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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。    ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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もう試合としたら最低の部類。
締まりがなくダラダラとした展開で、こっちがミスをしようが、向こうがそれを取り返すかのようにもっとミスしてくれるレベルの低い試合。

2010年前後のベイス戦でよく見た展開で、いくら緊急事態で急造のメンバーとはいえ地方のファンに見せるには少し恥ずかしい内容だった。

そういう中で光って見えたのは戸郷。
いや、「マウンドで」ではなく「バッターボックスで」。

戸郷のバッティングといえば、素人以下の低レベル極まりないひどいもの。それは巨人ファンなら周知の事実。
2020年は34打数ノーヒットで見事に打率000。去年も43打数5安打。数字以上にひどい空振りやセンスの無いスイングが目立ち、ピッチャーの中でもトップクラスにバッティングが期待できない選手だった。

今年それが目に見えて変わった。
前回から気になってたのだけど、スイングが明らかに良くなった。
・・・きっと、コーチにこっぴどく言われたか、自分の凡退が自分の首を絞めていることに気が付いたか、去年のオフに猛練習したことは想像に難くない。そして、見事に結果が出てるよ。よくここまで上げてきた、たいしたもんだ。

だってそうだよな、30代半ばのエース格がやるならまだしも、二十歳そこらの若手が無気力な打席を見せたり、へっぴり腰で波打ったスイングしてたんじゃ情けないもんな。


今日みたいな大味な試合はまだしも、この先一つのアウトが大きな意味を持つような重い局面は必ず出てくる。これはその時に更に活きる意味ある成長だと思うよ。




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さて、過去最大の規模でリニューアルされた東京ドームさんのレポである。
これまで数十回どころか数百回は足を運んだ我が家がいかに変わったか。特別編として、なかなか球場に行けない読者の皆さんにもその様子をお届けしようと思う。



まず、いつもの外野席入口、25ゲートを入った瞬間に度肝を抜かれた。
正面の壁一面が大きな大きなビジョンになっていて、過去の名シーンが矢継ぎ早に映し出されてる。あまりにもデカくて唖然としてしまった。



ちなみに試合終了後は、来場者へ感謝の意を表すかのようにこの静止画になってた。巨人ファンじゃなくても「おぉっ、カッコいい!」と思うこと間違いなし。



入った後の印象は「・・・黒っ!」
コンコースのありとあらゆる壁が黒く塗られ、モノトーンのだいぶシックな雰囲気に変わった。コンクリート打ちっ放しだったところは全て黒くなったくらいの勢いで、来慣れたファンほど驚くと思う。



場内を散策するうちに目に留まったのがここ。
ライトのすぐ脇、いわゆるオレンジシートの後方にバーカウンターができてた。この辺は立ち見で見る人たちの絶好の場所だったのだけど、立ち見が実質的に廃止になったことを受け新設された模様。で、調べたらここのチケットものすごく高いのね。なんかドリンクとか付いてくるのかな?
この隣には車いす観戦用のスペースができてた。バリアフリーとかダイバーシティとかを持ち出すまでもなく、いろんな観戦スタイルが可能になるのはいいことだね。

そして、管理人は外野民なので上手く写真が撮れなかったのだけど、話題になりまくってるセンター大型ビジョンはすごい。本当にすごい。
あれだけのサイズだと画質が粗くなりそうなものだけど、クリアで滑らかで圧巻のクオリティーだった。
それと合わせて、場内スピーカーの音質が格段に良くなった。良くなりすぎて選手の登場曲なんかまるでライブに来てるかのように感じたくらいだ。
今まではセレモニーくらいでしかやらなかった場内照明を暗転させる演出も多用され(3アウトチェンジになったくらいでパッと暗くしてすぐに明るく戻すもんだからビビったさw)、野球場というよりはコンサート等の多目的会場としての機能が爆上がりした感がある。今後ここでライブやるミュージシャンは、無理にスクリーンを作らないでこのビジョンを活かす方法を考えた方がいいよマジで。



さて、今年最初の球場メシは、岡本の玉子とじ鶏天丼。
ややこしいけど親子丼じゃなく、鶏天を玉子でとじてるひと工夫ある丼。950円はちょいと高いけど、見た目通りで外さない味。ちなみにステッカーはフタに貼られてないのでそのまま持ち帰れる。それらを集めるスタンプラリーみたいな企画もやってたね。

最後に、一番のトピックになるかと思ってた現金完全不可、完全キャッシュレス制度導入だけど、意外にトラブルなく機能してた。昨日は観客も少な目で(24,136人)それだけ濃いファンばかりがいたのもあるんだろうけど、子供も高齢者も割にすんなり買い物を楽しんでる様子だった。世間的に電子マネーはかなり普及してるんだろね。
管理人もペイペイのバーコード決済であれやこれや飲み食いしたけど、読み取りが遅いなあという不満はあったにせよ概ねスムーズにいけた。

まだ声を出しての応援はできないし、コロナも無くなった訳じゃないからいくらワクチンを打とうが不安な思いは消えない。それは管理人も同じ気持ちでとてもよく理解できる。
ただ、この観点からの話がなかなか表に出てこないけど、この2年間どのチームもほとんど観客動員できなかった訳で、間違いなく経営に大きな打撃を受けてるはずだ。管理人は愛するジャイアンツのため少しでもお金を落としにドームに行こうと思うし、その東京ドームもここ2年自粛した人たちがその重い腰を上げるのに十分なリニューアルはされてたんじゃないかな。
みんな、野球場に行こう!

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今年の菅野智之をどう見るか。
管理人の中では答えが出ていない。答えが出ていないから、ここまで智之について取り上げてこなかった。

いい時の片鱗はある。でもなんだか違う。一言で言えば「物足りない」という表現になるだろうか。
菅野智之はこんなもんじゃないんだけどなあ、と消化不良な思いを抱きながら先週、先々週とそのピッチングを見た。

その消化不良な気持ちを納得させようとするならば、智之ももう32歳であるという事実。
中堅どころかベテランの域に差し掛かり、いつまでも20代の頃と同じ球が投げられる訳がない。それはもう当たり前の仕方がないこと。
力が落ちる分を技術と経験で補う。多くの先達がそうしてきたように、緩やかにモデルチェンジをしていく過程にあるならばそれもまたよし。そんな気持ちで背番号18を見ていた。

だけど、やっぱり何かしっくりこない。ここまで打線の弱い(失礼!)中日と阪神が相手だからどうにかなったけど、ヤクルトやベイスみたいに強力打線を擁するチームに当たったときにどうだろうか。そんな思いが拭えずにいた。

・・・結果こうなる。
ヤクルトのヒットはどれもこれも悉くクリーンヒット。しっかり振られてしっかり捉えられて、いい当たりで打たれたヒットの連発。
外野席からじゃ智之の出来がどうとかは見定められないのだけど、鋭い当たりが次から次に出るのを見てなんというか察した。

最後は打球が当たるアクシデントで降板になったけど、エースのプライドを守るにはむしろ好都合だったんじゃないかとさえ思う。

ピッチングの組み立てを変えていく過渡期にあるんだろうけど、今のままじゃ大一番には難しいんじゃないかな。先週先々週みたいに相手によっては勝てることもあるだろうけど、エースとして背負わなきゃいけない部分は今の智之には重い。残念だけどキャパオーバーだ。

それと、観戦記だから試合についても触れよう。
ポイントはただ一つ。

代打 「ウォーカー」

ここだよ。

ウォーカーがどうという話をする前に、あそこはベンチで一番頼れる代打を出すべきだった。それはナカジかウィーラーでこそあれ、決してウォーカーではなかったと思うんだ。
首脳陣に「試合前の状態が良かった」とか言われてしまえば一ファンとしては反論のしようもないけれど、昨日のとんでもない少年野球みたいなクソ守備も含めて管理人はウォーカーにはおかんむりである。

まあ、切り替えてまた明日。
ここまでが順調に来すぎてたんだからさ、多少の揺り戻しは当たり前だ。
そして、新しくなった2022年の東京ドームについてはまた明日。シーユートゥモロー。



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2022年の球団スローガン「不屈」。
この言葉が一番似合うのが他でもない鍬原である。

鍬原のこの4年間は紆余曲折なんて表現じゃ足りない。
本当に迷走を繰り返し、地の底を這うようにして生き延びてきたプロ生活。

育成やドラフト下位で入ってきた選手ならまだしも、ご存じのように鍬原は2017年の栄えあるドラフト1位。注目されて期待されて、持て囃されてプロの一員になった選手。
ところが、その男に待っていたのは茨の道。
29番だった背番号は剥奪され、サイドスローに転向し、怪我・手術もあってなんと4年間で2度の育成落ち。

言ってみれば、同期のトップで一番の高給取りが、いいところを何一つ見せられないまま坂道を転がり落ちていった訳だ。同期で自分の後ろにいたはずの大城や若林はどんどん活躍し、組織の中で欠かせない戦力になってそれぞれの居場所をしっかり確保してる。
ドームで躍動する仲間を後目によみうりランドでただひたすら基礎トレーニングに励む日々。・・・普通は折れるよね。よく折れずに持ち堪えたと感心するよ。


本当に失礼だけど、彼の育ちがあまり裕福ではなかったのは有名な話。
安っぽい表現になってしまうけど、並のドラフト1位じゃなく本物のハングリー精神がある雑草だったから、枯れずに腐らずに4年間耐えてくれたんじゃないかな。普通だったら腐って潰れてるよ。
失うものがない人間の強さというか、一軍の晴れ舞台で投げられる価値を誰よりも理解している芯が見える。

あまりにも右往左往した紆余曲折ではあったけど、この2022年の鍬原は指にかかってしっかりと強いボールが投げられてるし、何よりもコントロールが飛躍的に良くなった。空振りを獲れるフォークもあるし、この仕上がりなら十分にセットアッパーを任せられる。ここにきて「覚醒」とは言いたくないけどようやく「開眼」って感じじゃないかな。

生まれ変わった姿は見せられたから、後は慢心しないことと、使う側も酷使して潰さないこと。
「地獄からの復活組」って括りでも、去年劇的にセットアッパーとして生き返った野上は、無理させすぎたか壊してしまって、結果そのままユニフォームを脱ぐ羽目になってしまった。経験に乏しい選手だから大事に使ってやらないと。甘やかす必要はないけど、潰したらチームにとってもマイナスだもの。


そして鍬原、頑張って。親孝行家族孝行できるように、忸怩たる思いでいた4年間の鬱憤を晴らせるように。管理人はエリートよりも雑草が好きなので応援してるよ。



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勝った日だからこそ反省点に目を向けよう。

中田がよろしくない。ハッキリ言うとひどい。

オープン戦から開幕3連戦まで好調を維持して今年の中田はひと味違うとアピールできたのに、なんというかまた元の木阿弥である。

先週まではいい感じに力が抜けて、打席内での間合いに余裕があった。球との距離感を上手く取れていたし、広角に打つ意識も感じられた。

ところが、神宮からは人が変わったように振りが大きくなった。
そんなに振らなくてもいいよって言いたくなるくらい振り回してるし、レフト方向への意識が強くなりすぎてるのもわかる。

調子を崩したきっかけは、ドームで岡本に続いて二者連続で打ったあのホームランだったんでないかなあ。逆説的にそう想像する。札幌ドームでは決してフェンスオーバーしなかったであろう当たりがホームランになったことで、眠っていたスラッガーの血が燃え上がってしまったように感じる。開幕カードでしっかり結果が出たことで、今年の自分は違うというところを見せなきゃってプレッシャーも取れて、悪い意味で調子に乗ってしまってる。振り回してるうちにタイミングもおかしくなって、あれだけ振ってるのに速球に押されたりしてる姿も見える。

そんなブオーンって振らなくても。ホームランじゃなくヒットでも十分なのに。
もう一回、去年の秋から今年の開幕前までの気持ちを思い出してほしいなあ。これはテクニカルなところよりは、意識の方の話だと思う。今年、岡本が大振りしないで単打狙いができて率を稼げてるように、センターに打ち返す意識で打席にいてくれたらすぐにでも良くなると思うんだけども。

勝ってるうちだから、点が取れてるうちだからいいけれど、早々になんとかしないと6番打ってる丸が絶好調だからすぐにでも取って代わられちゃうぞ。




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管理人は試合の序盤においてはのんびりと観戦している。
ピッチャーに関しては割にじっくり見るけれど、攻撃時に見てるポイントはたった一つと言ってもいい。

それは、タイミングが合ってるかどうか。

スイングがどうとか、相手側の配球がどうとかは試合の中盤以降に見る。
一回り目は、いわゆる「合ってるか」だけ。ファールでもアウトでもタイミングが合っていれば気に留めるし、逆に結果が良くても合っていなければそれまで。

その観点で今日「おっ!」と思ったのはウィーラー第1打席のライトフライ。
初球攻撃の1球きりだったけど、一番光って見えた。これは管理人の慧眼うんぬんなんて話じゃなく、見てた人なら「うんうん」と頷いておられる方が多いのではないだろうか。

で、その見立て通り見事な第3打席でのホームラン。
ウィーラーはここまであまり状態が良くなかったから、存在感を示す意味でも大きな一本になった。

当たり前のことだけど、シーズン序盤は新戦力が注目される。
ジャイアンツもポランコはどうなのか、ウォーカーはどれだけやれるかばかりが話題になっている。そうなると、判官びいきでそのポランコに立場を奪われた松原にも目が行く。むしろ松原に対する応援は去年よりも大きいと思う。
そんな中ウィーラーからすれば、おいおい俺を忘れるなって話だよね。ずっと7番打者で起用されてることもあって、なんというか脇役的な立場に甘んじている感があるけれどまだまだここから。

坂本、ポランコ、丸、中田、ウィーラーあたりは誰が何番でも不思議ないからさ、その辺も注目ポイントだと思うよ。楽しみ楽しみ。



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試合のポイントってなったら、そりゃもう1も2もなく奥川くんの交代。

せっかくフジテレビがヤクルト球団に「地上波放送があるから、わかってるよねえキミ・・・」って不当に圧力をかけて(想像。いや9割方事実だろうけど一応フィクション)無理矢理奥川くんを先発させたのに、なんということか地上波放送開始直後の降板。まあ笑っちゃうよねw


ことジャイアンツで見ると、「戸郷よ、もう一皮剥けろ」。・・・これだなあ。
やっぱり投げてる球は素晴らしい。見りゃあ分かるってレベルで質が高い。

それでももの足りなさを感じてしまうのは、『フォアボール→ワイルドピッチ→ヒット』の電光石火でプレーボール直後に失点してるサマとか、7回の100球を超えた辺りの要介護状態のザマとかその辺り。
そういう不安定さに目が行くのが逆に言えば一流の証拠なんだけど、その不安定さがある限り超一流の壁はブチ破れない。


今のままでもローテの一角としては十分だけど、戸郷に求められているのは智之の後の巨人のエース。もう一回言う、巨人のエース。
その重い重い称号を背負うには、やっぱりもう一皮剥けてくれないと。巨人のエースは球界のエースなんだから。

本当にあと一歩の気がするから、今年はその残り一段の階段を上れるかどうか。
「戸郷が投げるなら今日は負けだ」と相手に、相手チームのファンに思わせられるようになるかどうか。斉藤雅も桑田も上原も内海も菅野も、巨人のエースがその背中に纏ってきた十字架を背負えるかどうか。

2022年のジャイアンツ、本題ではないけれど隠れた裏テーマの一つは間違いなくこれだと思うよ。


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さて、どこを取り上げようか悩んでしまった開幕戦。
智之にも言いたいことは山ほどあるし、大勢くんにも、それを活かしきれない小林にもあれやこれや思うところはある。


その中でも一番のトピックはやっぱりポランコだなあ。
まあ衝撃的だった。いや、バッティングじゃなくてあまりにもズンドコの守備が。
ろくにバウンドに合わせられない追い方といい、フライの危なっかしい捕り方といい、内野への緩い返球といい、なんというか全てが管理人の想像を軽く超えてきた。

そして、あまりにも下手な守備に驚く管理人を嘲笑うかのような3安打猛打賞。

・・・うわぁ、使いにくい。

正直そう思ったさ。
ドラクエの「みなごろしのけん」みたいなもんで、攻撃力が爆上がりする代わりに守備力がゼロになるような諸刃の剣。
こういう感じだと、もうラミレスくらい打たないとどうにもならないよ。

今日は鮮やかな打撃だったけど、開幕直後はあえて相手に打たせてデータを収集することもザラにあるいわばご祝儀相場。
オープンスタンスで手が伸びるところには見事なバットコントロールだったけど、上原があっさり指摘してたように穴は割と簡単に見付けられてしまう気がする。

思ったほど打撃が奮わなくなったときに、あのズンドコ守備をどこまで我慢できるか。で、当然松原も梶谷も黙ってなく機会を虎視眈々と狙っている訳で、結局この辺をどう起用していくかに悩む近未来が見える。それを上手く回せればいいけれど、あくまでゲームじゃなくて人間のやることだからね。パワプロややきゅつくみたいにはいかないのだよ、わかるかビッグボス。


まあ、そんなこんなもありながら今年も始まりました。また勝ち負けに一喜一憂する楽しい日々がやってきた。
そして、どれくらい動員できるのかと気にしてた今日の東京ドーム来場者数38,156人。うん、満員には程遠いけど、それでもなんというかあの頃にまた少し近づけたかな。



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たまに自分で過去に書いた記事を読み返して、内心密かに自画自賛しているシリーズがあります。
それは毎年秋にいくつか書いている選手への惜別ものです。引退、自由契約、トレード等でジャイアンツを離れることになった選手へ、我ながら愛情たっぷりに綴ったこのシリーズはなかなかの読み応え。

誤解を恐れずに言えば、今こうしてブログを続けているのはこういうものを書きたいから。言ってみればこの集大成がこのブログのベスト盤です。
昨秋のものから少し懐かしいものまで、当時の空気感と共に読んでいただければ幸いです。

・2021 大竹 寛 「変身」
・2021 亀井 善行 「9」
・2020 田原 誠次 「超二流」
・2019 スコット マシソン 「ハンター」
・2018 辻 東倫 中井 大介 橋本 到 「現実」
・2018 髙橋 由伸 「じゃあ、また」
・2018 山口 鉄也 「英雄」
・2018 西村 健太朗 「日陰の花」
・2018 寺内 崇幸 「真価」
・2017 村田 修一 「男」
・2017 松本 哲也 「DIVE」
・2017 相川 亮二 「シアワセノカタチ」
・2017 片岡 治大 「スピードスター」
・2016 大田 泰示 「門出」
・2016 加藤 健 「日陰の花」
・2016 鈴木 尚広 「スピードスターにあこがれて」
・2015 フレデリク セペダ フアン フランシスコ 「ハードル」
・2015 原 辰徳 「ありがとう」
・2015 久保 裕也 「便利屋」
・2014 石井 義人 「アへ単」

うん、久々に自分で読んでみたけどそこそこ面白いよw
まさか西村と加藤健に同じタイトルを付けていたとはと驚いたり、尚広、セペダとゴリラ辺りの記事の筆のノリノリぶりに笑ってしまったり。
完全なる自己満足ですが、一度整理してまとめておきたかったので満足。これがベストオブ「スピードスターにあこがれて」です。

【追記】
入れ忘れ3件発見。歴史だけは長いもんでまだ他にもあるかも。こっそり本編に追加しようかとも思ったけど、まあベスト盤にちなんでボーナストラックみたいに。
「また門出かよ」と我ながら呆れたり、そしてこともあろうに阿部については数回に分けて小出しに触れただけで、バーンと大きく取り上げたのは結局無いままで終わってた・・・。
・2020 澤村 拓一 「門出」
・2019 田口 麗斗 「Try Again」
・2018 杉内 俊哉 「レジェンド」



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2年くらい前だったか、東京ドームが完全キャッシュレス化されるというニュースを聞いた時は少し驚いた。
観光地でもあり日本の各球場の中でもっとも多様な人が集まるドームで、その大ナタを振るうのはかなりリスクがあるように感じた。

それが現実のものとなる今、その頃と比べるとだいぶハードルは下がったように感じる。
これも時代の流れか。抗えない大波の中で日々刻刻と世界が変わっていく。

かくいう管理人は、実はあまり電子マネーが好きじゃない。
使っていない訳じゃない。スマホにはペイペイもauペイも入れているし、都民なら必須の交通系マネーも持っている。VISAのクレジットカードだって20年も使い続けて分割払いは重宝してる。

でも、未だに現金払いが主流。職場に近くて一番よく行く「まいばすけっと」でペイペイが使えないという現実的な理由もあるし、それに代表される各ブランド、グループ間のしがらみめいたものにまだ答えが見えてないのがイヤだ。簡単に言えば、数年後に淘汰、統合されてる電子マネーが少なからずあるように思う。その生き残り戦争が終わるまでは完全移行はしたくない。

ただ、この件に関して言えばさすが東京ドーム。



ありとあらゆるカード、電子マネーが使えるようで、少しでも混乱を避けようとする配慮は見られる。全く持っていない人用に場内で販売する電子マネーもスイカとnanaco。ドームペイとかなんとかを導入して囲い込みを図るような姑息な意図は微塵もない。

この流れは決して止まらない。
今日と明日は何も変わらないとしても、1年2年、5年10年の単位で見たらものすごいスピードで加速してキャッシュレス化は進む。管理人の記憶が合っていれば、ドームのこれはコロナで出てきた話じゃなく元からキャッシュレス化計画が発表されていて、コロナ禍の非接触推奨が強烈な追い討ちになった流れだったはず。そういう意味じゃさすが大正義巨人軍、さすが花の都東京ドーム。

3年前までの4万3千人が押し寄せ、飲んで大声で応援しての中じゃ混乱しただろうけど、今の黙って観戦、拍手で応援、タイミングによってはアルコール販売もない環境ならすんなりいきそうな気がする。

流れに身を委ねながらも気を引き締めないと。
なんたって球場で使う額はコンビニやスーパーとは訳が違う。ビールを買ったら800円、弁当買ったら1,500円。タオルを買えば1,000円~2,000円で、Tシャツなら3,000円超。ユニフォームを買ったら10,000円オーバーだ。ピッピッピッピッ使ってたらえらいことになる。

さあ、今年は何度ドームに行こうか。
暖かくなってきた気候も含め、とても気持ちは前向きだ。開幕まであと3週間。今年も春が来た。


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何事もそう簡単にいくものなんて無いのだけど、2021年のジャイアンツは特に予想外のことが多かったように思う。

いいタイミングで首位を奪ってから、まさかの秋の大失速となったペナントの流れもそうだし、ハッキリ言えば管理人は原が続投することも予想外の出来事だった。

2018年秋に原が帰ってきて3年契約を結んだとき、途中で辞めることも延長することもなくこの3年間が決められた時間で、この限られた時間の中でチーム再建をするものだと思い込んでいた。
だからこそ、余力を十分に残して阿部さんは2019年限りで引退して、原の後継となるべく指導側に回ったのだし、今年の終盤二軍監督から一軍コーチへ上がってきたのもその大きな流れの中にあるムーブのように思えた。

ところが来年も原は続投する。
2019年優勝、2020年二連覇。2021年3位ではあったものの「負けた」感の強いシーズン。
この流れが少しでも違っていて、2020年、2021年に二連覇、もしくは2年続けて優勝を逃し悲願の2021年優勝になっていたら原は今年で辞めていたように思う。もちろん今年三連覇していた場合でも然り。人間がやることだし相手があることだから当たり前なのだけど、この辺が狙い通り、見立て通りにはいかない現実の難しさを感じる。

予想外の展開ではあったけれど、2022年の指針は決まった。
補強らしい補強はしないし、物議を醸した先発の中5日、中4日制も継続するそうだ。今年は全く外国人が機能しなかったから、その部分において新戦力の真新しさはあるだろうけど、基本的には今年の戦力と路線のまま行くことになる訳だ。

普通に見立てれば、選手の加齢も含めてプラス要素よりもマイナス要素の方が多いように思う。坂本は来年34歳、菅野と丸は33歳。中堅どころかもうベテランの域に入る。
でも、見立て通り、予想通りにはいかない。今年のペナントのように、ジャイアンツの人事のように、思いもしないことが起きるし、良くも悪くも何がどうなるかなんて誰にもわからない。
管理人は評論家じゃなくあくまで巨人ファン。ファンだから期待するし夢を見る。それはいつまでも変わらない。来年も秋に原が宙を舞うことを願い応援する。
そして、来年こそ球場に応援が戻りますように。満員のスタンドに地鳴りのような大歓声。あの熱気が戻ってきますように。



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香月だけは「ええっ!?」となったけど、まあ順当に出てきた戦力外通告。
田中なんかはまあ使えることは使えるんだろうけど、上限が敗戦処理で伸びしろが一切ない訳だからここでバッサリ切るのも理解できる。

ただ、理解できないのは全員と育成契約し直すという、制度の盲点を突いたかのようなやり方。
法の網の目をくぐるようで印象が悪いし、香月横川あたりはまだしも、もういらないと判断した選手まで囲っておくのはなぜだ?なんだこの買戻し特約みたいな手法は。
FAのプロテクト対策という指摘があるようだけど、今年は参戦しないようだし、そもそも人的補償で欲しがられるような選手ならクビにならんて。誰であれFAで獲ってその人的が田中だったりしたら巨人ファン全員大喜びするわ。

そんな中で管理人が「んー・・・」となったのは鍬原。
僅か4年のキャリアでなんと二度目の育成落ちだ。さすがにこれはちょっと育成制度の悪用にしか見えないし、ドラ1入団、しかも中大派閥だからそう簡単にクビを切れない事情も垣間見えてスッキリしない。

本人も盛大に迷走を続けている。
管理人は鍬原のプロ入り初登板に夢を見たのを今でもハッキリ覚えている。オーバースローから投げるフォーク(シンカー?)でバッタバッタと三振を取りまくる正統派のデビューに大きな大きな期待をした。
それが伸び悩んでサイドスローに転向(もともとサイドの経験はあったらしいけども)し、一軍どころか二軍でもろくに通用しないまま大怪我をして育成落ち。
今年の夏ひっそりと支配下に戻ってきたかと思ったら、今度は成績不振での戦力外。管理人じゃなくても「んー・・・」ってなるよ。本人にもチームのやり方にも「んー・・・」ってなる。

「右の変則中継ぎ」ってのはチームに一枚ほしいピースであることは事実。
ジャイアンツにもかつて田原がいたし、今年のFA戦線における目玉らしい又吉は言うに及ばず。需要は間違いなくある席だからそこに辿り着けるかどうか。厳しく言えば、「右の変則中継ぎ」用の席があって右の変則中継ぎが鍬原一人しかいないのに、今までそこに座らせてもらえなかった訳だから。もう本当に崖っぷちどころか崖から二回も落ちてるんだから、例えでもなんでもない本物の背水の陣だよ。

全員を育成契約となると今までの戦力外通告とは一味違う感覚だけど、全員がまた這い上がるラストチャンスをもらった訳だ。FAを獲らない件も含めてチームの方針転換でもあるんだろな。
一人でも二人でも、この12人の中からまた支配下に戻って一軍のグランドに帰ってこれる選手が出てきますように。荊の道を歩く夢追い人に幸あれ。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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まあ予想通り。
一つくらい勝ちたかったところだけど、収まるべきところに収まった気がする。さすがに借金チームが日本シリーズに出たら、きっと来年から制度やルールがいろいろ変更になったに違いないし。

このCS唯一の収穫は、岡本がいないチームの姿が見えたこと。
ファーストステージは「岡本がいなくても戦える」ことを示して、ファイナルステージでは「岡本がいないと点が取れない」現実が露呈した。
毎試合四番を打ち、ホットコーナーを守り、岡本がいることが当たり前になっていたチームに、少し新しい側面が見えた気がする。来年以降、岡本が今年の9月10月みたいなどうしようもない不振の状態になったなら、スタメンを外すなり打順を下げるなりの選択肢が出来た気がする。

来年に向けて課題は多い。
各選手についても思うところはあれど、それを運用するベンチワークこそ真っ先に見直すべき点。
9月から始めた先発 中5日制が無かったら、ペナントの結果はまるで違ったものになっていたように思う。

原にいったい何があったのか。
原がヤフコメやなんJで叩かれ、バカにされているのは心が痛むけど、原信者の管理人をしても今年は不可解な采配が目立った。
名将の最後がこんな形で消化不良のまま終わらなくてよかったと思うと同時に、いつか自分の言葉で説明してほしいと願う。いや、来年の結果で示してくれればそれでいい。

また明日からスタート。
北海道のビッグボスを例に出すまでもなく、2022年の戦いはもう始まっている。
ジャイアンツの皆さん、今年一年お疲れ様でした。亀井さん最後の最後までありがとうございました。ここを見てくれている巨人ファンの皆さんも一年間お疲れ様でした。
来年こそはペナントを制し、堂々と胸を張ってCSを制し、10年ぶり悲願の日本一になりますように。そして、また声を出して応援ができるように、あの熱気が球場に戻りますように。


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今日はもう「奥川くんすごい!」で終わり。あれは打てないよ。
こっちのどすこいが制球に苦しんでたのとは対照的に、ピタッピタッと決まるコントロール。奥川くん本人だけじゃなく、構えてた中村もさぞかし楽しかったことだろうと思うよ。


だから勝ち負けはどうでもいい。
今日気になったのは2回表の丸の打席。セカンドゴロを山田が弾いて、すわ内野安打かと思いきや丸が真剣に走ってなくて悠々アウトになった。
山田が拾い直してから投げて、ギリギリアウトかセーフか微妙な判定にはなるであろうタイミングだったのに、随分と余裕をもってのアウトになった。

もう言わなくてもわかると思うけど、甲子園で一塁にヘッドスライディングをした姿とは真逆に見えた。
打った瞬間にアウトだと悟って、ジョギングしてたのが見て取れた。
ここでこそ必死にやらないと。1勝ハンデがあって、チーム力でも負けてる相手にこそ気を抜かずに必死でやらないと。

明日は計算上、必ず勝たないといけない日。必死でお願いします。

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始まる前はいろいろなことを考えた。
ペナントを借金1で終えて出るCSの意義とはなんだろう?
これで勝ち進んで日本シリーズに出たとして、100%胸を張ってセリーグ代表だといえるだろうか?
そんな気持ちが管理人の中にあったことは否定できない。
「亀井さんと一日でも長く」を建前にしながら、どこかこう場違いな感が否めなかった。

ただ、いざプレイボールがかかると、そんなネガティブな思いはキレイさっぱり消え去った。
目の前の敵を倒したい。
コロナ禍なのに全国で唯一大声を出して応援している非常識な球場で、大嫌いな阪神ファンに目に物を見せてやりたい。否が応でも闘争心がメラメラと湧いてきた。

管理人は土日仕事なので、昨日も今日も中継をしっかりとは見られていない。
状況を見てスマホで生中継の動画を見たり、もちろん昨日の夜は各局のスポーツニュースをハシゴしてチェックはしたけれど、試合の細かな機微とかその時の空気感までは把握しきれていない。だから試合の詳細については触れない。

だけど、これだけは言える。
昨日の阪神は9月10月のペナント後半の延長線上にあるオーダー。今日の阪神は昨日ベンチにいたメンツをスタメンに戻し、春先チーム状態が良かった頃のオーダー。
そのどちらにも完勝した。明確な力量差を見せつけて、堂々の横綱相撲で寄り切った。
10月のどうしようもないジャイアンツじゃなく、信じて託せるチームが戻ってきた手応えを感じる。二冠王岡本を欠きながら、むしろ四番が抜けたことで結束が強まり、個々の危機感、責任感も強くなって底上げがなされた気さえする。
うん、このまま神宮へ攻め入ろう。奇跡を起こそう。

そして阪神さん。
優勝すると見せかけて、盛り上がるだけ盛り上がって優勝しない。リベンジを誓ったCSで一つも勝てずに負ける。今年も手の込んだ本場のお笑いをありがとうございました。
矢野ばかりが叩かれてますが(いや、矢野も相当に問題はありますが)、阪神の抱える一番の問題はファンの質です。声出すな、応援するなを無視し続ける低俗な民度。今日も試合後の甲子園は怒号とヤジが渦巻いていたようですが、それはビエイラのコントロールを乱すプラスの面だけでなく、自軍の選手をも萎縮させる諸刃の剣です。しかもコロナが落ち着いたとなれば、悪名高い関西のタニマチを名乗る輩が若手選手に接待を再開するでしょう。おたくのチームで1年2年だけ目立ってその後消息不明になる若手選手が多いのは間違いなくそのせいです。若虎の星や!、関西のスターや!と勘違いさせて、いったい何人選手を潰せば気が済むのでしょう。佐藤くん中野くん伊藤くん、来年どうなっているか楽しみです。まあ、どうやっても優勝しませんよおたくらは。

話をジャイアンツに戻すと、ここまでは既定路線。言っちゃ悪いけど、甲子園で阪神相手ならいい記憶しかないし、大変失礼だけど与しやすしだった。
次の神宮はそうはいかない。どの分野で見ても劣勢で苦戦は必至。過去の例で見ても、ファーストステージの勢いがファイナルステージになったら微塵も残ってなかったなんてことは何度も何度もある。また水曜からリスタート。そして、まだまだ巨人戦が見られるってことだ。うれしいね^^

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今更ながら言うのもなんだけども、2年前2019年の原ジャイアンツには一つの発明があった。
それは「右のワンポイント」。
今の大江、高梨のように古今東西左のワンポイントは枚挙に暇がないけれど、右打者への必殺ワンポイントはなかなか見ない。

そのエポックメイキングの立役者は誰あろう大竹その人。
右打者への徹底したシュート、シュート、シュート。詰まらせてショートゴロ、サードゴロを打たせんとする鬼のようなシュート攻めは見ていて痛快だった。

本来、大竹は総合力に秀でる器用なピッチャー。
シュートだけじゃなく、スライダー、カーブ、チェンジアップ、フォークと一通りの変化球を投げ分けられる。先発の頃はその豊富な武器を巧みに駆使してイニングをこなすタイプだった。

中継ぎに転身してからは、とにかくシュート、シュート、シュート。時にシュートと逆の起動になるスライダー。
現代野球においてシュートピッチャーがあまりいないこともあって、とにかくこの異質さは際立って見えた。
結果、2019年は4勝8ホールド。去年も1勝16ホールドで共に防御率は2点台。右の中継ぎエースとして獅子奮迅の大活躍だった。

選手を取ってくるスカウトも、プロ選手として育て上げるコーチも、この大竹の教訓を忘れずに活かしてほしい。
シュートを投げる右ピッチャーは効く。これはもう必ずチームの武器になる。良くて5勝止まりみたいなどうでもいい先発ピッチャーを作るなら、一点特化でシュートの鬼を育てた方が絶対にいい。これは本当に声高に言いたい。

大竹に話を戻すと、その温和なキャラからか軽く見られがちな選手だったけど、二桁勝利は実に4度、あと一歩及ばなかった9勝のシーズンも(ジャイアンツ時代も含め)3度。通算で102勝、これは胸を張っていい一流選手の記録。

大竹さん、お疲れ様でした。
由伸監督時代はこのまま潰れて、ひっそりと引退していくんだろうなと思っていましたが、中継ぎに転身、いや変身して以降の活躍であなたの評価は大きく変わりました。
願わくば、その無形文化財のようなあなたのシュートを後輩たちに伝授する側に回ってください。本当にお疲れ様でした。好きなラーメンを思い切り楽しんでください。



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管理人は亀井さんファンなので、このブログでも何度も何度も亀井さんを取り上げてきた。
今更言うのもなんだけども、この選手の魅力とはなんだったのだろう。

亀井さんといえば、まず思い出されるのが2009年。
しかしながら、管理人としてはこの年の活躍と、翌2010年の悲惨極まりなかった醜態はワンセット。
知らない人のために言うと、今の中田のような状態が春から秋まで続いたと思えばいい。それでも前年の幻影に夢を見てここぞの場面で使われ続けて、見事なまでに打てなかったシーズンだった。

その苦しむ姿、足掻き続ける姿にこそ人間味があり、だからこそ感情移入して自分を重ねられた。
亀井さんは阿部や坂本のようなスター選手じゃない。日の当たる道と泥だらけの畦道の両方を歩いてきた、いわば天国も地獄も知っている男。

誰もがナンバー1になれる訳じゃない。ナンバー1を横目で見ながら、いつか俺だってと腹の中で思い唇を噛む人の方が圧倒的に多い。亀井さんはそういう人たちの象徴であり、夢を託せる存在だった。

この分野じゃ負けない。今日は俺の勝ちだ。今月は俺が一番だ。
学生だろうが営業マンだろうが、常にトップじゃなくとも時々はいいところを見せられる。特別じゃない一般市民にとって等身大のスターが亀井さんだったように思う。

やたらとサヨナラホームランが多かったり、京セラドームだと気が狂ったように打ちまくったり、一番じゃなくてもトップじゃなくても、とてもとても存在感があった亀井さん。
足の速さはさほどでもなくても、相手の隙を見てスタートを切る走塁技術があり、肩の強さだけじゃなく守備の動きにもとにかくセンスがあった。なぜだかセンターを守れなかったことだけが惜しいところだけど、ファーストも守りサードの練習をした時期もあり、原野球に欠かせないユーティリティの先駆けになったのも亀井さんだと思う。

怪我に苦しみ、必ずと言っていいほどシーズン途中で離脱を繰り返し、ずっとそのキャリアにおいて「たられば」が付いて回った亀井さん。
そんな亀井さんが一皮剥けたのは晩年も晩年、37歳になる2019年のことだった。
この年1番バッターに定着し見せた最後の輝きにしびれた。特にホークスとの日本シリーズ第4戦、このシリーズ唯一といっていいジャイアンツプライドが亀井さんの2打席連続ホームラン。あれに救われた巨人ファンは管理人だけじゃないはずだ。

それと、今年もそうだったし、前述の2010年においても言われ続けた亀井さんの蔑称が「原の愛人」。
ただ、これこそ最高の誉め言葉であって、1,000安打、100本塁打に並ぶ亀井さんの勲章の一つ。
だって考えてみればいい。自分が監督だとして、こんなに使い勝手のいい選手がどこにいる?寵愛されて当たり前だし、なぜかこの観点で語られることはないようだけど、原の育てた最高傑作は紛れもなく亀井さんである。坂本は他の監督でも見出せただろうけど、早い段階から亀井さんのポテンシャルに気付いたのは原の慧眼以外の何物でもない。


ユニフォーム姿が似合う選手だった。ヘルメットを被ると画になり、打席の中でのカッコよさは由伸以上だったと思う。
管理人は元々清水のファンだったのだけど、その背番号9を引き継ぐに相応しい男だったし、前任者以上に「9」がサマになった。

こんなにユニフォームの似合う男を逃がす訳にはいかない。
しかも、この入れ替わりの激しいチームにおいて入団から退団までを勤め上げたフランチャイズプレーヤー。挙句の果てに、打撃でも作戦でも守備でも走塁でも、どの分野でも後輩に教えられるノウハウがある。絶対に他には行かせないし、仕えるのが原であれ阿部であれその財産をジャイアンツのために使ってもらう。必ずコーチとしてベンチにいてもらう。覚悟しておけ。

亀井さん、お疲れ様でした。そしてありがとうございました。
亀井さんの場合、ハイライトになるシーンが多すぎます。そんな中、ひねくれ者の管理人が、誰も挙げないであろう思い出の試合を挙げるならこれです。この試合は尚広の負傷交代で出て、それでいて存在感を示すあなたの原点があったように思います。
「9」とは9人目の野手のこと。セリーグにおいては野手は8人。9人目の野手とはレギュラーのようであり、そうでないようでもあり。スタメンと控えを行き来するあなたにピッタリの番号でした。
数えきれない素敵な思い出をありがとうございました。



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中井の引退試合で立岡が目立ったのははたして偶然だろうか。
2017年、1番2番として由伸ジャイアンツの象徴のようだった二人が、今日の隠れた主役だったと思う。

立岡が10球粘って選んだフォアボール。あの打席を見ていろんなことを思った。
今の立岡は4打席を与えてもらえる立場じゃない。いつ出番が回ってくるかもわからない代打を待ち1打席に賭ける、いわば1球1球が勝負になる崖っぷちのところにいる選手。

その少ないチャンスをものにするために、普段何を考えて練習しているか。
打席の中で状況を判断し、次の配球を読む。待ち球と違ったらカットで逃げる。1球ごとに変わる局面を読み、自分の打てる球をじっとじっと待つ。
これができるのは、練習から意識を高く持ってる賜物なんじゃないかと思う。気持ちよくバットを振るのがバッティング練習じゃない。スイングとか飛距離にばかり意識がいくけど、カットの技術を磨くのも、見逃せばボールになる変化球をしっかり見極めるのも練習。相手が嫌がる間でタイムをかけて打席を外したのも含め(これが一番上手いのは亀井さん)、練習の成果とベテランの小技がふんだんに詰まった打席だった。
続く松原があまりにもくだらない内容の打席でゲッツーをぶっ放し、懲罰交代で下げられたことも合わせて、余計に立岡の良さが際立って見えた。管理人の中じゃ重信や八百板くんよりはまだまだ立岡の方に分があるなあ。

それと、中井にお疲れ様だな。
野球選手に「たられば」は禁句だけど、あの2013年の中井には大きな大きな夢を見た。あの怪我が無ければ、山田や浅村みたいな中軸を打てるセカンドに大成していた可能性もあった気がしてならない。本当にお疲れさま。かわいい子中井にたくさん家族サービスして、第二の人生頑張って。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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一部で囁かれていたような無気力ではなかった。
あぁ、勝ちたいんだな。これはまずいと焦ってるんだな、と選手も必死なのは伝わった。8点ビハインドから7点も返して、鉄壁のクローザー栗林くんまで攻略して意地もプライドも見えた。


だからこそ、勝てなかったことが重く重く響く。
打線が奮起したときに限って投手陣が壊滅する。昨日の髙橋は万死に値するひどい内容だったけど、それも元を正せば中5日で投げさせている弊害。何もかもが上手くいかない負のスパイラルに陥っている。

思い出すのは2017年の歴史的13連敗。
心情的にはあのときよりもしんどい。鉛を飲み込んだように胃の辺りがズシーンと重い。
あのときは由伸の未熟さを理由にできた。指導者経験がないまま監督になり2年目を迎えた青年指揮官の経験不足をその理由にできた。
今は違う。ベテランもベテラン、15年目を迎える原巨人でこうなったことが深刻さを増す。
当時、「原が監督だったらこんなことにはならない」と思った気持ちも打ち砕かれ、原信者である管理人はこの1ヶ月ほどなんだか悪い夢を見ているような気さえしている。

2017年は交流戦の時期に長い長いトンネルに嵌った。
優勝が厳しくなったことは感じながらも、まだシーズンは半分以上残っていて、夏以降のチーム再建に希望を持つことができた。
今年はそういう意味でも最悪だ。このまま、この地を這うような最悪の状況のまま一年が終わる可能性がある。それも少なからずある。
この歴史的大失速のままストーブリーグになったら、原が続けようが辞めようが暗く沈んだ気持ちのまま2021年が終わる。オセロの最後の最後に黒を置かれてそれまでの白が全てひっくり返ったようなもんで、今年あったいいことも何もかも全て忘れ去られて無になる。

残り4試合。これは消化試合ではない。
プロとして巨人軍としての尊厳がかかる大事な大事な試合。信じて吉報を待つ。


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岸田が普段ほとんど試合に出ていない脆さ。そして、なぜほとんど試合に出られないのかという理由が詰まった1イニングだった。

確かにビエイラという投手を操るのは簡単じゃない。

荒れ狂うスピードボール。日によって当たり外れが露骨に出るコントロール。熱くなる外国人特有の性格。そういう相手を使いこなしてリードするのは簡単なことじゃない。

でも、さすがに1イニングに2度もマウンドに向かうのは恥ずかしい。
傍目にも息が合ってないサマを全国中継されるのはプロとして許されないレベル。ビエイラにも慣れてない。僅差の9回みたいなタイトな局面にも慣れてない。岸田が浮足立って焦ってるのが手に取るようにわかった。

そういう状況でビエイラばかりに気を取られ、バッターへの観察が疎かになった。
糸原がスライダー2球にピクリとも反応しなかった時点で、ああこれはもうストレート待ちだという判断ができていたのかどうか。
しかも、過去の対戦成績でも糸原はビエイラを得意にしてる。ストレート攻略を抜きにしてビエイラを得意にするなんてことはあり得ない。それを理解して、速い球には合わせてこれるんだろうとわかった上で配球できていたのかどうか。
管理人としては、5球目のストレートをストライクゾーンに投げたことが非常に腹立たしかった。ストレートを投げることはいい。でも、なんでわざわざ待ってる球をゾーンに投げるのか。待ってる球なら振る可能性が高いんだからボールで釣れよ。結果糸原は打ち取ったけど、この時点で非常に非常に不安になった。

次の板山は逆。合ってる球はストレートじゃなく変化球。岸田にそれが見えていたのかどうか。
オーバーアクションで明らかにスライダーを投げさせる構えを見てイヤな予感がしたのだけど、これはもう予感とかなんとかじゃなくて打たれるべくして打たれてるよな。

ビエイラみたいにフォアボールの多いピッチャーは、常にストライク先行で投げたがる。意図的にボールを投げることは嫌がる。それを操るのがリードだし、それを見ながらバッターが何を待っているかも見ないと。
ビエイラだけしか見えてないから投げさせた糸原へのストレートと板山へのスライダー。そう感じてしまったなあ。リードに正解はないけど不正解はある。今日のは小林なら選択しなかった配球じゃないのかなあ。

これで8連敗?
今年中に1つでも勝てるのかね?にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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全てのジャイアンツファンを代表して言わせてもらうと、今の巨人戦は見るに耐えない。見るのが苦痛である。

連日、覇気のない試合を繰り返し、同じようなパターンで同じようにズルズルと負ける。やる気が感じられるのは松原だけだ。
挙句の果てに、この惨状の中においても中5日中4日の愚策を止めない。それが機能してるならまだしも、序盤でKOされ4回5回からリリーフが投げることもしばしばある。これはいったい何のためにやってるんだ。原と桑田以外全員が疑問に思い不満を感じてる。

先週は遂に6連敗。これじゃ球場に来てるファンにもテレビで見てるファンにも失礼だ。
ヤクルトに負けたことは仕方ない。向こうは優勝目指してまっしぐらで実力以上のものが出ている状態。こういうタイミングでこういう相手に負けるのは致し方ない。それは理解する。
だけど、カープに3連敗を食らうのはちょっとあんまりだ。ジャイアンツ以上にモチベーションが無い状態の相手にこうも無抵抗で負けられるのはひどい。
先月の28日~30日、名古屋で中日に3つ負けたときも相当に腹が立ったのだけど、こんな無様な試合をするなら初めから放棄した方がいい。それくらいにひどい。

二軍にいる若手投手を使え。こういう機会を無駄にするな。
最多勝のかかる髙橋は一つでも勝てるように投げさせていいけれど、この期に及んで他の先発陣を潰すような真似はやめろ。野手だって、若手ピッチャーのプロ初勝利がかかってたりしたらモチベーションが上がるんだから。

松原だけが一人気を吐いてるように、こういう時に活きるのは若手だよ。少ないチャンスの中でアピールしよう。一軍に残れるように結果を出そう。来年もジャイアンツの一員でいられるように目立とう。消化試合なんて無い立場の選手がチームに力をもたらす。凝り固まったベテランを並べても何も生まれない。

やる気を見せろ。
プロとして恥ずかしくない試合をしろ。
残り9試合、本当の意味でプライドを見せろ。

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これが今のジャイアンツである。
管理人が「明日から消化試合」と断言した翌日から、箍が外れたようにズルズルと負け続け歯止めが効かない。


今日は毎度おなじみでやらかした若林を取り上げたくなるところだけど、もうそういう問題じゃない。見てた人みんながわかると思う。
今日のヤクルトみたいなこういう勝ち方をするときってのはもう間違いなく優勝する。例年ならジャイアンツがこういう勝ち方をする側だった。今年はもう見事に引き立て役にして咬ませ犬。主演のヤクルトさんを盛り上げ、よく見せて退場していく役回り。情けないったりゃありゃしない。

選手が完全にモチベーションを失っているのが手に取るようにわかるし、阿部が禅譲を控えてか一軍ベンチに入ったことで、もう気持ちはCSを飛び越えオフの人事に向いてるんじゃないだろうか。

この辺が常勝チームの弱さ。淡白さと言い換えてもいいかもしれない。
二連覇中のチャンピオンチームとしたら、こうなったときに必死さは出にくい。ヤクルトや阪神みたいに、今年を逃したら次はいつになるかと千載一遇のチャンスに賭ける思いの強さには負ける。

残り12試合をこのまま無駄に消化して、本当の消化試合にしてしまうか。それとも来季に向けて若手を起用するなり、CS用に打線や継投を見直すなり有意義なものにできるか。特に打順は今この時期になっても何がベストか全く見えてないんじゃないかなあ。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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このところの戦いぶりを見て、どうしても気になることがある。
一つはこの前書いた中5日ローテーションの件。

そしてもう一つ、それと同じくらい気になるのが小林の先発起用だ。これはもう小林ギャルズ以外の全ての巨人ファンが思っていることだろうけども。

この局面にきての小林重用はいったいなんなんだろう。
大城が調子を落としていたりどこか故障しているならまだしも、ファーストで起用され、試合途中からマスクを被るくらいだからその線はない。ならばいったいなんなんだ?何の意味があるのか全く理解できない。

意義を見出しにくい不自然な重用の中、己の状況を理解できているのかいないのか、まあ驚くほど打たない小林。
先発で出るようになった9月29日以降、16打数ぶっ続けでノーヒット。フォアボールも一つもないもんだから打率だけでなく出塁率も000。つまり小林が打席に立てば100%アウトである。おまけに三振8て舐めてんのかおまえは。これなら育成選手の方がまだ打つぞ。どうせ0なら案山子を立たせといても同じじゃないか。おまえみたいに爽やかな男前でも、へのへのもへじでも結果は全く同じだぞこの野郎。

・・・失敬。もともと小林のバッティングが弱いのはセリーグファンなら周知の事実。

だけど、いくらなんでもひどすぎる。管理人の知る小林はもう少しマシだった。
レギュラーとして試合に出ていた2016年~2018年は、打率が2割を切りそうになるとネットが盛り上がり、少し盛り返して2割前後を行き来して、結局シーズンが終わるとかろうじて2割を少し超えるくらいだった。数字にすると順に204、206、219。
この頃でさえも体感的にはだいぶひどかったし、前任の阿部との比較も相まって余計に印象は悪かった。

ところが、今はその半分である。
2割の壁じゃなく1割の壁と激戦を続けていて、今日の時点で70打数7安打打率はピッタリ1割。次の打席で打てなかったら夢の0割台に突入である。
この打数でこれは本当に笑えない。まさかまさか1割に壁があろうとは管理人はこの年まで知らなかった。

若手なら目を瞑って経験を積ませても、小林は既に32歳。もう中堅どころか立派なベテランの部類だ。即戦力にならなきゃベテランを使う意味なんかない。
負けることよりも、意味のわからないことをやり続けてることにフラストレーションが溜まる。
もうそろそろ勘弁して。小林は戦力ではあることは認めてるし、時々使う分には一向に構わないけど、今の状態で毎日毎日使うのは本当に勘弁して。
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ハイネマンが体調不良のため帰国へ

なんだったのかなあ。
こんなに短期間で帰られた日にゃ、スカウトの責任問題不可避だと思うんだけども。

先日ドームで観戦した際、彼の守備を生で見る機会があった。
管理人のいたレフト側からだと、ライトを守るその動きはしっかり見られた。

・・・上手い。

誇張でなくそう思った。確か打ったのは宮崎と佐野だったと思うけど、それぞれ火の出るような弾丸ライナーで、打たれた瞬間は「あー、終わった」と天を仰ぎたくなるような打球。
それを最短距離で追い見事なファインプレー×2。何よりもフェンスとの距離感の取り方が上手かった。ほぼ初めての球場であろうに、フェンスにぶつかる際も上手い身体の入れ方をしていて、これは守備の上手な人の追い方捕り方だと確信した。

打つ方はストレートに差し込まれる姿ばかりが目立ったけど、これだけ守れるならウィーラーの守備固めみたいな起用も含め、何かしら使い道はあるかと思った。バントエンドランの時に見た足も速かったし。

同じことを、例えば陽がやったとしても周囲の目は冷ややか。でも、注目の集まる新外国人がやれば話題にもなるしベンチもファンも盛り上がる。期待されてない打撃でも活躍しようもんなら、その盛り上がりは2倍3倍になる。新戦力の効果ってそういうとこなんだよな。それを称して「起爆剤」というし、起爆して求めるのはチームの活性化。9月になってから海の物とも山の物とも知れない新外国人を入れたのはそういう狙い。


それがこうなる。
起爆剤は爆発せず湿気って不発弾化し、活性化どころかチームの士気を著しく落とすシーズン途中帰国。
中田にも同じことが言えるのだけど、起爆剤の役割を期待してチームに入れた選手が機能せず、それと心中するかのように結果チームもズルズルと沈んだ感あり。

「だからといって、こんなに早くケツまくって逃げるんじゃねーよ」と言いたい気持ちはあるのだけど、まあこの辺が外国人選手。マシソンみたいなのが例外中の例外で、あまり多くを求めてもいかんね。
そして、外国人選手で失敗するときはペナントを逃す負の象徴になる。原が前回退任した2015年はセペダ、ゴリラフランシスコ、カスティヤーノスというネタ外人3連発。今年は間違いなく「帰国三銃士」として後世に語り継がれるテームズ、スモーク、ハイネマン。うん、お後がよろしいようで。



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今日でペナントレースは終了である。
少しだけあった可能性は完全に消滅し、ここから先は消化試合。CSには出られるだろうけどひとまず今日でひと区切り。

本来、ジャイアンツは秋のこの競り合いに強いチームのはずだった。
監督も選手もそのほとんどが優勝争い経験が豊富だし、他が息切れする中そのアドバンテージで上回れるチームのはずだった。

それがこうなってしまった大きな原因はローテの再編。理由の90%くらいがこれに集約される。
なぜ、中6日で上手く回っていたものを中5日、ときには中4日に詰めて組み直す必要があったのか。ファンも誰一人納得していないし、戦っている野手も内心疑問に感じているんじゃないだろうか。

ソフトバンクに手も足も出なかった教訓を元に、強い選手を作りたい、個の力を引き上げたい狙いがあったんだと想像するけれど、それに順応できたピッチャーは皆無だった。
全員が中6日の頃よりも調子を落とし、3回とか4回の序盤でKOされることもしばしば。もう最近じゃ、原は失敗に気が付いているのにムキになって今更変えられないんであろうことまで透けて見えてる。これは原の意向であり桑田の意向でもあるらしいけど、完全に愚策で100%失敗。これをやらなかったら展開はだいぶだいぶ違っていた。

桑田や斉藤みたいに中5日、中4日で投げられて、しかも長いイニングいけるなんてことはもう今の時代においては馬鹿げた幻想。智之や山口くらいはそれに対応してほしかったけど、今年の二人じゃそれも叶わぬ夢だった。他の連中は論外。若いヤツこそ順応してほしいところだったけど、あからさまに調子を落とす姿にはひ弱さしか見えてこない。

じゃあ先発から降ろした連中が他の役割で機能しているかと言えばそれも違う。ただただ選手が疲弊して、勝てる星を無駄に落としてチームが失速しただけだった。いったい何がしたかったのだろう。
ラストスパートで間隔を詰めるのは当然の策だけど、三つ巴の状態で9月頭からやるような作戦だったのだろうか。これは結果論じゃなく、原と桑田以外の全員が感じている疑問。

明日からの勝ち負けにはさほどの意味はない。ジャイアンツにとっては2位も6位も同じ。銀メダルは参加賞と同じだもの。
残念。原が今年で辞めるのかもう1年やるのかはさておき、明らかなベンチの失政でこうなったことが非常に悔やまれる。とにかく残念。
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