忍者ブログ
忍者ブログ [PR]
山ほどマンガを読んでるけど鳥山明ほど魅力的で上手い絵を描く人っていないんですよ。合掌。     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
[2010]  [2009]  [2008]  [2007]  [2006]  [2005]  [2004]  [2003]  [2002]  [2001]  [2000
プロフィール
HN:
故きを温ねて新しきを知る
性別:
男性
自己紹介:

カレンダー
02 2024/03 04
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 21 22 23
24 25 27 29 30
31
アーカイブ
最新CM
[03/26 あにーす☆]
[03/22 SSA管理人]
[03/21 あにーす☆]
[11/18 あにーす☆]
[11/18 SSA管理人]
[11/16 あにーす☆]
[11/06 あにーす☆]
[10/05 よしぞー]
[10/05 あにーす☆]
[10/01 あにーす☆]
ブログ内検索
バーコード
フリーエリア
フリーエリア
もう4年も前になるのか。
加藤健戦力外のニュースを見て、今さらながらいわゆる「日本シリーズ劇団加藤事件」を思う。

誤解を恐れずに言えば、管理人は今でもこれは加藤も被害者の一人だったと思ってる。

普通に考えて、腕や腹の辺りのユニフォームに掠るような球ならまだしも、危険球となるような顔、頭部に当たったフリなんてできるだろうか?
様々なアングルからテレビカメラが撮影している中、すぐ後ろで審判が見ている中、それらを欺く演技なんてとてもとても不可能だ。特に顔は死球を受けたとしたら、必ず何かしらの跡が残る。擦過傷に始まり出血、骨折、その他、顔にボールを受けたら何らかの傷を負う。
そのシチュエーションの中で、顔に当たったフリなんてのはできる訳がないし、できないことは誰も考えないし誰もやらない。だって、審判から「どこに当たった?」って顔をチェックされたらわかることなんだもの。

古い話だから改めて書くと、あれは加藤がバントの構えをしているときに投げられた球。
バットと目線を合わせるよう顔をバットの近くに落としていたときに、顔の近くに球が来た。
思わずのけぞって倒れ込む。映像を見返すと確かに結構危ないコースに来た球ではある。びっくりしてうずくまってたら、なぜか審判は危険球のジャッジをした。

こうなると加藤はそれに乗るしかない。
「?!」となりながらも、「いやいや、当たってないですよ」なんてことは死んでも言えない。
相手ピッチャーが退場になりテイクワンベースをもらえることと、ただの1ボールじゃ雲泥の差がある。個人競技なら正直に言えば美談になるだろうけど、あいにく野球はチームスポーツ。個人がどうこうより、何よりも優先されるのはチームの勝利。特にあの試合は勝てば100点負ければ0点の日本シリーズ。
あそこで「いやいや、ボールですよ」なんて言うヤツは確実に干されるし、陰で罰金になってもおかしくない。ダイレクトに捕ったかワンバウンドか微妙な判定と同じだよ。アウト判定に「いや、ワンバウンドっす」なんて異議を唱える野手がいないのと同じ。
加藤も「当たってないんだけど、どこに当たったことにしようかしら・・・」なんてちょっと後ろめたい気持ちで一塁に向かったに違いない。

審判があり得ない誤審をしたことで、加藤もそれに乗らざるを得なくなった。
もちろん一番の被害者は、何もしてないのに退場になったTDNさんであり日ハムだけど、全野球ファンが見つめる日本シリーズの大舞台でひょんなことから悪役を演じざるを得なくなった加藤も被害者だと思うよ。
「違う!」って人はもう一度考えてみて。腕やユニフォームならまだしも、跡が目立つに違いない顔に当たったフリなんてしようと思うか?

そして、札幌ドームが過去にないほどの大ブーイングに包まれて迎えた次の打席、意に介せずとばかりにレフトオーバーの2ベースをぶっ放した加藤に、管理人は日陰に咲く花の強さを見た。更にその次の打席、ブーイングを切裂くようなライト前ヒットに、日陰で映える花の美しさを見た。
阿部の陰に隠れ、ずっと陽の当らないところで地道な努力を重ねてきた男の実力、踏まれてもへこたれない強さがそこにあった。

近年、内海の専属捕手的な起用もあっただけに、今年こうして出番なくユニフォームを脱ぐことになったのは非常に残念。バッティングはいい選手だったから、小林を休ませる意味でももっと使うべきだったと思う。もちろん實松にも相川にも言えることだけど。
そうそう、天国の木村拓也さんがキャッチャーをやったあの試合。あの発端になったのも、加藤が退場したことで始まった話だった。うん、あの時は間違いなく本物の危険球だったなwにほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
にほんブログ村 スピードスターにあこがれて - にほんブログ村
PR
   ・   ・   ・  
この記事にコメントする
お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード   Vodafone絵文字 i-mode絵文字 Ezweb絵文字
私も
あの時は管理人さんと同じ事思っていました。
絶対わざとじゃないって。
日ハムさんサイドが怒るならわかりますが、ホントに悪役としていろんな人から叩かれまくっていたのがちょっと納得いかない当時でした。
その前の近い試合でも危険な球が来ていたとか何かで読んだので、恐怖感もあったのではないかな…。
素直な反応で、仕方のない事だったんだと思います。
そんなブーイングの中、普通なら動揺しまくるところを…ですから、カトケンくんのタフさは本当に素晴らしかったです。

原政権下では、何かと頼りにされて来た選手かと思うのですが、今季から特に干されている感じがしてホントに残念でした。
管理人さん仰る通り。
なかなか陽が当たらなくても、こういった選手がずっとチームを支え続けて来てくれた訳で、カトケンくんには感謝しかないですね。
やっぱり淋しいけど、他球団に行かれても応援しています!


それにしても、また岡本くんなど若手選手達をコンバートとか…どうなんでしょうね…。
確かに出場機会は増えるかもしれませんが、特に岡本くんに関してはまた新しいポジションで神経使うより、今の場所で徹底的に守備を磨いたり打撃に集中させてあげた方がいいんじゃないのかな…と、僭越ながら個人的には思います…。

あにーす☆ 2016/10/19(Wed)11:19:24 編集
>>あにーす☆さん
以前に危険球を受けたことがあるってのが、それこそキャッチャー木村拓也の試合です。あれのことですよ。

さあ、明日はドラフトですがどうなることやら。また俊足だけが売りの野手が入ってきそうだし、監督様は一切興味ないみたいだし、もうなんだか笑えてきます。
SSA管理人 2016/10/19(Wed)23:48:46 編集
無題
實松もですが阿部の全盛期と被ってしまいましたからね。
他球団だったらもっと出番があったでしょう。

加藤選手の忘れられない言葉があります。
「ファームの捕手は責任重大だ。1球の配給ミスが
その投手の野球人生を決めてしまうこともある。やり直しが利かない」
ファームでそんな思いでマスクを被っていたのかと
頭が下がりました。
加藤選手本人が現役続行を望むならユニフォームが
変わっても応援します。
そしていつかまた帰って来てくれる日を待ちます。
サザエさんちのタマ 2016/10/20(Thu)15:28:21 編集
>>サザエさんちのタマさん
目立たない立ち位置でしたけど、組織って花形ポジションだけじゃなく水面下にいる人も日陰にいる人もみんな含めてチームなんですよね。

2年前かな、加藤が活躍してヒーローインタビューで顔にパイを塗られたあの試合、現地で観られたのはいい思い出です。
SSA管理人 2016/10/22(Sat)00:03:02 編集


<< 小さなことからコツコツと G★22HOMEスピードスターにあこがれて G☆12 >>