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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。松本さん!そのやり方は超カッコ悪いです!w     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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ほら、今は強いじゃん?
今年のピークどころか、ここ数年で見ても一番強いくらいノリノリのチーム状態な訳じゃん?
 
 

今日の試合において、田口くんは褒めるべき。絶賛すべき。
初回はグダグダのグダグダで制球最悪。間を取るためなのか、本当に握りがしっくりこないんだか1球ごとにロージンを手にしてた。
それがしっかり立ち直りこれだけの内容が作れる。「何がいいの?」って訊かれると本当に困るピッチャーなんだけど、制球力とリズムが良くて、球も球速以上の力がある。いそうでいない杉内タイプの左腕で、今さらながら背番号21番は彼にあげるべきだったと悔やまれる。
 
 

ただ、今日の試合は凡戦。田口くんには悪いけど凡戦。
たったのヒット1本で2点を先制し、3点目はベイスボール炸裂のタイムリー振り逃げ。
もうこの段階で、今のチーム状態ならこのまま勝てると確信できたし、実際後はお互いにホームランがポンポーンと出て相殺の展開。田口くんよりも遥かに内容がよかったどすこい山口がああいう形で失点した時点で、試合の流れというか方向付けは出来あがってんだよね。ほら、両投手無失点で、内容がいい方のピッチャーが先に失点するとこうなるってパターンの王道だよ。

あまり真剣に観る価値のない試合において、それでもフックになったポイントがあった。
まずは、田口くんが力尽きて降板するきっかけになった桑原の打席。ファール&ファール&ファール&ファール。まだ続くファール&ファールで実に16球。「これができるならもっと早くやれば?」とも思ったけど、これは見応え十分のプロの対決だった。

それと9回の澤村対筒香の真っ向勝負。「コース?知りません。ボールに訊いてください」と言わんばかりの澤村と、1球ごとにスタンドがどよめくフルスイングの筒香。子供向けの見どころには違いないけど、球界屈指のスラッガーとパワーピッチャーがやると非常にスリリング。単純に面白かったよ。



そして、何よりしびれたのが我らがスピードスターの連続盗塁。
 状況的に二盗はあると思った。その走塁はあまり良くなくて、タイミング的にも「アウトかな?」と思ってしまうような盗塁だった。
ただ、その後にすかさず見せた三盗に鈴木尚広の真骨頂があった。
行くと思ってなかった。管理人だけじゃなく、見ていた人のほとんどが意表を突かれたスタートだったんじゃなかろうか。二盗以上に悠々セーフになる三盗を久々に観たし、プロの流儀というか、金を払って観る価値のあるプレーを見せてもらった。



早々に勝敗への興味をなくした管理人にとって、この3つは観てよかったと思えるプレーだった。「やっぱプロってすごいなあ」と思いを新たにしましたよ。
そして、もちろん田口くんもそれと同等に語られるべき内容。忘れちゃいけないから繰り返しておく。



・・・そう、それと遅ればせながら、2016年選手弁当シリーズ第2弾。
阿部の弁当、略して「あべんとう」。
・・・うん、美味いよ。美味いだけじゃなく、見た目以上にボリュームたっぷりだ。写真じゃ見えないけど、バーベキューチキンの下にはソース焼きそばが敷かれてる。男が好きなメニューがてんこ盛りで、今は無き澤村弁当を彷彿とさせるThis is男メシ。メインディッシュだけじゃなく、手前にあるほうれん草ソテーも美味かった。ほうれん草とベーコンのソテーも美味い、とうもろこしとベーコンのソテーも美味い。だけど3つが入ったものとなると、ありそうでなかなかない気がしてなんだかお得感もあり。
こういう男向けのカロリー度外視、栄養バランス度外視の頭の悪そうな弁当ってなんかいいよねw ごちそうさまでした。
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戸根というピッチャーはつくづくおもしろい。

近年そこそこ一軍に定着しているピッチャーだけど、改めて考えると戸根の武器はいったいなんなんだろう?
投げっぷり?うん、よくそれ聞くよね。だけど具体的に投げっぷりってなんだ?
まあ腕は振れてる。投球間隔も短くてリズムもいい。こういうグイグイくる感じをもって「投げっぷり」というのはわかる。

だけど、ハッキリ言ってしまうと、投げてる球についてはそれほどでもない。
全てが「そこそこ」で、タイトな場面では決め球に苦労するタイプのピッチャー。いなくなってしまった高木京によく似てる。

このピッチャーについては、投げっぷり云々よりは老獪な投球術が武器なんだと思う。今日はそれが顕著に出てた。
ランナーがいなくてもクイックで投げて打者のリズムを狂わす。逆に長く持って打者を惑わす。バッティングってのは何よりもタイミングが大事だから、打者のタイミングをずらすには球の緩急だろうが投球フォームの緩急だろうがなんでもいい訳だ。
こういう30代後半の技巧派のベテラン投手が、自分の選手生命の生き残りを賭けてやるような手を、2年目の24歳がサラッとやってのけていることに笑ってしまう。

クイックどころかスーパークイックで遅い変化球を投げる。ゆったり投げた時はストレートをドーンと投げ込む。理屈で考えれば当たり前なんだけど、プロの一軍のマウンドでこれを普通にこなせる24歳がどれだけいるだろうか?
それどころか、ランナーを刺す為じゃなく、走らせないよう1塁に釘付けにする為でもなく、バッターをイライラさせるために執拗に牽制球を投げてる姿に大笑いした。こんなのなかなかできないぞ。どこのプロ20年目だよホントに。

これはいわば戸根の処世術。
球の力だけじゃ勝負できないことを自覚しているから、投げる前からの全ての要素で打者と勝負する。投げた後の球のことばかりに意識が向くピッチャーが多い中、セットに入った瞬間から打者との駆け引きは始まってることをよく理解してる。やってることは既に大ベテランの投球術。だってほら、戸根って抑えた後に過剰なまでにガッツポーズするじゃない。あれって、球だけじゃ勝負できない自覚があって、相手を上に見る意識があるから余計にうれしいんだと思うんだ。

繰り返すけど、球そのものはたいしたことないから炎上することも多いんだけど、今日みたいにツボに入ると異様にやっかいなピッチャーになる。
おもしろいなあこのピッチャー。みなさん、戸根が投げてる時は球そのものより、投げるまでの動作にご注目あれ。この若きオッサンピッチャー、実に芸達者です。
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今日、管理人はプライベートで大きなトラブルに見舞われ、電話をかけに携帯を持って会社を抜け出した。携帯で話しながら、側でジージージージー鳴き続けるセミの声が不快だった。
ったく、電話もろくに聞こえないくらいうるさいったらありゃあしない。イライラしかけたけど、セミって夏が終われば死んじゃうんだよなあ、なんて思い直して気持ちが治まった。

さて、今日の長い長い試合の中で、一つ掛け違えたボタンがあったと思う。
答えは言うまでもなく西村の登板。同点の場面で出てきた時点でイヤな予感がしたし、これが無ければもっとラクに勝てた試合だったと思う。
もちろん智之の故障降板という予期せぬアクシデントがあったとはいえ、ベンチにいるメンバーから逆算すると仕方ないリレーだったとはいえ、やっぱりここは流れの中で余分なフックを作ってしまったと思う。

なんで西村なんか出すんだよ?
・・・と思って気が付いた。ほんの3年前まで西村はリリーフエースだったよなあ。2012年32セーブ、翌2013年は42セーブで最多セーブ王。絶対的とまでは言えなかったけど、拍手と歓声に押され9回のマウンドに上がる守護神には違いなかった。
それがたった3年で、同点の場面で出すことにすら疑問符が付く存在になる。プロの厳しさを感じずにはいられないし、残酷すぎる現実に切なくなる。

・・・衰えた?さすがにまだ31歳の投手にその表現は使いたくない。
セミは死んだんだよ。西村というセミの夏は終わったんだよ。緩やかに衰えるんじゃなく、早熟な便利屋ピッチャーはパタッと息絶えてしまった。
技術的なこともそうだけど(ルナに打たれたタイムリーは、あれシュートに見えるけどシュート回転してるストレートだからな)、まず本人の気持ちがやられてる。自信喪失とかなんとかで済ませられるレベルじゃなく、もう本人もピンチを作ってしまったら必ず失点するような負のイメージで心が固まっちゃってると思う。負け癖というか、マイナスの思いでマウンドにいるように見えて仕方ない。

中継ぎ・抑え業は本当にハードワーク。心と身体を擦り減らして毎日戦う仕事。先発の勝ちを消しちゃいけないプレッシャーと戦いながら、ここを抑えれば勝ちがグッと近付く重い場面を自覚しながら連日投げる仕事。
投げ過ぎて生き急いで死んだセミもたくさんいるけど、西村は心が死んだ例だと思う。ベンチでうつろな目をしてる西村が、飛べなくなって、樹に止まって鳴けなくなって、アスファルトにじっとしているセミのように力なく見えた。

なんで勝った試合でこの記事だ?と我ながら思うけど、ハマの守護神が連日燃えて死にかけてる姿や、澤村がスリル満点の大エンターテイメントをやりきった姿を見てついついね。
見てる方が思ってるより、セミの命はずっとずっと短いんだよ。中継ぎ・抑えがマウンド上で吼える姿も、派手なガッツポーズも、ゲームセットで見せる笑顔も、ほんの僅かな期間しか見られない一瞬の輝き。
マシソン、澤村。明日もジージーミンミン鳴きまくってくれ。
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自分がプロ野球選手だったら・・・


野球ファンの男子なら、誰でも一度は夢想したことがあるはず。
ここ一番の場面で打って、満場の大歓声を一身に浴びるヒーローインタビュー。緊迫した場面で次に投げる球を決める駆け引き。野球経験者ならそこに身体が覚えてる感覚まで甦ってきて、なんだかたまらない気分になる。実は管理人も年に数回バッティングをしてる夢を見るw いやそっちの夢の話じゃないけども。
 
・・・という、グラウンド内での妄想はさておき、今のこの現代においてプロ野球選手というのは、どこまで報道の内容や世間の評価というものを知ってるんだろう?
わかりやすい例でいえば、スポーツ新聞やスポーツ誌をまったく見ない選手がいる。反対にしっかりと主要紙に目を通す選手もいる。管理人の記憶が正しければ、阿部なんかはスポーツ紙3紙を欠かさず読んでる後者のはず。

仮に報道を意図的に見ない側の選手だとして、はたして今の世の中それをどこまで徹底できるもんだろう?
PCのインターネットを見ない。これはできるかもしれない。
だけど、今や持ってて当然スマートフォン。スマホにネットは付き物だし、ヤフーを見てても「なんJ」の記事を流用したような三流週刊誌のスポーツ記事は目に飛び込んでくる。夕刊フジや日刊ゲンダイを買うのは50代60代のアホなオッサンだけだとしても、それらのネット配信記事はヤフーにも出てくるから否が応にも目に入る機会はある。
駅に行ってもコンビニに行ってもスポーツ新聞はある。ご丁寧に見出しが見えるように置かれてるし、一面の見出しをピックアップしたPOPまであって自然に目に入る。

うん、何が言いたいかというと、村田さんみたいに叩かれに叩かれてきた選手は、そのことを自分で知ってるんだろうか?・・・知ってるんだよきっと。
そして、自分がもし野球選手だったとしたら、そのプレッシャーに耐えられるだろうか?
村田さんがうっかりエゴサーチでもしようもんなら、「棒振り機能付きゲロ袋」とか「太った寺内」とか「ゲッツーの極み乙女」とか、とんでもないことが書かれたサイトがインターネット上には溢れてる訳だ。果たしてこれに耐えられるだろうか?
脇谷も然り。せっかくFAで戻ってきて、代打の切り札的な期待をされながら、春からまさかの低空飛行。西武に帰れくらいならまだしも、もっとひどいことも普通に言われてたのは周知の通り。
これがもし自分なら、食欲は無くなり、夜中にうなされて何度も目覚めたり、とてもとても平静を保てる気がしない。

・・・その激烈なプレッシャーに勝った訳じゃん二人とも。今日だけじゃなく、ここ数試合結果を出した訳じゃん。それってやっぱりすごいことなんだと思うんだよなあ。
受験生でも営業マンでも誰でもプレッシャーはあるけれど、世間の目に晒されてるって重さはまた別格だと思う。自分は顔も名前も知らないヤツが自分のことをよく知ってて、しかも「死ね」だ「帰れ」だ遠慮なく暴言を投げつけてくる訳だ。疑心暗鬼にもなるよそりゃ。

だから、こうして普段叩かれてる人が結果を出したとき、ここまで苦しんできた人が活躍したときは、いつもより大きな声で褒めてやれ。叩いた2倍も3倍も称えてやれ。

脇谷さん、おかえりなさい

村田さん、来年もいてね
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由伸監督って、いわゆる守備要員にも打席を与えるじゃない?
由伸と原との違いはいくつかあれど、これも一つ言えることだよね?

それはいいことだと認めながらも、それでもやっぱり思うことはある。
うん、ハッキリ書けば、松本とか藤村を代打で使うのはどうなんだろうか?
ちょっと前は寺内も代打でよく使われてたけど、それはいったい何を求めてんだろうか?

去年は由伸自身が代打の切り札だったし、凡退したとしても何かを期待できそうな井端もいた。みんな既に忘れてるけど春先には金城もいたし、名前は忘れたけどなぜか頻繁にフォアボールを獲ってくるキューバ人もいたような気がする。簡単に言えば、代打を出してることに見合う期待感があった。
今年カープに大きく水をあけられてる理由は複数あれど、この代打陣の弱体化も大きな原因。まあみんなわかってるとは思うけど。

松本にせよ寺内にせよ、こういう守備固め要因は守備から試合に入れてやってこそ光る。原はその辺をよく理解していたと思う。
今日の松本みたいに守備で試合に入れて、気を抜いて試合を見ていたファンが「おっ、松本出てたのか!」と思うような形で打席が回ってくる、これがベストな形。これは同じように見えて、代打で打席に入るのとはまるで意味が違う。

松本はそういう起用ができる駒。
ギャレットの守備には不安がある。だからある意味、需要と供給がいいバランスで成り立ってるとも言える。代打で松本を使われると管理人も唸ってしまうけど、終盤の守備から試合に入れる分には、不満どころかもろ手を挙げて大歓迎する。
きっとこの使い方は秋まで続くから、松本はギャレットが好調なおかげで逆説的に自分の居場所が確立できたようなもんだ。だってそうだろ?ギャレットが不調なら大田が出る。大田が出たら別に守備交代なんて要らないんだから。

・・・そして、今日の本題藤村を考える。
藤村にこういう需要はないんだよなあ。そもそも、藤村はセカンドなんだかセンターなんだかわかりゃしない。わからないから代打で使われて、その後も守備に入らず下げられる。
そして、キャリアハイで252の選手に代打で結果を求めるのは酷だろよ?藤村が盗塁王に輝いた年でさえ打率は222。この選手に由伸や井端、金城、それにキューバの死宝と同じ役割を求めるのはベストな選択か?絶対違うよな。

藤村は人気はある選手。ここ3年奮わないのにトレードに出されないのもそれが影響してる。ドームに行けばわかるけど、今でも若い女子には絶大な人気がある。
だけど、こういう起用が続き結果が出ない日々が続くと、自ずと見ている側にも負の感情が芽生える。守備でも需要がないとなると、自慢の足でも尚広の後塵を拝するとなると、その芽生えた感情はすくすくと育つ。
うん、ジャイアンツで本当に崖っぷちにいるのが藤村なんだよ。これで終わるか、ここから押し返せるか、意識して見てるからな。

ピノ、頑張れよ。
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いつまで阿部頼みのチームだよ?

これじゃ数年後の巨人はヤバイ


そんな声が聞こえる。ここ3年くらいずっと聞こえてる。管理人自身も、そっち寄りの視点で記事を書いたこともある。

去年は本当にその声が大きく聞こえた。聞こえた上に胸に突き刺さった。
明らかに打力が落ち、全力疾走もできない。キャンプから鍛えてきたはずの守備は燦々たる有様。チームの大黒柱だった背番号10が小さく見え、一つの時代の終わりを感じずにはいられなかった。

・・・あれはなんだったんだろう?
今、しっくりくる打線を見つめ、蒸し暑さの中でビールを飲みながらしみじみ思う。
誰もが「衰えた」と思った大打者が、またしっかり息を吹き返して収まりよく四番に座っているサマを見て思う。管理人は阿部を見くびっていた。去年の姿を見て、超一流選手を軽んじ誤った判断をしてしまっていた。阿部さんごめんなさい。ガッツさんもそうだったけど、やっぱこういうV字回復ができるからこそ超一流選手なんだろな。

「阿部のチーム」からの脱却。
阿部・村田・内海・杉内からの世代交代。
今年もこれはできなかった。まだ2ヵ月以上もシーズンはあるけど、既にして断言していいと思う。脱却とか交代とかいう言葉の回答としてなら「失敗した」と言ってもいいかもしれない。
時計の針は戻った。村田さんは打ちまくり、内海はローテの座を取り返し、そして阿部は周囲が納得する形で指定席の四番に返り咲いた。

もちろんこれがあと何年も続く訳じゃない。
そんなことはみんながわかってる。わかっているから冒頭の声が聞こえてくる訳だ。後継に見込んでいた長野を叩くのもよくわかる。

だけど、いいじゃない?
仮に最後の輝きだとしても、今年の村田さんや内海は認めざるを得ないし、阿部に至ってはもう誰も代わりが務まらないよ。「モノが違う」とはこのことだ。
会社組織と違って、野球選手の世代交代はきちっとビシッとやるものじゃない。辞令も出ないし広報もされない。名刺の肩書きが変わる訳じゃない。気が付いたらレギュラーポジションを掴んでいた、なるべくして四番になった、いつの間にかローテの軸になっていた。
言ってみればLet it beですよ。いつかその日は来るんだし、それは見てる外野がとやかく言うことじゃない。
だから今年は土俵際にいたベテランが、誰も予想だにしなかった底力を発揮して土俵中央まで押し返した年。それでいいじゃない?そんなに2年後3年後の巨人が心配ならいくらでも心配すりゃあいい。管理人は明日の巨人が心配だから、この頼れるオッサン達に思いを託すよ。
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今、ジャイアンツファンは困っている。
球団史上初の600試合登板を達成した偉大なセットアッパーをどう見つめていいのか、どう解釈して自分を納得させればいいのか、全てのジャイアンツファンが収まりの悪い気持ちを抱えている。

この10年のジャイアンツを見てきたファンならば、現状だけを見て安易に山口を叩けない。他の選手は叩けても、山口だけは叩けない。
一番苦しいところで身を粉にして働き、何度も何度もどころか、誇張でなしに何百回もチームを救ってきたことを知っているから。
昨日今日のことはわからないけど、山口が打たれようが、仕事を全うできずにマウンドを降りようが、外野スタンドのファンから罵声が飛ぶことはない。みんな自分の感情を押し殺すかのように、じっと目の前の現実を見つめている。

だけど、こうして山口が打たれて負ける試合が続くと、なんともやり場のない感情が出てくる。感謝があり、愛情があることを認めながらも、それでも目の前の試合の勝敗に懸ける思いとか、翻って由伸の采配に対する憤りとか、ごちゃまぜな思いでファンが見つめる背番号47。

そして、こういう感傷めいた感情を持つとき、人はその相手を自分より下に見ている。
大きくて広くて強さの象徴で、常に見上げる対象だった父親の背中を、いつしか上から見降ろして自分よりも弱いものとして見るように。
絶対的な信頼感があって安心しきって見ていられた山口を、祈るような気持ちで見つめ、同情する気持ちと不満を自制する心で見ていることに気が付いたとき、確実に一つの時代が終わったんだと思う。

この自分の父親のように感謝があり、簡単においそれと切り捨てる訳にいかない偉大なセットアッパーを、ジャイアンツファンはどう扱っていいものか困っている。感情の置き場に困り果てている。
テレビの中のことなのに、自分とは無関係のグラウンドの中のことなのに、なんだか目を背けたくなって自分が逃げ出したくなるような思いに駆られながら、ジャイアンツファンは明日も背番号47を見つめる。
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こういう感じはなんだろう。考えていて思い当たった。

総理大臣経験者が大臣をやってる感じ

今の内海のポジションってこれじゃないだろうか。
現内閣でいえば麻生さん。彼の評価はマスコミの言うことを信じるか否かで180度変わるんだけど、間違いなく麻生さんの時代があったことにも、他の閣僚よりも圧倒的な知名度があることにも疑いようはない。

総理大臣というのは言うまでもなく政治家の頂点。ピッチャーでいえばもちろんエース。
一度エースを経た者が辿る道は様々ある。まるで存在感を無くし、いつの間にかひっそりと引退していったピッチャーもあり、晩節を汚すことを良しとせず江川のようにスッパリと退いた例もあり。この辺は代議士先生たちと非常に似てる。総理経験者でまだ現役の議員なのに、まったく報道で見なくなった政治家が何人いることか。

内海がこの麻生さんのようなポジションに座ってくれるとは思わなかった。正直なところ、そうなるのは杉内だろうと踏んでいた。
だってそうだろう?マイコラスと杉内の不在は怪我に因るものだから納得できた。だけど、春に内海がいなかったのは怪我でもなんでもない不調。チームが長谷川や江柄子を先発させなきゃいけない状況だったのに、怪我もしてない元エースは二軍にいた訳だ。おまけに、春にG+で二軍戦を見たけど、その内容もお粗末そのもの。このままフェードアウトしていくことに確信を持つレベルでひどかった。

ところがこうしてしっかり甦った。やっぱり何かを持ってる選手なんだろうなあと思う。
援護点に恵まれて内容が悪くても勝ちが付いたり、今日みたいに序盤で勝負が決して悠々投げられる環境ができあがったり。ここ数年苦しんだ分、ツキも一気に取り返してるかのような快進撃。こういう内容で投げられれば、先週カープ相手に火だるまになったことも埋め合わせられる。・・・実際、これ読んでる人ももう忘れてたんじゃない?

総理の座は菅野に譲った。それでも一兵卒になるんじゃなく、脇でしっかり支え、菅野総理が勝てないときは自分が代わりに勝つ。相乗効果でチーム力を上げてくれる重要な立ち位置に、元エースの背番号26がどっかりと座ってくれた気がする。
元エースの新章はひっそりとじゃなく、存在感を示しながらまだまだto be continued...
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さてさて、華やかに賑やかに、盛況のうちに終わった今年のオールスター。
ジャイアンツ勢を見ても、菅野は文句なし、坂本は初戦はバットで2戦目は守備で魅せた存在感。マシソンはちょっと燃えたけど、豪速球で観客を唸らせた見せ場もあり。まあ概ねいいオールスターでございました。

今年のオールスターブレイクは僅か1日。あっという間に月曜から後半戦のリスタート。快調に走るカープさんをなんとか追っかけなきゃいけない訳だ。
去年のこの時期首位はベイスだった。前半戦最後の試合をハマスタまで観に行ったからよく覚えてる。それが一年終わってみたらどうなっていたかは周知の通り。
それを例に持ち出すのはちょっと乱暴だけど、何が起こるかはわからないのがペナントレース。ファンが傍目から思ってる以上に長いのがペナントレース。CSなんてものもある以上、気持ちを切らさずに鯉の尻尾を追いかけなきゃいけない。

そう考えたときに、ジャイアンツのキーマンとなる選手は誰だろう?
ピッチャーはすぐに答えが出た。タイトルでお分かりの通りマイコラス。彼がどうなるかでジャイアンツの後半戦はかなり大きく左右される。
正直、見通しはキビシイ。復帰以降の内容を見ても楽観できる要素はないし、彼のキャラクターからしてチームに身を捧げる熱血野球マンガみたいな思想とか、全てを投げ打って戦う精神性とかはないと思う。訊くまでもなく、一も二もなく嫁LOVEなんだろうからさ。
菅野はきっと後半戦勝てるようになる。内容に結果が付いてくるようになる。内海も目途が立ってる。田口くんも然り。大竹は当たり外れがあるけれど、当たりのときは菅野にも負けないくらいに投げられる。となると、ここにもう一枚マイコラスが加わって計算できるようになるかどうかはかなり大きい。週6試合としたら、この5人以外の試合にアホ高木なり桜井なり、はたまた夏の終わりには帰ってきた背番号18なりを状況と調子に応じて加えたら、一週間の見通しはかなり明るくなる。

バッターは長野。いろいろ考えたけど長野。
坂本と村田さん、それに阿部の3人はもうGo ahead。そのまま頑張ってください、後半戦もよろしくお願いしますの特待生扱い。
ギャレットも考えたけど、彼のムラッ気というかアップダウンの激しさはきっと治らない。それに、年俸、年齢、今の成績を考慮して「たぶん来年はいないんだろなあ」と薄々感じてしまう選手がチームのキーマンには成り得ない。
今いない選手についても考えた。その筆頭は立岡、片岡のリードオフマン。だけど、去年を思い出せばわかる。去年、立岡は打ちまくった。期待の100倍くらい働いた。だけど得点にもチームの勝利にもなかなか結び付かなかった。「立岡が出て片岡が進める。続く坂本、阿部が凡退で無得点」これを去年50回は見た気がする。やっぱりちょっと役割が違うというか、二人ともチームの金看板ではないと思う。
大田、中井には荷が重い。寝て見る夢と起きて立てる目標が異なるように、ちょっとそれは違うのかなと本能的に感じてしまう。
となると、もう長野さんしかいないんですよ。それとも、クルーズに期待して全てを背負わせるか?それも違うよな。もう一人挙げるとすれば、長野の次点で亀井かな。

長野の打率290はそこそこだと思うけど、あまりにも印象が薄い。その要因になってるのが打点の少なさ。村田さんの打点は頻繁にネタになるけど、実は前半戦終了時点で村田さん打点25、長野は24。しばらく不在のクルーズが25、亀井が21だということを考えると愕然としてしまうし、今19の阿部に抜かれる日も近い。
長野は実は交流戦の打率361。12球団全選手の中で堂々の第5位なんだけど、これを読んでる人が例外なく「あ・・・、そうなの?」と感じてしまう影の薄さ。チーム内で2位は村田さんの295で全体の26位だから、圧倒的に「長野が活躍した交流戦」のはずなんだけど、誰一人そう思ってない。あまり試合の流れに関係ないところで打ちまくって、ここ一番の場面で考えなしに初球から内野ゴロをぶっ放してきたことがよくわかるデータ。
長野は本来はその逆で、ここ一番に強くてファンのハートを掴んできた選手。数字以上に頼りになって、それでいて一年終わるとしっかり数字も残ってるクラッチヒッターだったはず。

夢物語や妄想じゃなく、現実の話としてカープさんを捉まえるにはこの二人の活躍が必須の条件だと思うよ。
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32,247人。
カープのレジェンド黒田の記念すべき日を見届けようと、今日マツダスタジアムに集まった人の数だ。マツダの公式な定数は33,000人らしいからほぼ満員。
いくら優勝ムードに浮かれる広島とはいえ、平日でこの数字は脅威的。事実、昨日の動員数は30,436人。2,000人も増えてる。いかに今日の日が特別だったか、黒田という男が広島にとって英雄なのかがよくわかる。

管理人に、黒田をけなそうとか悪く言おうなんて気は微塵もない。
「バックドアだかフロントドアだか知らないけど要はカットとツーシームだろ?」って言いたい気持ちとか、「なんでもかんでも男気男気うるせえよ。男気歯磨きとか男気シャンプーとか、おまえのやることなすこと全部男気になるのか?」って思う気持ちはあるけれど、それはマスコミに言うべき話であって黒田本人に関係ないからな。
黒田と同い年の管理人からすれば、いかに若い頃と比べて体力が落ちてきてるかがよくわかるから、その中で一線級でやれてることは尊敬に値するよ。まさにカープのレジェンドだし、メジャーでも立派な結果を出してきたんだから誇張でなく日本球界の誇り。素晴らしいピッチャーですよ。

だけどな、レジェンドはジャイアンツにもいるんだよ。
完全アウェイで、まるで勝ったら極悪人みたいなプレッシャーがある状況下で、ビシッと結果を出したのはジャイアンツの誇るレジェンド阿部だった。試合を決める豪快な一発を放ったのは村田さんだった。この前も書いたけど、こういうのは偶然じゃない。
村田さんはとかくネタにされがちな選手だけど、300本以上のホームランを放って1,000以上の打点を挙げてきた立派な一流スラッガー。一流だからこそ弄られるしネタにされる。だって、本当にどうしようもない選手を弄ってもそこに笑いは起きないんだから。

正直に書くと、今日の勝ちは想定外だった。
今の両チームの状況、昨日の試合運び、そして上記のシチュエーション。その全てがジャイアンツの負けを指してるような状況だった。うん、天気がよかったら、実は管理人はマリンに観戦に行くつもりでいたw

カープさんのチーム状況としては痛くも痒くもない負けだろうけど、今日は状況が状況だっただけに選手全員が全力で勝ちにきた試合のはず。その中でこうして完勝できたことには意味がある。カープさんはジャイアンツに苦手意識のあるチーム。万年Bクラスの時代はもとより、チーム力を付けてAクラス争いの常連になった近年でさえ、ここ一番の試合でジャイアンツに負け続けてきた苦い記憶が刷り込まれているはず。
そういう相手に、絶対に勝たなきゃいけない試合で完敗した。これは大きな意味があるよ。ジャイアンツ側が捉えるそれよりも、カープさんたちが喉に刺さって抜けない小骨のようにイヤな思いでいるんじゃないだろうか。
うん、7月13日。今日の日付は覚えておいた方がいいかもよ。ターニングポイントってこういうことを言うんじゃないかな。
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最後に今村を見たのはいつだったろう。
調べてみたら6月11日のソフトバンク戦が最後の登板。圧倒的な力量差を見せつけられて完敗した試合だったけど、その責任を取らされるかのように翌日抹消になってた。

その今村が、オールスターを間近に控え先発に余裕がある状況下での再登録。
そうか、先発じゃなくロングリリーフを想定しての昇格なんだな。まあロングで結果を出して、またまっさらなマウンドに上がれるようになればいいな。そんな風に思ってた試合前。

・・・見続けることが苦行のような試合の中、やっぱり今村が気にかかった。
今村だけじゃなく、田原といい戸根といい、もっと言えば今村の代わりに下に落ちた西村もそうだけど、敗戦処理陣がまったくもって敗戦を処理できなくなっているのは大きな問題。
誤解のないように言えば、敗戦処理なんだから「火消し」は求めてない。消せないにしても、その火が燃え広がらないよう必死で凌いで凌いで、味方の反撃をじっと待って試合を維持してくれればそれでいい。
だけど、今の敗戦処理陣は、燃え盛る炎の中にポリタンクで灯油を持って飛び込むような真似をしてくれてる。今日は灯油だけでなく花火まで持って入ったようで、まあ跡形もなくきれいに全焼させてくれた。全焼と半焼じゃ保険の出が違うからな、よかったよかった。

とか白目で冗談言ってる場合じゃなく、今村だ今村。
管理人は「あぁ、また一人レールに乗ったなあ・・・」とか思いながら、盛大に燃え続ける今村を見た。
なんとなく先発を外されて、なんとなくリリーフに回されて、そこでの失敗で二軍に落とされる。いつしかチャンスの神様にも見捨てられ、人の記憶から消えていく。宮國が歩き、小山がまさに今歩いている暗黒のロードに乗ってしまった今村を切ない思いで見た。

今年11試合先発してるんだから、野球ファンの記憶には残ってる。
今日の試合を見たであろうカープファンさんはまだしも、そうでないファンからすれば「あれ?読売のあの今なんとかいう左投げの子どこいったん?」「そういえば、今村って見なくなったね」って言われるようになる。もう手に取るように想像がつくよ。
管理人の父親は、管理人より野球に詳しいやっかいな親父で、しかも近年じゃ親子の会話もかなり減少気味なんだけど、去年の夏に管理人が帰省した際のほぼ唯一の会話が「巨人のあのフォーク投げるピッチャーはどこ行ったんだ?」だったw なあ小山、おまえが歩いている道はどこに向かってるんだ?今村も後から付いてきたみたいだけど、二人でどこに歩いていくつもりだ?

今村がここから盛り返して、また先発の座に返り咲くのは容易じゃない。
なんだかんだで先発は足りてるし、夏の終わりには同じ左の大先輩杉内も戻ってくる。今日の心象も含めて、あえて今村に先発させなくても・・・って空気ができてしまったのは事実。
だけど、なんとか逆境を跳ね返してみせてくれよ。こういう感じで消えていって、キャリアハイが5勝以下みたいなピッチャーを見るのはもううんざりですよ。頑張れノブちゃん。

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管理人が子供の頃、テレビの中には夢が溢れていた。
今みたいに娯楽が多様化した世の中じゃなく、テレビに対する依存度、テレビの影響度が圧倒的に高かった時代の話。
テレビっ子だった管理人はお笑い番組が大好きだった。地方にいて東京を夢見る、その象徴がテレビの中にあった。現代の毒にも薬にもならないバラエティーじゃなく、今じゃ放送不可能なドギツイお笑い番組を見て育ってこれたことを幸せに思う。

だから、今じゃ「何しゃべってんだかわからない映画監督」のたけしさんも、管理人にとっては永遠に「殿」だし、ネットでとんねるずが叩かれようが、ダウンタウンが叩かれようが、それに同調する気にはならない。
殿は管理人が物心付いた頃から殿で、少なからずの影響を受けたマイヒーローだし、とんねるずもダウンタウンもフジのゴールデン枠で冠番組を持って、ものすごい勢いで時代の寵児になっていくサマをリアルタイムで見てきた。2組とも管理人と世代は違うんだけど、同じ時代を生きてきた感は非常にある芸人。ウンナンだってそうだ。とんねるずが絶頂期に突如おかげですを降板して、その穴埋めで始めたのが「誰かがやらねば」。その激烈なプレッシャーの中で戦い生き延び、実力で「やるやら」を掴んだのも全部見てきてる。

「なんだ?今日はお笑いの話か」って?
そうじゃない。管理人は今日の試合に、冠番組を持って、自分の名前で自分の責任で生きてきた男たちの底力を見た。自分の力で居場所を勝ち取り、時代を作ってきた男たちの意地とプライドを見た。
いいところで打ってくれる頼れる主砲阿部。喉から手が出るほど点がほしいところでビシッと決めた坂本。連夜のアーチに今日は猛打賞のおまけまで付いた村田さん。
彼らみんなタイトルホルダー。みんな巨人の四番。阿部を始めとして、もっとも風当たりの強いところで戦い続けてきた男たちは、ここぞの場面で光り輝いてた。

彼らとの比較になるのは、言うまでもなく大田と中井と橋本。
打てない守れないの中井、連夜のヒーローになるチャンスを予想通りに逃す大田。そして、三振とセカンドゴロ製造機の橋本。橋本はようやく1本出たかと思ったら、その直後に盗塁死する暗黒のスパイラル。
阿部や坂本、村田さんが自分の冠番組を持って一時代を築き上げてきた芸人とするならば、この3人は一発屋として短期間だけ売れたり、他人がメインの番組でひな壇に座る程度の三下芸人。格が違い過ぎて比較にならないよ。それを今日はまざまざと見せつけられた。

ひな壇芸人がちょっと面白いことを言って目立ったり、その年の流行語大賞になるような一発芸を見せても、見てる側はみんな内心で気付いてる。「おまえは所詮そこまでだ」って。
管理人は、おかげですを始めた頃のとんねるずにどれだけ勢いがあったか、ごっつええ感じの笑いがどれだけ衝撃的だったかをちゃんと覚えてる。だから、今の「自称お笑い芸人」には何も心動かない。へえ、ラッセンが好きなのか。そりゃよかったな。
そして、そこにある最大の差は「継続」。冠番組を持つってことは、単発で練りに練られたものを披露するんじゃなく、どんな状況であれ毎週生み出して毎週出し続けていくこと。・・・ほら、勘のいい人は野球との共通点が見えただろ?どんな時も試合に出続けて、結果を残し続けてきた選手と、一瞬だけ輝いて消えて行った選手は同じ土俵にいるように見えても違うんだよ。
阿部を叩くこと、坂本を非難すること、村田さんを笑うこと。それと大田、中井、橋本をなじることは全然意味が違うんだよ。わかってはいたけれど、管理人は今日それをイヤと言うほど思い知った。

・・・今日の記事は非常に棘があると思う。なぜなら、「大田、中井、橋本は一流選手にはなれない」って言ってるのと同じだから。もちろんそう理解してもらって異論はないし。
だけど、今日の試合には特別な意味があったと思う。防御率1点台のスーパーエースに1ヵ月以上勝ちを付けられなかったら、それはもうチームとして終わりだもの。9回の智之が投げてた球こそ「魂こめたストレート」だし、これだけ開幕からずっと孤軍奮闘してきたエースを1ヵ月勝たせられなかったらシャレにならない。負け運だなんだ笑い話にできるレベルを優に超えてる。
そういう試合で光り輝いたのが阿部、坂本、村田さんだったことは偶然じゃない。管理人はそう思う。格であり華であり、はたまた実力であり経験であり運でもあり。今日はそういうものを堪能させていただきました。
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①打ちまくる



②その勢いを買われスタメン起用が続き疲れが溜まる。
野球選手ってのは、ファンが思ってるよりもハードワーク。飛行機、新幹線での長時間移動。慣れないホテル泊まり。試合開始の何時間も前からの練習。数万人が見つめる中での試合。肉体的にも精神的にも疲れて当たり前。



③疲れると身体が重くなり動きが鈍る。
そうなると当然振りも鈍くなり、球に差し込まれるようになる。バッターってのは振り遅れることを嫌う生き物。そうならないよう、始動を早めたり、ポイントを前にしたりで調整を試みる。だけど、悲しいかなこの時点で既にバッティングは崩れてる。



④成績がガタッと落ち、スタメンを外れたりチーム状況によっては二軍に落ちる。



⑤出番が減ったことで疲れが抜ける



①に戻る


さて、これ誰だ?
って、タイトルに答えを書いておいてクイズも何もないんだけどさ。橋本ってホントにこれをエンドレスで繰り返してないか?

素材は一級品だし、瞬間的な爆発力は誰と比べてもすごい。率だけじゃなく長打力もあるし、足でも守備でも貢献できる選手だから、いいときは本当に頼りになる。
だけど、こうして極端なアップダウンがあるからイマイチ信用が置けないし、危なっかしい感じが抜けない。瞬間的にはトップ選手のレベルに達しながら、それが続かずいつまで経っても準レギュラー枠から抜け出せない。

到は今のままでも必要な戦力には違いないけど、本当のトップ選手になれるか準レギュラーで終わるかは今が正念場。今年もこのループから抜け出せなかったら、もうレギュラーの目はないと思うよ。
だって、坂本にせよ長野にせよ村田さんにせよ、毎年毎年ほぼ全試合に出続けてあの成績を残してるんだもの。調子がいいときだけじゃなく、疲れが溜まってどうしようもないときも、スランプに陥ってるときも、全て含めて春から秋までレギュラーを張ってるんだもの。数週間だけ出て同じレベルの成績残しましたって言ったって、そこには永久に埋まらないレベルの差があるよ。
そしてジャイアンツファンの皆さんは、坂本や長野がプロ入り何年目からレギュラーだったかを思い出せ。村田さんがいつからレギュラーになったかは知らないだろうからウィキペで調べろ。到はもう8年目だぞ。長い目で見る時はとうに過ぎてるんだぞ。
今日の試合があまりに見るべきものが無かったからさ、管理人は到がひと皮剥けてくれないかなあ、なんて妄想しながら見てました。どんとはれ(白目)。



   ∧∧
  (  ・ω・)1安打て・・・
  _| ⊃/(___
/ └-(____/

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共にチーム成績が振るわない状況だろうが、やっぱりこの巨人―阪神戦はおもしろい。別格でおもしろい。
6月8日から始まった、スピードスターにあこがれて観戦強化月間。4戦目にしてそのトリを飾るのはこのカード以外にあり得ない。




このカードだけは、レフト巨人応援席もなくなって真っ黄色になるレフトスタンド。鳴り響く「くたばれ読売そーれいけいけ」。
イラッとくることも多いけど、やっぱり年に最低でも一度はこのカードを観ておかないとなんだか物足りなくなる。他のカードより圧倒的に熱いし、勝つと余計にうれしいですよ。

  
 
さてさて、先発は最近冴えない田口くん。
彼は去年グググーッと頭角を現してローテに定着。今年も開幕から好投を続け、菅野同様勝ち星にこそ恵まれないものの、3年目にして裏ローテの頭を張るまでになった成長株。
だけど最近は調子を落とし気味。代わって内海が目立ってきたり、大竹がさすがのピッチングを見せる機会が増えたりで、ちょっと存在感が薄れてきた。
 
 

ここが踏ん張りどころなんだよ。
田口くん本人としては初めての経験だろうけど、ファンからすればこういうパターンは今までに何人も見てきた。ローテを張るまでに活躍しても、相手に研究されたり、打ちこまれる試合が続いて本人が自信を無くしたり、はたまた新たな変化球を覚えようとして深みにハマって抜け出せなくなったり。結局長続きしないで消えていった若手はなんぼでもいる。
・・・え?誰のこと言ってんだ?って?
まさに今日、田口くんからバトンを受けて二番手で投げたヤツだよ。アイツは本当なら中継ぎじゃなく、先発で二桁勝つくらいになってる計算だっただろ?小山もそうだよ。アイツこそいったい何やってんだ?ちなみに、変化球増やそうとして壊れたのは東野のことねw

だから、田口くんは今が死ぬほど大事。先人たちの後を追って埋もれていくか、踏ん張って左のエースになれるかの境目。まさに今がキワ。
菅野に負けないくらい勝ち運のない子だし、去年投げた66イニングを超えたあたりから明らかにへばってきてるのも事実。
だから、今日の勝ちは大きな意味ある1勝。やっぱピッチャーって勝ちが付くとそれだけで報われる感があるしね。田口くんが、明日からまた新たに頑張ろうと思える1勝になったんじゃないかな。

それと、今日の試合を語る上で欠かせないのが、反撃の狼煙になった村田さんの一撃。
もちろん決めてくれた阿部もさすがだけど、あの場面は仮に阿部が倒れても次の村田さんがなんとかしてくれた気がする。今日は管理人の勘が冴えてる日だったから間違いないよ。管理人ウソつかない。いや、よく間違うけどねw
今日の管理人’sヒーローは村田さんなので、敬意を表して何かグッズを買うことにした。
ありがちな漢字タオルとかリストバンドも考えたけど、やっぱり村田さんはあのビジュアルありきでの村田さん。という訳でこれにした。



うん、これで管理人も立派な村田男子w 明日も頑張れ村田さん。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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オールスターなんてどうでもよくて、年によってはまったく見ないこともある管理人。
だけど、マシソンが出られるのはうれしい。うん、寺内や尚広のとき以上にうれしいかも。ホントにうれしいよ。

マシソンはさ、ガチで日本が好きでジャイアンツが好きな選手じゃん?
外国人選手の人となりなんてなかなか見えないものだけど、それでもしっかりと感じられるほどに疑いようのないジャイアンツ愛のある選手じゃん?

それに加えて、マシソンにはピッチングスタイルさながらの熱いハートがある。今年わざわざ記者を呼び止めて、菅野がいかにすごいか、本来ならばもっともっと勝ってるはずなんだ、って話をしてくれたときなんか、もうなんだか管理人は不覚にも泣きそうになった。
2年前の秋、阪神にCSで敗れ不本意な形でシーズンが終わったときも、だんまりを決め込む選手、「ぼくのきょうのごはんはこれー」とかやってる二軍のバカを尻目に、ただ一人ファンに一年間の感謝を伝えたのがマシソン。日本人と外国人の違いとか眠たいこと言ってないで、他の選手はマシソンから学べること、見習わなきゃいけないことは多いと思うぞ。

そんなマシソンが5年目にして初のオールスター出場。
正直、去年のマシソンを見て今年はもうダメかもと思ってたからさ、ホントにうれしいよ。
ストレートの球威が全てみたいなピッチャーだから、日によって当たり外れはあるし、ちょうど炎上した直後で心象もよろしくないのはわかる。
だけど、冷静に考えれば、「スコット鉄太朗」とか言われて一括りにされてた山口が今どうなってるか、名前も忘れたけどもう一人のヤツが今どうなってるかを思えば、いかにマシソンが頑張ってくれてるかは自明の理。そもそも、巨人の外国人で5年目って時点でもうグレイトですよ。

マシソン、本当におめでとう。
わかってると思うけど、全球ストレートで頼むね。

そして、さすがマシソン。早速オールスターに出られる喜びをつぶやいた
うん、外国人がこれだけ喜んでくれてるときに、日本人の管理人がオールスターに醒めてちゃいけないよな。今年は楽しみに見るよ。サンキューマシソン。
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菅野が投げる日のジャイアンツ戦はこうなる。

・菅野好投
・異常なまでに打たない打線
・エラー連発で菅野の足を引っ張りまくる野手陣
・菅野、頼りない野手陣を尻目に自分で打つ
・それでも後続無く余計に孤立感が強まる
・菅野が力尽きて降板すると点が入る

こんな試合ばっかりだから、今日の試合後にジャイアンツファンが思ったであろうことが容易に想像が付く。



「菅野に負けが付かなくて良かった」



・・・まあ、それはそうなんだけどさ。スーパーエースが投げてる日にそれじゃいかんよな。

そして、上記のテンプレを並べ替えたような試合ばっかりだから、もう菅野で負けたこともトピックにすらならない。万人が「またかよ」って思うことはニュースにならないもんな。

チームも借金生活が続き、一つ二つ負けたくらいじゃ話題にもならない。スポーツニュースの扱いもどんどん少なくなってきた。プロ野球ニュースでも、ズームアップゲーム扱いの日がだいぶ減ったもんな。

これは紛れもなく優勝できない年のテンプレート。
これに後から続いて出てくる項目は「東京ドームガラガラ」と「若手重用の消化試合モード」かな。

たださ、ここで諦めちゃうとホントにそのままズルズルいくんだよ。
野球も会社も同じじゃん?成績のいいときはノリノリでやれても、いつか必ず落ちるときが来る。その時にダレて沈むか、踏ん張って耐えるかが分かれ目じゃん。管理人の仕事なんて季節商売みたいなもんだから、毎年シーズンで浮き沈みだらけだよ。今のジャイアンツも根本的にはそれと変わらないと思うけどなあ。

残りまだ3ヵ月もあるんだからさ、少しこう「おっ!」と思わせる試合を見せてくださいよ。夏休みの東京ドームで客席ガラガラは、さすがにちょっと切なくなっちまう。
まあ、管理人は最下位独走だろうとなんも気にせず観に行くけどねw
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なんとも言えない試合なんですよ。

先発のアホ高木が問題外の出来。ランナー出しまくりでリズムもクソも無い試合なんだけど、どうにかこうにか凌いで僅差の展開。
こうして相手がチャンスを潰しまくってくれると、自ずと流れはこっちに来る。
事実、スッと流れは来た訳だけど、それをモノにした形は押し出しのフォアボール。
向こうさんとすればダメージはありながらも、こっちとしてはどうにもこうにも煮え切らない展開。
 
 

だからね、正直に言うとポイントは別のところにある気がする。
継投の采配だったり、その期待に応えたリリーフ陣だったり。はたまた、到が先頭で出塁しまくってくれたことだったり、地味にいいプレーを連発してた村田さんだったり。

  
 
だけど、今日はサネが主役でいいじゃない?
ずっと脇役街道を歩んできた男なのは周知の通り。そのサネに数年に一度だけ訪れる主役デー。こういう日にああだこうだ言うのは野暮ってもんだよ。

 

今日のような一打の印象は今後を大きく左右する。
相川にいろんな意見が出る中、今日のホームランの持つ意味はただの一本塁打一打点ではないと思う。
360°の大歓声の中、期待に応え明日も頑張れ實松。
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「(第2打席は)しっかりと最短でバットをボールにぶつけることを意識していた。しっかりと強く打てた。切れないでと祈りながら、走っていた。」


管理人は今日、リアルタイムではまったく試合を見ていない。
経過をちょくちょく見てギャレットが爆発したのは知っていたけど、このヒーローインタビューの記事を見てちょっと笑った。

ギャレットといえばドアスイング。
ドアスイングがよくわからない人に説明するならば、バットが大回りして出てくるスイング。グルッと一周弧を描くようなイメージで考えるといいと思う。
外国人は往々にしてこのドアスインガーが多い。ドアスイングになるとインコースが打ちにくくなる。縦変化にも弱くなる。そういう特性に加え、ギャレットの場合速いストレートにも振り遅れるから「なんだこりゃ?」って言いたくなるような成績になる。
そんなギャレットに、最短でバットを当てるようなバッティングなんてできる訳ないだろw 大きな当たりだったかもしらんけど、要はたまたまだろ?


そんなことを思いながら、スポナビで動画を見た。





「・・・ホンマや!」



できとるやないか。ギャレット、それだそれ。それこそがインサイドアウトだ。えっ!?いつの間にそんなバッティングができるようになったんだ??
偶然か?スパーンって最短距離でバットが入れられてるけど、こんなバッターだったかギャレットって?おお驚いた。もう1本打ったらしいからそれも見てみるか。




「おおおおおおおーっ!?」


これもできてる。なんてことだw すごいぞギャレット!



ただな、手放しで喜んじゃいけない。
2本目の打席は4球すべてストレート。3本目も4球すべてストレート。1本目だってチャートを見た限りシュートみたいだけど、左打者にとって右ピッチャーのシュートってほぼストレートに見えたりするからな。「それだけ続けりゃさすがに打つわ」って状況だとも言えるだろう。今日はベイスバッテリーの謎リードにも助けられた。

上げて下げて結局どっちだ?って話だけど、この打ち方ができるようになったのは大きな進歩。管理人はギャレットを見直しました。うん、その調子で頑張って。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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どんどん希望が消えていく。
智之が大炎上した翌日、待望の復帰を果たしたマイコラスはなんともイマイチな内容。
同じく復帰が待たれる杉内と比べても期待度が高かったマイコラスだけに、もはや全ての希望が無くなったように思っているジャイアンツファンも多いかと思う。

・・・でもさ、こんなもんだって。
管理人は開幕前に「普通にいけばAクラスギリギリくらい」って書いたんだ。まあ、予想通りじゃん?
今年はキビシイ。それはある程度見る目がある人には明らかな事実。
だけど何が起こるかは誰にもわからない。特にセリーグはソフバンみたいな強大なチームがいないから、まだまだわからんし諦めるには早いよ。

カープさんだってそのうち必ず失速する。カープが最後に優勝したのは1991年のことだ。・・・91年だぞ91年。「ターミネーター2」が公開されて、「ラブストーリーは突然に」と「SAY YES」が大ヒットした年だ。誰も優勝を経験してないチームなんだから、勝負どころの9月には何がどうなってるかわからんよ。

だからさ、余裕を持って野球を楽しむんだよ。
非常に残念なことだけど、ジャイアンツファンは野球を知らない。事実、薄くて浅いファンが多いと思うし、他球団ファンからもそう揶揄されてる。

ハッキリ言うけど、こういう弱り目のときに勝手に腹を立てて、勝手に離れていくからバカにされるんだよ。どこのチームよりも多く優勝してるのに、それが当たり前だと勘違いしてるバカが非常に多い。優勝できなかった年は露骨に観客動員が落ちるし、わかりやすくソッポを向くから「巨人が好きなんじゃなくて勝つチームが好きなんだろ?」なんて言われる。
カープさんだけでなく、他球団が前回優勝したのがいつのことだか調べてみぃ?それなのに阪神ファンもロッテファンもあんなに熱いことに愕然としないか?本当のファンってああなんだぞ。

忘れた頃に来日してくる男・村田修一さん。
「いつ練習したんだおまえは?」と言いたくなるノーステップ打法に化けた大田。
波の激しい到の好調はいつまで続くだろうか。
相川は本当におかしいのか。

今日崩れたマシソンはいつリベンジを果たせるか。
・・・楽しみ方はいろいろあんじゃん?

残り73試合。
管理人は行ける限り球場に行き、行けば行ったで声の限り力の限り応援してきますよ。管理人のジャイアンツ愛に一点の曇りもございません。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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ジャイアンツファンのみなさん、「打てねえなあ」と思う選手を二人挙げてみよう。

・・・小林?最近調子いいけどまだ197か。

・・・吉川?まあ確かにな、156じゃどうしようもないわな。

寺内?・・・打率091かよ・・・。堂上(100)?、中井(133)?

いったい何人出てくるんだよ?って話だわな。こいつらを見てると、ギャレットや大田の打率がまともに見えてくるから困る。

で、しかも今日のテーマはそいつらじゃない。
タイトルでお分かりの通り、脇谷(121)と相川(130)だ。

小林や吉川、寺内なんかは、バッティングよりも守備を求められてる選手。多少打てなかろうが目を瞑ってもらえる立ち位置の選手。
それと比べると、脇谷、相川のポジションはだいぶ異なる。
きっと、開幕前に首脳陣の構想の中には「左の代打は脇谷、右の代打は相川」という思惑があったんじゃなかろうか。

事実、去年の脇谷は代打からクリーンアップまで様々なポジションをこなし、118試合で残した打率294。クラッチヒッター的な役割で勝負強さを十分に発揮した。
相川は去年の今頃のことを思い出してみればいい。5月から7月までの実働2ヵ月ながら、打率313でOPSは889。巨人ファンなら、貧打にあえぐチームの中でただ一人ヒットを打ちまくっていた姿を覚えているはず。
この二人は守備よりもバッティング。由伸、井端が抜けた代打陣を補完すべく、打ってもらってナンボの選手。

そして、この二人には「骨折明け」という共通項がある。
脇谷は右足首、相川は左手首。共に去年のシーズン半ばで負傷し、そのまま最後まで戻ってこられなかった。ちょっとやそっとじゃなく、紛れもない重傷だったんだと察する。
完治はしてるんだと思う。医者が診て「もう問題ありません」と言うレベルには治ってるんだと思う。だけど、この怪我が原因で、バッティングに関する感覚は失われたままなんじゃなかろうか。

テレビの中のこととして見ないで、自分のこととして想像してみるといい。もしくは経験のある人は思い出してみるといい。
脇谷は去年の秋、松葉づえを付き、車椅子で移動するような状態だった。
人間ってのはよくできたもんで、片足が使えないなら使えないで身体がそれに合わせてくる。怪我した直後は不自由を感じても、1ヵ月もするとその状況下で上手く日常をこなせるようになってる。
結果、もう片方の足に余分に筋力が付いたり、故障個所が治った後でも感覚を取り戻すまでに時間がかかる。元に戻ったはずなのに、その箇所を使わない生活に慣れ過ぎて違和感を覚えてしまうようになる。機械みたいに直ったらすぐ元通りとはいかない。

相川はもっとわかりやすい。
彼のバッティングフォームは、グリップを低く下げて打つ特徴的な構え。こういうフォームで打つ打者は、間違いなくリストで打つタイプの選手。坂本みたいに上から振り降ろす勢いはないけど、ボールに近い分ミート力は上がる。そして、こういうフォームは手首の強さがないと成立しえない。
ボールがバットに当たる衝撃に負けず耐える力、最後にググッとバットを押し込む力。強靭なリストがあってこその相川バッティング。
それが今年はわかりやすくリストが粘れていない。相川の凡打でボテボテの内野ゴロの多いこと多いこと。力無く振り負けてる姿が非常に目立つ。
いつのことだかは忘れてしまったけど、東京ドームの試合で9回に代打で出てきて、惜しいレフトフライを打った日があった。配球を読んで振り切ったと思しきスイングで、上がった角度もよかったのに打球はフェンス手前で失速。あれは去年ならスタンドインしてたと思うし、最後の押し込みができていない典型に見えてしまった。

二人ともしっかり感覚を取り戻せないまま試合に出続けてるんじゃなかろうか。見ていてどうしてもその疑念が消えない。
脇谷はまだ戻せる気がする。時間はかかるだろうし、一度下に落として気持ちの面でもリフレッシュさせるべきだけど、左打者の右足ならまだどうにかなる気がする。
だけど、相川のフォームで左手首は生命線だ。年齢的にも衰えが出てきて当然だし、これを戻すには相当な茨の道になると思う。

だから、この二人が打てないことと、上記の1割軍団が打てないことはちょっと分けて考えるべきなんじゃないかなあと管理人は思う。
まだ6月だからさ、8月9月に向けて調整機関を与えてもいいんじゃないかなあ。違う?
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試合前、わざわざ遠回りして池袋のパルコに行った。
首都圏の方はご存じの通り、アラフォーの管理人にとってはいささか敷居の高いナウなヤング向けのパルコなんだけど、アラフォーのおっさんが出向いたのには訳がある。



かっこよすw
そう、わかる人はこの画像だけで「おおおぉっ!」と思ってもらえるファミスタだ。
管理人が小学生の頃にやりこんだファミスタも今年で30周年。その記念で各球団とのコラボ企画がスタート。これはどうしても欲しかったw
知らなかった人のためにリンクを張っといてやろか。・・・これはたまらんねw 観戦に行く日だけでなくデイリーユースでも着たくなる。

そして向った東京ドーム。
池袋から後楽園なら丸ノ内線でたった3駅。



今日は買い物デー。
ようやく買ったぜアンダーアーマー製ユニ。アディダスよりも生地に柔軟性があって、着心地も若干軽い感じがする。ドームではアディダスユニを着てる人もまだまだ多いけど、もうアンダーアーマーになって2年目。加えて、背中の47番が重く感じられる試合が増えてきたり、8番が不在で悲しくなる試合が増えてきたこともあって、まあ買い替えにはいいタイミングかなと。

随分豪勢だな管理人、と思うことなかれ。豪勢に奮発したことには違いないけど、管理人はみみっちいのがなんかイヤなんだよね。好きなものにも金使うの惜しむようじゃ生きてる意味ないじゃない?明日死んだとして、そのときに必ず後悔するような要素を自分の業で増やしておくのは愚の骨頂だと思うの。ジャイアンツのレプユニは14,000円もするから財布は随分と軽くなったけど、1ミリたりとも後悔してないぜい。

さて、いったい誰のユニかというと、



 

あにーす☆さん感涙の19番だぜい。
まあ、今年の智之を見て胸を打たれないヤツはジャイアンツファンじゃないとさえ思うし、その昔杉内のノーヒットノーランに感動して、その数日後に18番ユニを買ったことがあるような管理人だから当然っちゃあ当然。ホームにしようかビジターにしようかはだいぶ悩んだけれど、19番を選ぶことには一瞬たりとも迷いはなかった。
 
 
 

 
 

さてさて、管理人は応援頑張ったよ。
普段から人よりも声がでかくて賑やかな管理人だけど、ロッテさんは応援がすごいチームなんでそれに負けないように頑張ったよ。試合終盤には声が掠れるくらいに応援しましたよ。
 
 

外野席からだと理解、判断できることには限界がある。
コントロールの善し悪しくらいはわかるけど、それを踏まえても智之の状態はもう少しいいように解釈してた。だけど、今これを書きながらG+の再放送を見る限り、かなりしんどそうだな。何が悪いって話じゃなく、これはもう疲労の蓄積だ。
外野にいるとそれすらわからないからさ、だからこそ外野にいるときは声の限りに応援するんだよ。少しでも選手の力になれと、声が出なくなるまで応援するんだよ。そう、管理人は外野席で座って観てる人種が大嫌いです。その点はロッテファンと意気投合できるかもなw
立って観ることすら不可能そうなじいさんばあさんとかさ、物見遊山で来たバカそうなカップルとかさ、あえて外野に来なくてももっと観やすい席も安い席もあるぞ。



一時期ほどの迫力はなくなったけど、それでも全員が黒ユニで、応援歌も完全にマスターしていて、何よりも全員が大声出して応援してる。この点においては本当にロッテファンさんが羨ましいよ。彼らはここが戦場だってことを理解してるし、球場に戦いに来てる。管理人も1対1じゃ絶対に負けないけど、ファンの質とか濃さでいったらまだ今年も完敗だ。あまりにも統制が取れ過ぎていて一見さんが入って行けない感はあるけど、外野民としては理想形だよな。普段スカパーでかなりパリーグを見てるつもりの管理人だけど、自軍に関わることとしてこれを実感できるのは交流戦のメリットだと思う。



まあ今日はさ、試合内容については何もないや。語りたくないんじゃなく、語ることが何もないや。
だから、1,000試合出場を果たした名幸審判員の偉大な記録を祝って終わりとしよう。
ハイ、冷やかしで覗きに来たマリサポさんもご一緒に(ソフバン戦の後、福岡県からのアクセスの多いこと多いことw)、

なっこうっ! なっこうっ! なっこうっ!にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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鈴木尚広は実は盗塁してこない


こんなことがしたり顔で語られてる。
ジャイアンツファンならとっくに気付いてたことで、何を今さらな感さえある。だけど、順繰りに当たる対戦相手のファンからしたら、自分のひいきチームの試合を見て気付く話なんだもんな。そりゃタイムラグがあって不思議ないか。なるほどなるほど。
で、この交流戦の期間、普段なかなかジャイアンツ戦を見ることのないパリーグファンに、ジャイアンツ以外のセリーグファンがそれを語る訳だ。「鈴木は走ってこないぞ」「見せかけだけだぞ!」って。

・・・もっと言え。もっと声高にもっともっと何度も言え。

それを言ってる間は、尚広の真価は死んでもわからんはずだから。
「足のスペシャリスト」イコール盗塁の数じゃない。それは「足」のほんの一部でしかない。
何度も何度も牽制させてピッチャーのリズムを崩すだけで十分なケースもあるし、配球がストレート系統中心になってバッターが張りやすくなるのも大きなメリット。数字に表れてくる部分だけじゃ尚広の価値は計れない。

そして、今日のようなベースラン。
村田さんが「男・村田修一さん」に変身した珍事に隠れるけど、あれが普通のランナーだったら絶対にホームインできてない。走塁技術とベースタッチ技術に秀でた尚広だからこそのサヨナラ勝ちだよ。代走ってあれだけで十分、いや十二分の価値があるんじゃないかい?

ついでに書いておくと、尚広を代走に出して続くバッターがバントするケース。今日の坂本がまさにそうだった。
これはなんとなくもったいないと思いがちだし、相手からすると「鈴木を出してるのにみすみすアウトを1つくれた」と喜びがちな采配。
けど、管理人はこれも違うと思う。尚広が1塁ランナーだと、どんなバントであれ2塁へフォースアウトを狙いにはなかなかいけない。ほぼ100%バントが成功する。
つまり、バントが下手なジャイアンツに対して、相手がみすみすテイク1ベースをくれてるんだよ。他のランナーに置き換えて考えてみりゃよくわかる。片岡以外みんなバントが下手で、ろくにランナーを進めることさえできないチームなのに、尚広が1塁にいるとどんなバントであれ成功するんだよ。こんなのを表す指標も数字もないだろうけど、これも鈴木尚広の存在意義の一つ。

だから、まるで大きなことを発見したかのように「鈴木は走ってこない」って言ってる人、ホントにもっともっと言ってw
言ってる間にピッチャーは集中力が切れ、配球は読みやすくなり、バントで作りたかった形は簡単に出来あがって、普通は無理な1ヒットでホームインするから。
表面だけ見てわかった気になって、38歳まで足でメシを食ってきた男を舐めたらあかんぜよ。
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これが現実ですよ。
薄々3連敗するんだろうと思っていながらも、それでも心のどこかでは1つくらい勝てるかもなんて思ってたのが巨人ファン。
それがこうも完膚無きまでに叩きのめされると、もう悔しくも悲しくもなんともないよ。いや、言い方が適切じゃないな。この3試合を見る限り、ジャイアンツとそのファンには悔しがる資格すらないよ。圧倒的に実力差があるもの。

「圧勝」って表現をすると、二桁得点されたりとか、散発の完封負けとかをイメージしがち。
「圧倒的」って表現をすると、去年の柳田みたいな成績の打者がズラリと並んでたりとか、手も足も出ないようなピッチャーをイメージしがち。
でも、プロ野球である以上、高校野球の1回戦で強豪校と弱小校が当たった大差の試合みたいなことはそうそうない。プロ野球においては、この3連戦みたいなものが圧倒的実力差の圧勝なんだよ。
相撲でいえば、相手の体型だけを見てなんだかいけそうに思って、いざ四つに組んでみたらピクリとも動かない。「・・・ヤバイ」ってようやく気が付いて、相手の思うがままに無様に転がされる感じ。実際グラウンドでやった選手は、ソフバンさんの異常な強さをビシビシ感じたんじゃないかと思う。

この3連戦のシンボルになった感があるけど、とにかく目立ったのが1番2番8番9番打者の差。
いわば脇役のはずの野手にボッコボコにされたし、こっちのその打順がまるで機能しなかったことで余計に差が際立った。
打てなくても粘って球数を稼ぐ、最低限の進塁打・犠牲フライで繋ぐ、1塁まで全力で走る。こう書くと当たり前のことだけど、どれだけの差があったかは試合を見てた人ならわかるはず。こうなると1番から9番までどこも気が抜けない打線が出来あがるから、投げてる方がそのうちに根負けする。
ジャイアンツの誇るスーパーエースでさえあの通り最後の最後で力尽きたんだから、そりゃああんた今村や高木には「抑えろ」ったって無理な注文ってもんだ。しかも、智之を攻略するのにわざと序盤にストレートを狙い打ちして、中盤以降への布石にしてたってんだからもう笑うしかないじゃん。強いチームがそうやって一丸となって攻めてきてるのに、こっちは何を狙って何をしてたんだ?ハゲてる方の村田、おまえは今村に矛先向けて怒ってる場合か?

たださ、幸いにしてソフバンさんとはもうレギュラーシーズンじゃ当たらない。だからあんまり気にし過ぎることもないんだよ。
だって、もうソフバンさんは今週にでもマジック点くんだろ?それが正常な訳ないじゃん。6月の上旬で貯金25とかいうチームなんだから、もう割り切って考えた方がいいんだよ。どうでもいいけど、パリーグで60試合終えて勝率727なんてふざけた状態なら、セリーグにいたらもう来週あたり胴上げなんじゃないの?w そんなチームに負けたところである意味当たり前だよ。

だから、現実は現実として受け止める。何が違うか、何が足りないかも各々感じたものがあるんだろうから、それを埋めるために明日から頑張るんだよ。同じ凡打でも数球であっさり終わるのと、13球粘ってアウトになるんじゃ違うって思ったろ?ホントに当たり前のことなんだけどさ。
終わったのはソフバンさんとの試合で、わかったのはソフバンさんより圧倒的に弱いという現実。だけどペナントどころか交流戦すら終わってないし、残り81試合もあるんだから、まだ何も終わってないし未来は何もわからんよ。現実を踏まえることと諦めることを混同するな。

そしてさ、監督様はまた素っ気ないやる気も興味もないようなコメントを出されたようですけど、去年まで監督だった人ならこう言ってくれたんじゃないかと思うんだな。

「この現実、屈辱というものをしっかりと胸に刻んで、我々はもう一度秋にチャレンジャーとしてホークスに胸を張って正々堂々挑めるよう、もう一度気持ちを切り替えて一戦必勝で戦っていきたいと思います」

なーんてねw
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自分ならこういうときどうするだろう?

精一杯やった。結果は付いてこなかったけど、全力で立ち向かって燃え尽きた。自分に非は無い、そう言い切れる。
そして、自分に非が無いことを周囲誰もが知っていて、みんな自分に同情的な捉え方をしてくれている。こういうときどうするだろう?

きっと管理人なら、自分が悪いんじゃないことを理解してもらっていることで安心し、慢心してそこで気が緩む。こういう人間は決して成長しない。なぜなら、自分で自分の上限を決めて居心地よくなってるのと同じだからな。管理人が自分で言うんだから間違いないよw

でも、できる人、人望のある人というのは、ここで違った考え方ができる。
演技でもマスコミ向けのアピールでもなく、心から周囲も頑張ってくれてると称えることができて、すべての責を自分に向けられる。きっとみなさんの周りにも、希少ながらもこういうタイプの人がいるはず。

管理人が「おまえ、ついこの前も中学生でもやらないようなヘタクソなバント失敗したばっかりじゃねーか!打てもしないしバントもできないならもう打席に入るなボケ!」と罵詈雑言の限りを尽くして打率175のボンクラに怒りの目を向けていたときも、きっと智之は「誠司は僕を上手くリードで引っ張ってくれてる。誠司がいたから今年ここまでやれてるんだ」と思ってたはず。

感謝の気持ち。言葉にするとありふれているけど、周りに助けられて自分が存在してる、周りを責めるのは自分が完璧な結果を出して初めてできることなんだ。そう心の底から理解してこその佇まい。今年の智之はこういう心で野球をやってるんだと思う。
言葉の端々にそれを感じるし、多様なニュアンスを含む「若きエース」から「偉大な大エース」への階段を確実に上っている感がある。頼れる大黒柱に茶目っ気はいらない、やんちゃさもいらない。常に泰然自若としていて、他者に矛先を向ける前に自分に向けられるような人格者でいてこそのチームの柱。きっと智之はどんなときもそう考えている。


きっと、ファンが「野手は菅野に謝れ」とか、「菅野はまったく悪くない。野手がクソすぎて菅野に申し訳ない」とか勝手なことを言ってる中で、当の菅野は全然違うことを思ってるんじゃないだろうか。

そんな諸々を含めて今日の試合に管理人が思うことは、

やっぱりギャレットってクソだわ。

これに尽きる。管理人みたいな人種には感謝とかどうでもいいわw 智之、本当にすまんな。
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各選手に求められる役割とか、期待されるもの。ハッキリ言葉に出さなくともそれは確実に存在する。
過去の実績から見込まれる成績であったり、数字に表れないベンチ内での立場であったり、よっぽど若い選手は別だけどみんなそれぞれに期待値がある。

かくいう管理人も、一軍に常時いるような選手にはほぼ全員おおよその期待値イメージがある。
それを大幅に超えてきてくれると本当にうれしく感じるし、まったく届かない選手が複数出てくるとチーム全体の計算が狂う。

・・・でも、唯一大田に関してだけは、まったくもってイメージが沸かない。
この選手の完成型はどこにあるのか、どれだけやれるのかが全然読めない。いや、そもそもこの選手は一軍にいても二軍にいても、なんだか収まりが悪い感じがして違和感を覚えてしまう。
どう使うのか、使ったら使ったでどれだけやれるのか、やったとしてもどれだけそれが続くのか。
いい方にも悪い方にも極端に針が振れるタイプの選手だけに、サイコロと同じでやってみるまで吉と出るか凶と出るかまったくわからない。

素材が一級品なのは万人が認めるところだし、「三歩進んで三歩下がる」を7年間繰り返してきたのも事実だと思う。打席の中での意識の低さ、そこから見える学習能力の無さもその通りだと思う。

それでも、そこに浪漫を見る人の気持ちもわかる。阿部や外国人以上に飛ばせる飛距離は天性のものだし、脚力も十分に一級品。鋭いスイングでレフト中段まで飛ばす姿に夢を見る人、迫力満点のベースランに浪漫を抱く人の気持ちもよくわかる。
反対にもう諦めている人の気持ちもよくわかる。いつになっても打てるのはストレートだけ。この7年間、明らかに成長したと思わせる活躍を何度も見せながら、それでも気が付けば逆戻りをエンドレスリピート。変化球を打てる打てないの問題よりも、打席の中で読みとか狙いとかが何一つ見えないスーパーフリースインガーぶり。今日も三塁コーチのサインをじっくり見た後でのフルスイングに爆笑してしまった。
守備の方も、なまじ身体能力が高いもんだから守れる範囲は広い方なのだけど、どうにもこうにもポカが多いというか、信用の置けない脆さがいつまでも消えない。

その両方が同じウェイトで存在していて、1試合の中でも両方が顔を覗かせることさえあるからどうにもこうにも評価に困る。期待していいのか諦めるべきなのか、半信半疑のままの26歳バースデー。
管理人は今日初めから試合を見れたけど、初回の三球三振とファールを見失うボーンヘッドに笑い、その後の意図の見えない打席に悲しくなり、松本がファインプレーを見せた直後の落球に切なくなった。

ちょうど一年前の今頃、大田は貧打のチームを救うべく四番に座り、管理人も大きな大きな期待をした。去年だけでなくそれ以前にも、大田が四番になる日が遂に来たことを熱いテンションで書いた記事があると思う。
だけど、2016年の管理人にその熱さはない。残念だけどこれが本音。でも諦めてしまった訳でもないのも本音。
「最後のチャンス」って表現も4年か5年連続で聞いてる気がするんだけど、それでも期待する気持ちも諦めたくなる気持ちも50%50%で答えが出ない。
・・・うーん、でもとりあえず1番で使うのは止めにしませんか?ねえ監督。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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