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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。松本さん!そのやり方は超カッコ悪いです!w     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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「勝ちたい」というよりか、

「負けたくない」んですよ。ここまで負け続けるともうそれが本音です。



どんな事情があれど、ホームで同一カード8連敗なんて許されない。絶対に許されない。
ビジターだって許されないのに、こともあろうに本拠地東京ドームでこの恥辱はあっちゃいけない。何があってもダメだ。
だから、カープさんにとっては意味を持たない1試合だったろうけど、こっちからすれば意地になって全力で叩き潰しにいく重要な試合。プライドをかけた大事な1戦。



まあ、よかった。勝ってくれてホッとした。
宮國が初回から燃えかけてみたり、立ち直ったかと思ったら4回2/3で代えられてみたり、挙句代えた山口が案の定燃えてみたりといろいろあったんだけど、まあ勝って良かった。今日は食らいつくしつこさとか、相手にしがみついて離さない粘りが見えたね。



管理人も今日は燃え尽きました。逆さに振っても何も出ないくらい出し尽くしました。
3回で声は涸れ、その渇きを癒すかのようにビールを飲み続け、初回から9回まで応援し続けてヘロヘロです。勝ってくれたからオールOKだけどね。

たかが1勝、されど1勝。
ようやくようやく掴んだ、待ち望んだ勝ち星に乾杯。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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学生時代に憧れたクラスのマドンナが、同窓会で再会してみたら三段腹になってて、日常に疲れ目に隈を浮かべてる姿なんて見たくない。子育てに追われてるグチなんて聞きたくもない。

大好きだったアイドルがMUTEKIからAVデビューなんて言われても、そりゃちょっとはそそられるけれど、やっぱり心に残るのは苦味の方が多い。

尊敬する上司が会社の中で権力争いに負けたり、客を相手に下げたくもない頭を下げて媚びへつらってる姿なんて見ていられない。


・・・人間のそういう心理が集約されていたような今日の8回表。
ボロボロのズタズタで、惨めで哀れだった山口をあなたはどう見ただろうか。

管理人は始めの3球を見た時点で察して、それから先はテレビを消したい衝動、画面から目を背けたい気持ちと戦い、まるで拷問のような苦痛を味わった。

新しい読者さんもいるだろうから再度書くけれど、管理人は山口ファンだ。いや、もちろん警備員にどすこいした方じゃなく、この10年ジャイアンツを支え続けた方の山口ね。
市販される前からアディダスに注文して47番ユニを着てたくらいのガチファンだ。

だから、すごく堪えた。
いろいろと察したどころじゃない。小林真央ちゃんが退院して自宅療養へ、ってニュースを見たときと同じ気持ちになった。
あぁ、そうなんだ。もうこんななんだ。言葉にならない思いで切なくなった。今日山口が投げてた球は、長年のファンからすると実にショッキングだった。

全盛期と明確に違うのは球速だろうか。
だけど、解説の赤星が上手く説明できずに言い淀んでいたように、実は問題はそこじゃない。ホントに球が死んでる。一軍レベルの球じゃないし、それを本人も自覚してるからコーナーを突く以外に攻めの手がない。そして何より悲劇的なのは、コーナーに投げ込んでも相手に軽く見切られてること。だからフォアボールが増えるし、少しでも甘く入ればあっさり打ち返される。
これほど見るのが辛くて、なんだか身体がむず痒くなってくるような感覚になった1イニングなんてそうはない。

そうなんだよ。しばらく二軍にいたから目を背けてこられたけど、内海よりも先に向き合わなきゃいけないのはこっちなんだよ。
そして、中継ぎだなんだと少しでも可能性の残ってる内海に対し、今の山口が置かれた状況はあまりに厳しく現実はどこまでも非情だ。
うん、いろいろと覚悟のいるオフになるかもな。
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試合前、「おぉっ!宇佐見スタメンなんだ!」と驚いた。

19時半頃帰宅し、今日は地上波中継があることに気が付きイヤな予感がした。
思い出したのは今年の5月、吉川尚くんのプロ初スタメンの試合。
あの日も地上波中継があり、不自然な吉川尚の昇格&スタメン起用にいろんな噂が飛び交った。覚えてる人も多いと思う。

約10分後、その心配が杞憂だったことに安堵し管理人は一人祝杯をあげた。
不安な思い、もやもやした懸念の上に鮮やかな虹のアーチが架かり、打球はライト上段に突き刺さった。

・・・いやぁ、この子はすごい。
ことバッティングにおいては一目置かざるを得ない。今日打ったボールだって決して甘い球じゃない。それを詰まりもせずファールにすることもなく、理想的な形で驚くほどの飛距離でかっ飛ばした。ジャイアンツにあれをあそこに打てるバッターが他にいるだろうか?阿部でも亀井でも無理じゃなかろうか?

たったの13打席かそこらのバッターで大騒ぎするな、って声も聞こえるけど、たったの13打席でこれだけ結果を出してることこそが事件なんだよな。いや大事件だ。なんたって、350打席もあって2割も打てないヤツを毎日見せられてるだけに。

ただ、過度な期待をしてすぐにレギュラーどうこうと早まっちゃいけない。そこは間違っちゃいけない。
リード、肩、キャッチング。まだまだ不安だらけなのは周知の通り。だから今日みたいに、試合途中でまるでリリーフキャッチャーのように小林にスイッチしたり、ここ一番で小林の代打として送り込んだり、いわば「攻めの奥行き」として使えばいい。それだけでもだいぶ変わるよ。

智之が不安だけど、今日からの上位対戦9試合が今年最大のヤマ。6つ勝ってみろ。6つ勝ったらいろいろ変わるから。


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今日と明日は、毎年恒例の東京ドームでファーム戦が行われるイベントデー。

一軍経験の無い若い子らにはいつの日にかこの舞台に立てと刺激を与え、不振で二軍にいる一軍半の選手には一日も早く上に戻れと発破をかけるための日。



二軍戦だけあってチケットは格安。
たったの2,000円でご覧の通りバックネット裏にて観戦してきました。この席に座れて、しかもいつもの外野席よりも安いときてる。

さて、観に行った目的はただ一つ。
今の一軍戦力に加えられる要素、いわばプラスアルファ、プラスワンがあるかどうか。それを見定める為に行って来ました。

だから、申し訳ないけど、先発の大江くんとかはどうでもいい。彼は来年以降の戦力であって、2017年ジャイアンツの駒じゃない。
その観点において観られた岡本のホームランとギャレットのホームラン。・・・うん、そうなんだよな。中井を使うなら岡本を使うべきだよな。それと、ギャレットは腐らずによくやってると思う。あくまで相対的な枠の話であって本人に責はないし、来年以降どうなるのかなんて誰にもわからないけど、ギャレットには本当に感謝してる。



そんなことを思いながら観ていた管理人だけど、7回表に思わず変な声が出て席から立ち上がりそうになった。
東京ドームに鳴り響いた懐かしい「Sandstorm」。「ピッチャー澤村」のアナウンスに球場全体から巻き起こる大歓声。
管理人も今日澤村を観られるとは思ってなかったし、これこそが今の一軍に加え得るプラスワンと思って期待した。

・・・うん、まだだね。まだかかるね。
最速は151キロ出てた。だけど全然空振りが取れない。二軍の打者が空振りしない150キロってのはそういう150キロなんだよ。そして、とにかくバラつく制球。ストライクは真ん中付近にいき、ボールは投げた瞬間それとわかるクソボールになる。これじゃ通用しないよな。本人も全然しっくりきてないようで、マウンドの土をしきりに足で掘り返してた。一軍で投げられるにはもう少し時間が要るだろな。



・・・で、ネット裏で金持ちを気取っておとなしく観てるはずが、やっぱりなんだか物足りなくなった管理人。だって、二軍戦なのにライトに応援団がいるんだもんw そりゃあやっぱり乗っかりたくなるってもんですよ。
結局ライトに移動していつも通り応援してきましたが、一つ感心したのは9番サードで出てた川相くんへの応援。・・・♪それっ 守備は華麗な川相 それっ 根性もあるぜー♪ あぁ、お父さんの応援歌だよこれ。応援団の粋な計らいだね。

まとめると、残念ながら収穫は無いな。
岡本はすぐにでも中井と入れ替えたいくらいだけど、彼の扱いの重さというか、控えめに言っても将来のクリーンアップ候補をこういう局面で、しかも代わりの効く代打要員としては上げないような気がする。
あるじゃん?そういう100か0かみたいなのって。大田と近い感じを想像してもらえばわかると思うけど。


最後に、管理人は今日、脇谷の三振と松本のセカンドゴロを観た。脇谷も松本も今まで何十回も何百回も観てきた。これを最後にはしたくない。ジャイアンツの選手として来年も再来年も観たい。これ以上は言わないけど、功労者に幸あれ。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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きた。

遂に完済した借金。最大で実に11もあったし、西武ドームで球団ワースト記録になる連敗を見届けたときはこんな日が来るとは思わなかった。今年は借金生活のままシーズンを終えるんだろうと、変な確信に似た思いさえあった。

逆襲の夏。台風の目になる夏。
今月の初めに記事に書いたことが実現できてるこの手応え。

今日はゴリッゴリの強気で攻めたマイコラス。
序盤で点差が離れたのもあるけれど、いつもよりもストレート多めでガンガン押した骨太のパワーピッチング。菅野や田口に隠れがちだけど、マイコラスだって十分、いや十二分にエース格なんだよな。イニングは食えるし三振は取れるし、何よりも大崩れしない安定感がある。

そして今日も打線爆発の大量得点。
・・・これだよな。見たかったのはこういうジャイアンツだよな。センターが立岡から陽に代わり、セカンドが中井からマギーに代わり、マギーのポジションが代わったことで村田さんがスタメンになった。この3つの変化だけで攻撃の全てが変わった。
今年も若手は出てこなかったけれど、それでもやっぱりこのオーダーを見るとなんだか納得はいく。今のスタメンは、これで負けたらもうしょうがないって思える、ギミックもエクスキューズもない純然たる今のベストオブジャイアンツだよ。

その最善を尽くしたオーダーで、やっとやっとAクラスに手が届くところまできたよ。2ヶ月前の暗黒から抜け出して、ようやく陽の当たる道に出られたよ。
横浜を掴まえられたら、その次は虎の尻尾にも手が届く。管理人は密かにそう思ってる。残り試合の関係で届かないかもしれないけれど、もしそうであっても阪神相手のCS1stなら勝機は大いにある。

ここから捲ろう。
捲り上げて一気に行こう。おもしろくなってきた2017年の夏。まだまだお楽しみはこれからだけど、ひとまず今日は借金完済に乾杯。
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ドアが開いたねえ。
なんか、新しい時代のドアが豪快に蹴破られた音がしたよ。



もうホントに最高です。思い残すことは何もありません。
皆さん、今までありがとうございました。さようなら、また会う日まで。

・・・とか言いたくなるくらい満足度の高い試合でした。
いやぁ、最高だわw

今日は通常800円のビールが500円になる東京ドームのプレミアムフライデー。
いつもは3~4杯の管理人も、財布の紐が緩み実に6杯も飲んできました。それだけ飲んでもこうして普通にブログを書ける管理人さんってなんて素敵なんでしょうか。皆さん、そう思いませんか?・・・思いませんか、そうですか。

管理人は何を書こうかあれこれ考えながら試合を観るクセがついてるんだけど、今日は宇佐見くんに全てもっていかれて全部吹っ飛びました。繰り返すけど最高だねw こと打撃においては、小林とはレベルが違うねキミは。



記念に何か宇佐見くんのグッズでも買いたかったけど、ついこの前まで二軍の住人だった選手のグッズなんかある訳もなく、代わりに買った陽タオル。いや、代わりと言いながら実際あの3ランは狂喜乱舞したし、あれがなければ100%負けてたわな。今の陽はリードオフマンとして最高だと思うよ。相変わらず台湾の人と思しきお客さんもかなりいるし、これは素晴らしい相乗効果だね。



そして、久々の弁当シリーズはジャビット。
まあ、毎年恒例のお子様ランチ弁当だよね。

・・・9個に区分けされた中で、右下の茶色いヤツなんだと思います?
そう、ハンバーグの横のヤツ。









これがまさかのメープルプチケーキw
これを何だかわからないままごはんと合わせて食べたもんだから、まあひどいもんでしたw メープルってだけあって、食べたらプリンの味すんだよねw のりたまごはんにプリンって、いい年して食の革命でしたね。いやマジで。



・・・ホントに今日は最高です。
管理人はジャイアンツが大好きです。球場で観戦するのが大好きです。外野席で喉も嗄れよ、腕も千切れよとばかりに応援するのが大好きです。
宇佐見くん、本当にありがとう。ろくな思い出のない2017年ですが、キミのおかげで今年もいい年だったと思えそうです。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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二つの話題を同時に語ろうとするから、話に芯が通らなくなっておかしなことになる。

だからこう考えればいい。
阿部慎之助がどれほど偉大な選手か、どれだけハイレベルなレジェンドかということと、その阿部が今チーム内でどういう扱いかということには1ミリの相関関係もない。そこを履き違えちゃいけない。

いかにすごい選手で不世出に近いレベルの捕手だという話と、その阿部が38歳にしてまだ四番を打っていること、ファーストとしては物足りない成績だということが同列に語られている。だから話がどこか収まりが悪かったり、後味のよろしくない感じになるんだよ。

衰えた?当たり前だよそんなの。
満身創痍なのは周知の通りだし、身体だけじゃなく一番風当たりの強いところで戦ってきて心だってボロボロのはずだ。10年も20年も常に叩かれ、常に非難され矢面に立って戦ってきた選手だもの。普通の人間ならとっくに潰れてる。

そして、衰える前に、全盛期のうちに2,000本安打を打った選手なんて歴史上一人でもいるか?いないだろ?
本来なら今の阿部にはラクに6番7番あたりを打たせたり、ここ一番の代打の切り札に座らせたい。でもそうできないのは巨人ファンなら知っての通り。四番の座を奪うような打者もいないし、それどころか未だに阿部を超える左打者すら一人もいない。
そして、ここで心の中に線を引かなきゃ。
チームがそういう状況であることは阿部個人と何の関係もない。だろ?

「2,000本は打ったけど・・・」
「すごい選手には違いないけど・・・」

巷に流れるこの「けど・・・」がすごく不快だよ。
見え隠れする「もうそろそろ控えになるだろ?」「引退も近いだろ?」がホントに不愉快だよ。
上で書いたけど、そんなの当たり前だもの。

阿部をどうするかなんてことは来年以降に考えればいい。いや、考えなくても名実共に阿部以上の打者が出てくれば自ずと道は拓けるよ。世代交代ってそういうもんだ。
今ジャイアンツファンがするべきことは、あとどれくらい見られるかわからない栄光の背番号10を目に焼き付けることだ。10年後20年後に「俺はあの阿部の現役時代を見てるんだ」って自慢できる日が必ず来るからさ。
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やっと買った。
ブログトップコメントでビジターユニを買う宣言をしてから早や数ヶ月。今日ようやく買いました。誰のユニにしたかは記事の最後で。



今日は攻めたと思うよ。今までにないくらい踏み込んだ積極的な采配だったと思うよ。

小林女子の悲鳴が聞こえてきそうな非情交代は、ここにきて出てきた2017年ジャイアンツの新しい戦い方。
勝負どころで小林が下げられるのは恒例にせよ、ここまで露骨なまるであてつけのような交代は随分と新鮮に映った。
これだけ屈辱的な仕打ちを受けたら小林は何かしら感じてほしいし、できることならば発奮してほしい。まあそんな単純なもんでもないだろうけども。
第一捕手ではあってもレギュラー確定じゃないんだぞってことだと思うし、むしろ本来そうあるべきなんだよな。2人3人を併用するのは何もおかしなことじゃない。


それと6回表の梅野敬遠→青柳に代打西岡の流れ。
金本の積極采配で片付けられちゃうかもしれないけど、これはもしかしたら代打を出させて青柳を交代させる賭けに出たんじゃないかと思う。これが成功したことで、青柳にまったく手も足も出ない状況から一気に試合が動いた。青柳に代打が出る出ない、西岡に打たれる打たれない、諸々考慮してこの選択をしたんだとしたらちょっと感心した。



そして、動かした試合を手繰り寄せて、劇的にひっくり返した矢先の悪夢。
カミネロは夏バテしてるのかもしらんけど、7月8月と一気に落ちてきた感がある。かといって、二軍に落とせるほどブルペンに余裕がある訳じゃないから、気分転換にマシソンや西村と配置転換してみるのもいいかもな。二人ともクローザー経験はあるし。
まあ、疲れる負け方でしたよ。到の守備とか、なぜかレフトに入ってた中井のバックホームとか思うところもあるけれど、それにしたってカミネロが打たれてるのが悪い。劇的な逆転勝利を観たつもりでいただけにドッと疲れました。



最後に答え合わせ。
記念になるいいタイミングだし、この10年20年阿部なくしてジャイアンツはあり得なかった訳で敬意と感謝を込めて背番号10にしました。アディダスのときのグレーはあまり好きじゃなかったけど、このグレーは落ち着きがあっていい感じ。

・・・さて、疲れたので寝ますw

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まあ、負けますよね。そうですよね。
傍から見てれば面白い試合だったろうけど、追い付くまでで追い越せないし、何よりも得点したすぐ次のイニングに失点する繰り返しで試合のリズムが悪過ぎた。

そんな中でどこを拾おうか考えたけど、今日は重信の役割について。
実も蓋もない言い方をするけど、一軍に重信って必要か?
こういうところで盗塁を決められない代走要員なら、そのために枠を一つ取ってる意味がない。去年までの尚広と違って「代走重信」に脅威を感じてる相手もいないだろうし、とてもとても代走の切り札的な使われ方をしているようにも思えないから尚更。なぜか日テレだけは『代走の切り札重信』を執拗なまでに強調してるけど。

順番に考えてみよう。
まず代走要員というポジションは要るか?
うん、必要ではないにせよあってもいい気はする。尚広ほどに機能するのは無理にせよ、阿部村田さんマギーと鈍足揃いのスタメンだから代走枠はあってもいい。

だけど、このポジションに収まるべきは重信じゃない。支配下にいるメンツで見れば、適任なのは片岡であり藤村だ。現実的に一軍半的な選手で探せば立岡だ。
代走要員ってのは、足の実績があって、怪我なり加齢なりで走攻守の全てでは結果が出せなくなってきたかつてのスピードスターに用意された枠だ。特に片岡なんかは走力よりも技術で盗塁を重ねてきた選手。ヤツがまだ走れるとして、去年までの尚広みたいに終盤に出てきたら見てる方も期待できるでしょ?そう思わない?

そしてドラフト2位入団で2年目の選手が、すっかり代走要員になり果ててるのはどうなんだ?
もちろん一軍の試合に慣れる意味とか、途中交代の入り口としての代走は有効な手段だ。それは間違いない。
だけど今の重信を見るにつけ、完全に代走としての起用にしかなってない。一軍の経験を積むも何もなく、単なる代走要員で完結してる。

これなら二軍でガンガン打席に立たせた方がいい。
いや、立たせた方がいいと言うか、そうしなきゃまずい。重信は8月1日ヤクルト戦で打席に立ってファーストゴロを打ってたけど、その前の打席となると実に7月18日まで遡ることになる。これじゃ調子がいいも悪いもないし、生きた球に触れられないまま時だけが過ぎていく。

こんな使い方はあり得ない。起用が下手すぎて、誰にとっても何のプラスにもなってない。
代走で試合に入れて、打席や守備機会が十分に与えられてるならいいけれど、ドラ2の24歳を掴まえてただ走ってこいじゃあんまりだ。「いや打席に立たせても打てないだろう」って言うなら、打てるように二軍で練習させてやってくれよと言い返してやる。
尚広だって短いながらもレギュラーを張った期間があって、その経験とゴールデングラブ受賞の実績があっての代走稼業。ただ足の速い若手を束縛して、切り札的ですらなくただ思いつきで代走起用じゃ伸びるもんも伸びなくなるよ。違う?


・・・そう、それと岩瀬さんおめでとうございます。
金田を超えて米田に並ぶとか、もう訳が分からないレベルでの偉業。現代野球で戦前の数字を超えることのすごさはいくら褒めても褒めたりない。
管理人は2010年くらいの記事で岩瀬はもうダメだ、って書いた記憶があるけど、そこからいったい何試合投げて何試合ジャイアンツを抑えてきたことかw 1,000試合目指して体力の続く限り頑張ってくださいな。ええ、できることならジャイアンツ戦以外でw
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あぁ、これで決まったな。固まったんだな。

昨日今日の打線大爆発を見てそう思った。

今年みたいにグダグダなペナントだとぼやけてしまうけど、例年ならばもうそろそろオーダーを固めてベストメンバーを決めていく時期だ。ここ一番の大事な試合、一発勝負のプレーオフはこのスタメンで戦うぞと、その年のベストな布陣を見極めていくのが8月のベンチワーク。
それが今年はこのタイミングで決まった気がした連夜の猛攻だった。

結局、春先にあれだけ重用した中井も立岡もいないし、一時期際立って存在感があった石川くんもいなければ辻も山本もいない。
毎年毎年スタメン高齢化が問題視されながら、シーズン佳境になると結局ベテラン頼みでオッサンだらけのスタメンになる。毎年一つずつ加齢する訳だから年々深刻になる一方の話だし、過去データを見てもらえばわかるけど入れ替わってるのは外国人ばかりで、オッサンたちの顔ぶれは実際ほとんど同じだ。

だけど、管理人はそれを決してネガティブに捉えてる訳じゃない。ジャイアンツとはそういうチームなんだもの。
これだけズタボロに傷付いたシーズンであれど捨てる訳にはいかないし、それはアンチも含めて全プロ野球ファンが注目するチームの宿命だ。
ロッテやオリックスみたいに誰も見てないようなチームなら若手を試すにはいいだろうけど、ハッキリ言ってその試した若手が伸びようが潰れようがいずれチームの成績には結び付いてない。ジャイアンツを叩くときの対比によく使われるカープも去年今年と結果が出ただけで、それ以前がどうだったか思い出してみればいい。何十年Bクラスだったんだっけ?
西武が11連勝しようがヤクルトが14連敗しようがろくにニュースにもならないけど、ジャイアンツは3連勝3連敗しただけであれやこれやと騒がれる。13連敗なんかしたら尚更だ。・・・まあ思い出したくもないけども。

来年、再来年のことを考える前に、向き合うべきは目の前の敵であり明日の試合な訳でさ。
勝ちに行くんだよ。追撃するんだよ。8月から消化試合にしてたまるかってんだ。
現実的になってきた3位と、直接対決なら負ける気がしない阪神打倒で2位を目指すときにベストな布陣がオッサンだった。それの何が悪い?
今年はさ、交流戦あたりまであまりにもあまりなシーズンだったから優勝どうこうなんて恥ずかしくて言えなかったし、勝ちに拘らなくなると自ずと気持ちは緩む。
でも、昨日今日の2戦を見て、やっぱり勝つとうれしいな、ジャイアンツが強いとうれしいな、って心底思ったよ。
陽と長野の打順が入れ替わったり、阿部村田マギーの休憩はあるだろうけど、今ここにある形が2017年のジャイアンツ。台風シーズンの前に台風の目になっておもしろい夏にしようぜいっ!

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みんな忘れてる。
相川さんは強打で鳴らしたキャッチャーだったことを。

小林を例に挙げたら申し訳ないけれど、バッティングはまるで期待できないようなキャッチャーがゴロゴロいる中、横浜時代ヤクルト時代の相川さんは侮ることのできないイヤな打者だった。
横浜時代の2007年には規定打席をクリアした上での3割達成。ヤクルトに移った2010年には打率293で自身初の二桁ホームラン。十分に「打者として機能する」捕手の成績だ。

そりゃあ阿部や城島と比べたら見劣りするけれど、ここまでの通算安打は1,149本。生涯打率にして260。「打てるキャッチャー」のイメージが強い里崎の890安打、生涯打率256と比べると、いかに打者相川さんが優秀かお分かりになると思う。
ジャイアンツに来てからも、2年前チームが歴史的な貧打にあえぐ中、怪我で離脱するまでの約2ヶ月間打ち出の小槌のようにヒットを量産したのも記憶に新しい。

ジャイアンツに来て以降は嘘もホントも含めてリード面を酷評されたし、全盛期に比べれば肩も衰えた。もう40歳を過ぎてるんだから当たり前なんだけども。
そういう諸々を含めて今日しっかり見せてくれたオヤジの意地。リードを叩いてた人も、代打相川を笑っていた人も、今日くらいは41歳のオヤジに最敬礼で感謝しよう。
相川さん、すっげえかっこよかったです。いいものを見せていただきました、ありがとうございますm(_  _)mにほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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驚くこと、呆れることが多々ある今年のジャイアンツだけれど、7月も最終盤のこの時期になってようやく木曜日初勝利だそうだ。

試合数にして実に11戦目。そして誰が先発した試合なのかを振り返るとこうなる。

4/6  吉川
4/13 吉川
4/27 宮國
5/4  宮國
5/18 宮國
5/25 大竹
6/1  池田
6/8  池田
6/15 内海
7/6  畠

普通にいけば木曜日ってのは、火曜から始まるカードの3戦目にあたる。
菅野中4日登板とかを始めたおかしな投手コーチがいたせいでぼやけるけど、カード頭にあたる火曜と金曜がエース格の登板日で、木曜と日曜が先発最後の座をめぐるお試し枠。注目度の高いジャイアンツの場合、デーゲームが多くて動員も見込める日曜よりも平日の木曜がそうなることが多い。実際、上記の先発を見ても納得な感じでしょ?

これはここ1ヶ月散々言われてる「三本柱とそれ以外」が顕著に表れた事例。この上なくわかりやすいサンプル。
事実、三本柱の一角田口くんが投げたら、もっとも苦手のカープが相手にも関わらず連敗は止まった。

田口くんのすごさについてはまたいずれ触れようと思うけど、モンチッチ似の21歳は紛れもない左のエースに成り上がった。
あどけなさと垢抜けなさが目立つせいで軽く見られるけど、防御率2.24は堂々のリーグ2位、勝ち星9もリーグ3位。ジャイアンツの左のエースじゃなく、セリーグの左のエースだと言っても過言じゃないし、パリーグまで見渡しても同格以上は菊池雄星だけだ。ジャガイモに似た左腕は4年目にしてとんでもないところまで登り詰めようとしてる。

・・・そして、このレベルまでは求めないから、いわゆる10勝10敗ピッチャーでもスタミナだけが売りのイニングイーターでもいいから、誰か一人でいいから出てこい「それ以外」。
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命に限りがあるように選手生命も有限な訳でさ。いや言葉にすると当たり前すぎてアレなんだけども。

その限りある選手生命を二軍で飼い殺しのようにジリジリと減らしていくんじゃ悲しすぎる。
クルーズの場合、実力的には一軍レギュラーで当たり前のレベルなんだし、本人の責に因らない事情で二軍に幽閉されてるのは巨人ファンだけでなく12球団のファン全てが知るところなんだしさ。

だからこれはいい別れ。元気でな、頑張れよと笑顔で送り出す旅立ち。
クルーズ、ありがとう。そしてなんだかこんな扱いで申し訳なかった。今年ジャイアンツ球場でプレーするおまえを見て、周りの選手とあまりにレベルが違うことに驚いたし、こんな選手をチーム事情で二軍に置いていることが非常に忍びなかった。
管理人も上司や会社に嫌われるタイプの人間だから、去年起きた首脳陣との醜聞まで含めてクルーズは好きな選手だった。
頑張れ、ホントに頑張れ。実力は間違いなくあるんだからジャイアンツを見返す意味でも頑張れ。

そして、クルーズ本人にはいいトレードであっても、ジャイアンツとしては少し足元を見つめ直す機会にしないといけない。
なかなか計算通りにはいかないものだけど、レギュラー二塁手を見込んで獲った選手が、わずか一年で外国人枠に押しやられ、遂にはシーズン途中にトレードになった。こんなの編成ミス以外の何物でもない。だろ?
GMが鹿取に代わって、前任のアホが残していった不始末の片付けを今してるといえばそれまでだけど、傍から見たらどうフォローしたところで迷走してるのは否めない。

今日もスタメンはオッサンだらけだけど、世代バランス、左右のバランスが悪過ぎる。それはベテランは悪で若手は善だといった稚拙な話じゃなく。
なんだかんだピッチャーは相当マシな部類だと思ってるんだけど、気がついたら野手はデブだらけのオッサンだらけで外人だらけ。過剰に余剰が生じてる部分、驚くほどスカスカな部分。これが極端なんだよな。
だから、「クルーズを使いこなせなかった」って反省の元に立って物を考えないと。これをクルーズの素行がどうとか、今年ほんの僅かな期間だけ一軍に上げた時の成績を建て前にしたら何も変われないぞ。

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たまに耳にすることのある野球用語「試合を動かす」。
まるでその見本のような試合だった。もちろん悪い意味で。

先に言っておくと、結果論と言ってしまえばそれはもうその通り。
菅野はオールスターでも投げてたから早めに降ろしたいのもわからないではないし、3点差の9回にクローザーを出す起用も定石といえばそれまで。

だけども采配ってのは、つまるところ確率論な訳でさ。より可能性が高い方、より成功率がいい方に賭けるのが正しい選択。
カミネロがこのところ不安定極まりないのは周知の通りだし、昨日2イニングを投げたばっかりで疲労が溜まってる状態なのも想像に難くない。そして、今日は何よりも菅野を降ろしちゃいけない空気だったよな。試合を見てた人ならあの交代に「ん・・・」ってイヤな感じがしたんじゃないかと思う。

今日の菅野は圧巻のピッチング。
ベイスの打者が高めのクソボールに手を出したり、今にもワンバウンドしそうな変化球を振った空振りがいくつあったことか。こういうときは球種もコースもまるで絞れずにピッチャーのペースできりきり舞いしてる証拠。見てた人全員が「これは完封いけるわ」と確信する完璧に近い出来だったと思う。

それを何を思ったか代えたもんだから、誰に代えたところでそりゃもう確実に見劣りする。ベイスからすればこれ幸いと士気が上がるし、実際カミネロの状態はご覧の通り。菅野を休ませる云々と言ったところで、今日の出来なら9回も15球くらいで仕上げた気がするし、ベンチであんな大ピンチを見せられる方がよっぽど精神にも心臓にも悪いと思うよ。

8回までの空気のままスッと逃げ切りたいところを、こっちから動いたからややこしい展開になった典型のような試合。負け試合や硬直した展開のときはガンガン仕掛けて試合を動かしていくべきなんだけど、勝ってるとき、リズムのいいときにやると往々にしてこうなる。
そして、あのままどうにかなってしまいそうな試合をギリギリで食い止めて、しっかり抑えて締めてくれたマシソンさんグッジョブ。言いたいことがたくさんでスッキリしない9回だったけど、マシソンのおかげで救われた。そして、カミネロをスパッと代える決断ができたのは今後に繋がっていくかな・・・。
ん?菅野が10勝?・・・それが何か?実力的には背番号の数くらい勝って当たり前なんだから、そこまでいってから騒ぎなさい。ね?

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昨日のことを考えるよりも明日のことを考える方がよっぽど建設的な訳でさ。

起きてしまったことに対する反省や考察は必要だけれども、それってのは「もう二度とそういうことが起きないため」の努力であって、決して前向きなものじゃない。言ってみれば、マイナスからゼロにする努力に近い。元がマイナスなんだからそれは水面下でやるべきことであって、そこにスポットライトが当たるようじゃいけない。管理人はそう思う。

管理人は昨日我慢して沈黙を守った。個人的に昨日今日と忙しかったせいもあるのだけど、ちょっと我慢して記事を書かないようにした。どんな罵詈雑言が並んでいるかと昨日ブログを覗きに来た人がいたならば申し訳ないけど、自分が冷静になるまで一日待った。だから、この件については深くは触れない。

きっとあのバカタレは、これからイヤというほど自分のしでかしたことの重さを味わうことになる。同情の余地なんざ微塵もないし、思い入れのある選手ならまだしも、FAで来たばかりでさしたる実績もない状況でこれじゃファンの目も冷ややかになる。
嘘か本当か知らないけど、あのバカタレが噂通りメンタル面に難があるようなら、この先に待ち受ける針のむしろには耐えられないと思う。それくらいに険しい茨の道が待ってるよ。

そして、それはそれ、これはこれとしてチームは前に進まなきゃいけない。
あのバカタレの穴を埋めるべく、誰かがその立場を奪い取らなきゃいけない。
今日の畠くんのピッチングを見て、グラウンドの中に確かに新しい風が吹いているのを感じた。暗い雲を吹き飛ばして、悪い方に向いた目を全て自分へと引き寄せるだけの内容があった。管理人は久々に吹いたオレンジ色の新風をしっかりと感じたよ。

きっと、何事もなかったかのように時は流れていく。
政治だってそう。会社だってそう。誰かが抜ければ誰かが取って代わる。外野の連中はきっとその穴が空いた原因ばかりを騒ぎ立てるはずだから、巨人ファンならその空いた穴を埋める方へと目を向けよう。昨日を振り返るより明日に手を伸ばそう。

管理人は今日の畠くんのピッチングに光を見た。緩急の見本のような組み立てで、スライダー(カーブ?)は握力が落ちて抜け気味になった後半までずっと打者のタイミングを外してたし、それがあるからさほど速くないストレートに合わなくなって手が出せなくなってた。バッティングとはタイミング、ピッチングとはタイミングを外すこと。それを体現してるような快投だった。

臆することなく、誰に恥じることなく堂々と来週も投げろ。畠くん、胸を張って巨人のローテを張れ。
智之、田口くん、マイコラスの後の「第4の席」はまだ空いてる。それを内海、大竹の大先輩と、宮國、高木あたりの割に近い年代の選手と争え。あんなバカタレなんぞいなくてもチームが前に進めるよう、今日みたいに飄々と投げてやれ。それが「史上最低のFA選手」になろうとしているあのバカタレへの餞だよ。
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快勝でした。実に気持ちいい試合でした。
始球式には不倫してた方のマギーが登場し、それに歩調を合わせるかのようにジャイアンツは2番セカンドマギーの超攻撃的布陣。で、マギーのセカンドは悪くないんだよ。そりゃ片岡やクルーズと比べたら見劣りするけど、比較対象が中井となればハッキリ言ってほぼ遜色なく見える。

シーズン残りの後半を考えたときに、これはこれでありの作戦だと思う。きっと、捨てシーズンとして若手育成に充てるでもなく、少しでも上を狙いCSを目標にしていくでもなく、中途半端な感じで2017年ジャイアンツの夏が過ぎていくのは想像に難くない。
じゃあ、そういう中でベテランを使うならば、それはすなわち勝ちに徹することなんだからこういう戦い方も有りですよ。マギー、村田さん、阿部が揃い踏みで、更に陽もいて亀井もいてのスタメンはやっぱり厚みを感じるもの。




そして、グラウンドの熱い戦いを他所に、スタンドで繰り広げられている戦いのお話。
管理人はビール党でプレミアムモルツ派だ。なので自ずとモルツの売り子さんとは顔見知りになる率が高いのだけど、モルツで見知った子が昨日からハイボールを売ってた。
そう、長く読んでいただいてる読者さんはご記憶の通り、去年の秋にもまったく同じことがあったばかり。そして、驚くなかれ去年の子と今年の子は別の子である。

美人揃いなことに関しては定評のある東京ドームの売り子さんたちだけど、満面の笑みで爽やかにビールを売る陰に、高級クラブの指名取り争いのような戦いがある。
ハイボールになった子は向こうから管理人に寄ってきたので、昨日も今日も買ってあげた。やっぱり成績が原因でモルツを降ろされたとのことで、女の意地か昨日は全ハイボールの売り子の中で一番の売り上げを記録したそう。ハイボールでの成績次第ではモルツに戻れることもあるようで、次に会うときはモルツに戻れてるといいな、ってバイバイしてきたけど、今モルツを売ってる子も当然に昨日今日で管理人と仲良くなった訳だ。ちなみにハイボールに回された子は桐谷美玲似だし、モルツ新人の子は陣内と結婚したフジの女子アナにそっくりだ。売り子の熱い夏はまだまだ続く・・・。

さて、今日で前半戦はおしまい。
実際は82試合終わってるから半分どころじゃないんだけど、一応今日でハーフタイム突入。最後の9連戦は7勝2敗の好成績で借金は6まで減った。
当たり前だけどまずは5割、そこが目標。打線でいえば長野だったり、中継ぎでいえば西村だったり、少しずつピースが揃って戦える陣容はできてきた。あとは智之、田口くん、マイコラスに次ぐ4番目の柱が大事。内海なのか山口なのか、はたまた大竹なのか宮國なのか。4番目が出てくれば、それはつまり表ローテでも裏ローテでも3連戦2勝1敗が見込めるようになるってことだ。
少し休んで(一番休ませたい智之と坂本が休めないのだけども)月曜からまた頑張れ、

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お暑うございます・・・。
夏ですねえ。個人的にプロ野球ってのは秋のスポーツだと思ってるんですが、観戦に関して言えば夏に勝るものなしですな。
なんかこの「抜けるような青空」って言葉のサンプルになるような空を見てるだけでジーンとくるものがあるもの。



決してベストゲームではないのだけど、智之が抑えてキャプテン坂本が打ってスッと最短距離で勝ったような試合。
序盤にノーアウト満塁の大チャンスでまさかの三者連続三振を見せられた日にゃどうしようかと思ったけど、終わってみたらコンパクトな試合時間できっちりまとめて逃げ勝った試合になった。こういう感じは収まりが悪いときもあるんだけど、エースが投げてクリーンアップのキャプテンが打ったんだから今日は特段の不満もなし。



起伏なくキレイに勝ったというか、強いときの試合運びみたいな横綱相撲を見た気がする。
さあ、明日もスッキリ行こうか。・・・まあ、先発ピッチャーが不安なんだけども。
宮國、頑張れや・・・。


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間違えると叩く。外すと非難する。

その反対に、振ったタクトがピシャリとはまったときには褒めて称えないとな。普段、何の遠慮もなく叩いて非難してるんだから尚更w

今日の内海は5回どころかまだまだいけた。
球数も77球だったし、珍しくストレートに力があった。ちゃんと見られたのは5回裏だけだけど、あれだけ140キロ超えを連発してる内海なんて何年ぶりに見たことか。
相手打者も差し込まれてたし、ストレートと変わらない腕の振りで投げるチェンジアップもより効果的になってた。今日の出来ならあと1イニング、いや2イニングは見込めたと思う。

だけど、スパッと代えた。
ここが勝負どころと読んだ6回表で決断を下して、消極的な代打じゃなくいきなり切り札亀井投入に打って出た。これは監督としては大きな決断だったと思う。
点が入らなければ、球場の雰囲気も相まって点差以上に追い込まれる。なんせこっちは中継ぎが弱いし、代打の切り札ももう使えない。「内海を代えなきゃよかったのに」と非難されるのが目に見えてる。

今日はその勝負に勝ったんだよ。
あそこで点が入ったことで一気に試合が動いた。点差が付いたことで結果マシソン、カミネロも使わずに済んだし、まだ投げたかったであろう内海にもしっかり勝ち星が付いてきた。これはチームとしては結果オーライだし、監督としては勝負どころを見誤らなかった名采配。

本人の言葉通り、内海は間違いなく今日が背水の陣、ラストチャンスだったと思うけど、これで間違いなくネクストチャンスは回ってくる。
長野も復調、坂本は1,500本安打目前、阿部も2,000本へカウントダウン。中井に当たりが出て下位打線に厚みが増してるし、阪神打線と比べると名前の力でも今の勢いでも圧倒できてる感がある。
うん、今日はいい試合だったと思うよ。
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尾花ってさあ、昔は本当に優秀なコーチだったんだよ。

2006年から2009年までジャイアンツの投手コーチとして、投手陣の成績改善に大きな貢献をして並々ならぬ実績を残した。
2010年にベイスの監督に招聘されチームを離れることになって、管理人も「あぁ、尾花いなくなるんだ痛いなあ。でも監督になるんじゃしょうがないよなあ」なんて思ったのを覚えてる。

それが紆余曲折を経て戻ってきて、巡り巡ってこの2017年、尾花に対する評価に好意的なものは何もない。日本中探しても一つもない。コンパクト村田真一と並んで諸悪の根源だと思われてるし、事実今年の投手起用に関しては褒めるところが何一つない。

優秀な人だからといって、いつでもどこでも力を発揮できるとは限らない。
タイミングだとかシチュエーションだとか本人の責に因らない要因もあるし、表には見えてこない裏の事情というのも当然にある。それは認める。環境が人に及ぼす影響ってのは大田について書くときに何度も触れてきたし。

だけどそれを差し引いても、ここにきての菅野中4日特攻ローテというのは一体全体なんなんだろうか。
中6日でやってきたところを中5日にするだけでも相当な負担なのに、1勝にそれほどの意味がなくなったこの期に及んでエースを使い潰すような奇策に出やがった。マイコラスも中4日だか中5日での起用になるようだし、これは他のピッチャーにも波及していく話なんだと思う。その割に先発の誰かをリリーフに回すような話はまったく聞こえてこなくて困惑してしまうのだけども。

そして、本当に菅野はこの起用を納得してるんだろか?きちんと意思の疎通はできているんだろうか?
今日の田口くんの降板シーンを見てすごく不安になった。いや、今日の交代自体は正しい選択だ。マシソン、カミネロが残ってて残り2イニングなら計算は成り立つし、追加点がほしかった終盤で代打は当然の策ともいえる。

だけど、それを事前に言っておかなきゃいけないよな。「小林が出たら代打いくぞ」って一言言っておくだけでいいし、もし状況的にそれが難しかったんならスッと田口の側に行って「お疲れ!よくやった!」とか「悪いな、次も頑張ってくれ」って言うだけで全然違うよ。
本来監督がやるべきことだとは思うけど、就任からずっと投手部門はコーチに丸投げなんだからそりゃあ尾花がやるしかない訳じゃん?
中継の映像を見る限りだけど、田口くんは監督の采配を見て、いわば人伝に交代を知らされたようなもんだし、その後のフォローもなかったと見えてヒーローインタビューでも交代に全く納得してないのがありありだったよな。

なんかさぁ、会社に多大な貢献をして伝説的な実績を残した社員が退職した数年後に復職して、すわどれだけすごい人か、これで会社はしばらく安泰だと期待してみたら、何のことはないただの使えない老害で困り果ててる感じかなあ。大変申し訳ないけど、尾花が今年やってることはジャイアンツにとって害悪だよ。
早速東スポが批判的な記事書いてくれたみたいだけど、ファンもあちこちで声上げていかないとこいつの思うがままにやられてペンペン草の一本も生えない焼け野原にされるぞ。本人はどうせ今年限りで辞める気だろうから関係ないんだろうけど、100%断言できるのはこんなの選手のことを思った起用でもなければチームのことを考えた策でもなんでもないよ。
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darker than darkness 闇よりも暗く・・・、そんなタイトルのアルバムがBUCK-TICKにあったよなあ。いや、でもあれは「暗闇の向こう側」って少しポジティブな感じの意味だっけか。
などと白目で物思いに耽る土曜の夜。
まあ、なんとパンチの効いた試合だったことか。今年はこういうマンガみたいな試合、夏の高校野球みたいなシーソーゲームが頻繁に起こるし、困ったことにその全てが負け試合になる。

予兆的なもの、予感的なものはなかった訳じゃない。
カミネロの荒れ具合を見て、本気で投げるつもりでちゃんと肩を作れていたか不安を覚えたし、乙坂くんに見事に繋がれて、どこか象徴的なデッドボールを経て、スーパー巨人キラー(管理人はこいつは巨人に親でも殺されたんじゃないかと半ば本気で思ってる)の桑原に回った時点でフラグは立ちまくってた。
まあ、さすがに今日は勝つだろうと思って見て見ぬフリをしてたほころびが、最後の最後にきて一気に裂けた感はある。それは否定しない。

だけど、もう個々の選手がどうとか、個別のプレーがどうとかいう問題じゃない。ついこの前もこんなことを書いた気はするけれど。
村田さんの大活躍があったり、長野の狙いすました右打ちがあったり、中継ぎ陣の無失点リレーがあったり、今日は見どころも褒めるべき点も評価できる点も多々あった。
いいところも悪いところもあって、輝いた選手も流れに乗れなかった選手もいて当たり前。それが野球、それがチームスポーツ。
そういう中で、あぁ、今日はここが勝負の分かれ目だとか、ポイントになったのはあの回だとか、誰がキーマンになったとか、いわば大局の流れができる。
そして、困ったことに今年はそういう大局の読みを現実が軽々と超えてきて、あれよあれよとあっけに取られる間に負けた試合がいくつもある。もちろん今日もその一つ。

今日の負け方に13連敗中のチームを思い出した人も多いだろうし、見てる方がこれだけ堪えるんだから、やってる選手のダメージたるや相当なものだと思う。あちこちでキャプ画が上げられてる村田さんの表情が全てを物語ってる。
これぞ弱いチームの試合運びだし、こんな目を疑うような試合が頻繁に起こるのは紛れもなく暗黒。六本木でやってた痴漢多発イベントなんかよりもよっぽど暗い、ドス黒いまでの絶望的な暗黒。

・・・過去数年、いや数十年。ジャイアンツは逆の立場として、東京ドームでこういう試合を劇的に大逆転して勝ってきた。それが気がついたらこんなチームに成り果てる。
野手も投手も、そして(代走を3人も出しておいて結局重信は出さず終いのバカ采配を炸裂させた)監督様も、褒めるところが見当たらないコーチ陣も、現場の士気を落とすだけのフロントも、全てにおいて行き詰まり、全てにおいてガタがきた2017年。目の前に広がる果てしない暗黒に肌が粟立つ7月の夜・・・。
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記事の中身が気になる人に先に言っておくと、これといって特に新たなことはない。

年末のTBSのインタビューで言っていたことの繰り返しのような内容だし、強いて新しい情報を求めるならばこの半年間清原はクリーンであったことだけだ。



この号の見どころは、清原を取り巻く周囲の野球人の熱意。
直属の後輩立浪がストレートに「清原さんが好きだ」と打ち明け、周囲からどう思われようと彼の力になりたいとまで語る。
驚いたのは、それとまったく同様のことをダルビッシュが語っていること。
合理的でないものをもっとも嫌うようなイメージの男が、立ち位置を180度変えたように清原への思いを語り激励のエールを送っている。この立浪とダルビッシュの項だけでも一読の価値はある。


管理人はその昔、背番号5のユニフォームを着て球場で「とんぼ」を大合唱していた一人だ。
彼のホームランに魅せられ、浮き沈みの激しい人生に自分を重ね涙し、少なからずの愛着を持って清原をずっと見てきたつもりでいる。
・・・だから、彼の言葉が軽いこともよく知っている。「最高の」とか「命懸けで」とか「世界一の」とか極端な形容詞を清原は多用する。そして、それが災いして今こうなったときに彼の言葉は軽く感じられ、鵜呑みにするのは憚られる。

それでも未来に夢を見たいのは、まだ何かを彼に託したいのは、取りも直さず管理人も弱い人間だからに他ならない。
きっと「清原の未来」というものは、彼が16歳17歳の頃は直視したら目が潰れるくらいに光り輝いていて、そこから年月を経ることにくすみ、色褪せ、今では錆だらけで誰も見向きもしないようなものに成り果てたんだと思う。
それを持って無情を語り、あれやこれやと人生の分岐点を探るサンプルにしたがる向きさえある。

だけど、それが濁って汚れていようと、人はそれぞれの未来へ向けて歩かなきゃいけない。先に見えるものが暗いなら、それを少しでも輝かせるために足掻かなきゃいけない。
「頑張れ」って安っぽいし、実際何をしていいんだかわからない言葉だから嫌いなんだけど、清原の場合は何をどう頑張ればいいんだか明確だよな。
清原、頑張れ。
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うーん、4日間のお休みを経て待ちわびたリーグ再開。
交流戦終盤の勢いそのままに・・・とはいかず、実に寂しい試合内容だった。



やっぱ、これだけ打てないと勝負にならない。
そして、こういう流れの試合は、先発を代えたタイミングでワンチャンあるかどうかなんだけど、最終回にそれを見越して田島→岩瀬を繋いで石橋を叩いて渡ってきた中日の勝ち。

もう「しょうがないや」で終わる試合ではあるんだけど、ちょっと引っ掛かったのは決勝点になった福田のタイムリー。
結構な速さのライナーに近いような打球が陽のところに飛び、セカンドランナーはもうベテランの域に達してる森野。すわ3塁ストップか、クロスプレーかと思いきや迷わず本塁突入で、陽はろくにバックホームすらできずホームインになった。

ちょっと「ん??」ってなっちゃったし、陽の肩が敵チームからどう思われてるか如実に表れてたプレーだと思う。陽の肩が今いかなる状態なのかはわからない。だけど、少なくとも今日みたいな状況になればいけると見くびられてるのは事実だと思う。
外野守備のアキレス腱というか、ちょっと気になるねえ・・・。
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よくやった



これで終わりでいいじゃん?
大の男が、それもそこそこ実績のある男が、人前であれだけ号泣した意味を考えたらもうそれでいいじゃん?
「命取られる」とまで思って必死に戦ってくれてるのも十分伝わったし、そこで四の五の言いだすのはナンセンスだよ。

そりゃ四も五もあったから4時間半近い延長戦になってんだし、申し訳ないけどその大部分を管理人は見ていない。仕事が落ち着いて職場でスマホアプリの動画を見ていたら、たまたまタイミングが合い亀井の打席はしっかり見られたこの僥倖。マギーが敬遠されてるときの「てめぇ殺してやる」ってハッキリ顔に書いてた亀井さんから全部見られたよ。

亀井という選手は決して主役ではないけれど、毎年こうして「ここに亀井あり」を何度かやってのける。今年もこうして交流戦の最終戦、それも交流戦最下位脱出を懸けた印象に残りやすい試合でやってのけた。

まだ不満な人はこう考えればいい。決してスマートじゃないこの試合運びだったから、各種ニュースで大きく取り上げられた。他球団のファンにもジャイアンツの復調は強烈に印象付けられたはずだし、それは実は他球団の選手にも同様。相手にイヤな印象を与えて、こっちはこれ以上ないくらい勢いと弾みがついた。
だから管理人は何度でも言う。


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巨人が強い。

13連敗で地の底を彷徨ったチームは、しっかり息を吹き返して自分たちの野球ができるようになった。菅野、田口、マイコラスを擁する先発ピッチャーのレベルはもともと12球団屈指だから、彼らがこうして試合を作ってくれると互角以上の戦いができる。

打線も活気を取り戻し連日の大量得点。
ほら、試合を見てて感じるでしょ?1番バッターは長野にしようか陽にしようか。セカンドは山本にしようか辻にしようか。4番はマギーにしようか村田さんにしようか。こういう贅沢な悩みが自然発生的に出てきたし、これが生まれてこそチームは強くなる。

今までの1番は中井?立岡?みたいな消去法に近い選択じゃなく、積極的により能力の高い方、より適性の高い方を天秤にかけて選べる土壌ができてきた。これこそが強かった頃の巨人に当たり前にあった競争原理で、開幕から5月までまったく見られなかった物だと思う。

ピンとこない人は具体的に考えてみるといい。
1番打者に想定していた陽が危険球で休まざるを得なくなった。これまでのジャイアンツならここで代わりが見つからず右往左往して、穴を穴のままにして本人が戻るのを待つしかなかった。
ところが、長野が遂に本番到来で打ち始めて一気に打率も爆上げしてきた。ご存知の通り、長野はこれまで1番を打つことが多かった選手。スッと1番の座を奪い取って、陽が復帰した今日も1番長野で陽は6番。この試験的な試合において、長野が1安打1四球、陽はホームランを含むマルチ安打。
ほら、このどっちも譲らない感じわかるでしょ?ジャイアンツ野手陣は、交流戦も終わりかけの今になってようやく競争してるよ。

10年以上に渡って大穴を開けたままのセカンドも然り。
片岡・クルーズ論争は今は昔。ここにきて山本・辻論争が熱い。何から何まで山本くんに分がありそうだけど、管理人は辻の打撃センスと必死さにすごく魅かれる。去年も何度か感じたけれど、この選手は本当に泥臭いというか、いやらしいバッティングができる。若手選手にムダにしていい打席なんて一つもないんだけど、綺麗事じゃなく本当にそれを実践できてる数少ない選手。今、管理人の一押しは間違いなく辻だ。

競争がもたらすのはチームの底上げ。
「誰もいない」から、「あれもいるこれもいる」へ。ほんの一週間前、札幌でかつてのチームメイトにおもしろおかしくやられていたチームは生まれ変わった。今年のスローガン「新化」が、ようやくようやく見えてきたよ・・・。
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どこの広告だったか、はたまた球団のPR映像だったか忘れてしまったけれど、今年東京ドームのビジョンで内海のインタビュー映像が繰り返し流れる。

そこそこやれると思っていた自分が強豪のリトルリーグに入り挫折したこと、そこから猛烈に練習して上手くなり、その中で人としても成長できたことが自身の口から語られる。そして「内海さんにとって野球とは?」の問いに、ミスターよろしく「まさに人生そのものですね」と答えて締めるインタビューだ。
続いて、いかに内海が後輩思いか、いかに練習をしているかを山口鉄と澤村が語る映像に切り替わる。実際、兄貴分的な存在で後輩思いなのも、若手から慕われる人望があるのも事実なんだろう。

・・・だけど、ハッキリ言ってこの映像を見るたびに空々しい、白々しい気持ちに襲われる。しらけるとはこのことで全く心に響かない。

なぜか?
この映像に出てる3人が3人とも一軍にいないからだよ。
チームが一番苦しいこの時期に、戦力になるどころか一緒に戦うことさえ叶わなかった。その選手に何を語られたところでファンの胸には届かない。

そして、内海を山口と澤村が持ち上げる構図に、悲しいほどノスタルジーを覚える。過去のものというか、あぁ昔のジャイアンツはこんないい時期もあったなあ、としみじみしてしまう。悲しいけどこれが本音。

過去の遺物で終わるのか、それとも元エースの意地で存在感を見せられるか。
そんな見方もあった今日の試合。その結果はご存知の通り。
結果よりも何よりも、皆さんが今日どんな気持ちでマウンドの26番を見つめたか、一昨日の菅野、昨日のどすこいと比べてどれだけの温度差があったか、それが答えだと思う。

内海を腫れ物にしちゃいけない。扱いに困って持て余すようじゃいけない。
ジャイアンツで引退した大投手というのはここ10年誰もいないから、ベンチもフロントも選手も誰にも経験則がない。管理人はそれがすごく怖い。
先発すればご覧の通り。それを受けてか報知は間抜けな主張をしてたようだけど、立ち上がりに難がありスピードボールもないピッチャーに中継ぎ適性があるとも考えにくい。

今日の早すぎる交代が正しかったのか間違っていたのか、実はそう簡単には答えが出ない。原の主張も正しいし、見切りを付けたかのような交代も正しいように思う。
ここから先は、使う側が内海に対する愛や敬意があるか、鬼と言われようが揺るがないしっかり芯の通ったビジョン、強い意思に基づく考え方を持っているか、そういう問題になるんだと思う。内海の次の登板がいつで、いったいどういう形になるか。目をそらさずに見届けるべし。
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