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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。巨人のエースを10年務めた大投手、智之メジャー5勝目おめでとう!!    ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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2試合連続になった長野さんのタイムリーを見て、自分でも予期しなかったことだけど懐かしい記憶が蘇った。

「あんなにベースから離れて立ってるのに」

「長野はあそこにバットが届くんですよ」

「アウトコースを打てる自信があるから離れて立ってるんですねえ」

何回聞いただろう。
長野さんがジャイアンツに入ってきたころ、即戦力の名を欲しいままにしていたころ、何度も何度もこんな表現を耳にした。

今日のヒットはまさにそのバッティング。
そこに届くんだ!おお!こんなに強い打球が打てるんだ!抜けたあああああー!!
・・・たくさん思い出したよ。そうか、もうあれから10年以上経つんだな。

勝手な私見だし、この予想は外れてくれることを心から祈るけど、長野さんはもうとっくに今年限りでの引退を決めてると思う。亀井さんのときと全く同じ空気を感じてる。
だからこそジーンときたし、今のこの思いを自分の宝物にしたいと思う。いつまでもこの夜が続きますように。




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ジャイアンツってのは、残念ながら善玉とか正義という呼称よりは、悪役、ヒール的なポジションである。あえてその理由を探すならば、ナベツネなり裏金なり強奪なり賭博なりいくらでもある。
ともあれ、ジャイアンツってのは他の11球団から嫌われていて目の敵にされている。選手もファンもその自覚は持たなきゃいけない。

さて、今日の高梨である。
このおバカちゃんは今日いったいどういう気持ちでマウンドに向かったのか。自分が置かれている環境をどれほど理解できていたのか。

元から嫌われているチームにいて、しかも自分のデッドボールで主力を骨折させた因縁のチームが対戦相手。しかもガラが悪いことにおいては12球団ナンバーワンの相手だ。あれくらいの空気になることは予測してなきゃいけないし、昨日の試合前に近本に謝ったから和やかなムードになるとでも思ってたんなら考えが浅すぎる。

管理人は野球選手が中学生並の語彙力でSNSをやるのが嫌いだ。
頭の悪さどころか頭の弱さをあえて世間に示さなくてもいいのにと思ってしまうし、ファンやアンチから攻撃的な返事が来てケンカしたり傷つくくらいなら初めからやるなと思う。


この高梨問題もSNSが追い焚き的に悪影響を及ぼした。
あれを悪意なくやったんなら本当に中学生並のアホだし、煽る気でやったんなら今日こそその真価を見せてやるべきだった。
自分の名前がコールされたときの怒号にニヤリとするなり、今日もまた当たりそうなボールを胸元に投げ込んでやるなり、立ち振る舞い方はあったはず。声を大にして言っておくけど、投手は当てたら三流以下。だけど当てるぞと牽制するのは一流の駆け引き。一回当てたからもうインコースを突けなくなるなら、それはもうプロのやることじゃない。


今日の高梨を見て、巨人ファンの方、阪神ファンの皆さんはどう思っただろうか。
甲子園の怒号と100%アウェイの中で明らかに動揺し、ストライクを取ることにすらあっぷあっぷする。
「え?今日出てきたらこうなるって予想してなかった?」ってほとんどの巨人ファンが思ったさ。悪いけど、
こういうとこで仕事をできなかったら意味無いよ。楽天みたいな緩い球団でぬるま湯の環境ならいいけど、ジャイアンツってこういうヒリヒリしたところでやれてなんぼだもの。

なんかなあ、今日の顔が上気しておどおどオロオロしてる高梨は最低だったな。
管理人は、投げる球と同じくらいにマウンドでの立ち振る舞いとか表情って大事だと思ってる。その観点で見て今日は失望した。53番のリストバンドは二度と付けない。だって恥ずかしいもの。
今日どうするのが正解だったか。結果打たれていたとしても、グラウンドでどう振る舞うのが正解だったか。くっだらないことをSNSでつぶやいてるヒマがあるなら無い頭を使って考えてほしいなあ。なあ高梨?





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24歳の伊織が好投し、二十歳の秋広くんが決勝アーチを架けて、22歳の門脇がファインプレーを連発して勝った。

思い返せば春先、ジャイアンツ界隈には「ベテランばかり使うな。若手を試合に出せ」とかいう意見が四方八方で飛び交ってた。

ここから学ぶべき事柄は二つ。一つ、原は百戦錬磨。ファンが思うようなことはわかってる。全部わかった上でやってる。
二つ、ペナントレースは長い。上に書いた「ベテランばかり使うな。若手を試合に出せ」を見て懐かしさを覚えた人もいるはず。大昔のように感じるけどこれは今年の話。それだけ半年間、143試合のペナントとは長丁場のデッドレース。ベテランの経験に頼るときもある。若手の勢いに任せるときもある。それを上手く使いこなしてこその用兵術。
春から夏と秋を見越してやってるから、その場その場にしか目が行かない人には見えないものがあるんだよ。

そして、期待に応えて育った若手。
今じゃ秋広くんを若手として見ているヤツはいない。彼は立派な巨人のレギュラーにして主軸の一人。
原も正直なところ、下位で使い続ける覚悟はあれどこんなに早くクリーンアップに据えるつもりはなかったんじゃないかと思う。坂本だってレギュラー1年目は8番固定みたいな扱いだったのに、今じゃ二十歳の子が当たり前のように巨人の3番を打ってる。これってとんでもないことだ。
秋広くんがホームランを打った次の回、横浜の代打で出てきた先代の55番大田、秋広くんを見て何を思った?ちゃんと「巨人の55番」を自分のものにできる男もいるんだぞ。

坂本のいないショートを文字通り守り続けてる門脇もすごい。
管理人はこういう守備だけの選手を使うのは好きじゃないのだけど、そんな管理人が次にドームに行ったら35番グッズを買おうと決めているくらいにすごい。
当たり前のようにイレギュラーバウンドを捌き、広大な守備範囲とサルのような身のこなしで魅了する。小坂とか菊地とか球史に残る名手と肩を並べるレベルの技術で、(大昔の選手はともかく)ここ数十年の巨人の内野手としては守備力トップなんじゃないかと思ってる。ホントに上手いしすごいし見ていて楽しい。門脇の守備力を管理人は完全に認めたので、仮に打率1割台で毎日スタメンでも今後文句を言わないことにする。


そして、今日は若手の日かなと思ってたら、最後の最後に尚輝が持っていった。
守備なら負けないよと言ったかどうかは知らないけど、「?!!?」となるとんでもない超絶ファインプレーで魅せてもらった。うん、そうだ。尚輝も間違いなく名手の一人。この二遊間には夢があるし、「金を獲れる守備」ってこういうことだよな。
思えば打つ方でも今日ホームランを叩き込んでた尚輝。今日一番のヒーローは秋広くんでも伊織でもなく尚輝なんじゃないかな。






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無料中継が無い日に限ってこんなめちゃくちゃな乱打戦になる。
見ていてとてもおもしろかったのだけど、イライラと興奮と両方が相まって酒が進み記事を書く前に寝てしまった。

さて、3試合分くらいの濃さだった試合だけど、やっぱりこの責任を背負うべきは初回に6失点した智之と、内容の無い3タコでことごとくチャンスを潰した岡本になる。
もちろん、あまりの不甲斐なさに途中で懲罰的に下げられた丸だったり、出てきた早々それだけはやってくれるなという満塁弾を食らったバッサーくんだったりいろいろあるけど、やはりこの焼け野原のような試合の責任を取るべきは投打の軸二人。

智之はなんだったんだろな。初回はリアルタイム観戦には間に合わず打たれたシーンをビデオで見た限りだけど、半速球みたいなストレートと中学生が投げるカーブみたいなスライダーが、どれも吸い込まれるように真ん中に集まってた。
制球だけじゃなく、速さも無いしそもそも全然曲がってないしで、ここまで悪いと投げさすべきじゃなかった気さえする。だってブルペンで球見りゃわかるだろ。コーチは何を見てんだ?

岡本さんもこのところずっと元気がない。
昨日に限らずこのバッタ色したヤクルトに3連敗したのはほぼほぼ岡本の責任と言っていい。
オールスターだと何も考えずストレート狙いでフルスイングしてればいいから、2試合リフレッシュして戻ってこい。

ただ、負けはしたけど正直なところそんなに悔しくない。
翔さんの代わりに据えたウォーカーとナカジが2試合とも大暴れしてくれたし、昨日は門脇も久々に打つ方でアピールできた。
そして何より、あの代打長野さんの同点タイムリー。家で声が出たし、なんだか泣けてくるほどうれしかった。
このところ得点力不足、火力の低さに悩まされ続けていたから、そのモヤモヤを吹き飛ばすような10得点になんだかまあ納得はしてる。

それでも一歩届かなかった要因を探すと、さすがに6点は効いた初回の大量失点と、四番に一本出なかったことに話が戻る。
だから昨日はそういう日だと思えばいい。みんなリフレッシュしてリセットして後半戦へGOだ。


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交流戦辺りで猛打を揮った重量打線はどこへやら。ヒットすらさっぱり出ない惨状で、そこに翔さんまで欠けるとなったらそりゃもうキツイ。

そこでベテラン長野さんに頼る選択は理解するけど、今の長野さんを見るとやっぱりちょっとキビシイ。客観的に見て期待感がまるで持てない。
もともと苦手な外スラも見えてないし、そもそも速い球にも付いていけてないからファールと空振りばかり見てる気がする。


ここで託すべきは、長野さんじゃなくナカジだったかな。なんとなくスタメンを見た時点からそう思った。ナカジファーストならポジションもそのまま翔さんと置き換えられるから、秋広くんにファーストをさせることもなかったしさ。
真っ黒に日焼けした男を二軍から上げてきたのに、その割に全然出番がなくてなんだかちょっとやきもきする。7月8日に上げてから一週間経つけど、たったの2打席じゃちょっと使いこなせてないよな。
明日も翔さんが出られないようなら、百戦錬磨のベテランに任せてみてもいいんじゃない?

まあ、ペナントってのは山あり谷あり。
ジャイアンツのことばかりでイライラしがちだけど、ちょっと横に目を向けるとソフバンさんが7連敗してたり、昨日まで楽天が8連勝してたりしてる。いい時も悪い時も必ずあるのがペナントレース。半年かけてやるんだもの。禍福は糾える縄の如しだし、そもそも3ヵ月前のことなんてろくに覚えてすらいないじゃない?同じように3ヶ月後には全然違う景色が見えているかもよ。まだまだこの先、必ず山も谷もあるよ。

まあ、例えどん底だとしてもあと2試合やれば強制的に休みになる。4日も休めばいろいろ勝手に変わるもんだからさ、そう焦らんといきましょうや。




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カープファンの皆さんには大変失礼だし、なんなら石を投げつけられるような言い分だけど、正直なところ阪神や横浜と比べるとカープは一段落ちるかなと思ってた。

でも、こういう勝ち方ができるんだねえ。ちょっと唸ってしまった。
特に7回裏のゲッツーは効いた。レフトスタンドからだとショート小園の動きがしっかり見えたけど、まああれはセカンド上本も含めて年に一度のスーパープレイだ。巨人ファンとしても悔しがるんじゃなく、これをされたらしょうがないな、って空気になったもの。

今日はカープさんに少ない点をきっちり守り切る強い野球をされました。お見事ですよ。
そして、管理人はビール半額デーなのをいいことに少し飲み過ぎました(反省)。

まあ、まだまだこれから。
このまま阪神が抜けるなんてことはないし、カープも必死に食らい付いてくるのもわかった。勝負は今月でも来月でもなく再来月だからね。まだまだこれからですよ。








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7月に入ってからというもの、管理人は今年初めてと言っていいほどの手応えを感じている。
勝った負けたはともかくとして、ああこれならいいねと思える状況が連日続いている。

その根拠がこれだ。
6月30日 戸郷   8回   自責 1
7月 1日 菅野   7回   自責 1
7月 2日 メンデス 6回1/3 自責 2
7月 4日 山崎   7回   自責 1
7月 5日 グリフィン4回1/3   自責 5
7月 7日 戸郷   7回   自責 2
7月 8日 菅野   7回   自責 0
7月 9日 メンデス 8回   自責 0
7月10日 山崎   7回2/3   自責 0

この明らかに潮目が変わった感じが伝わるだろうか。
グリフィンが一度崩れた以外は先発が必ず試合を作れている。いわゆるQSで長いイニングを少ない失点で投げ抜き、試合を壊すことなく中継ぎに繋げている。

こういう戦い方はフロックじゃない。本当の強さを感じられる戦いぶりだ。
だって打線なんて良くても3割の世界だし、中継ぎピッチャーは出るか出ないかもわからなければ、出て不調だったらすぐに交代すればいい。
それと比べると先発は必ず投げるし、不調だからとてマシンガンのようにすぐ代える訳にはいかない。それがしっかり計算できて見込める状態なんだからそりゃあ強い。

だから管理人は最近勝っても負けてもあまり気にしていない。
この時期にこういう戦い方ができているなら心配ない。大きく連敗する心配はないし、先発がこれなら普通にやってればだいたい勝ち越すよ。いやホント。

さて、明日は上記の中で唯一崩れてしまったグリフィン。
実力は確かだし、先月まではむしろ戸郷の次くらいに良かったから心配はしてないけど、レフト巨人応援席にいる管理人のためにQSよろしく。





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3回続けて同じことができたら、それはもう成功したと判断していいんじゃなかろうか。

菅野智之は生まれ変わった。
ねじ伏せるような剛球を捨て、ピタッピタッとコーナーに変化球を決めて打たせて取る。この数年追い求めた制球力で勝負するスタイルに辿り着いたように思う。

管理人はうれしい。
なぜなら、これならまだ3年でも5年でも智之は投げられそうだから。
古今東西、こういう「ストレートが衰えた大エース」のセカンドライフは大きな問題。今現在においても、智之以上の大エースだった田中マーくんがいかに悲惨なことになっているか。興味のある人は楽天復帰以降の彼の成績を見てくるといい。きっと見たことを後悔する。

力で押す20代。技でかわす30代。
言うのは簡単だし誰もが考えるようなことだけど、実際にそれを体現できた投手は少ない。
フォアボールは徹底的に少なく、奪三振には拘らず、ストレートじゃなく変化球を外に内に投げ分ける。当たり前のように完投していた頃を知る者としては寂しいけど、100球前後で余力を残して交代する。
凄さは無いしエースらしさも無いスタイルだけど、これだけ投げられるなら文句ない。ローテーションの一角としては十分すぎる結果が付いてきてるし、これを続けられれば自ずとまたカード頭に投げるようになる。

うれしいな。
「まだエースの座は譲らないよ」って智之の意地を感じられるもの。4試合投げて2勝2敗だけど、被打率は驚異の170、WHIPも0.80なんてとんでもない数字が出てる。これ先発じゃなくて優秀なクローザーレベルだよ。

大エース菅野智之のセカンドライフ。
この第二章は見応えあるよ。そして、ジャイアンツ逆襲のキーマンは間違いなく智之だよ。


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ベンチ入りしているメンバーの中で、ピッチャーとキャッチャーは使い切るべきじゃない。いや、使い切るようなことがあっちゃいけない。
だってアクシデントがあってプレー続行できないとなったときに代わりが効かないんだもの。

でも、延長12回まできて、しかも2アウトとなったらそのタブーは解禁していい。さすがにそこまできたらなんとかなる。
同じ延長12回でもイニングの頭から最後の投手を出すのはちょっとリスキー。アクシデントもそうだけど、そのピッチャーが崩れた場合に手の打ちようが何もない。

その観点で今日の試合を振り返る。
1点返されておかしなムードになりかけ、投げてた田中もいっぱいいっぱいの状況の12回裏2アウト。ここしか無い場面で最後のカードを切った原。
交代すると間ができる。投球練習の間にクールダウンしてリズムも空気も変わる。そこまで見越した最後の勝負手。ビーディーもその期待に応えてしっかり締めた。

一方、中日さん。祖父江よりも先に松山くんを出したのは正しいけれど、さすがに2イニング投げた後じゃ12回表の頭から代えざるを得なかった。
こうなるともはやガチャの世界。祖父江が不調でもできることは何もないから、ただただベンチでやきもきして見てるだけになる。

たったアウト2つの差だけど、戦い方としてこの差はとても大きい。先の先まで計算して選手起用をしているかどうか。こういうのはやってる方にも伝わる。
結果論といえばそうだし、なんせ今日は向こうの先発が1回で降りるスーパーアクシデントがあった訳だけど、やっぱこういう詰め将棋的な要素って大事だよ。今日はその点で僅かに上回れたのかなと思う。
この辺をもって2年目の監督と百戦錬磨のベテラン監督との差としたら言い過ぎかな?







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新木場で乗り換えて京葉線に乗る。
窓から見える景色が変わる。
ところどころに見えてくる海。海が近いから貿易、輸送の拠点になっていることを示す運送各社の倉庫群。そして土地が安いのか大きな工場がいくつもいくつも連続で見えてくる。どの駅の辺りだったか、車窓から見える景色が一面すべて海なんて夢みたいな箇所もある。

管理人の生活圏には無い光景で、ああ遠くへきたんだなとしみじみ思う。鉄道にはまるで興味のない管理人だけど、夏の京葉線は何度乗ってもワクワクさせられる。
沖縄の青い海じゃなく東京湾の濁った海でも海は海。海は広いな大きいな。嘘じゃない、日々の喧騒に疲れたら騙されたと思って一度海を見に行くといい。広くて大きくて感じるものが必ずある。


ディズニーのある舞浜からも随分と離れ、ようやく海浜幕張で降りる。
どこにでもある「ちょっと栄えた街」風の北口側とは違い、南口側には人の生活感がない。
ニューオータニ、アパ、幕張メッセ。大きな建物の合間に歩道橋が張り巡らされ、なんだかリゾート地を歩いている気分になる。

管理人は独身で子供もいないから、夏だとはいえ海やプールに行く機会はなかなかない。
このマリンまで行く過程で、知らず知らずのうちにその心の穴埋めをしてるのかななんて思う。大人でも許される夏の楽しみ方、管理人にとってマリンとは夏の象徴なのかもしれない。

・・・試合はお寒かったなあ。あれを投手戦とは呼びたくない。
盛り上がったのは10回表のおかわり、栗山連続代打と、10回裏一打サヨナラの場面での代打角中のところ。名前のあるタレントが終盤に次々出てきたのは熱かったけど、両チームスタメンにズラリ並んだモブキャラ野手の貧打戦に頭がクラクラしそうな試合だった。スコアボードに出る野手の打率が誰もかれもあまりに低く、まるで250打つということはとんでもない偉業なのかと思ってしまった。こう見るとやっぱりジャイアンツって恵まれてるよなあ。そしてこの無料でもらえるスタートパックみたいな野手たちは、5年後10年後に(おかわりは無理としても)栗山や角中みたいな実績豊富で頼れるベテランになれるのだろうか。まあこれぞ余計な心配だけども。

まあ4年ぶりのマリンはとても楽しかった。
また夏を感じたくなったらこっそり行くぜ。

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このブログでも何度か書いた気がするけれど、石川という選手を一言で表すならば

「二軍ではすることがなく一軍ではできることがない選手」

となる。
二軍では毎年3割中盤後半のハイアベレージを残し、持ち前の豪快なホームランも簡単に打てる。
でも、その勢いを買われて一軍に上がってきても、まるで結果が出ず一軍のピッチャーにはいいようにあしらわれる。
足も遅いし守備もめちゃくちゃだから起用は自ずと代打が多くなり、思うようにアピールできないまままた二軍に戻っていく。ジャイアンツ時代の石川はこれで過不足なく説明できてると思う。

こういう選手というのは石川に限らずちょくちょく散見される。
二軍で打ちまくれるのだからポテンシャルは間違いなく高いのだろうけど、一軍で「勝つ野球」「抑える配球」をされるとまるで手が出ない。二軍の顔見知りから練習試合の延長で打ってるだけで、自身の野球に成長が見られないタイプなんだと思う。

ジャイアンツにはいつの時代にも長距離砲が何人もいる。自分は長打が売りだとしても彼らには敵わないと悟ったなら、それでもプロで生き残るためにモデルチェンジを図るべきだったと思ってしまう。いいものは持っているのにもったいないなあ。いや、その「いいもの」がなまじ本当にいいものだったからそれに振り回されてしまった感じかな。

ロッテの方が絶対にチャンスはある。
今は外野もスカスカだし、あそこは慢性的に長距離砲が不足しているから、需要と供給はフィットしてると思う。ジャイアンツより注目されない分、結果が出なくても長い目で見てもらえるはずだし。
だから餞別記事なのに苦言ばかりになってしまったけど、星の色は★じゃなく☆で新たな門出を祝して。


・・・そして、ベンツが先発して澤村に繋いで、ポランコと石川が打って勝ったらまあ悪い気はしないねw






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2023年、ジャイアンツの正捕手は大城だ。
大城に不満があったとしても、阿部と比べてどうとかそういう観点で語っちゃいけない。いや考えちゃいけない。不世出のレジェンドと比べちゃ大城がかわいそうだもの。

ともあれ、春には日の丸を付け世界一にも輝いた大城が今のジャイアンツ正捕手であることにもはや疑いの余地はない。小林を試合に出せという女子たちの声も、今年になってからは随分と小さくなった気がする。球場でも小林ファンの女子を見る機会が減ったもの。

こういう状況になると、数年の時を経て阿部が元気に毎試合正捕手を務めていた時期と同じことが起きる。
そう、他の捕手がまるで出番が無い。
出ても途中交代の守備だけ。打席に立つ機会はレアケース中のレアケースになる。
今日の試合前まで小林8打席、岸田7打席、山瀬も7打席。対して大城は241打席。気付けば途方もない差が出来た。
大城を阿部に準えるなら、他の捕手たちが鶴岡やカトケンや實松のように見える構図が出来上がっていた。

こうなると、こっちの見る目も少し変わってしまう。
今日岸田が打席に立ったとき、ちょっとコミカルな空気が流れ、「あぁ、岸田ね・・・」と思ったことは否定しない。

でもさ、思い返してみると鶴もカトケンもサネもみんな「そこそこ打てたよなあ」って印象なんだよな。出番が少ないからこそ活躍もより一層強く記憶に残るバイアスがかかってるけど、みんなそれなりに「打てる捕手」だった気がするよ。いや、あえて彼らの通算成績とかは確認しないで書いてるけども。

岸田もそのラインには乗ったかな。
小林がまるでダメな分いい比較にもなって、「あれ?岸田ってまあまあ打てる?」って空気もできてきたんじゃないかな。

捕手3人制ってのはベンチに1人残しておけばそれでいい訳ですよ。有事を想定しても小林が残ってればどうにかなる。にも関わらずこれまで岸田や山瀬の出番が少なかったのは、あまり打つ方でも期待されていなかったことの裏返し。それも今日で少し潮目が変わるかな。いや変わりますように。

さあ、幸先よく虎狩りできたけどまあまだ焦らないように。喜ぶのも悲しむのも早すぎるよ。ペナントレースってながーいから。ね?







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雨で試合が中止になってしまったので箸休めに野球コラムを。

先週、話題のWBC映画を見てきた。
WBC絡みの特番は山ほどあった気がするけれど、それでも初めて見る映像ばかりだったし、映画レビューサイトで軒並み高評価なのが示すようにとても感動的な映画だった。

それを見ながら、観戦した韓国戦のことを思い出した。

試合前のバッティング練習。
まあ、いまだかつてあれほど注目を集めたバッティング練習があったのだろうか。大谷くんが打席に入ると一斉に降り注ぐフラッシュの雨、一球ごとにどよめく観客。そして、その期待を裏切らずバズーカのような打球を次々スタンドにぶち込む大谷くん。
真剣勝負の試合とは少し毛色が異なり、あの時間はなんというかエンタメ色100%の時間だったように思う。


ライトスタンド中段で見ていた管理人は、自分のところに飛んできそうな大谷くんの打球にビビりながら、誰かNPBの打者でこの規格外のメジャーリーガーに対抗できる選手はいないもんだろうかと内心少しもやもやしていた。

・・・いた。
それが他でもない「Y容疑者」こと山川だった。
大谷くんの打球は、スタンドめがけて一直線に飛んでくるライナー。
それと比べて山川の打球は一度空高く舞い上がる。一瞬の静止の後、弧を描いてスタンドに吸い込まれる大きな大きな放物線。
管理人のいたライト側からはレフトへ飛んだ弾道がよく見える。今もハッキリ目に焼き付いている本当に美しく豪快なアーチだった。それをいとも簡単に何球も何球も打ち込んでいた。

侍ジャパンにはこの二人だけじゃなく、知っての通り、村上くん岡本 牧ほか日本を代表するスラッガーがズラリいた。でも、彼らの打球と比べても、大谷くんのバズーカと山川の放物線は明らかに別格だった。プロの中で突出しているんじゃなく、日本を代表するトッププロの中でそれでも頭一つ抜けてた。

その稀代のホームランアーティストはこのまま闇に埋もれていくのだろうか。
自業自得に違いない話に同情する気は微塵もないし、特別に彼が好きな訳でもない。むしろこういう色の選手は嫌いなくらいだ。
それでも、あれだけの夢を見せられる天賦の才が失われるのは惜しい。今はこの表現に留めておくけど、あの放物線が失われるのはとてつもなく惜しい。









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「月に向かって打て」

とは、かの有名な大杉さんの言葉。いや、そうではなく大杉さんがコーチから言われた言葉らしい。

もちろん打球が月に届くことなんかない。んなこたぁわかってる。
でも、月は無理でも新幹線くらいならいけるんじゃね?と思ってしまった岡本の大アーチ。

うん、もちろんそれも現実には無理だよ。そんなことは百も承知。百も二百も承知だけど、なんだかそんな妄想に近い夢を見られるホームランだった。
タイミングよく山陽新幹線がレフトスタンドの後ろを通って、なんだかもう本当に新幹線に打球がぶち当たることもあるような気がしてしまった。

スローで見たらスイングがまたすごい。
いいときの岡本はだいたいこうだけど、バットの重さと遠心力を最大限に利用して、「ブオオン!」と空気を切り裂く音が聞こえてきそうなフルスイング。こういうスイングができるのは、管理人の知る限り岡本と浅村だけだ。

これだけとんでもない打球をぶっ放してたら、そりゃあ相手も腰が引ける。
ジャイアンツには岡本以外にも強打者がいるけれど、岡本だけが明らかに恐れられて、打席内でも露骨に勝負を避けられることが増えてきた。
うん、この岡本だけ頭一つ抜けてレベルが違う感じはとてもいい。超一流選手って必ずこういう時があるから。その高みに達してきた感があるよ。

明日は、明日こそは新幹線にぶち当てよう。
月は無理でも新幹線に向かって打て。






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世の中甘くないなあ、そう簡単にはいかないなあ。ということだけが深々と胸に刻まれる結果になった交流戦。まあ、こんなもんですよ。それでもトータルで見たら十分にいい結果なんだからプラスに捉えよう。

さて、昨日はちょっと訳あって試合を見られた管理人。
優勝がかかる大一番だったし、それよりもなんたって智之が投げる日なのでしっかりと見た。

ちゃんと修正してきたな。それが感想。
不用意な一発で敗戦投手にはなったけど、正直あまり責める気にはならない。むしろ責めたいのはあのバント失敗の方だ。

前回はコントロールに苦しんだ。常にボール先行の苦しい内容で、2ストライクまで追い込んでもそこからボールボールでどんどん球数が嵩む。もう明らかに調子が悪いであろうことは見なくとも察した。

そこから比べると数段のランクアップ。狙ったところにしっかり制球できてたし、ストレートじゃなく変化球をピタッピタッと投げられていたのが大きい。前週よりはだいぶしっくりくる感じがあったんじゃないだろうか。

配球割合を見ればもうほとんど変化球投手の領域で、ストレートは数も少ないしスピードも物足りない。

だけど悪くない。全然悪くない。数年前にモデルチェンジしようと足掻いていた頃に意図していたスタイル、目指していた姿はこういうイメージだったんじゃないかと思った。だって、もともと菅野智之最大の武器ってスライダーでも球速でもなく制球力なんだもの。それはしっかり戻ってた。投げ方を見失うくらいの深刻な状況からしたらだいぶ良くなった。率直なところ、管理人はこの変貌を好意的に解釈した。

あとはここから出力が上がるかどうか。
気候が暑くなってくるこれからにおいて、若い頃とは違う自分の体とどう付き合うか。どう騙し騙し力に変えていくか。相手をねじ伏せる圧巻のピッチングはできなくても、それで終わらないのが巨人のエース。次回、すごく楽しみだ。



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なんだかもう笑ってしまった。
喜ぶよりも先に笑いが出た。だってまるでマンガなんだもの。

笑いながら思い出した。
強い時のジャイアンツはこうだった。07~09年、12年~14年、二度の三連覇を成し遂げた頃の原巨人はこういう試合運びがお手の物だった。

とにかくホームランが出る。驚くほど簡単に出る。
あまりにも劇的に出るから、東京ドームが狭いんじゃないか、ホームランが出やすいんじゃないか、とそれまでに無かった観点が登場してきたんだもの。

あの頃みたいな試合だった。
岡本先制、翔さん中押し、そして坂本がサヨナラ。打つべき人がみんな打った3ホームラン。
楽天さんも2ホームランで、計1試合5ホームラン。うん、これが東京ドームの野球だったよね。近年じゃ神宮やハマスタの方がホームランが出るようになってなんだかぼやけたけど、ジャイアンツとは「ホームランの出やすい球場をホームにして長距離打者がその地の利を活かして勝つチーム」だった。思い出したよ。

さあ、交流戦の優勝マジックは2か。
それを意識しているうちに気付けばセリーグ上位とのゲーム差も詰まってきた。
この流れを逃すな。間違いなく近年で今が一番強いから、このビッグウェーブに乗って勝てるときに勝てるだけ勝っておけ。
さあさあさあ、明日の夜はジャイアンツファンみんなが美酒に酔おう。



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肩はできてるのかな?

見ていた人全員がそう思った緊急登板。
さすがに本人もあのタイミングで行くとは思ってなかったろうし、となると肩を仕上げるタイミングもずれてしまって当たり前。

どうなの?いけるの?
ジャイアンツファンが固唾を飲んで見守った中川の登板。

ギュルンッ!
と曲がったスライダーを見て声が出た。

キレはよく、曲がり幅も大きく、バントの場面なのにバットに当てられもしない。右打者の内側に食い込んでいく伝家の宝刀を見て「おお!いける!」とテンションが上がった。

そう、いいときの中川はこうだった。
キツイ場面でマウンドに上がり、汗だくになり赤い顔してスライダーで抑え切る。あの山口鉄を彷彿とさせるのがセットアッパー中川だった。

「中継ぎ」じゃなく、まして「お前さん達」とか揶揄される有象無象じゃなく、中川とはジャイアンツが誇るセットアッパー。ここがしっかり固まると戦い方がグッとラクになるね。
うん、また一つ2023年ジャイアンツの形ができてきたんじゃないかな。



・・・管理人の持論的には、交流戦なんてのは長いシーズンの一部で、そこだけ良くても仕方ないし、なんなら5割で乗り切れば御の字だと思ってた。何度かそう書いてきた記憶もある。
でも、今年は優勝したい。ここまできたら優勝したい。
これからチームが上がっていく一つの契機、シンボルになりそうな気がするから2位じゃなくどうしても優勝したい。あと3つ。週末は横川、グリフィン、智之の順かな。変に計算せず3つとも勝とう。あと3つ!




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快勝にして完勝である。

戸郷の調子の悪さは見て取れたけど、正直に言って管理人はプレイボールからゲームセットまで一瞬たりとも負けるイメージが湧かなかった。

それくらい今の西武さんはキツイね。采配がどうとかいう前に、ちょっとこの打線だとやっぱりキビシイと思う。平場の試合ならまだしも、今のジャイアンツは久々の交流戦優勝へ向けてラストスパートの状態。こういうシチュエーションだと取りこぼしはなかなかしないし、先発が好投して長いイニング投げる以外に西武さんが勝てるパターンはないんじゃなかろうか。

西武さんのことばかり書いてるけど、西武ファンから自軍の選手にブーイングが起き、ヤジやゲキが飛ぶ光景はなんだかやはり感じるところはあったもの。
いやぁ、気持ちはわかるけど、源田と外崎以外誰だかさっぱりわからないオーダーじゃそりゃあちょっとキツイよ。迫力不足なのは山川がいないのが大きいし、今年はやっぱりそれに象徴されるシーズンになっちゃう気がするね。

まあ、同情はするけど勝負は勝負。
今日もしっかり取って交流戦優勝勝ち取るぞぅ。




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交流戦優勝がハッキリと見えてきたこの快進撃。

その立役者は誰だろうかと見たときに、人はやっぱりわかりやすいところを挙げたがる。
なんなら交流戦打撃三冠王が狙える岡本であったり、遅れてきたエース智之であったり、シンボルになる選手を探したがる。

そういう人選においてはなかなか名前が挙がらないだろうけど、実は梶谷が2番に座っていることが強烈に効いている。
今日も3打数2安打。上手い流し打ちで出塁したのが、先制点になった岡本タイムリーに繋がった。
このところ、
3打数2安打
2打数0安打
5打数3安打
4打数2安打
5打数1安打
梶谷が出塁してるからチャンスができる。チャンスが広がる。
1番2番に求められているものをしっかりとこなしてる。決して主役じゃなくとも、自分の役割をきっちりやれているからチームに点が入る。見過ごしちゃいけない快進撃陰の立役者だと思う。

梶谷は、FAでジャイアンツに来て、来た途端に盛大に躓いた選手。
太ももを傷めたかと思ったらデッドボールで手首を骨折。その治療の最中にヘルニアを患い、野球どころじゃないほど満身創痍で長期に渡り戦線を離れた。

これだけ入り口から失敗したらちょっと腐っても仕方ない。だって人間だもの。
FAで来た高給取りが育成選手にまで落ちて、もう全てがイヤになるような気持ちになったとていったい誰が責められようか。

しかも梶谷の場合、翔さんみたいなホームランバッターじゃない。
劇的なホームラン、ハイライトで何度も流されるような大アーチを打てる訳じゃない。
翔さんはホームランで批判を封じ豪快な一打で外野の声を黙らせたけど、どうなれば梶谷隆幸は復活したと言えるのか。いや周囲から言ってもらえるのか。
今日も梶谷のヒットはハイライトには映らなかった。いきなり岡本の打席になり「ランナーを一人置いて」とだけ触れられた。

その「一人置く」ために戦っている男を、地に落ちたプライドを取り戻すために戦っている男を応援したい。

誇り高き戦士よ 
雄々しく戦い抜け
覚悟示し己の道を
信じ突き進め

うん、境遇が応援歌の通りになってきたね。
あまり注目されない日陰の戦いだけど、管理人はしっかり見てるぞ。そして、その戦いがチームの勝利に大いに関わっているのをもう一度声を大にして言いたい。



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2023年、ジャイアンツのスタメンに丸の名前が無いことが特別ではなくなってきた。

怪我をしているのかしていないのか。怪我とまで呼べないにせよ体調に問題があってのことなのか、ただ単に不調不振の結果なのか。
ベテラン選手とはこうして徐々に立ち位置を変えていくものだけど、やっぱりまだちょっとそういうセンチメンタルモードになるには早い。いや、正確に言えば早いと思いたい。

そして、今日スタメンを外れたのは怪我とか体調うんぬんじゃない。
昨日チームが大勝する中での6打数ノーヒット。これが明確な原因。
頭を冷やせなのか、少し身体を休めろなのか。いや、それならまだいいけれど、原がよく言うチームが勝つための最善策として丸よりも他の選手を選んだのならそれは少し悲しい。

球場で8番ユニを着ることも多い管理人としては、今日ようやく胸のすく思いになれた。
どうだい?丸ってすごいんだよと、まるで自分のことのように誇らしく語れる夜がきた。

丸ってなんというかアオレンジャー的で一歩引いた感じに見えることがある。チームの中心アカレンジャーは坂本や岡本で、相撲でいうと横綱じゃなく大関みたいな二番手感がある。そしてその印象はカープにいた頃から変わらない。

でもね、丸って一流じゃなく超一流なんですよ。
ヒットメイカーっぽいのに打率は280くらいだったり、ホームランも実に中距離砲の25本が平均値だったり、数字だけ見るとちょっと凄さがわかりにくいけど、この選手は間違いなく特別なスペシャルワン。
丸とは、打率、出塁率、ホームラン、打点、守備、(そして一昔前は盗塁も)オールジャンルで銀メダルを獲れる選手。金じゃなくても5個も6個も銀を獲れるなら、それはもう選手として金なんだ。

そして、自分の株がどんどん下がり続けたところで、ドカーンと劇的にストップ高の活躍ができるのも超一流の証拠。
うん、今日はうれしいな。お酒の美味しいいい夜だ。






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外国人選手ってのは、すごく活躍したとて何が保証される訳じゃない。
その翌年に少し調子を落としただけで出番は減らされるし、前年の活躍はどこへやらその年の成績だけをもって簡単にクビを切られる。
近年のジャイアンツでもビエイラ、ウィーラーなんかは、活躍した翌年に成績が奮わずあっさりといなくなってしまった。ビエイラブームもウィーラーブームも間違いなくあったけど、その僅か1年後に驚くほどドライに処理された感がある。

これは外国人選手について回るシビアな問題。
日本人選手ならもう少し長い目で見てもらえるところを、傭兵の悲しいところで一年一年が明日なき勝負になる。日本人選手と外国人選手との間には、見えない壁がしっかりと高くそびえ立っているように思う。


さて本題。
今年のジャイアンツ野手陣において、存在感がもの足りない選手が何人かいる。
陸や中島はまだ一軍で出場していないから仕方ない。彼らはこれからに期待。
ウォーカーは一軍にはいて、代打で出て活躍することも何度かあったけど、なんというか去年の存在感を10としたら今年ここまではいいとこ4か5だった。「あぁ、ウォーカーねえ・・・」みたいな扱いで、外野の布陣を考える際にも後回しだし、翔さんが怪我したこともあって交流戦のDHを考えたときにも決してその筆頭じゃなかった。

なので、今日は一つのターニングポイント。
よし!ここでウォーカーが来たかとニマニマしてしまう。外国人ならではのフェードアウト曲線に乗りかけていた男が、劇的に蘇り「ここにウォーカーあり」を内外にアピールできた。

ブリンソンが全く冴えず、この大勝劇の中ひっそりと2打席のみで交代させられたことも相まって、一気にウォーカー株が急上昇した感がある。
そうそう、ブリンソンがあまりにおかしい目立ち方をするから薄れてたけど、去年の春ズンドコ守備で話題を搔っ攫っていったのは紛れもなくウォーカーだった。
去年良くも悪くも目立ったウォーカーが、今年は良くも悪くも目立たなくなっていた中、ググッと上がってきた感あり。

この先、ウォーカーのバットに懸かるのはチーム上昇の鍵と、そして自身の来年以降の去就。
今年あと何度「ここにウォーカーあり」を示せるか。期待してるぜぃ。





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いくら管理人でも、負けた試合の映像を見返すことはそうそうない。
土日は基本仕事でなかなか試合が見られない管理人。大敗したことを知りながら、それでも今日は19時からのG+再放送を見るに至った。

なぜなら、リアルタイムで速報を追い掛けながら、なんだか今日という日が鍬原がジャイアンツで投げる最後の日になるような気がしたから。
こういう勘って割と当たる。もちろん外れたこともあるし、むしろ外れてくれた方がいいのだけれど、不幸にして的中したことが何度もある。

もしかしたらドラフト1位投手のラストダンスかな、と思いながら映像を見た。

球威がない

今日についてはそれに尽きる。
コントロールも褒められたもんじゃないけれど、とにかく球に力が無く、ハッキリ言えば棒球を投げてた。高めに外れるボールってのはギューンとコースを逸れるならまだいい。でも、今日ことごとく高めに外れた球は驚くほど弱かった。だから、少しでも打てそうなゾーンに寄るとあっさりと弾き返された。

深刻なのは、一応は二軍で仕上がったと判断されて上に上がってきたばかり、今日が久々の一軍マウンドだった事実。連投の疲れとか言い訳の効かないシチュエーションだったということ。
客観的に見ても、ラストダンスになってしまう可能性は否定できない。

鍬原という男は、まだ6年目のシーズンなのに、背番号は29→46→029→46→029→46と二度の育成落ちを含めて実に5度も変わった。
巨人のドラフト1位という重い十字架を背負って、怪我に苦しみながら歩いてきた道。ドラ1だからこの成績でも残してもらえてる反面、ドラ1だからもがき苦しんだことも想像に難くない。
だって外れ1位だろうがなんだろうが、ドラフト1位って1年に12人しかいないトッププロスペクトなんだもの。背負ったものが重い分、当人にしかわからない苦しみがあるよ。

結論が出ていないものに勝手に結論をつけるのは違うから、どうにもまとまりのない文章になってしまうけどただ一つだけ。

一度だけの人生、一瞬だけのプロ野球選手生命、悔いのないように。




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今日は半分番外編。

ドラフトでロッテに指名されて、かつあまりロッテが意中の球団ではなかった選手が判で押したように言うこと

「応援がすごい」

この「応援がすごい」は、その人がどれだけプロ野球知識があるかでいろんな意味を持つ。
ロッテファンの皆さんに言っておくと、管理人はガチの外野民。弱いと球場に行かなくなる浅いファンや、外野席でも座って観てる緩いファンが多いジャイアンツファンにおいて、割と誰にも負けないくらいうるさい外野民。なので他所の事情も少なからず知ってるつもり。

一般の人にとっての「応援がすごい」は、それそのまま声が大きいとかそういうこと。
管理人みたいな人が言うそれは、自分のところと比較して①おそろしいほど統制が取れていることと、②応援歌が独創的であること、この2つだった。

さて、本題だけれども、

なんであんなにコールばっかりになっちゃったの??

数年前から噂には聞いてた。でもコロナ禍だから単純に比較するのもなんなので話半分で聞いてた。
いざこの2023年、実際どうなのかとこの3連戦の裏テーマとして注目してたけど、やっぱコールばっかりで非常につまらなくなってた。相変わらず統制は取れてて、手拍子なり突き上げなりはピッタリ揃ってたけど、それでコールばっかりじゃなんかもう訓練じゃん?楽しいのかあれ?

ロッテさんのすごいとこって、ゲーム音楽とか洋楽とかを絶妙に取り入れて異常なほど耳に残る応援歌を作り上げて、それを全員同じユニを着て統制の取れた集団が大声で歌うことだったよ。

管理人は巨人ファンだけど、歌えるロッテ応援歌が山ほどある。サブローと福浦は新旧両バージョン歌えるし、荻野の応援歌は今も昔もNPB応援の最高傑作だと思ってる。
他にもベニー、神戸、ランビン、井口、今江。とにかく一昔前のロッテ応援歌はとっかかりが強くて耳に残りまくる名曲だらけだった。
管理人が生まれて初めてマリンに行った13年前、2階席で前方の席にいた若い女子二人組が手拍子しながら楽しそうに西岡の応援歌を歌っていた光景をハッキリ覚えてる(つーよしっ!にしおかー!)。

あんなに優れた独自の文化を作り上げたのに、なんで自分たちでそれを滅ぼそうとしてるのか。
角中の応援歌だけ声が大きくなったり、たまにかかるチャンテが異様に盛り上がってたのは決して気のせいじゃないと思うよ。
あんな軍隊の訓練みたいなコールじゃなく、せっかくの現地なんだから楽しく盛り上がって応援したいってみんな思ってるんじゃないの?オッサンはまだしも、若い女子はコールなんか何にも楽しくないと思うぞ。

数々の名曲を作って、かつプロ並みというかプロ奏者だったジントシオさんがいなくなって、今のロッテ応援団がいかなる人たちなのか知らないけど、このままだとなんぼチームが首位でも、佐々木くんブームに沸こうとマリンが空席だらけになっちゃうと思うよ。
それと、一時期はしっかり鳴りを潜めてた悪名高い牽制ブーイングは復活したのねw 今の応援団が指示して復活させたなら、なんかもうホントにセンスないなあ。そいつら野球の応援向いてないんじゃない?

なんかもったいないなあ。
上に見てた同業のリーディングカンパニーがみるみる失速して冴えなくなっていく。そんな感じに見えちゃいました。









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毎年この時期同じことを書いてる気がするけど、交流戦ってのは基本ピッチャー有利。
それは初見の対決だと圧倒的にピッチャーが有利だから。真っ直ぐの速さ、変化球の軌道、実際自分の目で見ないとわからないことが多いから。
昨日も高梨に対して、安田くんとか平沢がまるで腰が引けた空振りをしてた。あれはセリーグだとなかなか見ない無様なスイングで、ああやっぱり慣れてないと相当に打ちにくいんだなと思わされた。

さて、今日のロッテ先発メルセデス、いやベンツ。
よーく知ってるよ。
投球テンポがとんでもなく速く、それでいてコントロールもいい。
だけど速い球は無いし、コントロールがいい分ゾーンで勝負してくるから目付けがしやすい。決め球にしてくるのはスライダーが多い。
そして、何よりも典型的100球肩。序盤どんなに良くても必ず中盤で失速する。
だから、翔さんがゆったり構えたり打席に入り直したりしてリズムを崩そうとしてたのも効いてたし、球数を稼がせてどんどん100球に近づけていけばいいんだから焦ることなくこっちのペースでやれた。そして坂本のホームランは完全にスライダー狙い打ち。「勝手知りたる」ってこのことだよ。

そして澤村。
よーく知ってるよ。
まず2日3日続けていい内容のことがあまりない。昨日あんなに良かったのに今日はさっぱり、が普通にある。つまり、昨日良かったんだから確率的にはチャンスがある状況だった。
澤村の長所と短所は同じ。それはフォークが速すぎること。ストレートみたいな球速で来るフォークは落ちれば大きな武器だけど、バッターの取るタイミングとしては同じ。緩急差はまるでない。
そして、澤村のフォークは見逃せばほとんどがボールになる。球種関係なく細かいコントロールもない。
だから当然狙い球は真ん中付近のストレートになる。後は振り遅れるか速さに負けず弾き返せるかの問題。それを理想通りの形にしたのが岡本で、落ちなかったフォークが真ん中付近に来て、それをストレートのタイミングで振っても対応できたのが翔さん。

知ってるよ。よーく知ってるよ。
なんならロッテファンの人より管理人の方が彼らに関しちゃ詳しいよ。
で、巨人のバッターも彼らに詳しいんだよ。読まなくても取説を完全に熟知してるからしっかり対策できたんだよ。

昨日は澤村にやられたし今日は今日でポランコに打たれたけど、古巣に対して恩返しみたいなフォーマットのアングルで仕掛けようとすると当然こうなることもあるって話ですよ。





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原の采配、選手起用がどうとか、相も変わらずひどい中継ぎ陣がどうとか、それは二の次三の次。

この甲子園3連戦、しっかりと内容に向き合ったときに出てくる言葉は一つ。

「力負け」

どんな展開であろうと、どう組み合おうと、結局は寄り切られて負ける。
これは現段階の実力差。勢いもあるにはあるけど、どちらかといえばしっかりとやり合ってしっかりと負けた感が強い。

唯一、先発投手だけは3人とも通用したけど、それは向こうも同じ。
この交流戦直前の今の状態においては、阪神の方が一枚も二枚も上だった。

ただ、まだまだ先は長い。残り100試合近くもある。
プロ野球ファンってのは毎年記憶喪失になる人が多いようで、春からもうダメだもう決まったと大騒ぎするのだけど、山あり谷ありですんなり行くことなんかないのがペナントレース。
阪神がこのまま走り続けることなんかないし、ヤクルトだって必ず上がってくる。まだまだこれからですよ。

そして、小休止というか気持ちの切り替えにはちょうどいい交流戦がやってきた。
ここで加速するか失速するか維持するか。ジャイアンツだってチーム状態関係なく、福岡でやるホークス戦は超が付く鬼門。

交流戦が終わる頃、7月に入る頃までにある程度チームを固める。
打順、守備位置。門脇の守備はすごいけど、あれだけ打てない選手をスタメン、それもサードに置いておいていいのか。翔さんと岡本と秋広くんのポジションも流動的だし、外野に至ってはどれがベストの布陣なんだか巨人ファンでもわからない。交流戦だとDHも使えて打者のチャンスは増えるからそれも有効に使って、見極めて判断しなきゃいけないことは多い。

ローテーション。管理人激押しのグリフィン、戸郷、伊織、それと横川と松井くん。
不満はあるかもしれないけど、これは他球団から見たら贅沢な悩み。そこそこの充実ぶりだし、まだ智之がいて井上くんがいて、みんな忘れてるけどメンデスもいる。これはもうこのままであまりいじることなく完成と思っていいんじゃないかな。

そして他球団から笑いものにされてる中継ぎも勝ちパターンを作らないと。お前さん達とか言われてる場合じゃない。トレードでも先発からの配置転換でもなんでもいいんだから。
上で名前を挙げた先発候補で既に8人いるんだから何人かは後ろに回せるし、ビーディーとか髙橋とか今村とか何の役にも立ってないヤツらは中継ぎで鬼連投させるべき。ロペス?いや、アレはいいや。

いずれまだまだですよ。今は阪神どうこうよりも、やるべきことをやって体制を整える方が大事。
ねずっちよろしく「整いました!」って言えるようになったとき、この3連戦のお返しをしっかりしてやろう。ね?






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