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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。おい琥珀、5月のコメント今気づいたぞごめんなw     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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♪きょーねーんの あーなたの おーもいでがー テープレコーダーからこぼれていますー
あーなたの たーめに おともーだちもー あつまってーくれましたー

と歌うと思いきゃ、普通に君が代を歌ったさださん。
しかしまあ、精霊流しよろしくヤクルトファンのお友達は集まってくれたようでさ、「普段どこにいるんだおまえらは?」と言いたくなるほどヤクルトファンで埋まった神宮球場。

  
 
こういう感覚って本当に久しぶりだった。
何がって、周りに相手チームのファンがいてイラッとくるこの感じ。
随分とチケットは売れたようで、レフト側、三塁側にもヤクルトファンがかなりいた。全体の比率からすればヤクルトファンの方が多かったんじゃなかろうか。こんなことは普通のS-G戦においてはあり得ないことだけど。
管理人の前の席にもヤクルトファンがいた。ヤクルトのユニを着てたら球場職員に注意されて脱がされてはいたけど、紛れもなくヤクルトファンのおっさんだった。後方からもヤクルトの応援に合わせて手拍子や応援が聞こえた。レフト側、言わずもがなジャイアンツ側の応援席なのにヤクルト側からあぶれたファンがかなりいたんだと思う。

こうなればなるほどイラッとくるし、この周りのボケ共を絶対泣かせたろうと思う訳ですよ。
こういう感じっていつ以来だろうと思い返したら、08年の日本シリーズ西武ドームで味わって以来かもなあ。



だからね、なんかもう泣くほどうれしかったんですよ。
快心の逆転勝ちでヤクルトをボッコボコにしてくれて、胸の痞えが取れるというか、心からスッとした思いを久々に味わえた。

見込んでなかった内海で勝てたこと、向こうは見込んでいたであろうカツオで負けを付けたこと。こっちにはまだマイコラさんも菅野くんもいて、向こうにはもうせいぜい小川しか残ってないこと。
諸々含めてグッと掴んだ感があってお酒が美味しいし、「メシは上手く作れ ケツはキレイにしろ できる限りで構わないからー」と熱唱したくもなる。

うん、ヤクルトファンさん、明日も泣かしてやるけどまずはこれでも食らえやw

           (⌒⌒)
     ∧_ ∧ ( ブッ )
     ( ・ω・` ) ノノ~′
       (⊃⌒*⌒⊂)
       /__ノωヽ__)

みなさん、ケツはキレイにしましょう

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戦い済めば敵も味方もないのです。それがスポーツマンシップ。

自軍の選手を出迎えるより早く、わざわざ相手ベンチへ出向き帽子を取って和田に握手を求めた原の姿。
インタビューに答える前に断りを入れて時間を取り、引退する同い年の関本にエールを送った阿部。
巨人ファンじゃなくても阪神ファンでなくとも、ジーンとくるいいシーンだったと思う。

特に原の対応は異例も異例。おそらく和田も驚いたんじゃなかろうか。
そのことを後で訊かれて「監督同士」っていう表現で止めてたけど、きっと原の本音は「巨人の監督と阪神の監督は特別」って思いがあったんだと思う。人気球団の監督同士でないとわからない思い、お互いにしかわからない苦しみを共有してきた者として、最大限のリスペクトを示した行動だったんだと思うよ。

阪神さん、また来年遊ぼうね。
管理人は阪神ファンが大嫌いだけれど、嫌いながらもそれはどこかプロレス。ドームがキレイに二分されるのは阪神戦だけだし、完全アウェイの甲子園の異様さは他じゃ絶対味わえない。あれがないと盛り上がらないし、盛り上がってこそのプロ野球。盛り上がってこその巨人戦。12球団人気ナンバー1とナンバー2の座はまだまだソフバンさんには譲れないよね。
また来年、いがみ合って憎み合って、罵倒し合いながら楽しく遊びましょうw


さてさて、たった一日だけの休息で、あっという間に2ndステージだ。
先発ローテを考えれば苦しいけど、野手の試合勘的にはプラスかもな。中一日だともう普通にシーズン中の移動日と変わらないもんな。
もう子供どころか猿でもわかるくらいに不利だけど、だからこそ楽しんで当たって砕けてくりゃあいいさ。まだ今週もジャイアンツ戦が見られる。それが何より幸せなことだよね。

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こんな誕生日があるのだろうか。

誰にも祝ってもらえず一人寂しく過ごす誕生日も、めでたい日だってのに離婚されたり別れを切り出されたりした誕生日も、今日の菅野の前では霞んで見える。それほどまでに悲劇的な暗黒の誕生日。

投げては初回から3失点の大炎上。
その後もいろいろ取っ掛かりはあった試合だけど、それはCSなんだから当たり前。ダイジェストでまとめたら、結局のところこの初回3点で終わってしまった試合。
守っては痛恨の送球ミス。バント処理を焦り、やっちまったの悪送球。こういうミスが出るときってのは、何か根本的なところでリズムがおかしい証拠。乗り切れないままごまかしごまかしやっていたのが、ここで一気に傷口が開いたように見えた。
そして、ハイライトは打席でやらかしたバントゲッツー。
ライトスタンドから鳴り響いたハッピーバースデーが終わらないうちに、絵に描いたようなバント失敗ダブルプレー。

こうもダメな日があるのか。こうも重なることがあるのか。
そして、全野球ファンが注目する大舞台でこれが起こるか。
ドームで呆れかえり白目を剥いた巨人ファン約4万人。テレビの前で開いた口がふさがらなくなった巨人ファンおおよそその100倍。いやぁ、ひどいものを見た。なんというか、見ちゃいけない物を見てしまった気さえする。

菅野くん、気にするなったって気にするだろうし、忘れろったって忘れられないだろう。何を言っても慰めにもならんし、こんな日は豪華なディナーもとんでもない美人も傷を癒すことはできないわな。
でも、これだけは言っとかなきゃ。誕生日おめでとう。


   ∧∧
  (  ・ω・)明日勝てばいいんだよ。なんか問題あるかい?
  _| ⊃/(___
/ └-(____/

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シーズン成績、貯金7の巨人と借金1の阪神。

直接対決成績、16勝の巨人と9勝の阪神。

こと東京ドームに限れば11勝の巨人と2勝の阪神。
 


まあ、さすがに勝つだろう。1stステージはすんなり行くだろうというのが下馬評。ジャイアンツファンの願望ではなく世間の下馬評。

ところが、この通りもつれる。もつれまくって、かかなくていいような冷や汗をかく。これが短期決戦であり、これがクライマックスシリーズ。

 

ハッキリ言って幕切れもスッキリしない。サヨナラ押し出しなんてなかなか見ないオチだ。あれは幕切れじゃなくオチだ。
だけど、もう内容うんぬんよりも勝つことが大事だから、それはそれで良しとしよう。実際、今日を勝つか負けるかは雲泥の差があった。勝ったことでもう俄然有利だし、遠慮なく断言しちゃえば明日2ndステージ進出が決まると思う。

坂本と阿部を罵倒したい気持ちと、3安打した井端をスタメンに抜擢したのは誰の意見なのか気になる思いと、いろいろ抱え込んで明日へ向おう。うん、こういう試合は勝てば100点、負ければ0点で中間は一切ないんだよ。100点なんだからいろいろ抑えて、いろいろ抱えて夜明けを待とう。




・・・それと、触れちゃいけないとこにも触れてこそ我がブログ。
久保ちゃんとか青木とか、退団が決まった選手のグッズはキレイさっぱり無くなっていた。
ナンバータオルもユニ型キーホルダーも、その選手のコーナーこそあれ全て商品はなくなっていた。まあこれ自体は普通のことだと思う。

ところが、福田と笠原はコーナーごとなくなっていた。
まるでそんな選手など元からいなかったと言わんばかりに、ナンバータオルの並びからもユニ型キーホルダーの並びからも見事に抹消されていた。
わかりやすいのが上の背番号Tシャツディスプレイ。29番も63番も、影も形もありゃしない。 いやぁ、驚いちゃったよもう。この2選手が球団の黒歴史になるのは避けられそうにないけど、もう存在そのものを無かったことにする気満々だろこれw


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正直もう、ただ一言「死ね」と書いて終わりにしたい。
そうもいかないから一応記事に仕上げるつもりだけど、レギュラーシーズンが終わってCSまでのこの僅かな休息期間にとんでもない爆弾が落ちてきた。

【巨人】福田、野球賭博行為の疑いで謹慎処分 笠原の知り合いから紹介

野球選手って二通りの人種がいる。
一つは古田や小宮山みたいに実社会にいても違和感のない人、会社員だと仮定して仕事ぶりが容易に想像できるような人。
もう一つはこの福田みたいなバカ。野球しかしてこなかった人間なのが傍目にも明らかで、マウンド上での立ち振る舞いとか、ほんのわずかなところでも頭の悪さが見え隠れする脳筋スポーツマン。

ヤクザからすればいいカモだったろうなあ。
この報知の記事が妙にリズム良く書かれてるから食い入るように読んじゃったけど、ヤクザが調子よく擦り寄ってくるサマ、福田が真綿で首を絞められるかのように追い詰められていくサマ、とてもよく伝わってきた。
・・・気が付いたら逃げられなかったんだろなあ。この記事を読む限りこのA氏とやらは典型的ヤクザ。なんでこんな人間のクズに騙されんだよって言いたくもなるけど、野球しかしてこなかった人間に世間一般の32歳の判断能力を求めても無理だよなあ。

で、福田くん。巨人が対象の試合はどっちに賭けたんだ?

高校野球とかでやってるうちはまだ「自分の知らない世界」と誤解してたのかもしれないけど、よく見知った選手がその世界に出てきた時点で何か思わなかったか?気が付いたらとんでもないところまで道を踏み外してることに思いが至らなかったか?
奥さんも子供さんもご愁傷さま。子供さんには同情するけれど、奥さんは自業自得。こんなバカを生涯の伴侶と勘違いした己の不明を恥じなさい。気の毒だけど、売れない役者とか芽が出ないスポーツ選手と結婚するのは、万国共通で自ら地雷を踏みに行くようなもんなんだ。この地雷はおたくの家庭だけでなく、80余年の伝統を誇る球団まで吹き飛ばしそうな大物だったけどさ。

同じ日に久保、野間口、福田が構想外ってニュースが出て、その通りに久保と野間口は発表されて、福田だけ出てこないことがちょっと気になってはいた。
トライアウト含めて移籍を模索するか、引退して球団職員ほかの打診を受け入れるか、そういうナーバスな問題だから、きっとその辺の調整中なのかななんて思ってたけど、これはもうもうもう・・・。
去年のオフでクビかなあなんて扱いの選手だったし、管理人も去年の記事で「グッバイ福ちゃんフォーエバー福ちゃん」って書いた記憶がある。去年切っておけばよかったあって地団駄踏んでる球団幹部が複数いそうだけど、本当に万死に値する愚行をやらかしてくれたもんだ。

他の11球団ファンのみなさん、もうなんとでも言ってくれ。
CS辞退でもドラフト指名権なしでもおかしくないくらいのことだってのはよくわかってる。ただただお恥ずかしい。




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まずはこっちの試合から。
・・・毎年何回か必ず思うことなのだけど、ハマスタに行くとどうしてこんなにも野球が下手になるのだろう。いつもやれてることができなくなって、普段はあり得ないようなミスが頻発する。

そして、今日はそんなこっちのミスを帳消しにしてくれるベイスボール祭り。
まあひどかった。高校野球の地方予選かと思うような凡ミスの連発。これに付き合ってしまったこっちも要反省なのだけど、そんなことお構いなしにベイスがどんどんやらかしてくれた。
・・・こういうところ、大矢が監督やってた頃から変わらないねえ。やってる選手はほとんど入れ替わってるはずなんだけどw




ただ、そんなベイスさん。尚成の最後にこういう機会を設けてくれてありがとう。
きっとベイスファンさん的には何の思い入れもない選手だろうに、なんか申し訳ない感じになりますよ。
あくまでベイスさん主催のセレモニーだからどこまで絡めるものか気にしてたけど、ジャイアンツ側にも来てちゃんと時間を取ってくれてうれしゅうございました。
特に、尚成の球を受け続けた阿部、同じ左腕で尚成を師と仰いで一緒に自主トレしてきた内海、同じ名字で同い年の由伸。この3人がちゃんと送り出してやらなきゃ締まらないよな。
尚成、本当にお疲れ様でした。



なにかおかしな物が見えた気もするけど気にせず行こう。

ヤクルトさん、おめでとう。
お世辞でなく強かったよ。管理人は8月くらいからぼんやりと「今年はヤクルトかなあ」と思ってたし、正直なところ9月に入る頃にはもう確信してた。立場上あまりヤクルトさんを応援するようなことも書けないから小出しにしてたけどさ。

ただ、それを開幕前の段階で見抜いた江川はすごい。すご過ぎる。
確かに打線の強力さは誰の目にも明らかだけど、どう考えても先発不足のように思った。
実際、今現在の成績で見ても石川と小川以外は取るに足らない。そこがネックで躓くように思ったけど、それは管理人の見る目が無かった。もう素直に負けですよ。
その先発を補って余りあったのが、ロマン、オンドルセク、バーネットの後ろ3枚。ジャイアンツに限らず、セリーグ5球団はここに負けたと言っても過言じゃない。
特にバーネットの覚醒ぶりには驚いた。去年まではランナーを出したり判定に不満があるとすぐにイライラして、それで勝手に崩れていくのが恒例のメンタル難ピッチャーだったのに。ヤクファンさん、バーネットのこの変化は何があったの?別人みたいな変わり様だよね。

そして、この2年間まったく打てないチームのファンとして、青く見えるどころじゃないヤクルト打線の生い茂った芝生。何年か前まではジャイアンツ打線がこんな風に見えていたのかなあなんて思ったことも何度もあった。誰もが恐れるバレンティンという中核を長期間欠きながら、ミレッジが何の役にも立たなかったながら、純国産打線でこれだけの破壊力があるのは敬服しますよ。対戦してて圧倒的に怖かったもの。

ただ、まあジャイアンツもこの10月2日までよく粘ったよ。
誰がどう見ても力不足、土俵際で押し返せるどころか踏み止まれる力もないチームなのに、今日の今日までよく持ちこたえたよ。
正直もっと離されると思ったし、もっと早くヤクルトが抜け出すだろうとも思ってた。万事において足りないにも関わらず、それでもここまでヤクルトを苦しめたのがジャイアンツの意地なのかな。

そして、ここから先の短期決戦はまた話が別。
打力よりは投手力が重要になるし、ヤクルトさんがここ数日苦しんだ重い試合のプレッシャーが全試合にかかってくる。
そこでまた意地を見せてくれることを祈って、今日のところは敵に塩を送っておこう。14年ぶりの優勝、本当におめでとう。



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戦力外通告が解禁になった10月1日、ジャイアンツもいきなりドドドーンときた。

青木、横川あたりはなんとなく予想していたし、公式情報じゃないながらも夜になって野間口、福田の件も聞こえてきた。
そして、こちらも公式情報ではないながら、朝からネットを賑わせていたのが他でもない久保。

久保ちゃんは、そのキャラのせいなのか、活躍するとチームが優勝できないジンクスのせいなのか、とかくジャイアンツファンからも評価が低い。扱いが軽いというか、タイプは違えど西村と同じような見方をされてきた選手。

だけど、管理人は久保ちゃんを非常に高く評価してるし、心から感謝してる。
入団2年目からクローザーを務めた異例の経歴もさることながら、先発、敗戦処理的ロングリリーバー、セットアッパー、クローザー。ピッチャーで考えられる全ての役割を経験してきた数少ない選手。
こういう便利屋がいるからチームは回るし、年間140試合超の長丁場を乗り切れる。久保が務めてきた役割は、決して誰にでもできるものじゃない。

器用貧乏的なピッチャーで、ありとあらゆる変化球が投げられる。ストレートも145は出る。コントロールもまずまず。連投の利く肩の丈夫さもあるし、とにかく使い勝手がよかったピッチャー。そのポテンシャルの割には結果が伴わない時期も長かったんだけど、これだけいいように使われてきた便利屋も珍しい。

キャリアハイは2011年になるのかな。
前半はセットアッパー、後半はクローザーという便利屋ならではの起用法で、クローザーになると結果が出ないセットアッパーも多い中、サラッと2つの役割をこなしてみせたのが実に久保ちゃんらしかった。
その前年2010年も、驚異的な酷使のされ方で79試合登板。これは今でもジャイアンツの球団記録。山口よりも西村よりもマシソンよりも多く投げたただ一人のG戦士。

この2年間の印象が強過ぎるけど、管理人が一番印象に残っているのはその前年。2009年の8月に投げたこの試合
内容は当時の記事に書いてあるから省略するけれど、これがあったから翌年以降の飛躍が余計にうれしく感じられたし、久保ちゃんのことを嫌いになれなかった。

久保ちゃん、本当にお疲れさまでした。
ジャイアンツで投げた試合418、イニングにして674。久保ちゃんが投手陣の潤滑油のように便利屋稼業をこなしてくれたからジャイアンツは常勝軍団であれました。
勝ち星47、セーブ36。そして、便利屋の勲章ホールドは101を数えます。誰にもケチなんか付けられない数字です。
便利屋稼業の第二章があることを祈って、心からお疲れ様でした&ありがとうございました。



七色の夢掴み取れ 見せろ快投久保裕也
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ものすごく引き締まった試合だった。
弛緩するところが全くなく、初回から最終回まで集中して見てしまうような濃い試合だった。

菅野を5回でバッサリ代えたのもそう。イニング途中でピッチャーを代える継投もそう。ベンチにもう何も残ってない完全なる総力戦で臨んだのもそう。
こっちだけじゃない。ヤクルトだってロマンもオンドルセクもイニング途中でマウンドを降りた。ヤクルトファンさん、二人揃ってこんなことは今まであったの?

戦犯探しをしたいならすればいい。今日は割に簡単に答えが出るだろうし。
でも、寺内はきっと消えてなくなりたいくらいの思いでいることだろうし、長野はあの三振を、坂本はあのキャッチャーフライを簡単に忘れることなんてできないだろう。
勝った方が優勝をグッと手繰り寄せる大一番。ドームは立ち見エリアが四重五重の人だかりになる46,797人の大観衆。今日はCSか、はたまた日本シリーズかと思うような異様な空気の中、全てが思い通りにいく訳なんてない。特にテラは、二度目のバント機会が回ってきた時点でちょっとイヤな予感はしたよな。

選手たちの集中も異様なほどで、まるで高校野球さながら、ベンチの選手が立ち上がって身を乗り出して試合を見てた。冗談抜きで勝った方がマウンドに集まって胴上げを始めるんじゃないかと思ったくらいだ。

本当に特別な試合。そして、そういう大一番に負けたのは結構久しぶりに感じるな。阪神さんは毎年のように味わってるんだろうけどw

ベンチでまるで試合に参加してるかのように身を乗り出して試合を見た思い。うれしい姿だったし鳥肌が立つような思いがしたけれど、毎試合それくらいの思いでやってくれよ。常に全力で、最大の集中力で勝とうと思ってやってくれよ。
今年、ヒット数が片手で足りるくらいで、0点1点に抑えられて先発投手を見殺しにした無気力試合がいくつあった?それらの1つでも2つでも勝ててたら状況は全然違ったよな。
わかりやすいとこだけでやる気の有無を判断する気なんかないけどさ、今日の姿、気迫をもっと早く見たかったよ。

まあ、お疲れ様でした。両チームとも。
毎年CSや日本シリーズで見られる「プロ同士が本気で勝ちにいったガチ勝負」を一足早く見せていただきました。


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あらぁ、強かったねw
点の取り方、投手リレー、今日は強いチームの試合運びで快心の勝利だった。

申し訳ないけれど、高木が初っ端から燃えたのは予想通り。
ただ、初回のピンチを3点で止めてくれたのが後々大きく効いて、思ってたより長いイニングを投げてくれた。
勝ち星が付いたのもめでたいけど、これでもまだ次も先発させる気なんだろうか?これなら大竹や田口くんに託した方がいい気がしちゃうんだけども。先発させる気なんだろうなあ。順番通りにいけば次は苦手のベイス戦、苦手のハマスタなんだけどもw

初回を3点で止めたのと同じくらい大きかったのが長野のホームラン。
早い段階で1点差に迫ったことでいける空気になったし、何よりもヤクルトが固くなった。
ジョニーデップの同点打より、阿部の逆転打より、今日は長野のホームランが値千金。あれで全てが変わったよ。

そして、ここに来て見えるヤクルトの緊張とジャイアンツの余裕。
それはもう14年優勝していないチームと、3連覇中でほぼ全ての選手が優勝を経験してるチームの違い。それこそが、成績やデータだけじゃ計算できないジャイアンツの強み。
毎年ガラガラの神宮で夏からもう消化試合をしてきたチームと、優勝争いの大一番がほぼ毎年あって、一戦必勝のCS、日本シリーズを年中行事のようにこなしてきたチームの違い。
初回あんなに元気だったヤクルト打線が2回以降わずかに1安打になったのなんて、「巨人のピッチャーがよかった」って理由だけじゃ説明つかないと思うよ。

これはおもしろくなったなあ。
数字的にはまだ不利だけど、心理的には優位に立ってる感さえある。明日も大一番だけど、明日を超えてもまだその先に大一番があることがほぼ確実だね。勝っても負けても。
残り5試合。おもしろくなったなあ。



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いろいろ出ましたな。

・スイスイ投げるマイコラさん
・驚くほど打てない打線
・片岡だけが上手い送りバント
・危なっかしいセットアッパー(立岡ナイスキャッチ!)
・頼りにならない阿部
・なんだかんだ抑える澤村
・堅守坂本
・異常に強い東京ドームでの試合

2015年ジャイアンツの見本市というか、今年はこんなチームだったとダイジェストで見せられた感じ。
「たった4安打かよ!」と言いたくなる気持ちもあるけど、もう打てないことを踏まえた上で結果を出していかなきゃいけないんだから良しとしましょうか。



さて、運命の7連戦は5勝2敗で終了。
なんとか凌いだって感じかな。不満もあるけど、阪神が無様に転げ落ちていったのを見るにつけ、一歩間違えばジャイアンツがああなってたんだからね。

まあ週末は楽しみましょうや。どう考えてもヤクルトは強いけど、この時期まで優勝争いが混沌としてることなんてそうはないんだから、野球ファンとしてジャイアンツファンとして幸せを感じながら楽しみましょう。



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阪神をけちょんけちょんにこきおろして大笑いしてやってもいいんだけど、さすがに今日のところは止めとく。人の生き死にってのは軽々しく弄るもんじゃないからな。

中村負広とは暗黒の使者。
・・・と、実体以上に思われてる気の毒な人。もっとひどい時代があったにも関わらず、もっと非難されるべき監督がいたにも関わらず、叩きやすいところに矛先が向いたいわばスケープゴート。グランドには似つかわしくないエリートサラリーマン的な経歴、あのニヤニヤしたにやけ面も虎ファンの反感を買うのに一役買ったに違いない。

ほぼ全ての阪神ファンからマイナスの感情を持たれている中、右も左も石を投げれば阪神ファンに当たるような大阪で、阪神のGMとして過ごす日々とはいかなるものなのだろうか。管理人なら外出するのもイヤになりそうだ。
心労が祟ったというのはあまりに安直だけど、阪神関連の要職を務めることと無関係だとはとても思えない。・・・大変な人生だったろうなあ。安らかにお眠りください。負けの象徴みたいな人だったから、餞は勝ち星よりも負けの方が合ってたのかもね。

さて、試合は『代打の神様由伸恐るべし』を忘れてしまうほど白熱した展開で、結局決めたのは寺内。
・・・よかったなあ。
寺内にとって今年は散々だった。肉離れという不運はあったにせよ、吉川にすっかりそのポジションを奪われた感があって、このままじゃ居場所がなくなるとこだった。管理人としても、寺内を褒める記事を書いた途端にいなくなりやがって、正直ずっと気にしてたわw

プロ野球ってのは残酷なまでにシビアな椅子取りゲーム。
自分がいなくなってもすぐに代わりが出てくるし、守備位置、右打ち左打ち、守備が上手い、足が速い、特徴の被る選手はいくらでもいる。離脱したときに帰りを待っててもらえる選手なんてごく僅かだし、いつに間にか入れ替わってる、知らないうちに世代交代してるなんてどこにでもある話(話が逸れるから掘り下げないけど、「打てるキャッチャー」と「メチャクチャな使い方をしても壊れないセットアッパー」という代えの利かない二人がいたからジャイアンツは強かったんだよ)。

だけど、ファンならよく知ってる通り、寺内の守備力は出色の完成度。
今年、吉川の守備に何度か救われたことをちゃんと覚えてはいるけど、吉川の守備力は寺内とは比べものにならない。比べたらテラに失礼だよ。
だから、ちゃんと戻ってきてくれて、あまり熱心じゃないファンにも「おぉ、そうだ寺内がいた!」と思わせる存在感を示してくれてよかった。本当によかった。
テラ、おかえり。テラがベンチにいないとジャイアンツは安心して戦えないんだよ。原がムチャクチャやれるのもテラがベンチにいてこそ。テラはジャイアンツに絶対に必要なパーツなんだからよろしく頼むね。


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24試合 10勝10敗 防1.86 174回

言うまでもなく今日を終えた時点での菅野の成績。なんかとんでもない数字になってきた。

この手の成績で思い出すのがルーキーイヤーの澤村。

29試合 11勝11敗 防2.03 200回

比べてみると実際かなり似通ってる。
だけど、澤村がこの成績を残した2011年は、悪名高き加藤良三ボールが使われていた時期。圧倒的に投手有利で、言葉は悪いけど二流、三流の投手でも好成績を収めた年。それを考慮すると今年の菅野の方が格段に内容が濃い。

プロ野球ではよく悪い意味で「10勝10敗ピッチャー」という表現が使われる。
勝てるんだけど同じだけ負ける。安定感に欠け、柱にはなり得ないイニングイーターを指して使われることが多い表現。
だけど、この1点台の防御率を誇るピッチャーにそれはない。
174イニングも投げて、年間通して軸としてやってきたエースピッチャーが、この9月も下旬に差し掛かった段階で10勝10敗なのは驚くべき状況。表面上の数字でなく内容で年俸査定してやらなきゃ気の毒だし、野手陣は猛省しなきゃいかん。今年のジャイアンツに反省すべき点は山ほどあるけれど、「菅野が投げる試合は勝つ」ことができなくて、一週間のリズムが作れなかったのも大きいよ。

そして、この菅野の成績が2015年のジャイアンツを象徴してるように思う。
全然敵わない訳じゃない、むしろ十分に通用してる。だけど、勝って負けてを交互に繰り返して数字は伸びない。内容には評価できる点が十分、十二分にあるし、非常にいい姿も見せるけど続かない。なんだか実にシンボリックに感じますよ。
菅野はたぶんあと2回投げるからさ、そこをしっかり取って勝ち投手にしてやってよ。それができれば2位は確保できるさ。

ジャイアンツがこういう状況で、今日勝ってやっと貯金4だから偉そうなことは言えない。
だけど、やっぱり管理人は阪神タイガースというチームがおもしろくて笑えてしまう。管理人はもう8月の段階で「阪神は終わり」と断言したし、最近じゃ「阪神は気にしなくていい」とまで書いてきたから、自分の予想通りになって多少自慢気な思いというのもある。
でも、それ以前にこれは客観的に見たって笑っていい状況なんじゃなかろうか?「Vやねん!」「優勝や!」の勢いは何処へ、今じゃ振り向けばBクラスがすぐ後ろまで来た。これほど決まりきって秋に失速してくれるチームも珍しいし、何か一本芯の通った勝負弱さが伝統として貫かれている感さえある。

まあ、逆に言えばそんなチームに負けちゃいられない。
明日も勝ってしっかり引導を渡してやらなきゃね。


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最後の場内一周でレフトスタンドに差しかかったとき、聞こえてきた懐かしい応援歌。
グッときたなあ・・・。
笑顔、笑顔の爽やかな引退試合だから笑って送り出そうと思ってたけど、思いがけず込み上げてきた。何十回も、もしかしたら何百回も球場で歌った応援歌。たくさんある思い出の全てはこの歌と共にあって、それが記憶の蓋が開いたように一気に飛び出してきた。

ただただありがとう。そしてお疲れ様でした。
05-06年の暗黒時代からジャイアンツを救ってくれたのは他でもないあなたです。どれだけ感謝してもし足りないと思う数少ない選手の一人だし、当人と一面識もない一方通行の思いなのに、管理人の人生に少なからずの影響を与えた恩人だと思ってます。
本当にありがとうございました。


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感想を書けとか評論しろって言われても、「朝倉」で終わりだよなこんな試合。
毎度おなじみ、定期的に出てくるこの何も内容が無い試合。まあ、もう予想通りで驚きもないし、これを読んでくれてる皆さんだって「あぁ、またですか」って感じだったでしょ?
皆さんよりも金も時間もジャイアンツに費やしている管理人が、8月の段階で「絶対優勝できない」って書いたチームは所詮こんなもんです。じゃんけんで勝った負けたと毎日一喜一憂してるようなもんで、連勝できるような根拠がどこにもないチームなんですよ。

それと、もう高木は先発させちゃいかん。
エラーがどうこうもあったけど、今日は本人の投げてる球に問題ありだよ。今日だけじゃなくこのところそんなのばっかりなんだから、本人のことを思うなら二軍に、チームのことを思うなら敗戦処理枠にしなさい。なんかもう、眉毛だけキリッとした太った宮根みたいなのがベンチで茫然としてる姿は見飽きたよ。

んで、今日はやっぱり朝倉の日。ホントにお疲れ様でした。
2006-2009くらいまではすごく存在感があったし、ちょうどこの時期はCSで必ずと言っていいほど中日と戦った時期だったので尚更。
二桁勝利4回は十分に胸を張っていい記録だし、浅尾とか祖父江とか後輩が泣いてたとこを見ると人間的にも慕われてた証拠だよな。
代打堂上も半分は戦術だけど半分は粋な計らい。井端がいれば尚よかったけど、こっちの敬意もちゃんと中日さんに伝わったんではないかな。

さて、明日は今日泣いた中日ファンだけでなく、ジャイアンツファンも涙するに違いないガッツ小笠原ラストダンス。ナゴヤドームが一つになるサンキューガッツDAY。うん、管理人も万感の思いでしっかり見るよ。


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完全に力負け。
勢いの差とかなんとかじゃなく、完全に地力で負けた感がある敗戦。途中いい流れで押し返した場面もあったけど、それでいながら負けたことで余計に力量の差を感じてしまう試合だった。

そして、その敗戦に一役買ったのが帰ってきたバレンティン。
この9月も半ばの最終局面でこんな奥の手が残ってたヤクルトに脅威を感じるし、復帰戦でホームランを含むマルチ安打、2戦目で猛打賞とかサラッと結果を出すバレもすごいわ。

ジャイアンツにはこんな引き出しはもう残ってない。
今年はもう内海、杉内、西村、金城、相川らが戻ることはないし、セペダ、フランシスコ、カスティーヤノスは戻ってこられても困る。

最後の切り札JOKERを一番いいタイミングで切って、それが期待以上に機能したヤクルトと、逆さに振っても何も出てこないジャイアンツ。

出てくるどころか村田さんは今日抹消になってもうた。・・・笑っちゃ悪いけど、村田さんはホントに散々な一年だなw 岡本?まだまだだよ。全てが粗すぎる。
いるいないの話だけじゃなく、今になって「1番長野」に時計の針を戻したのも苦しさが垣間見える。これは片岡の打率が悪過ぎるのも一因なんだろうけど、せっかくここまで1番立岡2番片岡の俊足コンビで築き上げてきたものを無にされた気さえする。

うーん、近くて遠い2ゲーム差ならぬ、遠く見えて実際はもっともっと遠い2ゲーム差。
秋の風が吹いてますねえ。


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勝つと気分いいねえw
今さら何言ってんだと思うだろうけど、やっぱり実に気分爽快。管理人は評論家じゃなくあくまでファンだからね。

「なんで1番長野やねん?」で始まった試合だったけど、やっぱり慣れた居場所のせいか収まりは悪くないし、すぐに結果も出た。

初めて生で観たマイコラさんはさすがの内容だったし(もしかして最初で最後?)、まさかまさかのタイムリーでレフトスタンドは盛大な祭りになった。6回で降板はちょっと早過ぎる気もしたけれど、山口、マシソン、澤村の完封リレーなんていうファンでも期待してないおまけが付いてきた。
今日はとってもリズムのいい試合で、終始こっちのペースで進んだ感あり。強いチームの試合運びだったなあ。満足度の高い観戦でしたよ。

2015年最後のヤマになる7連戦、非常にいいスタートを切れた。
ただ、負けて尚ヤクルト恐るべしと思わされたのが「帰ってきたバレンティン」。復帰初戦でホームランとかすごいわな。まだヤクルト有利だし、一つ勝ったくらいじゃ楽観はできない。
でも、明日勝ったらおもしろくなる。阪神が勝とうが広島が勝とうが関係ない(特に阪神は気にしなくていいよw)。明日ジャイアンツがヤクルトに勝ったら本当におもしろくなる。期待して、大竹に祈りを捧げて寝るべし。



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いよいよ、いよいよガッツさんが引退する。
何度も書いてきた通り管理人はガッツさんファンなので、正直なところここ数年この日が来るのを恐れていた。

いざこの日が来てみて、意外に平静な自分に驚く。
2年前ジャイアンツを出て行くときはえらく感情的な文章を書いたのだけど、今は寂しさも悲しさもそれほどでもない。

これはなぜなのかと自分に向き合い考えた。

・・・わかった。

今辞めれば、ガッツさんはカッコイイままだからだ

自分で納得した。
「まだできる」「惜しい」「あと1年だけでも」と中日ファンのみならず方々から声が上がり、管理人の愛したガッツさんは偉大な選手のままでユニフォームを脱ごうとしてる。これに満足してる気持ちが強いんだなと気が付いた。

ジャイアンツでの晩年、代打に加治前を出されるような扱いとか、ずっと二軍に幽閉されているような扱いを、管理人はずっとずっと砂を噛むような思いで見ていた。
史上4位のスピードで2,000本安打を達成した天才が、両リーグでMVPを獲ったような英雄が、チーム内で居場所を奪われ、ないがしろにされるのがただただ悔しかった。

2年の時が流れ、尾張の侍となったガッツさんは、ハムファンと巨人ファンだけでなく中日ファンにも愛され、惜しまれながらその選手生命を終えようとしてる。うん、これは幸せな結末であり、拍手と歓声が降り注ぐ中でユニフォームを脱げるハッピーエンド。
よみうりランドで終わらなくて本当によかったよ。

ただ、惜しむらくは東京ドームでやる巨人―中日戦がもう一つも残ってない。
調べたら、なんとドームのG―D戦は8月30日が最後。なんでこんなバカ日程になんの?他の4カードは全てホーム、ビジター共に9月中旬以降が最終戦になるし、ナゴドでやるD―GはあるのにドームのG―Dだけがない。なんなんだよホントに。

もったいないなあ・・・。
ガッツさんに感謝してないジャイアンツファンなんていない。いたらそいつはバカかにわかだ。
ドームでやったら中日ファンも含め46,000人全員の拍手、一塁側三塁側両方からのスタンディングオベーションになったことだろうし、名古屋だけじゃなく東京のファンにもちゃんとお別れさせてほしかった。
中日の関東での最終戦は28日のヤクルト戦。中日ファンのフリして神宮行こうかなあ・・・。



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ネット用語に疎い人のために書くと、タイトルは「残念だが当然」の略。

もちろん勝っておかなきゃいけない試合だった訳だけど、そういう試合を何度も取りこぼしてきたから今の位置な訳じゃん。
地力の無さというか土俵際で粘れない弱さというか、良くなったり悪くなったりを細かいスパンで繰り返す今年を象徴してますな。ここ一番でしっかり勝ち切れるようなら3位に甘んじてる訳もなく、今頃首位を独走してますよ。

そして、例年得意にしてきたマツダスタジアムでの試合もこれで4勝9敗。これで今年は終わりかな?
タイムリーエラーで痛い点を取られて、攻めては拙攻でチャンスを潰す姿も先月見たデジャブ。なんだろな、ここでやるととにかく終始カープペースの試合運びになる。
まあ打てないだろうな、勝てないだろうなと思いながら見て、結果そのまんま自然な流れとして負けた感あり。負けてしっくりくるようになってしまってるのが悲しいけれど。

ただ、菅野にはちょっと申し訳ない試合だよな。
管理人はジョンソンをセリーグで一番いいピッチャーだと思ってる。だから、打てなかったことは仕方がないとも思うんだけど、それでもさすがにちょっと気の毒だよな。こんなことばかり繰り返してるから、個人成績も防御率は1点台なのに9勝10敗で負けが先行するとんでもないことになってしまった。
さすがにこれは「残当」で済ます訳にはいかん。あと2回なのか3回なのか残された登板機会でなんとか二桁勝たせて、かつ個人貯金を作ってやらんと。

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気になったのはただ一つ。なんで大竹を7回で代えたんだろうか?
8回まで投げさせて9回を澤村ならわかる。でも、連日これだけセットアッパー陣の不安が目立つ中で、7回まで90球の大竹を代えるのは意味不明。
これが菅野やマイコラスなら打順の巡りうんぬん関係なく続投だったんだろうし、そうなるとその差はずばり信頼感の違い。大竹は割といい内容で投げてても、なぜだか不可解に降板させられることが多いよな。

今日の大竹は完璧な出来。5月の東京ドームと甲子園で見せた快投の更に上を行くパーフェクトピッチング。
スライダー、カーブ、シュート、フォークと幅広く散らした加藤のリードも冴えてたし、何よりも今日はストレートが出色の威力。いつもより5キロくらい速かったんじゃないか?
だからこそ「なんで代えんだよ?」と思ったし、案の定その後を受けた田原がややこしいことになったんで尚更そこに目が行く。何も無かったから紛れてるけど、マシソンと山口を使いたくないから田原を出したのに、結果ピンチで山口を出す羽目になったなんて采配ミスでなくてなんなの?
原さん、いい時の大竹は十分に信頼していいピッチャーだと思うけどねえ。

さて、気付けば
1 ヤク 127試合 65勝 60敗 2分 520    -
2 阪神 128試合 65勝 61敗 2分 515.9  0.5
3 巨人 129試合 66勝 62敗 1分 515.6  0

と混戦が更にややこしいことに。
阪神が落ちてきて、ヤクルトが止まって待っててくれた感ありの3チーム0.5ゲーム差。ジャイアンツファンが「・・・あれ?ひょっとして首位空いてます?」と希望を持ち始めたスーパー大混戦。

ただ、まだヤクルト優位は変わらないし、全ては18日からの7連戦だね。そこで全てが決まるくらいの一週間になる。
おもしろいじゃん。ここ数年は独走の優勝で9月以降が丸々消化試合みたいなもんだったし、もつれた去年でさえも9月上旬にはほぼほぼ優勝は見えてた。今年は本当に最後の最後まで楽しめるし、まるで展開が読めなくておもろいわw
一つだけ言っておくと、「ヤクルト>阪神」なのは鉄板で、ジャイアンツがそのどこに割り込めるかって感じなんじゃないかな。うん、来週末はおもしろくなるぞ。


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まずはこの話題から。
谷さんに対する思いは一昨年ジャイアンツを去るときに書いたけど、こうして最後になるとまたいろいろと思い出す。
追われるようにオリックスを出て巨人に来て、「もう終わった選手」という屈辱的な評価を実力でひっくり返した選手。もう終わってるのは広岡の頭の方だということを証明してみせた選手。
2,000本惜しかったなあ。ただ、正直この方が谷さんらしい気はするけどさ。
本当にお疲れ様でした。


試合はよかったよ。みんな頑張ったよ。
勝ちが付いた戸根だけでなく、緊急登板で試合を作った京介の方を先にほめてやりたいし、打って守って加藤も目立った。加藤は地味だし出番も少ない選手だけど、こうして時々しっかり存在感を示してこれたからこその長い現役生活。レギュラー捕手としては物足りないけど、二番手として見ると実に頼もしい選手。

普段は敗戦処理みたいなピッチャーたちの好リレーとか、派手な逆転ホームランとか、内容のある勝ちに安堵しながらも、管理人は山口がやっぱり気になる。今日なんかもう痛々しくて見ていられなかった。

原野球の中心にいて、一番重要な役割を担ってきたのは阿部じゃなく山口。
この7年間、山口がいることから逆算して試合を組み立てられた。先発ローテ陣が入れ替わろうと、クローザーが誰であろうと、山口を挟んで繋ぐことで計算が成り立った。どんな場面でもいける柔軟さ、週に4回でも5回でも投げられる屈強さが売りのセットアッパーが、使い方に四苦八苦するような状況になったのが今年勝ち切れない要因だよ。打線の貧弱さが目立ち過ぎて隠れてるけど、山口が山口のままだったら今年も首位を独走してたと思う。

その山口がこうなってしまって、いざ代わりを考えなきゃいけなくなったときに、戸根とか京介とかで務まるとは思えない。勝った日に、彼らが活躍した日に書くことじゃないけれど、二人足しても正直まだ全然足りない。
うん、ハッキリ書くと、内海や杉内をこのポジションに置くくらいの覚悟がないとこの穴は埋まらない。内海はスピードボールが無いし、杉は立ち上がりが悪いことを考慮して考え直したとしても、マイコラさんやポレダレベルの外国人を見付けてきて、それをこの大変なポジションに置くくらいでないとカバーできない。

勝った喜びよりも、谷さんといい山口といい、寂しい思いが先に立つ感じの日だなあ。


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コンビニ、スーパーで売られているビールに「秋」をフューチャーした商品が増え、つまみコーナーからは枝豆が消える。
普段は行こうとも思わないマックも、なぜか月見バーガーだけはとても美味そうに見える。

秋の訪れを方々に感じる中、プロ野球も実に秋。
そう、秋の試合は簡単にはケリがつかない。一つの勝ち負けの重みがグッと増す時期だから、双方簡単には譲らない。今日の試合もオールスター前までなら、坂本が5点目のホームランを打った時点で阪神は諦めたはず。
それがどこまでも粘ってくるし、一戦必勝の明日なき戦いを仕掛けてくるから試合がややこしくなる。

今日の殊勲者は紛れもなく澤村だけど、昨日2イニング投げてる澤村をこうして8回ノーアウトから注ぎ込むのもまた秋ならでは。春や夏にこんなスクランブルな使い方してたら、この前の「死神と風神と」の記事じゃないけどピッチャーが死ぬ。

巨人ファンを代表して本音を言うと、東京ドームだろうが甲子園だろうがこうして阪神には勝てる。
サヨナラ負けした昨日だって、一手の差し違えで負けたようなもんで相手の強さは感じなかった。
だから、今日阪神とヤクルトがまったくの同率で並んだなんてニュースを聞くと、「あぁ、これはヤクルトの優勝が決まったかな」と思ってしまう。

仮にそうなったとすると、CS1stステージは甲子園で阪神とやることになる。
うん、マイコラスと菅野がいるし、これは大いに勝算がある。実際、2010年に甲子園でやって見事に撃破してるしな。
ただ、その先がマイコラスと菅野が早くても4戦目以降に出る前提で、あの神宮でヤクルトとやることになる。
「あっ(察し)・・・」ってこのことだなw

・・・うーん、そうなったとすると、神宮のチケット代分で月見バーガー買った方がいいかしらw



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まあ、こうなる気はしましたなw

延長が進めば進むほどこうなる確率が高くなる展開だったから、あの9回表ノーアウト3塁で得点できなかった時点で先は見えてたのかもね。

マシソンがこれほどまでに通用しなくなってしまったのは、その自慢のストレートの伸びが原因。
もちろん投げた球が途中から伸びることなんてないんだけど、減速の幅が今までよりも大きくなってる。
スピードガンの数値ってのは初速、つまり投げた直後の速さを測定する。初速よりも、バッターの手元で終速が何キロになってるかが重要な訳で、そこが過去3年間よりも低くなってるんだと思う。

マシソンはもともとストレート一本勝負みたいなピッチャーで、スライダーにせよフォークにせよ変化球の変化量は少ない。せいぜいストレートと緩急が付いてチェンジアップ的効果で打者のタイミングを外すだけ。勝負球にできるレベルじゃない。
ストレートが異常に速くて、わかっていても打てないレベルの速さだったからそのレベルの変化球でも通用した訳で、こうして根本が崩れると全てが崩壊してしまう。

日本人と外国人じゃ体格が違い過ぎるから一概に言える話ではないんだろうけど、一般的に上体の力で投げた球は、初速は速くても大幅に減速する。
全身の力を使って力まず投げた球は少ない減速で打者まで届く。ほれ、全盛期の杉内を思い出してみるといい。ヤツの140キロはどこまでも140キロだから威力があったんだよ。
全身を使うってことは、それそのまま下半身を使うってことでさ。下半身を使うってことは、それつまり走り込みをして粘りを身に付けるってこと。つまり一朝一夕じゃどうにもならんのだよ。

悲しいけど今年のマシソンはもうこのまんま。毎回とは言わんけど、投げれば打たれるような状況が続くと思う。150キロ超えのストレートを連発してるのに、あっさりと打たれる悪循環から抜け出せる可能性はかなり低いと思う。

マシソンは3年間最高評価レベルで貢献した超優良外国人だからそう簡単にクビにはしないと思うし、またそうであってほしいと願う。
だけど、来年はキャンプの練習方法とか、フォームとか、そもそもピッチングに対する意識を改めないとどうにもならない。
管理人はマシソンが好きだから、正直なところちょっと胸が苦しい。今年のこの先はなんとかごまかして凌いで、来年また火が出るような豪腕ストレートを見せてほしいなあ。うん、頑張れマシソン。


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あぁ、やっぱりもう壊れてんだなぁ・・・


西武―オリックス戦で、またも火だるまになってる平野を見てそう思った。

あまりそう認識されていないように思うのだけど、平野というピッチャーは実はかなりかなり酷使されてきている。2010年から去年まで5年連続の60試合以上登板。2011年と2012年は70試合以上投げてる。これほど使うとやっぱり壊れちゃったかと切ない気持ちになる。

1イニングとか2イニングが限度で、時には打者一人二人だけのワンポイントもある。そんな中継ぎ投手がいったい一年にどれだけ投げられるのか?

実はこれは今現在の球界が時間をかけて答えを探している問題。
そりゃそうだ。大昔に毎試合のように先発して壊れた投手が多数いたことを経て今の完全分業制がある訳だし、その間にスポーツ医学も多大な進歩を遂げた。
つまり、今のこの143試合制で、1イニング程度を投げる中継ぎ・抑えの役割で、疲労回復とかケアを最大限にやったらどうなるのか?こんなサンプルは過去にはない。

多くの犠牲者を生みながら、中継ぎ・抑えに求めていい最大限の数値を手探りで探してきた。それがここ15年くらいのプロ野球界じゃないかと思う。

最大の犠牲者は久保田と浅尾。久保田はもうその経歴を見れば説明不要だし、浅尾もあのルックスがあるから今でも黄色い声援が上がる選手だけど、野球をちゃんと理解してる中日ファンなら僅差で出てくると悲鳴を上げたくなるようなピッチャーになってしまった。

ピッチャーなんて、コーチや監督から「いけるか?」って言われたら必ず「ハイッ!」って言う。そういう生き物だ。
使う側もどこまで投げさせたら壊れるのか、どこまでなら大丈夫なのか、その指針が無かったし、勝ちたいチーム事情もあるから限度を超えて無理させ続けた。これを読んでいただいているあなたの贔屓チームにも必ず前例があるはずだし、ジャイアンツも久保はその犠牲者だと思う。球界全体で見たら、短期間で消えていった中継ぎ投手がいったい何人いることだろうか。

そして、悪く言えばそのサンプルを集めるような時期に、特殊な例が二人も出てきたことが事態を悪化させた。誰のことかといえばもちろん岩瀬と山口。「この二人が大丈夫なんだから大丈夫だろ」と安易に考えた首脳陣がいなかったとは思えない。いや、そう考えなかった首脳陣の方が少ないんじゃないだろうか。

岩瀬が1試合も投げられず、山口も輝きを取り戻せないまま秋を迎えた2015年。中継ぎ・抑えの使い方ってものを再考する機会になればいいなあ。
だってさあ、毎年60試合も70試合も投げて3~5年で潰れるのと、40~50試合だけど10年もつのじゃ後者の方がいいに決まってるじゃない?管理人は先発よりも中継ぎ・抑えのピッチャーの方が好きだから心からそう思うよ。



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今日の野手陣でブレーキになってしまったのは小林。
「小林が凡退した後」という同じシチュエーションでも、それがプラスになったパターンもマイナスになったパターンも両方出た試合。そして、今日の勝負を決めたのもまさしくそこ。

まず、5回表にノーアウト満塁で迎えた第二打席。
結果はサードゴロでダブルプレー。この間に3塁ランナーがホームインして1点は入ったけど、満塁で考えられる得点パターンとしては最悪。
ただ、これでラクになったのがネクストにいた岡本。先輩が失敗したことで気が軽くなったはずだし、形はどうあれ1点入ったことでノーアウト満塁で無得点で終わるパターンも避けられた。
思いきっていける状況ができた上での初球フルスイング。これが点が入っていない状況で1アウト満塁とかだったら、こうも積極的にいけたかどうかはわからない。
これは凡打が後続にプラスになったパターン。

続いて7回の第三打席。
大田がレフト線を破る長打で、長野がホームに突っ込むもあえなく憤死。ジャイアンツファンのため息が消えないままの状況で、その大田を3塁に残して迎えた打席。
結果は当たり損ねのショートゴロ。1塁へのヘッドスライディング空しくチャンス潰えたジャイアンツ。
さて、この状況で小林の後に打席が回ってくるはずだった田口くんは、次の回も続投する気持ちでいられただろうか?
頭の中に「ここで交代かな」の気持ちがなかった訳がないし、大田の当たりがタイムリーになってたら、そりゃもうよほどのことがない限り打席が回り代打が出て交代だった。それでなくても、小林が残ったチャンスをモノにできていても代打で交代だった。
さて、この状況で若干19歳の田口くんは「次もいくぞ!」と緊張感を切らさずにいられただろうか?

結果、次の回に田口くんが捕まり、2点取られてそれがそのまま決勝点になった。
内村に打たれた5点目はまだ仕方ないとして、筒香に打たれた6点目が余計で結果的にも大きく響いた。
ここで田口くんをスパッと代えられなかったのは、次の8回先頭で打席が回ることと無関係じゃないし、9番に野手を入れる方法を取ろうにも、村田の代わりにサードができる吉川はギリギリまで残しておきたい寺内みたいな役割だし、大田は非常にバットが好調で下げるに下げられなかった。言うまでもなく小林を下げたらキャッチャーは加藤しかおらんしね。

小林が打てなかったことで残った波紋が大きかった試合というか、試合の流れというか勝敗そのものが左右されたように思う。
小林のバッティングにどこまでを求めるかは難しい問題だけど、打率214じゃもう少し頑張れって言わざるを得ないよな。明日は期待してるぞ。


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いやぁ、疲れる試合だった。
ジャイアンツファンが思ってることはただ一つだ。

なんで菅野を代えたの?

もうこれに尽きるよ。
立ち上がりはひどかったけど中盤からは見事に立ち直り、おまけに自分のタイムリーまで飛び出して、傍目にもノッてきた感のあった菅野くん。球数もわずかに84球。どう見たって完投ペースだよな。

この球場でやるこのカードがいかに危険かなんて、ファンでもわかってんじゃん?ドームや神宮以上に狭くてホームランが出やすい上に、肌色の相対色になる青系のバックスクリーンも影響してかとにかく打者有利の球場。
長打出まくり、エラーしまくり、大逆転した後に大逆転されたり、まるでマンガやゲームみたいなバカ試合が毎年必ずあるじゃん?
派手な試合になることが多い球場だし、ここでそうなると不利なことも経験からわかりきってるんだから、なんで自ら進んで試合のリズムを変えるような真似をしたんだか。これ原は「勝ったからよし」で終わっちゃいかんぞ。

まあ、野手のみなさんはたいへんよくできました。
決めてくれた村田さん、足と守備で大いに目立った吉川、ホームランに同点打に阿部も目立った。堂上の2ベースも値千金だったし、地味だけどバントとフォアボールで繋いだ坂本も大きかった。
継投失敗の采配ミスで負けてたらダメージ倍増だったし、いくら打者有利の球場でもあの流れの中で追い付いて追い越せたのは評価できるよ。

で、今日は勝ち投手山口でセーブ澤村になるの?なんだかなあ・・・。


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