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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。松本さん!そのやり方は超カッコ悪いです!w     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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なんで戸郷なんだろう?なんで桜井じゃないんだろう?って予告先発発表後からずっと思ってた。


二番手で出てきた桜井の醜態を見て納得した。
忘れがちだけど、桜井9月以降ずっと悪いよな。ひどいと言ってもいいくらいのレベルで悪いよな。

岡本が大暴れしてくれた試合で劇的なハイライトもいくつもあったし、敗因を挙げる中でも中川の回跨ぎだったり違う箇所を指摘する人もいると思う。
でも管理人は桜井が非常に非常に気になった。なぜなら、桜井がこの調子じゃ先発要員から外さなきゃいけなくなるもの。ローテの頭数が一つ減る一大事だ。菅野もいない桜井もいないじゃ日本シリーズをどう戦うよ?



さて、久々の3日連続観戦で本当に燃え尽きた管理人。
いつもは帰宅しスポーツニュースを眺めながら記事を書くのが恒例なのですが、この3日間は応援のし過ぎ(酒の飲み過ぎ)で泥のように眠ってしまい深夜に目覚めて慌てて書いた次第でした。1戦目は夜中3時台、2戦目は4時台になんとか書いたのですが、3戦目(つまり今日)に至ってはシャワーを浴びる余裕さえなくそのまま寝てしまい、こうして朝にようやく書いてます。
外野スタンドは暑さを感じるほどの熱気で、立ち見エリアは歩くほどさえままならないほどの人だかり。常連さんたちも勢ぞろいでいつも以上のすごい応援でした。
この先に日本シリーズがあること、またそれに参戦できることを願っていますが、ひとまずは2019年の観戦記を締めるとします。東京ドームは8勝6敗、神宮は1勝1敗、西武ドームは1勝。計10勝7敗。・・・まあまあかな?今年もたくさん美味しいお酒を飲ませていただきました。ありがとうございました。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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躍動する亀井さん。
その姿から感じたのは決意であり覚悟。来年から野手最年長となる男が背中で見せたリーダーシップ。

なんだかんだ毎年レギュラーを勝ち取ってきた亀井さんだけど、さすがに38歳になる来年はどうなるかわからない。
由伸、阿部、偉大な先輩がそうだったように、徐々にベンチを温める日が増え代打の切り札的なポジションになるのかもしれない。

今日ドームを駆け巡った背番号9に見たのは、どんな起用であれ結果を出し背中でチームを引っ張るというベテランの覚悟。そして主役ではないかもしれないけど、この入れ替わりの激しいチームに15年もいる男のプライド。

バッティングだけなら偉大な先輩たちに劣るかもしれないけど、亀井さんには守備があり足があり、誰よりも卓越した野球センスがある。ダブルスチールを決めた時たまたま亀井さんに注目してたけど、あれは足が速ければできるってもんじゃない。状況判断であり思い切りの良さであり、これぞ亀井さんと言いたくなる快心のプレーだった。他の選手が2塁ランナーだったらあそこでダブルスチールのサインは出なかったんじゃないかとさえ思う。

この頼れるリードオフマンと共に、頂点まであと5勝。

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やっぱり、普通の試合じゃないんだよね。

山口が中盤グダグダになったり、デラロサが最後降板したことを責めちゃいけない。
勝った負けたが特別な意味を持つ試合だから緊張感も尋常じゃない。外野スタンドの空気もいつものペナントの比じゃなかった。

そういう試合の中で初回から丸、岡本が連発したのは本当に大きかったし、言っちゃ悪いけど阪神先発の望月くんは完全に役不足。
スッと試合に入れたジャイアンツに対し、ズブズブと阪神は沈んでいきリズムを作りようがなかったんじゃないかと思う。だってよくよく振り返ると、初回はダブルプレー直後にホームラン連発、2回はバント失敗で3塁封殺直後にタイムリー連発だからな。これ阪神からしたら余計に堪えるわな。



中身はともかく勝てばいい試合をしっかり取れた。
意気揚々と乗り込んできた阪神の勢いを止められたし、シリーズの展望的にも2勝にも3勝にも匹敵する勝ち。負けたらどうなってたかはパリーグ見てたらわかるじゃん?

さあ、このままの流れで終わろう。明日も明後日も勝って決めてしまおう。

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そうですか、阪神ですか。
正直これはあまり想定してなかった。管理人以外にもそういう人は多いんじゃないかと思う。
そして、ハマスタでの阪神の相性の良さを考えると、2014年以来のG-Tでのファイナルステージも決して夢物語ではない気がする。5年前のアレはあまり思い出したくもない悪夢なのだけども。

まあ、阪神にせよベイスにせよ相手にとって不足なし。
ハッキリ言えば「かかってきなさい」と言ってやる。管理人は1戦目から3日連続でドームにいるぞ。どっちが来ようが必ず返り討ちにしてやる。



そんな訳で、気合いを入れるのと、長い長いペナントレースお疲れ様の意味で、毎度おなじみのスーパー1-9。知らない人のために言うと、年に一度ドームでの最終戦にだけ演奏される全選手の応援歌メドレー。

・・・こ、今年のスーパー1-9はひと味違う。
例年、管理人はこのスーパー1-9を全てソラで歌える。全曲歌える。それはそれでどうかとも思うけど、管理人みたいな外野スタンド民にはそれが当たり前。
ところが、今年は「・・・?!」「ん?」になったとこ多数。
それもそのはず、背番号順に演奏されるメドレーにおいて20番台があまりにもあまりにも難易度が高い。

岩隈→小林→野上→岡本→炭谷→田口→鍬原

いや、難しいっすわw
いつ演奏した?いや、一度でも演奏したことあるか?っちゅう高難易度の応援歌連発。個人応援歌を誰にでも与えるのもちょっと考えもんだよこれ。

てな訳で(どんな訳だ)終わったペナントレース。10月9日までしばしの休息。
読者の皆さまも今年も一年お疲れ様でした。8日間休んでまた頑張りましょう!

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どの時代の阿部が一番印象深いだろう。

きっと答えは様々。百人百様。なぜなら21世紀のジャイアンツにおいて、阿部慎之助はずっとずっと「いて当たり前」の存在だったから。見た人それぞれ19年分の思い出があるよ。

今日はいわゆる「花試合」だけど、あのスイングができる40歳がいるだろうか?あれだけの打球を飛ばせる打者がジャイアンツに他にいるだろうか?

そして、長野が広島で、宇佐見が北海道で今日自身の登場曲を「September」にしてくれた。
ベイスさんは澤村をひっぱたくフリの余興を許してくれて、そのファンは最後の最後までスタンドに残り拍手を送ってくれた。これが人徳であり、阿部が残してきた功績の賜物。

今日で終わりじゃないから、振り返るのはまた今度にしておく。
長嶋さんが監督をしている頃からチームにいて、入れ替わりの激しい中でもずっとずっとジャイアンツの顔であり続けた圧倒的な存在感。他球団ファンから見た「ジャイアンツ」というアイコンは原か阿部なんだよな。由伸や坂本と比べてもその存在感は一段違う。
その選手がいなくなることがどれだけのことか。心に整理がつけられるのはまだ先になりそうだ。

この偉大なビッグボスがいてくれる喜びを噛み締めながら、更なる高みへ。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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もし今年優勝できなかったら辞めなかったんだろうな。

優勝したとしても、自身が2割そこそこの不本意な成績だったとしたら、それもやっぱり辞めなかった気がする。

今年の阿部さんはまさに切り札。
スラッガーの晩年とはかくあるべしと見本のようなキングオブ代打。出てくるとドームが揺れるほどの大歓声だし、打率はほぼ3割、出塁率に至っては4割を超える見事な活躍ぶり。
チームは優勝した。自分もそれに貢献した。2つのベクトルが合致し、これ以上の引き際は無いと判断しての勇退。そう、これは引退でなく勇退と呼ぶべき男の去り際。

「まだやれる」
・・・そりゃそうだよ。言われなくても皆そう思ってるよ。
でも、これこそが一部の人間にのみ許される「自分の引き際を自分で決める」ってことなんだ。ほら、黒田が引退したときとよく似てる状況だよな。

そして、引退試合がどうとか問題にすべきはそこじゃない。
必ずCSを勝ち上がり、ドームで日本シリーズをやって、日本一に輝いて不世出の大打者を送り出す。どんな引退セレモニーよりもこれが最高の花道だよ。
原をもう一度胴上げして、その後に阿部さんをその背番号の回数胴上げする。稀代の名選手にはそれくらいの舞台がふさわしい。

阿部さんと一緒に日本一。さみしいけどもう一度最後の日本一。
日本一のキャッチャーだったんだから、最後に日本一にして送り出さなきゃ。
そこまであと7勝-。
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「何にもしてなく(は)ないですよ」

そうですよ。
何にもしてないどころか、11も勝って個人貯金は5つあって、防御率も3点台ですよ。
リーグの違う全然知らないチームだとして、この成績だけ見たら立派なもんだって思いますよ。そういうレベルには達してます。
今年の菅野智之が、そのポテンシャルからすれば厳しい評価になるのは仕方ないけれど、それはあくまで菅野智之だからこそのこと。野上や宮國なら絶賛されてる成績ですよ。

ホントに悔しかったんだな。お祝いムード全開の中で、そこが引っ掛かって引っ掛かって仕方なかった。
不本意で歯痒くて、なんなら選手代表としてひな壇に上ってること自体にイライラしてたんじゃないかな。
出てくる言葉も、まるでその場に似つかわしくないものばかり。笑顔は無く、自身に向ける厳しい言葉ばかりが並ぶコメント。自分は何もしてなくて周りが頑張ってくれての優勝なんて、冗談でもあの場で言えるもんじゃない。

この一年、どれだけ苦しくて苦しくて苦しくて苦しくて苦しかったか。
今日のコメントと表情だけで十分に伝わった。
それを受けての原からの「何にもしてなく(は)ないですよ」。「ギブアップしない」「彼は自分からもうダメですという言葉を一回も言わなかった」との言葉。こらえきれなく泣く智之。
今日、管理人の心を打ったのは、原の涙よりもこの智之の悲壮な涙。こういう気持ちで戦ってるならいくらでも応援してやろうと思った。思うように投げられないことを一番悔しく思ってるのは智之本人なんだもの。他人事でネットで叩いてる外野じゃない。

それにね、ジャイアンツにとっての優勝とはリーグ優勝のことじゃない。
ペナントを制し、当たり前にCSを勝ち抜け、パリーグの覇者と戦いそれに勝利し日本一になってようやく胸を張って「優勝」を誇れる。
まだ志半ば。CSで3つ、日本シリーズで4つ勝たなきゃいけない中で、智之の力が必要なときは必ずくる。

今日は一つのゴール。
でも、まだ先に道があるゴール。それを思い起こさせてくれたのは他でもないエースの涙。
この先、ピリオドの向こうに勝たなきゃいけない勝負が7つ。そう胸に刻み、指揮官の涙とエースの涙に乾杯。
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まあ、気にしなさんな。騒ぎなさんな。
これも野球。これもペナントレース。これしきのことは織り込み済みですよ。

ペナントレースをマラソンに例えるならば、2位以下に大差を付けて悠々独走でゴールできる年もある。デッドレースで熾烈に争い、最後の競技場に入るまで順位がわからないような年もある。
それでいえば、今年は独走は独走でもヘロヘロのボロボロになって、よたつきながら真っ直ぐ走れなくなりながらゴールテープを切るレースなんですよ。2位以下は猛スパートしてきたり、勝手に転んで下がったり、知らないとこで随分と忙しいみたいだけど。

こうももたついてるのは、やっぱり前回の優勝から5年もの月日が流れたから。
経験があるなしじゃなく、どんなに経験豊富でも勝ち方のペースを忘れる5年という時間。これはもう仕方がないことだ。人って忘れる生き物なんだもの。

かく言う管理人もそうだ。
胴上げのXデーを前に5年前の優勝を振り返ってみた。

そう、自分でも忘れていたけれど、5年前の胴上げは生で観られた。
当時の記事を読み返してみたけれど、あまりにもあまりにもチーム事情が今とは異なっていて驚く。片岡、アンダーソンあたりはまだしも、阿南、セドン、江柄子あたりの名前が出てきたときは思わず笑ってしまったし、まだ阿部はファーストでなくキャッチャーで、胴上げの翌日は初めて大田が四番に座った日だった。

時は流れた。
そんな中で選手たちが年間を戦うペースを忘れたところで、それを誰が責められようか。
今年は瀕死の状態でゴールテープを切る年。よたつきながら、転倒しかけながら、歩くほどのペースになりゴールする年。そう考えたらいいんだよ。この経験を活かして2020年のジャイアンツはまた一段と強くなるんだから。

あと4つ。指折り数えてその日を。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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「助っ人」という言葉には少しマイナスな意味、否定的なニュアンスも含まれる。
他所から助けに来た人。あくまでもヘルプ的な借り物、一時的なもの。そんな意味合いも少なからずあると思う。

ゲレーロのあの涙を見たら、もう彼を「助っ人」呼ばわりするのは失礼だよな。立派なチームの一員で、日本人選手と変わらない仲間だよな。
凡打を繰り返すふがいない自分に怒り苦しみ、そのイライラともやもやを自力で吹き飛ばした大アーチにしびれた。

去就があれこれ囁かれるゲレーロだけど、この選手は残すべき。絶対に残すべき。
好不調の波が大きいのは事実だけど、彼の長打力は何物にも代え難い。1試合に3回三振したってこういう1本を打ってくれれば十分にお釣りがくるし、もっと言えばいい場面でなくてもホームランでなくても全然構わない。例えば、僅差のビハインドで1アウトランナーなしから2ベースでも打ってくれればもうそれで十分なんだよね。フォアボールのランナーをなんとかバントで送って、とかやってるのと同じだし、勢いも考えたら同等以上だもの。そういう魅力がある選手をそう簡単に手放しちゃいかん。

そして、本人にとってはこれからのプレーオフが正念場。
CSで打てば日本シリーズで打てば、それはもうペナントの比じゃないくらいに目立って印象に残る。ここにゲレーロありを示せれば、優勝景気も相まって黙ってたって残留になるよ。自身の応援歌の通り、

今だ 打てよ 打てよ ゲレーロ!

ですよ。バモス、アレックス!



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これは、すごい・・・。
ようやく尚広の後継者にふさわしいスピードスターが誕生したと確信した。

「アフター尚広」は近年言われ続けたジャイアンツの一つの課題。
重信、尚輝、若林、いろんな名前が挙がったけれど、正直どれもこれも尚広の足元にも及んでなかった。

でも、増田に感じるワクワク感は尚広に夢を見たあの頃と同じ。間違いない。増田はとんでもないキラーカードになる。

この選手のすごいところは思い切りが異常にいいこと。ためらわずに早いカウントからガンガン仕掛けていけるし、塁上でバッテリーを攻撃するかのような存在感がある。

今日の盗塁→リードでボーク誘発の流れはマンガのように鮮やかだった。そして、この選手が3塁にいると、ゴロゴーなのか、ディレイドスチールなのか、ピッチャーカットを見越した1塁ランナーのみの盗塁なのか、とにかくいろんなことが頭をよぎる。
・・・これが攻撃的ランナーなんですよ。これが尚広にはできたけど他の選手にできないことなんですよ。こんな選手が出てきてくれて管理人はホントにうれしい。

そして言葉は悪いけど、増田の場合育成上がりであることも、バッティングがあまり良くないこともプラスに働く。
ドラフト上位で入団した選手や打力のある選手だと、いくら足に魅力があれど若くして代走要員にはしにくい。2年前までの重信のあの収まりの悪い感じを思い出してみるといい。
だけど、この経歴の選手だと迷うことなく終盤のキラーカードとして起用できる。いや、言い方は悪いけどね。

本人の異常なまでの思い切りの良さもその辺に理由がある気がする。
失う物がない者の強みというか、野球を諦めとび職になり、サラリーマンよりも待遇の悪い独立リーグを経験し、プロのスタートも育成選手だったこれぞ本物の雑草魂。温室育ちのエリートには絶対にないハングリー精神を感じるし、一軍の試合に出られて暴れ回れることがうれしくてうれしくて仕方ないように見える。

そして、こういうスペシャリストを擁して、彼らを自由自在に使って戦うのが原野球。これは、プレーオフにも来年にも再来年にも続く強力なキラーカードが生まれたんじゃないかい?
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OJT(On-the-Job Training、オン・ザ・ジョブ・トレーニング)または現任訓練(げんにんくんれん)とは、職場で実務をさせることで行う従業員の職業教育のこと。


この優勝争いの最中、新打法を試合の中で完成させたバケモノがいる。
普通ならば「そんな余裕がどこにある?」と言いたくなるところだけど、実際に新しい形に取り組み、この首位攻防戦の中で結果を出してみせたんだからこれはもう黙るしかない。

・・・ホントになんだったんだあれは。
1本目は打った後の形が異様すぎておかしな間ができたし、2本目に至ってはスタンドインした瞬間に「はぁ?!」と声が出た。

ツイスト打法といえば阿部さんだけど、それと比べても奇妙に見えるバッティングフォーム。2本目の方はインパクトの瞬間だけバチーンと叩き、どこに飛ぶかはボールに聞いてくれ的に見えた。そう、亀井さんが数年前にやってたブラインドショットみたいな感じ。いずれにせよ、これをこの短期間でマスターしてくるんだからやっぱりバケモノだよな。

丸は決して目立つタイプではないのだけど、FA1年目からきっちり結果を出して、ここにきて超一流の片鱗を見せてきた。坂本よりも岡本よりも「天才」の呼称が似合うし、底の見えない感じが恐ろしさすら感じる。
シーズン中にこれだけモデルチェンジしてくるヤツ自体そうはいないし、大不振の選手ならまだしも普通に3割前後打ってた打者がこれをやるんだから驚く。いやぁ、丸ってすげえな。


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試合前のベイスターズナインの掛け声は、普段聞こえないレポーター席まで届いたらしい。
それに代表されるように、この試合を天王山と意識し絶対負けられない大一番と位置付けたベイスターズ。

そんな熱く盛り上がるベイスに対し、ジャイアンツが先発に指名したのはクック。そう、クッククックーのあのクック(どのクック?)。
相手が熱くなっているとき、それを真正面に受け止めがっぷり四つで組むことだけが勝負じゃない。血気盛んに鼻息荒く向かってくる相手をひらりひらりとかわし続け、相手が頭に血が上ったり疲れて勢いが落ちたところにドーンと一撃を食らわす戦法もある。
だって、こっちからしたら4ゲームも差があるし、相手のエースが出てくる今日は負けても致し方なしとするところだもの。

ベイスはこっちがそういうスタンスと理解したら、そりゃもう早いうちに結果を出さなきゃと焦る。打って当たり前と思われてるんだから早く打たなきゃ、とおかしな焦りが生まれる。
だから、今日のクックの成績「3回0/3 1失点」は、100点とは言わないけど90点は付けられる。だって、ハッキリ言えば2回4失点くらいのことも想定してたから。

そして、その緩いスタンスを示すかのごとく打席に立った京介と田口。
普通は代打を送る。もしくは初めから打順の遠いところに入れて打席が回ってこないようにする。にも関わらず、なかなか見ることのないリリーバーの打席×2人。これはさすがにベイスのナインもファンも何かしら察する。
「読売が捨てにきてる試合を絶対に取らなきゃいかん!」。そう思う心が焦りと力みを招く。

そうこうしているうちに動く試合(岡本でかした)。
その流れを見て、名将原は捨てた試合を絶対に勝ちに行く試合に切り替えた。
そう、坂本のバント。普段やらないことまでして死に物狂いで1点を取りにきた。変幻自在というか、この流れを見てアクセルブレーキを踏み分ける力があるのが原。これが経験であり、百戦錬磨の勝負勘。

こっちとしては「勝てばラッキー」じゃなく、「勝つ気がなかった」試合。
一方、向こうは全てを賭けて臨んだ大一番。
それに勝ったということの意味は言うまでもなく大きい。真正面から叩きのめしたんじゃなく、ひらりひらりとかわし続けて余力の差を見せ付けてから勝ったことで大局の流れを決めた感がある。3勝4勝に匹敵する1勝で、これはもう完全に引導を渡した2019年のハイライト。

うん、ベイスさん。100年早いとも10年早いとも言わないけど、まだ数年早かったんだよ。出直しておいで。
そして、数日前まで「優勝は無理」と無責任にほざいてたネットの自称巨人ファンはすっかり消えた。なんJにせよヤフコメにせよ一過性のネットの意見なんてそんなもんだ。
それと比べて絶対優勝すると言いつづけてた管理人のブログはこれでも10年やってるからな。これもまた経験で勝負勘だよ。

さあ、健全で賢いジャイアンツファンの皆さん。胴上げがいつになるか楽しみに待とうね。
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今さら語ることでもないけれど、長野を人的補償で出したときにそれを肯定する理屈で言われていた「若手の機会を奪う」という仮説。

9月になってそれを検証してみてどうだろう?
いや、誤解しちゃいけない。丸と長野の成績を比べてどうとか、そういう話をしてるんじゃない。
管理人が言ってるのは「長野がいなくなったことで若手の出番は増えたのか?」という話。

いきなり結論を出すけど全然増えなかったよね。
センターは丸で固定。レフトかライトかはさておき、亀井さんもほぼレギュラーを守った。もう一つのポジションは半分はゲレーロ、もう半分は陽。・・・これって去年までとまるっきり同じだよね。はて、長野さんは誰の機会を奪ってたのか?

さあ、考えよう。誰に機会を与えるために長野を切り捨てたのか?

これは見て見ぬフリをしないで、しっかり今年の反省材料にしないと。
だって、ゲレーロが離脱してる間に長野がいたらどれだけ助かったか。守備はいいけど打撃にまるで確実性の無い陽を使い続けなきゃいけないとき、代わりに長野が使えたらどれだけラクだったか。ハッキリ言っておくと、今の布陣に長野がいても何の邪魔をすることもなく、単純に戦力UPだよ。断言する。長野がいた方が間違いなくプラスだったと思うよ。

「そんな意味のない『たられば』を言ってどうする?」って言われそうだからこの辺にしとくけど、言いたいのは若手外野手もう少し頑張れってことですよ。ね?

それは、石川であり立岡であり重信であり。
偉大な長野先輩がいなくなったチャンスを活かせよ、千載一遇の機会と思ってモノにしろよ。そういうモヤモヤした気持ちがずっとずっとあった。
だから、こうして重信がいいところでしっかり輝いて、かつ試合が決した後もそのギアを緩めることなく更に光ってくれると本当にうれしい。乱暴だけど、これなら長野さんを出しても仕方なかったって思える。
その十字架は重いし決して本人のせいではないのだけど、こういう世代交代はどこの世界でも一般の企業でもよくあること。



ハードルは高くとも、跳べ重信。
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余裕かましてる管理人、今日の負けはどうだ?

って訊かれたらやっぱりちょっと予想外。
この流れで負けるのかと、心中決して穏やかじゃない逆転負け。今年のペナント最後の観戦がこれかと、試合後ドーム前で少し黄昏れてしまった。



正直、今日は勝つと思った。
最後の最後までそれを信じて声を枯らしたけど、抜け出せなかった連敗地獄。打てなくて負ける試合が続いて、今日こうして打線が打った後に中継ぎ崩壊で負けるのは、なんだかこうチームが泥沼的な深みに嵌ってる感がある。

でもね、管理人も余裕をかましてるけど、それ以上に原は余裕あるんだなって思った日でもあったんですよ。
それは何か?この局面で山下くんをスタメンに抜擢したことだけでなく、6回のチャンスにも代打を送らなかった。
スコアレスでどうしても先制点がほしい場面。フォアボールで出た阿部に早くも代走重信を出して、その重信が決死の盗塁を決めて作ったチャンス。それでも原は山下くんに任せた。これはすごいよ。

まだもう少し先を見てるかな。今日明日の視点でジタバタすることなく、プレーオフも含めてもう少しマクロで物を考えてるかな。指揮官に対しそう思えた。

余裕がなくなった方が負ける。浮き足立った方から先に脱落していく。選手も監督もファンも。打たれた中川、実質的なエラーでピンチを招いた若林。この二人に決定的に欠けているのは優勝争いをした経験。叩いちゃ気の毒だけど、やっぱりそんな風に見えちゃうのも事実。




でもな、登場人物全ての中で一番経験豊富なのは原だから。



その百戦錬磨の将を信じて彼の指揮する船に乗るんだよ。選手もファンも。信じられなくなって屁理屈をこね始めたヤツは、この苦しみを超えてゴールに辿り着く喜びを感じられない可哀想な人種なんだよ。そいつらはさっさと脱落して二度と船に乗らなきゃいい。ここから嵐を超えて行ってこその航海。原船長のラストジャーニーなんだと思うよ。管理人はどこまでも原に付いて行く。



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ほら、盛り上がってるか横浜?
騒げ騒げ、歌え歌え。勝ったときには喜びたまえ。それはいいことだ。

でもさ、冷静になって残り試合とゲーム差とにらめっこしてみろ。
いつか言ったじゃん。追い付かれて追い越されて勝負はそれからだって。それを0.5差まで迫っていながら追い付けなくて、残り試合が20かそこらになった今頃に2.5になって大騒ぎってそりゃないぜベイビーってもんだ。鷹山刑事なら間違いなく「遅かったなユージ」って言うぞ。・・・これ横浜に掛けてるんだからな。わかれよベイビー。

考え方は至ってシンプル。
80勝すれば優勝。いや、本当はもっと少なくても優勝できるんだけど、わかりやすく80勝を目標としよう。ジャイアンツは今68勝。その差12。今日の試合前までなら残り20試合を12勝8敗ペースだった。今日負けたから残り19試合を12勝7敗。
これ以外他のことは一切考えなくていいんだよ。ベイスがどうとかいらない。12個勝てばいい。それがクリアできたら100%優勝だし、クリアに一歩二歩足りなくても賜杯には届くと思うよ。

ベイスや阪神みたいに近年全く優勝してないチームならまだしも、何度も何度も勝ってきたチームのファンならガタガタ騒ぐなみっともない。バカはバカなりに少しは学習しろ。
半年かけて山あり谷ありでやるのがペナント。昨日まで叩かれに叩かれてた坂本は今日3安打で生き返ったし、今日散々だった菅野はここまで3試合3連勝できてたんだ。ネットの意見って、その日の結果だけを拾って大騒ぎして大局で物を見られないからダメなんだよな。これはなぜだか5年前10年前から1ミリも進歩してない。



大丈夫、優勝できるから。



ドンウォーリーだよ。断言しとくよ。
明日は今年のペナント最後の観戦記。そこで勝てばバカが騒いでるのは静かになるし、もしベイスも負ければ今日の喧騒はどこへやらになるよ。これを毎年繰り返してきてるんだから少しは学べよホントに



じゃあな、バイバイベイビー。


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「オープナー」とか「第2先発」とかいう戦法は、ハッキリと定義することは難しい。
曖昧な部分が残って有名無実になりがちだし、先発が序盤でKOされたのを後からオープナーだと偽ることもできるように思えてなんだか収まりが悪い。

そんな野球観の管理人だけど、昨日の田口は紛れもなく第2先発だったと思う。
過不足なくその役割を果たし、テレビゲームでもこう上手くはいかないと思うほどのキレイな継投だった。あらかじめ予定していたものではないのだろうけど、高橋に対する見切りの良さといい、田口を打席に立たせてまで引っ張ったことといい、むしろ初めからの想定通りだったと言われた方がしっくりくる。ホントに見事なリレーだったと思う。

そして田口はこれくらいやってくれないと。
仮にも2年連続で二桁勝ったピッチャーがこのまま埋もれていったんじゃ困る。この夏あまりに登板過多なことが非難されてたけど、「その他大勢」のどうでもいい代わりの効く選手とは違って、田口には働いてもらわないと困るってことだよ。格でいったら一段違うし、開幕前の構想からしたら左腕の筆頭は田口だったと思うもの。

1イニングしかもたない中継ぎも多い中、田口みたいにロングができると重宝される。
それが故にブルペンに置いておきたくもなるけれど、きっときっと先発のチャンスはまた巡ってくる。それもそう遠くないうちに。
「小気味いい」という表現がピッタリの投げっぷりで、低めにきっちり集めて頑張れ田口。期待してるぞ。
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やっぱり決して状態は良くないんだと思う。
チーム内どころかファンも含めて「状態イイネ!」が流行ってるときにアレだけども。

だから今日も途中で代わった。
ヒロインでそのことについて訊かれたら、途端に歯切れが悪くなった。

そんな状態でも試合に出続けて、しっかり結果を出し続ける坂本を見ていて思った。


優勝したいんだよな


ジャイアンツの優勝を、原よりも阿部さんや菅野よりも、誰よりも強く願ってるのが坂本その人。
自分がキャプテンに就任して以降、一度も優勝が無いことをきっときっと自分の責任として受け止めてるんだろう。
だから、少しくらい体調が悪くても休まない。
自分のこととして、自分の責任としてチームを優勝に導きたいんだよきっと。昨日も負け試合の中で一人気を吐き、今日も勝負を決める特大アーチを放ったその背中に、管理人はもう悲壮感すら感じた。

この4年間、周囲は優勝できない言い訳を探してきた。

「3連覇もしたんだから仕方ない」

「由伸の1年目だから仕方ない」
「13連敗もしたんだからもう無理だ」

あれやこれやとマイナスの理由を探してきた。


でもそんな中、坂本はきっと4年間ずっと優勝したかったんだよ。
優勝したくてしたくて仕方なかったんだよ。優勝できないことを自分の責任として受け止め、本気で悔しがってきたから今年どうしても勝ちたいんだよ。
そう思ったらキャプテンの背中に少しグッときた。6番が違って見えた。

そのキャプテンの悲願を叶えよう。絶対に今年叶えよう。そう思った夏の終わり。
5年ぶりのゴールは見えてる。そこまで行こう。何がなんでもゴールしよう。

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2試合連続の完封負け。

もうファンはなんとなく予想してる。
ペナントはこのまま逃げ切るだろう。
だけど、CSがヤバイ。巨人ファン全員が少なからずそう思ってる。

実際、この状況はよろしくない。カープもベイスも両方苦手にしてるのが非常にまずいし、相手のホームだけじゃなく東京ドームでも今日みたいにズルズル寄り切られて力負けしてる。こっちの苦手意識うんぬんよりも、相手に得意意識を持たれてしまってるんじゃないかと感じる。

じゃあどうするか?
どこから手をつけるか。
だいたい負け方はこのパターン。打たれて大敗するんじゃなく、そこそこ抑えながらも打てなくて負ける今日や一昨日みたいな展開。まあ、1試合1試合が重くなるシーズン終盤ってのはこういう感じになるもんだ。


打線を見る。
7番若林8番山本9番ピッチャー。・・・やっぱ弱いよなあ。期待感が薄いのは否定できないわな。
そして若林が頑張ってくれてることは認めるけど、守備はとてもとても褒められたもんじゃない。いや、ハッキリ言えばひどい。言葉を選ばず言えば学生レベルだと思う。
セカンドとして使えば守備力の低さが目立つし、サードとして使えば打力の頼りなさが際立つ。毎日レギュラーとして出る「1」として見るのではなく、休養させながら併用しながらもう少し負担を軽くしてやりたいところ。

となると、岡本はファーストやレフトじゃなくサードで固定して使うべきだと思うんだよね。
岡本をサードで使えば、レフトとライトに「亀井さん、ゲレーロ、陽、重信」の打力の強い野手陣から2人をスタメンで使える。
逆に「若林、山本、俊太」の打力の低い野手陣からセカンドで1人使うだけでいい。理に適ってるでしょこれ。

今から新しいことなんてできないんだから、今までやってきたことの中でベスト、ベターの選択肢をチョイスしていくのみ。打力の低い野手陣から2人スタメンで出てるのは2019年ジャイアンツのベターチョイスではないし、むしろ相手にとってのベストになっちゃってるよ。違うかい?にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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球場に行くとわかることだけど、その実績や知名度と比較して異様なまでに人気の高い選手がいる。

近年のジャイアンツにおいてそのポジションは石川。
若い女性ファンが石川グッズを持っている姿をドームでよく見かける。非常によく見かける。
今年背番号が変わった石川だけど、49番のユニだったり36番のTシャツだったり、とにかく若い女子が石川グッズを持っている。若さ、独身であること、ズムサタで見せる個性。女子人気が高いことは頭では理解できるけど、本人が一軍にいない時期まで女子高生と思しき女子たちが石川グッズを身に纏って観戦してるとなると、こりゃもうオッサンである管理人としてはなんだか驚いてしまう。だって、石川って成績としては取るに足らない選手だからな。

石川を石川たらしめてるというか、レギュラーを獲れない中途半端な選手にしてしまっている要因は守備力。
まあズンドコ。まるでセンスが無い。これに関しては先日のナゴヤドームでもその見本みたいなひどいプレーがあったし、野球をちゃんと見られる人には説明不要だと思う。
足も特筆すべき点なし。となると、この選手が生き残るにはもう打って打って打ちまくるしかないってことになる。

去年まで比較対象だった中井と見比べたって、中井はセカンド、サード、ファースト、レフトができた。いや、例え下手であったとはしても。
今年右の代打枠で比較されるなかじませんしゅでも、全盛期はショートをこなした選手で、内野のポジション全てを守ってきたキャリアがある。それと石川を比べるとやっぱり守備力の低さは否めない。

そういう一芸特化みたいな選手になると、その打席にかかるプレッシャーは倍増する。そりゃそうだ。打てなきゃゼロみたいな常に崖っぷちの状況なんだもの。
そんな選手がこのところ凡退続き。いったいなんでコイツは一軍にいるのかと、周囲の見る目がどんどん冷ややかになってくる中での起死回生サヨナラホームラン。

おめでとう慎吾。
これで来年もジャイアンツにいられるな。ホントにおめでとう。そして、あのせんしゅが一軍に上がるのを阻止してくれてありがとう。

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先週夏休みだった管理人は、実家へ帰省しのんびりと時を過ごした。
どこに出かけるでもなく久々に会った両親との時間を楽しみ、母親とは缶ビールを傾けながら巨人戦をテレビ観戦した日もあった。

母親は、管理人の知らないうちに亀井さんファンになっていた。
もともと巨人ファンではあったものの、母の口から特定の選手の名前が出てくることは珍しい。
管理人が、ドームに9番ユニを着たファンがいかに多いか、亀井さんに対する声援がいかに大きいかを語って聞かせると、母は実に満足そうにしていた。
そして、亀井さんが15年目37歳のシーズンにしてキャリアハイを記録しそうなことを説明すると感心していた母。
そう、亀井さんの凄さは年齢を感じさせないどころか、むしろ加齢と共に若返っているんじゃないかと思わせるその若々しさにある。

今日のファインプレーも然り。
正直ライトに打球が飛んだ瞬間、逆転を覚悟した。
それを最短距離で打球に追い付き、体勢が崩れようがしっかり掴む球際の強さ。内外野の違いはあれ、若林あたりの守備と比べると差が際立つ。その差が技術なのか執念なのかはさておき、追い付いたからには捕らないと何の意味もないんだよな。

先日マツダで見せた、坂本のヒットで1塁から長駆ホームインした足もまだ健在。
普通、ベテランになると足や守備から衰え必然的に打撃に特化していくものだけど、なんとまあ未だに三拍子揃ったままだときてる。いったいどうなってるんだこの男はw

今年は1番を任せられたことでまた一段と光り輝いているように思う。
亀井さんの価値を誰よりも早く見い出したのは他でもない原。その原が戻ってきたことで実現した37歳のトップバッター。由伸じゃ無理だったし、他の監督でもこの起用はできなかったと思う。亀井さんをよく知る原だからできた抜擢で、亀井さんもそのいわば恩師の期待に応えんとした結果の結実なんではなかろうか。

ここまできたら、なんとか3割を維持して記録として2019年の亀井さんを残してほしい。
そして、優勝したらご祝儀も含めて、もしかしたらベストナイ・・・いや、なんでもない。
頑張れ頑張れ亀井さん。母だけじゃなく管理人も9番リストバンドを付け、亀井さんタオルと亀井さんうちわを持って球場で応援してる。頑張れ頑張れ亀井さん。



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優勝という大きな目標へ向けてチームが進むときに、欠かせない力となるのが未知数の新戦力。つまり下馬評では見込んでいなかった新たな力。
坂本や丸が打つ、智之やどすこいが勝つ。それはある意味当たり前。誰もが計算する部分の戦力。そこにプラスαで加わる力があれば、チームにとって大きな大きな推進力になる。

一つの例を挙げれば若林であり増田であり。
開幕前に彼らが今この時期にスタメンとして出ているジャイアンツを想像した人など皆無だと思う。尚輝がまるで役に立たず、ビヤヌエバも物足りない中でその穴を埋めるがごとく二人ともよくやってる。

投げる方でいえば、これはもう間違いなく桜井だと思う。
このまま優勝できればMVPは坂本になるのだろうけど、管理人個人的にはMVP級に最大限の賛辞を持って桜井を称えたい。だってあれだよ。桜井は5月まで中継ぎでどうしようもないピッチングを繰り返してたんだ。それがあの仙台での交流戦から突然の覚醒。桜井がいなかったらと思うとゾッとするし、CSでも日本シリーズでも智之とどすこいの後の3戦目は桜井に任せたいと本気で思ってる。
過去記事を読み返すと、5月あたりに桜井を罵倒する内容の物があるはずだけど、そんな管理人が手放しで「ジャイアンツ先発第3の席」を桜井にと思ってる。これが計算外でなくてなんだろうか。

もう一人、大竹の名前も挙げて褒め称えたい。
当たり前のようにメディアで語られてるから、去年大竹がクビかどうかのボーダーにいたことは事実なんだろう。その報道を信じるならば、それを止めたのは他でもない原。先発は無理でも中継ぎで再生させると繋ぎ止めた命が、この大事な勝負どころで大輪の華を咲かせてる。

マツダでの3連戦を勝ち越せたのは間違いなく大竹のおかげ。
負けた2戦目でさえ大竹の内容は完璧なものだった。
今日もその勢いそのままにシュート、シュート、シュート、シュートのこれでもかこれでもかのシュート攻め。右打者にシュートがいかに有効かという教材のような鬼のシュート攻撃。
大竹は球種の豊富さが一つの武器だからシュートとスライダーの二択みたいな方法論にはもっていってほしくないのだけど、それでもあのシュート、シュート、シュートにはしびれた。

開幕前は見込んでいなかった桜井がローテの一角となり、大竹がセットアッパーとなる。
こういういわば計算外の戦力が目立ってくるとチーム力はグググーッと上がる。うん、いいんじゃないか。あのヤクルト戦の大逆転から一気に乗ってきた感があるぞ。

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これだけ何十年も野球を見続けていると、勝敗の行方というものはなんとなく分かるようになる。
管理人は巨人ファンだから、もちろんいかなる試合であれど勝ちを願って見るのだけど、なんというか暗黙の了解的に察してしまうこともある。

・・・今日はわからなかったんですよ。
本当に最後の最後まで流れが読めなかった。
ジャイアンツ側に有利になるであろうトピック、伏線、いわば勝ちフラグもたくさんあった。
だけど、逆にカープがひっくり返しそうな空気も存分にあって、勝利の女神が微笑む先がまるでわからなかった。まあ、素直にカープさんすごいな。あそこまで粘ってしがみついてこれるのは強いからに他ならないよ。今日はいったい、一打同点逆転のピンチを何回凌いだことになったんだろうか。

優勢、劣勢が非常に判断しにくく、原も延長になった場合を完全に度外視してベンチ総動員で戦った試合で、やっぱり光り輝いたのは大竹の好投。
鍵谷や戸根が制球に苦しむ中、ピッチングとはかくあるべきと言わんばかりの快投。シュートで詰まらせ外のスライダーで揺さぶる。左右の幅を最大限に有効活用して、ストライクゾーンを広く広く使ったピッチング。勢いに任せるんじゃなく、技術と経験で抑えるプロの仕事だった。
満塁のピンチでマウンドに上がってそのワンポイントで降りるかと思いきや、打順の巡りもあって次の回も跨いだのが今日の勝負の分かれ目なのかな。どっちにも振れず落ち着かない試合をクールダウンさせた感があったし、大竹個人としても昇格その日に100勝達成のメモリアルデーになった。

今日は実は管理人の誕生日。
だから是が非でも勝ってほしかったし、とてもとても面白い試合を見せてもらった。いいプレゼントをいただきました。大竹、ありがとう。
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ほら、勝負どころはまだ先だって言ってるじゃん?

今のゲーム差はどうとか連勝連敗とかに目が行くのは仕方ないけど、ハッキリ言えばジャイアンツファンのほとんどはこのまま逃げ切るなんてことは考えてない。並ばれてから、追い越されてからがナンボだって秋のことを考えてる。

そして、誰あろう指揮官がちゃんとそれを分かってくれている。
昨日、ベンチから中川とデラロサを外したのがその証拠。秋に向けてしっかり休養を取れと、目の前だけじゃなくシーズンの全体像が見えているからこその決断。いや、これは「決断」というよりか「賭け」に近かったんではないかと思う。同じ日に二人を外して、試合が僅差の展開になって競り負けでもしたらどれだけ叩かれたことか。
だけど、原は賭けに出た。そして野手はその思いに燃え、僅差にせず圧勝してくれた。一人じゃなく二人を外したからこのことは大きく報じられ、結果カープにもベイスにも「原、侮るなかれ」と改めて知れ渡ったことかと思う。ここまで計算して二人を外したんならそれはもう原の一人勝ち。完全なる余裕だよ。

付け加えるならば、二人を外した前日は澤村をベンチから外していた。その澤村が昨日、二人の代わりに最後を締めたのは記憶に新しいところ。
そして今日は戸根が外れてる。みんな、来月に備えゆっくり休め、身体を労われ。鞭を入れるそのときに全力で走れるよう、今このときを乗り切れ。そんな原の思いが聞こえてくるようなこの3連戦。

さあ、チームもしっかり復調してきた。暑い夏はまだまだこれから。

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管理人は「GIANTS PRIDE」という言葉が大好きなのだけど、年に何度かその言葉を冠した記事を書きたくなる日がある。

今日はしびれたなあ。
序盤はもうどうしようかという展開で、いつもはイヤホンでラジコを聴きながら帰るのが日課の管理人でさえそんな気持ちになれなかった。

それがこうなる。
選手がこれだけやってくれてるんだから、ファンが勝手に悲観したり諦めたりなんてもっての他だよな。改めてそう思った真夏の大逆転劇。GIANTS PRIDEに相応しい意地も誇りもしっかり感じられたし、夏休み中の子供に夢を与えるに十分な試合だった。

そして、その中心に岡本がいたことが何よりも大きい。
今日の終盤、巨人打線の分厚く見えたこと見えたこと。坂本丸だけじゃなくその後に岡本が控えて、下位にはゲレーロ、ベンチには亀井さんがいる。岡本一人が復調しただけで打線がしっかりと線になり、迫力は倍増した。
これだよな。ボールを追いかけなくなったし、どっしりと重心を後ろに残して「振る」というよりかボールを「殴る」ようなバッティング。これだよこれ。岡本がいないと始まらないし、ジャイアンツは今の今まで岡本が絶不調のまんま首位を維持してるんだ。これぞチームに残された最大の上がり目だよ。

それと忘れちゃいけないのが、途中出場2連発のゲレーロと、最後ヒットじゃなく狙って外野フライを打ちにいった亀井さん。みんながきっちり仕事をしたからこその真夏の奇跡。
今日は本当にいいものを見た。野球はこれがあるから楽しい。そして、これからの勝負の40試合、管理人は今日のGIANTS PRIDEを信じて応援し続ける。

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明らかに誰か一人のせいで負けたときに、

こいつで負けたら仕方ないと思えるか、

なんでこいつのせいで・・・と思ってしまうか。

それがつまり「責任を取れるかどうか」ってことなんですよ。

今の岡本に責任を取れる力なんてない。役不足も甚だしいよ。

今のジャイアンツで責任を取り得るのは坂本ただ一人。
そして、若い頃から試合に出続けてきた坂本でさえ、チームの看板を背負えるようになったのはここ2~3年のこと。誇張でなくここまでくるのに10年かかったんだよ。

持てる力を出して相手とぶつかる。バッティングにおいても守備においても全力で対峙して、その結果としてチームの勝ち負けが決まる。
タイムリーを打って二塁ベース上でガッツポーズをした姿にも、失点する度に、敗戦が決まる度に不機嫌さを隠そうともしない表情にも、一番風当たりの強いところで矢面に立ってる覚悟と責任が見える。
坂本を見る度に、ファンより悔しい思いをしてるのは他でもない選手自身なんだと思えるし、必死でやってくれてるのも十分に伝わる。坂本がああいう顔や態度を見せてくれてることで、管理人のイライラは半減してると言っても過言じゃない。

それと比べて岡本はどうだろう。いや、現状じゃ比べる価値もないんじゃなかろうか。
無策で来た球を振るだけの打席を繰り返しまるで気配がない。一球見ただけで結果が見えてしまうひどいスイングをしてるし、悩んでいるうちに翻弄されて、キャッチャーが捕球してから振ってるような着払いスイングも多い。
そして、その心理状態が影響してるのか、いつもにも増して守備もズンドコ。元から守備力が低いのにサードだったりファーストだったりレフトだったり安く使い回されてるのは同情するけど、それにしたってやっぱり昨日も今日もちょっとお粗末の謗りは免れない。
今日の決勝点になったイニングの石川や嶺井の当たりも、捕れとは言わないけど随分と反応は悪かった。もうすぐ高校野球が始まるけど、岡本若林の一二塁間より上手い高校なんてナンボでもあると思うよ。

で、何が言いたいかといえば、今の岡本に背負わせるな。
スタメン外せ、二軍に落とせと言いたいけど、チーム事情的にそれは難しい。ならばせめて打順は下げろ。6番どころか7番でも8番でもいい。
原よ、イスンヨプを8番で使い村田さんを9番で使ったことを思い出せ。代わりの4番なら坂本でも丸でもいいよ。なんならゲレーロでもいいくらいだ。

責任を取れないヤツに重責を負わせて、結果周囲のフラストレーションが日に日に増す。これが今のジャイアンツ。今日あの場面で三振したのが坂本なら誰も何も言わないもの。
4番だろうがスランプになったら特別扱いしちゃいけない。遠慮なく打順を下げるなりスタメンを外すなりすればいい。いや、しなきゃいけない。誰あろう現役時代の原がそういう扱いだったし、清原も由伸もスンヨプも阿部も村田もそう。松井やラミレスみたいな特異な例に縛られちゃいけない。
ちょっと考えようぜぃ。な?

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