今じゃ話題にも上らなくなったユーチューバーこと宮迫さん。
彼は闇営業問題からこっち、人生の選択において悉く悪手を打ってきたと言われてる。二択を常に間違い続け今の彼がある。
昨日の試合を見て同じような感想を持った。
まず、なぜ戸郷を降ろしたか?
スタミナモンスターとして知られ、酷使と非難されるほど多くの球数を投げてきた戸郷なのに、余力を十分に残しての86球交代。消化試合だからといえばそれまでだけど、人生でそう何度もできない完投・完封は勝負所でも消化試合でも関係ないんだけどな。
そして出したのがよりによって大勢。
前回こと細かに書いた通りだからもう言わないけど、もう今年の登板機会は無いもんだと思ってたよ。
他のピッチャーならああはならなかった可能性が高いし、なりかけたとしてもマシンガン的にバッサリ代えられたはず。元クローザーの復帰調整登板という余計な重しがあるから、明らかに調子が悪いのにイニング途中で代えることが躊躇われたように見えた。
それに大勢くんとしたって、こうもボコボコに打たれることを繰り返してたらメンタルに悪影響が出る。投げる前から負けるみたいに変なトラウマがついちゃうぞ。
最後まで投げればよかったなあ
うわぁ、よりによって大勢か
ここで俺か?
俺なら完封できたなあ
また勝ち星消された
やっぱり大勢打たれたな
代えろよもう
そんな選手の心の声が聞こえてくるようだった8回表。
そんな流れを中川が断ち切れず、まるで冗談みたいな敗戦。土曜の夜にこんな試合を観に行ったジャイアンツファンの人ホントに気の毒。
掴みどころのない試合だったと思う。
最後の決勝点もあんな感じだったし、とにかく試合が長くて管理人はスタンドで疲れ果ててしまった。
確かに門脇はすごかった。
第1打席のセンターフライも向こうのファインプレーに阻まれた形だったし、飛び抜けて目立ってた彼が決めてくれてとても収まりがいい感じにはなった。
ただ、この試合を振り返ったときに忘れちゃいけないのは菅野の心意気。
グリフィンの代役が赤星に決まりかけていた中での志願の登板。もう智之は巨人のエースじゃないかもしれないけど、チームの緊急事態に名乗りを上げた姿は間違いなく投手陣のリーダーだった。
内容も満点ではないけど立派に合格点。
中6日で投げたときと比べて遜色ない出来だった。最後の最後に力尽きて打たれたホームランが痛かったけど、なんとかしようという思い、背番号18の意地と矜持はしっかりナインに伝わった。
エースピッチャーってのはエースじゃなくなった後が難しい。
野手なら四番を降りた後でも代打の切り札という椅子があるけど、ピッチャーにはそれがない。球数を抑えて隔週で先発するようになったり、中継ぎになったり、とにかくその身の処し方はナーバスな問題になる。
智之の場合は、今でいうヤクルトの石川やバンクの和田みたいに登板間隔を空けて先発を続けるかなと想像してるけど、何がいつどうなるかなんて誰にもわからない。
でも、昨日の菅野智之はジャイアンツの大黒柱だったな。門脇がヒーローインタビューで「菅野さんを負けにしちゃいけない」と言ってくれた通り、立派に自分の仕事は全うしてくれたな。