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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。    ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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今年、澤村のことを全然書いてない。
先日そんなことにふと思い当たり、いい機会なので澤村が書いた本を買って読んだ。

うん。意外に読みやすい上に、こういう有名人本に付き物のゴーストライターではなく、ひょっとすると自分で書いたかもなと思わせる内容だった。
その感想も含めて、タイミングを見計らい澤村がセーブを挙げた日にでも彼について書こうか。
今日もそんな思いで見守った巨人戦。

・・・うん、何が書いてあった本だっけ?
全部忘れたよ。まあ、実に見事なマッスルミュージカル名古屋公演。誰が先発だろうが、誰が中継ぎだろうが、最終的に全部もっていくいつもの澤村ワールド。それで抑えてくれればサマにもなるけど、こうして盛大にやらかしてくれると全てが無になる。
本の中で語っていた理論も、自身の考え方も、全て結果があってこそ説得力を持つ。それこそが抑え業のつらいところではあるけれど、こういう試合でやらかしてくれるとフォローする気にもならない。

消化試合であろうとも、今日という日には明確な意味があった。
今年の菅野はまるで悲劇のヒーロー。防御率1点台を9月までキープしながら、ここまでまさかの9勝止まり。本題じゃないから深くは語らないけど、そんな悲運のエースになんとしてでも10勝させるべく臨んだ試合。

見たかい?今日のひどい出来の智之を。
管理人が見た中じゃ間違いなく今年一番悪い出来だよ。球の抑えが効いてないのか制球は最低。ストレートも走らないし、たまにいい変化球はあったけど曲がりが早いのか見極められる。並のピッチャーなら3回もたずにKOされる出来だった。
それでもこうして試合を作ったスーパーエース。ふがいない打線を尻目に自分で打点も挙げて、小林が送って菅野が決めるおかしな構図になんだか違和感がなくなってきた感さえある。
打線はまるで点が取れなくて、春先に何度も何度も見たイライラする展開だったけど終盤ついに爆発。

・・・これで大団円だろ普通?
さすがにさすがに今日はこれで終わってくれ、このまま智之に勝たせてくれ。いや、終わるだろう、10勝するだろうと全ての巨人ファンが思ったはずだよ。
なんでよりによって今日こうなるかなあ。実に堪える負け方。現地で観てたら疲労感ハンパない試合だよ。
しかも消化試合で11連戦という罰ゲームみたいな日程の初日。今日名古屋で明日は広島、明後日から2日間東京の後は兵庫っちゅうとんでもない強行日程。どんなにタフガイでもくたびれるに違いないメチャクチャなスケジュールの初日。そのスタートがこれはしんどいよ。本当にしんどいよ。見てた人も、延長戦になってから明らかに野手の集中力がなくなってたのわかったでしょ?そらそうだよ。選手も人間だもの当たり前だよ。

まだ、残り試合から考えれば智之が10勝するチャンスはある。それは数少ない救いのうちの一つ。
だけど、今日の8回表はさ、なんだか今まで噛み合わなかった菅野と野手がガッチリ噛み合って、ようやくここにきて一つ帰結した感があったんだよ。春からずっと好投に報いることができなかった打線。打てないことで勝たせてやれなかった後悔。夏場に入り智之もペースダウンして内容の悪い日も出てきた。それに呼応するようにチームも失速。その全てのハイライトが今日の日で、内容は悪いながらも投げ抜いた智之、打てないながらも最後の最後に打ってみせた野手陣。映画のようなドラマティックな展開だっただけに、一つターニングポイントになる試合のような気がしてた。

・・・うん。1敗じゃない1敗ってこういうことだよ。
願いが一つ叶うなら、田原じゃなくて負けを澤村に付けたいし、1つじゃなく5つくらい付けたい。うーん・・・。

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カープさんおめでとう。完敗でした。
今日の試合もそうだけど、今年一年しっかり実力で負けました。

25年ぶりの優勝おめでとう。
素直に祝えない人も、自分が25年前に何をしていたか考えたらその重さがわかる。尋常じゃない積年の苦しみが、やっとやっと報われた瞬間だよな。本当におめでとう。

そして、少しうらやましいな。
管理人は一度だけ広島の地を訪れたことがある。
失礼ながら、中国・四国地方では最大の都市であろうとも、東京に慣れた身には物足りなく感じる小さな地方都市だった。
だけど、その小さな街にしっかり根付いてるカープ愛。名古屋のドラゴンズ熱より関西のタイガース愛より広島のそれは上なんじゃないかな。今頃、広島は街をひっくり返したような盛り上がりに沸いてることだろね。
ジャイアンツが優勝しても東京はまるで盛り上がらない。ヤクルトが勝った去年だって盛り上がらなかった。県民性といえばそれまでだけど、街ごとお祭りムードになれるのがうらやましいね。

カープさんの強さはフロックじゃない。
去年のヤクルトはバランスが奇跡的に噛み合った産物だったけど、2013年からCSの常連に成り上がって、欠けていたものや足りなかったものを一つ一つ補ってきたカープさんは本当に強い。きっと来年も再来年もセリーグの優勝候補になるチーム。

「CSは負けないぞ!」「来年こそは負けないぞ!」と虚勢を張りたいところだけど、胴上げも見ずにさっさと逃げ帰ったバカが監督をしてる限りそれは難しいだろな。カッコつけばっかりで中身が何もないバカが監督じゃ、いつまで経ってもジャイアンツはカープさんに勝てない。予言しとくけど、間違ってCSファイナルに進んだとしても完敗しますよ。セの代表として日本シリーズ頑張ってね。

カープファンさん、今日は飲め。もう飲んでるだろうけどもっと飲め。25年の思いってそんなもんか?もっともっと飲めw 明日が日曜で良かったな。吐くまで、明日の昼どころか夕方まで起きられないくらい飲め。
おたくの監督は去年バカだアホだと散々言われたけど、今年になってしっかり成長して化けた。ジャイアンツの監督もそうなれるかなあ・・・。今のところ100点満点でマイナス2,000点くらいのバカ監督なんだけど、そのレベルでもまともになったりするのかなあ・・・。

まあ、今日はそれはいいやw カープさん、本当におめでとう。

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あれから10年経ったか。

当時あまり熱心に野球を見ていなかった管理人だけど、この試合だけはしっかりと覚えてる。
それまで過去に一度たりともなかった東京ドームでの他球団胴上げ。それをなんとしてでも阻止すべく、とにかく異様な空気の中での試合だった。
何もかも出し尽くし、死力を尽くして最後の最後に力尽きた劇的な試合。その結果、タイロン・ウッズはジャイアンツファン最大のトラウマになったし、10年経った今もこの「痛烈!一閃!今日は!今日は!」の名実況は心に刻まれてる。

そしてまたこうなったか。
明日はいったいどんな空気になるのか。立ち見席でも1万円を超える値が付いた試合はどんな結末を迎えるのか。

目の前での胴上げだけは避けたい。
CSや日本シリーズなら諦めもつくけれど、数ある組み合わせの中でよりによって自分の本拠地で敵の胴上げだけはさせたくない。プロなら、いや男なら当たり前の感覚。

明日はきっとCSよりも熱くなる。ひと足早くプロ同士の意地のぶつかり合いが見られる。
10年の時を超え、また歴史は繰り返すか。それとも自分たちの手で新たな歴史を書き換えることができるのか。
久々に地上波で野球が見られる土曜の夜、プロ野球に熱くなれ。
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ブフォッ!!

これがマンガやドラマなら、管理人は食ってたラーメンを口だけじゃなく鼻からも盛大に吹き出すところだ。



まあ、なんだか今日という日の流れはカープの胴上げに向かって一直線だった。
いつもは巨人戦を流すラジオも今日はカープ戦。そのカープは序盤で大量得点で、いけいけわっしょいわっしょいのお祭り状態。
一方、ジャイアンツは苦手青柳に対してゼロ行進。消化試合の見本みたいなもんで、8時半には試合が終わるんじゃないかと思うような淡々とした試合。
今日はこのままダメでカープさん胴上げかな。祝辞はブログに書くけれど、試合をわざわざ見ることもないからメシでも食って帰ろうか。そう思って入ったラーメン屋。それでも気になるから、耳にはイヤホンを入れカープ戦を聞き、左手にはスマホで甲子園の一球速報。

ここで冒頭のブフォッ!!ですよ。
鼻から麺は出さずに済んだけど、誇張でなくむせましたよw

・・・すげえなあ。
ここ一番で決める坂本もすごいし、ここ一番でやっぱりやらかす阪神タイガースも藤川もすごい。
坂本の進化とか、今まで何度も何度も秋に盛大にやらかしてきた阪神とか、いろんなことが重なって、そりゃ管理人もむせ返りますよ。



今年、管理人はほとんど坂本のことを書いていない。
今年からブログをこういうスタイルにして、個別の選手をフューチャーする形に変えたんだけど、単独で坂本を取り上げたのは開幕前の一度きりだ。

・・・だってさぁ、なんにも言うことないんだよ。
その開幕前の記事で

『今年ダメなら管理人はもう坂本を諦める。叶わない夢は見ない。実に厳しい言い方だけど、こういう見方をするのは管理人だけじゃないはずだ。
ちょこんと合わせてライト前に落とすヒットなんかいらない。変態的に肘をクッと抜いてレフト前に持っていく坂本であれ。上段からバカーンと振り抜いてレフト上段に叩きこむ坂本であれ。
当人は知らないことなんだろうけど、ドームにいるファンはレプリカユニも背番号Tシャツもダントツで6番が多いんだ。10番より7番より、24番よりも多いんだ。その背中に6番を背負ったファンが、観戦帰りに笑顔で帰路につける坂本であれ。
10年目の坂本、炎となれ。』

って書いたんだけど、ひと皮もふた皮もむけて本当にスターになってくれたもの。
不満?ないよ。断言できる。今年の坂本にはなんにも文句ないし不満なんてもってのほか。期待通りどころか、2割増し3割増しくらいになったもの。たまにエラーの数を取り上げて叩く論調を見ることがあるけど、もっともっといくらでもエラーしろ。エラーを恐れてつまらないショートになるな。何にも気にすることないよ。

技術的にはバットのトップを下げて、足の上げる高さも落としたことで安定したんだろうけど、それだけじゃ説明できないくらい伸びたよな。
もともと勝負強い選手だけど、今じゃ大事な場面で必ず決めてくれそうな絶対的期待感さえ出てきた。そうだよ、全盛期のラミレスにあったあの感じだよ。

もう球界ナンバー1ショートであることにどこからも異論は出ないし、日本代表にも中心選手として呼ばれる立場になった。
ここまで高いところに上った選手にはもう何にも言うことなんかないよ。いいところ、すごいところはあるのに、ダメなところマイナスなところがあるからネタになる。結果が出なくて苦しんでるからドラマが生まれる。実力的には坂本に負けてない菅野だって、今年あれだけの内容を見せたのにまったく勝てなかったからネタになった。
だから、スター様。もうそのままでどうぞ。打撃だけじゃなく、守備も走塁もやりたいようにお好きなようにどうぞ。別格の選手としてよろしくお願いします。

     _____________
   /|:: ┌──────┐ ::|
  /.  |:: |   移動日   | ::|
  |.... |:: |  優勝決定 | ::|
  |.... |:: |         | ::|
  |.... |:: └──────┘ ::|
  \_|    ┌────┐   .|     ∧∧ つまり大竹が
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄     (  _) 胴上げ投手?!
             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄(_,   )
            /             \  `
           | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|、_)
             ̄| ̄| ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄| ̄| ̄


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ショートやセカンドを守った選手は、その動きに衰えが見えるとサードにコンバートされる。今日対戦相手だった鳥谷がいい例。
サードの選手はベテランになるとファーストに回るケースが多い。ガッツさん然り、村田さんも去年から何度かファーストを守る機会が出てきた。

それに比べると目立たないし、事実あまり注目されないコンバートなのだけど、センターを守れなくなった外野手はひっそりとライト、レフトにそのポジションを移す。

センターとは何よりも守備範囲の広さが求められるポジション。
多少捕球が下手だろうが、肩が弱かろうが、広大な守備範囲があればそれをもって良しとされるポジション。ちょっと乱暴な言い方なのはわかってるけど、実際センターは右に左に動ける脚力があればかなりの部分が許される。
ジャイアンツも重信の守備力はまだまだ危なっかしい。立岡だってもともと内野手だったせいで、脚力だけで外野をこなしてる感がある。そういう選手を外野手の中で一番大事なセンターに入れるってことは、それすなわち「センター=足」なんだよ。両翼、特にレフトは打力重視で守備の下手な選手が入ることが多いから、センターに下手な選手を入れると途端に外野が悲惨なことになる。

そういう大事な大事なセンターを任されてきた選手からすると、レフトやライトに回されてセンターから外されるってことは少なからずの屈辱だと思うんだよな。
目立たないだけで、どこの球団にもいつの時代にもあるコンバートだけど、今のジャイアンツにおいては他でもない長野がその例。
足の故障でめっきり脚力が落ちたリードオフマンはもはやライトが定位置。昨日からかなり久々にセンターに入ってたけど、正直それを不安に思っていたファンも多いはず。管理人も昨日のスタメンを見てまずそこに目が行った。
  
  http://livedoor.blogimg.jp/yakiusoku/imgs/5/6/56553db3.gif
  
そんな長野の面目躍如というか、もともと守備で鳴らした選手の意地とプライドを見たスーパーダイビングキャッチ。管理人も思わずテレビの前で声が出た。
そうなんだよ。改めて思い出したけど、数年前の長野は3割打てる打力だけじゃなく、センターを守れる守備力があったから2倍3倍に価値のある選手だった。
うん、長野がセンターを守れるとなると、打線の組み方が根本から変えられる。坂本が戻ってきた後も2番に亀井を入れたり、2番片岡で7番に亀井を入れたりできるようになる。ちょっとだけ、ちょっとだけだけどCSが楽しみになってきたかな。
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小林の緩慢プレーを叩くのもよし。
澤村の暴投を笑うのもよし。
クリーンアップの3連続見逃がし三振に憤るもよし。

いろいろ言いたいのはわかるよ。
だけど、今年のチームは弱い訳じゃん?みんながみんな思うように働いてたらこんな5割そこそこの成績にはなってないし、マジックは広島じゃなくジャイアンツに点いてるよ。それを忘れちゃいけない。打てないこともあるし、エラーすることもあるんだよ。
でも、今日は勝ち試合のリズムだった訳じゃん?3点を序盤でリードして、先発が終盤まで好投。最近に無い勝てる試合運びだった訳じゃん?

だから、管理人が取り上げるのは選手のプレーじゃない。

この試合、まともな継投してたら逃げ切れただろ?

タイミングはいくらでもあった。
①ノーアウト1塁2塁の堂上
②堂上が送った後の1アウト2塁3塁で藤井
③藤井に犠牲フライを打たれた2アウト2塁で野本
④野本にも打たれて1点差に迫られての大島

結局大島にも打たれて、そこでようやくスイッチ。・・・あまりにも遅いだろ。
後手なんてもんじゃなく、もうわざと負けにいってるのかと疑うレベル。これを読んでいただいている読者のみなさんなら①②あたりで「代えろ」「代えろ」とテレビの前で声が出て、③④あたりじゃもう「代えろおおおおぉーーーっ!!!」ってなってたんじゃないかと想像する。

代えるチャンスを4度逃したら、そりゃもうこんな試合になるよ。女子の「今夜はお泊まりOKよ」ってサインを4度見過ごしたら、そりゃもうどんな女子だってありもしない用事を思い出して終電で帰るよ。言わんこっちゃない、勝利の女神もぶんむくれで帰っていっちゃった。

・・・ホントになんでこんなに先発を引っ張るんだろ?
リリーフは打たれてなくてもマシンガン継投で注ぎ込むのに、先発はどこまでもどこまでも引っ張る。ギリギリまで投げさせたいんだろうけど、いつもいつもそのギリギリのラインを見誤ってて、代えた時にはもう手遅れになってる。

左打者が続いた状況で、山口や戸根に不安があって出しにくかったのはわかるよ。んなこたぁわかってますよ。だからそのままマシソンでよかったんだよ。だってもう8回だったんだから。
マシソンだって気の毒だよ。後手になればなるほど、後から出ていくピッチャーにはタイトな状況になるんだもの。ボヤのうちなら火消しもできるけど、火が燃え広がってどうにもならなくなってから出されても知ったこっちゃないわな。①~③くらいでマシソンにスイッチしてたら、いくらなんでも逆転まではされなかったと思うよ。違う?

澤村だってそうだよ。肩を作りながら、「今日は絶対出番があるだろう、それもセーブシチュエーションだろう」って思ってたはずだよ。それが3-0なのか3-2なのかはさておき、いずれセーブの付く場面でマウンドに上がることをイメージしてたと思うよ。
それがバカ継投のおかげでまさかの敗戦処理ですよ。これで「やる気出せ」ったってそりゃキビシイよ。先輩から「肉おごる」って言われて、焼き肉かステーキかと期待してたら、連れて行かれた先がまさかの松屋みたいなもんですよ。「『好きなもん食え』ったって、ここ食券制じゃないすか先輩!」ってなもんで、明らかにトーンダウンするよ。

なぜこうも継投が下手なのか。なぜこんなチーム状態にも関わらず観に来てくれたファンに、平気で煮え湯を飲ませるような真似をしてくれるのか。今日観戦した人なんか「もう今年は絶対球場行かない!」って怒り心頭なんじゃないの?それが当然だと思うしさ。
いろんな意見はあっていいけど、こんなの完全にベンチのせいで負けた試合だぞ。
それでもやるのは選手なんだろうし、やることは変わらないんだろうけどさ、カッコイイこと言うならせめて普通のことをできるようになってからにしろ。管理人はもう24番のユニなんて恥ずかしくて着れないよ。
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試合が終わって、すぐにでもブログを書き始めようかと思った。
だけど意図的に止めた。パリーグの試合でも見て時間を置こう。自分で自分にブレーキをかけた。
さもないと、罵詈雑言だらけで、とてもとても人目に晒せないとんでもない記事を書いてしまいそうだったから。

継投については何も言わない。
いや、納得できる部分があるとか、同情できる要素があるとかそんなんじゃない。ただ単に、それについてまで書いてると終わらなくなるからだ。春から今の今までずっと「打たれたから代える」で、「打たれる前に代える」がまったく無い気がするけど今日のところは止めとく。

・・・もう今日はあからさまにあからさまだったから、見てる人がみんな同じことを感じたんじゃないかと思う。
なんというか、とにかく采配センスが無い。絶望的にない。ここが勝負だ!ってところがわかってない気がしてしまうし、仮にわかっていたんだとしても勝負の賭け方が甘い。

監督様は亀井がネクストに立ったときの、あのザワッとした空気を感じられなかったんだろうか?
テレビカメラも亀井をピンで抜く。内野席のファンも「おっ!亀井だ!」とザワザワし出す。代打に対する期待感が球場を包むあの空気が今年一度でもあったか?
去年まではあったよな。そうだよ、他でもない監督様がネクストに出たときのあの空気だよ。なんでそれがわからないんだろか。

もう少し細かく書く。
朝からスポーツ新聞各紙で亀井復帰のニュースが躍った。それを見てないファンなんてほぼいない。だからネクストの背番号9にときめいたんだよ。
ただ、それらの記事の中にあった、「センターで起用する方針」との内容には疑問符が付いた。オールドファンほど「・・・ん?」となったはず。

あの場面、ネクストの亀井にスタンドがざわつく中、小林がフォアで出た。出ていなければ次のピッチャーのところで亀井だっただろうけど、それは言っちゃいけないことで仕方がないこと。むしろ小林をよくやったと褒めなきゃな。
小林が出たからピンチバンターで到。うん、ここでクリア。オールクリアなんだよな。
なぜなら、2番の重信のところで亀井を出して、センターの守備には到を入れればいい。詰め将棋みたいに先の先を読んで、見てるファンの方が先にそこまで予測したはず。問題はそこに至るまでに塁上がどうなっているか、スコアがどうなっているかにすり替わった。

そして、ベストに近い状態で2番重信に回った。
小林の前にクルーズが2ランを打ったおかげで1点差。さあいけるぞ。このシーソーゲーム、やっぱりホームのジャイアンツに分があるぞ。そんな空気の中で戻ってきた亀井の期待感も足して、ドームがイケイケになりつつあった中でのランナー1塁3塁・・・。
ここで中井を出すセンスだよ。結果じゃなくそのセンスに絶望するよ。

仮にあそこで中井が打ったとしても、今日はその起用を批判する記事を書こうと思った。それくらい致命的にセンスのない采配だった。繰り返すけど、亀井がネクストに出た時のあの空気が今年一度でもあったか?「お!代打に○○か!」ってざわつきがあったか?
10万円くらい賭けてもいいけど、あそこで亀井が出たらドームは沸きに沸いたよ。もともと絶大な人気がある選手だし、待ちに待った2ヶ月半ぶりの復帰だ。チャンスの状況も相まって、誰かがホームランを打ったときより、逆転したときより大きな歓声がドームに響いたはずだよ。
そして、その球場の空気を変えられる選手こそが今のチームに求められてるものだし、ビジターで戦う相手チームが嫌がるものなんだよ。なんでよりによって、去年までその立場だった監督様がそれをわからないんだろか。

うん、百歩譲って勝負どころはまだ先だと踏んだんならわかる。スコア的に延長もあり得る状況だったのは事実だし、頻繁に点が入るシーソーゲームで何が起こるか読みにくかったのは認めてやる。
だけど、あの回に代走尚広を出してる時点でそれはないんだよな。ここがヤマと判断して勝負手を打ってるんだもんな。その言い訳は通らんよ。

あそこで亀井を出してたら、もう打つ手は全て打った感が出るんだよ。仮に打てなくて終わったとしても、やり尽くして負けたなって納得できるんだよ。他の代打陣じゃこの感覚はないぞ。
そしてさ、ここが勝負どころと見たら一気に全てを投げ打って託すのが指揮官の仕事だよ。冷静に考えて、あえて誰も選ばないような間違った道を選んでんじゃ救いようがない。
いやぁ、なんかもうこの先のことまで見越して絶望する采配を見せられた。いやぁ、罵詈雑言を書かないようにまとめたけど、それでもだいぶ辛辣になったな。いやぁ・・・。

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球団HPに不定期で載る由伸コラム

由伸監督日記「一新」

・・・あぁ、しゃべってないんだ。
なんかこのコラムだけでいろいろ伝わった。

以前も書いたけど、由伸の言動というのは決して間違いではない。
大人なんだからプロなんだから、各々の役割、やることなんてのはわかってる。それはそうだろう。やらなきゃいけないこと、今置かれている状況、確かに言われなくてもみんなわかってる。野球選手じゃなくたって、学生でもサラリーマンでも主婦でもみんな頭じゃわかってる。

だけどさ、

「よくやったな」

「がんばれよ」

って言われるとうれしいじゃん?

「愛してるぞ」

って言われるとうれしいじゃん?

言葉って心に残るじゃない?それが励みになったり、逆に発奮材料になったりするじゃない?言った方にその意識がなくても、言われた方の心に引っ掛かって、それをずっと思い出にして大事にしてるなんてよくある話。
これはさ、当たり前だけど言ったから起こることなんだよな。言わなくても察しろったって、人ってそんなに賢くないよ。言わなくても同じなら、そもそもミーティングをやる意味すらないじゃない。

プロ野球の監督ってさ、一番の仕事はモチベーターであり防波堤だと思うの。采配とか選手起用とかは実は二の次三の次だよ。
選手を乗せてあげること、やる気を引き出してやること。それとファンやマスコミのバッシングから選手を守ってやること。俺が使ったんだから俺が責任取るって、失敗した選手に言ってやることが仕事だよ。そして、その選手に次は頼むぞって言ってやることが役目だよ。違うかなあ?


「いいか豊田。これは降格じゃない。(当時クローザーだった)上原の前を投げるのを任せられるのがおまえしかいないんだ」

豊田がクロ―ザーとして失敗を繰り返し苦しんでいたとき、原が豊田に言った名言。豊田はこれ以降セットアッパーになり、ジャイアンツで残していったホールド74。07-09の三連覇に大きく貢献したのは周知の通り。

イチロー「僕に構わずバントのサインを出してください」
原監督「バントが必要ならサインは出す。でもオレはイチローが見たいんだ。そんなこと、お前さんは気にするな」


これは至高の名言。もう有名すぎる話だから詳細は省くけど、自分がイチローだとしてこれ言われたらどうよ?管理人なら泣いちゃうねもう。一生忘れない言葉として胸にしっかり刻むね。

そして、ウソかホントか知らないけど、原なら言ってるに違いないと思える名言がこれ。

「みんな聞いてくれ!今日の壮行試合、皆様々な思いを持っているだろう…。なぜ俺が選ばれないんだ、俺を見ていないのか…そんな君達の熱い想いを今日だけ私に預けて欲しい」

北京五輪の壮行試合で、代表チームと戦うチームの監督を務めたときのミーティング挨拶(と言われてる)。選手からすれば評価や査定に一切関係ない試合。原の言葉通り、なんで俺がこっち側であいつが代表なんだって思いもあって当然。そんなモチベーションが上がらない状態で試合前にこれ言われたらどうよ?一気に目が覚めて「代走でもバントでもなんでもやります!」ってならない?実際そうなった選手が多いから、星野率いる代表チームに大勝したんだよ。

話を戻すけど、言葉って人を動かすと思うよ。人を変えることもあると思うよ。
監督職ってそれこそが仕事なんじゃないかなあ。

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人間ってのは不思議なもんで、怒っている人を目の当たりにすると笑ってしまう。
それが男同士になると「おまえが怒ったところでビビってなんかないぞー」みたいな強がりアピールまで入って、笑ってなんとかその場を収めようとする。平静を装って、その結果怒ってる人の上に立とうとする意識が働くんだよな。

だけど、さすがに日に4度もキレられた日にゃ引く。もう笑ってる余裕もない。おまえの怒りはいかほどなんだとドン引きしてしまう。
なあ、さわやかイケメンマイコラスよ、今日のおまえはいったい何だったんだ?

理不尽な中4日登板。ひどい雨。実に75分にも及ぶ中断。苦手のロペスを意識して臨んだはずなのにいともあっさり打たれたホームラン。
怒る要素、爆発する理由はいくらでもあったと思う。だけどいくらなんでもやりすぎだ。

管理人は別に常識人じゃないし、むしろ選手が感情を爆発させることには肯定派な方だ。その昔、尚成がベンチで暴れたときも、責めることなく擁護する記事を書いた記憶がある。
だから、初回からロペスに打たれた悔しさをベンチで爆発させたところまでは何も言わない。うん、もう一歩譲って、三振した後にバットを膝でへし折ったとこも認めてやろうか。

だけど、その後はダメだ。どんな理由があれやり過ぎだ。あれじゃオンドルセクと同じじゃないか。
周りの選手もたまったもんじゃないし、インプレーの中で小林を怒鳴りつけるとかもう論外だ。やるならせめて敵チームにやれ。小林はおまえの敵じゃないんだぞ。次回から小林はどんな顔しておまえのことをリードすりゃいいんだ?

もともと気性の荒い選手ならまだしも、ホントにいったい何があったんだ?
繰り返すけど、キレたのが1回2回なら理解はする。原因はたくさんある状況だったし同情もする。だけど、テレビに映った部分だけで4回は異常だ。見えないベンチ裏まで含めたら、冗談抜きで初めから最後までキレてたんじゃないか?それだけ怒れるエネルギーって感心するけどさ。
あれか?嫁とケンカでもしたか?それとも、嫁の携帯に不審な履歴でも見付けたか?

ホントにひどい3連戦で、反省材料どころかもう忘れてしまいたいことばかりだったけど、この火種はなんかイヤだな。小林との関係も心配になるけど、今日マイコラスがキレた原因が中4日登板にあるならば、それはもうこの先もずっと引き摺って燻ぶり続ける火種になる。いやぁ、なんて日だホントに。
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流行る定食屋ってのは看板メニューが複数ある。
そりゃそうだ、毎日同じものじゃ飽きるに決まってる。昨日は生姜焼き、今日はハンバーグ。はたまた昨日はラーメン、今日は野菜炒め定食。あれこれ日によって食べ分ける楽しみがあってこそだし、どんなに好きなものでも毎日食べてたんじゃあっという間に飽きちまう。
かのキン肉マンが「牛丼ひとすじ三百年」と歌った吉野家でさえ、今じゃ豚丼もあるしカレーもあるし夏にはうなぎまである。2016年の今、看板商品一つで勝負って訳にはいかないのよね。

野球も似たところがあると思う。
同じポジションを守れる選手が複数いる。不調やアクシデントでスタメン選手が出られなくても、すぐに遜色ないレベルの選手が代わりを務められる。層の厚さというか、メインディッシュは変わらずとも今日はAセット、明日はBセットのようにメニュー構成を変えられるチームは強い。

数年前までこれはジャイアンツの専売特許だった。強大な選手層を誇り、常にチーム内で競争があってその結果チームが強くなる相乗効果があった。
ところがこの2016年、毎日毎日同じ選手が試合に出続け、代打で登場するのは打率2割未満の選手たち。スタメンと控えの差が極端に開き、大勝してようが大敗してようがオーバー35歳の阿部や村田が最後まで出続けることもしばしば。

一方、カープさんを見ると、新井さんと松山を四番として交互に使い、外国人もルナとエルドレッドの併用。ベテランを休ませながら上手くチームを回してる。チームの中心はキクマルや田中、鈴木の若手が担い、それでいながら打線の主軸には前記のベテランたちが座る。・・・なんとバランスのいいことか。負担の多いキャッチャーも石原と會澤の併用。うん、非常に理に適ってますよ。
ジャイアンツも打線は固定できたけれど、それはたった一つの看板メニュー。それに頼らざるを得ない状況で、言ってみれば今日も牛丼明日も牛丼明後日も牛丼。それに行き詰ったら打開策が何もない。カープさんは「固定できない」んじゃなく「固定しない」んであって、それこそ今日のランチはハンバーグで明日のランチはから揚げ、と日によって使い分けてる。この差は大きいよ。

ジャイアンツがそれをできなくなった理由は二つ。
一つはよく言われてる由伸、井端の引退。個人的には金城も含めたいけどね。
もう一つは、まさに潤滑油になるべき立場の選手たちが今こぞって二軍にいること。
前に書いたけど、ギャレットの守備固めで松本を使うことはいいよ。だけど、それと松本を代打起用することは意味が違う。本来ならこのあたりに亀井を上手く織り込みたかった。亀井なら終盤の守備固めでも、ここ一番の代打でもどこでもこなせるはずだった。今、代打で脇谷が出たり堂上が出るところで亀井が出たら、そりゃもう期待感も相手に与える威圧感も球場の沸き方も全部違う。
片岡だってそう。クルーズがヒットで出塁した。その代走で片岡を試合に入れて、そのまま守備に就かせる。ヤツのバントはチーム1だから、ノーアウト1塁2塁みたいなところでピンチバンターでも使える。もちろん普通に代打だって、少なくとも中井や寺内よりは遥かにいいさ。
そして、もっとも痛い不在は立岡だと思う。立岡の場合は、上の二人みたいに起用に工夫はいらない。黙って「2番センター」で到の代わりにすればいい。到を悪く言うのが主旨じゃないから割愛するけれど、こうも浮き沈みが激しくて、しかもその沈んでいるときに地の底まで沈まれるんじゃこっちも唸ってしまう。打率2割2分台の選手を2番に固定するのはどうなんだって話だよな。

この3人、いるかいないかはかなり違うと思うんだよなあ。
「打てば勝ち打てなきゃ負け」みたいな手に汗握る場面で、代打で脇谷が出るのと亀井が出るのじゃ何もかも違うよ。これ以上言わんけど。
毎日まったく変わらない日替わりメニューも食べ飽きたからさあ、そろそろ帰ってこいよホントに。早くしないとシーズン終わっちまうぞまったく。
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そうか、こうやって引導を渡されるんだな。
なんか、しみじみ感じてジワーッと傷口に沁みた。

ねえ読者諸君。今の今、この状況でジャイアンツを応援する意味とはなんだろう?
・・・「リメークドラマ」?
管理人はただの一度もその言葉を使ったことなんざないぞ。開幕前から今年は優勝なんか無理だって断言してたし、ここまである意味その予想通りに推移してるよ。

じゃあ何かって言うとさ、例えば好きな女がいるとする。どうやらその子は自分のモノにはならないようだ。オーケーオーケー、そんなのどこにでもある話だ。全然問題ないまったく問題ないbySMAP。
だけど、その子が目の前で他の男と手を繋いでたりチューなんてしてた日にゃ話は別だ。そうだよな男子諸君?
目の前で胴上げなんてさせるか。自分たちが負けてマジック点灯なんてさせてなるものか。それが全てだよ。
・・・「そんなことない。俺は春から優勝を信じて応援してる」って?
そうかそりゃ失礼。だけど、夢もあこがれもどこか違ってるけど、それが僕と君のハーモニーなんじゃないか?



閑話休題。そういう意地を見せたかったけど、まざまざと見せつけられたのは非情な現実。
6回の4本のツーベース。・・・堪えたなあ。
好きな子が手をつないだりチューしてるどころか、パンツを脱がされてるサマまで見せられてるようだった。まあそれはそれである意味見たいけれどもさ。

あぁ、今こうしてジャイアンツは「負けた」んだ。それをしっかりと感じるイニングだった。それはもちろん今日の試合のことじゃなく今シーズン全ての話。今年はカープに負けたんだ。自分の見えないところでやってくれればまだしも、よりによってこうして目の前でカープに負けたんだ。それを全てのファンが感じてしまったイニングだったように思う。そして、他のピッチャーじゃなく智之が崩れたことで余計に念を押された感じ。大事な試合って、こういう風に象徴的なことが起こるんだよな。うーん、クールを装ってる管理人でもちょっと今日は堪えたよ。プレイボール後の数球を観ただけで今日の智之は素晴らしい出来だと確信できたし、事実序盤はまさにスーパーエースの快投だっただけに堪えたよ。

・・・という訳で食レポに移りましょうか。



選手弁当シリーズ第3弾は坂本。
坂本恒例のハンバーグは抑えめになり、メインディッシュになったのは牛肉てんこ盛りのプルコギ。
・・・ほーぉ、その牛肉が美味しいじゃないですか。弁当だから当然冷めてるにも関わらず、固くもならずそれでいて噛み応えもある。ごはんに乗ってる韓国海苔も食欲をそそるし、めんたいこが時折つまむのにちょうどいい刺激になる。なるほどなるほど。坂本お得意のはずのハンバーグの味付けがあまりピンとこなくてそれだけが残念だったけど、今までのハンバーグ&ハンバーグみたいな構成からガラッと変わったね。坂本も大人になったってことなのかな。
 
 

・・・さて、これで今シーズンが終わるならそれはそれで逆にかっこいいけどさ、あいにくまだまだシーズンは続くんだ。シーズンが終わってもその先にはCSなんてものがあるんだ。無様でも敗軍でも明日もファイティングポーズを見せなきゃいけないんだ。ある意味、ここから先の在り方が大事だし、それがプロとしての矜持だよ。
特に智之、ここから這い上がれ。リベンジの機会は必ずあるから、傷付いて打ちのめされても立ち上がれ。残り1ヵ月、しっかり見ててやるぞ。

♪だぁーれよーりもー あなーたがー 好きーだーからぁー

(夏の終わりのハーモニーを知らない人にはとことんピンとこないまとめ方)
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脇谷のファンっているのかなあ・・・。

いや、いくらなんでもそれは失礼か。前言撤回、脇谷のファンって何人くらいいるんだろうか。

脇谷は人気ないんだよ。球場でもレプユニを着てたり、グッズを持ってるファンをまず見ない。去年アンダーアーマーになってから全選手対応のグッズが一気に増えて、今じゃドーム内の売店で全選手の背番号Tシャツが買えるようになった。ネットオーダーでは漢字タオルも全選手対応だし、そもそもアディダスの頃でも量販されてない選手のオーダーレプユニを着てるファンはかなりいた(完全に余談だけども、管理人が一番ビビったのは、数年前に一度見かけたセドンのユニ着た若い女の子w)。

でも、脇谷ファンはなかなかお見かけしない。
管理人の球場通いが復活したのは08年のことだけど、今も昔もほとんど見たことがない。
そして、その扱いの低さに隠れるけど、脇谷のプロ野球人生はまさに激動。


へー、脇谷大手術して育成選手になったんだ(11年秋)

あー、脇谷戻ってきたんだ(13年春)

ほーん、片岡の代わりで出ていくのは脇谷かぁ(13年秋)

あー、脇谷FAして戻ってきたんだ(15年秋)


冷静に振り返るととんでもないアップダウン。こんなことが人気選手、スター選手の身に起きてたらそりゃもう大騒ぎだよ。
誰にも負けないくらいドラマティックで数奇な経験をしてきてるのに、なんというかこう報道のトップ項目にはならず、巨人ファンですらあまり重要に捉えてこなかったフシがある。だから、今年極度の打撃不振に陥ったときも、励ます声よりも罵る声の方が何倍も何十倍も大きく響く。
育成選手だった1年をどんな気持ちで過ごしたか、自分の居場所を確立していた西武から由伸を胴上げすべく宣言したFAにどれほどの覚悟があったか。本が一冊二冊書けそうなくらいに濃いよな。

脇谷が歩いてきたのは道の端っこ。
阿部や坂本みたいに陽の当たる道のど真ん中を歩き続けるスターを横目に、一歩も二歩も下がって端っこを歩んできた10年間。
そして、これからもそれは変わらない。脇谷に求められてるのはクルーズや片岡の隙間を埋める役回りだし、スタメンで出ても若い山本くんや根強いファンがいる中井と違ってさほどの注目も集まらない。

だけどさ、こういうヤツって馬鹿にできないんだよ。
成績上位の営業マンたちがからっきしの時に、一人ドーンとでかい獲物を挙げてくる。普段は身なりも冴えないし、期待もあまりされてないような立場だけど、どういう訳だか自分の首を繋ぐ程度にはチームに貢献できる。今日だって言ってみれば村田課長が盛大にやらかして、どうやら今日は敗色濃厚、売上ゼロで本社から大目玉を食らいそうな窮地で、最後の最後、営業時間も残り30分みたいなとこで一人で100万挙げてきたようなもんじゃん?34歳で打率170なんて目を覆いたくなるような営業成績の社員が、でっかい仕事をいつも以上に注目が集まる日にやってのけたんだよ。

それにさ、こういうヤツって強いんだよ。
どんなに叩かれようと、野球ができずにいた育成選手の一年間に比べたらマシだろうし、普通のFAと違って脇谷は巨人も西武もよく知った上であえて巨人で生きることを選んだんだもん。どんな役回りだろうと、汚れ仕事だろうと苦にしないと思うよ。

脇谷さん、今日1試合だけでもあなたをFA獲得した意味はあったんだろうし、しっかりあなたの首は繋がったと思います。だけど、まだシーズン残り1ヵ月ほどありますので、またこんな感じでそのうちお願いします。まったく期待しないで、それでもしっかり見てます。



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カープは強いよ。

もう出オチみたいな書き出しで申し訳ないけれどホントに強いよ。
いつか書いたけど、カープが前回優勝したのは実に25年前。25年前だぞ25年前。これを読んでくれてる人でも生まれてなかったり、記憶がなかったりしても不思議ない大昔の話。カープとファンの鬱積して蓄積したものが結実してガァーッ!とくる感じは止められないよ。もうこれはしゃーない。

さて、そういう中で2016年ジャイアンツを楽しむ術とはなにか?

それは、ベテランたちが輝きを見せる夏を思いっきり満喫することだよ。
時が戻ったかのようなこの夏に、自分も身を任せ楽しむことだよ。

今日の阿部が見せた、迷いのないフルスイングに何を見たか。
今が2016年であることを一瞬忘れてしまいそうな、時が5年も10年も戻ったかのような阿部の打球に何を見たか。

またもや側頭部を刈り上げるおかしな髪型になっていた村田さんに何を見たか。
打ちまくり、右に左に守備で躍動する35歳に何を見たか。


・・・もう楽しいじゃん?

管理人は楽しいよ。
この二人がここまで復活してくれるだなんて、失礼ながら思いもしなかった。管理人だけじゃなく、ほとんどの巨人ファンが予想だにしなかった驚異の復活劇じゃないかと思う。そんな愉快なものを見せてもらってるんだから、管理人は勝とうが負けようが、チームが何位だろうがこの2016年夏は楽しいよ。

今年から巨人ファンになった人なんていないだろうから、一年前のことを思い起こしてみればいい。
管理人は去年の阿部を見て、これはもう本当に終わったと思った。確信に近いレベルで一つの時代が終わったことを感じた。
それがこうなる。去年、一昨年のことなんてまるでなかったかのように、しっかり「強打の阿部」に戻してこれた。
・・・今日のホームランを見たかい?去年はあれだけ振ることすらできなかったんだよ。満身創痍で全身持病だらけの男が、それを微塵も感じさせないプレーができてる。この劇的なV字回復を見られてるだけで管理人は満足ですよ。

村田さんもそう。阿部が復帰からすぐにスッと戻してこれたのに対し、村田さんの春は去年の延長線上にあった。開幕前は賭博だ覚醒剤だで当人たちの実力以外の面で岡本を推す空気があったし、その岡本が勝手に沈んでいった後も村田さんは村田さんのままだった。
「今年も250くらいのどうでもいい成績で終わるんだろなあ」って思っていたのがこうなる。長打を捨てて率を求めた打撃は、率だけでなくホームランも増やす結果になり、二塁打に至ってはリーグ首位を独走。どういう訳だかここ一番のチャンスでもきっちり結果を出す勝負強さが戻ってきた。その心理状態が他の面にもフィードバックし、去年露骨に衰えが見えた守備もしっかり復活。
・・・今日の軽快なフィールディングを見たかい?村田さんはもともと守備が上手な選手。上手な選手と下手な選手の間には埋められない差があるんだけど、上手い選手が気分よく自信をもって打球を捌いてるサマがハッキリ見えた。去年はこういう村田さんを見た記憶がないよ。

だから、いいじゃん?これが見られてるだけで十分じゃん?
繰り返すけど、管理人は阿部と村田さんの輝く姿なんてもう二度と見られないと思ってた。大田が輝く未来はあるかもしれない。中井が光る未来もあるのかもしれない。岡本が輝くことになる未来はあってくれなきゃ困るけど、それはそう遠からず訪れる未来。
なんだろな、この2016年にまた前田敦子と大島優子が2トップになったAKBを見た思いなんだよな。いつか見られると期待するものじゃなく、もう既に終わったと思い込んでいたものがもう一度リバイバルしてきた感覚に近い。もちろんこれは長く続かない一瞬の夢。真夏の夜の夢だけど、それに酔えるのも今しかないんだよ。

時の流れに抗うことなんてできないけれど、ほんの少しだけそれができた2016年ジャイアンツ。神様、これが夢ならもう少しだけこのままで。

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今日じゃなくて昨日の話。
神宮球場は、室内練習場から球場まで選手がバスで移動する。道路一本隔てただけのわずかな距離だけど、混乱を避けるためにそうしてる。ヤクルトの選手なんかは普通に徒歩で移動することもあるみたいだけど、対戦相手は必ずバス移動になるんじゃなかったかな。

昨日、管理人が球場へ向かう途中、室内練習場の出口のところで足止め。係員が通行規制をしてバスを誘導するところだった。
どうせ待ってなきゃいけないんだし、せっかくならブログに載せるネタにでもなればとカメラを構えて待機。管理人含め30人くらいは待ってたのかなあ。
・・・出てきたバスはガラガラで、しかも窓にスモーク処理がされ中がよく見えず。唯一確認できたのは窓際に座っていた大竹。

「おおたけw」

「大竹だーw」

「大竹だよw」

歓声が上がるでも、声援が飛ぶでもなく、まして黄色い声など一つもなく。あちらこちらで起きる失笑のような笑い声。なんというか実に大竹。

  
 
さて、今日の話。
そんなバカにされがちで軽んじられがちな大竹ではあるけれど、管理人は割に大竹というピッチャーが好きだ。過去の記事でも褒めて書いてることの方が多いと思う。
ジャイアンツだけでなく球界全体でもあまりいないシュートの使い手だし、左右の幅、高低、緩急、あらゆる角度から勝負ができる引き出しの多さも好み。いいときの大竹ってのは、菅野にも負けないくらいのいいピッチャーだと思ってる。

  
 
だけど、悪いときにこうなってしまうからイメージが悪い。
本人のいかにもいい人そうなルックスとか、ラーメン好きなキャラクターとかより、バカにされて軽んじられるのはこの不安定さのせいだ。

大竹は既に90勝してるピッチャー。そりゃ杉内や内海に比べたら見劣りするけど、90勝できるピッチャーなんてほんのほんの一握り。現役選手では勝利数ランキング第15位。ちなみに14位が91勝の能見で、下には館山、中田賢一、福原、武田勝、吉見と続く。一流選手とは言えないかもしれないけど、これを二流と評したら普通が四流以下になってしまう。それだけの実績を残してきた選手。

だけどなあ、こういうのを見せられると「おおたけwww」ってなっちゃうわな。
うーん、管理人はありがたいことに夏休みが長めで、スタートから観戦続きでウキウキだったんだけど、まさかまさかの連日で煮え湯を飲まされる有様。うーむ・・・。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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♪キリンが逆立ちしたピアス
とソラで歌えてしまう人は間違いなくアラフォー。

今日が誕生日だった管理人にとって、ジャイアンツの白星が何よりのプレゼント。去年のバースデー観戦は、堂上から代打満塁ホームランという素敵な素敵なプレゼントをもらった。
さて、今年はいったい何をもらえるかとウキウキで臨んだ神宮東京ダービー。

  
 
いい試合だったとは思うよ。
クリーンアップが全員打点を挙げて、復帰直後のクルーズも存在感爆発のホームラン。打線の厚みというか強力さをしっかりと感じられたし、外国人が6番7番の下位に並ぶと威圧感が素晴らしい。なんかロペスが7番打ってた頃の雰囲気を思い出したな。
 
 

それだけに、余計に悔しい負け方になってしまった気がする。
そもそも、「なんで高木だ?」ってのは万人が思うところ。アホ高木は7月31日に再昇格して以降、今日の今日まで登板なし。先発させるのか、セットアップ的に使うのか、はたまた敗戦処理で長いイニングを投げさす役割なのか。答えが出ないまま時間だけが過ぎていった2016年夏。

それがようやく今日出てきた。宮國の代わりのようなポジションで、1点差のタイトな場面で出てきた。・・・まあ、ここまでは良しとしようか。一応それなりに実績はあるピッチャーなんだし。
そこまでは譲歩してやっても、それでもやっぱり8回も続投させたのは采配ミス。7回の内容を見てた人なら「いや、代えろよ」と全員が言いたくなった謎の続投。
・・・結局、打者10人に被安打4本とフォアボール1つか。ひでえなw
これじゃ宮國の代わりどころか西村の代わりも務まらないし、逆にこのアホの代わりは江柄子でも務まることが証明されてしまった。キビシイことを言うけど、このアホはもう居場所がないんじゃないの?

それと、昨日の代打中井といい、今日の高木といい、「ん?」と思うような采配が出てきてるのはちょっと不安要素。
ほれ、新監督って変わったことをしたがるんだよ。去年まではなかったものを見せて独自色を出したがるというか。サラリーマンだって、上司に対して「俺ならこうする」「これはこうすればいいのに」があって、自分がその立場になったら実践してみるじゃん?管理人はそうだったよ。どこの世界でも通ずるものがある話でさ、これが由伸の「原とは違うカラーを出す」意欲とかじゃなきゃいいなあと思う次第。

なぜだか今日はレフトスタンドのセンター寄りにもヤクルトファンがいて、そいつらを喜ばせてしまうような展開になったのが非常に残念。
管理人のバースデーに坂本ホームラン、クルーズホームラン、村田さんタイムリーという素敵なプレゼントはあったけど、結局アホ高木に全て帳消しにされた感あり。
 
 

まあ、夏らしく花火見られたからいいか。
♪あなたが私にくれたもの  に続けるなら、♪ドドン ドドドン ドンドドドーン って感じかな(←作詞能力ゼロ)。



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ほら、今は強いじゃん?
今年のピークどころか、ここ数年で見ても一番強いくらいノリノリのチーム状態な訳じゃん?
 
 

今日の試合において、田口くんは褒めるべき。絶賛すべき。
初回はグダグダのグダグダで制球最悪。間を取るためなのか、本当に握りがしっくりこないんだか1球ごとにロージンを手にしてた。
それがしっかり立ち直りこれだけの内容が作れる。「何がいいの?」って訊かれると本当に困るピッチャーなんだけど、制球力とリズムが良くて、球も球速以上の力がある。いそうでいない杉内タイプの左腕で、今さらながら背番号21番は彼にあげるべきだったと悔やまれる。
 
 

ただ、今日の試合は凡戦。田口くんには悪いけど凡戦。
たったのヒット1本で2点を先制し、3点目はベイスボール炸裂のタイムリー振り逃げ。
もうこの段階で、今のチーム状態ならこのまま勝てると確信できたし、実際後はお互いにホームランがポンポーンと出て相殺の展開。田口くんよりも遥かに内容がよかったどすこい山口がああいう形で失点した時点で、試合の流れというか方向付けは出来あがってんだよね。ほら、両投手無失点で、内容がいい方のピッチャーが先に失点するとこうなるってパターンの王道だよ。

あまり真剣に観る価値のない試合において、それでもフックになったポイントがあった。
まずは、田口くんが力尽きて降板するきっかけになった桑原の打席。ファール&ファール&ファール&ファール。まだ続くファール&ファールで実に16球。「これができるならもっと早くやれば?」とも思ったけど、これは見応え十分のプロの対決だった。

それと9回の澤村対筒香の真っ向勝負。「コース?知りません。ボールに訊いてください」と言わんばかりの澤村と、1球ごとにスタンドがどよめくフルスイングの筒香。子供向けの見どころには違いないけど、球界屈指のスラッガーとパワーピッチャーがやると非常にスリリング。単純に面白かったよ。



そして、何よりしびれたのが我らがスピードスターの連続盗塁。
 状況的に二盗はあると思った。その走塁はあまり良くなくて、タイミング的にも「アウトかな?」と思ってしまうような盗塁だった。
ただ、その後にすかさず見せた三盗に鈴木尚広の真骨頂があった。
行くと思ってなかった。管理人だけじゃなく、見ていた人のほとんどが意表を突かれたスタートだったんじゃなかろうか。二盗以上に悠々セーフになる三盗を久々に観たし、プロの流儀というか、金を払って観る価値のあるプレーを見せてもらった。



早々に勝敗への興味をなくした管理人にとって、この3つは観てよかったと思えるプレーだった。「やっぱプロってすごいなあ」と思いを新たにしましたよ。
そして、もちろん田口くんもそれと同等に語られるべき内容。忘れちゃいけないから繰り返しておく。



・・・そう、それと遅ればせながら、2016年選手弁当シリーズ第2弾。
阿部の弁当、略して「あべんとう」。
・・・うん、美味いよ。美味いだけじゃなく、見た目以上にボリュームたっぷりだ。写真じゃ見えないけど、バーベキューチキンの下にはソース焼きそばが敷かれてる。男が好きなメニューがてんこ盛りで、今は無き澤村弁当を彷彿とさせるThis is男メシ。メインディッシュだけじゃなく、手前にあるほうれん草ソテーも美味かった。ほうれん草とベーコンのソテーも美味い、とうもろこしとベーコンのソテーも美味い。だけど3つが入ったものとなると、ありそうでなかなかない気がしてなんだかお得感もあり。
こういう男向けのカロリー度外視、栄養バランス度外視の頭の悪そうな弁当ってなんかいいよねw ごちそうさまでした。
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戸根というピッチャーはつくづくおもしろい。

近年そこそこ一軍に定着しているピッチャーだけど、改めて考えると戸根の武器はいったいなんなんだろう?
投げっぷり?うん、よくそれ聞くよね。だけど具体的に投げっぷりってなんだ?
まあ腕は振れてる。投球間隔も短くてリズムもいい。こういうグイグイくる感じをもって「投げっぷり」というのはわかる。

だけど、ハッキリ言ってしまうと、投げてる球についてはそれほどでもない。
全てが「そこそこ」で、タイトな場面では決め球に苦労するタイプのピッチャー。いなくなってしまった高木京によく似てる。

このピッチャーについては、投げっぷり云々よりは老獪な投球術が武器なんだと思う。今日はそれが顕著に出てた。
ランナーがいなくてもクイックで投げて打者のリズムを狂わす。逆に長く持って打者を惑わす。バッティングってのは何よりもタイミングが大事だから、打者のタイミングをずらすには球の緩急だろうが投球フォームの緩急だろうがなんでもいい訳だ。
こういう30代後半の技巧派のベテラン投手が、自分の選手生命の生き残りを賭けてやるような手を、2年目の24歳がサラッとやってのけていることに笑ってしまう。

クイックどころかスーパークイックで遅い変化球を投げる。ゆったり投げた時はストレートをドーンと投げ込む。理屈で考えれば当たり前なんだけど、プロの一軍のマウンドでこれを普通にこなせる24歳がどれだけいるだろうか?
それどころか、ランナーを刺す為じゃなく、走らせないよう1塁に釘付けにする為でもなく、バッターをイライラさせるために執拗に牽制球を投げてる姿に大笑いした。こんなのなかなかできないぞ。どこのプロ20年目だよホントに。

これはいわば戸根の処世術。
球の力だけじゃ勝負できないことを自覚しているから、投げる前からの全ての要素で打者と勝負する。投げた後の球のことばかりに意識が向くピッチャーが多い中、セットに入った瞬間から打者との駆け引きは始まってることをよく理解してる。やってることは既に大ベテランの投球術。だってほら、戸根って抑えた後に過剰なまでにガッツポーズするじゃない。あれって、球だけじゃ勝負できない自覚があって、相手を上に見る意識があるから余計にうれしいんだと思うんだ。

繰り返すけど、球そのものはたいしたことないから炎上することも多いんだけど、今日みたいにツボに入ると異様にやっかいなピッチャーになる。
おもしろいなあこのピッチャー。みなさん、戸根が投げてる時は球そのものより、投げるまでの動作にご注目あれ。この若きオッサンピッチャー、実に芸達者です。
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今日、管理人はプライベートで大きなトラブルに見舞われ、電話をかけに携帯を持って会社を抜け出した。携帯で話しながら、側でジージージージー鳴き続けるセミの声が不快だった。
ったく、電話もろくに聞こえないくらいうるさいったらありゃあしない。イライラしかけたけど、セミって夏が終われば死んじゃうんだよなあ、なんて思い直して気持ちが治まった。

さて、今日の長い長い試合の中で、一つ掛け違えたボタンがあったと思う。
答えは言うまでもなく西村の登板。同点の場面で出てきた時点でイヤな予感がしたし、これが無ければもっとラクに勝てた試合だったと思う。
もちろん智之の故障降板という予期せぬアクシデントがあったとはいえ、ベンチにいるメンバーから逆算すると仕方ないリレーだったとはいえ、やっぱりここは流れの中で余分なフックを作ってしまったと思う。

なんで西村なんか出すんだよ?
・・・と思って気が付いた。ほんの3年前まで西村はリリーフエースだったよなあ。2012年32セーブ、翌2013年は42セーブで最多セーブ王。絶対的とまでは言えなかったけど、拍手と歓声に押され9回のマウンドに上がる守護神には違いなかった。
それがたった3年で、同点の場面で出すことにすら疑問符が付く存在になる。プロの厳しさを感じずにはいられないし、残酷すぎる現実に切なくなる。

・・・衰えた?さすがにまだ31歳の投手にその表現は使いたくない。
セミは死んだんだよ。西村というセミの夏は終わったんだよ。緩やかに衰えるんじゃなく、早熟な便利屋ピッチャーはパタッと息絶えてしまった。
技術的なこともそうだけど(ルナに打たれたタイムリーは、あれシュートに見えるけどシュート回転してるストレートだからな)、まず本人の気持ちがやられてる。自信喪失とかなんとかで済ませられるレベルじゃなく、もう本人もピンチを作ってしまったら必ず失点するような負のイメージで心が固まっちゃってると思う。負け癖というか、マイナスの思いでマウンドにいるように見えて仕方ない。

中継ぎ・抑え業は本当にハードワーク。心と身体を擦り減らして毎日戦う仕事。先発の勝ちを消しちゃいけないプレッシャーと戦いながら、ここを抑えれば勝ちがグッと近付く重い場面を自覚しながら連日投げる仕事。
投げ過ぎて生き急いで死んだセミもたくさんいるけど、西村は心が死んだ例だと思う。ベンチでうつろな目をしてる西村が、飛べなくなって、樹に止まって鳴けなくなって、アスファルトにじっとしているセミのように力なく見えた。

なんで勝った試合でこの記事だ?と我ながら思うけど、ハマの守護神が連日燃えて死にかけてる姿や、澤村がスリル満点の大エンターテイメントをやりきった姿を見てついついね。
見てる方が思ってるより、セミの命はずっとずっと短いんだよ。中継ぎ・抑えがマウンド上で吼える姿も、派手なガッツポーズも、ゲームセットで見せる笑顔も、ほんの僅かな期間しか見られない一瞬の輝き。
マシソン、澤村。明日もジージーミンミン鳴きまくってくれ。
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自分がプロ野球選手だったら・・・


野球ファンの男子なら、誰でも一度は夢想したことがあるはず。
ここ一番の場面で打って、満場の大歓声を一身に浴びるヒーローインタビュー。緊迫した場面で次に投げる球を決める駆け引き。野球経験者ならそこに身体が覚えてる感覚まで甦ってきて、なんだかたまらない気分になる。実は管理人も年に数回バッティングをしてる夢を見るw いやそっちの夢の話じゃないけども。
 
・・・という、グラウンド内での妄想はさておき、今のこの現代においてプロ野球選手というのは、どこまで報道の内容や世間の評価というものを知ってるんだろう?
わかりやすい例でいえば、スポーツ新聞やスポーツ誌をまったく見ない選手がいる。反対にしっかりと主要紙に目を通す選手もいる。管理人の記憶が正しければ、阿部なんかはスポーツ紙3紙を欠かさず読んでる後者のはず。

仮に報道を意図的に見ない側の選手だとして、はたして今の世の中それをどこまで徹底できるもんだろう?
PCのインターネットを見ない。これはできるかもしれない。
だけど、今や持ってて当然スマートフォン。スマホにネットは付き物だし、ヤフーを見てても「なんJ」の記事を流用したような三流週刊誌のスポーツ記事は目に飛び込んでくる。夕刊フジや日刊ゲンダイを買うのは50代60代のアホなオッサンだけだとしても、それらのネット配信記事はヤフーにも出てくるから否が応にも目に入る機会はある。
駅に行ってもコンビニに行ってもスポーツ新聞はある。ご丁寧に見出しが見えるように置かれてるし、一面の見出しをピックアップしたPOPまであって自然に目に入る。

うん、何が言いたいかというと、村田さんみたいに叩かれに叩かれてきた選手は、そのことを自分で知ってるんだろうか?・・・知ってるんだよきっと。
そして、自分がもし野球選手だったとしたら、そのプレッシャーに耐えられるだろうか?
村田さんがうっかりエゴサーチでもしようもんなら、「棒振り機能付きゲロ袋」とか「太った寺内」とか「ゲッツーの極み乙女」とか、とんでもないことが書かれたサイトがインターネット上には溢れてる訳だ。果たしてこれに耐えられるだろうか?
脇谷も然り。せっかくFAで戻ってきて、代打の切り札的な期待をされながら、春からまさかの低空飛行。西武に帰れくらいならまだしも、もっとひどいことも普通に言われてたのは周知の通り。
これがもし自分なら、食欲は無くなり、夜中にうなされて何度も目覚めたり、とてもとても平静を保てる気がしない。

・・・その激烈なプレッシャーに勝った訳じゃん二人とも。今日だけじゃなく、ここ数試合結果を出した訳じゃん。それってやっぱりすごいことなんだと思うんだよなあ。
受験生でも営業マンでも誰でもプレッシャーはあるけれど、世間の目に晒されてるって重さはまた別格だと思う。自分は顔も名前も知らないヤツが自分のことをよく知ってて、しかも「死ね」だ「帰れ」だ遠慮なく暴言を投げつけてくる訳だ。疑心暗鬼にもなるよそりゃ。

だから、こうして普段叩かれてる人が結果を出したとき、ここまで苦しんできた人が活躍したときは、いつもより大きな声で褒めてやれ。叩いた2倍も3倍も称えてやれ。

脇谷さん、おかえりなさい

村田さん、来年もいてね
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由伸監督って、いわゆる守備要員にも打席を与えるじゃない?
由伸と原との違いはいくつかあれど、これも一つ言えることだよね?

それはいいことだと認めながらも、それでもやっぱり思うことはある。
うん、ハッキリ書けば、松本とか藤村を代打で使うのはどうなんだろうか?
ちょっと前は寺内も代打でよく使われてたけど、それはいったい何を求めてんだろうか?

去年は由伸自身が代打の切り札だったし、凡退したとしても何かを期待できそうな井端もいた。みんな既に忘れてるけど春先には金城もいたし、名前は忘れたけどなぜか頻繁にフォアボールを獲ってくるキューバ人もいたような気がする。簡単に言えば、代打を出してることに見合う期待感があった。
今年カープに大きく水をあけられてる理由は複数あれど、この代打陣の弱体化も大きな原因。まあみんなわかってるとは思うけど。

松本にせよ寺内にせよ、こういう守備固め要因は守備から試合に入れてやってこそ光る。原はその辺をよく理解していたと思う。
今日の松本みたいに守備で試合に入れて、気を抜いて試合を見ていたファンが「おっ、松本出てたのか!」と思うような形で打席が回ってくる、これがベストな形。これは同じように見えて、代打で打席に入るのとはまるで意味が違う。

松本はそういう起用ができる駒。
ギャレットの守備には不安がある。だからある意味、需要と供給がいいバランスで成り立ってるとも言える。代打で松本を使われると管理人も唸ってしまうけど、終盤の守備から試合に入れる分には、不満どころかもろ手を挙げて大歓迎する。
きっとこの使い方は秋まで続くから、松本はギャレットが好調なおかげで逆説的に自分の居場所が確立できたようなもんだ。だってそうだろ?ギャレットが不調なら大田が出る。大田が出たら別に守備交代なんて要らないんだから。

・・・そして、今日の本題藤村を考える。
藤村にこういう需要はないんだよなあ。そもそも、藤村はセカンドなんだかセンターなんだかわかりゃしない。わからないから代打で使われて、その後も守備に入らず下げられる。
そして、キャリアハイで252の選手に代打で結果を求めるのは酷だろよ?藤村が盗塁王に輝いた年でさえ打率は222。この選手に由伸や井端、金城、それにキューバの死宝と同じ役割を求めるのはベストな選択か?絶対違うよな。

藤村は人気はある選手。ここ3年奮わないのにトレードに出されないのもそれが影響してる。ドームに行けばわかるけど、今でも若い女子には絶大な人気がある。
だけど、こういう起用が続き結果が出ない日々が続くと、自ずと見ている側にも負の感情が芽生える。守備でも需要がないとなると、自慢の足でも尚広の後塵を拝するとなると、その芽生えた感情はすくすくと育つ。
うん、ジャイアンツで本当に崖っぷちにいるのが藤村なんだよ。これで終わるか、ここから押し返せるか、意識して見てるからな。

ピノ、頑張れよ。
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いつまで阿部頼みのチームだよ?

これじゃ数年後の巨人はヤバイ


そんな声が聞こえる。ここ3年くらいずっと聞こえてる。管理人自身も、そっち寄りの視点で記事を書いたこともある。

去年は本当にその声が大きく聞こえた。聞こえた上に胸に突き刺さった。
明らかに打力が落ち、全力疾走もできない。キャンプから鍛えてきたはずの守備は燦々たる有様。チームの大黒柱だった背番号10が小さく見え、一つの時代の終わりを感じずにはいられなかった。

・・・あれはなんだったんだろう?
今、しっくりくる打線を見つめ、蒸し暑さの中でビールを飲みながらしみじみ思う。
誰もが「衰えた」と思った大打者が、またしっかり息を吹き返して収まりよく四番に座っているサマを見て思う。管理人は阿部を見くびっていた。去年の姿を見て、超一流選手を軽んじ誤った判断をしてしまっていた。阿部さんごめんなさい。ガッツさんもそうだったけど、やっぱこういうV字回復ができるからこそ超一流選手なんだろな。

「阿部のチーム」からの脱却。
阿部・村田・内海・杉内からの世代交代。
今年もこれはできなかった。まだ2ヵ月以上もシーズンはあるけど、既にして断言していいと思う。脱却とか交代とかいう言葉の回答としてなら「失敗した」と言ってもいいかもしれない。
時計の針は戻った。村田さんは打ちまくり、内海はローテの座を取り返し、そして阿部は周囲が納得する形で指定席の四番に返り咲いた。

もちろんこれがあと何年も続く訳じゃない。
そんなことはみんながわかってる。わかっているから冒頭の声が聞こえてくる訳だ。後継に見込んでいた長野を叩くのもよくわかる。

だけど、いいじゃない?
仮に最後の輝きだとしても、今年の村田さんや内海は認めざるを得ないし、阿部に至ってはもう誰も代わりが務まらないよ。「モノが違う」とはこのことだ。
会社組織と違って、野球選手の世代交代はきちっとビシッとやるものじゃない。辞令も出ないし広報もされない。名刺の肩書きが変わる訳じゃない。気が付いたらレギュラーポジションを掴んでいた、なるべくして四番になった、いつの間にかローテの軸になっていた。
言ってみればLet it beですよ。いつかその日は来るんだし、それは見てる外野がとやかく言うことじゃない。
だから今年は土俵際にいたベテランが、誰も予想だにしなかった底力を発揮して土俵中央まで押し返した年。それでいいじゃない?そんなに2年後3年後の巨人が心配ならいくらでも心配すりゃあいい。管理人は明日の巨人が心配だから、この頼れるオッサン達に思いを託すよ。
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今、ジャイアンツファンは困っている。
球団史上初の600試合登板を達成した偉大なセットアッパーをどう見つめていいのか、どう解釈して自分を納得させればいいのか、全てのジャイアンツファンが収まりの悪い気持ちを抱えている。

この10年のジャイアンツを見てきたファンならば、現状だけを見て安易に山口を叩けない。他の選手は叩けても、山口だけは叩けない。
一番苦しいところで身を粉にして働き、何度も何度もどころか、誇張でなしに何百回もチームを救ってきたことを知っているから。
昨日今日のことはわからないけど、山口が打たれようが、仕事を全うできずにマウンドを降りようが、外野スタンドのファンから罵声が飛ぶことはない。みんな自分の感情を押し殺すかのように、じっと目の前の現実を見つめている。

だけど、こうして山口が打たれて負ける試合が続くと、なんともやり場のない感情が出てくる。感謝があり、愛情があることを認めながらも、それでも目の前の試合の勝敗に懸ける思いとか、翻って由伸の采配に対する憤りとか、ごちゃまぜな思いでファンが見つめる背番号47。

そして、こういう感傷めいた感情を持つとき、人はその相手を自分より下に見ている。
大きくて広くて強さの象徴で、常に見上げる対象だった父親の背中を、いつしか上から見降ろして自分よりも弱いものとして見るように。
絶対的な信頼感があって安心しきって見ていられた山口を、祈るような気持ちで見つめ、同情する気持ちと不満を自制する心で見ていることに気が付いたとき、確実に一つの時代が終わったんだと思う。

この自分の父親のように感謝があり、簡単においそれと切り捨てる訳にいかない偉大なセットアッパーを、ジャイアンツファンはどう扱っていいものか困っている。感情の置き場に困り果てている。
テレビの中のことなのに、自分とは無関係のグラウンドの中のことなのに、なんだか目を背けたくなって自分が逃げ出したくなるような思いに駆られながら、ジャイアンツファンは明日も背番号47を見つめる。
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こういう感じはなんだろう。考えていて思い当たった。

総理大臣経験者が大臣をやってる感じ

今の内海のポジションってこれじゃないだろうか。
現内閣でいえば麻生さん。彼の評価はマスコミの言うことを信じるか否かで180度変わるんだけど、間違いなく麻生さんの時代があったことにも、他の閣僚よりも圧倒的な知名度があることにも疑いようはない。

総理大臣というのは言うまでもなく政治家の頂点。ピッチャーでいえばもちろんエース。
一度エースを経た者が辿る道は様々ある。まるで存在感を無くし、いつの間にかひっそりと引退していったピッチャーもあり、晩節を汚すことを良しとせず江川のようにスッパリと退いた例もあり。この辺は代議士先生たちと非常に似てる。総理経験者でまだ現役の議員なのに、まったく報道で見なくなった政治家が何人いることか。

内海がこの麻生さんのようなポジションに座ってくれるとは思わなかった。正直なところ、そうなるのは杉内だろうと踏んでいた。
だってそうだろう?マイコラスと杉内の不在は怪我に因るものだから納得できた。だけど、春に内海がいなかったのは怪我でもなんでもない不調。チームが長谷川や江柄子を先発させなきゃいけない状況だったのに、怪我もしてない元エースは二軍にいた訳だ。おまけに、春にG+で二軍戦を見たけど、その内容もお粗末そのもの。このままフェードアウトしていくことに確信を持つレベルでひどかった。

ところがこうしてしっかり甦った。やっぱり何かを持ってる選手なんだろうなあと思う。
援護点に恵まれて内容が悪くても勝ちが付いたり、今日みたいに序盤で勝負が決して悠々投げられる環境ができあがったり。ここ数年苦しんだ分、ツキも一気に取り返してるかのような快進撃。こういう内容で投げられれば、先週カープ相手に火だるまになったことも埋め合わせられる。・・・実際、これ読んでる人ももう忘れてたんじゃない?

総理の座は菅野に譲った。それでも一兵卒になるんじゃなく、脇でしっかり支え、菅野総理が勝てないときは自分が代わりに勝つ。相乗効果でチーム力を上げてくれる重要な立ち位置に、元エースの背番号26がどっかりと座ってくれた気がする。
元エースの新章はひっそりとじゃなく、存在感を示しながらまだまだto be continued...
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さてさて、華やかに賑やかに、盛況のうちに終わった今年のオールスター。
ジャイアンツ勢を見ても、菅野は文句なし、坂本は初戦はバットで2戦目は守備で魅せた存在感。マシソンはちょっと燃えたけど、豪速球で観客を唸らせた見せ場もあり。まあ概ねいいオールスターでございました。

今年のオールスターブレイクは僅か1日。あっという間に月曜から後半戦のリスタート。快調に走るカープさんをなんとか追っかけなきゃいけない訳だ。
去年のこの時期首位はベイスだった。前半戦最後の試合をハマスタまで観に行ったからよく覚えてる。それが一年終わってみたらどうなっていたかは周知の通り。
それを例に持ち出すのはちょっと乱暴だけど、何が起こるかはわからないのがペナントレース。ファンが傍目から思ってる以上に長いのがペナントレース。CSなんてものもある以上、気持ちを切らさずに鯉の尻尾を追いかけなきゃいけない。

そう考えたときに、ジャイアンツのキーマンとなる選手は誰だろう?
ピッチャーはすぐに答えが出た。タイトルでお分かりの通りマイコラス。彼がどうなるかでジャイアンツの後半戦はかなり大きく左右される。
正直、見通しはキビシイ。復帰以降の内容を見ても楽観できる要素はないし、彼のキャラクターからしてチームに身を捧げる熱血野球マンガみたいな思想とか、全てを投げ打って戦う精神性とかはないと思う。訊くまでもなく、一も二もなく嫁LOVEなんだろうからさ。
菅野はきっと後半戦勝てるようになる。内容に結果が付いてくるようになる。内海も目途が立ってる。田口くんも然り。大竹は当たり外れがあるけれど、当たりのときは菅野にも負けないくらいに投げられる。となると、ここにもう一枚マイコラスが加わって計算できるようになるかどうかはかなり大きい。週6試合としたら、この5人以外の試合にアホ高木なり桜井なり、はたまた夏の終わりには帰ってきた背番号18なりを状況と調子に応じて加えたら、一週間の見通しはかなり明るくなる。

バッターは長野。いろいろ考えたけど長野。
坂本と村田さん、それに阿部の3人はもうGo ahead。そのまま頑張ってください、後半戦もよろしくお願いしますの特待生扱い。
ギャレットも考えたけど、彼のムラッ気というかアップダウンの激しさはきっと治らない。それに、年俸、年齢、今の成績を考慮して「たぶん来年はいないんだろなあ」と薄々感じてしまう選手がチームのキーマンには成り得ない。
今いない選手についても考えた。その筆頭は立岡、片岡のリードオフマン。だけど、去年を思い出せばわかる。去年、立岡は打ちまくった。期待の100倍くらい働いた。だけど得点にもチームの勝利にもなかなか結び付かなかった。「立岡が出て片岡が進める。続く坂本、阿部が凡退で無得点」これを去年50回は見た気がする。やっぱりちょっと役割が違うというか、二人ともチームの金看板ではないと思う。
大田、中井には荷が重い。寝て見る夢と起きて立てる目標が異なるように、ちょっとそれは違うのかなと本能的に感じてしまう。
となると、もう長野さんしかいないんですよ。それとも、クルーズに期待して全てを背負わせるか?それも違うよな。もう一人挙げるとすれば、長野の次点で亀井かな。

長野の打率290はそこそこだと思うけど、あまりにも印象が薄い。その要因になってるのが打点の少なさ。村田さんの打点は頻繁にネタになるけど、実は前半戦終了時点で村田さん打点25、長野は24。しばらく不在のクルーズが25、亀井が21だということを考えると愕然としてしまうし、今19の阿部に抜かれる日も近い。
長野は実は交流戦の打率361。12球団全選手の中で堂々の第5位なんだけど、これを読んでる人が例外なく「あ・・・、そうなの?」と感じてしまう影の薄さ。チーム内で2位は村田さんの295で全体の26位だから、圧倒的に「長野が活躍した交流戦」のはずなんだけど、誰一人そう思ってない。あまり試合の流れに関係ないところで打ちまくって、ここ一番の場面で考えなしに初球から内野ゴロをぶっ放してきたことがよくわかるデータ。
長野は本来はその逆で、ここ一番に強くてファンのハートを掴んできた選手。数字以上に頼りになって、それでいて一年終わるとしっかり数字も残ってるクラッチヒッターだったはず。

夢物語や妄想じゃなく、現実の話としてカープさんを捉まえるにはこの二人の活躍が必須の条件だと思うよ。
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32,247人。
カープのレジェンド黒田の記念すべき日を見届けようと、今日マツダスタジアムに集まった人の数だ。マツダの公式な定数は33,000人らしいからほぼ満員。
いくら優勝ムードに浮かれる広島とはいえ、平日でこの数字は脅威的。事実、昨日の動員数は30,436人。2,000人も増えてる。いかに今日の日が特別だったか、黒田という男が広島にとって英雄なのかがよくわかる。

管理人に、黒田をけなそうとか悪く言おうなんて気は微塵もない。
「バックドアだかフロントドアだか知らないけど要はカットとツーシームだろ?」って言いたい気持ちとか、「なんでもかんでも男気男気うるせえよ。男気歯磨きとか男気シャンプーとか、おまえのやることなすこと全部男気になるのか?」って思う気持ちはあるけれど、それはマスコミに言うべき話であって黒田本人に関係ないからな。
黒田と同い年の管理人からすれば、いかに若い頃と比べて体力が落ちてきてるかがよくわかるから、その中で一線級でやれてることは尊敬に値するよ。まさにカープのレジェンドだし、メジャーでも立派な結果を出してきたんだから誇張でなく日本球界の誇り。素晴らしいピッチャーですよ。

だけどな、レジェンドはジャイアンツにもいるんだよ。
完全アウェイで、まるで勝ったら極悪人みたいなプレッシャーがある状況下で、ビシッと結果を出したのはジャイアンツの誇るレジェンド阿部だった。試合を決める豪快な一発を放ったのは村田さんだった。この前も書いたけど、こういうのは偶然じゃない。
村田さんはとかくネタにされがちな選手だけど、300本以上のホームランを放って1,000以上の打点を挙げてきた立派な一流スラッガー。一流だからこそ弄られるしネタにされる。だって、本当にどうしようもない選手を弄ってもそこに笑いは起きないんだから。

正直に書くと、今日の勝ちは想定外だった。
今の両チームの状況、昨日の試合運び、そして上記のシチュエーション。その全てがジャイアンツの負けを指してるような状況だった。うん、天気がよかったら、実は管理人はマリンに観戦に行くつもりでいたw

カープさんのチーム状況としては痛くも痒くもない負けだろうけど、今日は状況が状況だっただけに選手全員が全力で勝ちにきた試合のはず。その中でこうして完勝できたことには意味がある。カープさんはジャイアンツに苦手意識のあるチーム。万年Bクラスの時代はもとより、チーム力を付けてAクラス争いの常連になった近年でさえ、ここ一番の試合でジャイアンツに負け続けてきた苦い記憶が刷り込まれているはず。
そういう相手に、絶対に勝たなきゃいけない試合で完敗した。これは大きな意味があるよ。ジャイアンツ側が捉えるそれよりも、カープさんたちが喉に刺さって抜けない小骨のようにイヤな思いでいるんじゃないだろうか。
うん、7月13日。今日の日付は覚えておいた方がいいかもよ。ターニングポイントってこういうことを言うんじゃないかな。
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