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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。    ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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結果的に上原の野球人生を大きく左右したのは2007年のシーズンなんではないかと思う。

その年のジャイアンツはクローザーが不在。まるで今みたいな状況だった。
そこで白羽の矢が立ったのが他でもない上原。故障で出遅れていたエースを、一軍に戻ってくるなりすぐクローザーに据えた原采配のウルトラC。

想像してみればいい。これは今で言えば菅野をクローザーにするのと同じ。いくら調子が悪かろうが、いくら病み上がりだろうが、圧倒的に能力が高いことが明らかなエースが9回に1イニングを抑えるためだけに出てくる。これが盛り上がらないはずがない。実際スタンドは大いに盛り上がったし、上原も期待に応え55試合に投げ4勝32セーブ4ホールドを挙げてみせた。

入団初年度から20勝を挙げ、ずっと先発が当たり前のエース街道を歩んできた男に訪れたこの転機。
この年の経験があったから、メジャーに移籍し先発としては失格の烙印を押された際にスムーズに中継ぎ、抑えへ転向できたのだろうと推測する。

先発上原のキャリアの後に、いわばもう一花咲かせてみせたのが抑え上原。まるで二人分の野球人生を駆け抜けたかのような21年間。
先発に固執することなく中継ぎ抑えに転じられたから、ワールドシリーズ胴上げ投手なんていう全てのピッチャーが羨む称号も手に入れられた。100勝100セーブ100ホールドは全ての持ち場を経験し、その全てで結果を出してきた誇り高き勲章。その全ての転機はあの2007年だったのではないかと思う。

上原、お疲れさま。
今のメンツで言えば、メルセデスのように投球テンポが良く、菅野のようなコントロールを持ち、どすこいのようにキレ味鋭いフォークを投げるピッチャーだった。老体に鞭打つのがいかにしんどいか同い年の管理人はよくわかる。ゆっくりゆっくり休んでください。


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澤村について書きたいけれどそれはまた今度。まだ一度だけだし、喜ぶには早すぎる。
だけど、7回でも8回でもなくあえて9回に澤村を出した原には舌を巻いた。一番目立つところで自分の進退をかけて戦ってこいと送り出せるのは、自らが巨人の四番として何度も何度も崖っぷちから這い上がってきた原ならではだと思う。あんなエンターテイメントを仕掛けられるのは原しかいないし、見てた人全員が今日のマウンドに澤村の選手生命が懸かっていることを意識したんではなかろうか。

さて、今日は戸根について。
ピッチャーは投げる球が全てじゃない。投げるまでのプロセス、投げてからのフィールディング、その全てで戸根千明というピッチャーは戦っている。

戸根が投げるとき、その間合いに注目してみてほしい。
じっくりじっくりサインの確認をして溜めて溜めて溜めて投げる。逆にランナーもいないのにクイックでサッと投げる。
相手打者を焦らしたり、タイミングを外せたらそれはもうこっちのもの。投げる球がどうであれ、その時点で勝負に勝ってる。
長くボールを持って、思いっきり腕を振って緩い変化球を投げる。かと思えば、いきなりクイックでストレートを放り込む。口で言うのは簡単だけど、プロのマウンドでこんな老獪な投球術はそうそうできないよ。

そして、投げた後にも戸根らしさが見える。
今日も自分の脇を抜けていく打球に足を出して止めにいった。先日の阪神戦でも、映像をよく見ると利き手の左手を伸ばして止めにいってる。
完全に打ち取ったアウトじゃなくても、ヒット性の当たりだろうが止めてしまえばアウト。そんな思いがプレーから伝わってくる気がする。

入団してきた頃からこういうピッチャーだったけど、その持ち前の技術に加えて今年は明らかにストレートの威力が増した。
去年一年を棒に振り、もう後はない背水の陣。その気迫が投げる球に乗り移ってるように思う。
間合い、リズム。戸根がマウンドに上がると球場の時間軸は戸根が支配する。明日もまたその見事な戸根ワールドを見せてね。
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普通に投げているはずが思ったところにボールが行かない。
今まで通りいつも通りにやっているはずが、ボールは言うことを聞いてくれず自分の意図とはかけ離れたところに行く。

体幹の乱れとか、どこかを庇って投げているからずれが生じるのか、そんな見方をしたくなるくらいの不調。
狙い通りに行かないボールだらけで、普通にやればフォアボールの連発になる。
だから少し力を抑えて投げる。いわゆる「ボールを置きにいく」状態。置きにいくとストライクゾーンにはいくけど、球に力が無いからあっさりと弾き返される。置きにいっても四隅を突くような制球力がある訳じゃないから、真ん中周辺に置きにいった力の無い球が集まる。これじゃ被ホームランが多くなるよね。今年は間違いなく飛ぶボールだし。

それでもね、強く強く責任を感じて申し訳なく思ってるからこそのあのバッティングと全力疾走ですよ。自分で少しでも取り返そうと野手顔負けのプレーだったし、その直前小林があまりにもふがいないバッティングをやらかしたもんだから余計にそう感じた。

0-5が4-5になったところまでは押せ押せムード。
菅野も修正しながらというか、騙し騙しなんだろうけど少しずつ立て直してきてた。だけど、もともと苦手にしてる福留に一発食らって流れが止まった。
この回で代えるべきだったよね。6回もいったのは自ら志願したらしいけど、今日の状態、試合の流れ、球数、どの観点でも悪手だった。

菅野が修正すべきはコントロール。
もともと速い球や秀でた変化球よりも、精密機械のようなコントロールを誇ったピッチャー。なぜ思ったように投げられないのか、いい時の映像と比較して、自分の体調と向き合ってしっかり原因の究明と対策をすべき。甘いコースや力ない球が多いのは心配ない。フォアボールを出すか、置きにいってストライクを入れるかで後者を選んだ結果だから。コントロールが修正できれば全部解決する。

エースがこのままじゃ戦えないし、なんだかんだまだシーズンは序盤。まだまだ先は長い。
苦しい夏と勝負の秋を見越して、下に落とせとは言わんけど別メニュー調整とかは必要かもな。
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・打率 349     1位
・安打数 51本   1位
・本塁打 13本   1位
・打点 30      1位
・塁打数 94    1位
・得点 33      1位
・長打率 644    1位
・得点圏打率 364 1位

すごい。すごいの一言に尽きる。
まだ40試合弱とはいえ、ここまで打撃全分野を席巻できることはそうそうない。

今年の坂本には圧倒的な安定感、安心感がある。
チャンスで打席が回ってきたときに必ずなんとかしてくれるだろうと思える。それは「なんとかしてほしい」期待感じゃなく、「なんとかしてくれるんだろうなあ」という安心感。実際なんとかするしね。バッターとしての格が1ランク上がった感があるよ。

今年は右打ちの質が変わったと思う。
右打ち自体はここ数年坂本が積極的に取り組んできた課題の一つ。だけどそれは明らかに狙って打ってる感、無理して打ってる感のある右打ちだったように思う。
それが今年は素直にバットが出て右へ強い打球が飛ぶ。芸術的な内角打ちと同様に、センター返し右打ちが自由自在にできてる。相手ピッチャーからすれば投げるところが無いし、ラミレスのあの坂本シフトはいったい何年前のデータに基づいたものだったのか気になって仕方ない。

ケガだけはしてくれるな。
負担の大きいショートだからそれだけが気になる。大差の試合は早々に下がっていいから、とにかく一年無事で終えてほしい。
坂本が離脱することなくシーズンを終えられたら間違いなくすごい数字が残る。そして、キャプテンがすごい数字を残したら、黙っていても悲願の優勝が転がり込んでくるよ。
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overkill 

  1. 〔必要以上の〕核兵器 破壊[殺傷]力
  2. 過剰殺傷[殺りく]
  3. やり過ぎ、行き過ぎ

 

19得点23安打。
こういう試合はやっちゃいけない。プロとして恥ずかしいレベルの失態。



ジャイアンツには何も言うことはない。今日はヤクちゃんにお説教だよ。

今日の試合は、客から金もらってやる興行に値しただろうか?
子供も含めたファンに、プロとして披露するに値した試合だっただろうか?

恥を知れと言いたいし、プロ野球として成立する試合じゃなかったよ。
高校野球の地方予選1回戦とかで、何の競技だかわからないほど大差になるコールドゲームと同じ。ハッキリ言うと「みっともない」よ。

そしてほら。こんな展開になっちゃったから、高木がピッチャーに対して押し出しフォアボールなんて無様な真似したの誰も覚えてないだろ?
言っとくけどアイツ全然大した球投げてないからな。中川や戸根と一緒にするなよ。管理人は1ミリも評価してないから近いうちにボロクソに叩いてやる。

まあ、今日は巨人のことはいいや。
ヤクちゃん、ちゃんとしてくれ。


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道を踏み外すヤツが好きだ。

進学校からバカ大学に進んだり、いい会社に入ったのに簡単に辞めたり、ってそれは管理人のことか。いや、なんというか真っ直ぐ生きられない不器用なヤツの方が好きだ。シンパシーを覚えるというかさ。

澤村の記事が出るらしい。
どうやら球団も本人も認めているらしい。
暴力は良くないし、最近別件でも見た気がするけどなんでもかんでも酒のせいにすりゃいいってもんじゃない。世の中の「酔って覚えてない」は9割方ウソだよ。

澤村は順調に道を踏み外してる。踏み外し続けてる。
会社でいえば入社時はまぎれもないエリートだった。いきなり1年目から見事な成績を出し、出世街道まっしぐらの幹部候補だったはず。
時は流れ、配置転換になったり、離婚を経験したり、不幸なこととの前置きは付くけれどトラブルで投げられない期間があったり、今じゃ定年まで勤めても課長補佐が精一杯みたいになっちゃった。

巨人でいえば優等生のベストモデルは前監督。
優秀な成績を残し、問題も起こさず、関係性の近い日本テレビの女子アナと結婚し、会社の指示に従って現役を辞め監督の座に就いた。非の打ちどころの無い経歴。
現役でいえば菅野。常に高みを目指し、ピッチャーとしてだけでなく人として模範になるような発言の数々。同年代の坂本がやんちゃなのに対し、菅野は入団した頃からずっと優等生。

その二人と比べると、鳴り物入りで入ってきていきなり1年目から結果を出したとこまでは同じでも、澤村が歩いてきたコースは随分と曲がりくねっているように思う。
離婚した相手が日本テレビの女子アナだったのも、なんというか偉い人から見たら眉をひそめる話なんだろうし、前監督と見事な比較対象になってしまう。数年前SNSでファンと衝突したりしてたのも然り。

普通でいけばこのまま潰れる。
抑えの座を奪われ、セットアッパーの座すら剥奪され、先発もダメだと判断されての二軍行き。その状況の選手がやらかしたら、それはもう居場所がどこにもなくなるってことだ。ひっそりとフェードアウトさせるか、最後の花火でトレードに出すかが関の山。みんな内心そう思ってる。

でも管理人はまだ澤村を信じてる。
管理人も上手く生きられない人種で、人とぶつかりながら曲がりくねった道を歩くタイプだから。管理人くらいはまだ澤村に自分を重ねて夢を託そうと思う。
150を超えるストレート。空振りの獲れるフォーク。年間200イニングを投げ抑えや中継ぎも経験した肩の強さ。この素材は潰しちゃいけない。少しコースが違ったら菅野と並んで両エースになる未来だってあり得た。

澤村、がんばれ。いや、がんばろうな。


 
 
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あれから10年も この先10年も-



この先10年いるとは思わないけど、まさかまさかあの最強だった2009ジャイアンツで生き残るのが亀井さんだとも思わなかった。

いや、坂本もいるじゃん、阿部もいるじゃん、ってツッコミはいらない。
だってその二人はそりゃあいるだろうって二人だもの。意外性は1ミリもないじゃない?10年前から生き残る予感があったじゃない?


だけど、あの頃5番を打っていた亀井さんが、紆余曲折を経てまたこの2019年、令和元年にジャイアンツの5番にいる。・・・すごいよなあ。これこそ誰も予想できなかった未来だ。

決して輝かしい10年じゃない。それは誰しもが知る通り。
だけど、傷だらけになって這いつくばって歩んできたから、今こうしてジャイアンツの5番は亀井さんのものになった。
代わりがいないとは言えないけど、代わりを考えたときには特に誰も思い当たらない。消去法かもしれないけれど、この2019年に亀井さんよりも働けるジャイアンツの5番はいない。

あの頃に思い描いた未来じゃないかもしれないけれど、満塁で迷い無く初球を打つ亀井さんも、十八番ともいえるディレードスチールも間違いなく亀井さん。あのときの延長線上にある亀井さん。

この時間軸はいつまで続くんだろう。
意外に今年で終わったとしても驚かない。この10年を見てきてる人なら分かると思う。いつ終わるともしれない危ういタイトロープの上に亀井さんのキャリアはあった。
少しでも長く続け。もはやベテランと言われる域に達して、チーム内でただ二人阿部さんと同じ扱いになってきた感のある亀井さん。その雄姿を目に焼きつけ願う。頑張れ頑張れ偉大な大ベテラン亀井さん。



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約半年振りの東京ドームである。

・・・繰り返す。半年振りである。こちらとしては帰ってきた感よりも懐かしさが先に立つくらいの感覚であるにも関わらず、観戦中になんだか管理人を満面の笑みで見つめてくるモルツの売り子さんがいる。
うん、ちょっと見覚えがあるよ。しかも、目が合ったら会釈してくる。こりゃあ管理人に挨拶してきてるのに間違いない。あれこれ誰だっけ?

考えた。そして思い出した。
うん、確かに去年の夏から秋にかけて可愛がってた売り子の一人だ。なぜか今年からモルツが普通のプレモルと「香るエール」のモルツに分かれて、香るの方はコスチュームも変わってたからわからなかった。・・・ごめんな。こんなカワイイ子にピンとこないなんて管理人一生の不覚だ。

ひとしきり話して、ビールを買ってあげてその後に考えた。
いやぁ、これは覚えてる方がすごいよ。管理人はそんなにそんなに観戦頻度は多くない。毎試合立ち見エリアにいる名物客みたいな人ならまだしも、ヘビー読者の方はご存知の通り、管理人は週1観戦どころか月1観戦のときだってある。
管理人はプレモル派だからドームでは必ずモルツを買うようにしてることは事実だけど、モルツの売り子だけでも何人もいる。そのうちどの子が出てくるかは本当に巡り合わせで、いつもいつも同じ子がいる訳じゃない。
そんな中で向こうから管理人に寄ってくる売り子さんの記憶力はたいしたもんだし、人の顔を覚えることが年々苦手になっている管理人としてはなんというか一本取られた感がある。

・・・そして、今日のテーマは記憶。
トラウマといってもいいかもしれない。大量リード時とかビハインドの局面ではあれだけいいピッチングをする宮國が、今日のようないわゆるいい場面になるとああなる。
これはもう、見ていた人が思うことがそれそのまま正解。全てメンタル面の問題であり、自信の無さが全ての元凶。
言い方を変えれば、僅差のいい場面で抑えられなかった悪い記憶のフラッシュバック。この繰り返しが刷り込みになるし、自分自身の上限を決定付けることになる。

いい球は投げられるし、経験も少なからずある。ラクな場面ではスイスイいけるのに、タイトになるともうあっぷあっぷで生きるか死ぬかの勝負になる。技術の問題じゃなく全てメンタルの話だからタチが悪いし、こういう状態だと改善する可能性は非常に非常に低い。だって、過去に打たれた記憶に邪魔されて自分の力が出せないんだもの。球速とかコントロールとか二の次三の次どころか、八の次九の次くらいの話だよこんなの。話にならないとはこのことだ。

記憶を自分の武器として活かせる人、それに囚われて足を引っ張られる人。今日の記事はそんな話にしようかなあなんて思ったけど、なんだかんだ今日は石川内野手だよな。
彼もまたミスターベイスターズ。暗黒時代からチームを知り、叩かれいじられながらも長くチームを率いてきた一人。そんなベテランが今年初の出番で光り輝いた。まあ、大きな声じゃ言えないけど内心じゃ拍手ですよ。筒香あたりに打たれたらイラッとしたけど、石川だったらまあいいかなんて気持ちがあるのも否定しない。ベイスさんよかったな。今日くらいは美味い酒を飲め。

そしてな、話を戻すけど、状況というか局面を読めないヤツはいつになっても勝負には勝てないよ。
今日のキーマンを考えたら、スタメンに抜擢された石川と梶谷と考えるのが本筋。その二人のうち存在感を見せ得点に絡んでいたのが石川。それなら今日は石川の日になりうると思って、より一層必要以上に用心しなきゃウソだよな。それが察するってことだし、過去の経験、記憶から学ぶってことだ。
そういうキーマンを相手に、同点になった直後のあの局面で回ってきて、不用意に初球真ん中ストレートじゃフォローのしようがない。バカ丸出しの思考停止だし、見てた人全員が「あぁ、ここだな」って思うくらいのヤマだったよ。ハッキリ言うけど、もう外野スタンドからはため息すら出なかったからな。宮國よ、それが今のおまえの扱いだ。覚えとけ。それすら記憶できないないならもう二軍行きじゃなくて引退してくれ。

なんかね、今年はもうこういうチームなのはわかってるけど、それにしたってこう歯がゆい思いは禁じえない。
なんだろう。越智山口クルーンがいた頃、スコット鉄太朗が後ろを担ってくれたころの記憶が遠くなりにけり。平成から令和になるってそういうことだったりもするのかな。




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ほら、自分が先発ピッチャーだとしたらさ、あまり早い段階で手の内を全て明かすのはイヤじゃない?
ストレートはさておき、持ち球の中でスライダーとフォークに自信があるとしたら、第1打席はスライダーで仕留めて、第2打席にフォークを見せるのが理想だよね?一度軌道を見せちゃうとプロは適応してくるし、第1打席と第2打席で攻め方を変えることで少しでも長いイニングを投げようって考えるもんだ。

それでいうと、今日の井納は全く余裕がなかった。
初回から持てる全ての球種を投げ、まるでクローザーのようなピッチング。
先発で完投できる能力のあるピッチャーが、ペース配分を考えず全力で投げてきたらそりゃ抑えるよ。初回の三者連続三振もある意味当たり前。井納は中継ぎでも抑えでもやる気になればすぐ務まるよ(確か一時期やってたんだっけか?)。
だから、良過ぎる井納に逆にこれはいけるかな、と初回から思っちゃったし、事実結果はそうなった。9回投げきれるヤツが1イニングを全力で投げたらそりゃ抑えるよね。初回にその構図がしっかり見えちゃったんですよ。

その真逆だったのが野上。
野上の良さはコントロール。特に秀でた球がある訳じゃない。ストレートも速くはないし、空振りの取れるウイニングショットもない。
そういうピッチャーに1イニング全力でいけって言ったところで今日みたいな内容になる訳ですよ。先発でも中継ぎでも抑えでも全く同じに投げてしまうし、それが100%悪い方に出る。どう考えても抑え向きじゃない。

ただ、誤解のないように言えば、野上を否定する訳じゃない。
彼は先発させればなんだかんだ結果は残すと思う。今のジャイアンツで10勝できるかはあれだけど、年間通して使い続けたらそこそこの勝ち負けと、何よりもイニングを食ってくれることは間違いない。そういうレベルにはあるピッチャー。

だから本当に「向き不向き」の世界なんですよ。
基本的には、先発>抑え>中継ぎだけど、じゃあ先発が務まるヤツが必ずしも抑え、中継ぎができるかといったらそうじゃない。
そして、野上だけじゃなく同じことを言いたいのがもう一人。
そう、ご想像の通りファームで再調整中のみつお。彼もまた先発向きで、後ろで投げて結果を残せるタイプじゃない。

逆にこいつは先発じゃなく後ろで使えと言いたいのが澤村。
なんだか鍼の件以来腫れ物のような扱いになって、今年は遂に揚げ足を取られるような形で持ち場を奪われ干された。
でも、澤村をこのまま潰しちゃいけない。それは巨人にとってじゃなく球界にとっての損失になる。

ね?原はその辺が上手い人なのは知ってるけれど、それでもこうしてああすればこうすればは出てくる。
この「たられば」を仕方ないと見るか、最優先項目として改善に取り組むかでだいぶ変わるものはあると思うけどねえ。いかがでしょうか?
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初めに言っておく。
神宮の外野席からじゃピッチャーの出来なんてほとんどわからない。いや、全くわからないと言ってもいい。
しかもこの雨だ。降ったり止んだりを繰り返しながら、風の強さも相まってまあ観戦には過酷な環境だった。

だから、高橋くんの出来とか、ビヤヌエバの上手く打ったホームランとかは語れない。むしろ、テレビで見ていた皆さんの方がよくわかっていると思う。

そんな中で今日触れるのは原の手腕。
ともすると、レギュラーが決まっていないということはチームの弱点になり得る。「あそこのポジションを固定できないのが弱み」「あそこさえ埋まれば」、ジャイアンツも含め古今東西そんな話は山ほど聞いた。

ウィークポイントにもなるところを、見せ方一つで強みにもできる。
原の采配を見ているとそう思えるんだなこれが。

・キャッチャー3人のローテーション
・尚輝がいなくなった後の山本と俊太の併用
・5番ライトで亀井と陽の併用

この3つに感じるのは弱さじゃなく強さ。
レギュラー安泰じゃない、いつでも代わりがいるぞという緊張感。逆にすぐにチャンスをもらえるという安心感と期待感。同じポジションにライバルがいて、互いに競い合って結果チームが強くなる相乗効果。

この3つとは少し違うけど、フル出場なんて無意味なことには固執せず、坂本ですら試合展開によっては下げるから増田にもスポットライトが当たった。
これが層の厚さだし、原が二次政権において得意としてきた戦い方。名将がいよいよノッてきたなと感じてしまう。

この船に乗っていれば間違いなく正しいゴールに辿り着ける。余計な心配はせず、自分の持ち場を頑張っていれば大丈夫。
原を船長とするならば、選手にもファンにもそう思わせるだけの圧倒的な説得力がある。うん、今年は違う。GW前とは思えないくらいの手応えがあるよ。
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CSで見てたから直接は見なかったけど、地上波フジで中継中にやってたアンケート「プロ野球平成最高の名場面」が、なんとなんと2年前亀井さんがロッテ戦で打ったサヨナラホームランになったそうだ。「10.8」とか北川の代打逆転サヨナラ満塁優勝決定弾とかを差し置いて、どういう訳だか平成野球史を亀井さんが塗り替えてしまったらしい。

ただ、実は亀井さんがそういう目立ち方をするときってのは、往々にしてチーム状態はよろしくない。いや、亀井さんには失礼だけども。あのサヨナラホームランだって、13連敗からやっと抜けた言ってみればチームが病み上がりみたいなときだったよな。
亀井さんは主役じゃない。だけど欠かせない準主役であり、存在感抜群の脇役。ほら、今世の中的に流行りの脇役おっさん。ジャイアンツのそれが亀井さんだ。

華のある上位打線、派手さのあるゲレーロ、なぜか春は打つ小林。その並びの中でひっそりと5番を守る亀井さん。守るという表現には語弊があるかもしれないし、事実あっさりと代打を出されるような5番でもあったりするのだけど、それでもやっぱり決して軽くないこの席をしっかりと務められるのは亀井さんしかいない。

今日の芸術的タイムリー。先日のライトゴロ。その日一番のトピックではないにせよ、見てる人の記憶にしっかり残って、ある種強烈なインパクトを植え付けられる。亀井さんとはそういう選手。
主役の影には隠れるかもしれないけれど、後から振り返ったときに今日のタイムリーも、あのライトゴロもしっかり爪痕として残ってる。亀井さんがこういう役割になっているときのチームは強い。

たらればで語られ、可能性ばかりを取り沙汰された亀井さんももう15年目。中堅じゃなく立派なベテラン選手だ。
厳しいプロの世界、その中でももっとも厳しいジャイアンツに15年いるだけで価値あることだし、高卒じゃなく大卒で15年いる選手なんて他球団を見渡してもそう多くない。
お立ち台に上がるような活躍じゃなくとも、ジャイアンツファンは「亀井さすがだな」とにんまりして、相手チームファンは「亀井いやらしいなあ」と苦虫を噛み潰したような顔でぼやく。そんないぶし銀亀井さん、明日もキラリじゃなく渋くギラッと輝いてね。
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きょうはおともだちの みやざきのおばちゃんもぐさんが きょじんせんをみにいくひでした。


しゃしんは おばちゃんが おくってくれました。

かんりにんは おばちゃんといっしょにじっきょうするはずが いつのまにかねてしまいました。

だから まるせんしゅのほーむらんも くっくとうしゅがうたれたのも みていません。

おばちゃんごめんなさい。ほんとうにごめんなさい。

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4月のうちから4人も5人も入れ替えることは異例なそうだ。
うん、これでこそ原。これでこそ百戦錬磨の名将ですよ。

象徴的だったのが吉川大幾の扱い。
12日のヤクルト戦、久々の打席で12球粘り必死にもぎ取ったフォアボール。試合の大勢には影響しない場面だったけど、これはかなり印象に残る打席だった。

こういう頑張り、闘志をしっかり汲んでやれるのが原という監督。
尚輝が出られなくなった翌13日には大幾を1番セカンドに大抜擢。「尚輝が出られないなら俊太」と100人中100人が考える中、驚きのスタメン起用だった。

ところがそこで結果を出せない大幾。出塁ができないだけでなく、状況を考えていないようなプレーも見られ精彩を欠いた。
そうか、やっぱりダメか。大幾はベンチ要員に逆戻りかと思いきや、あっさりバッサリと二軍行き。
内野全般の守備固めと代走要員としては必要な戦力にも関わらず、そこに戻すのではなく容赦なく下に落とした。

即座にチャンスを与える寛大さ、フットワークの軽さ。それとは逆のドライな非情さ。
これが原の監督としての技量でありスタンスであり、この3日間の大幾を見るだけでそれがよくわかる。
大幾に機会を与えたように、今度は下から上がってくる選手(山本かな?)にチャンスが回ってくる。

そして大幾にしたってこれは決してマイナスじゃない。
このまま守備固め代走要員に戻ったら、もうバッティングで取り返すチャンスはしばらくない。二軍でしっかり打席を重ねて調整して、また調子を上げて上に戻ってくればいい。

開幕前からわかっていた通り、投手のピースは足りてない。まるで足りてない。
野手はそれに比べればだいぶマシだけど、尚輝が離脱したように何があるかわからないのがペナントレース。
ただ、今年は原がいる。原がどうやりくりし、どんな采配を見せてくれるか。状況が厳しくなればばるほど名将のタクトは冴えると思う。楽しみだなあ。
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正直、このピッチャーに対しては何の印象もなかった。
出てくるのは大抵試合の勝敗が決した後のような場面が多かったし、そういう緊張感に欠ける局面で緊張感に欠けるピッチングをしてる程度の印象しかなかった。

だから、今年の勝ちパターンで中川の名が挙がることに、大いに大いに懐疑的だった。
いくら人材難の中継ぎ不足でも、あの左で投げてるだけの中川が勝ちパターンはないだろうなんて、だいぶ失礼なことを思ってた。

管理人はデーゲームはほぼ見られないので、先日10日の中日戦で今年の中川を初めて見た。

・・・速い!

驚いたよ。こんなに球の速いピッチャーだっけか?と目を疑った。
スピードガンの数字もコンスタントに140後半が出てるし、何よりも目で見た体感のスピードが確実に速くなったよ。あぁ、これならいいかもと考えを改めた。中川ごめんな。

そして今日。
点差が付いたとはいえ、巨人で一番いいどころか球界で一番いい智之のすぐ次に投げる難しいリリーフ。
うん、今日もよかった。言うことなかったよ。

とにかく球が速くなったし、少しフォームが変わって球に角度が付いた。左打者から見ると外に逃げていく、ギューンと伸びるような球の軌道になった。
去年までは左打者が苦手なサウスポーっちゅう変わったピッチャーだったけど、このフォームならそれはあり得ない。断言しとくよ。
今日の内容も上田、太田、青木の左打者3人を相手にして、1球たりとも引っ張っるバッティングをさせなかった。ファールも含めてみんな三塁方向に合わせるのが精一杯で、球の威力でガンガン押すピッチングができてた。

中継ぎ抑えで投げるピッチャーには、必須項目としてスピードのあるストレートがほしい。
管理人は吉川光を高く買ってるけど、彼が後ろに回るにあたって唯一心配なのがそれ。
これはもしかしてあっさりと中川>吉川光になって、中川が不動のセットアッパーになる日も近いかもしれない。うん、これは期待できるぞ。
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正直、昨日までのビヤヌエバは影が薄かった。
いるんだかいないんだかわかならないくらいの存在感で、打とうが打つまいがとにかく目立たなかった。それもそのはず、確か得点圏で1打席しか回ってきてなかったんじゃないかな。

まあ、これは本人としてはおもしろくない。
オープン戦から不振が続いてレギュラーの座が保証されている訳じゃないし、去年までバリバリのメジャーリーガーだった意地もある。
それに、とかく比較されがちなゲレーロが開幕から絶好調。派手な活躍を続ける相方を尻目に、自分はどうも目立たない役割に終始してる。内心、忸怩たるものがあったことは想像に難くない。

そんなこれまでの鬱憤を晴らすかのようなビヤヌエバオンステージ。
2本のアーチだけじゃなく、ベースランで気合が前に出過ぎて守備妨害を取られたり(元木スピリッツでも伝授されたかしら)、守備も回転したりファンブルしたり良くも悪くも目立ってた。
今日はそういう日。ビヤヌエバのためにあった日。星の巡り合わせというか、ここまで存在感0だった助っ人に一気にスポットライトが当たったスペシャルデー。今日が初お目見えで、名刺代わりにファンに届けたホームラン。言ってみれば遅れてきたデビュー記念日だよね。

さすがメジャーリーガーと褒めたいところだけど、まだ過信は禁物かなと。
今日の2発は気持ちよく振った会心の一撃。得意な球をベストのスイングで打ったホームラン。きっとビヤヌエバがフリー打撃で一番気持ちよく打ってるときの形があれなんだと思う。
ベストな形はわかったから、じゃあそうじゃないコースをそうじゃないスイングで捌くときにどうなるか。それでいくと正直あんまり管理人が見た印象はよろしくない。

出番が増えれば自ずといい場面での打席も増える。目立ってくれば必ず敵から研究、分析される。
誰もが印象に残るような場面で今日みたいな結果を残せるか。
・・・でも、今日はまあ、うるさいことは言わずに素直に初ホームランおめでとうだよな。明日もよろしくクリス。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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小林の良さとはなんだろう。

昨日気付いた。

菅野智之の能力を最大限に引き出せること。

これが取りも直さず小林の良さだよ。

昨日の試合、目についたのは智之の熱投よりも小林のリード。
同じコース同じ球種を続けて打者を手玉に取り、打ち気に逸る相手にはボール球で翻弄する鮮やかな手綱捌きだった。

常に高い意識で投げ続ける智之と、もっとできるもっとやれるとその能力を引き出さんとする小林。そこにあるのは長年連れ添った夫婦のような絆であり、言葉にせずとも阿吽の呼吸で意思疎通ができ、二人だけの世界が存在する特別な関係。この信頼関係はあまりに強固で炭谷や大城じゃ役不足。

小林を叩くこと、否定することは容易い。
炭谷を獲ったのだって、元をただせば小林がふがいないからだ。

だけど、智之が絶対的に心を許していて、安心して気持ちよく投げることができる。これだけで十分なんじゃないだろうか。数字に表すのは難しいだろうけど、これだって間違いなく選手としての能力の一つだ。しかも菅野智之はジャイアンツのエースであり、日本球界最高のピッチャーなんだから。

試合後ハグする二人が、今年あと19回見られますように。期待してるじゃなくそう信じてるぞ。

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岡本が打った映像を見ると、なんだかバットのヘッドが通常よりも大きいような錯覚を覚える。
昔話に出てくる鬼が持っている金棒のように、先端部分が大きく膨らんでいる棒を振り回しているように見えてしまう。いやもちろんそれは錯覚なのだけども。

これはもう、取りも直さずバットのヘッドが残って遅れて出てくるから。
インサイドアウトで手首に近いところから始まり、最後の最後にバットの先端が出てくるから余計に太さが際立って見える。

そして、尋常じゃなく打つ瞬間のインパクトが強い。
「打つ」というよりか「ぶん殴る」かのようなスイング。重心を残し、もっとも力が入る打ち方で思いっきりボールをしばき倒してるように見える。

今日、亀井さんが全ての左打ち野球少年の手本になるようなスイングでホームランをかっ飛ばした。あれがキレイな「打つ」だとすれば、岡本のは全力で「叩いて」ボールが弾かれたように舞い上がり、それでいて飛距離が出てスタンドまで届く。このスイングもこの弾道も実に独特で、誰々のようなという比較対象が思い浮かばない。

この迫力満点の若き大砲がどっかりと四番に座り、丸は岡本に回せと、坂本は丸に回せと、尚輝は坂本に回せと、好循環の見本のような打線になってる。
うん、今年は楽しい。余りに楽しくて、行くはずじゃなかったゴールデンウイークの東京ドームチケットを取ってしまったぞ。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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青柳が悪かった?
いやいや、今日の青柳は普通にいい出来だった。

彼の持ち味は微妙なズレ。
左右の変化でバットの芯を微妙に外す。投球フォームも球の軌道も素直じゃないから、捉えたつもりで打ちにいっても僅かにタイミングがずれる。
今日もタイミングの取れない凡打と、自分の形でスイングできたように見えるのに力なく野手の正面に飛ぶ打球のオンパレード。ジャイアンツはもともと青柳が苦手だし、今日もこの分だと苦戦するかなと思わせる実にらしいピッチングだった。

その青柳を凌駕したのが丸のすごさ。
あのホームランだって、タイミングで見れば見事にずらされてる。
合わなくて崩されて、普通なら空振りなり引っ掛けた凡打になるところ。
それを崩されながら残して、バットコントロールで掬ってスコーンとスタンドまでもっていった。

1打席目の坂本も、同じようにタイミングを崩されながらバットだけ残して打ったレフト前ヒット。
これならわかる。一流打者なら出来ると思う。
だけど、あの低めをホームランにできるのはちょっと驚きだし、打たれた方もショックが大きい。その証拠に、あれだけ繊細に投げ分けてた青柳が動揺し、次の岡本に投げた初球は非常に甘いほぼど真ん中。それを岡本が見事に復調のきっかけにし、試合は実質的にここで決まった。

この丸を、坂本岡本で挟む超強力上位打線。
早くも派手に機能してくれてるし、なんだろう、うん期待感が去年とは段違いだな。
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解説席にいた前監督は、打ちまくるゲレーロを見てどう思っただろうか。
きっと心の中に少なからず苦いものがあったであろうことは想像に難くない。

ゲレーロのバットが止まらない。今日もまた大暴れしてくれた。
知っての通り、もともとこれくらいやるだけの能力はある選手。それを去年は全くもって活かせなかったし、今年は逆にスタートから最大限どころかそれ以上に発揮できてる。

これは由伸には気の毒だけど、人心掌握に長け経験豊富で手練れの原ならではの手腕が生んだ成果。
就任直後からゲレーロの再生を声高に掲げ、もっとできる選手なんだとマスコミを通じてアピールし本人のプライドを立てる。打撃指導も直接施して気持ちを乗せてやり、本人が気持ちよくそれでいて誇り高くプレーできる環境を作ってやった結果の表れ。

どういう上司か、どういう環境かで人はここまで変わるし、それが孤独感を持ちやすい外国人なら尚更。このボスは俺のことを見ててくれる。俺のことを評価してくれてる。祖国から数万キロ離れた異国で一人戦う身にそれが心強くない訳がない。きっと今年のゲレーロは、周りが思う以上にボスのため、チームのために戦う気持ちがあると思うよ。前監督は数年後のために、心の中のほろ苦さをしっかり胸に刻んでほしい。

そして、これだけ打ちまくるとゲレーロを5番に据えてもいいように思う。陽が5番じゃ少し心許ないのは誰しも思うところだし。
だけど、原はもう少し先を見ているのかなとも思う。
守備や走力を考えると、試合終盤ゲレーロを交代させるケースが多くなる。事実この3試合とも全て途中交代してる。1点を争う緊迫した展開になればなるほど守備固めや代走の重要度は増してくるものだし。
かなりの確率で途中交代させる選手をクリーンアップに据えるのは、ちょっとばかり収まりがよろしくないかなと。原はその辺を考えてるんじゃなかろうか。

ただ、今年の打順は実質的に2番3番4番が中軸。坂本丸岡本はよほどのことがない限り、ほぼ全試合フルイニングに近いレベルで出るだろうから、そう考えると5番ってポジションを少し軽くして、必ず途中で下がるようなゲレーロでもいいのかなとも思う。

さて、原はどっちを選ぶか。
いずれにせよ明日も頼むぜカリビアン。

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まあ、試合の中でどこを切り取ろうとそれは見た側の自由。
きっと明日のスポーツ新聞は面白おかしく「丸4三振!!」を一面に持ってくるだろうし、逆にポジティブに受け止めるならば智之はさすがの快投だった。

管理人が今日の試合を見た感想はただ一つ。
予想以上に中継ぎはヤバイ。これに尽きる。

智之が降りた途端に打ち込まれ、エラーも絡んで一気に崩壊した試合。
ピッチャー交代の時点でなんだか試合を見る目が変ってしまったし、その不安、懸念が的中してガタガタと音を立てて試合が壊れていくサマはもはや滑稽ですらあった。なんだろう。智之が守っていたタガが外れて、ダムが決壊するかのように赤い波に押しやられたよな。
一人で必死に踏ん張り続けていた智之がいかにすごいか。逆説的にそのすごさが分かるとか言ってる場合じゃなく、これじゃホントに試合にならない。

丸はほっときゃ打つ。智之もこの先勝ち星を重ねるのは間違いない。
この打順が機能するかは未知数だけど、打つ方はまあそれなりに結果は残す。それはだいじょぶドンウォーリー。

だけど、このブルペンはまずい。
僅差でプロ初登板の大江くんが出てきたことに驚いたけど、じゃあ誰ならよかったのかとなると答えに詰まる。吉川はきっとビハインドじゃ使いたくないんだろうし。
たった1試合で今年の課題が顕著に出た。いや、露骨に見えたという方が的確かな。

過去に先発で実績があり現状ファームにいる投手の中継ぎ転向。
もしくはトレード。
そのあたりが一つ弾けてくれないとちょっとどうにもならんぞこれは。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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都内は桜が咲いた。
管理人の住む町にも桜の名所がある。満開宣言が出た割にはまだ八分咲きのように見えるけれど、それでも確実に季節が変わったことを感じる。

管理人が巨人ファンなことは広く知られているから、この時期になると仕事で会う人にも「どう?今年は優勝できる?」なんて話を振られる。

・・・できるのかなあ。
巷で散々言われているように、近年に例を見ないくらい中継ぎは壊滅的だ。なんたって、ここ数年勝ちパターンだったピッチャーが一人もいないんだから。
週に一度しか投げない先発と違って、中継ぎは多ければ週に四度も五度も投げる仕事。そこが成り立たないと自ずと計算ができなくなる。

そして、原政権二度の三連覇はいずれも磐石の中継ぎ陣を擁した。つまりそれが原の勝ちパターンだってことだ。
得意とする戦い方ができない中で、稀代の名将は果たして何を見せてくれるだろうか。
楽観はできないけれど、坂本岡本丸全員が去年並みの数字を残せて、そこにもう一人ゲレーロあたりがキャリアハイ的な成績を出せれば、去年の西武みたいな投手陣の薄さをものともしないチームになれるかもな。

そんなことを考えながら日々を過ごす。
長い冬が終わり今年もまたこの季節が来た。
さあ、今年も春が来た(そして、うれしいことに今年からまた亀井さんはこの名曲に乗って打席に入る)。

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さて、本ブログ宮崎特派員こともぐさんの宮崎キャンプレポート第2弾。今日行われた紅白戦の模様を撮って出しです。



まずは、もぐさんといえばこの人。亀井さんの凛々しき背中。
今年の亀井さんこそスーパーサブ的役割を求められるかなと。去年と一昨年もそう言われながら、なんだかんだ終わってみたらしっかりレギュラーになってたし。亀井さんが本当に「第4の外野手」として上手く機能したら、結果として強いチームができている気はする。



今年が勝負になるであろう一人。和田恋。
恋ちゃんももう6年目。去年二軍でタイトルも獲りもう準備は十分。あとは上での実績を残すのみ。
ここまでは来て、ここ止まりで消えた若手は山ほどいたから、今年こそはチャンスを掴んでほしい。



同じく正念場の桜井。
恋ちゃんと違って下手に上での経験があって、それがもとでファンの心象がよろしくない選手だけにより一層ハードルは高い。
去年もたまにいいピッチングをしてたけど、良くないときが非常に良くない。現実的に起用は中継ぎになるんだろうから、このムラッ気はなんとかしないと。桜井がマシソンや澤村と並べて使えるようだと非常にラクなんだけどなあ。



我らがキャプテン。ここ数年、誰よりも優勝を追い求めてきた若きスターは、また時計の針が戻ったかのような現状をどう思っているのだろうか。
岡本がどれだけ打とうが、セリーグMVP選手の丸が入ってこようが、ジャイアンツは坂本のチーム。ど真ん中にいるのは坂本で、今年においては野手陣すべての責任を負うくらいの状況になっていると思う。出れば成績は残せる選手だから、怪我に気をつけて一年間3番ショートでいてほしいと願う次第。



さて、あっという間に宮崎キャンプも終わり一軍は沖縄へ。
もぐさんは二軍を覗きに行く予定はあるのかな?行ったらまたそのときはよろしくー。
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毎年恒例になりつつある、本ブログ宮崎特派員もぐさんによる宮崎キャンプレポート。今年もその第1弾が届きました。



正直、気持ちの整理が付いた訳じゃない。わだかまりは澱のように心の底に沈殿したままだし、内海や長野のニュースを見る度に複雑な思いになる。

だけど、時は止まらない。乗り遅れた人をそのままに列車は前へ前へと進んでいく。迷うなら、不満があるなら乗らないがいいさとばかりに。

それが少し言い過ぎだとしても、今年も列車は動き出した。内海も長野もそれぞれの船出を果たした。今年もこの季節が来たんだ。



・・・岡本でかっ!



いやぁ、ホントにでっかくなったなあ。太ったって表現じゃなく、これはもうでかくなったとしか言いようがない体型の変化。もぐさんもまずそこに目が留まったようで、もらった写真もでかくなった岡本ばかりw にしてもでかいなマジで。

さあ、いろいろあるけど今年も始まった。
もぐさん、また視察してきたらレポートよろしく。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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唖然としている。
こんなことがあっていいのかと言葉が出ない。

内海のときに書いた功労者に対する扱いのことだけじゃない。今回はより重症だ。
だって丸を除いたら、ジャイアンツ外野手の一番手は間違いなく長野だもの。
長野は亀井より陽よりゲレーロより優先されるべき唯一の選手。その「戦力」を流出させる気が知れない。

加えて、今のジャイアンツにそうまでして守るべき若手なんかいない。
この件で名前が挙がっていた選手が何人かいたけれど、その誰であれいなくなってもそれほどのマイナスにはならない選手。投手であれ野手であれ、仮に数年かけて育ったとしても「並」で精一杯。宝の山なんかどこにもないよ。一岡のときとは訳が違う。そして、長野が残してきた実績は言うまでもなく「並」じゃない。雑草の種や蕾を守るために、大輪の華を失ったと感じてしまうのは気のせいか?

信じられないというか、チーム方針に疑問を持たざるを得ない。
セリーグで一番いい外野手を得られたかもしれないけれど、その代償でチームで一番いい外野手を失った。これで良かったのか?
長野に対して心機一転みたいな話はわかるけど、ジャイアンツにいたって今年もチャンスは十分、十二分にあったよ。怪我しがちな亀井や陽がシーズン通して働く可能性なんて無いに等しいんだから。現実的に考えたときに、丸以外で今年もっとも出場が多くなりそうな外野手は長野だったと思うよ。

そして、この件についてもっとも腹が立つのは、球団社長の石井とかいう本物のバカ。
冗談や軽口を叩くなとは言わない。だけど、実名を挙げてそういう話をするなら、その対象は可能性が1%たりとも無い相手じゃなきゃダメだ。ふざけて「誰を獲るのかな、長野かな」なんて言っておいてそれが現実のものになったんじゃ、長野からしたら要らないと判断されて捨てられた気持ちにしかならない。
結局、無様に「断腸の思い」とかなんとか自分で自分の吐いたツバを飲むようなザマになるんだし、こんな口も脳も軽いような人間は人の上に立つべきじゃない。球団として恥だよ。

それと、実績や格としては内海の方が上だけど、長野はチーム屈指の人気選手だった。
球場でファンが着ているレプリカユニフォームの数をカウントしたら、間違いなくトップ5には入る選手。老若男女問わず人気が高く、そういう意味での反発、ファン離れも否定できない。管理人が知る限りでも、毎試合外野席にいるような熱心なファンで7番ユニ着てる人たくさんいるよ。こんなやり方で、はいそうですかと受け入れられるほど人間ってドライじゃない。

管理人は原信者だから、あまり悪くは言いたくない。
だけど、プロテクトリストの作成において責任者どころか、ほぼ全権を握っているのは間違いなく原。背広組のフロントじゃない。リストに漏れた時点で内海も長野も原の構想にはなかったということだ。
百歩譲ってそれを認めたとしても、それでいったいどんなチームを作りたいんだ。功労者うんぬんの感情論を持ち出す気はないけれど、こんなにしてまでどんなチームにしたいんだ。理解に苦しむし付いていけないよ。勝つために非情になるとかじゃなくてさ、勝つために必要な投手陣のチームリーダーと外野手一番手のムードメイカーがいなくなっちゃったよ。

唖然としている。本当に唖然としている。
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管理人の口はしばらくの間みっともなく開きっぱなしになっていた。

起きた事態が飲み込めない。
目の前の画面に書いてあることが入ってこない。なんだこれは。

FAやトレードでジャイアンツに来た主力が、その晩年チームを追われるように他球団へ移籍することはよくある。落合、江藤、工藤、清原、最近でもラミちゃん、スンヨプ、ガッツさん、豊田、村田さん。これまで枚挙に暇がないほどあった。

だけど、それだからこそ生え抜きの功労者は最後まで看取ってやるべきなんだ。
数にしたらほんの数人だから、四番を張ったりエースを務めた生え抜きの功労者は、チームの幹部候補として大事にしなきゃいけないんだ。
だって、内海のレベルでこういう扱いになるなら、いったいどこの誰がこんなチームに入りたがる?

133勝、2度の最多勝、1度の最多奪三振。
記録も立派なものだし、何よりもこの選手にはリーダーシップがあった。旧態依然とした派閥を無くし、自身が中堅ベテランになって以降は親しみやすい先輩として後輩に慕われた。間違いなく幹部候補で、数年後に万雷の拍手でその引退を見送らなければいけなかった選手。
お祖父さんも巨人の選手で鳴り物入りで入団したサラブレッドにして、自分の力でエースの座にまで上り詰めた努力家。その歩みにはドラマがあり、ファンと共に成長していくストーリーがあった。上原や菅野が初めから完成されたエースだったのに対し、内海は時間をかけ一投手が大投手に育っていく劇的な物語があった。

これは数字で測れないほどのマイナス。
残されたナインの心もファンの心もズタズタに引き裂き、ショックがあまりにも大きい。
新戦力を違和感なく受け入れたジャイアンツファンも、その代償がこれじゃ気持ちが騒めく。管理人もショックを受けただけじゃなく、球団の姿勢に心がザワッと揺らめく思いが否定できない。

そして、この移籍が炭谷に与える影響も非常に大きい。
断言するけれど、この時点で炭谷が来年活躍する芽は消えた。もとからさほど力の無い選手が、この逆境の中でそれを跳ね返す可能性は悪いけどゼロだ。もちろん彼に非がないことは言うまでもないのだけども。

「獲られない」と思っての賭けだったんだろうけど、その賭けは最悪の結果をもたらした。
どの口が言うんだという球団社長のコメントも火に油を注ぎ、今後おもしろおかしくマスコミに書き立てられるであろうことも含めて状況は最悪だ。今ごろ夕刊紙、週刊誌の記者が半笑いで記事を書いているかと思うと頭痛がする。
健康診断で肝機能数値が良くなく酒を控えめにしてる管理人だけど、今日は飲まなきゃやってられない。我を忘れるまで飲もう。


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