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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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2007年、その頃管理人はBSもCSも映らないブラウン管テレビをまだ使っていた。
暗黒の堀内政権が災いし、当時地上波放送は一気に激減。管理人もその頃は仕事に打ち込んでいた時期で今ほどジャイアンツへの関心は高くなかったものの、やっぱりたまの休みにテレビでやっていれば気になる。
9月某日、その日は割にいい試合になり放送時間をオーバー。乗りかかった船じゃ勝敗が気になるし、上記の通りその頃はG+にも入っていなかったので仕方なくラジオをオン。
延長戦に迎えたチャンス、試合を決めるような局面で告げられた代打はその年のルーキー。
「誰だよ?知らねーなぁ。こんなのしか代打いないのかよ?」と一人毒づいていた管理人の溜飲を下げるかのように、件のルーキーはプロ初ヒット初打点。「ほぅ!バカにしてすまんかった」と内心で水道橋の方に向けて謝った記憶があるよ。

そう、もうお分かりの通り2007年9月6日、誰あろう坂本勇人のプロ初ヒット。
「昨日のことのように」とは言わないけれど、気が付けばあれから驚くほどたくさんの時間が経過した。
違和感を感じて仕方がないのだけれど、2006年ドラフトで入団した坂本は今年で10年目。そうなんだよ。なんと10年目なんだよ。もう若手でもなんでもない立派な中堅選手。
あの日のラジオの記憶からも既に8年半が経過してる。あの頃はこんなダメな大人になってるだなんて思いもしなかったし、ちょうどその年に始めたこのブログがまだ存続してるだなんて夢にも思わなかった。「30歳を過ぎれば年を取るのはあっという間」なんて古今東西で言われていることだけど、何も新しいことはなく、おパンツに手を掛けさせていただいた女性の数はめっきり減り、増えたのは脂肪と転職歴だけで何もいいことなんかなかった。髪がまったく減ってないのは奇跡的だけど、当時より貧しい暮らしを強いられてるとは思わなかったなあ・・・。

って管理人の話はどうでもいい。坂本だ坂本。
何度か書いてきたように、ジャイアンツはチームの勝敗を犠牲にして若手の育成を図ることが難しいチーム。
不人気球団は10連敗くらいしてようやく大きく取り上げられるけど、ジャイアンツは同一カードに3連敗しただけでスポーツ新聞一面で面白おかしく書かれる。なんJなんてもう言わずもがな。
そういう環境においては、しっかり完成された即戦力でないとなかなか若手が試合に出続けることは難しい。「なんであんなのを使う?」「なぜ○○を出さない?」の声が容赦なく振りかかるし、当人もそのプレッシャーに耐えかねて潰れかねない。
ミスターは松井を使い続け、阿部を使い続け育てた。素材は一級品でもまだ粗さの残っていた二人を一年で立派な主戦力に育て上げた。
その例で、原が時間をかけしっかり育てた唯一の選手が坂本だと思う。

2008年の坂本は、随所に光るもの、運とかツキとかを持っている雰囲気を感じさせながらも、まだ一軍レギュラーレベルには及ばないレベルだった。
実際に数字として残った成績は打率257ホームラン8本打点43。無理に使わなきゃいけない選手ではなかった。
その年の春に起きた二岡スキャンダルが影響したこともあれど、それでもこの年は判で押したように「8番ショート坂本」。頑ななまでにスタメン固定し高校を出たばかりの坂本を育てながら、それでいてリーグ優勝、CS制覇を成し遂げたのが原の手腕。原政権10年間の中でこの「2008年の坂本」は屈指の功績。

そして翌2009年。まずともかく、「1番ショート坂本」にときめいたファンが多かったはず。
難しいポジションを務めながらリードオフマンに座ること然り。去年まで8番バッターだった若手がわかりやすくステップアップして1番になったこと然り。坂本の背中にどこまでも拓けている未来を見たファンも多いはず。
事実この年は打率306を記録。ホームランも18本、打点も62。全てが前年からレベルアップし、高く構えるフォーム、変態的な内角打ち、レフトスタンドへ叩きこむアーチに夢と希望が見えた。守備に残る粗さも、本人の茶目っ気と相まって可愛らしくさえ思えた。

・・・どこで道を誤ったのだろう?
いったい何がターニングポイントだったのだろう?
バラ色の未来が待っていて、黙っていても「巨人のスター」になるはずだった坂本の2015年成績は、打率269ホームラン12本打点68。
どう成長してくれるのか、どんなバケモノになるのか。ジャイアンツファンが楽しみにしていた大型ルーキーは、何も掴みどころのない実に無難な「いい選手」になり果てた。

粗さはなくなった。雑な守備はほとんど見られなくなったし、もともと広かった守備範囲は今じゃ球界ナンバーワンと言ってもいい。
人間的にもキャプテンという重責を背負い、年齢を重ねたこともあって深みとか厚さは出てきた気がする。

でも、これじゃない。
2010年に31本のホームランを放ち、2012年に打率311を打った男に求めていたのはこれじゃない。
粗さが無くなったということは角が取れたということ。とっつきやすくなった代わりに、坂本勇人という選手の個性までが失われた気がしてならない。広大な守備範囲を誇り、走力もそこそこ。打率の割に得点圏では強いし、ホームランも無い訳じゃない。
・・・違う、違うだろ?違うじゃん?
2009年、2010年に坂本に重ねて見た未来はこんな現実的なものじゃないじゃん?あれだ、そのバックトゥザフューチャー2で描かれた2015年と、今周りにある現実くらい違うじゃん?得点圏に強いったって、得点圏にもいろいろあるし、ここ数年ほぼ毎試合見てるファンとして言わせてもらえば、印象に残る坂本の一打は年々減ってるよ。車が空を飛んでた未来と、渋滞にイライラしてる現実くらい違うよ。

坂本よ、おまえはどこへ行く?
おまえの完成型はどこにある?
3割をコンスタントに打てる篠塚。30本前後を毎年打てる原。チャンスに強いお調子者中畑。走れる青い稲妻松本。6年前ジャイアンツファンはおまえにいくつもの夢を見た。
でも、今2016年の開幕前、おまえにイメージできるのは守備職人川相の影だけだ。

若きプリンスと呼ばれ絶大な人気を誇り、数多くの浮名を流した坂本も10年目。年齢にしたら28歳。もう立派な中堅選手、見る人から見たらもうアラサーのおっさん。
今年ダメなら管理人はもう坂本を諦める。叶わない夢は見ない。実に厳しい言い方だけど、こういう見方をするのは管理人だけじゃないはずだ。
ちょこんと合わせてライト前に落とすヒットなんかいらない。変態的に肘をクッと抜いてレフト前に持っていく坂本であれ。上段からバカーンと振り抜いてレフト上段に叩きこむ坂本であれ。
当人は知らないことなんだろうけど、ドームにいるファンはレプリカユニも背番号Tシャツもダントツで6番が多いんだ。10番より7番より、24番よりも多いんだ。その背中に6番を背負ったファンが、観戦帰りに笑顔で帰路につける坂本であれ。
10年目の坂本、炎となれ。
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無題
久しぶりのコメントです。
同じく08年あたりでほとんどプロ野球を見なくなっていた私が
また見てみようかな、って思うきっかけとなったのが
10代で全試合出場ということで大きく取り上げられていた坂本の存在でした。
確かにいないと困る不動のレギュラーでキャプテンなんですが
球界のスターになっているだろうと想像していた未来からはかけ離れた現状…
自主トレ中もファンの目から離れた場所で練習している姿にもう少し期待してみようと思います…
(長野さんも全く姿を見ることのできない幕が張ってある場所で練習していました)
もぐ 2016/02/01(Mon)00:28:53 編集
>>もぐさん
ヤクルト山田くらい、とは言わないまでも、そんな感じのレールに乗ってた時期はありましたね。
レギュラーでキャプテンでクリーンアップだし、日本代表にも選出される選手ではあるんですが、小さくまとまった感がどうしても否めない。

長野さんはおそらくファンに生え際を見られたくないので秘密練習にしていたのかと思います。察してあげましょう。
SSA管理人 2016/02/01(Mon)23:53:43 編集
巨人の話については
こちらにコメさせて頂きます。
本当に、坂本くんの奮起にも期待したいところですね。
キャンプ中継も時々見ているのですが、野球に飢えすぎていたので(笑)実際に選手達の様子を見れるとわくわくが止まりません。
選手達の状態以前に、単純に
「あっ松井くんがおる!由伸監督との2ショはやっぱりいいな~」
「あっクルーズがジャイアンツユニ着てる!ピンと来ないわ~」
「ギャレット発見!初めてちゃんと見るわ~でも見てもわからんわ~」
「真顔から繰り出されるシュールなボケに魅了されてすっかりファンになっている、かわいい岡本くんも頑張っている~!!」
などとアホみたいにうっすい感想ばかり連発しておりました。
でもホントに見る選手見る選手、心から頑張って欲しいな、結果出て欲しいなと応援する気持ちが溢れて大変。

何はともあれ早く早く実戦を見てみたくて仕方ありません(*´∀`)。


あにーす☆ 2016/02/08(Mon)12:03:22 編集
>>あにーす☆さん
坂本には無難にまとまらずに粗くなってほしいんですよ。
去年みたいに守備くらいしか見るべきものがなくてどうでもいいような打撃成績になったら、チームも優勝なんてできません。三振が多かろうがヒットゾーンが狭かろうが、粗いけど怖さのある打者に戻ってくれないと。
ジャイアンツ打線は長野くんより峠を過ぎた阿部村田より、何よりも誰よりもまず坂本ですよ。
SSA管理人 2016/02/08(Mon)22:51:58 編集


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