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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。松本さん!そのやり方は超カッコ悪いです!w     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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2013年CSでのマエケンからのホームランや、その年の日本シリーズ、田中マーくんからのホームラン。
彼を語る代名詞がそこになるのはわかる。よく理解できる。外部の人に彼を語るときに、それほどわかりやすく印象的なトピックはないからね。

だけど、巨人ファンならそれが少々的外れで、彼の本質からは程遠いことを知っている。

寺内の価値とは、

試合に出ないこと

それでいて

ベンチにはいること

これだよ。
うんうん、と頷いておられる巨人ファンは多いんじゃないかと思う。

セカンド、ショート、サードをこなせて、その脚力で代走もできるベンチウォーマー。そんな寺内がいるという計算が成り立ったから、原は自由自在に采配ができた。
どこに代打を出そうと、寺内がいることから逆算して引き算でタクトを揮えた。

グラウンドの中で貢献することは少なくても、チームが強くあるために、巨人を常勝軍団たらしめるために寺内崇幸は必要な選手だった。
主役だけじゃない。勝負には裏方も脇役も要る。それを体現していたのが他でもない彼だし、彼のような選手が脇を固めるから原巨人は強かった。

寺内崇幸プロ生活12年を語る際、その見出しはマエケンからのホームランでもマーくんからのそれでもない。
これだけ試合に出ていない選手が去年FA権を取得したこと。それこそが寺内の勲章。
グラウンドの中にはいなくとも、ずっとずっとベンチにいたからこその誇り高き勲章。

テラ、本当にお疲れ様でした。
巨人ファンはみんなあなたの真価を知っています。あなたがずっとベンチにいてくれたことを覚えています。
また一人、原野球を強い巨人を知る選手がいなくなることが残念です。長い間ありがとうございました。
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決めた長野より、苦しいところで打った岡本より、今日の主役は坂本。
いや、今日だけじゃなくこの二日間の主役が坂本。

この二日間、どれだけ悔しい思い、腸が煮えくり返る思いでいたことだろうか。
試合の中で不機嫌さを隠そうともせず、怒りを前面に出す坂本にハッとした。

逃げ腰で打たれるふがいない投手陣に、打てない野手陣に、バカみたいな指示を出す首脳陣に、その全てにキャプテンは怒り、鬼神の顔でグラウンドにいた。
特に昨日が顕著で、ホームの東京ドームでカープにやりたい放題やられている現実に坂本は怒っていた。
でも、そこで下を向くんじゃなく、何点差になろうとそれでもなにくそと、ただ一人バットで守備で立ち向かってくれたのが誰あろうキャプテンその人。

それだけじゃない。
春のキャンプから優勝目指して戦ってきて、それが叶わなかった忸怩たる思い。東京ドームで負け越し、シーズン通しても負け越し、特に広島には燦々たる戦績で辛酸を舐めてきたストレス。
その全てがよくわかるから、その全てに共感できるから「鬼の坂本」は胸を打った。

そのキャプテンの熱に感化され、奇跡が起きてもぎとった勝利。この勝ちは意味ある一勝。
坂本が最後の最後にいつもの茶目っ気たっぷりの笑顔に戻ってああよかったじゃなく、キャプテンとして新たな側面が出てきたターニングポイントになり得る試合。
うん、坂本はまた一つリーダーとしての階段を上ったんじゃないかな。
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明らかにどこか痛めてたよな。
初めは足が攣ったのかと思ったけど、それよりも深刻な感じで確実にどこか下半身を痛めてたよな。

にも関わらず、「大丈夫です。投げられます」と気迫丸出しでマウンドを守り続けたスーパーエース。背中で示すとはこのことかと、その立ち姿に神々しささえ感じた。絶対に抑えてやるってオーラが全身から出てたもの。
それに、足を痛めた原因は間違いなく7回の打席。ふがいない打者の代わりに自分がなんとかしようと無理に頑張ったあの打席。それはここ数年何度も何度も見た智之孤軍奮闘のデジャヴではあったけど、その後の背中で見せたエースの矜持にチームが動いた。

そして、決めたのは長野。
ファンならみんな気がついた。今日の長野の登場曲は村田さんが現役時代に使用していたMaroon5の「sugar」。東京ドームで何十回も何百回も聞いたあの曲。
日大の後輩が村田さんの思いを引き継ぐとばかりに見せた心意気。おまえが決めてくれてよかった。他の誰でもなく、今日は村田さん直属の後輩である長野が決めてくれてよかった。

これ以上ルーキーに舐められてたまるかとエースが気迫で踏ん張り、今日を何の日だと思っているとばかりに日大の後輩が意地の一振りを見せた。今日は今年のベストゲームなんじゃないかな。負けたらAクラスがほぼ絶望になるような背水の陣で、ようやく見られたジャイアンツプライドだったと思う。

そして村田さん。
未練もわだかまりもあるだろうしそれは当然なのだけど、一流選手であるあなたの最後の場所が東京ドームでよかった。あなたの格に相応しい舞台があって本当によかった。
場内一周でのライトスタンドからのジャイアンツ時代の応援歌と、レフトスタンドからのベイス時代の応援歌。これはナゴヤドームであったガッツさんの引退試合と全く同じシチュエーション。
両チームのファンから愛され、両チームのナインに胴上げされて終われる幸せなフィナーレ。今年一年悔しい思いをした分、歯がゆい思いをした分、その全てが報われたようなハッピーエンディング。うん、よかった。本当によかった。

いろんな要素が絡み合って、今年一番熱くなれて一番感動した試合だった。
智之、長野、そして村田さん。素敵な夜をありがとう。


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悔しいけどさ、気分は悪いけど相手を称えようよ。拍手を送ろうよ。
今年、間違いなくカープさんはジャイアンツより強かった。それに、三連覇がいかに大変かはジャイアンツファンだからこそわかるだろ。

・・・そう、今日素直に拍手できなくて、相手を認めることができなかったヤツは由伸以下だよ。自分の気持ち、行動を省みてみるがいい。

覚えてるかい?
2年前、東京ドームでカープさんに優勝を決められたあの日のことを。先発はマイコラスだったよな。
あの日、ジャイアンツナインは胴上げを見届けることなく、逃げるようにベンチ裏に消えた。

もしもあそこで胴上げを見届けて拍手を送っていたならば、ジャイアンツがこれほどまでに低迷することはなかったように思う。それほどまでにあの瞬間はターニングポイントだった。何の気なしにやったことなんだろうけど、後々まで引き摺る意味を持つ愚行だった。2年経った今ならハッキリそう断言できる。

相手に負けた。それは非常に悔しいことだ。
だけど、そこで目を背けて逃げるんじゃなく、悔しさを押し殺して奥歯をギリギリ噛み締めながら相手に拍手を送って、それでこそ湧き上がる力があるんじゃなかろうか。
由伸ジャイアンツはそこから逃げたから、3年間も負け犬のまんまなんじゃなかろうか。

いいな、うらやましいな。ビールかけしたいな。
それをしっかり自分の目で見て思うから、来年のキャンプでもうひと頑張りできる。来年苦しいところで気持ちを強く持って立ち向かえる。男をもっとも強く駆り立てるのは、なにくそ!この野郎!って気持ちだよ。違うかい?

だから、管理人はカープさんに最大限の敬意を払い、心からの拍手を送りその偉業を称える。
そして、それが理解できる人に愛するジャイアンツを率いてほしい。相手を認め、相手を称え、その上でそれを上回るにはどうするべきか。名将原辰徳は常にそう考えていたように思うもの。

ね?ジャイアンツの監督って、総理大臣にも負けないくらいの覚悟と矜持が必要なんだ。
男背番号24、それがほんの少しでもあるかい?
「ある」って断言できないなら、頼むからジャイアンツのために身を引いてくれ。
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2016年 204(398-81)
2017年 206(378-78)
そして今日現在で
2018年 206(248-51)

・・・すごいな。ここまでキレイにまとめるのって狙っても難しいよなw

まあ、言わずもがな小林の打率なんだけどさ、予想通りというか計算通りというか、見込みを1ミリたりとも超えてこないことに敬服する。
今月未だにノーヒットなのはあちこちでネタにされ始めたし、一時首位打者にすらなった春の珍事を経て、5月以降の打率を計算すると実におぞましいことになる。ん?知りたい?ピッチャー並みの178だよ。びっくりするよね。

去年まで小林擁護派は「シーズン通して使い続けた疲れが原因。休ませれば打つようになる」って言ってたはず。
今年は休ませるどころか干され気味な時期さえあったけど、結局見事なまでに収まるところに収まった。

そして、打者小林の評価を更に低いものにしている原因がバントの下手くそさ。
打てないならせめて小技が使えてほしいもんだけど、まあチームでもトップクラスに下手だときてる。どうせ打たせても凡打だからとバントさせたら、見事に失敗してアウトカウントだけ増えるケースを何度見てきたことか。ついこの前観に行ったヤクルト戦でもやらかして、スタンドから「アホーッ!」って叫んだ覚えがあるものw
プロ野球ニュースで見たけど、今日の失敗もまあお粗末。いい当たりで速い打球をピッチャー前に転がすフォローのしようがない失敗。普段の打球よりも速かったんじゃないかあれ。

守備力に関してはまだまだ大城や宇佐見より遥かに上だけど、こうも打てないとやっぱり使い方に困る。8番小林9番ピッチャーじゃ2アウトが確定してるのと同じだもの。
西武で森が炭谷の居場所を奪ったように、大城くんの成長次第じゃそう遠からず「あぁ、小林ってヤツいたなあ」になるぞ。
ここまで打てないヤツがいきなり打てるようになんてなる訳ないんだから、秋のキャンプも来春のキャンプもバント練習しまくって、せめて人並みにバントできるようになってくれ。
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【同じ轍を踏む】
先人が失敗した同じ失敗を繰り返すこと

・・・知ってた?
「二の轍を踏む」って表現は間違いなんだって。間違っているのに一般に広く普及している日本語の一つなんだそうだ。へぇー、ためになったねえ。



なんだろね。先人でなく自らの失敗だから更に救いようがないし、二度三度でなく遂に五度目だからね。どっかのバカが会見拒否したらしいけど、管理人だってもうブログ拒否したいよね。いやマジで。

しかも、その五度目が一番ひどいやられ方だし、勝敗の行方でいえばもう先頭打者の大和がホームランを打った時点で決まった感さえあった。中盤以降はもうノーヒットノーランなるかみたいなところに焦点がずれたし、それを回避した時点で実質勝利的な、実に情けない空気が外野スタンドにまで蔓延してた。

同じ相手にここまでこてんぱんにやられていいのだろうか。
過去4度もやられていながら、今日の対策はといえば右打者を並べるのみの愚策。しかも東の成績を見たら、試合前の時点で対左打者よりも対右打者の方が被打率が低かったというお笑い采配。

・・・うん、キビシイですよ。
管理人は批評家じゃなくファンだからさ、少なからずのお金を投資して観戦してくるような人だからさ。叩いて終わりじゃなく、この現実を受け入れることも、先のことを考えることも全て含めてキビシイですよ。今日はこの辺で勘弁してください。



そうそう。酔って失くしてしまったジャビちゃんと同じ物をネットで再購入して、それが本日到着。無事ウチの子になりました。その問題の右のジャビちゃん富山バージョンだけじゃなく、せっかくだから東京限定のジャビパンダも合わせて購入。カワイイね。
今日はこの子たちを見て穏やかな気持ちで眠りに就くとします・・・。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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ワッキー、お疲れさまでした。
こうなることは薄々予想してましたが、いざ現実のものとなるとやっぱり少し寂しいです。

あなたの野球人生は、本が一冊書けるほど波乱万丈なものです。
レギュラーを掴みかけ、己の居場所を確固たるものにしつつあるときに起きた大怪我。丸一年間を育成選手としてリハビリに充て、地獄の底から復活してきたこと。
そんな、ともすれば美談として利用されそうな経歴にも関わらず、FAの人的補償で西武に行くはめになったこと。その西武で巨人ファンも西武ファンも予想しなかった活躍を見せ、見事自力で勝ち取ったFA権で愛するチームに帰ってきたこと。
これはもう映画化したっていいくらいのドラマチックな半生です。

でも、これだけ波乱に富んだ野球人生でありながら、それが巨人ファンにすらあまり認知されていないのが実にあなたらしいところです。
主役よりも脇役が似合ってしまうその佇まい。あまりに老け顔で若手の頃から「最後のV9戦士」とメチャクチャなあだ名で呼ばれていたあなたならではです。

地味な脇役、いわば伏兵でありながら、あなたは記憶に残る選手でもありました。少ない出番の中でしっかり爪痕を残していけるというか、決してレギュラーではないものの存在感の大きい選手でした。
一昨年夏のサヨナラホームラン。甲子園のいわゆる「テレビが壊れているんじゃないですか?」事件。09年CSのシリーズMVP。
そして管理人の記憶にもっとも強く残っているのは、07年シーズン後半の大一番。優勝を争っていた中日との直接対決で、実質的に勝った方が優勝決定になるような大事な試合。実はこの試合は管理人がジャイアンツ愛を取り戻し、ブログを始めるきっかけになった試合です。そこであなたが打ってくれたあのホームランは一生忘れません。

そして、あなたのようなクラッチヒッターがベンチに控え、代打だけでなく、内野全てのポジションの守備固め、俊足を活かしての代走もこなせたのが栄光の原巨人。
また一人、あの頃を知る選手がいなくなります。強い巨人を身体で知っている選手が減ります。寂しい限りです。
ワッキー、お疲れさまでした。ゆっくり休んでください。

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重信はいいけれど、もう一人ヒーローインタビューに呼ぶべきはマギーじゃなくて阿部さんだったんじゃないかな。

本日9月16日、この前勝ったのは実に9月8日。
一週間以上勝てなくてどん底だったチームの暗雲を吹き払い、ようやく訪れた勝ちを迎えるにふさわしい言葉は「最高です!」だったんじゃなかろうか。
ともすれば能天気なその一言に、この10年20年チームは何度救われたか。連敗に終止符を打ち、チーム再浮上の楔とするなれば阿部さんのその一言がふさわしかったように思う。

だってさ、やっぱり役者が違うって感じなかったかい?
ピストルみたいなタイムリーヒットじゃなく、打った瞬間に声が出るいわば戦車の大砲みたいなホームラン。これがあるから阿部さんは阿部さんでいられるし、圧倒的な存在感というか説得力というか、これを見せられたら後輩連中も黙るよ。この先輩はやっぱりとんでもないってどんなバカでも理解するよ。

外野席だけじゃなく、ネット裏も内野席も打った瞬間に総立ちになるあの感じ。あの特別な一瞬こそがスターにだけ与えられた時間。
連敗脱出のシンボルとして今日の満塁弾は十分だったと思うよ。

優勝は完全に無くなったし、負け続けて麻痺したせいか勝敗に関する感覚も薄れてきた。
だけど、まだ試合は残ってるし、最後の最後までファイティングポーズを取り続けなきゃ。今日阿部さんがバッカーンとぶっ放した一発は「まだ終わらんぞ」というジャイアンツプライドだよ。
残り11試合。Go Fight To Win!
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一度やったらやめられない。
その一度が命取り。

と言ったかどうだか知らないけれど、相変わらずのバント&バント&バント。

局面によっては、打順によってはそれが正しい采配であることも勿論あるのだけれど、これだけ判で押したようなテンプレート采配だと相手がラクだよ。
だってバスターもなければエンドランもなくて、ランナーが出ればバント&バント&バントなんだもの。

それがもうバレてて、守備隊形を見ても巨人に奇策はできないと相手に舐められてるよ。

それでも、せめてバントが決まってるならまだいい。
チャンスメイクできて、それでいてバッターが打てなくて点が入らないならまだ諦めもつく。
だけど、現状は違う。
笑うほどバントが決まらないし、それでいてバント以外の策が無いもんだから、みすみす相手にアウトをくれてやってる結果になってる。

もしかしたら、テレビで冷静に見てた方が思うことはまた違うかもしれない。
なんたって、管理人はせっかく買ったご当地ジャビットを満員電車の中でもみくちゃになって無くしたくらいに酔って観戦してるし。それについてはホントにムカついてしょうがない。くそぅ。

なんだろな。上手く言えないけど、昨日も一昨日も、先週も先月も見たデジャヴ感満載のバント指示&バント失敗のテンプレートに心底ウンザリするんだよ。
ふざけてんのかおまえらは、と言いたくもなるし、事実外野スタンドからは「ドリフかおまえらは!」ってヤジが飛んでたよ。いつか見た感、先が読める感てんこ盛りで野球やってんだから、そりゃもう相手は与し易しだし勝てる訳ないよ。

「1番ゲレーロ」とかやれるくらいの柔軟性があるんだからさ、試合の中での采配についても少し臨機応変に工夫しろ。な?
出塁したらバントを繰り返して、2分の1で失敗してたら勝てるものも勝てなくなるよ。この現状なら「バント指示禁止」で采配してもらった方がよっぽど結果はいいもの。頼むでマジで。


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先発ピッチャーというのは往々にして球種が豊富だ。
多彩な変化球を投げ分け、試合序盤は封印していた球種を中盤以降に解禁することで長いイニングを凌いだりする。

そういうピッチャーが多い中、ほぼストレート、チェンジアップ、スライダーの3球種しか投げない杉内の異質さは際立つ。
球速こそ140前半でも減速せず伸びるストレート。そのストレートと同じ腕の振りで打者を翻弄するチェンジアップ。切れ味鋭く左打者から逃げていくスライダー。そのどれもが一球品で、この組み立てだけで三振の山を築き上げてきたのが杉内。サウスポーの完成形と言ってもいいピッチャーで、武器を悪戯に増やさずその一つ一つを最大限に研ぎ澄ますスタイルは全てのピッチャーの手本になるはず。投球前に力を抜くため利き腕をスッと上げる仕草は、澤村や森福ら後輩たちに確実に受け継がれてる。

ポンとグラブをはたき、全く力感のないフォームからスッと投げ出す。
打者からすればタイミングを取りにくく、それでいて投げてくる球は球速以上の伸びがある。
大きな体格の選手が150キロ超の球を投げるんじゃなく、175センチの小柄な男が140キロ台前半の球で三振を獲る。実に通好みで魅力あるピッチャーだった。
現役通算2091イニングで奪った三振の数実に2156。
史上最速での2000奪三振、3年連続200奪三振ほか、杉内を語るときに三振の話題は欠かせない。

見ていて一番楽しいピッチャーだった。
球種が少ないから見ているこっちも配球を予想しやすい。それは当然相手の打者だって同じ。
にも関わらず、伸びる140キロで、魔法のチェンジアップで、ファミスタのようなスライダーで杉内は抑えた。
あのノーヒットノーランはテレビ観戦になったけど、2013年のクライマックスシリーズで意気揚々と東京ドームに乗り込んできたカープを相手に、7回を2安打1失点に封じ込めた試合を観られたのは管理人の宝物。

杉内、ジャイアンツに来てくれてありがとう。12-14年の3年間で杉内が挙げた勝ち星33。リーグ三連覇は杉内なしじゃ絶対にあり得なかった。
ジャイアンツを強くしてくれてありがとう。心躍るような快投を何度も何度も見せてくれてありがとう。あなたはジャイアンツの18番に恥じない超一流のレジェンドでした。ゆっくりゆっくり休んでください。
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ベイスさん相手にベイスボールをやらかして負ける。
しかも、やらかしはことごとく失点に繋がり、ファール落球のあとの打ち直しホームランなんて、言っちゃ悪いけどまるでコントを見てるようだった。

強風が吹き荒れる今日の状況が過酷だったことは認めるけれど、やっぱり普段こういう状況下で野球をしていないひ弱さの方が目立った。
だってさ、巨人戦が終わった後にマリンのロッテ戦にチャンネルを替えたら、富山よりもマリンの方がはるかに風が強いように見えたぞ。選手のユニフォームが風で常にはためいてたもん。富山はそこまでじゃなかったよな?

交流戦の時期に毎年言われる「なぜパリーグの方が強いのか?」という問いも、管理人は実はいたってシンプルな話なんじゃないかと思ってる。
簡単に言えば、パリーグの方が環境が劣悪なんですよ。そういう中でやってるから自然と鍛えられる。
マリンじゃ10mくらいの風は珍しくないし、夏場の西武ドームは命の心配をしなきゃいけないほどの過酷な状況だ。西武だけじゃなく仙台も春先と秋口には野球をするには不適切なくらい気温が低くなるし、移動は北海道から九州まで日本を縦断する。
一方セリーグは、東京近郊に3球団もあるし、東京、名古屋、大阪(兵庫)、広島と新幹線でラクに移動できる立地。
月単位、年単位で積み重ねたら、これはやっぱり差が出てくると思う。普通にやってるだけで意識も技術も変わってくるよ。

今日3回もあったおもしろ落球も、マリンに慣れてるロッテの選手なら捕ったんじゃないかと思うよ。
ドーム球場に、快適な環境に慣れ切ってるもんだから、いざこういうときに何もできなくなっちゃったんじゃないのかなあ。
なんかね、2年ぶりの巨人戦に集まってくれた富山の皆さんに対して恥ずかしいような、プロとしてお粗末なプレーの連続でした。

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岡本のバッティングを見ていて感じることがある。

・・・バットが重そう。

ともすると悪い意味に解釈されそうな表現だけど、岡本のスイングにはまるでマスコットバットを振っているかのような重量感を感じる。言ってみれば、ブォーンとスイングの音が聞こえてくるような。

バットのヘッドが残っている。それが遅れて出てきて振り抜くことで打球が飛ぶ。後ろに重心を置いたフォームで、このスイングでボールに強いインパクトを与えることで飛距離が出る。

正直、このスイングでは長続きしないと思ってた。
シーズンを通して働いたこともない選手だし、疲れが原因でどこかでバッティングを崩し三振の山を築くような気がしていた。

だから、ここまでやれているのは本当に立派。
しばらく無安打が続いて話題になった時期もあったし、月別の成績で見たら実は結構山も谷もあった。
いくら若いとはいえ、何の実績もない選手がこのとんでもなくクソ暑い夏を乗り切り、ジャイアンツの四番として一年を戦い切ろうとしている。疲労で振りが鈍くなることもなく、力強い頼れる四番のまま成長し続けている。

今日の決勝打も、あの当たりでいくら前進守備とはいえ外野の頭を越す。その前の大ファールも見ていて思わず声が出た。これぞスラッガー。今年の結果に慢心することなく、努力を重ねて更に伸びていってほしいと願う次第。

そして、自分が打った局面がよくわからなくなり、インタビュアーに「2アウト?」とヒーローインタビューで訊けるハートの強さがジャイアンツ向きであり四番向き。
いわゆる「メンタルの強さ」にはいろんな種類があるけれど、こういう物事に動じず自分を保っていられるとぼけた感覚も間違いなくその一つ。この辺が大田には見られなかった大物の片鱗だよな。

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何か一つ采配を拾って叩こうとか、一つのプレーを取り上げて敗因にしようとか、そういう気持ちにはならない敗戦。
例えば、その後の坂本申告敬遠が予期できたにも関わらず中井にバントさせたことであったり、ノーコンであっぷあっぷしてるアダメスに敬遠させて自らの首を絞めたことだったり。プレーでいえば、イケイケの空気の中で出たゲレーロのゲッツーは堪えた。そういうポイントも無いことはない。



だけど、そういうことよりも力負けしたなと。その気持ちが先に立つ敗戦。
セカンドマギーを解禁して臨み、控え選手も総動員して勝ちにいった試合で、がっぷり四つに組んで大熱戦を繰り広げながらも最後は力及ばず負けた。

管理人も全力で応援してきた。疲労と酔いでブログを書く前に泥のように眠ってしまい、朝になってからPCに向かっている次第。連休バンザイw




これまでだったら新井さんの逆転3ランが出た時点で試合は決まっていたんじゃないかと思う。
それをフロック的なホームランじゃなく、坂本重信連続タイムリーで追い付いてくれたことには価値がある。あの回の外野席の空気はすごかった。
でも、それでも届かなかった鯉の尻尾。そしてここがマツダじゃなく東京ドームであることが事態をより深刻にする。どうやってもカープには勝てないな、と思わされた夏の終わり。
うん、カープさん。あんたら強いわ。




・・・それと、今年も一着買っとくかとユニフォーム購入。
亀井さんにしようか坂本にしようかとも思ったけど、なんかやっぱり今年買うなら長野さんだよなと。昨日、9回裏に打ってくれてればよくできた話になったんだけど、まあそうもいかんよね。今日こそ頑張れ長野さん。それとそろそろ1本打て亀井さん。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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「あぁ、代えるんだ・・・」
と全ての巨人ファンが思った9回裏。大量リードの状況ではあれど、明らかに調子の悪い今村をスパッと見切った緒方采配。これが勝つ野球。これが勝てる監督。そう思った巨人ファンは多いはず。

その対比になるのはもちろん内海。
ただ、決して内海を叩きたい訳じゃなく、取り上げたいのは内海を引っ張り続けた無能采配の方。
あれだけ調子が悪くあれだけボッコボコに打たれてたんだから、四の五の言わずさっさと内海を代えるべきだった。バカ首脳陣以外の全ての人がそう思ってたんじゃなかろうか。

結果論じゃなく、野上をリリーフ待機させている意味はそういうことなんじゃなかろうか。
先発が早々に崩れたときに、いわゆる第二先発として試合を立て直し、かつ長いイニングを投げられる。それが野上の役割なんじゃなかろうか。

緒方とは対照的にいつまでもいつまでも内海を引っ張り、試合が壊れて勝敗が決定的になった1-7の状況で野上を出す。これじゃ内海も死ぬし野上も死ぬ。
・・・野上にしてみれば首脳陣に対する不信感でいっぱいだと思うよ。巨人ファンが野上のFA獲得を失敗だったと思っているのと同じように、野上だってこんなバカ監督のチームに来たことを失敗だったと思ってるんじゃないかなあ。3回表の頭から野上に代えてたら、またこの試合の展開は違ったんじゃないかと思う。

これだけボッコボコにやられた試合で、感じたのは選手の力量差よりも監督のレベルの違い。
なんだろな、次の回の先頭打者が内海だからといって引っ張り続けて、それでこうして試合を壊してんだから世話ないよな。澤村を引っ張りに引っ張って、その結果取り返しの付かないことになった日曜日の教訓はどこへ行った?
9回の緒方の采配は、メモばっかりしてそれでいて学習しないバカに対して、采配ってのはこうやるんだよと示しているように見えた8月の夜。あーあw
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1番ショート坂本

あぁ、うれしい。なんでもないようなことが幸せだったんだと気付かされたこの1ヶ月間、ようやく戻ってきたチームの大黒柱。
ジャイアンツに坂本がいる。ショートストップに背番号6がいる。当たり前になって慣れきっていたけれど、それがどれだけ幸せなことだったか今ならよくわかる。

代役の山本くんが頑張っていたことは百も認めるけれど、彼が打球をファンブルする度に、ファーストへ悪送球をする度に、坂本がいかにすごかったかがよくわかった。これは管理人だけじゃないと思う。
いつだったか、山本くんが逆シングルで捕球して6-4-3のゲッツーを獲ったプレーだったけど、管理人はそれを見ていて「あぁ、坂本なら正面に入って捕れたな」と思ってしまった。
ショートというポジションがどれだけ難しいか、いかに高い身体能力が求められるか、坂本がいないことでそれがよくわかった2018年夏。

これでようやく戦える。頼れるキャプテンにしてリードオフマン。クラッチヒッターにして守備の要が帰ってきた。
勝ち負けがどうこうの前に、これで勝っても負けても納得がいく布陣になったよ。勇人、おかえり。
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力感の無い普通のフォームから普通に投げる。
いわゆる「ボールを置きにいった」感は全くなく、それでいて全力で腕を振った感もなく普通に投げる。
それでいて投げるボールのほとんどがキャッチャーの構えたところに行く。これがメルセデスというピッチャーの一番の武器。

そして二番目の武器は、息つくヒマもない投球間隔の短さ。
まるで高校野球のようなあっという間のサイン交換で、ポンポン投げ込むリズムの良さ。
抜群の制球力を活かしストライク先行でガンガン攻めていって、相手打者にしてみたらいつの間にか追い込まれて劣勢に立ってる。本人の意図に関わらず、普通に投げても攻めるピッチングができている訳だ。

正直、特筆すべきほどのボールはない。
だけど、本当に驚くほどコントロールがいい。変化球は5割方、ストレートに至っては8割方キャッチャーの狙い通りの場所に投げられてる。
そしてあれだけポンポンとリズムよく投げると、相手も球種だコースだを考えている余裕がなくなる。

決して投球間隔の短いピッチャーがそれそのままイコールいいピッチャーではないし、反対に間隔の長いピッチャーが悪い訳でもない。それは声を大にして言っておく。現役当時の豊田さんなんかメチャクチャ投球間隔の長いピッチャーだったしさ。
だけど、メルセデスに関してはこのリズムが投げる球の威力を2倍にも3倍にもしてる。なんでもない140キロを145キロにも150キロにも見せてる。
こういうピッチャーは、相手スコアラーが研究して丸裸にしても対応するのは難しい。なぜなら普通に投げてるんだから。リズムのよさというのは机上では理解できても打席でそれに対応するのは至難の業だ。
うん、これはまだまだ勝てるピッチャーだと思うなあ。次も頼むぜベンツ。



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緩む。どうやったって緩む。
昨日のベイスみたいに三者連続とはいかなかったまでも、それに匹敵する1イニング3ホーマー。しかも、阿部と長野に至っては明らかにホームランを狙いにいって見事に仕留めた快心のアーチ。
こんなのが序盤から出た日には、どうやったって試合の空気は緩む。

この「勝って当たり前」の空気の中、集中力も緊張感も失わずに投げ抜く。
点差を気にすることなく目の前の打者を抑えることに意識を集中して、お祭りムードのベンチ、スタンドに引っ張られることなく淡々と自分の仕事をこなす。これがプロ、これがエース、これが菅野智之。
口で言うのは簡単だけどこれはなかなかできない。だって人間なんだもの。序盤で6点も7点も入ればそりゃあ勝ちを計算するし、プレイボールのときと同じ緊張感を保てだなんてそうそうできることじゃない。
最近はらしくないピッチングが続いていたけど、それを一気に払拭する2安打完封。その2安打はいずれも平田だから、平田以外にはノーヒットノーランだった訳だ。さすがだね。

それと、こういう空気の中で、管理人は中日の投手リレーに刻の涙を見た。
こういう話の際に必ず名前の挙がる浅尾だけじゃなく、岡田も去年の春には日の丸を背負いWBCを戦った選手。その後に出てきた福谷は若くして中日のクローザーを務めたピッチャー。
そのいわば一線級の選手が、大量ビハインドの場面で登板して敗戦処理すらままならない。今日見たこの3人の姿が、時の流れとはいかに残酷かと雄弁に物語る。

単純に比較しちゃいけないけれど、長くトップランナーであり続けられる菅野と、一瞬輝いて消えていった中継ぎピッチャーたちとのコントラストを感じてしまったのが本音。いや、単純に比較すべきじゃないのは重々わかっているけども。

そして、これは他人事じゃない。
お盆休みも終わり一気に気候も涼しくなり、秋風すら感じるこの8月半ば。今に至るまで今シーズン一度も投げてないタイトルホルダーがジャイアンツにも二人いる。
西村と山口。この功労者二人にしっかり向き合うとき、ジャイアンツファンの心に本当の秋風が吹く。
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先手を打って言ってはいけないことを言ってしまえば、「告白」と仰々しく言うほどの内容は何一つない。
この本に興味を持つような人が関心のある部分。つまり覚醒剤に関する言及は緩いし、核心を突くような真新しい話は一切ない。
これは清原ファンが自分の人生を振り返り、いかに自分が清原と共にあったかを改めて確認するためだけにある本だ。

彼の人生には常に取り巻きがいた。それも溢れ返るほどの取り巻きがいた。
だから、彼がアクションを起こせばそれに対するリアクションがあり、それは時に世の中を揺るがすほどの一大事になり、彼は16歳からずっと時代の寵児として世間の真ん中を歩き続けている気でいたんだと思う。

現役を退いたとき、きっと彼の中では今まで通り引く手がいくつもあるような、そんなありもしない桃源郷を夢見ていたんだと思う。それまでの自身のクソみたいな言動を省みることもなく。
高校時代の自分には6球団が競合した。FAしたら巨人と阪神が手を挙げ熾烈な争奪戦が起きた。巨人から捨てられたらオリックスが拾った。その延長で物事を考えていたんだろうけど、そう思っていたのは世界中で清原本人だけだ。管理人にも重なる部分があるからよくわかる。
だけど、増長しきった人間のクズに対して、差し伸べる手がそれほど多いはずもなく。清原は人生に迷い物理的に路頭に迷う。

ここで初めて、16歳から世の中の真ん中にいたスーパースターは戸惑う。
それまで何も考えなくてもいつの間にかレールが敷かれ、いつの間にかお膳立てができていた人生に、初めて自分で考え自分で決めなければいけない時が訪れた訳だ。

だから、いつまでも「ホームランに代わるものがない」と子供のような泣き言を言う。
誰も共感しないそんなことを臆面もなく言い、それを理由に第二の人生の行き先がわからないと嘆く。そんな様は50歳の男としてはあまりにも幼くあまりにも女々しい。

・・・清原、当たり前だよそんなの。
自分のホームランで4万人の観衆が総立ちになり、試合が引っくり返る。しかもそれは数百万、数千万の視聴者が見ていて翌日にはスポーツ新聞の一面になる。そんな快感がそう簡単にある訳がない。
こっちからすれば当たり前も当たり前のことなんだけど、清原は16歳から持て囃されたから、そんなことすらわからないモンスターになってしまった。
現役を退いたあとは、コーチなり解説者なり自分が大物として振舞えるレールが敷かれているものだと、それも誰がが敷いてくれるものだと信じていたに違いない。この人はそれほどに頭が悪く女々しく幼い。

そして、レールが無いと気付いた後はいじけて腐り、周りの人が離れていくことに戸惑い、虚勢を張り続けながら悪魔の誘惑に負けた。・・・誰が同情すんだよそんなの。
この人は悲しいくらい16歳のままの、あの光り輝いていた頃のままのただの幼いバカだ。

だけど管理人はこのバカに自分を重ね、夢を託しこのバカのホームランに明日の希望を見てきた。
文中にも出てきたけれど、2000年の七夕の日、それまでケガで二軍にいた復帰の日。代打で出てきて左中間に放り込んだホームランはいつまでもいつまでも管理人の胸に焼き付いてる。総武線の中、ラジオで聴きながら泣かないように奥歯をグッと噛み締めていたことは18年経った今でも覚えている。
2006年の交流戦。追われるように巨人を去った翌年の交流戦東京ドーム巨人対オリックス。自然発生的にライトスタンドの巨人ファンから巻き起こった清原コール。あんなのは後にも先にも清原だけだ。凡打に終わったものの、清原もベンチに戻るルートを遠回りしてライトスタンドにヘルメットを取り挨拶。その瞬間更に大歓声のライトスタンド。管理人はテレビの前でしゃくり上げて泣いた。

超人的な経歴でありながら、人間的な弱さが見えるから自分を重ねた。
松井でも由伸でもなく、この男が打てば自分も頑張れる。この男の放つ放物線に夢を託し、希望を委ねて心から愛した。管理人のジャイアンツ愛に清原和博は欠かせない。大好きだったからこそ本屋でこの本を手に取った。

・・・これから半年間が勝負だと思う。
この一年間は文春の取材が隔週であり、その度に尿検査もあった。今年の高校野球は第100回の記念大会で、多くは触れられないまでも自身の名前、映像が全国ネットで流れた。
そのいわば祭り、清原の人生にずっと付いて回った祭りが終わった後、これからの「祭りのあと」が再犯するかしないかの分かれ目だと思う。
そんなに単純かと思う向きもあるだろうけど、この男はそれほどに単純だ。それほどに幼く稚拙でバカだ。
これから先の半年間で再犯しなければ清原は立ち直れるし、やらかすならこれから先の半年間だ。

頑張れ、管理人の愛した背番号5。





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試合そのものは価値ある引き分け。
9回2アウトまで負けてたんだから、99%負けてた試合を追い付けたことは評価できる。

ただ、こうなんというか。
プロ野球ってこういう延長12回までやることを頭のどこかで想定して選手起用をするものだと思うんだけど、今日はどう見たって行き当たりばったりだった気がする。

小林に代打。その人選が若林でよかったかどうかもあれだけど、まあそこはいいとしよう。
続く菅野に代打大城。大城が打ってそこに代走吉川大。
何がすごいって、この若林も大城も吉川大も誰一人その後守備に就かなかったこと。驚くわマジで。それでキャッチャー宇佐見を出さざるを得なくなって、3人もベンチ入りしてるのにキャッチャーの在庫が尽きた。若林も吉川大も複数ポジションをこなせるユーティリティで、不測の事態に備えてベンチにいるようなもんなのにまるっきりの無駄使いで終わらせた。これじゃいくらなんでも起用が下手すぎるだろ。

結果、成功したからいいけれどピンチバンターにみつおを出すハメになったし、12回裏にカープが次々と代打を送り込んできたのとは対照的な苦しい苦しい試合運びになった。
それと、12回表の攻撃に呆れ返った。
山本が出た後、宇佐見にバント。まあこれは正しい。だけど宇佐見の能力不足で失敗したあと、続く代打中井にもバント。・・・これはないよなあ。カープからすれば「アウト2つもくれたよこいつら」って気になるし、宇佐見も中井もバントが下手すぎてなんだかもう球場全体がおかしな空気になってた。あれじゃ勝てないよ。結果うんぬんの前に、相手からしたらラクだもん。

今日も何を書いてんだかメモ取ってる姿が映ってたけどさあ、メモったからには学習してくれないとなあ。今日の選手起用はあまりにもひどかったと思うぞ。

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まあ、澤村は悪いよ。それは否定しない。
だけど、カミネロもマシソンも上原もいない中、下に落として調整させたくてもできないんじゃないかという気がする。本人だけの都合じゃなく、チーム事情で投げ続けなきゃいけない状況なんだろうと想像する。

今日の試合で目立ったのは代役のふがいなさ。それすなわち層の薄さ。
マルティネスが負傷した。その代役の中井は肝心要の場面でエラーしてゲッツーを取り損ねた。失点にこそ繋がらなかったけど、ベンチで由伸が鬼神の顔をしてたことで余計にクローズアップされた格好になった。

これを見ていた巨人ファンが思ったことは、「やっぱ中井じゃダメだよな」という半ば諦観に近い思い。だって今だから言うけど、中井のセカンドって原は早い段階で諦めてサードなりファーストなりをやらせてた。それが由伸が監督になったらしれっと復活して、いつの間にか中井がインチキユーティリティプレーヤー化してた。中井の場合、どこでも守れる的な形容は誇大広告で、どこ守らせても下手だからな。

そして、ビハインドとはいえ1点差の9回に出てきた宮國。
ビハインドで1イニング1四球2死球をやらかすピッチャーを勝ってる試合でどう使えばいいんだろうか。
今日みたいな宮國に見覚えがあると思ったら、序盤8-0で勝ってて終わってみたら9-8になった試合で宮國はこんなだった。で、あの試合が原因で二軍落ちしたんだったよな。何も変わってないんだけどどうすりゃいいんだこれは。
宮國だって持ってる能力と実績からすれば当然勝ちパターンに入ってほしい。特に今みたいに離脱者が多い状況じゃ尚更。
だけど、これじゃ役不足。とてもじゃないけど重いところは任せられない。

強いチームには必ずチーム内で競争がある。
それが層の厚さだし、誰かが欠けても誰かがカバーしてこそチームスポーツ。
こうして「中井じゃセカンドの代わりにはならない」、「宮國じゃセットアッパーは無理だ」となると、目に付くのは競争じゃなく主役の不在。単純にいない人の分だけチーム力が下がったってことの証明だ。

明日のスタメン二遊間はどうするかなあ。もし僅差のリードで終盤になったら7回8回は誰を投げさすかなあ。
それがしっくりきたときに、ようやく代役が代役でなくなって戦える体勢になる気がするなあ。

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普段出ていないヤツが出たら何かを残していけ。
見てる側の印象に残るような、自分が確かにこの場にいた痕跡をグラウンドとファンの心に残していけ。

その観点でいくと、今日プロ初スタメンの若林くんがどれだけ追い詰められたことか。
バットで結果は出ない。守備では封殺のアウト成立前に足が離れるボーンヘッドで悪目立ちした。
そんな焦りがあったからこその一塁ヘッドスライディング。いや、それだけは止めてくれと見てるファン全員が思ったけれど、それほどまでに崖っぷちな気持ちで打席にいたんだと思うと切ない。



逆に、2ヶ月ぶりのスタメンでサラッと結果を出し、阿部ここにありをまざまざと見せ付けて行ったスーパーレジェンド。格が違うとはこのことだよ。
これだけ強烈にインパクトのある活躍をすると、巨人ファンも阪神ファンも阿部の存在感をイヤと言うほど思い知る。
実は7回のチャンスでは無様に三振してたりするんだけど、今日の試合を観た人にはそんなことは1ミリも気にならない。初回の爪痕があまりに強烈で、寝て起きたら覚えてることは「阿部、すげえ」それだけだ。

見事に一振りで試合を決めたスーパーレジェンドと、足掻き苦しむ様が見て取れたルーキー。今日の結果は残酷なまでにハッキリと出た。
だけど今日は今日。明日は明日。
若林くんは何も悲観することなんかない。客もまばらなよみうりランドと、43,000人の観衆が見つめ原と松井がテレビ中継の解説をしてる環境で同じようにできる訳がない。何も恥じることなんかない。次頑張れ。
阿部さんは明日もよろしく。今日の9回表、代打福留が出てきて巨人ファンが脅威に感じたように、阿部さんが出てくれば相手はイヤに感じます。間違いありません。福留のように新井さんのように、精神的支柱かつ頼れる切り札としてよろしくお願いします。



・・・そうそう、久々にグッズ購入。
プラクティスキャップのサマーバージョン。前後逆に被ればタウンユースでもいけるかな。その辺に出かける時でも遠慮なく被ったろっと。

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ここ数年、長野は褒められることよりも叩かれることの方が多い。

やれ頭が空っぽのバッティングだ、やれ外のスライダーにバットが届かないだ、やれお笑い守備だ。
一時期は坂本と並んでジャイアンツ野手の二枚看板だった選手が、あまり期待もされていない準レギュラー的な扱いになり、なんJでもヤフコメでもネガティブな論調、酷評ばかりが目立つ。


そんな長野を叩いている人たちでもハッとしたであろう、今日のメモリアルアーチ。「入団から9年連続二桁ホームラン」だって。
ホームランのイメージは薄い選手にも関わらず、毎年確実に堅実に二桁打ち続けてきた長野さん。これはできそうでできない。本当にできそうに思えるんだけどできない。実際これは球団史上6人目の記録だそうだ。

長打だけでなくアベレージも然り。
長野さんが3割を打ったのはもう6年も前のことになるけれど、なんだかんだで270、280を打ってきたのは周知の通り。
つまり、毎年130試合程度に出て270、280程度の打率を残して、最低でも10本、平均すれば15本のホームランを打つ。これはやっぱり非凡なことだ。他の選手が追い越そうと思ったときに、超えられそうで超えられない実に絶妙な高さの壁だ。事実、長野さんよりも高給取りの陽が超えられてない。若手に至っては同じ土俵の上にすら上がれてない。

外様や若手はまずこの壁を超えてみせろ。この壁を超えなきゃ外野手レギュラーの座は掴めない。
長野を叩くファンは、下からこの壁の高さを見上げてみよう。きっと思っているよりも高いから。
そして管理人は長野さんが好きだから、少しでもこの壁が高くなるように応援する。今272の打率が少しでも3割に近付くよう、明日ライトスタンドから一生懸命応援してくる。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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いやぁ、こんなことってあるのか。
18試合連続ヒットとバッティングで一皮剥けたところでこれか。
開幕から守備の人扱いでバッティングは期待されていなかった尚輝が、坂本の離脱に合わせるように打撃覚醒。一気に存在感は増したし、もともと守備は折り紙つきの選手だから今やスタメンに欠かせない存在になった。

それがこうなるか。
責められないけど、あんなあまり勝敗に関係ない場面でのプレーでこうなるか。あの井端がベンチに向けて出した「×」のジェスチャーにすごく嫌な予感がしたんだよな。

彼の将来についても、明日からのショートについても管理人は軽く絶望してる。先にショートからいえば、まず誰がショートをできるだろうか。吉川大とあとマルティネスもできるのか?ただ誰にせよ、坂本―尚輝の華麗な二遊間とは比べ物にならないズンドコ守備になるよ。管理人はいっそもうセカンドマギーでもいい気がしてきた。

それはそれとして、尚輝の話だ。
手首かぁ・・・。もろにバッティングに影響するところだなあ。これだけ続けて打撃好調だと、本人もきっと何かを掴んだところだったんじゃないかと思う。それがリセットされてしまうのが本当にもったいない。

そんなことは無ければいいとは思うのだけど、2010年春に打率4割を打っていたところで離脱した松本は、ついにその頃のバッティングを最後まで取り戻せなかった。
2013年夏、センセーショナルに現れホームランを連発していた中井は守備でダイブし長期離脱を余儀なくされた。あの夏にいた中井と今いる中井は姿かたちは同じでも別人だ。あの夏の記憶が強過ぎたから、中井が過剰な期待から解き放たれるのに3年も4年もかかった。ケガで全てが変わってしまった例は古今東西枚挙に暇が無い。

大きなケガをしても何事もなかったように戻ってこれてる例もある。だから悪い方にばかり考えちゃいけない。
ただ、これは痛いわ。上り調子で頭角を現してきた尚輝としても、ショートの代役のショートを失うチームとしても、本当に痛い。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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思いは届かない。願いは叶わない。努力は報われない。
自分の精神状態に重ねてそんなことを言いたくなってしまう村田さんの会見だった。

引退という言葉を避け、現実を受け止め前に進むと何度も語りながらも、その言葉とは裏腹に声に力はなく、顔に精気もなかったように見えた。落ち込んでいるというよりかはもう淡々としていたのだろうけども。

なぜこんなことになってしまったのだろう。
未だに信じられない。ファンの視点、選手の視点、球団フロントの視点。それらの埋められない差異が原因なんだろうけど、最低待遇でもいいとまで公言していた超一流選手を獲らない理由としては釈然としない。

人間性がどうの、若手の出場機会がどうのと推測で物を言っても何も見えてこない。
管理人が理解できなかったのは、若手の代わりじゃなくロサリオやドミンゲスみたいに失敗した外国人選手の代わりなら村田さんで十分に務まったはずだし、昨秋からこれだけ注目されてきたんだから人気面、集客効果だって見込めたはずだと思う。それがどうしても理解できない。

プロとは興行だ。かけたお金に見合うリターンを計算できればいい。極論すればそういうことだ。
4打席で一度長打を期待するタイプだから、代打には向かなかったかもしれない。あまりチャンスに強くないのも周知の通り。だけど、数百万で獲れるなら十分に余りある選手なのも周知の通り。
それに、この経緯で巨人戦の終盤に代打で出てきたらどれだけ盛り上がることか。点差によってはジャイアンツファンだって応援するよ。

非情な現実にやるせない思いになる。
超一流選手の幕引きとしてはあまりに悲しい。
村田さん、シートノックのようにショート正面に打つゲッツー。撫でるようなスイングでセカンド正面に飛ばすゲッツー。かと思えば打った瞬間にそれを確信するレフトへの大アーチ。坂本や岡本にもできないライトへの強い当たりのホームラン。体型に見合わない華麗なグラブ捌き。飛び込んで捕ったあと、目にも止まらぬ速さで起き上がり一塁へ見事ストライクの送球。
チャンスに弱い、契約最終年だけの帳尻合わせと揶揄されながら、2013年7月8月の連続月間MVP、そして2016年の大復活。書いてて泣きそうになるくらい思い出があります。笑い、泣き、怒り、喜び、村田さんに一喜一憂しながらジャイアンツを見られた6年間、本当にありがとうございました。
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ストレート。
実は内海というピッチャーを測る目安はただそれだけである。

低めに変化球を集める制球力。
腕を振って遅い球を投げ込む投球術。
球種で腕の振りが変わらない技術。
速いクイック、巧みな牽制球、野手顔負けのフィールディング。

客観的にはいくつも内海を形容する褒め言葉はある。
だけど、これらはいつでも出来てる。成績が奮わなかったシーズンも、これらについては実に内海らしいピッチングができていた。

じゃあ、ここ数年のダメなシーズンと今年を比べて何が違うかといえば、ただ一つストレートの威力。これだけだと言っても過言じゃない。
ストレートに威力があるから遅い変化球が活きる。速いストレートに合わせてタイミングを取らざるを得ないから、低めにきたスライダーに釣られ沈むチェンジアップに泳ぐ。
変化球待ちでも簡単に捌ける程度のストレートだと、いかにスライダーが低めに決まろうが、いかに腕の振りで球種が見分けられなかろうが全てが死ぬ。近年の内海はそれだけで説明がつく。

今年はストレートが生きてる。
135キロだろうがこのピッチャーに球速は関係ない。失速しないで打者の手元までグーンとくる球かどうか、内海を測るバロメーターはそれだけだ。

そして、自信があるからこそ言えたんだろうけど、ヒーローインタビューで言った「一度でもダメなら下に落とされるつもりでやってる」「それでも絶対残ってやる」が素晴らしかった。今の内海の置かれたポジションを如実に表してたし、そこに見える覚悟、意地、プライド、全てが美しい。

内海といえば2011年2012年の2年間だけを言われがちだけれど、実際にはその3年くらい前から巨人のエースは内海だった。最低でも5年間は内海がエースの時代はあったと思う。だって、グライシンガーやゴンザレスを巨人のエースとは呼べないからな。
それだけの格がある選手が一軍と二軍を行き来する立場になりながら、それでも腐らず一兵卒として結果で示した元エースの生き様。なんかもう素直にかっこよかったよね。

次もまた、ギッコンバッタンする変なフォームから意外に伸びてくる135キロを見せてくれ。
志願の130球、本当にお疲れさま。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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