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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。おい琥珀、5月のコメント今気づいたぞごめんなw     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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優勝するような年は一年の中にターニングポイント、分岐点になった試合が必ずある。
秋にはあっさり忘れられるような試合の年もあり、メイクドラマ時の札幌円山球場のように何十年経ってもなお語り草になる試合ありだけど、いずれ必ずある。
そう、全国1千万のジャイアンツファンのみなさん。ご想像の通り、今日が間違いなく今年のターニングポイントだ。

マンガのような展開で劇的に負け試合をひっくり返したこと。長野が出て、坂本が繋いで阿部が返した劇的な点の取り方。以前原が「枢軸」と称した打の中心4人が一人残らず活躍してもぎ取った虎の子の1点。そして最後に決めた亀井。ジャイアンツファンが夢に見たドラマティックベースボールだった。

そして、今日がターニングポイントになる最大の理由は原の采配。
立岡に送らせなかったことは賛否両論。負けていれば叩かれないはずがないポイント。
だけど、原は今日の試合だけじゃなく、夏を心に描いて秋を思いながらチームを見ていた。このままじゃ戦えない、この状況じゃ夏を乗り切ることも秋に追い込みをかけることもできない。解説の野村が的確に説明したように、バントで送っても点が取れず、むしろ送ったことで固くなってた打者たちを発奮させる強攻策。言葉にせずとも「おまえたちはこんなもんじゃないだろう?」というゲキだよな。打線がなんとか生き返ってくれないと、こういう形で点が取れるようにならないと、とてもとても優勝争いなんてできないんだぞという無言のメッセージ。

それを打の枢軸4人がしっかりと受け止め、見事に形にしてみせた快勝。今年最大の意味を持つ勝利だし、管理人は久々に興奮して感動して感激した。長野、坂本、阿部、本当にありがとう。そしてもちろん亀井も。今日3打席とも引っ掛けたセカンドゴロで、その反省を活かしての流し打ち。今年の亀井に欠けてるのはこういう勝負強さだからな、これを機に勝負どころできっちり仕事できる亀に戻ってほしいね。そう、確か管理人の記憶によると原が言うところの枢軸とは長野、坂本、阿部、亀井だったはず。いや、きっとそうだ。打つ気配が1ミリも無い打席を3回繰り返した人がいた気もするけどちょっとよく思い出せない。



   ∧∧
  (  ・ω・) 亀じゃなくて相川だっけか?
  _| ⊃/(___
/ └-(____/


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悪く書き出せば止まらなくなるような試合だけど、ビジターで1勝1敗なんだからいいやと思おうよ。いや、思え。まして今日は毎年苦手にしてる神宮なんだからさ。

菅野くんはまるっきりらしくない内容で打たれた球もことごとく甘いけど、今年彼の好投に報いることができなかった試合が何回あったか考えろ。こういう内容が2回3回と続いたら問題だけど、マエケンくんでも大谷くんでも金子でも年に何回もKOされんだよ。彼らの成績見てみろ。巨人の勝敗は打線の出来だけが鍵で、菅野くんは毎回好投して当たり前みたいに考えてるならその方が問題だ。

村田が満塁で内野フライを打ったとき、怒った巨人ファンよりも笑った巨人ファンよりも、ただ平静に「・・・うん、知ってた」って思った巨人ファンが多かったはずだ。
ここで「なんで村田を使うんだ」の議論はちょっとピントがずれてる。ここは「今日に限ってなんで相川と村田の打順変えてんだ」なんだよな。だから完全に狙いが裏目に出たってことだし、こうも露骨に出ると、あぁ、今日はそういう日かって割り切る方が賢いよ。

だから、管理人が今日の試合で思ったのは、こういう時だからできることからちゃんとやらなきゃなってこと。弱り目で投げやりになったりおざなりになったりしたら、自ら祟り目を招くようなもんだ。
結果的に引き金になった立岡のエラーしかり、堂上をセンターに入れる訳のわからないファイヤーフォーメーションしかり。アンダーソンと由伸と堂上の3人じゃ外野にフライが飛んだ時点でギャンブルみたいなもんだ。
まだペナントは半分残ってるし、そのうち必ず流れは来る。今調子がいいチームも絶対に続かない。ペナントレースってそういうもんだ。遠い昔のようだけど、今月の初めオリックス戦までは弱いながらもそれなりに勝ち進んできたんだもの。まだまだヤマはそれこそ山ほどあるよ。その時のためにせめて守備はしっかり固めておかないと。何かあったときに「ああしておけば、こうしておけば」ってなるような采配は避けないと。
これだけ弱いのに、これだけ負けてるのに、まだ首位と2ゲーム差の2位にいる。これって今年じゃなきゃあり得ない幸運なことだと思うけど。そう思えないでネガティブなことばっかりグチグチ言ってるなら無理に野球を見なくたっていいんじゃないの?

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なんだろう、この素直に喜べない感じは。
いや、もちろん今日勝ったことはうれしい。批判の矢面に立ち続ける阿部の一振りで連敗を止めたことはこの上なく喜ばしい。

ただ、今日も結局5安打。わずか5安打。
ジャイアンツ打線を相手に投げてるピッチャーを見ると、沢村賞投手か日本のエースかと一回りも二回りも大きく見える(で、追跡して見てみると、巨人相手に好投した次の登板であっさりKOされてたりする)。
この2日間試合が無かったのでパリーグの試合を見てたけど、まあ簡単に点が入ること入ること。振りの鋭さ、打球の質、なんとも言葉を失ってしまうくらいジャイアンツ打線と違った。隣の芝生は青く見えたんじゃなく、本当に上質な手入れをされた芝が元気よく育ってた。

この間、原が直接阿部や坂本にバッティング指導をしたこともニュースになってたけど、それは原の仕事なんだろうかと考えてしまう。もちろん、たまにやる分にはいいことだけどさ。
本来それをやるべき人間は何をやってんだろうかと思ってしまうけど、あの偉大な野手総合コーチ様にそんな高等な真似はできないわなと思ってみたり。で、上手い具合に今年からまったく役割の不明な野手総合コーチとやらになってるから、いざという時に詰め腹を切らされるのは清水バッティングコーチになるんだろうなとも思ってみたり。それなら円陣組んでるときにおまえは黙ってろと怒鳴りつけたくもなるんだけど。うーむ。

今日みたいな勝ちパターンが出てきたのはいいこと。ホームランで点を取るのはかつてジャイアンツ野球の王道だったし、先発が完投する勝ち方も素晴らしい。「嫁コラスの旦那」改めマイコラス、本当にありがとう。
だけど、それらより圧倒的に頻度が高い、打って繋いで点を取る攻撃、リレーで逃げ切る勝ち方をなんとかしないとな。いつもいつもホームランが出て、いつもいつも先発が長いイニング投げる訳ないんだから。その点においては何の進捗もない日だったんで、やっぱり今日は100%万歳って訳にはいかない。

で、阿部は今日の当たりで自信を持ってほしいな。
ヤクルトの若きスラッガー山田の当たりは風に押し戻されてフェンスを超えなかった。でも、自分が外の球をセンターに弾き返したら一番遠いバックスクリーンまで飛んだ。引っ張った訳ですらない打球があの逆風に負けなかった。この感覚、手応えを思い出してほしいな。
阿部はスポーツ新聞とかを読むタイプの選手だったはずだからいろいろ耳には入ってるんだろうし、打てないことが続けば自信を無くして当たり前。そういうのを今日の一発で吹き飛ばして自信を取り戻してほしい。一日打ったからどうこうじゃなく続けてなんぼだからな、明日はすんごく期待してる。



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バルディリスのヒーローインタビューを上の空で聞きながら、人のいなくなったスタンドを見つめ管理人は無になった。

わかってはいたことだけどつくづく弱い。勝つパターンが見えてこないというか、 いったいどうすれば勝てるのか悩んでしまうような弱さだ。

試合後の原インタビューによると、山口はまだこのまま使い続けるそうだ。だいぶ早くから47番ユニを着てる身として言う、頼むからやめてくれ。これじゃ肘だけじゃなくメンタルまで壊れる。
スタンドのファンも、山口が今までどれだけ貢献してきたか知ってるから、打ち込まれてもKOされても罵声は飛ばない。誰よりもつらいポジションで身を粉にしてきたのを誰もが知ってるから。だけどみんなが思ってる、こんな山口は見たくないってな。

頼むから下に落とせ。それがダメなら今の戸根や京介みたいな起用にしてくれ。このままじゃ山口のメンタルも、ファンと山口の信頼関係も全てがズタズタになってしまう。
 
 

そして、こういう展開にしてしまったのはエンドレスで続く貧打地獄のせい。
野手陣は杉内に顔向けできるのか?今日もわずか5安打で1点のみ。フォアボールを8つももらったからそれなりに攻めたように見えるけど、終わってみれば今日もこのザマだった。で、8つもフォアを取ったなら点に繋げてくれよ。余計に悲しくなるわ。

首位陥落とかそういうのはどうでもいい。今は戦える状況にないもの。だって仮に今の今CSがあったら勝てると思うか?
打ち勝つことなんて夢のまた夢。シーズン序盤は守り勝つ試合もあったけど、今日の阿部、井端、村田みたいにそれにも綻びが出てきた。僅差で中継ぎに回してもひっくり返される。これじゃ勝てるパターンが菅野完投か尚広の走塁勝ちしかないじゃんなあ。こういうのを世間一般では「弱い」って言うんだよ。

あぁ、なんか疲れた。ネガティブなことばかり書いても仕方ないので最後は弁当シリーズ第3弾由伸弁当でお別れしましょう。



・・・うん、過去2つに比べるとあんまり美味しくなかったな。あれ、やっぱりネガティブだ。




・・・ここでやめようかと思ったけど、なぜかまだ公式のオンラインショップに出てないのでここで紹介。選手タオルの写真バージョンが超拡大。この前まで3選手くらいしかなかったはずだけど一気に増えた。で、これはかっちょいい。ドームに来た人、ぜひご購入あれ。

 
 
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2015年6月23日。今日はセリーグにとって100%悪い意味での歴史的な日になった。

 

70試合前後を終えた段階で全チーム貯金0。理論上は起こり得ることだけど、ほとんどの場合「理論上は起こり得る」ってのは「現実にはまず起こらない」って意味な訳でさ。そんな冗談みたいなことを現実にやってしまった屈辱の日。ちなみにパリーグは、4位楽天が貯金1で5位ロッテが借金2。これじゃセカンドリーグだとバカにされても仕方ない。

そのセリーグ最後の砦であった最後の貯金を吐き出した負けは、野球の怖さをまざまざと見せつけられた試合。
6回表、ポンポーンと3球で2アウト。そこから僅かなボタンの掛け違えでガタガタガタッと一気に崩れた高木。筒香以下各打者への攻めもそんなに悪い配球じゃない。投げてたボールだって悪くない。1球だけのリードミス1球だけのコントロールミスが見事に重なり、気が付いたら4点取られてた。本当にあっという間の大逆転で、「あれ?」「まさか」と言ってる間に取り返しの付かないことになった。

そして、それが「取り返しの付かないこと」になってしまっているのが情けない。歴史的な日を作ってしまった最大の原因はそこだ。
2点差を付けられるともうゲームオーバーで、隣の芝生に目を向ければセカンドリーグの上位互換リーグがあるときてる。これじゃいくら人気球団でもそのうちドームがガラガラになるで。
明日は今年最後のオレンジユニ配布で全席ソールドアウトの日。注目度の高い日になんとか意地を見せてくださいよ。杉内さん、よろしくお願いします。

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チームを率いるとは組織を率いること。
それは常にどこかで問題が起き、あれが解決すればこれが、これが治ればあれがと、絶えず動き続け状況が変わる生き物のようなもの。

この3連戦、ようやく多少なりとも点が取れるようになったかと思えば、マシソン山口を始め中継ぎ陣が盛大に崩壊。演出過多な気がしてしまうくらい強烈にそれがフューチャーされたカードになった。

開幕からずっと低空飛行の山口に比べ、マシソンの調子というのはどうにも判断し難い。
頼れる豪腕リリーバーそのものの日もあるし、かと思えば今日みたいに大崩れする。それが交互にとまでは言わないけれど、良かった日の翌日がひどかったりすることもあって、投げさせてみるまでわからないに近いものがある。挙句、出てきてフォアボールを出した後で自分で自分にキレて、真っ赤な顔して怒りのストレート連発で切り抜けたりもするから余計に難しい。

ただ、その自慢のストレートに陰りが見え始めてるのは否定できない事実。
来日1年目の2012年は、40試合42イニングを投げ被弾はわずかに1本。この頃はとにかく速かったし、オフにすぽるとでやってる「プロに聞いたストレートの速い選手」みたいなアンケートでも1位だった気がする。2013年は63試合61イニングで被ホームラン2本。これも十分にいい数字。
ところが、去年は64試合65イニングで8本のホームラン。絶対的な武器だったストレートが捉えられるようになってきたことが顕著に表れてる。
今年も今日の2本で3本目の被弾。30イニングを超えたところだから、ペースとしてはほぼ去年並み。

今日の和田がまさにそうだけど、絶対にストレートが来ると読んで相手が狙い打ちしてくると結構な確率で打たれる。和田が超一流の打者であることに疑いの余地なんかないけれど、それでもバックスクリーン脇まで軽々と飛ばされたのは冷静に受け止めなきゃな。次のホームランバッターでもなんでもない打者に逆方向にスタンドインされたのなんか尚更。
もうこういうことが起こり得る、自分のストレートが絶対じゃないってマシソンが自覚してくれないと、またいつこうなっても不思議ない。

マシソンに求められてるのは、力任せでもなんとかなった自分の過去の幻影と決別すること。その意識改革ができればまだまだいける。ずっと長く長くジャイアンツにいてほしい外国人選手だからさ、叩くよりも応援したくなるよ。ゴーゴーレッツゴーマシソン!



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7回まで投げて被安打4、無失点のマイコラス。
球数は101。あと1イニングいけるという判断は正しいし、昨日中継ぎ陣が揃って崩れた事実もその判断を後押しする。7回裏の先頭バッターだったけど、代打を出さずに打席に送ったのは正解。

ところがそのマイコラスがフォアボールを選び一塁に出た。これは想定外。
ここで切り札投入の代走尚広。ここが勝負どころと踏んだこの判断も正しい。
ただ、この2つの正しい判断は真逆を向いている180度正反対の判断。状況に合わせてスパッと切り替えた采配だけど、この一転攻勢は必ずチャンスをものにしなきゃいけないリスクも孕んでる。なぜなら中継ぎピッチャーは繰り上げて準備しなきゃいけないし、こういう違和感のある采配は失敗すれば試合のリズムを壊す。失敗してたら後手だなんだと日刊ゲンダイと夕刊フジが喜ぶのも目に見えてる。

その局面で出たジャイアンツの至宝由伸のホームラン。管理人はうれしさにむせび泣いた。
ここ数年、毎年のように由伸が打てなくなると引退だ限界だと雑音が飛ぶ。その度に結果でそれを封じ込めてきた選手だから心配はしてないけど、それでもやっぱりこうして由伸が輝いた日はうれしい。別格にうれしい。
由伸が打てなくてもスタメンで使われたり、試合を決める場面での代打に使われたりするのは過去の実績じゃない。今でもこうして誰にもできない仕事をやってのける力があるから使われるんだ。今年40歳になったベテランは、こうして何度も何度もチームを救ってきたからこの年までやってこれたんだ。功労者のベテランだからチャンスが与えられるんじゃないぞ。そこの順番を間違えるな。そして、由伸を叩いてる人も心の底では由伸が好きだから、こうして劇的にやってくれると他の誰が打つよりも盛り上がる。連敗脱出にはこれ以上ない景気付けの花火になった。うん、ホントにいい勝ちだった。

そうそう、早ければ明日亀井が規定打席に到達するはず。現在の打率293。今日現在でいけばトップ10の8位にランクインする見込み。3ヵ月近くずっと貧打貧打と言われ続けてきた打線に射し込む明るい光が・・・。

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待ちわびたリーグ戦再開。しかしながら、あいにくの雨に見舞われた東京ドーム。



アンダーアーマーでは今日から新商品のキャップがお目見え。ネットに出てたものだけじゃなく結構カラーバリエーションが豊富だった。「巨」帽も白だけじゃなく黒があったし、「TOKYO」もグレーだけじゃなく紺色もあり。管理人ももう少し頭が小さかったら買いたかったw



そして、今日の球弁は先発の菅野くん弁当。エビピラフに生姜焼きってどんなもんだろと思ったけど、どうしてなかなか。あと意外にひじきが美味しかった。
加えて、この前長野の弁当を食べたときにここに書いたことが実現し、今日から選手カードがおまけでもらえるようになった。別に「誰かスタッフがこのブログ読んだんじゃないか?」なんて言う気はない。だって誰でもそう思うし、人気に胡坐をかいてやるべきことをやってなかった状況なんだもの。これは期間限定と言わずずっと継続してやるべきだよ。



さて、あまり書きたくもないけれど、とんでもないクソ試合だった。
スコアだけ見れば接戦のシーソーゲームだけど、中身がまったくと言っていいほど無い。何も無い。巨人だけじゃなく中日も無いひどい試合。

序盤から中盤まではいつもの貧打。チャンスは作れど返せないお決まりの展開。
憑き物が取れたように勝ち越した7回裏。ここまではよかった。このまま勝てるとジャイアンツファン誰もが疑わない、それだけ効果的な3得点だったしここは点の取り方も良かった。

ところが、マシソン、山口、澤村、戸根、宮國の中継ぎ抑えで7失点。
山口とマシソンに不安があるのはみんなわかってたことだし、澤村もいつかこうなる時があって当たり前。だけど、1試合でこうも重なりますか。菅野くんが7イニングを1点に抑えた後だっただけに、余計にアウト1つ取れない中継ぎ陣が情けなかった。

でも、今日の試合は中日もグダグダ。又吉も福谷もひどかった。
これだけこっちのひどいところが出ながらも、9回由伸の当たりでサヨナラになってても不思議なかったし、最終回もなんだかんだ満塁で一発サヨナラの局面までいった。
双方勝ち切れないというか、泥試合というか、壮絶な譲り合いで接戦なのに緊張感ゼロ。やってる選手も試合に集中してないんじゃないかと思ってしまう、まるで高校野球の地方予選みたいな弛緩した試合。で、一番集中してなかったヤツは實松なんじゃなかろうか。結果論以外の何物でもないけれど相川を代えなきゃよかったよ。

  
 
グダグダのグダグダで進み、なんと4時間35分の長丁場。
上の写真は試合最終盤のものだけど、まあ客も減った減ったw 10時半だしこの展開だし仕方ないけどね。
 


今日の試合は、得たものなしで失ったもの多数のクソ試合。今の課題、問題点を順番に並べたようなひどい内容。これで遂に貯金は1でセは首位から最下位までわずか3.5ゲーム差だって。もう笑っちゃいますな。
それでもまたすぐに試合はやってくるし、明日はデーゲームだ。振り返って反省してるヒマすりゃありゃしない。前向いてやらんと。まだペナントは折り返し地点にも来ちゃいないんだから、ここで踏ん張って耐えないと。こんな試合ばっかしてたらファンにも愛想尽かされるで。明日はマイコラス。頼むで。



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実は管理人はジャイアンツ球場に行ったことがなかった。
いつか行かなきゃなと思ううちに何年もの時間が経過してしまい、去年引っ越したことで地理的にも遠くなってしまった次第。
今日はちょうど休みだし一軍の試合も無い。加えて、報道によれば内海が先発するようだし、村田も出るとのこと。これ以上の機会はないなと思い遠路はるばるよみうりランドへ。

 

中止

え?ええぇーっ!?の展開。今日の首都圏は、かなり局地的な狭い範囲で強い雨が降った模様。管理人の家周辺では全然降ってなかったんだけどなあ・・・。
そして、土のグラウンドなので一度降られると水捌けが悪い。見ての通りセカンド付近に大きな水たまりができてしまってる。まあこれじゃ試合できないわな。

という訳で、室内練習場でジャイアンツの練習を見学。
 


マシン相手に黙々と打ち続ける松本。とにかく延々と打ってた。3つしかないバッティングケージの1つを独占し、他の選手が始める前から始めて、他の選手が終わった後も打ち続けてた。
 


こちらは小林。吉原コーチが付きっきりでキャッチング練習。

  
 
投手陣揃ってキャッチボール。大竹、田口、小山ら見知った顔もちらほら。



こちらは岡本くん。後述の2選手も含めてあちこちに名前のある選手がいる状況なので、彼のバッティングに立ち止まる人はそんなに多くない。岡本くんを上で見られるようになるのはいつになるかな。

 

そして今日の内田塾1講目。生徒橋本。
何を話しているかまでは聞き取れなかったけど、重点的にやってたのはおそらく軸と重心じゃないかな?   橋本はここにいちゃいけない選手だからな。状態上げてさっさと戻ってこい。



内田塾2講目にしてメイン授業。生徒長野。
そう、長野は今二軍帯同中。中止にならなければ今日の試合にも出るはずだった。

  
 
2講目は徹底的に同じことをやる授業。バッティングピッチャー(ひょっとして木村正太かな?)にアウトコース低めへスライダーを投げてもらい、そこに対するバットの出し方を延々と繰り返してた。ピンときた読者の方もいるだろうけど、長野のここ2打席はアウトローに変化球を投げられ、まったくボールが見えていないかのような空振りを繰り返した三振。わかってんだよ本人も。30分以上この1点だけを練習してたし、その時間は内田コーチも付きっきり。写ってないけどケージ裏には岡崎もずっといた。途中何度もストップをかけて、その都度修正しながらの指導。長野はしばらく下に置いて体調万全になってから戻ってきてほしいと思ってるけど、こういう姿を見せられるとなんも言えなくなっちゃうな。

想定外の中止に面食らった初ジャイアンツ球場だったけど、これはこれで楽しかったし内田塾の様子も見られて収穫ありだった。なかなか行けないけどまた折を見て。



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試合が終わった後で、2ちゃんねるの野球実況板いわゆる「巨専」を覗きにいった。
井端が悪い、澤村が悪い、由伸が悪い、原が悪い、相川が悪い。5勢力がそれぞれ一歩も引かず言い争い、いや醜い罵り合いをしてた。
いつもならそれを冷静に見ている人が「いや、それは・・・」と書き込み、時間の経過で冷静になるのと共に一番悪かったのは誰で問題があったのはあそこで、となんとなく流れができていく。
ところが今日はいつになっても誰も引かない罵り合いがエンドレスで続いてた。まあ気持ちはわかるけどさ。

言ってしまえば、みんな悪いしみんな悪くないんだよ。それが結論で戦犯を探したところで意味はない。まあ、原は最高責任者だから言い逃れはできないけどな。
上に名前が出てない高木だって、クルーズと福浦に打たれたのは他でもない高木な訳でさ。福浦に打たれた瞬間サヨナラ3ランかと思ったのは管理人だけじゃないはずだし、ルーキーとはいえもうその辺の一軍半の選手より多く経験積んでるはずだしな。
ただ一つ言えるのは、結局突き詰めれば9回の守りよりも、大嶺相手に拙攻を繰り返して2点しか取れてなかった打線の方に根本的な原因があるよ。もっともっとラクな試合運びにできたはずだし、6回から9回まで4イニング連続で三者凡退してるのも勝ち切れなかった原因の一つ。
オーダー組んでるのも継投してるのも原だから原の責任は避けられないけれど、監督ってもとからそういうもんで、優勝チーム以外の監督はある意味叩かれるためにいるようなもんだよ(原が今日一番反省すべきなのは、立岡のところに代打セペダを使ったことじゃないかと思うんだよなあ)。
だから目立ったヤツだけじゃなくみんなが反省すべきだし、それでも一生懸命やったって言えるヤツは胸を張ればいい。

これで交流戦終了。割りに順調だった前半戦はどこへ、後半戦まさかの1勝8敗。この10日間で1勝しかできてないスーパー大失速。ところが10連敗のベイスを始めとして他所もさっぱりだから首位のまま。ふざけた見出し風にしてみれば「1勝8敗でガッチリ首位を死守!」ってとこかね。死守ってのは「死にながら守る」って意味だけどな。

こんなんだから、一つ勝って終わり良ければで締めるより、これだけ無様に負けてある意味よかったと思う。6カードある最後の日にセリーグが全敗したってのも象徴的だし、もう今年の交流戦はまったくダメでした、ただただ屈辱でしたってのを忘れない意味でも意義ある敗戦だったと思う。
原も最近ようやく二軍の練習に目を向けたコメントが出てきたし、それは負けが込んできた結果の賜物だとも言える。
ここを転機にしてくれなきゃな。弱い、打てないと言われながらも「あれ?なんとかなるんじゃね?勝てるんじゃね?」でここまで来たけど、見事に壁にぶち当たった。このままじゃダメなんだ、何かを変えなきゃ進めないんだってしっかり身に染みてわかったんだろうから、残り77試合それを形にして見せてくれないと。

まあ4日間休んでリスタート。で、きっとこの4日間は平穏無事じゃないと思うで。

   ∧∧
  (  ・ω・)本当の意味でのコンパクトって
  _| ⊃/(___角中みたいな振りのことだと思うよ
/ └-(____/



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杉内はとってもよかったと思うんだなあ。何がよかったって、スライダーが絶品だった。キレてるしそれでいて低めに集められてるし、いい時の杉内そのものだった。
でも、伏兵に一発を食らったのはまだしも、その後に崩れてもう1点取られちゃうのは褒められないなあ。今日はよかった訳だし、誰にも負けない経験がある選手なんだからしっかり切り替えて投げてほしかったなあ。

打つ方は井端がブレーキになっちゃったなあ。今日は特に前を打つ立岡が3安打だったから余計に目立っちゃったなあ。このところずっとノーヒットで、打率は223まで落ちちゃったかあ。でもなあ、坂口とか辻とかスタメンで使ってる緊急時に井端を出さない訳にはいかないもんなあ。

山口はもうみんなが知ってる山口じゃなくなっちゃったなあ。本人が一番歯がゆい思いでいるんだろうけど、球に力がないんだよなあ。制球できてる日は抑えられるけど、力不足の球が甘く入ればこうなっちゃうよなあ。

でも、今日の試合で印象に残ったのはこの3人じゃないよなあ。



いい笑顔だなあ。
試合中にこんなに笑えるんだから、きっとすごくいいことがあったんだろうなあ。昨日あたりまた「当たり前や!」とか言うようなことでもあったのかなあ。うらやましいなあ。

この場面は不思議だったなあ。
2アウトランナー2塁でなんで飛び出したかなあ。しかもピッチャー牽制じゃなくキャッチャー牽制で全然間に合わないって、相当飛び出してなきゃそうならないよなあ。
まったく無意味なリードだった気がするんだけど、きっと管理人の知らない新しい野球観があるんだろうなあ。もっと勉強しなきゃなあ。

まあいいやあ。坂本が穏やかな笑顔で安らかならいいやあ。
同じことを辻や坂口がやったらもう明日には抹消されてるような気がするけれど、坂本が明日取り返してくれればいいやあ。さすがに本人も自分がいかにバカだったかくらいは理解してるだろうから、その分も明日やってくれればいいやあ。


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まあ、いやはやなんとも。負けるべくして負けたような気になってしまう試合でござんした。

誰が見たってポイントはそこになるんだけど、7回表の攻撃。ラッキーなエラーで同点に追い付いて尚もノーアウト1塁2塁。ここから1点も取れない時点で負けだよな。
昨日逆の立場で書いた通り、エラーで点を取っても流れはこない。その後にしっかり打って勝ち越してこそ主導権が来る訳で、なんか非常に弱いチームの攻撃を見せられてしまった。

そして、その攻撃で相川に代走を出したからキャッチャーがサネに代わる。これはまあいい。
でも、なんでここでマイコラスを続投させたかね?球数的にも100球超えてたし、おかしな流れを断ち切ってここから仕切り直しで継投に入るべきだったと思うんだけど。

結局ここで代えなかったことが清田のバスターホームランを生んだ訳だけど、この配球というか攻めも雑。
バントだろうと決めつけて真ん中低めにストレート。バスターしてくるって頭が全然なかったんではなかろうか?そして、それは日本人のピッチャーだったら防げたような気もしてしまう。もちろん事前に相手の情報はチェックするんだろうけど、清田の特徴とか今のロッテにおける彼の役割とかマイコラスはしっかり理解できてたかね?実況も解説もバントかどうか怪しむような状況だったんだけど、マイコラスだけがバントだと信じて疑ってなかったんじゃないかという気がしてしまう。

雑な攻撃、雑な選手起用、雑な配球。うん、そりゃまあ負けますわな。

・・・そうそう、矢野よかったな。おめでとう。
ただ、ハムさん。過度な期待はしないでね。一年通すと250くらいに落ち着くと思うし、やらせてみるとわかるけど守備はさっぱりだから。基本右の代打でたまにDHくらいに使うといいと思うよん。


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勝ち切れずにフラフラしてた試合を、しっかりこっちのものにしたのは2つの「スッキリ」。

1つ目は6回裏。
このところの好投でようやく勝ちパターンに入ってきた宮國が、なんとこの試合初めて(!)になる三者凡退でスッキリと抑えたところ。
その表の攻撃で由伸が本塁憤死。流れが向こうに行っても不思議ない状況で、それをグッと引き戻す快投だった。やっぱり同じ0でもランナーが出るか三凡かは全然違うし、初回から5回までハムに毎回出塁を許したことはこの試合の大きな反省材料。大竹はちょっと次は無いかもな。3週続けて失敗じゃフォローできないし、田口くんとかにチャンスを与えた方がいい気がする。

2つ目のスッキリは実は7回裏。
アンちゃんと山口の連携ミスで同点に追い付かれたところ。ジャイアンツとしては頭を抱えるようなシーンだった。
でも、ああいう点の入り方は取った側としても消化不良。タイムリーやホームランで同点とか逆転のパターンと比べると流れが来た感はないし、弾みも勢いも付かない単なるラッキー。こういうのはグランドで試合やってる選手が一番敏感に感じ取ってるはず。
このスッキリしない1点だけに防いで、後のピンチも上手く抑え切ったからこその終盤猛打爆発。仮に同じ1点でも、田中や中田あたりにタイムリーでやられてたらその後の展開は違ったと思う。

そして、今日のヒーロー堂上の4打数4安打4打点に何を思うか。
上にいるより二軍で指導を受けてきた方がよっぽど良くなってるじゃないかと原が気付いてくれますように。
「打撃の神様」相川の3安打3打点に何を思うか。
あれくらいのベテランになるとわざわざ打撃指導なんて受けてないだろうし、他所で築き上げてきたバッティングが今のジャイアンツの中でもっとも光り輝いてる現実に何を思うか。
勝ってバンザイで終わりじゃなく、そこに目を向けないと何も解決しないからな。

さてさて、明日は長期移動で交流戦最後のカード。
そこに至るまでに連敗を止められて本当によかった。1勝2敗の「-1」なら明日にでも返せる負債だけど、3連敗の「-3」は次の一週間を4勝2敗でいっても返せない。たった一つの違いなんだけど、それはものすごい大きい違いだからな。ホントによかった。
ローテはマイコラさん、杉内、高木かな?苦手意識の強いロッテ相手で、事実として苦手なマリンだけど2つ勝ちたい。

Let's Go GIANTS  m9(`・ω・´)!


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6月5日、矢野登録抹消のニュースを聞いたとき、今年はもう一軍で矢野を見ることはないかもなあと虫の知らせのように思った。
数字にすると14打数1安打。その1安打も当たりの良くないコースヒットで、矢野らしい思いきりのいいバッティングは遂に一度も見られなかった。
限られた一軍枠を巡って常に激しい争いが行われているジャイアンツ外野陣。このチャンスを活かせなかったことが重くのしかかり、35歳のベテランに二度目はないんだろうなあと思ってしまった。

でも、こうなるとは思わなかった。10年近くずっと「他球団に出せばレギュラーを取れる」と言われ続けてきた選手だけど、年齢的なことも含めもうその時期は過ぎたように思ってた。
矢野にとってはプラスなんだと思う。ジャイアンツにいても出番は減る一方だし、今年に至っては残念だけど二軍幽閉コースに乗ってしまってた。ハムさんもどうやら右の代打枠は足りてないようだし、間違いなく出場機会は増えると思う。
感情的なことを書いても仕方ないから、プラスに捉えて笑顔と拍手で送り出してやろう。第二の二岡みたいに代打の切り札になれるかな。矢野、気にして見てるから頑張れよ。

そんな重いニュースで始まった一日。試合もそれに負けず劣らず重い内容になった。
ハッキリ言うけど、昨日の有原くんと違って今日先発の浦野は全然よくなかったぞ。にも関わらず昨日並に打てないし、もうこんなザマだから菅野くんが先制点を取られた時点でお通夜ムードになる。
まともにバッティングできてるのが相川とアンダーソンだけ。その次点で亀井くらいで後はまるで救いようがない。たまに打つことがあっても、それはそのピッチャーに合っただけ。もしくは配球の読みが当たっただけ。だから2試合続けて活躍する打者がほとんど出てこないし、相手が誰だろうとずっと同じパターンでやられてる。
相川とアンちゃんはすごいよ。相手が誰であろうと自分のバッティングができてるから、常にコンスタントに結果が出てる。アンちゃんはそれでやっと期待通りだとしても、相川はすごいわ。34打数13安打で382だって。今は他の誰よりも期待をもって打席を見れるよ。

・・・長野はこのままシーズン終了まで使い続けるつもりなのかなあ。申し訳ないけど、今日は100点満点で0点みたいな内容だったよ。試合展開としても4回の1アウト1塁3塁で三球三振されたのがすごく響いた。原も気が出てるとかなんとかバカみたいなこと言ってないで、下でしばらく調整させりゃいいのにな。このまんまじゃ使い潰すだけだって目に見えてるのになんで落とさないんだろ。

ファンも半分諦めムードで試合を見るような惨状で、今シーズン初の5連敗。
明日のハムは上沢か。早い段階でタイムリーの1本でも出れば変わるだろうけど、また0行進で逆に大竹が先制されたりしたらえらいことになるな。
北海道のファンにも少しはいいとこ見せないと。明日こそはきっちり決めてくださいよ。


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ハムってなぜだかスターが出るチームなんだよな。
代表チームで中心になるような選手。オールスターファン投票でトップになるような選手。野球に興味がない層でも名前と顔が一致するような選手。こういういわゆるスター選手が出てくる確率が異常に高いような気がする。
北海道移転以降、新庄に始まり、ガッツさん、稲葉、ダルビッシュ。そして中田と大谷。森本やハンカチ、糸井みたいにスターになりそこねた例もあるけれど(ある業界においてはスーパースターのTDNもハムだったな)、さほど露出の多くない球団にしては驚くほどの輩出ペース。

そのスター中田に一人でガツーンとやられ4連敗。今日に関して言えば坂本と対照的になっちゃったね。
でも、試合全般としての感想は、打たれたことより打てなかったことだと強く感じる展開。ソフバンショック未だ冷めやらぬって感じかしら。

確かにハムの有原くんはよかった。解説の稲葉が褒めちぎってたように、コ
ントロールはいいしストレートは平均して150キロ前後。間違いなくすごくいい出来だったと思う。
でも、だからといって7回途中までスイスイ投げられて、僅か2安打しかできなかったことは正当化されんわな。球威に振り負けてる姿ばかり見せられた試合だったし、一度ならまだしも何度も何度も同じ手で打ち取られるともう情けなくて涙が出ますよ。
だってな、有原くんに負けず劣らずポレダもよかったんだよ。3回までに三振を4つ獲ってヒットは1本しか打たれてない。ジャイアンツ打線が有原くんに苦戦してるのと同じように、ハムもポレダを打てなくて四苦八苦してたんだよ。
ところが、ハム打線は二順目からしっかり合わせてきた。合わせてきたというか、しっかり工夫をしてきた。何も無しに二順目も三順目もただ同じようにしてやられたジャイアンツとは雲泥の差があったよ。スコア以上の差を付けられた感じがする敗戦で、終盤追い上げたけど負けるべくして負けた気もしてしまう。

冒頭の話に戻るけど、こんなんだからジャイアンツにスターがいなくなっちゃったんだよな。
今年は東京ドームでオールスターやるのに、今日の今日までファン投票でトップに立ってる選手が誰もいない。そりゃそうだ、今日の試合で一番光ってたジャイアンツの選手は宮國だし次点で相川だもの。投票シートにあらかじめ名前が刷ってある高給取りどもは、いたかいなかったかすらわかりゃしない。

5月の猛暑が嘘のように涼しい日で、風も強くて肌寒さすら感じる日だったけど、それが秋風のように感じられるお寒い試合だったなあ。

↓暗黒色にしときました
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今年もなんとなく優勝してしまうんだろうなあ。
ジャイアンツファンならみんな薄々そう思ってる。打てないまま、強さを感じないままなんとなく勝って、不平不満を抱えながらもなんとなく優勝するんだろうなあと思ってる。

チームの戦い方が、まだ記憶にも新しい去年のそれとあまりにも被るし、早くも6月初旬にして単独首位に立ったことでより一層その思いは強くなった。
このまんま夏を迎えて、このまま秋になっていくんだろうなあなんて思いを誰しも持っていたはず。
それはジャイアンツ単独の問題じゃなく、他球団のことを加味してもそう。むしろ他を見ることで余計にその思いは強くなる。勝手に沈んでいったチームあり、下馬評通りに下位にいるチームありで、元気なのがベイスくらいなんだもの。

でも、この3連戦で目が覚めたよな。
ソフバンさんに何一つ敵わなかった。完璧に力負けした屈辱のホーム3連敗。どの要素で見ても負けてたし、初めから最後まで圧されっぱなしの感があった。
セの元気のないチーム相手になんとなく勝ってるだけで、自分たちが井の中の蛙だった現実をまざまざと突き付けられた。

こんなに打てないままじゃ日本シリーズで勝てる訳がない。いや、そもそも去年みたいにCSで躓くんじゃなかろうか。なんとなく優勝するんだろうと思いながらも、心の片隅に置いてあえて見ないようにしていた現実をご丁寧にも目の前にドーンと置かれた。
ソフバンさんがこの3連戦で見せてくれたものは、果てしなく広がる広大な大海原。おまえがいる世界は狭い、世の中にはもっともっと強い敵がいて、自分の物差しで測れない世界があるんだと、トノサマガエルに井戸の外を見せてくれた。

ジャイアンツの強みは勝ち慣れていること。負けても引き摺らない、すぐに気持ちを切り替えることができていると移籍してきた選手は口を揃えて言う。
でも、この3連戦のことはむしろ引き摺れ。しっかり胸に刻め。去年CSになってから見せられた現実を、今年はこんなに早く知ることができた。そう考えられなきゃ10月にもう一度ソフバンさんにリベンジを挑む資格すらないよ。

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うーん、勝ちたかったなあ。ソフバンに勝てるとすればこういう試合だから、なんとしてでも拾いたいところだったんだけど。
随所にいいところ、明るい兆しも見えながら、あと一歩のところでスルッと逃げていった勝ち星。うーむ、やっぱりもったいなかったなあ。

主力に慎重になり過ぎて伏兵にやられてしまった杉内は要反省。決して悪い出来じゃなかったんだから、もっと主軸に対しても攻めの姿勢でよかった。
2回の攻撃で点を取れていれば全然今日の展開は変わってた。スタンはグダグダだったのに、なんか中盤以降うまい具合に荒れ出して逆に絞れなくなってもうた。

その2回、ミスとは言わないまでも、①フェンス直撃でシングル止まり②井端のライト前でサードに行けず③大回りのベースランで本塁憤死 の物足りない走塁×3だったアンちゃんも要反省。ヒット1本で1マスしか進めない双六状態になってもうたし、相手は強いチームなんだからこういう普通以下のことしてたら勝てない。まあアンちゃんは8回のタイムリー含む3安打だったからそれと相殺でいいけどさ。

逆によかった点はリリーフ陣。宮國、戸根、マシソンで1本のヒットも許さなかったから試合が締まった。特に宮國はいい球投げてて驚いた。テイクバックのときに右腕をグッと一回沈めるフォームに変わって、それによって身体の力が全部乗って投げられてる。今日の最速は148キロか?まるで見違えてたな。
5月28日以来久々の出場になった尚広もさすが。阿部がボーク臭い球で三振した直後(あれホントにボークじゃないの?)、今度はしっかりセットしてクイックが遅くならざるを得ないのを見越した初球スチールは鮮やかの一言だった。

だから、勝ちたかったなあ・・・。ハイライトにすれば向こうの上手い中継プレーにしてやられた日になるんだろうけど、強打のソフバン相手にこういう展開にできた訳だから勝っておきたかったなあ。うーん、残念。


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『あの怪我がなかったら』、『もう少しフィジカルが強ければ』。野球には付き物のたられば論。
でも、20代の選手のたられば論はまだしも、30歳を過ぎた選手にそれは無意味。なぜなら加齢と怪我は切っても切り離せない関係にあるから。
年をとったから怪我しやすくなる、年をとったから回復が遅くなる。まだまだ若いつもりでいても老いは確実に身体を蝕み、20代の頃では考えられなかったほど身体を変えていく。

内海という選手の最大の長所はフィジカルの強さ。ほとんど怪我とは無縁のプロ人生で、06年から去年まで9年連続で規定投球回数をクリア。10勝10敗だろうが最多勝だろうが、年間通してローテを守り投げ続けてこれたことこそ最大の強み。

そういう内海にとって、今年の初登板が足のアクシデントで終わったことは受け入れられるだろうか。現実としてきっちり向き合えるだろうか。
普通にノックアウトでもいい展開ではあったけれど、あまり見慣れないコーチとトレーナーに付き添われてベンチに下がる姿がただただ寂しく見えた。もうジャイアンツファンの知る無事是名馬の内海はいない。必ず週に一度投げてきた左のエースは今日死んだ。
誰より内海がそのことを認めなきゃいけないし、いつまでも過去の幻影を追い続けると松坂みたいに無様なことになる。休養、練習方法、マウンドでのペース配分。自分はもう無理が効かないんだと自覚して、その上でもう一度作りなおしてほしい。

なんだかんだで先発は足りなくなるし、そのうちまた必ずチャンスは来る。
その時に6回まででいいから抑えてみせろ。杉内と同じ役回りでいいから、6回まで投げて試合を作ってみせろ。135キロのストレートでいいから、腕を振った遅い変化球を低めに集めて投げ抜いてみせろ。
世間って残酷だからな。よほどのファンじゃない限り個々の事情なんか酌んでくれない。村田のことだって、このブログを読んでくれてるような人なら肉離れで下に落ちたことを知ってても、一般の人は違うぞ。「打てないから二軍に行った」って本気で思われてる。そして、だからこそ怪我と老いは不可分なんだ。

今日みたいな真ん中付近に集まる変化球じゃなく、力いっぱい投げたチェンジアップとスライダーを低めに集めて、遅いストレートを速く見せる技術と、いつでも打てそうに見せて相手を打ち気に逸らせる投球術をもう一度見せろ。

ソフバン打線に草一本生えないくらい焼き尽くされた試合だったけどさ、1点差でも10点差でも負けは負け。内海が今後どうするかの方がよっぽど大事だよ。
内海、たぶんもう一回下に行くだろうけど腐るなよ。長野は今日ホームラン談話で「自分のことより内海さんが戻ってきてくれたんで援護したかった」って言ったんだぞ。自分のためにも周りのためにも次はしっかり状態上げてこい。期待して待ってるぞ。


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近年ネットニュースでよく見る「美人すぎる○○」とか、ワイドショーや週刊誌お得意の表現「美人OL」「美人女子大生」なんてものに世の男性は辟易してる。
全然美人じゃないことも多いし、そこそこ美人だとしても一度見ただけじゃ印象に残らない子も多い。わかりやすく言えば、自分の彼女だとしたらうれしいけど、芸能人の類として見たら何の魅力も感じないというか。ほとんどの場合、大袈裟に持ち上げて大騒ぎすんじゃねーよ、というのが男性側の本音。



でも、この嫁コラスはヤバイ。まるっきりハリウッド女優だもんなあ。もってる華が違い過ぎてビビる。
松田なんとかさんが何十回も改造手術をしても辿り着けないレベルに生まれつき到達してるというか、日本人の好きな白人の顔立ちなんだよな。もうこんなん側におったらデレるんじゃなくキョドるよ。

その嫁コラスが見つめる中、見事に9回を投げ抜いて初完投、初完封をやってのけたマイコラス。マイコラさんの球は球速うんぬんってことよりも、高身長から投げ下ろす角度が効いてんだよな。最後完全にへばって吉川の一世一代の大ファインプレーに救われたけど、9奪三振の好投お見事でした。勝ち運に恵まれないスタートだったけど、ここから盛り返してポレダと並んで10勝狙ってほしいね。

でも、今日一番目立ってたのはマイコラさんと嫁コラスよりもディクソン。なんだあのナックルカーブは。何度も何度も驚嘆の声が出たし、今日は打線を責めちゃいけない。あんなもんどうやったって打てないよ。
江川が繰り返し言ってたように不規則に変化するから、ナックルカーブが来るとわかってても対応のしようがない。スライダー方向に曲がる変化だけじゃなく、シュート方向に曲がり落ちる球もあってどうしようもなかった。・・・あれはどこまで投げ分けできてんだろなあ?まったくもってボールに聞いてくれの世界なんだろか? 回転方向だけでも自分で投げ分けられてたらとんでもない武器だよ。明日から当たるソフバンの五十嵐もナックルカーブ投げるけど、五十嵐のそれよりよっぽどナックルらしいナックルで、もう魔球レベルのクオリティだった。いやぁ、今日はすごいもん見たわ。

で、明日から交流戦も後半戦。問題はここからだよ。ソフバンとロッテは打線がものすごいし、その2チームを差し置いて首位にいるハムも残ってる。正直なとこ9試合で5勝できればいいと思ってるし、でもそれでいて絶対に4勝はしたい。キビシイ試合が続くだろうけど、セの他チームがあっさり崩れていく中ここで踏み止まってみせないと。ジャイアンツは交流戦得意なんだから、ここでこそ強さを示さないとね。
うん、交流戦折り返し地点での単独首位に浮かれるのもいいけど、マジでここからの後半戦がヤマだよ。先陣は帰ってきた内海。頼むぞ。



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今年既にして8回目の観戦記。
試合前には今年初の選手弁当(長野)で腹ごしらえ。



うん、美味い! 偏食家の管理人が何一つ残さずたいらげた。ホントに美味かったよ。
惜しむらくは、酢豚と油淋鶏がかぶり過ぎ。見た目、味、食感すべてがかぶっててもったいない。逆に中華クラゲは揚げ物と揚げ物の合間につまむ箸休めにぴったり。このラインナップを見る限り、長野くんと管理人は食の好みがかなり合うね。ごちそうさまでございました。



さてさて、いやぁ実にイライラする試合だった。
結局残塁は12かな?毎回のようにヒットは出るしチャンスにもなるんだけど、ホームがえらい遠い。二度の満塁潰しもそうだし、あまりにあと1本が出なくて観てて疲れた。今日1試合でいったい何回がっかりしたんだか。

こういう何度も何度もチャンスを潰す試合は、逆にワンチャンスをものにされてひっくり返される。野球をよく見る人にとってはある意味定番パターンの一つ。チャンスを作らなくても、この球場ならいつホームランが飛び出すかもわからんしね。



そんなこともチラホラ頭を過り出した9回、しっかり決めてくれた井端。さすがだね。
何度も何度もチャンステーマが演奏される展開で、しかも決まってその最後はため息だったからホントにスッキリした。まだまだ吉川あたりにはレギュラーを譲らんとばかりに輝く40歳。頼りになるなあ。



それと、今日は人文字企画の新バージョン。2階席のみで「TOKYO ☆ GIANTS」を作成。ちょこちょこ空席もある日だったけど(41,220人)、なかなかどうして見事なもんだ。


  
 
という訳で今年版のリラックマコラボタオルをお買い上げ。うん、いろいろ不満はあるし、たぶんテレビで見てたらまた毒づく試合だった気もするけど、やっぱサヨナラを生で観ると気分爽快ですよ。それなりに満足な8回目の観戦記でございました。



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【士族の商法】(しぞくのしょうほう)
明治初期、特権を失った士族が慣れない商売に手を出して失敗したこと。急に不慣れな商売などを初めて失敗することのたとえ


なんのことかと言えば、もちろんアンちゃんことアンダーソンのバント。
4回裏、先頭の亀井がヒットで出て、続く四番の坂本へバントのサイン。坂本は2球失敗した後でヒッティングに切り替えて見事センター前ヒット。
その後のノーアウト1塁2塁で五番のアンちゃんにもバントを指示。
まあ、四番がバントなんだから五番もバント、って理屈もないではない。シチュエーション的にはバントの場面だし。
でも、アンちゃんはバントの練習してるのか?絶対してないだろ。2年間でバント0なんだから。
で、いつもこういう野球をしてるならまだしも、なんで今日に限ってこういう攻めになる?案の定アンちゃんはバント失敗で、本当に慣れないことに手を出して失敗したいい見本になってもうた。
・・・アンちゃん、1塁上で眉間にシワ寄せて口開けて「あちゃー」って顔してたなあ・・・、っていつもそうか。

結局この不慣れな商売は実らず、坂本のホームランが大きく効いて逃げ切った試合。
そのホームランも見ていた人の100%が

「はい、ライトフライー・・・・はぁ!?

ってなった完璧なるドームラン。解説の吉村が押し込んでるから届いたとかなんとか言ってたけど、そんなしらじらしい話を真に受けるな。坂本本人が打った瞬間やっちゃったって顔して俯いてんだからそれが答えだ。

久々の田口くんも、ハッキリ言って全然よく見えなかった。
春先に先発してた頃と比べて球速は落ちてるし、最大の生命線である制球力も落ちてた。春の田口くんを100としたら80くらいのもんだったんじゃなかろうか。だから、結果論だけど早めにスパッと代えたのはよかったと思ってる。
代えたメンドーサについても正直「・・・」な感じ。今日は頑張った。いきなりいい結果も出た。でも、この程度のピッチャーがこの先も通用するとはどうも思えない。球はそこそこ速かったけど、引き出しが足りない上に中身も薄い。投げた瞬間に変化球と判断できる大きいカーブと、あんまり緩急が付かなくて落ちるような変化もしないチェンジアップだけじゃ、タイトな場面だとちょっと組み立てに苦労すると思う。今日のピッチングを各球団のスコアラーがきっちり分析したら簡単に攻略される気がしてしまう。


・・・そう、今日はまるで勝った試合の記事じゃない。まるで負け試合で反省点を羅列してるような辛口の内容。
不慣れな攻めで失敗しても、ピッチャーの内容がよろしくなくても勝てたのは、やっぱりやっぱりオリックスさんの元気の無さに助けられた部分も大きいと思う。他所のことだし、書き出すと記事1本できてしまうから森脇休養については触れないけど、やっぱりそういう状況が試合にも出てる感じはしたよな。唯一気を吐いてたのは安達くらいか。
今日は相手が相手だったら勝てていたかどうかわからない。万事においてそんな試合だったと思うよ。


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今日の則本は攻略したかったなあ。
現役巨人キラーの一人で、しかも滅多に当たることのない相手だからなんとしても打ち崩しておきたいとこだったんだけど。則本は制球が悪くて球がバラついてたんだけど、なんか気合い勝負に付き合ってしまってボール球を空振りしたケースが多かった。ちょっともったいない。

逆に高木はいいように見えたけど、少ないヒットが効果的なところで出てしまった感じ。内容では勝ってたのに結果はこうなった。
楽天さんは別にホームランの多いチームじゃないけど、結果を分けたのはホームランか。
それでふと思ったんだけど、冗談抜きで今年のジャイアンツは誰一人として二桁ホームラン打てないんじゃないだろうか。チーム内のホームラン王が片岡なんですよ、なんて冗談めかして言ってたのは確かゴールデンウィークのことだったけど、それから1ヵ月経ってまだそのまんまだもんな。それも片岡が打ち続けたならまだしも、4本のままでストップしてんのに誰も抜けなかった。どうなってんだこれw

んで、せっかく内海が戻ってくる朗報が届いたかと思えば、菅野くんが抹消の仰天ニュース。
どうしちゃったんだかなあ。この時期なら別に抜けられてもそんなに問題ないんだけど、首の痛みってなんだろな。管理人も頸椎が悪いから登録抹消して10日くらい休みたいもんだけども。
で、スポニチさんによれば内海は5日のソフバン戦で復帰らしいけど、きっとそれは菅野くんがいる前提での話だと思うんだよな。内海も下で内容がいい訳じゃないから、猛打のソフバンさん相手よりは、自力優勝が消えて戦意喪失してるオリックスに繰り上げた方がいいんじゃないかい?

・・・そうそう、今日ジャイアンツから待ちかねた品が届いた。



配布オレンジユニのカスタマイズが完成。3週間くらいかかるって話だったけど、5月19日に送ったはずだから思ったよりも早かった。



うん、満足満足。ホントにペラいからあんまり着る気にはならんけど、球場持ってって尚広が出てきたら掲げる為のものにしようか。

・・・まあ、チームってのは生き物だからさ、いい時も悪い時もあってそれぞれ長くは続かない。先発が6人きっちり揃って内海が入る隙間がないなんて言われてたけど、一週間で内海を入れてもまだ枠が余る状況になっちゃった。
会社だってそうじゃん。今日は売上がよかった、目標を大幅に超えたなんて言ってても、次の日はどうなるかわからない。単日で数字を見られる業種なんかは日々アップダウンの繰り返しだもんな。
トップ営業マンが怪我で10日ほど休むっちゅう会社の大ピンチに、かつてのトップ営業マンが電撃復帰してくるってんだからさ、今週はちょっと見応えある一週間になるんじゃないかね。




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立岡という選手は古城になるはずだった。

誰もがそう信じて疑わなかった2013年。大怪我が原因で右打ちから左打ちに転向したユーティリティは計46試合に出場。プロ入り初ヒット、初打点、初盗塁を含む活躍で一躍ベンチに欠かせない選手になった。

ところが、去年の一軍出場はわずか2試合。24日に一軍登録されるまでその名前を忘れていた巨人ファンもいるはず。
立岡の場合、ユーティリティでありながら実はそれほど守備が上手い訳じゃない。セカンド、ショート、サードをこなしながらもその評価は決して高くない。象徴的なのが2013年甲子園での桧山引退試合。ここで盛大にやらかしてしまったことで彼の2013年は終わった。
そして今年からは外野手登録。ファームでもセンターに就くことが多く、内野は試合の途中でたまにポジションチェンジするのみ。ジャイアンツの外野は、2チームどころか3チーム作れるタレント揃い。誰がどう見ても茨の道に思えるコンバートだった。

しかしながら、思わぬ形でチャンスは訪れる。
開幕から世界中の不平不満を一身に浴びてきた村田。その村田を超えられなかった中井。なぜか日本に来たマウンテンゴリラ。
その戦いがひと段落して、サード争いは結局元サヤに落ち着いたのかと思った矢先の村田離脱。『そして誰もいなくなった』と言いたくなるような惨状でぽっかり空いたサードのポジション。・・・余談になるけれど、これは最低で最悪の展開。なぜなら誰かが勝ち獲ったんじゃなく、全員が負けた低レベルの争いになっちゃったんだから。

人間万事塞翁が馬の見本のような展開で立岡に舞い込んできたチャンス。それをしっかりものにして今日の4安打も含めて18打数8安打。
正直、守備に覚束なさは見えるし、サードタイプの選手だとも思わない。
だけどせっかく、そしてようやく回ってきたチャンス。今日しっかり結果も出した。一度チャンスを逃すと次はいつになるかわからないのは去年しっかり身に染みたはず。
村田が戻ってきたときに、レギュラーの座をあっさり明け渡すんじゃダメだ。草履を温めておきましたとばかりにホットコーナーを譲るんじゃ情けない。せっかく掴んだそのチャンス、しっかり掴んで離すなよ。




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相川結果出ないなあ。開幕早々に離脱したせいで、交流戦になってから各投手との相性を試すがごとくいろいろ組んでるけど、どれもこれもイマイチよろしくないなあ。
一概にリードがうんぬん言うのは短絡的だけど、走られまくってるのはいただけない。まあポレダが完全に盗まれてるのにも問題があるんだけど、こっちが肩の弱いキャッチャーに対してやってきた攻めをまんまされた感が否めない。予想以上に打ってくれてる(今日で18打数7安打。OPSは1超え)のはありがたいんだけど、ちょっと肝心のところが物足りないなあ。

打つ方もパタッと止まってしまい僅か5安打。4回の集中打はすごくよかったのに、他のイニングはなんにもなかったな。
辛島にせよ松井にせよ、ストレートとチェンジアップの緩急に翻弄された感じかね。
野球をしたことのない人のために書くと、チェンジアップってのは極論すれば誰でも投げられる。しっかり指にかかって力の入る握り方のストレートに対し、チェンジアップはわざと力が入らないように握ってストレートと同じつもりで投げる。落ちてくれれば言うことないけど、別に変化しなくてもOK。もちろん制球できなかったり、思うほど緩急が付かなかったりはあるけど、プロに入るくらいの投手でチェンジアップが投げられないなんてことはまずない。
そういう変化球なんだけど、まあこうして上手くやられてしまうとえらく効果的なんだなあとしみじみ。
明日はジャイアンツの誇るチェンジアップの使い手杉内だ。目には目をでしっかりリベンジしたろうぜい。

・・・楽天さんは2013年の頃とかなりメンバーが変わってたなあ。それでも、雨が降りしきるコボスタの最終回、矢野が三振した姿を見て心がタイムスリップw


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上原と尚成がチームに残っていたらこんな感じになったのかな。

そんなことを思いながら西武の大ベテラン西口のピッチングを見た。
昨日の予告先発発表で『西武 西口』がオーロラビジョンに出たとき、レフトスタンドの西武ファンは沸きに沸いた。点が入ったときより、もしかすると勝ちが決まったときよりも大きな歓声だったんじゃないかと思う。

エース級の実績があるピッチャーが年齢を重ねたとき、こんな感じでパートタイム的な先発機会をもらえるのが理想だと思う。
もう年間を通してローテを張る体力は無い。だけど、敗戦処理に回せるような選手じゃない。ファンに絶大な人気があるからこそもらえる先発のチャンス。功労者だからこそ自分で決められる己の引き際。

マウンド上で小躍りするように投げる西口に、西武ファンはかつてのエースを見たはず。182勝もしてるピッチャーなんだもの、西武ファンなら思い入れが無い訳がないし、思い出の一つ二つ必ずあるはず。
その思い出の中の西口に重ねて見る思いと、力無い球を痛打され続ける現実と、すごく振れ幅の大きい気持ちでマウンドの背番号13を見たはず。「まだやれる!」と「もう42なんだもんな」とを行ったり来たりしながら、熱くそれでいてどこか冷静に試合を見たんじゃなかろうか。

今の今、ジャイアンツにこのポジションの投手はいない。冒頭の二人が海を渡って以来、番長三浦、山本昌のように開幕にはいなくとも、暑くなる頃に上がってきて5~10回程度先発するようなピッチャーはいない。
でも、若い若いと思っていた内海も33歳。杉内は秋に35歳になる。そう遠くない将来、この二人がこういうポジションに収まって、今日の西口のように大歓声を浴びて登板するようになるのかもな。それは寂しい想像だけれど、ジャイアンツのまま晩年を送り、ファンに惜しまれながらユニフォームを脱いでほしいという願いでもある。

その日はまだまだ先だと思うけど、マイコラスのオープン戦も含めた日本初勝利より、面白い人を通り越して変な人の域にいるアンちゃんの「サイコーデース!」より、今日はそういう視点で試合を見ちゃったな。だから、同世代の由伸が打ったタイムリーと、元同僚の片岡が万感の思いを込めて打ったタイムリーが染みた。
西口さん、陰ながら応援してるから次は勝ってな。


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