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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。おい琥珀、5月のコメント今気づいたぞごめんなw     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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なんにも無い試合だった。
投打において本当に何もなく、見るべきものを無理に探さなきゃいけないような内容で淡々と終わった。今日の試合についてだけ書けって言われたら正直困ってしまう。

その中で見付けた唯一の輝きは立岡。
昨日スタメンを外れて代打で貴重なヒット。スタメンに返り咲いた今日は2安打。立派なもんだよ。
ジャイアンツの若手に欠けているのは、こういうガッツであり気持ちの強さ。調子のいいときは活躍しても、それが落ち着いて打てなくなるともうそのまんま。そしてスタメンを外されると代打で使われても結果を出せないし、代打で打てない機会が重なってそのうちフェードアウトしていく。ハッキリ言えば、橋本、中井、おまえらのことだ。
ジャイアンツファンもそういう若手を見慣れてる中で、この二日間の立岡は光ってたな。レギュラーを掴むんだ、1番バッターの座は譲らないんだ、って全身で語ってたよ。
立岡という選手をどう活かしていくかは実はかなり難しい問題だと思ってるけど、こういうところを見せられると応援したくもなる。2015年ジャイアンツ、野手ナンバーワンの成長株だよな。

さて、話を戻すと、今日の負け自体にさほどの重さはない。
連勝も止まる頃だったし、それより何より中日もいくらなんでもそろそろ勝つ頃だった。このカードも勝ちこせたし、週単位で見たら5勝1敗なんだから何の問題もないよ。

ただ、火曜日からのヤクルト戦は一つのヤマ。これからいくつも控えてるであろうヤマの一つ目。あの真っ黄色い甲子園で快勝してくるヤクルトの力は本物だし、ビジターゲームなのも大きな不安要素。火曜日が地方開催で神宮は2試合だけなのがラッキーだけどさ。
正直、旗色は悪いと踏んでるけど、真夏の首位攻防東京ダービーはちょっとわくわくするね。



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来ましたな。勝負の夏場、いよいよチームが勢いに乗ってきた感がありますな。

以前に管理人は、この混戦を抜け出してくるチームには必ずアイコンになる選手、目立った活躍をする選手が出てくると書いた。そういう選手がチームを引っ張り、弾みを付けられたチームのみが生き残るサバイバルと読んだ。
事実、最近うるさいほどにヤクルト山田の名前を耳にするし、阪神は若い江越くんが目立ってきた。
ジャイアンツにそういう選手はいないけど、こういう流れの掴み方、勢いに乗る方法もあるんだな。大変勉強になりましたよ。週に3度のサヨナラ勝ちなんて誰も予想できないし、目立つ存在がチームを牽引するよりも難易度が高い分だけ余計に勢いも付くってもんだ。

今日なんかは完全に負け試合。
高木は今日を見る限り平凡な並ピッチャーになり果ててたし、ちょっと今日の内容じゃ信頼して大事な試合を任せる訳にはいかない。ルナに打たれたとこよりも、グダグダのグダグダで捕まった6回を反省しろ。結果が出せてるうちは天然で可愛いだの、母性本能を擽るだの言われるだろうけど、結果が出せなくなったら残るのは図体がでかくて頭が弱いただのアホの子だ。

そういう負けるリズムの試合をひっくり返せた。
もちろんこれは福谷に因る部分が大。だから慢心は禁物。福谷は今日みたいにどうしようもない崩れ方をして盛大に燃える日が定期的にあるよな。中日さん、余計なお世話だけど、この子は先発させた方がいいんじゃないかい?

そういう事情がありながらも、しっかりそのチャンスを物にしたのは素晴らしい。
フォアボールだけじゃなくしっかりヒットを重ねてもぎ取った点だし、いくら弱ってる相手でも一打同点、一打逆転みたいな場面だと力んで打てないことも珍しくないしね。復帰以降リードオフマン的役割をしっかりこなしてる片岡さん、チャンス大好き坂本さん、たいへんよくできました。

さあ、この勢いで明日も勝とう。来週は苦手の神宮でヤクルトと決戦だから、このままの流れ、今の勢いで行きたい。今日の甲子園を見てもヤクルトめちゃくちゃ強いもん。そことぶつかる前に一つでも多く勝っておきたいのが本音。

勇猛邁進 進め片岡 m9(`・ω・´)!
ちょっと変えてみたw


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覚えているだろうか?
2011年10月14日。優勝マジックを2にした中日が東京ドームに乗り込んできて、負ければ目の前で胴上げになるかもしれなかった試合。
関東の中日ファンも胴上げを見るべく意気揚々と東京ドームに来たその日、中日の先発はなんとプロ初登板のルーキー。その舐めた采配に発奮した巨人ナインは2回までに6点を挙げノックアウト。見事にプロの洗礼を浴びせ目の前の優勝胴上げを阻止した試合。

そう、そのルーキーこそ他でもない大野雄大。
大野はずっとずっとこのトラウマに縛られ、何年経ってもジャイアンツコンプレックスを持ってるように見える。
だから逆に言うと、ジャイアンツファンは大野に対してお得意様意識がある。やられた記憶はまったく無いし、どんな展開であれなんだか勝てるような気がしてる。だから、大野がリーグトップの9勝を挙げてるとか、名実共に中日のエースになっていることに違和感すら感じる。大野くんには申し訳ないけどこれ本音。

今日もいきなり序盤で炎上。4回から7回まで一人の走者も出せなかったところにその片鱗は見えたけど、やっぱりやっぱり勝負どころの8回に崩れた。
これはもう実力とかなんとかの話じゃなく、決定的に大野がジャイアンツに苦手意識があるんだよ。負けてばかりなことを自覚してるから力むし、気合いが空回りして他の球団に投げてるようにはパフォーマンスが出せないんだと思う。

そして、ガッツリと盛大に決めてくれたのは渦中の人村田さんだった。
今日はノッてたね。初回からチャンスで打点を挙げて試合にスッと入っていけたし、その次の打席ではヒットも出た。気持ちに余裕を持てる状況での打席だったから、これまでみたいに「打たなきゃ打たなきゃ」の気持ちが少し楽になってたんだと思う。まだ褒める訳にはいかんけど、とりあえず今日は文句なし。それと、ホーム付近で村田を出迎える坂本が非常にうれしそうだったのが印象的だった。2年前ガッツさんがサヨナラホームランを打った時も一番はしゃいでたし、なんだかんだで仲間思いの男なんだろね。

4連勝の2位浮上で首位阪神と0.5差。うん、いいんじゃない?

Let's Go GIANTS m9(`・ω・´)!



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勝つには勝ったどころか、二夜連続のサヨナラ勝ちで同一カード3連勝。
この上なく気持ちいい夜のはずなのに、今日一日で随分とチームが傷だらけになったような気がする。

まずは菅野。
菅野の武器は総合力と言われることが多いけど、各要素の中でわかりやすく突出してるのは制球力。ほとんどフォアボールを出すことがないし、その余裕からカウントが悪くなっても逆算してピッチングができるのが彼最大の武器。
その菅野が四死球6つ。この試合の前まで117回2/3を投げて26個の与四死球だった菅野が、今日の8イニングで6つ。とにかく今日はストレートのコントロールが悪かったし、梶谷に対しての4連続フォアボールなんかは目を疑うようなザマだった。

でも、それでもこれだけ投げたんだよ。
四死球は出す、三振は取れない。でもその代わりヒットらしいヒットもほとんど許さない。泥臭い重たいピッチングだったけど、結果は8回投げて無失点。つくづくすごいピッチャーだと思うし、好調のときだけじゃなく不調のときにも結果を出せるのが一流だよな。
・・・だから、今日は勝たせたかったなあ。その力投に報いてやりたかった。防御率はまた爆上げしたけど、わかりやすい形で勝ち星を付けてやりたかった。あと1アウトで零れ落ちていった勝ち星に、菅野もさすがにショックを受けたんじゃないかなと思うわ。ベンチで「あぁ」って顔してたし。

そして、その原因を作った澤村をスッパリ代えたことに驚いた。
原はそれについてマシソン、山口、澤村を一括りで考えているような話しぶりだったけど、他の二人とクローザー澤村じゃ降ろすことの意味が違う。
こうもバッサリ切ったのは予想外だったし、今後も調子が悪いと見ればこういうリレーはいつでも起こり得るんだなと気付かされた。時期的にはまだ早いけど、勝負の秋に備えていつでもスクランブルでいくぞってことなんだろな。
だけど、澤村はプライド傷付いたんだろなあ。澤村は必ずといっていいほどランナーを出すし、それでも抑えて積み上げてきた5勝22セーブな訳だから、「なんで今日に限って」って思ってるだろなあ。

心じゃなく身体に傷を受けてしまったのは亀井だけど、捻挫ならそんなに心配いらないかな。
最後の傷は、もはや熱心な読者のみなさんでも忘れてるであろう村田さん。数ヶ月前に書いたけど、初めてのときはニュースになる。だけど2回目3回目からはわざわざ取り上げられないし、誰も気にしなくなる。初めてスタメンを外れた、初めて代打を出されたときはそれなりに騒がれても、今じゃ終盤のチャンスに打順が回ると鉄板で代打を出される有様。「パパのホームランが見たい」と言ってた子供さんが、テレビを見ながら「あれ?パパは?」と言ってる姿を想像すると切なくなる。
で、またどういう訳だか村田にチャンスで回るんだよな。今日だって本当に画に描いたような展開で回ってきて管理人は困惑してしまった。だって0-0の8回に満塁で回ってくるんだよ。これだけチャンスに打てない人に。なんか持ってるってことなんだろうけど、そのツキが災いして今後もこういう残酷な代打は増えるだろな。
まあ村田さん、明日からまたライバルも増えるらしいけど、なんとか意地を見せて頑張ってくださいよ。その日の打席内容が良ければさすがに代打は出されないんだろうから、そう信じてやってくしかないでしょ。だって、このままじゃ仮にスタメン落ちしてもチャンスの代打になんか使えないんだから、本当の守備固め要員になっちまう。

今日はなんだか勝ったのに負け試合みたいな記事になったけど、これは書いとかないとな。
尚広、よくやった。


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内海はこれでいい。降板の仕方とその回の先頭に出したフォアが反省材料だけど、6回7回まで投げ抜いてくれればそれでいい。完投だとかなんとかを求めたくなるのもわかるけど、先月内海が投げた日に書いた「左のエースは死んだ」が結論。
エースじゃなくても長いイニングを投げられなくても、こうしてきっちり試合を作ってくれれば十分なんだよ。杉内だってそうなんだから。勝てなかったのは残念だけど、むしろ今日の降板の仕方だと勝ちが付かなくて逆によかった気もする。本人も納得してないだろうしさ。次にきっちり自分の役目を果たして、堂々と勝ち投手になればいい。
ローテの軸じゃなくてもその一角は務めてもらわなきゃ困る選手なんだから、とりあえず今日はおかえりなさいって感じかな。選手のコメントを聞くにつけ、周りが思ってる以上にやってる側は内海が戻ってきたことを意識してるようだからさ、次こそ胸張ってお立ち台に上がれ。一週間後の水曜なら現地でしっかり見届けてやるから頑張れ。

そして、今日はやっぱり亀井さん。
亀井は決してチャンスに強いとは思わないんだけど、こうしてとにかく印象に残る一打を打つ。今日だってチャンスで打った訳ではないからね。
こういう勝負強さというか、持ってる感じはチームの中でも群を抜いている。だからこそこうして四番に座ってるんだけど、やっと今日その強みというか「らしさ」を出せたな。
野球ってヒット1本ホームラン1本の重みが同じじゃないから、こうして人の印象に残る場面で結果を出していくと相手の印象が変わる。それが積み重なると、威圧感とか恐怖感とか証明しにくいものが出来上がる。村田にはそれが無いから舐められるし、今年に至ってはどうでもいいところでの猛打も無くなって、結果とにかく打てない人になり果ててもうた。

閑話休題。亀井って決して率が残るタイプでもないし、いわゆる中距離打者でホームランも多くは見込めない。「じゃあ打点」って考えるのは至極当然だけど、実はかなり活躍したように記憶してる去年でも打点26。決して多くはない。
だけど、こういう意味のある打点というか、5点にも10点にも匹敵する打点を叩きだせる選手だと思う。去年までの村田が挙げる打点は0.5点とか0.1点の1点が多かったけど(今年はそれもございませんが)、その逆の値千金の1点を稼げる選手なんだと思うんだよな。
相手チームとそのファンが「亀井か・・・、なんかイヤな感じがするなあ」と思うような姿に、あるべき亀井の姿に近づく1本だったんでないかい?




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♪うーみよ 俺の うーみよー

と歌ったかどうかは知らんけど、まあ相変わらずのサービス精神w 黙ってれば相当な男前にも関わらず、決して黙ってないのが原辰徳。
そして、これくらい突き抜けた人でないと巨人と阪神の監督は務まらん。去年カープの野村が、ソフバンの秋山がボロボロになって辞めたように監督職は超激務。称賛されるのは優勝したときのみ。後は叩かれヤジられ、壮絶なプレッシャーに絶えず追いかけられる何の見返りも無い仕事。給料だって部下にあたる選手の方が遥かに高いときてる。
その中でも人気球団の巨人、阪神は別格。監督に「辞めろ」と言うのは簡単だけどさ、そうそう成り手がいる仕事じゃないんだよ。鋼のメンタルを持ってるか、長嶋さんまでいかずともそれに近い面がないと続かない。

上の写真も大笑いできるけど、笑った後でいざ冷静に考えてみい。
チームは勝ったり負けたり調子に乗れない。連勝中とか首位独走の状況ならまだしも、日々頭を悩ますような状況下で記者にポーズを要求されてこれができるか?やっぱりなんか突き抜けてるよなw
原という人は間違いなくスーパー鋼メンタルだけど、これは記者の持つカメラの向こうに無数のジャイアンツファンが見えているからこそ。自分の姿が常に選手に見られ、その挙動が選手の精神状態に影響を与えると知っているからこそ。スポーツ新聞を見た選手が「監督は相変わらず明るいからなんか大丈夫な気がするな」と思ってくれればしめたもの。原がこうも役者チックで、こうもサービス満点なのは、自分自身を公人であると強く自覚してるからこそだと思うんだ。

そんな指揮官の思いと内心の葛藤を知ってか知らずか、松山の地で躍動してくれた選手たち。
一人を除いて打撃陣全員が頼もしく見えた16安打11得点の大爆発。いいね、今日は本当に打線がどこまでも続くように思えたし、強打のジャイアンツを思い出す暴れぶりだった。
そんな中、相川の骨折だけが残念だし、管理人は相川を非常に高く買ってたので悔やんでも悔やみきれないマイナス。相川を叩いてる人が少なからずいるのは知ってるけど、ここからが勝負の時期なのにかなりの痛手だぞこれ。失ってみて初めてわかるなんとやらになるよ。

それと、「一人を除いて」の一人の方、大丈夫ですか?いやホントに。
外のストレートにフルスイング!でも打球はバックネット方向へのファール・・・、本人バランス崩しておっととっとと・・・。最近しょっちゅうこれ見るけど、これやってるうちは絶対に打てないよ。一時期バッティング持ち直してきたなあと思って見てたけど、またものすごくダメになってるもん。
「死体蹴り」が代名詞だったのに、今日なんか死体相手に4の0だもんなあ。外野に1球も飛んでないしw
阿部と長野はアップダウンが極端だけど、総じて状態は悪くない。目立つから打てないとチームの足を引っ張ってるように見えるけど、こうしてきっちり打ってることもある。ちゃんとある。でも、村田・・・大丈夫かなあ。


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いやぁ、ジョンソンっていいピッチャーだね。
恥ずかしながら、巨人戦以外でも見る機会がなくて今日初めてちゃんと見た訳だけど、数多いるサウスポー投手のいいところを集めたようなピッチャーだった。
貧打ぶりにイライラジリジリした向きも多そうだけど、今日は相手ピッチャーがよかったと割り切るべき日。見逃がし三振に象徴されるように、手も足も出ず翻弄されましたよ。
カープさんが今後優勝争いに絡んでくるかどうかはわからんけど、ジョンソンはちょっと分析して対策練らないとまずいだろね。マエケンくんや黒田と同等に考えなきゃいかんレベルだよ。

そんな中で収穫は田口くん。今年一番よかったんじゃないだろうか。
春先は輝いてたのに、このところ投げる度に内容が悪くなっていく一方だったけど、久々に腕を振ることと制球を両立できた快投。全然合ってなかったシアーホルツに余計なフォアを出してそこから崩れたのが残念だけど、これも糧にして勉強してくれればいいさ。だってまだ19歳なんだもん。管理人はいい年した高木がルーキー扱いされることには非常に不満だけど、田口くんは本物のペーペーなんだからさ。田口くん、負けはしたけど十分に及第点は付けられるから次も頑張れ。19歳にしてジャイアンツのローテを張ってることに胸を張れ。

まあ、予告先発の時点で半分負けを覚悟の試合だったはずだし、ビジターで2勝1敗なんだから御の字。今週一週間で見てもオールビジター6試合で3勝3敗。オールスター前があの横浜3連敗だったことを考えると、多少持ち直してきてなんとか凌いだ週とも言えるんでない?
大田が下に落ちたことが非常に気になるんだけど、人様に見せるくらいに上手くまとめられないから今日はここまで。
混セの中でヤクルトが抜けてきたように見えるけど焦りなさんな。まだひとヤマふたヤマどころか4つくらいヤマがあるから。ヤクルトの先発なんかいないも同然なんだからさ(ウソだと思ったら成績調べてみい)。まだまだ勝負はこれから。今年は長い夏になりますよ。


   ∧∧
  (  ・ω・)夏の西武ドームは熱中症に注意
  _| ⊃/(___
/ └-(____/


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これだけ点が取れないと、選手任せにすることに限界を感じベンチが動きたくなる。それはよくわかる。

忘れてる人もいるだろうから書くと、今月5点以上取れたのは7日の5点、8日の7点、11日の11点の3試合のみ。この時期はすごく状態がよかったのに、気が付けばまた貧弱打線に逆戻り。
12日2点、13日4点、14日3点、15日2点、オールスターを挟んで20日2点、21日1点、22日2点、24日2点と、書いてるのも悲しくなるような得点力不足。「サッカーか!」と言いたくもなるってもんだ。

昨日の代打攻勢があったり、その前の甲子園でも代打で打った選手をそのまま守備に入れたり、原の試行錯誤がはっきり見えるようになってきたここ数日。だってほっといたら2点しか入らないんだもんな。そりゃ何かしたくもなるさ。

その気持ちはよくわかるんだけど、今日はいくらなんでも奇を衒い過ぎたなw
あまりにも奇策で、かつそれが立て続けに失敗したことでなんだか負け試合みたいな雰囲気になってもうた。うん、ハッキリ言うと、勝つべきじゃなかった試合に勝ってしまった変な違和感がある。

もちろん、成功してれば「さすが名将」「驚きの名采配」と称賛され、失敗してれば罵倒と非難が待っているのはわかってる。それは表裏一体の関係で、結果に関わらずプロセスについて評価をできる人はプロの解説者にも少ない。今日のだって決まってれば「原すげえ!」になってたさ。

だけど、①フォースプレーになる満塁でスクイズ、②打者がピッチャー、③三塁ランナーが球界一の鈍足阿部、の条件で奇策を打ったんじゃ擁護もできないわ。3つセオリーを破ったら、そりゃあもう成功確率なんて推して知るべし。セオリーって成功確率に基づくもんなんだからさ。
ランナー一塁三塁のダブルスチールも、あれはプロ野球じゃ成功しない策だ。今年既に一回成功しちゃってるし、高校野球においては有効なんだけど、ピッチャーカットも含めてプロが普通にプレーしたらよほどのことが無いと成功しない。この二つとも万馬券に財布の中身を全て賭けてしまった感があって、正直見てて呆れた。

長年に渡って原の野球を見てる者として、この奇策に「らしさ」は感じない。
もともとダブルスチールは好きな監督だけど、それは一塁二塁から走る通常のダブルスチール。
スクイズもやらないこともないけれど、どちらかというと勝ち越し点が入った後でダメ押しで使って精神的にもダメージを与える方法論。今日の攻めは原野球の中には無い戦法だったように思う。

だから原さん、動くことはいい。管理人はそれには異論はない。動かなかったら点なんか入らんし。だけど、あくまで自分の中で納得できる動き方で、しっくりくるやり方でやってくださいな。



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素晴らしい投げ合いだった。今年既に4度目となったこのエース対決だけど、過去3回を上回るハイレベルな投手戦。共に日本のエースとなれる器の二人が競い合ったまさに至高の試合だった。

エースが投げ合うとなれば、誰もが投手戦を予想する。だけど、必ずしもそうはならないのは野球ファンならご存知の通り。
それがこの二人の場合、4度やって4度とも投手戦。それがレベルの高さを証明してるし、互いが互いを意識してるからこその相乗効果。

マエケンくんは序盤つけ込む隙があったように見えたけど、調子が上がってきた中盤からはもはや鬼畜の域。狙い通りのところにストレートでなくスライダーが行くマウンドマスターぶりで、真ん中よりから右打者のバットが届かない外角まで曲がるスライダーは圧巻だった。
菅野が光ってたのはストレート。ランナーは出してもそれ以上進塁させない。むしろランナーを出してからこそ本領発揮と言わんばかりの余裕。フォアボールの心配が無い制球力をバックボーンに、まさに「打者を料理」という表現がピッタリの快投。
二人とも持ち味を存分に発揮し、相手が無失点のうちは自分も失点するものか、相手が投げてるうちは先にマウンドを降りてなるものかと競い合った熱き投手戦。うん、この二人はライバルって言っていいのかもな。

原もなりふり構わぬ采配で菅野の好投に応えた。放送じゃ全く触れられなかったけど、長野に代えて由伸、村田に代えて堂上の代打攻勢はちょっとしたエポックメイキング。東京ドームだったら観客がどよめくであろう鬼采配。
やっぱり今日の試合は、菅野とマエケンくんが責任投手になるべき試合。勝っても負けてもリリーフに勝ち負けが付くのはなんか興ざめしてしまうような内容の試合。菅野に勝ちを付けるべく勝負を賭けた原の心意気、しっかり伝わったよな。

そして、チームが軌道に乗るにはこれはとっても大事なこと。
『エースが投げる日は必ず勝つ』 このリズムができればチームにもリズムができる。今日は勝って明日は負けてを繰り返してるチームに、しっかり軸ができて起点ができる。
そう、混戦を抜け出す一つの鍵はこれ。菅野が投げる日は勝つ。これができてくればいろいろ変わるぜい。

 ♪ ゆーるがぬ思いそーの胸にー
   ∧_∧
   (・∀・ )
((( ミ゙゙ミ゙゙ミ )
  ミ゙゙ミ゙゙ミ
   ゙゙゙゙゙゙

 ♪ たーましい込めたスートレートー
   ∧_∧
  ( ・∀・)
  ( ミ゙゙ミ゙゙ミ )))
   ミ゙゙ミ゙゙ミ
    ゙゙゙゙゙゙

 ♪しょーりーへつづーく道
   ∧_∧
   ( ・∀・ )
   ミ゙゙ミ゙゙ミ
   ミ゙゙ミ゙゙ミ
    ゙゙゙゙゙゙
 ♪ すすーめ菅野智之

 ミ゙゙ミ ∧_∧ ミ゙゙ミ
 ミ゙゙ミ( ・∀・ )ミ゙゙ミ
  ゙゙\   /゙゙゙
    i⌒ヽ|
    (_) ノ
     ∪


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確かにポレダは対策を立てられた気がする。まあ阪神からすれば4戦4敗の天敵なんだもんな。そりゃ真剣に分析もするさ。
ただ、それを感じたのは初回じゃなく無得点に抑えたイニング。いい当たりがガンガン出てて、阪神打線がしっかりと策を練ってきたのが見えた。マートンと良太の連続レフトフライなんか両方3ランかと思ったもんな。

で、巨人ファンの大半が早々に諦めムードになってしまった初回3失点は、よくよく見ると別に打たれてない。ヒットらしいヒットなんて鳥谷だけだろ。
問題の立岡は要反省。だけど、身体能力だけで外野守備をやってきた訳だから同情はするけどね。ずっと外野手でやってきた選手なら厳しいことも言いたくなるけど、彼の場合は経験の無さを足の速さで補って広い守備範囲がある訳だから、まあ時折こういうことも出てきますよ。立岡には「気にしないで頑張れ」と言いたいわ。

そして何よりも、その諦めムードがそのまんま的中してしまうのが情けない。
せっかく一時期すごくいい調子だったのに、気が付けばまた2点打線に逆戻り。「3点なんて取れないよ」と冗談半分で初回に言ってたのが、あれよあれよと本当にそのまま終わってしまうこの情けなさ。今日の能見は攻略しないといけない出来だし、ボール先行フォア連発で向こうからチャンスをくれてるのにまったく点にできないのが悲しい。今日は一昨日の岩田や昨日のメッセと同じに考えちゃいかん。遅くとも中盤にはKOできたはずだよ。

で、原もいろいろ試行錯誤してんだよ。
代打に大田を出してヒットが出たら、立岡に代えてそのまま守備に就かせた。堂上が代打ホームランを打ったら、今度は大田を下げてそこに堂上を入れた。少しでも状態のいい選手を使おう、選手任せじゃどうにもならないからベンチ主導でなんとか点を取ろうと足掻いてんだよ。
原に文句ばっかり言ってる人は想像してみればいい。手持ちの駒はどれもこれも思うように動かないし、そのどれもこれもが一流の実績があるもんだから扱いが難しい。あれを切れこれを使えと外から言うのは簡単だけど、人を使うってのはそういうことじゃないからな。伊原が西武でどうなったか思い出してみりゃいいさ。

今日で89試合目にして未だ出口の見えない暗中模索だけど、勝負はまだこれから。3位に落ちたみたいだけど、こんなにチーム状態が悪いのに手を伸ばせば首位に届く位置にいる。これが千載一遇のチャンスでなくてなんだ?
マツダの初戦は菅野かな?一日休んで切り替えて何度でもリスタート、何度でもトライアゲインですよ。

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なんだろう。分析する間もなくトントン拍子で試合が終わってしまった。
あまり悔しい気持ちもなく、そう?負けたの?とサクサクッと負けた感あり。

メッセは桑田が絶賛するほどにいいとは思わなかったけど、やっぱり角度の付いたストレートは威力抜群。球速以上に差し込んで来る球に立岡なんか身体の後ろで打ってたし、終盤になっても150キロ超えを連発してくるのはさすがだった。
でも、今日は結構甘い球もあったんだよな。カーブのキレとか制球はいまいちだったように思う。
だから、メッセがよかったのか、それとも巨人打線が情けなかったのかはよくわからない。どっちの意見も正しい気がする。

杉内は相変わらず。いつもの杉内。
今日はストレートがグオーンと伸びてたし、変化球のキレも文句なし。特別にいいとまでは思わないけど、杉内らしさは存分に発揮したピッチング。悪く言うと、ちょうど6回で力尽きたのも実に今年の杉内。
だけど、もう少し続投させてもよかったかなという気はする。球数73だったしさ。それに、6回2失点ってのは杉内に求められてるラインそのものなんじゃないだろうか。だから、あんまり責める気にはならないんだよな。杉内よりは打線に矛先を向けたくなる。

だけど上で書いたように、今日は打線がだらしなかったのか、メッセがすごかったのか評価に迷う。
だから、あぁ、負けたのねと至極冷静になってしまう次第。管理人的には「相川すげえ!」で今日の試合は終わり。管理人は打者相川にはチーム1の信頼を置いているし、これでオールスター前のハマスタと合わせて2連続代打タイムリーだよな。勝負強さも尋常じゃないわ。

まあ明日勝てばいいってことですよ。虎キラーポレダさんお願いします。中継ぎにしたいと公言してる原が黙るくらいの好投でお願いします。


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いよいよ勝負の後半戦。
相変わらずの貧打、依然として不安の残る中継ぎと問題は山積みながら、今日は勝ちに行ってしっかり勝てた試合。

今日のポイントは澤村の起用。
イニング跨ぎで8回2アウトからの緊急登板。マシソンが悪いと見るやスパッと見切りを付けたことにも意味があるし、いつでもこういう使い方ができるんだぞという意味でも大きな1勝だった。
澤村は長く先発を務めてきたピッチャーな訳だから、イニング跨ぎとかロングに関しては他のリリーフピッチャーより分があるはずなんだよな。回を跨がせると集中力が切れてダメになるピッチャーがよくいるけど、澤村は3年間ずっとそれをやってきたんだもん。
体力的に無理させちゃいかんけど、今日みたいな有事の際には遠慮なくイニング途中から出すべきだよ。これはクローザー澤村の強みなはずだもの。

さあ、幸先よく後半戦白星スタート。
今日は結果がよろしくなかったけど、管理人は打線についてはそんなに心配してない。それよりもサードの人はどうしちゃったんだ?堅実な守備が売りのはずが、捕れる打球を二度もヒットにしてくれて愕然としちゃったんだけど。何度も何度も書いてるけど、打てなくても打てなくても打ったときのために守備はしっかりしてなきゃいけないんだよ。投手力と守備力で抑えていてこそ少ない得点でも勝てるんだから。あれか?横浜でのサヨナラエラーからまた病んじゃったか?



  ∧_∧   / ̄ ̄ ̄ ̄
 ( ´・ω・) <まさかの脚光を浴びるレイサム
 ( つ旦と)  \____
 と_)_)

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もう登校拒否ならぬ投稿拒否ですよ。
横浜まで行って雨の中応援して、最後の最後があれですよ。そりゃ具合も悪くなるってもんですよ。もうブログ書くのやめて寝ようかと真剣に思いましたがな。

  
 
押されっぱなしの感じではあったけどさ、ギリギリのところで踏み止まってなんとか耐えてきたゲームな訳じゃん?まずい守備もあちこちに出ながらも、凌いで凌いで同点で最終回までもってきて、勝つか負けるかわからない面白い試合にできてたじゃん?
一発勝負の代打でしっかり決めた相川、尚広ホーム憤死に隠れたけど大田だって代打で結果を出した。笠原も気合いが入ってたし、管理人は久々に背中の47番を誇らしく思ったよ。

それがこういう形で終わるんですか。はぁ・・・。
村田さん、ご家族と球場で25番ユニを着てる人たちをどこまで苦しめるおつもりですかね?もうなんか、扱いに困る感じの存在になってきちゃったよ。

偉大なV9戦士、高橋一三さんが亡くなられた日、餞どころかひどい試合になっちゃったなあ。
で、一三さんの背番号を受け継いだゴリラは、どういう訳だか今日祖国へお帰りになられました。月末あたりに戻ってくるそうだけど、ゴリラってワシントン条約の規制対象なはずだから、なんならそのままでどうぞ。


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勝てる試合、いや勝っておかなきゃいけない試合でしたな。
序盤の楽勝ムードはどこへやら、天国から地獄へ真っ逆さまに転落した真夏の夜の淫夢、いや悪夢。

ベイス先発の石田くんは、まだ何がある訳でもないただ左で投げてるだけのピッチャー。ストレートには多少力があったけど、それにしたって脅威に感じるほどじゃないレベル。こっちの打線が早々に捕まえたのがその証拠だし、向こうのセンターがボールを見失ったベイスボールまで飛び出して、なんだかなんだか試合が緩んだ。いつでも打てる、今日は勝てると相手を甘く見る空気があったことは否めない。

「杉内ファンの管理人、杉内はどうなの?」という声に答えるならば、今日はもう調子がどうこう以前に暑さに負けたように思う。
なんか序盤から既に100球投げ終えた後のようなヘロヘロぶりで、上手く表現できないんだけど投げる前から疲れてるように見えた。時折いいストレートはあったし、チェンジアップは出色の出来栄えだったんだけど、そういう細部を見る前にもうなんだかいつもの6回7回あたりを見てる感じが常にした。
この異常な暑さの中、今年35歳になる杉内は戦わずして負けた感ありなんじゃないかな。
ひと昔前ならもう引退してるような年齢な訳だからさ、今後もこういう傾向は顕著になっていくと思うよ。具体的にいえば野外よりドーム、夏より春・秋。ベテランなんだから仕方ないんだよ。それを否定するなら50歳でも60歳でも野球選手が務まることになる。いつまでも毎回毎回コンスタントに結果を出し続けるのは難しくなっていくだろうけど、前回素晴らしいピッチングができたようにまだまだ杉内は死んでない。次を見てなさい。ヤツはクールに見えて負けん気強いから。

それと今日は香月かな。彼を出した采配も含めて。
香月が頑張ってること、目立たないけどいい結果を出してること、彼のような敗戦処理・ロングリリーバーがチームには必要不可欠なことは認める。百も認める。
だけど、今日試合後に原が言った「あそこを止めるのは難しい仕事。香月は責められないでしょう」にはちょっと疑問符がつく。香月を庇って言ったコメントなんだろうけど、あそこも何もホームランでランナーが一掃された後だったんだけどな。部下を守ってやる管理職のコメントと受け止めるけど、ノーアウトランナーなしで抑えられないようなピッチャーなら出さないでくれ。打者6人に被安打5被ホームラン2の5失点ってなんなんだよ。ブルペンで1球も投げてなかったんじゃないか?って言いたくなるぞ。

で、ちょっと話を戻すと、香月を勝ちパターンの中継ぎと認識してる人は誰もいない。上記のように大事な戦力であることは100%認めるけど、その役割は大量リードの試合かビハインドの捨て試合。そういうのって見てる方が感じるくらいだから、グラウンドでやってる方は尚更だと思うよ。逆転されて先発がKOされた。そこで出てくるのがそういう役割のピッチャーだと、もうやってる方が試合の流れを勝手に読んじゃうよ。オールスターを控えて中継ぎに無理が効く状況な訳だから、宮國でも出して「まだこの試合は諦めてない。勝ちに行くぞ!」って姿勢をベンチが見せるべきだったんじゃないかなあ?結局8回に宮國を無駄使いで出してんだからさ。

杉内の代え時、代える人選、そのいずれもちょっと納得がいかない感じだったなあ。取りに行くべき試合だったと思うけど出し惜しみして負けたように思う。
そして、管理人はそろそろ先日ファームに落ちた戸根の代役で青木、香月や矢貫の代わりで久保が見たい。豊富な経験を誇るこの2人にチャンスをあげてもいいんじゃないの?


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村田っておもしれえなあ。つくづくおもしろいわ。

先だって書いたように調子は非常にいいんですよ。今年の中でいいんじゃなく普通にいい。今なら誰と比べても見劣りしないような好調ぶりですよ。
右にホームランを打って以降インコースを捌けるかどうかに着目してたけど、阪神戦の時点から引っ張った打球が多く出てたし、なによりも今日の見事なホームラン。頭がまったく動かずクルッと回転でボールを運んだ会心の一撃。本当に鮮やかなバッティングだったよね。

そして、どういう訳だか村田にはチャンスで打席が回ってくる。
1点ビハインドの2アウト満塁、荒れた試合もここで決まるだろうという天下分け目の関ヶ原。プロ野球ニュース風に言えば「熱視線」を付けるポイントで、管理人は「打ったら勝ち、打てなきゃ負け」と確信して見たポイント。

もちろん、バッティングの調子とチャンスで打てるかどうかは別問題。何度もそう書いてきたし、特にこういう試合を決めるようなチャンスはメンタル面が多分に影響するから尚更。わかってます。ええ、よーくわかっております。

だけど、真ん中ストレートを見逃がし三振ってのはすごいわ。
変化球待ちだったんだろうし、そう読むのが妥当な状況ではあったけど、こうして画になるネタを提供してくれるのが村田ならではだよな。
昨日今日野球を見始めたようなファンでも「振れよ!」って言いたくなる最高のネタ凡退。同じ三振でもフルスイングして空振りしてくれれば、悔しいけれどまあ納得もいくじゃん?ホントにこう、なんJ民へネタを提供することに長けてるというか、やることなすことに大きな波紋を残すタイプというか、実に村田は村田でもう笑ってしまった。だって、今の調子ならあの球をホームランしててもおかしくなかったよ。チャンスじゃなかったら9割方仕留めてたんじゃない?

喜んでいいやら悲しんでいいやら、管理人の「熱視線」は的中し無念の連敗。
高木の調子やら、矢貫の使い方やらもあるけど、なんかマッチポンプ的に村田さんにもっていかれましたよ。涙のヒーローインタビューとは違った意味での村田デー。なんかこう、何をやってもネタになる千両役者ならぬ千両芸人に乾杯。


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「ジャイアンツの打順はこれで決まりだ!」

なんて思ってるジャイアンツファンはおそらく一人もいない。
立岡が頑張ってることは100%認めながらも、8月9月とこのまま1番立岡でいけるかはまだ未知数。坂本、亀井、長野のクリーンアップに至っては、一時的なものだってことを誰もが理解してる。阿部が四番に上がるタイミングがいつになるのか、長野は5番のままで指定席1番にはならないのか、大田やアンダーソンはどう使うのか。ジャイアンツファンはそんなことを頭の片隅で考えながら今の打線を見ている。

何が言いたいかというと、今日はまだ7月12日。試合数にして83試合目。
まだしっかりとチームを固める段階ではなく、あれこれと試しながら残りの60試合を消化していく時期。体力的にハードな8月、勝負が決する9月を控えて、よりベストな形、できるだけ多くの選択肢を模索していく段階。

打線がそうなら、当然投手陣もそうであっていい。
「・・・ん」と引っ掛かった思いがあるであろうことは否定しない。ただ、それは「巨人はピッチャーはいい、打線が問題」と春から散々聞かされてきた既成概念によるもの。いいものはそのまま、悪いところにメスを入れるべきと思い込んでるからそうなる。
先発は菅野、杉内、高木、ポレ、マイコ。セットアッパーで山口、マシソン。抑えで澤村。
・・・と決まった訳ではないと思うんだ。打順にまだまだ改良の余地があるように、このピッチングスタッフだってまだあれこれ試すべき。いや、試してるんだなあと今日しみじみ思った。

今日の勝ち負けに拘るなら、マシソンはイニング途中で代えるべき。それは誰の目にも明らかだった。
でも、まったく微動だにしないベンチを見て、管理人はマシソンがセットアッパーとしていけるかどうかの試験を見せられているような気になった。
今日がCSだとして、この緊迫した展開で1イニングを任せきれるのか。自分で招いたピンチを自分で封じることができるのか。原はそんな視点でマウンドの剛腕リリーバーを見つめていたんじゃないかと想像する。

明日からのベイス3連戦。1枚足りなくなる先発枠は2軍から田口くんを上げて補うそうだ。
何度も何度も中継ぎで結果を残し、ロングリリーフも務められるポテンシャルの高さを見せている宮國を差し置いて。
それってつまり、首脳陣が宮國をセットアッパー候補として見ている証拠なんじゃないかなあ。マシソンじゃダメだと決定的な判断をした後に、その重責を担ってもらうために中継ぎ用の調整を命じてるんじゃないだろうか。

山口だってそう。先日、原の「使い方は変えない」コメントに管理人も反応してしまったけど、よくよく考えてみればそれは当たり前。指揮官が口に出すときはそれすなわち最終決定を下したとき。「変えたいんだけどろくな代わりがいないから変えられない」なんてことは死んでも言えないからな。
ただ、山口の場合は先日の戸根や今日の京介の惨状を見る限り、その日はまだまだ遠そうだけれども。

残り60試合。目の前の試合を見ながらも10月のチームの姿を思い浮かべ、その2つを交互に見比べながらチームは前に進む。悪いながらもしっかり試合を作ってみせたエースの姿と、破壊力が戻ってきた打線にほくそ笑みながら、まだこれから形を変えていくであろう勝利の方程式に思いを馳せる夏の夜。・・・え?今日の負け?痛くも痒くもないよ。試合見てたらわかるでしょ?

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いいねえ・・・。何にも言うことないね。

一人も変わらずまったく同じメンツでやってるのに、打線の迫力がまるっきり違うでしょ?
何の期待もできなかったクソ打線御一行様はいずこへ、今はどこからでも点が取れそうな相手に威圧感を与える強力打線に見えるもの。

ここまで様変わりした一番の原因はスイング。
俺はやっぱり振らなきゃダメだと自分を取り戻してくれた人あり、去年のよかった姿を取り戻そうと原点回帰してくれた人あり。小さく振ったように見えるヒットでも、しっかりボールを叩けてるから打球が強い。空振りしないようにとただただ小さい萎縮したスイングになってた先月までとは雲泥の差。

そもそも、どこまでが本当なのかなんてわからんけど、コンパクトなんてのはチーム方針として掲げるような類のものじゃない。
試合の中で円陣を組んで、相手ピッチャーが予想以上に速いから振り遅れないようコンパクトに、と指示するならわかるけど、常日頃から意識して取り組むようなもんじゃない。
村田真一コーチがあまりに無能な不要人員だから、ウソも本当も含めておもしろおかしく誇張されてる部分も多分にあるんだろうけどさ。

「調子」という表現じゃなく、ちゃんとしっかり強くなった。打線はもともとマイナスだったものが普通に戻ったんだから、一時の浮き沈みじゃなくそうそう簡単には落ちない確信がある。
しっかり投打が噛み合い、威風堂々戦えるようになった王者読売巨人軍。長かった大混戦セリーグが終わる日もすぐそこまで来てるよ。


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ね?開幕したでしょ?
管理人がこの前「今年最大の手応え」と書いたチーム状態を甘く見なさんな。今は間違いなく強いジャイアンツだから、勝とうが負けようが安心して見てなさい。クソみたいな試合にはならんから。

メッセンジャーはすごく良かったと思うよ。球は速いし、彼特有の2階から降ってくるようなカーブも効果的で十分にいい出来だったと思う。
でも、それを打ち崩せるだけの力が今のジャイアンツにはあるってことですよ。格下のピッチャーを打ったんじゃなく、阪神のエースを攻略してものにした逆転勝利に大きな意義あり。
もともと先発ピッチャーは12球団ナンバー1だし、こうして打線が機能すると野球の王道のような勝ち方ができる。ちょっとリリーフに不安はあるけど、1点差じゃなく3点差だとどうにかなるんだよ。山口とマシソンにハラハラしながらも、点差があるからどこか気持ちに余裕があったでしょ?それは見てる側だけじゃなくやってる側も同じだもの。うん、ファンが待ち侘びた2015年の読売ジャイアンツがここにあるね。

で、今日の全てを持っていってしまった感のある村田さんだけど、この前書いた通り今は状態いいですよ。バットの入れ方が最短距離で行けるようになって、今日みたいな真ん中から外寄りのコースには対応できると思う。
でも、あれこそコンパクトで、合わせること弾き返すことはできても、あのままで振り抜くことは難しいと思う。今日は予想通り詰まったインコースのボールを明日以降どう捌くか楽しみにしてる。

・・・感動したりもらい泣きしたりすることを否定はしないけど、管理人は今日の村田の涙には何も感ずるところはなかった。金本や篠塚がえらい冷ややかに見てたけど管理人もそっち寄り。
村田に大切な家族がいるように、打たれたメッセにも家族がいて負けた阪神の選手たちにも家族がいる。村田が試合に出ることで出られない中井や吉川にも大切な人がいるだろうし、彼らがいることで上に上がれず二軍で燻ぶっている選手たちも同様。たまたまヒーローインタビューだったから家族が来てることを言えただけで、家族を呼んだけど活躍できなかった話なんて毎日各地の球場で起こってる話なんだよな。
一生懸命やってるったって、それはチーム内のライバルも相手チームも一生懸命やってるし(やってないのはよみうりランドで飼育されてるゴリラくらいなもんだろ?)、厳しい言い方だけどプロは結果を求められるからプロなんだ。子供が来てると頑張れるなら毎試合呼べばいいし(マイコラスはそうしてるだろ?)、期待されてる役割ともらってる報酬を考えたら、まだまだまだまだやってもらわんと。
今のフォームだと藤浪くんには苦戦しそうな気がするけれど、明日も頑張れ村田さん。これだけボロクソに言われ続けて、もうなんJにネタを提供するだけの7番打者になりつつあったのにドームには25番ユニを着たファンがかなりいる。彼ら彼女らも今年ずっと泣きたい思いでいたはずなんだからさ、明日も美味しいお酒を飲ませてやってくださいな。

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という訳で(どういう訳だ?)選手弁当に付いてきた選手カードがこちら。
こんなのでも何も無いよりはいいし、子供だったら絶対うれしいはずなんだよな。子供ってカードとかシールとか大好きだしさ。
カードが付くのは今やってる弁当イベントの期間だけみたいだけど、ずっと継続してやるべきだよ。管理人は何年も前からそう言ってきたし、今回のプレゼント応募アンケートにもそう書いときました。実現すればいいなあ。


ジャイアンツ選手弁当の歴史は意外にも浅い。
初めて登場したのはわずか4年前2011年のこと。その時は坂本、阿部、小笠原の3選手のみで、ネットに残ってる写真を見る限り、メニューも品目が少ない一点豪華主義みたいな弁当だった。

翌2012年は一気に7選手に増加。ちなみに、坂本、阿部、小笠原に加えて長野、澤村、内海、高橋の4選手が追加。

ただ、常に7種類を置いている訳じゃなく、時期をスライドさせての販売。球団的にはまだ大量生産する自信がなかったってことなんだろね。

本格稼働したのは2013年から。上記7選手に杉内を加えた8選手の弁当がフルシーズンで販売。
そして、管理人が初めて食べた選手弁当がこの小笠原弁当 写真2 。
高いなあ、カードの1枚でもくれよ、とブーブー言いながら澤村弁当 写真2 と坂本弁当 写真2 も食す。

去年2014年は移籍の小笠原の代わりに待望(?)のジャビットが仲間入り。坂本、阿部、内海、杉内、澤村、高橋、長野、ジャビットの8種類が登場。
この年も食べたのは3種類。澤村弁当 写真2坂本弁当 写真2長野弁当 写真2の3つ。

そして今年は坂本 写真2、阿部、高橋 写真2長野 写真2、内海、杉内、ジャビット菅野 写真2を加えた8種類。

・・・「あれ?」と思ったあなた、鋭い!
そう、今年から澤村弁当は廃止。先発からクローザーへ転向し出番が増えることが確実な状況だったにも関わらず廃止。この辺が人気商売のシビアなところ。
正直、管理人は澤村弁当が好きだった。肉!揚げ物!!炭水化物!!!みたいな栄養バランス度外視の男めしで、ガッツリ食うにはちょうどよかった。だって、もっと安い食事はいくらでもあるのに1,500円(去年からは1,550円)も払うんだから、どうせなら腹いっぱい食べたくもなるってもんだ。
困った時の澤村弁当的な安心して食べられる弁当だっただけにちょっと残念。

○○「おぅ、拓一、今年の弁当メニューもう決めたん?」
澤村「・・・」

みたいなこともあったんではないかと想像すると、澤村を余計に応援したくなる。こればっかりは本人の責任ばかりでもないからな。
そしてお気づきの方もおられようか、今も昔も村田の弁当は無い。主力級の選手でも売れないと判断されれば作ってもらえないし、逆に人気は主力級の小林、松本なんてところも無い。だって片岡、亀井、山口あたりの人気も実力もある選手ですら作ってもらえないんだもの。量産のレプリカユニフォームよりもシビアな本当に狭き門。キビシイねえ。

そして、その視点で今年のラインナップを見ると、内海弁当が来年あるかどうかは微妙。いつの間にか無くなってて、代わりに

『ローレンプロデュース Darling I love you!  マイコラス愛妻弁当』

になってたりしてねw


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先週、管理人は負けても負けても「一手の差し違え」とか「野球になって勝負になってた」とか強気な評論を書いた。
一歩間違うと鼻で笑われかねない話だけど、ようやく管理人の言わんとすることがお分かりいただけたんではないだろうか。この2日間東京ドームのフィールドを駆け巡ったのは強かった頃のジャイアンツ。打席で輝き、マウンドで躍動した選手たちが見せてくれたのはジャイアンツ野球の王道。うん、この2勝は手応え十分の中身のある試合だった。喉元ギリギリで止まってたものが一気に爆発して投打が噛み合った感がある。

ただ、完全に楽観するのは時期尚早。
阿部は右肩が開かなくなって回転で打てるようになったけど、昨日も今日も打ったのは外の球。インコースをいい感じで捉え出すと本物だけど、まだそれにはもう少し。
だけど、阿部がこうしてガンガン振りまわしてくれることで全てが変わった。打席内で威圧感も出てきたし、今までのジャイアンツに欠けていたのはこういう長打の恐怖。そして、この阿部が4番じゃなく6番にいることが非常に活きている。阿部のフォームにメスを入れて修正してくれた原のいかに有能なことか。もう少し、本当にもう少しでハイパーうなぎモードがくるんじゃなかろうか。ちょうど時期的に丑の日も近いしねw

あと、今日はやっぱり杉内。
1ヶ月半勝ち星が無い状況だったけど、ジャイアンツファンならご存知の通り、打線が普通に仕事してれば勝ってた試合が3つはあった。
だから心配はしてなかったけど、初回の杉内を見て管理人は心配どころか安心した次第。
杉内を見極めるバロメーターはストレート。スライダーは低めに制球できてればそれに越したことはないけど、実は勝ってる試合でも甘く入った失投はかなりの数あってあんまりそこは問題じゃない。で、カーブとチェンジアップは目安にするには球数が少なすぎる。
その肝心要のストレートが、ブオーンと伸びて少ない減速でキャッチャーまできていれば大丈夫。初速が何キロだろうと関係ない。初速と終速に差がなく、打者の予測よりも差し込んでくる球が投げられているかどうか、杉内はこれだけ見てれば判断できる。
・・・だから、スピードガンに出る初速の数字はあまり関係ないんだけど、さすがにストレートで127キロの表示を見たときは鼻水が出たw まあ、あれでも相手打者は140キロ超に感じてるんだと思うよ。それこそが杉内だから。

さてさて、立岡は好調キープ、井端と坂本に関しては結果に関わらず管理人は心配してない。亀井はブラインドショットを取り戻して好調。長野は先々週からみんなのよく知る長野のアニキに戻ってる。阿部は自信を取り戻して復調気配、そして実は村田も形は悪くない。バットの出は確実によくなってる。そしてジャイアンツ最強打者の相川に対しては管理人は何も言うことはない。うん、ようやく2015年が始まったと思っていいんじゃないかい?楽観しちゃいけないけど、やっと戦える状況にはなったよ。それは間違いない。管理人は今年最大の手応えがある。明日試合がないのが惜しいくらいだよ。



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そうだよ。野球の醍醐味ってこういう試合だよ。
サッカーやバスケみたいに時間制限のある競技だと、点差が離れて残り時間が少なくなればもう終わり。でも野球って競技は何点差のビハインドだろうが、9回2アウトまで負けていようがひっくり返せるのが大きな魅力。
本当に久しぶりに見た野球の王道のような試合にしみじみとそんなことを思った。

そんな大昔の話じゃなく、たった数年前にも何点離されようがひっくり返せるジャイアンツ、またそう信じて応援できるジャイアンツはあった。確かにあった。
・・・3点ビハインドを逆転したのは今日が今年初めてなんだってね。どうりでなんだか既視感というか懐かしいVTRを見るような思いがした訳だ。
先発が崩れても追い付ける、ひっくり返せる。そして中継ぎ抑えがビシッと締めて逃げ切れる。数年前はごく当たり前のように見られた試合展開だけど、2015年に見るこの展開はこの上なく輝いてた。先日の黒田に勝った試合も大きいけれど、それに勝るとも劣らない今年屈指の好ゲーム。そうだよ、リードされてようが「逆転できる!」って希望を持って応援するのが野球だよ。みんなも思い出したでしょ?
そう、それと忘れちゃいけない。いい守備が目立った日は大抵勝つんだよ。逆に言うと勝つための前提条件として守備はしっかりしてなきゃいけない。今日、井端と阿部の好守がどれだけ勢いを付けたかってことですよ。
 
で、誰が何番だっていいじゃない。当たったんだから。勝ったんだから。
今年は原が何かする度に否定的な意見が出るけど、2ちゃんやヤフーコメントなんかに書いてること真に受けちゃいけないよ。結果が出れば文句も出なくなるし、いざこっちが逆に文句を言おうと思っても責任の所在すらない書き逃げの匿名なんだから。
管理人は今日のスタメンを見たとき「あぁ、おもしろいんじゃね?」って思ったし、今まで飽きるほどいろいろ試してきたけどどれも上手くいかなかったんだから、『今この時に調子がいい人間を中心に据える』って考えはありだよ。それで6番に下げられた阿部は発奮した、4番に置いた亀井は結果で応えた、5番長野も活躍した、長野の指定席1番を奪った立岡も貢献した、7番村田は案の定ひどかった。満額回答みたいな完璧な結果だよね。プレイボール前は随分と否定的な意見も出てたけど、いざこうバッチリ結果が出るとみんな掌を返すんだから他人の意見に流されないことですよ。
・・・うん、今日はね、事前の予想もピッチャーの出来の分析も試合展開の予想も全部当たったんですよ。試合展開と合わせて実に気持ちいい夜で、お酒が美味しい次第ですw



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菅野くんが言うともっともらしく聞こえるけれど、「三振を獲るよりも打たせて取って球数を減らしたい」なんて考えは、一歩間違うと手抜きだと受け取られても不思議ない。
言い方を一つ間違えれば、いや、上手くオブラートに包んだとしても、言う人のキャラクターによっては非難の的になるだろう。

手抜きといえば江川を思い出したアラフォー読者の方もいらっしゃるとは思うけど、これって実は当たり前のことなんだよな。
中軸には集中して投げる。一方、下位打線には少し力を抜く。ピンチの時には1球1球に細心の注意を払う。2アウトランナー無しでホームランの無いバッターならラクに投げる。これは手抜きじゃなくてペース配分だし、常に8回9回まで投げることを求められる立場なら当たり前。ほれ、あんまり引き合いに出したくないけど、同じ先発、同じエース格でも常に三振狙って投げてる杉内なんかは100球あたりで電池が切れて、三振狙いにいってるから100球に達するのが6回あたりになる訳じゃん?

手を抜くことで打たれるようなら論外だけど、そのレベルのピッチャーはそもそもこの考えまで至らない。常に全力で投げてきた中で自分の答えを見つけ出したのが今の菅野くんだから、それは周りがああだこうだ言うことじゃないんだよ。
今日もオンオフを切り替えながら、時にワンピースのギアセカンドのように気合いを入れ直した快投。初回はひどかったらしいけど、管理人が見始めた3回以降はしっかりマウンドの支配者がそこにいた。1イニングに2本以上のヒットを許さない5安打完封。たいへんよくできました。

そして今日はやっぱり亀井。見逃がしていた人はこのニュースを読むといい。

【巨人】亀井、宝刀復活!邪念遮断「ブラインドショット」

今日、亀井を見て明らかにフォームが変わってた。いや、正確に言えば去年のフォームに戻ってた。打席内で間合いを取りながら、まるでキュッキュッキュッキュッと音が聞こえてくるかのように小刻みに身体を動かすフォームに戻ってた。

そして出た結果が2ホームランを含む猛打賞。やっぱ亀井はこれだよな。ハッキリいえば、去年あれだけクラッチヒッター的に活躍できた訳だから、なんで今年フォームをいじったんだかと思ってしまう。コンパクトだなんだの与太話に耳を貸さなくていいから、亀はもうずっとこれでやってくれ。去年、後藤コーチにブラインドショットを教わって上手くいったんだから、それをブレることなく信じろ。
願望も込みになるけれど、たまたまのフロック的なことじゃなく、フォームを元に戻して結果が出た訳だから、これは「復活」なんじゃないかなあと管理人は思う。いや、信じる。


 ↓ 亀仕様
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この試合は今のセリーグを象徴してるよ。
単純に今日の勝ち負けだけの話じゃなく、混戦から抜け切れないチーム力のなさがまんま表れてた。だからタイトルは「両すくみ」じゃなく「総すくみ」。

チャンスは作れど点にできない決定力のなさ。
もう1点ほしい場面で結局消化不良に終わる後味の悪さ。
リードしたかと思えば、すぐに追い付かれ追い越される耐久力のなさ。
でも、どう考えても負け試合ムードなのに相手もだらしないから引き分ける。

それと、

勝ったかと思えば翌日すぐ負ける勢いのなさ。
たまに連勝してノッたかと思えばいきなり連敗する不安定さ。
エースを立てた勝たなきゃいけない試合であっさり負ける地力の無さ。
でも、どう考えてもBクラスに低迷するような状態なのに周りもだらしないから僅差で拮抗してる。

がかぶった。非常にかぶった。

試合を見ながら、まるでセリーグの縮図を見るような思いになった。

何か劇的なものがないと難しいんだろうな。
東京ドームでの阿部はそんなに悪く見えなかったんだけど、今日の阿部は実にどうしようもなかったし、インコースに振り遅れる姿は見ていて悲しくなった。
長野、坂本は不運もあったけど、せっかく状態を上げてきたかと思ったらこんなザマになる。まあ打撃って3割成功すればいいスポーツだから仕方ないっちゃあ仕方ないんだけどさ。
・・・村田?誰それ?

ジャイアンツもジャイアンツでこの混戦を抜け出すには劇的なヒーローの登場が不可欠だと思うし、他の5球団で抜けてくるチームがあったとしても、そこにはやっぱりアイコンになるような選手が必ずいると思う。スポーツニュースを見ていて「うわ、またコイツかよ」「コイツの名前最近よく聞くなあ」って思うような選手が。
普通にやって今日は負けました今日は勝ちましたを繰り返してたら、この壮絶な足の引っ張り合いは抜け出せない。

ジャイアンツ今年のニューカマーは、高木、田口、戸根と投手陣では豊富に出た。野手でもこういう見込んでいない、他球団が完全ノーマークのニューカマーが出てこないとキビシイなあ。例えば、セペ・・、フ・・・、いやなんでもない。今日はもう寝るわ。


  <⌒/ヽ-、___ 東スポに完全マークされる野球選手・・・
/<_/____/


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観戦記は観戦記でもいつもとはちょっと違うアングルの写真。
そう、今日は亀井・橋本デーの選手応援シートで観戦。ちなみに特典で黒いTシャツがもらえた。

なぜにそうなったかというと、今日は本ブログ宮崎特派員のもぐさんが亀井・橋本デーに合わせて上京。わざわざ宮崎から出てくるのをほっとく訳にはいかんということで、管理人と一緒に観戦となった次第。時の流れは速いもので前にもぐさんと会ってからおよそ2年の月日が経過。そりゃ管理人も年とるはずだ。
せっかくだからおもてなししなきゃなと、ソラマチにあるジャイアンツショップから東京ドームの隅々まであちこち案内。今朝飛行機で来たばかりで疲労困憊のもぐさんを散々連れ回す。で、もぐさんも方々であれやこれやとお買いもの。ごひいきの亀井グッズのみならず、田原とか鬼屋敷とか意外な選手のグッズも買っていかれました。
もぐさんは弾丸ツアーで明日の早朝には宮崎に戻るとのこと。大変お疲れさまでした。また来られることがあれば遊びましょう。長旅でしょうがお気を付けて。どんとはれ。


・・・とこれで終わりにしようかと思ったけどそうもいかんな。
まあ打てないな。本当に打てないな。なんとなんと3安打だもんな。しかもカープならマエケンくんや黒田を相手にこれならまだわかるけど、言っちゃ悪いけど福井相手にこれはないわな。



ただね、打てないことについてなら、スポーツ新聞でもなんJのまとめサイトでもいくらでもあるだろうからそっちを見りゃあいい。
管理人の印象としては、わずか3安打なのにしっかり野球になって勝負になってた感の方が強い。序盤に出たランナーもしっかり返せたし、同じ貧打でも今まで延々と見せられたどうしようもない試合とは違うように思う。先月までならこの試合は完封負けだったんじゃないか?

坂本の犠牲フライが抜けてたり、井端のレフトライナーがヒットになってたり、最後に尚広が走っていたり、「たられば」の世界ではあるけれど、少しずつ変わりつつあるものが見える気がするんだよな。こういう中で言ってもオカルトに聞こえるかもしらんし、打てないことは厳然とした事実としてある訳だけどさ。

それを具現化させていくのが打順なのか、今日はベンチにいるメンツの方が頼もしく見えたスタメン選手の組み換えなのか、はたまた先日のバント無しでの強攻みたいに作戦面なのか。ただ、いずれ言えるのは守備でミスしてちゃダメだ。久々に炸裂した中井キャノンは、彼がレギュラーを掴みきれない全てが集約されてた。ああいう場面で一塁セーフはしょうがない、上手いバントだったんだから俺のせいじゃないっていい意味で開き直ることがプロのレギュラーには必要だよ。野球脳というかセンスというか、中井ちゃんはいつまで経っても若手だなあと思ってしまうミスだった。

個人もチームもしんどい時こそじっと耐えなきゃ。状態が悪い時こそできることを確実にやらなきゃ。悪い流れに飲まれてできることまでできなくなってちゃいかんよ。そのうち必ずいい流れもヤマも来る。だってヤクルトがこのまま残り3ヵ月間首位で走ると思うかい?その流れがきたときにそれを掴むには、しっかり足元を固めておくことですよ。

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うわぁ、東京ドームって大きいなあ
ママ、この屋根はどうやってふくらませているの??(白目)

・・・と観戦しながら幼児退行してみたり。

  
 
杉内よくなかったなあ。立ち上がりが悪いのはいつものことだけど、いつになってもよくならなくて捉まるのは時間の問題だった。それでも序盤は三振&三振で切り抜けたところに実力が垣間見えるけど、今日に限っては早い段階でブルペンを準備しておくべきだった。あのタイミングじゃ遅すぎるし、出ていった香月も気の毒。そして試合が壊れてから宮國を出すんじゃまるっきり無駄遣い。今日の継投は1から100まで全て間違ってたよ。

後手で招いたビッグイニング。スコアボード6回表に刻まれる「6」の文字。
この時点で客も帰り始めたどうしようもない試合なんだけど、実は管理人はそんなに悲観していない。先月中旬~下旬の負け試合に比べるとよっぽど収穫はあるし、兆しも見えてきてると思う。
長野はもうジャイアンツファンが待ちわびた「長野のアニキ」に戻ってるし、阿部の状態も決して悪くない。一つ、ほんの少し何かがずれればカチッと噛み合う気がする。5回裏の満塁潰しは見慣れた光景になりつつあるけど、今日は何か言葉にしにくい何かが今までと違ってた。こういう感覚は先月は持ち得なかったし、一つ歯車が噛み合ってれば今日は勝てた気さえする。点差が開いた割には将棋やオセロでいう一手の差し違えで勝敗が決まった気がして、実はあんまり今日の負けに感ずるところはない。負け惜しみっぽく聞こえるかもしらんけど、今日は本当に明日へ繋がる要素のある試合だったと思うよ。
・・・薮田くんは常時150キロを超えるストレートに加え、とにかくカーブが邪魔になってた。今日タイミング合わなくてみんなカーブ見逃がしてたもんな。初見だと十分に通用すると思うよ。まあカープさん大事に育ててあげてね。



そう、それと選手弁当シリーズ第4弾は坂本。
坂本は毎年そうなんだけど、見ての通りお子様ランチ風w まあお子様ランチって大人が食べても美味しいんだけどさ。
ただ、坂本さん。さすがにハンバーグ2つはクドイわ。重くはないんだけどクドイ。そしてとんかつやステーキが2つあれば豪華さも感じるけど、ハンバーグ2つはそういうのもない。正直ゲフーって感じでいただきましたよ。これ書いてる今でもハンバーグ味の胸やけがするもんw

・・・勝とうが負けようが、ジャイアンツのあるべき姿に戻る日はそう遠くないと思うよ。管理人はそう見ました。ただ、村田。てめーはダメだ。ここで名前を挙げるのも頭にくるくらい論外だ。スタメンを外されてその名誉挽回で代打に出てあの打席はいったいなんだ?ひどすぎて言葉を失うくらいの内容だったし、あれを見る限りもうおまえのメンタルは完全に壊れてるんじゃないか?



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