10 | 2024/11 | 12 |
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途中で見る気が失せるような大敗は今年何回目だろう。
随分と結構な回数あった気がするけれど。
大敗の定義が難しいとこではあるけれど、実際に数えてみた。
・4月30日 対 阪神 3-10
・5月 1日 対 阪神 1-8
・5月 3日 対 広島 3-12
・5月 6日 対 ヤク 2-13
・6月11日 対 楽天 1-8
・6月12日 対 楽天 2-9
・6月24日 対 ヤク 6-16
・7月 7日 対 ヤク 3-11
・7月13日 対 阪神 0-13
・・・多いよなあ。
序盤でああもうこれダメだ、ってなって、見るべきものが何もないまま負ける試合が多すぎる。昨日自分で思ったんだけど、昨日みたいなワンサイドで負ける試合に既視感がある時点でちょっと問題だ。
どんな負け方しても1敗は1敗に違いないんだけど、こうも頻繁にあるとチームにおかしな負け癖がつくよ。見てる方がまたかって思ってるくらいだから、やってる方は尚更だもの。
それと、やっぱりブルペン事情が苦しい。
昨日投げたメンツでも、明確なビハインドロング枠は戸根親方くらいで(親方が最近よくロングリリーフをこなしてくれてるのはかなり助かってる)、後は勝ってても負けてても同じピッチャーが投げてる有様(しかも仲良く失点してる)。
いのうとうしゅや桜井みたいな要員は勝つことだけに目を向けたら不要だけど、年間通して143試合戦うことを考えたら必要なんだよね。
このコロナ禍で、あの完全アウェイの甲子園に来てくれてる巨人ファンのためにも、今日はなんとかしてくれよ。
坂本は大丈夫だろうか。
岡本のホームランで場内が活気付いた直後の「坂本に代わって代打湯浅」コール。
場内の観客はざわざわしながらも、それでいてどこか冷静に受け止めていたように思う。年間を通してショートストップを守ってくれる坂本はもういない。常時いるのが当たり前で、伝説に残る競走馬にして無事是名馬でもあった背番号6はもういない。これからは怪我と上手く付き合いながら騙し騙しやっていくことになる。今年これだけ離脱が続き、かつ自慢の華麗な守備にも陰りが見え始めたキャプテンの現在地を、スタンドのファンはしっかりと見ていた。来るべき時が来たと察し、球団史における転換期をじっとその目に焼き付けていた。
観戦途中、管理人の携帯が鳴った。
病室にいる父親からだった。父親と電話で話すのは6年ぶりくらいになるか。声が余計にしわがれて聞こえたのは年のせいだけじゃないんだろうな。
頑張れとか大丈夫かとか、そんなありきたりな言葉しか出てこない。「俺の顔を見るまで頑張れ」って言っちゃったら見た途端に力尽きるんじゃないかなんて思ってたけど、ついついそんな言葉も口をついた。いざとなるとボキャブラリーなんて何の役にも立たないなあ。
実家に戻ってほしい。東京を引き上げて一人残される年老いた母の側にいてほしい。そんなことを言われた。なんだよそれ遺言かよ。断れない状況で言うのは卑怯だよ。
でも、管理人も冷静だったな。数年前に同じシチュエーションがあったし、それだけ管理人も年を取ったってことだ。来るべき時が来たんだろうなあ。
もし最後になるならどんな試合になるのかなんて思いながら観てたけど、それがサヨナラ勝ちならなんだかストンと腑に落ちるものもある。しかも尚輝タオルを持って行った日に尚輝がやってくれるなんて、中継ぎのバカ共がやらかしたから100点満点ではないにせよなんか納得したな。
少しセンチになりながら、試合後少しドーム周辺をうろうろした(ついでに中田の橙魂タオル買ったぜ。翔さんナイスホームランだった)。
そして、これが目に入ってキレイに心に入ってきた。
Our GIANTS Will Live Forever
我が巨人軍は永久に不滅です
なんであれ、管理人にはオレンジ色の血が流れているし、どこにいてもジャイアンツを愛し続けるよ。