせて上げてきた状態を、何のモチベーションもなく1ヶ月維持とか無理だもの。4月半ばくらいから練習試合を再開する前提で一旦取り止めた方がいい。

ただ、4月24日はかなり100%に近い確率で開幕すると思う。
なぜならもうその数日後にはゴールデンウイークだもの。例年どの球場も満員になる時期に試合ができないとなったら、そりゃもう興行としては終わり。既に自粛疲れも言われ始めてる中、あと1ヶ月先となればそらもう多少のことは目を瞑って強行しますよ。いつかも書いたけど、球場で働く人、納入する弁当を作る会社みたいなその周辺の人なんかは死活問題な訳だしさ。

あと1ヶ月。長いけどゴールはハッキリ見えた気がする。
その日まで不調やケガの選手はこれ幸いと調整して、逆になかじませんしゅみたいに好調できてた選手は少し休んで、ファンも一旦仕切り直し。
カウントダウン31。指折り数えてその日を。

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開幕延期決定。

仕方がない。世の中が未曽有の大パニックで、現代人が経験したことのないような状況下だからこれはもう仕方ない。開幕チケットが手元にある管理人としては、指折り数えてその日を待つような思いもあったけど、ハッキリ言ってそんな状況じゃないもんな。

どうなるんだこの先は。
いったいいつまで自粛すればいいんだろうか。巨大市場のプロスポーツを止めてしまってるし、大型のイベントも全部中止。挙句の果てには花見も自粛要請とか、もう戒厳令下のような超異常事態。
株価大暴落が示すようにこれから倒産する会社がバンバン出てくるし、管理人のよく行く街にも感染者が出たり、月に1~2度会社に出入りする取引先が入っているビル内でも感染者が出たようでしばらくは郵送でのやり取りになった。間違いなく深刻な大不況が待ち構えてるし、テレビの中のことじゃなくウイルスはもうすぐそこまで来ている。

なんというか、自粛ばかりじゃ経済が沈む一方だからいいところで見切りを付けて前に進もうぜという思いと、感染に怯え恐れおののく相反する気持ちが共存している。そんな心境。

春は来る?ホントに来る?いつ来る?
明けない夜も止まない雨もあるんじゃないかと思い始めた今日この頃、皆さんも十分十分ご自愛ください。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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またまた宮崎特派員もぐさんから届いたキャンプレポ。またまた撮って出しにてご紹介。





キャンプ、オープン戦はいろんな見方、楽しみ方があるけど、今年復活を期す選手、崖っぷちの選手に注目するのも一つの手。



それは前回取り上げた鍬原であり、上の尚輝でありなかじませんしゅであり。
特に後者は記録的な大幅減俸を経てのシーズン。今年ダメなら森福と同じ道が待っている。
素人意見だけど、中島はフェンスオーバーの快感を捨てて、センターから右打ちに特化すればまだ可能性はあると思う。



明後日から一軍は沖縄へ。
今年はあまりに暖冬で錯覚するけれど、開幕まではまだ1ヶ月以上ある。みんな、焦らず仕上げてクレメンス。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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という訳で午前中に引き続き、『宮崎のおばちゃん』こともぐさんプレゼンツのキャンプレポ。早くも行われた紅白戦の模様。


 

一軍VS二軍なんて銘打ってたけどそんなことは誰も思ってなくて、実質的には一軍半~二軍の混合戦。少しでも目立って、少しでも結果を出して一軍に這い上がらんとするプレゼンテーションの舞台。



現段階で気になるヤツがいるとすれば鍬原かなあ。
ご存知の通り、崖っぷちのサイドスロー転向。彼の場合、中学まではサイドだったらしいけど、プロの世界においてサイドスロー転向ってのは一つのフラグ。上手くいった例より、それでも結果が出なくてその数年後にユニフォームを脱ぐ破目になった例の方がずっとずっと多い。
茨の道だろうけど、頑張れ頑張れ鍬原。今年一年気にして見てるからな。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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今年もマイフレンド『宮崎のおばちゃん』こともぐさんから届いたキャンプ情報。
おばちゃんはご存知の通り亀井ギャルなので、多くの坂本ギャルに交じりS班を見学している模様。そう、過去形でなく今現在も見学中。これはある意味ツイッターやインスタにも負けないリアルタイム速報である。



特別扱いのS班に坂本丸がいるのはいい。去年の実績と年齢を兼ね合わせて亀井さんがいるのも文句ない。しかし、なぜに炭谷なんだとは誰しもが思うところ。まあ頑張ってほしいとは思ってますけども。

今日はこれから紅白戦。
夜にはその続報もある(かも)よ。おばちゃん、よろしく。

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復旧・・・。
ようやく復旧。本ブログ運営元の忍者ブログさんが大規模な不具合を起こし、更新はおろか数日前までは閲覧すらできない状況だった。それが今日ようやく復旧。何日かかったんだ?2週間近かったんではなかろうか。

その間にキャンプイン。
今年もまた始まった。
よそと比べてどうかはわからない。それを語るにはまだ早すぎる。
だけど、単純に去年と比べて戦力ダウンの感は否めない。ローテーションは足りてないし、陽にファーストをやらせるとか訳の分からないことをやってる時点でだいぶ先行きは怪しい。

でも、これが楽しいんだよな。
今年はどうなるか、期待を込めて予想して、あれやこれや考えるのがすごく楽しい。
また長い長い戦いの日々が始まる。その直前のワクワク感は何物にも代え難い。勝っても負けても共に歩む、だって「NO GIANTS NO LIFE」だもの。

 
 
そんな管理人でも「うーむ・・・」と唸ってしまった今年の橙魂ユニ。
なんだこの袖はw
このシリーズも2012年からだからもう8年目。デザイン的にネタが尽きてるのはわかるけど、なんなんだこのセンスの無さは。無理に変えずとも、アディダスの頃のデザインをアーマーで作ればええやんとか思ったりもするけれど権利的にそうもいかないのかな。

まあ、そんなこんなで巨人ファンの皆々様、今年もよろしくお願いします。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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今日は一つのエポックメイキング。

新しい時代が来たような来ていないような。だけど、少なくとも風向きは変わったかな。
今日という日には、後々大きな意味があるような気がしてならない。それは決してマイナスな意味じゃなく。

まず、大地が来ないことが決まった。
・・・これは良かった。いや、負け惜しみでもなんでもなく。

ロッテにとって大地は特別な選手。サブローと福浦の後を受け、千葉のファンから特別な期待を受ける唯一のスペシャルワン。マリンで大地が打席に入るときの歓声を聞いたことがある人ならわかる。鈴木大地とは他とは一段違う特別な選手。
・・・それを引き継いで、サードにせよファーストにせよ、はたまたセカンドにせよレギュラーを約束できない状況は重い。ただただ黒くて重い。ずっとずっとそれが気になってた。来てくれても期待に応えられないんじゃないかと思ってた。飼い殺しにして潰すんじゃないかと心配してた。
 管理人は少なからず大地が好きなのでこの結果は納得してる。今年、井口みたいな三流監督に嫌われていかに不遇な目に遭ってきたかも知ってるから、これはこれで良かった。人的も獲られない訳だしさ。
 
そしてそして、「はぁ・・・?」という日本中の醒めた声を背に受け旅立つどすこい。

・・・いや、別にいいんだよ。何も思うとこはない。
だけど、プレミアの内容を見て心配する気持ちと、「FAで来て不祥事起こして、挙句3年でポスティングとか気でも狂ってんのかおまえ?」って気持ちと両方あるけど、いずれどうでもいい。どれだけ勝っても脇役の域を抜けられないのがどすこい。最後までそんな感じだ。

ハッキリ言うけど、今年15勝してようが、巨人ファンにどすこいファンなどいない。
いるとすれば元々ベイスのファン。それは断じて巨人ファンじゃない。
申し訳ないけど、今年17回巨人戦を観戦してスタンドを見回した管理人の偽らざる感想。
だから、まあ元気で頑張ってとしか言えない。戦力が減るのは事実だし痛いところだけど、まあそれはそれでこれから考えりゃいいさ。
 
来ないヤツも、出て行くヤツも同等。
それが悪いだなんて言えないし、価値観は人それぞれ。むしろ、美馬と大地は正しい選択をしたとさえ思う。
「巨人に来ない」
「巨人から出ていく」
今までなかなか無かったことが立て続けに起きた。これは巨人の凋落じゃなく時代の変化だよ。そして決して悪い変化じゃない。管理人はむしろ今日を記念すべき日だと思う。
 
だけど、YGマークは野球をする者にとって特別。これもまた事実。
重い重い十字架を背負って、一番風当たりの強いところで戦い自分を鍛えるのもまた一つの途。坂本や菅野がそうであるように。
変わるもの変わらないもの。2020年のジャイアンツに栄光の光あれ。
 

 

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マシソンにサヨナラを言わなきゃいけなくなった今、彼をどの角度から語ろうかとあれこれ考えた。

人格者。謙虚な姿勢。日本野球に対する敬意。ジャイアンツ愛。
マシソンが悪く言われているのをまるで聞いたことがないし、彼がいかに素晴らしい人間であるかは巨人ファンなら誰もが知るところ。

だから少し視点を変えよう。
マウンド上のマシソンは鬼だった。彼の趣味である狩りのように、獲物を狙うハンターの目をして投げるピッチャーだった。

ピッチャーを見るときに、逃げ腰のフォアボールを出すことが一番頭にくる。これは同意していただける読者の方も多いんじゃなかろうか。
マシソンのフォアボールは、それ全て単純にコントロールが悪いことで出したフォアボール。打たれることを恐れてアウトコース一辺倒になったり、すくみ上ってストライクゾーンに投げられなくなって出したものじゃない。
常に攻める気持ちを忘れず、逃げずに全力で投げ込みどんなときでも真っ向勝負がマシソンのピッチングだった。

マシソンといえばストレート。
彼の変化球はスライダーにせよフォークにせよ、ストレートとの緩急差を付けるチェンジアップ的な役割に過ぎない。
何よりも重要なのはストレートで、ストレートがいい日は抑えられるし、球が走ってない日はどうにもならなかった。リリーフピッチャーは多かれ少なかれそういう傾向にあるけれど、マシソンは特にそれが顕著でストレートの調子だけで全てを判断できるピッチャーだった。

160キロに迫る豪速球でガンガン押していく姿には、「人格者」よりもバッターを仕留める「ハンター」の呼び名が似合う。
そして、このパワーピッチングを8年間421試合も続けられたことにも価値がある。瞬間的な爆発力に優れたハンターは、頑丈で持久力も持ち合わせた真の鉄人だった。

さらば愛すべきハンター。
1年でいなくなる外国人選手に慣れっこの巨人ファンにとって、8年間にも渡り第一線の活躍を見せてくれたことは驚きだったし、どれだけ感謝してもし足りない。マシソン、ありがとう。
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力の差はあった。すごく感じた。
だから、この結果はある意味当然の帰結。これをここで終わりにしないで、来年以降に活かせるよう自らの糧にしないと。

そう考えたときに、ソフバンさんの胴上げをベンチに残って見つめたのが亀井さんただ一人だけだったのは残念。敢闘選手賞が示すように、一番気を吐いたのも亀井さん。気持ちの面でも結果の面でも、来年38歳になるベテランが一番目立ってるようじゃいけない。いや、亀井さんは素晴らしいし何の非も無いのだけど。あまりにも周りがだらしない。

現実を受け止めろ。悔しい気持ちをしっかり胸に刻め。
目の前で胴上げを見せ付けられるのは屈辱以外の何物でもないのだけど、それをされる機会すら無いヤツも山ほどいるんだよ。そういうせっかくのチャンスを活かせる人間だから亀井さんはジャイアンツに15年もいられたし、今日すごすごと逃げたヤツの中で15年プロで戦えるヤツが何人いるだろう?極論すればそういうことだよ。

今年のチームはまだ階段を上がっている途中。
4年も優勝できなかったことで、「リーグ優勝できれば御の字」みたいな気持ちがどこかにあった。
CSも阪神が出てきたからぼやけたけど、カープやベイスだったらどうなってたかわからなかったし、そこで負けても仕方なしとするような空気まであったと思う。ソフバンさんみたいに本当に強いチームに当たったときには、まだ成す術が無かったというのが偽らざるところ。

でも、ここからですよ。
今シーズンは今日で終わったけど、もう既に2020年のジャイアンツがスタートしてる。そこには悲しい別れもあるしそれはそれでまた別の機会に書くけど、もう来年の戦いは始まってる。
07年はペナントを制したけどCSで惨敗した。08年はペナントもCSも制したけど日本シリーズで負けた。その経験を糧として09年に日本一になった。
一朝一夕どころか一年単位ですらなく、もっと長期のスパンでチームを作るということも現実にはある訳ですよ。ね?

今年はその第一歩。
来年、再来年チームはもっともっと強くなり、バトンは原から阿部に受け継がれる。
今年ここまで来れたことを喜び、来年に宿題が残ったことをむしろ幸せに思えばいい。まだまだ上がり目があって、目標とすべきものがあるんだもの。
ソフバンさんおめでとうございます。また、阿部さんを胴上げしてくれてありがとうございます。
ジャイアンツの皆さん、ファンの皆さん、一年間お疲れ様でした。今年が3度目の3連覇の1年目です。ここから更に高みに昇っていくチームを来年も応援しましょう。

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人間、勢いに乗っているときはイケイケでいける。
でもその勢いが止まり、自分に逆風が吹いてきたときにそれを跳ね除けられるか、踏み止まれるどうかは経験によるところが大きい。

ルーキーにはちょっと荷が重かったかなぁ。
それが今日の一番の感想。

高橋は前に酷評した通り、気の弱さが顔や態度に出るタイプ。この大事な試合を背負うにはちょっと心許ないというか、まだまだ頼りない。今日も甘いところに投げたのを痛打されて以降、ビビりながらおそるおそる投げてるように見えたもんね。
戸郷は論外。シーズン終盤に頭角を現してここまでスイスイできたから、もしかしたら今日が初の挫折だったかもしれない。そしてこれは少し長引く心の傷になるかもな。
不運もあったけど、力んで引っ掛かった押し出しフォアボールはいただけないし、流れに抗うこともできずただ淡々と呑み込まれていったのは真摯に受け止めないと。気の毒だけど、日本シリーズで投げるにはまだ不適格、役不足だったってことだ。

そして、このルーキーたちに頼らざるを得なかったのが今の台所事情。じゃあ代わりがいたのかと言われれば誰もいないもの。特に中継ぎ陣を比較すると、ジャイアンツとホークスじゃ一段も二段もレベルが違う。この一年の最終盤にきて、今年は中継ぎ難で始まったシーズンだったことを思い出したわ。そうだよな、忘れてたというか見て見ぬフリをしてたけど、ジャイアンツってブルペン弱いもんな。

もう崖っぷちの徳俵。
丸や岡本も気になるけど、坂本が打たないと始まらない。なんだかんだ一番の中心選手は坂本。坂本が打てば流れも空気も変わる。
そして、この状況で手負いのエースに出番がきた。ジャイアンツとは坂本のチームであり菅野のチーム。図らずもこの最後の最後でそれが試されることになった。
終わるのか、意地が見られるのか。見せろGIANTS PRIDE!

Let's GO GIANTS m9(`・ω・´)!
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ジャイアンツのサードには穴がある。

ソフバンさんのファンを始めパリーグファンの方はなかなかご存知ないことだろうと思うので、この観点から触れてみようかな。今日の試合をこの切り口で書くヤツも他におらんだろうからなw
 
本来サードは岡本が守る。
ただ、チーム事情によってはファーストに回る日もある。今日がそうであったように。

順番に考える。
岡本がサードをやるときのファーストは誰か?
答えは大城か阿部さん。

大城は今日先発のベンツご指名のキャッチャー。
小林でもなく炭谷でもなく、シーズン中からベンツの先発試合は大城がマスクを被る。まあ今日の結果を見ればその相性も認めざるを得ない。

そして、阿部さんを使う選択肢が「DH」と「ファースト」の二択ならば後者を選ぶことはあり得ない。これはもう暗黙の了解。ここにきてケガされても困るしさ。

このように大城も阿部さんもファーストで出せないとなると、岡本をファーストに回すことになる。
となると、代わりのサードは今日みたいに若林か山本。
・・・これはねえ、打撃面でも守備面でも弱いんですよ。一段も二段も落ちてしまう。
若林も山本もセカンドで使うなら及第点だけど、強打者が守ることの多いサードとなると実に見劣りする。おまけに二人とも守備がさっぱりときてるから、今日みたいに勝負の分かれ目的なところでそれが露呈することもある。

今日がもし、福岡でなく9人制野球の東京ドームだったらどうだったろう?
必然的に阿部さんをファーストで出すことになり、サードは岡本だからあのエラーも起きなかったんじゃないかと思うんだよな。山本は若林に比べればマシな守備力だけど、初の日本シリーズで緊張してたんだろうし、この小粒な2選手をホットコーナーで起用せざるを得なくなってること自体がちょっと苦しいよな。原、江藤、小久保、小笠原、村田、マギー。強打が売りなのが巨人のサードだもの。ソフバンファンの方、試合見ててこのタイプがサードだとラクだなあって思ったでしょ?いや正直にどうぞ。絶対思ったよね?でしょ?

・DHがあるパリーグゲーム。
・大城がキャッチャーになるベンツ先発の試合。
なかなか起こり得ないこの2つの条件が重なって、この大事な日本シリーズでウィークポイントを初めから曝け出してるような布陣になった。今日のポイントはこれだと思いますよ。

まあ、まだまだひとヤマありますよ。
9回に向こうがバカをやらかしたおかげで打線も目覚めたし、東京ドームで9人制野球ならこっちのペースですよ。1つ勝ったら流れも空気も変わるから、ネガティブなこと言ってるヒマがあるなら福岡のファンを見習って応援しろ。

管理人は最後の最後まで応援し続ける。

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一見がっぷり四つに組んでるようでもジリッ、ジリリッと徐々に押され、最後はドドドッと押し出された感じ。

序盤から中盤はいい戦いをしてるようにも見えたけど、なんのことはないフォアボールでもらったランナーだけで全然ヒットは出てなかったもんな。
そういう流れの中で、相手が回の先頭に長打が出て持っていかれる。まあ負けるときのパターンといえばパターン。大きな声じゃ言えないけど、6回裏の牧原2ベースの時点でもう感じるところはあった。

代打長谷川を死に駒にして、かつそこで偽装スクイズ的なことまで仕掛けてこられたことに力量差を感じてしまうけど、向こうの方が強いのは前々からわかってたこと。今更焦ることもビビることもない。

どすこいで負けたのが痛いことは否定しないけど、福岡で2つ取れるなんて甘い見込みを立ててたヤツは誰もいないんだから、落ち着いて今日に切り替えりゃいいさ。
野手は早くヒット1本打って変な緊張感から抜けること。ピッチャーは敗戦処理でもマウンドに上がってこの場の空気に慣れること。落ち着いて戦えば何が起こるかわからんよ。

・・・それと、福岡の巨人ファンの皆さん、応援すごかったです。ありがとうございます!
数じゃ圧倒的に負けてるのに、まるでホーム球場かと思うような声量でした。古臭くて垢抜けないホークスの応援より全然良かったと思います。今日もよろしくお願いします!
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いろんなことを思ったのだけど、このタイミングで記事が出るってことは週刊誌に狙い撃ちされたなと。巡り巡って思うことはそれだな。

もともと悪い噂はある人だった。
裁判とかDVとかシャレにもならない醜聞が付いて回る人で、家族が来るのが通例の引退挨拶でも、この人のときは奥さんの姿も子供の姿もなかった。

でも、まあ言ってみればそれはそれ、これはこれ。
野球選手としての能力と人間性には何の関連もない。管理人は芸能人でもスポーツ選手でも、無能ないい人より有能なクズの方が100倍も1000倍も価値があると思ってる。

だから、せいぜい「愛しい奈々おはよーチュッ」と同程度の話な気もするのだけど、なんというかわざわざ結婚式風の写真まで撮ってることがみっともないし実にカッコ悪い。
離婚成立前にホントに結婚した気でいたほどバカではないだろうし、女にせがまれて嫌々撮ったんじゃないかという気もするけれど、その写真が流出したことがこうして自分の首を絞める結果になったのだから笑えない。
いずれ人前で働く者としては脇が甘かったわな。

この最悪のタイミングで辞めることになって、チームに尋常じゃない迷惑をかけた。この時点で尚広がジャイアンツの敷居を跨ぐことはもう二度となくなったんだと思う。
球界に戻れる可能性があるとしても、数年後にひっそりと、注目度の低いパリーグのそれも二軍コーチとかが関の山。陽の当たる道を歩けた輝かしい人生は今日で終わったんだろう。

そして思うのは、近年の不倫バッシングブームもひと段落し、いくらジャイアンツとはいえコーチの不倫問題ごときじゃさほどの話題にならないことが予想される中、この絶妙のタイミングで放り込んできた新潮さんの作戦勝ち。狙い撃ち的中ってことだよな。見事にやられた。

さらば尚広。茨の道が待ってるだろうけど、おまえならきっと走り抜けられるよ。元気でな。


 
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なんで戸郷なんだろう?なんで桜井じゃないんだろう?って予告先発発表後からずっと思ってた。


二番手で出てきた桜井の醜態を見て納得した。
忘れがちだけど、桜井9月以降ずっと悪いよな。ひどいと言ってもいいくらいのレベルで悪いよな。

岡本が大暴れしてくれた試合で劇的なハイライトもいくつもあったし、敗因を挙げる中でも中川の回跨ぎだったり違う箇所を指摘する人もいると思う。
でも管理人は桜井が非常に非常に気になった。なぜなら、桜井がこの調子じゃ先発要員から外さなきゃいけなくなるもの。ローテの頭数が一つ減る一大事だ。菅野もいない桜井もいないじゃ日本シリーズをどう戦うよ?



さて、久々の3日連続観戦で本当に燃え尽きた管理人。
いつもは帰宅しスポーツニュースを眺めながら記事を書くのが恒例なのですが、この3日間は応援のし過ぎ(酒の飲み過ぎ)で泥のように眠ってしまい深夜に目覚めて慌てて書いた次第でした。1戦目は夜中3時台、2戦目は4時台になんとか書いたのですが、3戦目(つまり今日)に至ってはシャワーを浴びる余裕さえなくそのまま寝てしまい、こうして朝にようやく書いてます。
外野スタンドは暑さを感じるほどの熱気で、立ち見エリアは歩くほどさえままならないほどの人だかり。常連さんたちも勢ぞろいでいつも以上のすごい応援でした。
この先に日本シリーズがあること、またそれに参戦できることを願っていますが、ひとまずは2019年の観戦記を締めるとします。東京ドームは8勝6敗、神宮は1勝1敗、西武ドームは1勝。計10勝7敗。・・・まあまあかな?今年もたくさん美味しいお酒を飲ませていただきました。ありがとうございました。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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躍動する亀井さん。
その姿から感じたのは決意であり覚悟。来年から野手最年長となる男が背中で見せたリーダーシップ。

なんだかんだ毎年レギュラーを勝ち取ってきた亀井さんだけど、さすがに38歳になる来年はどうなるかわからない。
由伸、阿部、偉大な先輩がそうだったように、徐々にベンチを温める日が増え代打の切り札的なポジションになるのかもしれない。

今日ドームを駆け巡った背番号9に見たのは、どんな起用であれ結果を出し背中でチームを引っ張るというベテランの覚悟。そして主役ではないかもしれないけど、この入れ替わりの激しいチームに15年もいる男のプライド。

バッティングだけなら偉大な先輩たちに劣るかもしれないけど、亀井さんには守備があり足があり、誰よりも卓越した野球センスがある。ダブルスチールを決めた時たまたま亀井さんに注目してたけど、あれは足が速ければできるってもんじゃない。状況判断であり思い切りの良さであり、これぞ亀井さんと言いたくなる快心のプレーだった。他の選手が2塁ランナーだったらあそこでダブルスチールのサインは出なかったんじゃないかとさえ思う。

この頼れるリードオフマンと共に、頂点まであと5勝。

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やっぱり、普通の試合じゃないんだよね。

山口が中盤グダグダになったり、デラロサが最後降板したことを責めちゃいけない。
勝った負けたが特別な意味を持つ試合だから緊張感も尋常じゃない。外野スタンドの空気もいつものペナントの比じゃなかった。

そういう試合の中で初回から丸、岡本が連発したのは本当に大きかったし、言っちゃ悪いけど阪神先発の望月くんは完全に役不足。
スッと試合に入れたジャイアンツに対し、ズブズブと阪神は沈んでいきリズムを作りようがなかったんじゃないかと思う。だってよくよく振り返ると、初回はダブルプレー直後にホームラン連発、2回はバント失敗で3塁封殺直後にタイムリー連発だからな。これ阪神からしたら余計に堪えるわな。



中身はともかく勝てばいい試合をしっかり取れた。
意気揚々と乗り込んできた阪神の勢いを止められたし、シリーズの展望的にも2勝にも3勝にも匹敵する勝ち。負けたらどうなってたかはパリーグ見てたらわかるじゃん?

さあ、このままの流れで終わろう。明日も明後日も勝って決めてしまおう。

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そうですか、阪神ですか。
正直これはあまり想定してなかった。管理人以外にもそういう人は多いんじゃないかと思う。
そして、ハマスタでの阪神の相性の良さを考えると、2014年以来のG-Tでのファイナルステージも決して夢物語ではない気がする。5年前のアレはあまり思い出したくもない悪夢なのだけども。

まあ、阪神にせよベイスにせよ相手にとって不足なし。
ハッキリ言えば「かかってきなさい」と言ってやる。管理人は1戦目から3日連続でドームにいるぞ。どっちが来ようが必ず返り討ちにしてやる。



そんな訳で、気合いを入れるのと、長い長いペナントレースお疲れ様の意味で、毎度おなじみのスーパー1-9。知らない人のために言うと、年に一度ドームでの最終戦にだけ演奏される全選手の応援歌メドレー。

・・・こ、今年のスーパー1-9はひと味違う。
例年、管理人はこのスーパー1-9を全てソラで歌える。全曲歌える。それはそれでどうかとも思うけど、管理人みたいな外野スタンド民にはそれが当たり前。
ところが、今年は「・・・?!」「ん?」になったとこ多数。
それもそのはず、背番号順に演奏されるメドレーにおいて20番台があまりにもあまりにも難易度が高い。

岩隈→小林→野上→岡本→炭谷→田口→鍬原

いや、難しいっすわw
いつ演奏した?いや、一度でも演奏したことあるか?っちゅう高難易度の応援歌連発。個人応援歌を誰にでも与えるのもちょっと考えもんだよこれ。

てな訳で(どんな訳だ)終わったペナントレース。10月9日までしばしの休息。
読者の皆さまも今年も一年お疲れ様でした。8日間休んでまた頑張りましょう!

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どの時代の阿部が一番印象深いだろう。

きっと答えは様々。百人百様。なぜなら21世紀のジャイアンツにおいて、阿部慎之助はずっとずっと「いて当たり前」の存在だったから。見た人それぞれ19年分の思い出があるよ。

今日はいわゆる「花試合」だけど、あのスイングができる40歳がいるだろうか?あれだけの打球を飛ばせる打者がジャイアンツに他にいるだろうか?

そして、長野が広島で、宇佐見が北海道で今日自身の登場曲を「September」にしてくれた。
ベイスさんは澤村をひっぱたくフリの余興を許してくれて、そのファンは最後の最後までスタンドに残り拍手を送ってくれた。これが人徳であり、阿部が残してきた功績の賜物。

今日で終わりじゃないから、振り返るのはまた今度にしておく。
長嶋さんが監督をしている頃からチームにいて、入れ替わりの激しい中でもずっとずっとジャイアンツの顔であり続けた圧倒的な存在感。他球団ファンから見た「ジャイアンツ」というアイコンは原か阿部なんだよな。由伸や坂本と比べてもその存在感は一段違う。
その選手がいなくなることがどれだけのことか。心に整理がつけられるのはまだ先になりそうだ。

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もし今年優勝できなかったら辞めなかったんだろうな。

優勝したとしても、自身が2割そこそこの不本意な成績だったとしたら、それもやっぱり辞めなかった気がする。

今年の阿部さんはまさに切り札。
スラッガーの晩年とはかくあるべしと見本のようなキングオブ代打。出てくるとドームが揺れるほどの大歓声だし、打率はほぼ3割、出塁率に至っては4割を超える見事な活躍ぶり。
チームは優勝した。自分もそれに貢献した。2つのベクトルが合致し、これ以上の引き際は無いと判断しての勇退。そう、これは引退でなく勇退と呼ぶべき男の去り際。

「まだやれる」
・・・そりゃそうだよ。言われなくても皆そう思ってるよ。
でも、これこそが一部の人間にのみ許される「自分の引き際を自分で決める」ってことなんだ。ほら、黒田が引退したときとよく似てる状況だよな。

そして、引退試合がどうとか問題にすべきはそこじゃない。
必ずCSを勝ち上がり、ドームで日本シリーズをやって、日本一に輝いて不世出の大打者を送り出す。どんな引退セレモニーよりもこれが最高の花道だよ。
原をもう一度胴上げして、その後に阿部さんをその背番号の回数胴上げする。稀代の名選手にはそれくらいの舞台がふさわしい。

阿部さんと一緒に日本一。さみしいけどもう一度最後の日本一。
日本一のキャッチャーだったんだから、最後に日本一にして送り出さなきゃ。
そこまであと7勝-。
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「何にもしてなく(は)ないですよ」

そうですよ。
何にもしてないどころか、11も勝って個人貯金は5つあって、防御率も3点台ですよ。
リーグの違う全然知らないチームだとして、この成績だけ見たら立派なもんだって思いますよ。そういうレベルには達してます。
今年の菅野智之が、そのポテンシャルからすれば厳しい評価になるのは仕方ないけれど、それはあくまで菅野智之だからこそのこと。野上や宮國なら絶賛されてる成績ですよ。

ホントに悔しかったんだな。お祝いムード全開の中で、そこが引っ掛かって引っ掛かって仕方なかった。
不本意で歯痒くて、なんなら選手代表としてひな壇に上ってること自体にイライラしてたんじゃないかな。
出てくる言葉も、まるでその場に似つかわしくないものばかり。笑顔は無く、自身に向ける厳しい言葉ばかりが並ぶコメント。自分は何もしてなくて周りが頑張ってくれての優勝なんて、冗談でもあの場で言えるもんじゃない。

この一年、どれだけ苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しかったか。
今日のコメントと表情だけで十分に伝わった。
それを受けての原からの「何にもしてなく(は)ないですよ」。「ギブアップしない」「彼は自分からもうダメですという言葉を一回も言わなかった」との言葉。こらえきれなく泣く智之。
今日、管理人の心を打ったのは、原の涙よりもこの智之の悲壮な涙。こういう気持ちで戦ってるならいくらでも応援してやろうと思った。思うように投げられないことを一番悔しく思ってるのは智之本人なんだもの。他人事でネットで叩いてる外野じゃない。

それにね、ジャイアンツにとっての優勝とはリーグ優勝のことじゃない。
ペナントを制し、当たり前にCSを勝ち抜け、パリーグの覇者と戦いそれに勝利し日本一になってようやく胸を張って「優勝」を誇れる。
まだ志半ば。CSで3つ、日本シリーズで4つ勝たなきゃいけない中で、智之の力が必要なときは必ずくる。

今日は一つのゴール。
でも、まだ先に道があるゴール。それを思い起こさせてくれたのは他でもないエースの涙。
この先、ピリオドの向こうに勝たなきゃいけない勝負が7つ。そう胸に刻み、指揮官の涙とエースの涙に乾杯。
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まあ、気にしなさんな。騒ぎなさんな。
これも野球。これもペナントレース。これしきのことは織り込み済みですよ。

ペナントレースをマラソンに例えるならば、2位以下に大差を付けて悠々独走でゴールできる年もある。デッドレースで熾烈に争い、最後の競技場に入るまで順位がわからないような年もある。
それでいえば、今年は独走は独走でもヘロヘロのボロボロになって、よたつきながら真っ直ぐ走れなくなりながらゴールテープを切るレースなんですよ。2位以下は猛スパートしてきたり、勝手に転んで下がったり、知らないとこで随分と忙しいみたいだけど。

こうももたついてるのは、やっぱり前回の優勝から5年もの月日が流れたから。
経験があるなしじゃなく、どんなに経験豊富でも勝ち方のペースを忘れる5年という時間。これはもう仕方がないことだ。人って忘れる生き物なんだもの。

かく言う管理人もそうだ。
胴上げのXデーを前に5年前の優勝を振り返ってみた。

そう、自分でも忘れていたけれど、5年前の胴上げは生で観られた。
当時の記事を読み返してみたけれど、あまりにもあまりにもチーム事情が今とは異なっていて驚く。片岡、アンダーソンあたりはまだしも、阿南、セドン、江柄子あたりの名前が出てきたときは思わず笑ってしまったし、まだ阿部はファーストでなくキャッチャーで、胴上げの翌日は初めて大田が四番に座った日だった。

時は流れた。
そんな中で選手たちが年間を戦うペースを忘れたところで、それを誰が責められようか。
今年は瀕死の状態でゴールテープを切る年。よたつきながら、転倒しかけながら、歩くほどのペースになりゴールする年。そう考えたらいいんだよ。この経験を活かして2020年のジャイアンツはまた一段と強くなるんだから。

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「助っ人」という言葉には少しマイナスな意味、否定的なニュアンスも含まれる。
他所から助けに来た人。あくまでもヘルプ的な借り物、一時的なもの。そんな意味合いも少なからずあると思う。

ゲレーロのあの涙を見たら、もう彼を「助っ人」呼ばわりするのは失礼だよな。立派なチームの一員で、日本人選手と変わらない仲間だよな。
凡打を繰り返すふがいない自分に怒り苦しみ、そのイライラともやもやを自力で吹き飛ばした大アーチにしびれた。

去就があれこれ囁かれるゲレーロだけど、この選手は残すべき。絶対に残すべき。
好不調の波が大きいのは事実だけど、彼の長打力は何物にも代え難い。1試合に3回三振したってこういう1本を打ってくれれば十分にお釣りがくるし、もっと言えばいい場面でなくてもホームランでなくても全然構わない。例えば、僅差のビハインドで1アウトランナーなしから2ベースでも打ってくれればもうそれで十分なんだよね。フォアボールのランナーをなんとかバントで送って、とかやってるのと同じだし、勢いも考えたら同等以上だもの。そういう魅力がある選手をそう簡単に手放しちゃいかん。

そして、本人にとってはこれからのプレーオフが正念場。
CSで打てば日本シリーズで打てば、それはもうペナントの比じゃないくらいに目立って印象に残る。ここにゲレーロありを示せれば、優勝景気も相まって黙ってたって残留になるよ。自身の応援歌の通り、

今だ 打てよ 打てよ ゲレーロ!

ですよ。バモス、アレックス!



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