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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。松本さん!そのやり方は超カッコ悪いです!w     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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ペナントレースってのは143試合もある。

一軍の試合に出られる支配下選手は、1チーム最大で70人まで登録できる。

これだけの大人数でこれだけの長丁場をこなすとなると、目立つ主役級ばかりじゃなく、脇役に陽の目が当たりなかなか無いイレギュラーなことが起きる日も出てくる。

今日の試合で一番光り輝いて見えたのは、普段なかなか出番も覚束ない小林その人。
力投して試合を作った戸郷よりも、意地の同点タイムリーを打ったナカジよりも、長い試合の最終盤に出てきた小林が目立ってた。

これぞ小林という最終回の鬼スローイング×2しかり、だいぶ惜しかったレフトフライもしかりだけど、何よりも管理人の目に留まったのは高梨に対してのリード。
左の中野に対して、外のシュートを多投して、球の軌道を欺いて見せてからの外へのスライダー。この構成はしびれた。小林自身もしてやったりだったんじゃないだろうか。

小林には正直かなり不満もあるし、入団から見てる側とすれば彼の現在地は物足りないなんてもんじゃない。
ネガティブなことを言い出したら止まらなくなってしまいそうだけど、それでもこうしてしっかり小林ここにありという夜がある。繰り返すけど、これが大人数で長丁場を戦うペナントレース。

小林がアピールできるのは、こういうスローイングであり、リードでありのキャッチャーとしての性能のはず。加えて、途中から出てすぐ試合にスッと入れるのはベテランならではの強み。夢はバットに乗らないかもしれないけど、強肩を見せろ扇の要。






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負けたけどまあ仕方ない。
中継ぎ勝負になった時点で半分予想はしてたし、智之、大勢くん、高梨のジャイアンツにとって大事なピッチャーは内容も結果もよかったから文句ない。今日は平内もよかったしさ。え?誰が打たれたかなんて忘れたよ。あんな下膨れの顔したヤツなんか知らない。

ジャイアンツ今日一番の見せ場は、7回裏の先頭代打ナカジの2ベース。
今の代打陣はナカジが切り札的存在で、ベンチには同じ右で今日2軍から上がったばかりのウォーカーもいた。順番的に少し疑問のある起用だったけど、ナカジが田口を大得意にしてたんだね。智之とヤクルト中村でも思ったけど、こういう相性というか、普通にしていてもタイミングが合う相手ってのは何物にも勝る。

先月40歳を迎えたナカジはきっと2,000本安打には届かない。
今日のヒットで1,922本。谷さんとか井端みたいに、もう少しで手が届かずにユニフォームを脱ぐことになると思う。

でも、この前書いたみたいに2,000本安打なんてたいした価値はない。どうでもいい選手が達成している反面、超一流打者でも未達だったりする何の基準にもならない記録。

ナカジが現実的に届きそうな記録は2つ。
一つは、あと1本の二塁打で通算350二塁打。
もう一つが通算1,000打点。こちらは現在993打点で残り7。達成への道は決して平坦じゃないけど、可能性は十分十二分にある。
1,000打点はまごうことなき超一流選手の記録。どうでもいいヒットを積算じゃなく、チャンスでランナーを返し、ホームランを打ち、自身の打撃をチームの得点に直結させた積み重ねの価値ある数字。
歴代記録を見ればわかるけど、長期でクリーンアップを打ち各チームの顔として君臨した本当のトッププレーヤーしか超えられない高い壁が1,000打点。

ジャイアンツの残り試合は22。
「今年中に」と考えれば難しいのかもしれないけど、来年以降に繰り越すよりはなんとか今年のうちに達成してほしい。今日みたいなバッティングができるうちに栄光を手にしてほしい。頑張れナカジ。







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どうやったら岡本が四番に戻れるか。
どれだけ打ったら定位置に帰って来られるか。

その明確な基準はない。
ないからこそ、試合の中で万人が「ああ、これならいいか」とストンと腑に落ちる瞬間があるはず。それをずっと待っている。こういうのはわかりやすいポイントが必ずあるはずだから。
大敗している試合の中でホームランを連発してもそれじゃ響かない。逆にシングルヒットでも、いい場面でいいピッチャーから打ったならその説得力は単なる単打じゃなくなる。

そういう意味で8回表、2点ビハインドの2アウト満塁は絶好のシチュエーションだった。
ここで満塁ホームランでも打ってたら、文句なく明日から四番だったように思う。
実際の結果だった同点2点タイムリー2ベースも悪くない。ひとまず文句はない。
だけど、試合に結局負けてしまったことでその価値が薄まる。水に漬けたみたいに色がぼんやりとし、なんとなく「このタイミングではないかな」と決定は先送りになる。

ところが、中田がどうやら負傷したようだ。
巨体はバズーカみたいなホームランを生む反面、こういう脆さを孕んでしまう。まあ一生懸命やった結果だから仕方ない。


そうなってくると繰り上げはあるかもな。
「代理の四番」ってのはそれはそれで重責なのだけど、ゲンダイとか夕刊フジとかのアホメディアは試合も見ないで文句だけ言うし、廣岡おじいちゃんはよっぽど巨人OBに入れてもらえないのが悔しいのか原のやること全てに逆張りしてくる。ハイハイおじいちゃん、お年寄りは早く寝ましょうね。
中田が出られないならじゃあ代理の代理で丸だ坂本だ、ってもんじゃない。そういう意味じゃ翔さんは十分立派にその役目を果たした。一番調子がいいときに大役が回ってきた幸運もあったけど、四番に座って以降の翔さんに文句を言うのは単なるアホだ。

だから翔さんのコンディションに不安があるようなら、少し早いけど岡本四番復帰だと思う。
いつの間にか六番じゃなく五番に昇格して、かつそれに見合うだけの期待感は出てきてるもの。
チームとは生き物。ペナントレースとは日々の営み。計算通りには行かない。
さあ、ジャイアンツの明日はどっちだ。



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多いなあ空席。まだ夏休み中なんだけどなあ。
応援できない外野席は仕方ない面もあるけど、4階席はもう見るからに青い。今日の動員数は28,813人。やっぱり少し寂しいねえ。

そして、まあそれも仕方ないかなあと思ってしまうような試合内容だった。
一応、8回に一打同点逆転の状況でクリーンアップに回る見せ場はあったけど、盛り上がりに欠け、なんというか熱量の少ない試合に感じてしまった。



まあこんな日もあるさ。じゃあのんびりメシでも食おうかと久々に選手弁当。買ったのは「丸の肉づくし弁当」。
この弁当シリーズは数年前から値上がりして今じゃ一つ1,700円。ちょっと高すぎるので最近はご無沙汰だった。

だけど、この3連戦はジャイアンツアプリをインストールしていれば、物販や飲食が1,000円オフになるクーポン券が配布されてた。

これも集客に苦しむ中での苦肉の策なんだろうと思うけど、この弁当が700円で買えるならむしろ安いわな。遠慮なく恩恵にあやからせていただきました。
肉肉肉のまさに球場弁当だけど、まあなかなか美味かった。正直メインのチキンカツはイマイチだったのだけど、上段の左から生姜焼き、から揚げ(南蛮タレ)、プルコギが全部当たり。濃いめの味もビールに合わせるにはちょうどよかった。ごちそうさまでした。

それと、今日唯一の見どころだったのがプロ初先発だった井上くん。
もうド緊張しているのが傍目でもわかる初々しいピッチング。そんな子に初っ端から試練を与えてしまった尚輝は大反省してほしいところだけど(自分の牽制でピックオフできて「よし!アウト一つ!」って思ったら1点取られるとか気の毒すぎるだろ)、常時145キロ前後のストレートと空振りを獲れるスライダーはとても好印象。奪三振もかなり多かったし、ネクストチャンスはあっていいと思うよ。

そして、井上くんが登場してきたときのこの曲になんだかしびれた。

忘れないで この世には 
痛みと悲しみを 
歯を食いしばって 抱きしめるキミにだけ
起こせる奇跡があるってことを

ついにその時がきたんだよ
心臓の音が合図だろ?
誰のマネもしなくていいの
キミだけの花よ咲け

・・・こんなにピッタリの曲ってある?なんか彼の境遇に重なり過ぎてホントにジーンときちゃったよ。井上くん、いい曲選んできたなあ。頑張れ21歳!期待してるぞ。



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なんだか更新が久々になってしまった。
これまで負けてるときこそ頻繁に記事を書いてきたつもりなのだけど、試合がどうこうよりもなんだか管理人の体調が冴えなかった。夏バテかなあ。

ただ、昨日はしっかり見られた。
昨日マウンドにいたのは「18番を付けた別人」じゃなくエース智之。偉大な大投手が投げてる姿を久しぶりに見ることができた。

先週の登板は、球威に欠けるけどコントロールが良かった。
ところが、昨日の一巡目はその真逆。球は来てるけどコントロールがイマイチ。細かい制球どころかかなり荒れ気味で逆球も見られた。

その二種類の菅野智之をミックスしてアジャストできたのが二巡目以降のピッチング。
足掛け二週でコントロールと球威を取り戻し、力のある球が狙ったところにピタッと行く状態になれた。
言ってみれば「技の1号力の2号、力と技のV3」である(この語呂のいいフレーズは40代以上なら潜在意識にしっかりと刻まれている名キャッチ。シン・仮面ライダー楽しみにしてるぞ)。

5~6年前は毎回投げる度にこのレベルだった。
この状態を維持できるか。このレベルの投球をどれだけの頻度で出せるか。今年33歳になる背番号18の課題はそこ。
当たり前のように毎週V3が見られた頃とは違うけど、願わくばこの状態が少しでも長く続きますように。そして個人的には、V3状態になれない時はぜひぜひ1号寄りの智之でお願いしたい。




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負けはした。
負けたから褒める訳にはいかないけど、戻ってきた菅野智之は予想の10倍いい出来だった。

この先の智之に求められるのは今日みたいなピッチング。
空振りを獲れる球威はなくとも、捕手が構えたところにピタッピタッと投げ込んで抑えていく、いわば「柔」であり「軟」の投球。

今日は初めからマウンドを降りるまでずっとコントロールが良かった。大城のミットが動くことがほとんどなく、それは言ってみればリード通り計算通りの内容で投げれていたということ。
いかんせん全盛期みたいな球威はないから甘く入れば打たれるし、この球場だとそれが長打になりスタンドインすることもある。それは見ての通り。

でも今日の内容は、この2年試行錯誤を繰り返し足掻いて取り組んできたモデルチェンジの一つの答え。今日みたいな内容を再現できるならあと5年はもつし毎年10勝程度は勝てる。
置きに行った力ない球じゃなく、今の全力で投げ込みそれが狙い通りの場所にいく。このクソ暑い中で1ヵ月ぶりの復帰登板としたら、悪くなかったどころか良かったとさえ思う。

三振の数は激減するだろうし、そこから逆算して自ずと組み立ても変えざるを得ないけど、狙ったところに投げられるならそれだけでなんとかなるんだよ。声を大にして言う。圧倒的に抑え込むことはできなくても大怪我はしなくなる。

うん、こういう感じでいけるなら期待できるし、次は勝ちに結び付くように。
ピンチになるとまるで己のギアを上げるように球威球速を上げてみせて、マウンドで不敵な笑みを浮かべて打者を見下ろしてきた大エースが、その剛腕に陰りが見えたときにどう変わってみせるか。その答えは今日の形を更に磨いてくれればいい。楽しみ楽しみ。




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家庭のトラブルから1ヵ月。
管理人はまた東京ドームに戻ってこれた。

父親の手術は成功した。
ガンが治った訳じゃないから長生きできるなんてことは思ってないけど、一応無事でまだ生きている。
この夏休みに帰省して顔を見たいところだったけど、知っての通り管理人はコロナにかかった。
抗がん剤治療中の父にうつしたらシャレにならんということで帰省を自粛した管理人。じゃあ休みに何をしようかと考え、いや考えるまでもなくこの場に帰ってきた次第。ただいま。



今日のドームは混んでた。
ショップには長蛇の列ができ、コンコースは真っ直ぐ歩けないほどの人人人。
満員ではなかったけど、まるで3年前のあの頃みたいな雰囲気でなんだかジーンときた。やっぱりプロ野球、特にジャイアンツ戦はこうじゃないとね。

管理人自身のことでも3年ぶりにスタンドで再会した人がいた。その人はコロナ前まで毎試合観に来ていて、いつも同じ場所にいたものすごく声のデカい人。会えば挨拶したりする程度の人だったけど、3年ぶりに見かけてこれもこれでなんだかジーンときた。
コロナはいろんなものを奪ったけれど、ジャイアンツ愛とか身体に流れるオレンジ色の血までは奪えない。早くまたスタンドで大声で応援できる日が来ますように。



中田はすごい。
試合についてはこれで終わりでいいんじゃないだろうか。
管理人は、あの打った瞬間にわかるバズーカ砲のような一発にしびれた。あの力感というか重厚感はなんなんだろう。そりゃあんなもん見せられたら、コロナ禍だろうがなんだろうが思わず声も出るよ。

中田がいてくれるありがたさ。
岡本が長期で苦しむ中、こうして代わりを務められる男がいてくれてよかった。丸やポランコ、ウォーカーじゃちょっと四番には収まりが悪い。この経験豊富な代役がいてくれて、しかも計ったように絶好調でいてくれて本当に助かってる。

岡本一人に背負わせず、こういう時期はみんなで力を合わせて難局を乗り越えていく。
そのうち坂本も戻ってくるだろうし、中田がこれだけ存在感を示せば岡本が復調した後で五番に置く意味が変わる。相手ピッチャーからすれば四番が二人続くようになるんだから。
気付けば2位までたった2ゲーム差。夏はまだまだ終わらない。




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いつまでこのストーリーは続くのか。
岡本の不振が言われ出してから、もうかれこれ1ヵ月以上になる。

原がようやく重い腰を上げ第91代の四番に中田を据えても、この通りチャンスの方から岡本を追いかけてくる。
中田がホームランを含む猛打賞でここまで存在感を発揮しても、終わってみたら残ったメイントピックは「岡本がチャンスで打てなくて負けた」になる。しかもそのチャンスを作ったのが中田ときたら、余計に陰影のコントラストは強くなり、中田上げ岡本下げはより一層加速する。

この壁を超えろと四番岡本に固執してきたこの1ヵ月。
打順を落としてアングルを変えてもまだ続くネバーエンディングストーリーに、さすがに少し疲れてきた。
見てる方でさえ食傷気味なんだから、やってる当人の心労たるや察してあまりある。あのヌボーッとして見える岡本でも、さすがに病む寸前だと思われる。いやもう病んでるからこそ結果が出ないのか。

このストーリーはいつ終わるのか。
また、どうなったら万人が終わりと認めてくれるのか。

本当に重症化したら、今年の話じゃなく来年へ持ち越しになるかもしれない。
思い出して見るといい。それこそ代わりで四番を務める中田が去年どんな状況だったか。
期待されても打てない。夏も秋もCSも、どこまでいっても打てなくて、復活劇は肉体改造を経て年を跨ぐことになった。

岡本はそうはならないことを祈るけれど、凡打に倒れてベンチに座る覇気のない顔を見てると心配になる。性格的に悔しがる素ぶりさえ見せないタイプだから、余計に内に溜め込んでいるだろうし見ていて胸が痛む。
四番を外れて気持ちはラクになったはずが、中田が活躍することで更に苦しみが増した感さえあるもの。

ただこれはワープや近道はないし、自分が打つことでしか解決しない。チームが勝とうが負けようが、他の誰が打とうが打つまいが、岡本本人が打ちまくって内外に復活を示す以外に手はない。
頑張れ岡本。




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今年の中田を見ていると谷佳知、それも2009年の谷さんを思い出す。

この年の谷さんは「昨日はスタメン今日は代打」みたいな、言ってみればかなり無茶苦茶な起用をされた年だった。
調子の維持が難しい起用にも関わらず、この年の谷さんは本当にすごかった。どんな局面でも存在感を発揮し、夏から秋にかけ出場機会を増やし、シーズン最終盤では6番ライトの座をしっかりと掴んだ。

今の翔さんにも同じことが言える。
5番ファーストで開幕したシーズン。途中、中島や陸の後塵を拝しベンチを温める時期があり、時には二軍で辛酸を舐める時さえあった。

そして今、100試合を過ぎたこの8月真夏の盛りに、「あぁ、やっぱり中田ってすごいな」と実力でファンもアンチも黙らせてみせた。
気付けば打率は既定未達ながらも286。
丸  281
尚輝 281
ウォーカー 274
ポランコ 254
岡本 246
いつの間にか、主力の中じゃチームトップに立った。

本音はこの頼れる大砲を四番に置いてほしい。
侍ジャパンで四番を打ち、日本ハムで長期に渡り四番を張ってきた経験を、第91代読売巨人軍四番打者として発揮してほしい。
でも、きっとそれは叶わぬ夢。ここまで岡本で我慢したならもうこのまま行く気なんだろう。
ならば、谷さんのように下位にいて頼れるベテランになればいい。この経験豊富な大砲が6番にいる。これほど心強いこともない。明日も頼むぜ翔さん。清原が大好きだった管理人はやっぱりこの稀代のスラッガーに魅かれるし、あの豪快な放物線に夢を見る。





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丸って目立たない。

と書くと怒られそうだけど、ネームバリューと成績の割にその存在感はあまり強くない。
坂本や岡本の最前線の矢面で戦っている感に比べ、そこから一歩下がったところにいるように見える。

外様の移籍組だからなのかという気もするけど、丸がジャイアンツにとって目の上のタンコブだったカープ黄金期を思い返してもその印象は変わらない。
「タナキクマル」と名付けられた三人の中じゃダントツで菊地が目立ってたし、それよりも新井だったり鈴木誠也の方が記憶に強く残ってる。

(これは管理人のバイアスもあるのかもしれないけど)ジャイアンツに来て以降も、丸で勝った試合もそんなに思い出せない代わりに、丸が打てなくてもそんなに叩かれることもない気がする。
成績は間違いなく一流選手なのに、相撲でいえば大関止まりというか、ゴレンジャーならアオレンジャーみたいな二番手感をとても強く感じる。アカレンジャーのポジションは岡本や坂本がしっくりくるし、キレンジャーは満場一致で戸根だ。

失礼、話が脱線した。
昨日の試合をとってみても、記憶に刻まれるトピックは、
・元同僚の田口を打ち崩した決勝打
・戸根、桜井、井納のNOT勝ちパターンで繋いだ勝利
・岡本1ヶ月ぶりのホームラン
・大勢くん復帰初登板で久々のセーブ
・高梨、炎の3連投
ってな感じになる。

ようやくその次くらいに丸の先制ホームランが挙がるだろうけど、ハッキリ言って今の今までそのホームランを忘れていた人も多いんじゃないだろうか。

でもな、丸ってすごいのだ。
今年のジャイアンツで全試合に出続けているのは丸ただ一人。ポランコも1試合休んだだけだけど、丸とは出てるイニング数がまるで違う。ずっとスタメンを張り、クリーンアップでも1番でも重要なところで戦い続けてくれてるのは丸だけである。
センターを守ってそのポランコとウォーカーの覚束ない守備を介護し、このままいけば去年を大幅に超えてくる打撃成績が残る。
打率こそ高くないけど、安打数はリーグ6位、ホームランはリーグ4位、打点は10位で出塁率は4位だ。ジャイアンツの得点力は丸に頼る部分が相当に大きい。

メインの主役じゃなくても、ルパンには次元と五右衛門がいてルフィにはゾロとサンジがいる。
ジャイアンツというパーティーに丸が不可欠なのは言うまでもないし、今シーズン坂本が離脱を繰り返し岡本が長期の不振にあえぐ中、出続けて打ち続けてくれている丸にはもう感謝しかない。

きっと今年も280~290くらいの打率で25本前後のホームラン数になるんだろうけど、ジャイアンツというもっとも風当りの強いところでこの安定した数字を残せることがいかにすごいか。レプユニで8番を背負う管理人もなんだか少し誇らしい。
丸さん、本当にありがとう。





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今日はもう京介。
最後の落球も含めていろいろあったけど、試合が壊れかけたところでグッと踏み止まり、同点逆転に繋げたのは間違いなく京介のおかげ。

正直、マウンドでの投球練習を見て管理人は蒼褪めた。
直江の危険球退場で急遽回ってきた出番。これはもしかして全くブルペンで投げてなかったんじゃないかという不安は見事に的中。
明らかに肩が出来てなくて、つい今さっきアップを始めた状態と思しき軽く緩いキャッチボールをしてた。それを2球続けて見せられ、これはいったいどうなってしまうのかと焦った。

プレーに入ってからも、明らかにピッチングフォームが変。体のバランスを崩し、投げてる球も無茶苦茶。
やっぱり肩を作ってないとプロでもこうなるんだなあと変に感心してしまった。

それを僅か数球で立て直した。
グッとフォームが固まりいつもの京介に戻り、投げる球も明らかに力と魂が宿った。そうなあ、しっかり数えなかったけど、5球くらいでしっかり戻した感じだったな。これもこれでプロってすごいって感心した。

結局1点取られてしまったし、いのうとうしゅが奇跡の移籍初勝利を挙げたことで尚更に霞んでしまうけど、あの短時間で急造で仕上げる凄みを見せてくれた京介こそが今日のMVPだよ。
例の件以降、扱いが難しい選手になってしまって、メディアで取り上げるにも腫れ物のようになってる感があるけど、こういう日にはちゃんと認めて評価してやらないと。
カッコよかったぞ京介!









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光陰矢の如しとはよく言ったもので、ちょっと前のことでもすぐに忘れてしまう。

今日のポランコを見て思い出したけど、春先の彼は引っ張りオンリーの典型的なプルヒッターだった。
あまりにも毎打席同じようなスイングをしているので、打つ型が一つしかないバッターなんじゃないかと心配した覚えさえある。

時は流れて、ポランコがセンターレフト方向へ打つことも珍しくもなんでもなくなり、その反面打率は低いところでまとまり、スタメンから外れることも多くなってきた。

ポランコとはなんぞや?この高額年俸の元メジャーリーガーがいる意義とはなんぞや?

チームが低迷し、ポランコ個人の成績も並程度に落ち着く中、自分のあるべき姿を取り戻すかのようなオールプルヒッティングでの4安打2ホームラン。

これだよこれ。小さくまとまるよりも長打か三振かの大砲であれ。日本人でも代わりが効くような小物なら、将来性も含めて日本人の方がいいんだもん。

本人もホームラン打った後ベンチで「パワー!」って力こぶ作ってアピールしてるんだからさ、もうこの形で続けてもらっていいと思うよ。ね?




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結論からいえば、今日も昨日と同じ内容の記事である。
もう別に無理に読んでいただく必要もない。

いや、今日の岡本は特に悪かったとは思ってない。
すごく惜しいところまできてる感は見える打席だったと思う。

ただ、今の自分に自信がないから、打ちやすい球を打とうとして初球をエイヤアーッと振りにいってる感が透けて見えてしまうのがなんとも切ない。しかもそれで結果が出てるならまだしも、そうじゃないときたら尚更に。

そして、岡本の非常に難しいとこは、復調したように見えてまだすぐに元に戻ってしまうところ。
ここ1ヵ月くらいの不調においても、ああ良くなった、これならすぐ打てるようになると思える打席は実は何度もあった。
でも、それが続かない。あっという間にリセットされて、早ければ次の打席、遅くとも次の試合ではすっかり元通りになってる。

ヒットは出ても打球が上がらない。
本来ホームランアーティストであるはずのバッターが、かつてないほど苦しんで、かつてないほどヘイトを向けられてる。
焦ってるから早いカウントで打ちにいき、何の気配もないポップフライに倒れることを繰り返してる。いいときのように相手投手を待ち構える空気がないし、カウント球を捨てて追い込まれてしまったら簡単に三振する。

これはもうテクニカルな部分よりも、メンタル面で苦しんでいるんだろうと想像する。
自分が打てないこととチームが勝てないことを直結で結び付けられ、ある意味原以上に背負いこんで足掻きもがいていることと想像する。

・・・だからさあ、ラクにしてあげようよ。
四番岡本に拘って固執してるのは原だけだよ。
管理人は岡本をスタメンから外せなんて言わない。岡本がいらないなんてことも夢にも思ってない。必要戦力だから復調してもらうために、少しラクなところで調整させてやってくれ。別にジャイアンツも岡本も今シーズンで終わりじゃないんだから。

代わりの四番は中田でいい。侍ジャパンで四番を務めた男が代理で何の問題があるよ?
今の中田はとてもいいよ。テイクバックから打つまでの間がしっかり取れてる。7回裏のヒットだって身体が開くことなく見事に振れてる。
中田なら歴代の四番と比べても見劣りしないし、別に恒久的な話じゃなく岡本にらしさが戻るまででいんだけどなあ。
原が四番に拘りがあって、かつ自分が簡単にその座を降ろされた過去の経験から固執してしまってるんだろうけど、「四番中田 六番岡本」だけで得点力は上がるよ。もっと言えば視聴率も集客力も上がるよ。ね?



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まあ、ベンチに入っていた中継ぎのメンツは確かに厳しい状況だったけど、それでもやっぱり桜井はないよなあ。出てきた瞬間に悪い予感しかしなかったし、それは後ろで守ってる野手も同じだと思うよ。

そこに至るまで高梨が回跨ぎをして、いつになくシュートを多用した攻撃的なピッチングで凌いだのが全て無駄になってしまった感がある。
じゃあ誰だったらよかったのかって話は結果論になるけれど(強いて挙げればクロールなんだろね)、桜井と井納ってのはこのコロナショックが起きなければ二度と一軍で見ることもなかったくらいの扱いなんだから、やっぱりこれは悪手以外の何物でもない。

あとは岡本だよな。三振して2点もらってる場合じゃないよ。
四番で打線が完全に分断されてるし、それが投手陣の目にどう映っているか。「岡本の打順下げればもっと点入るのになあ」って思ってるピッチャーいるんじゃないかなあ。
野手は逆に「いやあ、桜井はないだろう」って思ってないかなあ。これこそがチームの溝ってヤツだよ。

試合を見るのがだいぶ久々だったけど、一日にしていろいろとイヤな記憶が蘇った。
冴えないし弱いし、見ていてストレスが溜まるのが今の巨人戦。
起爆剤でもカンフル剤でもなんでもいいけど、調子が戻るまで岡本は6番にして、4番には中田を置いてみたらどうかなあ。上手くいくかどうかの前に、それならファンも見る気になるよ。諦めムードじゃなく熱を持って見られるよ。
応援できないって特殊事情はあるにせよ、夏休みなのにライトもレフト巨人も空席だらけの状況を見てると悲しくなる。そろそろそういう面も気にしなきゃいけないんじゃないかい?




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これが首位争いの真っ只中とかなら世間の反応も違ったのだろうけど、なんとなく予想通りに試合は延期になり、「巨人だけ特別扱いするな」みたいな外野の声もあまり大きくない実に微妙な空気。

繰り返すけど、これが首位争い中で僅差で競っていて1試合1試合の意味が重い状況下なら全然反応は違った。そういう意味じゃ実に情けないけども。

そして、管理人自身が感染したからこそ思うけど、今のコロナは普通にしててもうつる。もっと言えば、罹ったところでたいしたことない。
エモやんか誰かが言ってたけど、バカ正直に毎日検査して無症状の陽性者を炙り出してる場合じゃなく、発症したヤツだけ外して後はもう気にするべきじゃない。なんせ野球選手なんか一般人よりも屈強なんだから。

自分のことでいうと、初日は確かに大変だった。少し熱が治まったかなと思ってから検温してそれで38.1度だったから、ピーク時は結構なもんだったんだろうと思う。
でもその日だけ。翌日も37度はあったけど症状としては全然たいしたことない。

そして、まだ罹っていない人は覚えておいて損なしだけど、感染しても軽症だとまるで放っておかれる。驚くほどほっとかれる。
陽性判定に驚いて都の発熱なんとかセンターに電話したら、徒歩で行ける範囲にあってコロナ対応が可能な病院をいくつか紹介された。このなんとかセンターの電話対応もマニュアル通りでアホすぎて呆れたのだけど。だって自分自身が陽性判定だって言ってるのに、濃厚接触者になった覚えはないかとか今さら訊かれましてもアナタ。

その病院へは飛び込みでなく予約をしてから行けとのことなので素直に電話してみると、どの病院も判で押したように予約がいっぱいだとか検査キットがないとかで露骨に嫌がられる。軽症患者が多すぎてとてもとても捌ききれないのか、自宅療養を勧められ、外出は最低限に、10日間は他人にうつす可能性があるので極力人に会わないように、とどっかで聞いたようなことを言われて終わりである。管理人は軽症だったからいいけれど、これが重症だったらどうしたもんかと考えてしまう。素直に予約なんかしようとしないで、いきなり飛び込みで病院に行くなり救急車を呼んだ方が賢明なんじゃないだろうか。

感染者が多すぎて医療崩壊している話と、たかがこの程度の病気を特別扱いする意味ないだろうって話とが同じウエイトであるのだけど、どちらにも舵を切り切れず右往左往しているのが今の日本の状況。これで陽性だからプロ野球開催できませんみたいなのを繰り返しても誰も得しない。

ちなみに管理人は3日目から既に元気だったし、もう4日目以降は降って湧いた夏休みを謳歌しただけだった。一応、外出は控え目にして出前館を活用したりもしたけれど、誰にも何にも制限された訳じゃなくあくまで自粛の範疇。これじゃ10日間経たなくても普通に生活してるヤツ山ほどいるだろうなと思わされた。
7日目あたりだったかな、なんとかセンターなのか検査機関から電話がきてその後どうかを訊かれたりしたけど、「病院に行きたかったけど病院から断られました」って言ったら話はそれで終わった。なんなんだよいったい。

年寄りとか病人が感染すると一大事って話はわかるけど、今こうして無症状や軽症者が普通に世に放たれてる以上、いくら表向きだけ制限したフリしても無意味だよ。だって管理人が何にも束縛されなかったんだから。こう言っちゃなんだけど、年寄りや病人にうつす気になればいくらでもできたと思うよ。
気の毒だけど、もう年寄りとか病人側が自粛して自衛するしか手はないし、そう割り切って野球選手なんか何も気にせずに試合させていいと思うけどね。熱だけ測ればそれで十分も十分だと思うよ。
真面目に検査してたからこそバカを見るみたいな話じゃおかしいし、こうしてジャイアンツが試合ができなくなったことで基準とか風潮とかが変わってくれますように。
そして、感染しても「解熱剤+風邪薬+冷えピタ」。この3つがあれば大丈夫。去年一昨年のウイルスと違って、もうそんなに心配いらないよ。





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たまーにしか試合に出る機会がないと、人間ついつい余計に張り切ってしまうものである。
少しでも目立とう。いいところを見せてアピールしよう。・・・まあ共感できる心理ではあるわな。


でもなあ、捕れる捕れないの前に状況とか局面を考えないとな。重信ももう29歳。いつまでも若手じゃないんだからさ。
同点の場面の先頭打者、しかも俊足の打者の打球に外野手がダイブはないぞ。もう絶対にないぞ。
2アウトランナー無しくらいならまだ許すけど、シングルヒットで済んだはずがノーアウト3塁でしかも次の打者村上じゃ鍬原が気の毒すぎるだろよ。

重信だけじゃなく、ジャイアンツは石川もこういうのよくやるんだよな。
少ない出番の中で功を焦る気持ちからなんだろうけど、二人とも往々にしてハッスルして空回るタイプ。
重信はあれかなあ、先制打を打って更にもう一つ見せ場を作ろうとしてたのかな。「重信が一人気を吐いたもののジャイアンツは連敗」みたいな新聞ニュースの見出しまでイメージして、外野手レギュラー陣に出来てきた隙間に自分をねじ込もうとでも思ったかな。

でも、そうやって主語を「自分が」って思ってるうちは二流なんだよな。
常に試合に出てる選手たちは主語を「チームが」「ジャイアンツが」で考えてるはず。
勝つために何をするか、どう動くかを考えるのが一流選手。ファインプレー特集に取り上げられそうなダイビングキャッチよりも、同点ノーアウトでランナーが1塁で済むか2塁3塁まで行かれるかを優先して考えないと。

重信が今年バットではかなり頑張ってるのは知ってるからさ、変なとこで評価を下げないように頑張って。
チームがこれだけガタガタだと、無理にポランコを出さないで守れる日本人の出番が増えてくるはずだからめげずに頑張って。





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ピッチャーは似たようなタイプが何人いてもいいのだけど、野手の場合はそうはいかない。
守れるポジション、打者としてのタイプ、代走に使えるだけの走力があるか等、往々にして同じタイプの選手に席は一つ二つしかない。


北村という選手を考えたとき、まず廣岡と被る。これがまた被り過ぎるくらい被る。この二人を同時に一軍に置くことは未来永劫ないんじゃないかってくらい被る。
更に打者として石川とも被る。内外野の違いはあっても、対サウスポーの代打要員として似た要素がかなりある。
そして、売り出し中の陸とも被る。ファースト、セカンドが主で長打力に長ける右打ち。これもやっぱり重なる部分が多い。
こうなると、もう北村本人の問題だけじゃなくて、他の選手との兼ね合いで出番の有無、頻度が左右される。

そんな事情で存在感が薄くなり、埋もれがちだった北村が大いに目立ってくれた。
慣れないショートの守備もよくやってたし、本来これくらい打てる力はある選手。ライバルが多いことは事実だし、坂本が戻ればチャンスが少なくなる立場なのもまた現実だけど、まだまだ北村はこんなもんじゃないと思ってる。管理人は北村を好きなので「頑張ってほしい」なんて緩いエールじゃなく、「やれるだろ?やれよ!」と厳しめに言っとこか。


そして、ここで重大なお知らせである。

なんと、管理人はコロナにかかったw 

ネタじゃなくマジである。
昨日の朝から身体がバッキバキに痛かったのだけど、もともと腰痛があったり背中が攣るおかしな癖がある管理人なので、そういう筋肉系の不調かと思ってた。
それでもどうも熱っぽく、体温を測ったらなんとなんと38.1度。驚いて仕事を早退し、帰りにPCR検査を受けた。

その結果が今日判明し、見事に陽性。おぉ、ついに俺もかと驚いたね。
市販薬を飲みまくってるせいでもう熱は36度台まで落ちてるけど、いつどうなるかわからない怖さはある。なんたって病院がどこも手いっぱいで、本来は病院で診てもらうべきなのに軽症だと受け入れてもくれないんだもの。ひでえ話だよホントに。

周りの人にうつらない程度に菌が弱くなるのに10日間程度必要だから、逆に言うとこのまま軽い病状のまま10日間経てばクリア。でも、10日後にまたPCRを受けたとしてもまた陽性が出て、検査で陰性が出るまでには数ヵ月もかかるそうだから、あくまで目安でありなんというかどんぶり勘定な話。

父親が大変なときに何てことだと我ながら呆れるし、ひと足早い夏休みを楽しみながらもいつ発症するか、重症化するかっていう恐怖感は頭の片隅から消えない。
だからちょっとブログは後回しで更新頻度も落ちるかもだけど、まあ死なないように頑張るぜぃ!




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プロの世界で生き残るピッチャーってのは、最低限一芸を持ってる必要がある。

山崎のそれはシュート。もう誰がどう見てもシュート。

彼のシュートはかなりの威力があるし、球界全体でシュートピッチャーが減る中、希少な武器を持っていると思う。

シュート方向の変化球は近年ツーシームという言われ方をすることが多かったけど、彼の場合は紛れもないシュート。目でハッキリと曲がり幅が見て取れる大きな変化球。

この強力なウイニングショットがあるんだから、もっともっと多投してもいいと思うんだよな。
初回あっという間に先制された中で、打者3人に投げたシュートは1球だけだったんじゃないかしら。右打者へは詰まらせるウイニングショットとして、左打者へはバットの芯を外す球として、もっともっとシュートの割合が多くてもいいかなと思う。

特に山崎の場合、大きな課題の一つが立ち上がり。初回に失点することが非常に多いピッチャーなんだから、スタートから自分の得意な球でガンガン攻めの組み立てをしてくべきなんじゃないかなあ。

今日の試合でも、いろいろツッコミどころも問題点もあるんだけど、初回の2失点が後々まで重く響いたのは事実。初回ゼロでスッといってくれてたらだいぶ展開は違った気がする。

山崎はマウンド上での能力に加えバッティングも(異常に)いいし、フィールディングもいい。若手の中でいくと赤星や堀田とは2ランク違う選手だと思うし、この先5年10年ジャイアンツのローテを張れる器。
この逸材を伸ばしていくには立ち上がりの克服が必須。そしてそれには初回が鬼門と理解した上で初っ端から全力で組み立てていくリードが必要なんでないかなあ。



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途中で見る気が失せるような大敗は今年何回目だろう。
随分と結構な回数あった気がするけれど。

大敗の定義が難しいとこではあるけれど、実際に数えてみた。
・4月30日 対 阪神 3-10
・5月 1日 対 阪神 1-8
・5月 3日 対 広島 3-12
・5月 6日 対 ヤク 2-13
・6月11日 対 楽天 1-8
・6月12日 対 楽天 2-9
・6月24日 対 ヤク 6-16
・7月 7日 対 ヤク 3-11
・7月13日 対 阪神 0-13

・・・多いよなあ。
序盤でああもうこれダメだ、ってなって、見るべきものが何もないまま負ける試合が多すぎる。昨日自分で思ったんだけど、昨日みたいなワンサイドで負ける試合に既視感がある時点でちょっと問題だ。

どんな負け方しても1敗は1敗に違いないんだけど、こうも頻繁にあるとチームにおかしな負け癖がつくよ。見てる方がまたかって思ってるくらいだから、やってる方は尚更だもの。

それと、やっぱりブルペン事情が苦しい。
昨日投げたメンツでも、明確なビハインドロング枠は戸根親方くらいで(親方が最近よくロングリリーフをこなしてくれてるのはかなり助かってる)、後は勝ってても負けてても同じピッチャーが投げてる有様(しかも仲良く失点してる)。
いのうとうしゅや桜井みたいな要員は勝つことだけに目を向けたら不要だけど、年間通して143試合戦うことを考えたら必要なんだよね。

このコロナ禍で、あの完全アウェイの甲子園に来てくれてる巨人ファンのためにも、今日はなんとかしてくれよ。

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岡本が打てないとかいろいろあるけれど、やっぱり一歩引いて今年のジャイアンツを見たときに最大のトピックスは中継ぎだと思う。

なんとなく感じていたことをしっかりデータを探して調べてみた。

下は去年2021年の投手陣を登板数が多かった順に並べたもの。

59試合 鍵谷
58試合 中川
56試合 ビエイラ
55試合 高梨
52試合 畠
47試合 大江
46試合 デラロサ
39試合 田中

お気づきの通り、今一軍にいるのは高梨ただ一人。後は本当にキレイサッパリいなくなった。
そして、引退や退団していなくなった訳じゃなく、みんなチームには残ってる。みんな仲良くよみうりランドにいる。これがくせ者。当てが外れるとはこのことですよ。

当然に戦力として見込んで、勝ち試合の中に組み込む予定で計算していた選手が機能しなくなった。
ちなみに、今年2022年の登板数で並べると、多い順に鍬原、今村、平内、大勢、高梨。こんなにまるっと変わる。いや変えざるを得なかった訳だ。中継ぎ投手の選手寿命が短いのはよく理解してるけど、こんな一度に全取っ換えはしんどいよ。

誰か一人、できれば上3人のうちの誰か一人がしっかり働ける状態で戻ってきてくれないと、今日みたいに終盤になればなるほど苦しくなる状況は続く。
なんとかならんかなあ・・・。





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今日の桜井は笑えなかった。

桜井といえばもうほとんどネタキャラみたいな扱いで、ど真ん中に甘い変化球を投げ込み、絶対に打たれちゃいけない場面で打たれちゃいけない相手に被弾することでおなじみ。だけど、なんだか可愛げがある選手だし管理人は割に好意的に見ていた。

でも、今日はちょっとないなアレ。
何がひどいって、明らかに振れてない腕で変化球を置きにいって、それがことごとくボールになる地獄のような内容だった。

フォアボール祭りを見ながら、もしかしてこれが桜井の見納めになるかもなんて考えた。いや、それくらいひどい内容だったもの。
ところがなぜか次の回も跨ぎ、ようやくフォアボールが収まったかと思いきや面白いようにポンポン打たれて大炎上。
結局、跨いだ3/3(1イニング)で被安打3、与四球3、与死球1だよ。信じられないひどさだし、ここまでダメな桜井はちょっと記憶にない。

殺し屋みたいな顔つきでど真ん中に甘い球を投げてパッカーンと打たれてこそ桜井。球にすごいいい球投げるのも相まって、なんだかツッコミどころ満載の投手なのが桜井だった。
それが、あんな自信なさげに縮こまって投げる姿にがっくりきたなあ。だって、ど真ん中に投げ込むのってある意味ものすごい自信満々に見えるじゃん?今日は管理人の知ってる桜井じゃなかった。

きっと抹消になるだろうけど次はあるかなあ。井納と同じことが起きた気がしないでもないなあ。



そして、昨日の記事があまりに重い話だったのですっかりと忘れていた球場グルメw 智之の「エース菅野の直球!3Fingers Burger」。
うん、なかなか。いわゆるエビバーガーである。マックにもロッテリアにもあるアレである。プリップリの小エビがたくさん入ってて味付けもひと工夫あって美味しい。750円はさすがに高いと感じるけど、同じハンバーガーでいけば戸郷のものよりは2ランクくらい上だった。えらく久々にエビバーガー食べたけどなかなかいいもんだね。

さあ、これで球場グルメシリーズも終わりになるのか。それともまだ続くのか。
管理人にもジャイアンツにも明日は明日の風が吹くのである。



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坂本は大丈夫だろうか。
岡本のホームランで場内が活気付いた直後の「坂本に代わって代打湯浅」コール。
場内の観客はざわざわしながらも、それでいてどこか冷静に受け止めていたように思う。年間を通してショートストップを守ってくれる坂本はもういない。常時いるのが当たり前で、伝説に残る競走馬にして無事是名馬でもあった背番号6はもういない。これからは怪我と上手く付き合いながら騙し騙しやっていくことになる。今年これだけ離脱が続き、かつ自慢の華麗な守備にも陰りが見え始めたキャプテンの現在地を、スタンドのファンはしっかりと見ていた。来るべき時が来たと察し、球団史における転換期をじっとその目に焼き付けていた。

観戦途中、管理人の携帯が鳴った。
病室にいる父親からだった。父親と電話で話すのは6年ぶりくらいになるか。声が余計にしわがれて聞こえたのは年のせいだけじゃないんだろうな。
頑張れとか大丈夫かとか、そんなありきたりな言葉しか出てこない。「俺の顔を見るまで頑張れ」って言っちゃったら見た途端に力尽きるんじゃないかなんて思ってたけど、ついついそんな言葉も口をついた。いざとなるとボキャブラリーなんて何の役にも立たないなあ。
実家に戻ってほしい。東京を引き上げて一人残される年老いた母の側にいてほしい。そんなことを言われた。なんだよそれ遺言かよ。断れない状況で言うのは卑怯だよ。
でも、管理人も冷静だったな。数年前に同じシチュエーションがあったし、それだけ管理人も年を取ったってことだ。来るべき時が来たんだろうなあ。

 

もし最後になるならどんな試合になるのかなんて思いながら観てたけど、それがサヨナラ勝ちならなんだかストンと腑に落ちるものもある。しかも尚輝タオルを持って行った日に尚輝がやってくれるなんて、中継ぎのバカ共がやらかしたから100点満点ではないにせよなんか納得したな。
少しセンチになりながら、試合後少しドーム周辺をうろうろした(ついでに中田の橙魂タオル買ったぜ。翔さんナイスホームランだった)。



そして、これが目に入ってキレイに心に入ってきた。
Our GIANTS Will Live Forever
我が巨人軍は永久に不滅です
なんであれ、管理人にはオレンジ色の血が流れているし、どこにいてもジャイアンツを愛し続けるよ。

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こういう試合って困る。すごーく困る。

管理人は、普段18時に仕事が終わり帰路につく。
イヤホンをしてラジコを聴きながら帰るので途中経過は把握できるけれど(買い物しながら小声で「よしっ!」とか言ってる姿は我ながらだいぶ気持ち悪いと思う)、もちろん映像は見られない。

今日の試合は、戸郷が例によって立ち上がりが悪かった。初回から32球を投げる大立ち回りだったけど結果は1失点で済んだ。
一方、相手の髙橋くんも散々な立ち上がりだった。こっちは5連打の猛攻で3点入った。
試合の95%はここで終わりなのだけど、困ったことにリアルタイムだとこの部分の映像を全く見れていない。

事実、帰宅して中継を見たときは既に戸郷はいつもの調子に戻り、高橋くんも勢いのあるストレートと打者を腰砕けにするカーブで快投してた。二人ともなんで初回がこんなことになったのかまるでわからない出来だった。

だからこの状態で何かしら言えることがるならば、戸郷の立ち上がりについて。
大多数のピッチャーは立ち上がりに不安を抱えているものだけど、戸郷もご多分に漏れずよろしくない。これはもう事前の調整でもその日の状態でもなく、ほぼほぼメンタルの話だと思う。
この壁を超えたらもう1ランクレベルが上がることが明らかで、かつその壁がとても分かりやすく見えてる状態だからなんとか頑張ってほしい。ひと皮剥けるってまさにこのことだと思うよ。

ついでに書くと、管理人は困っている。すごーく困っている。
今日知った話なのだけど、どうやら父親が不治の病で長くないようだ。
そのこと自体よりも、それに付随して出てくること、付いて回ってくるであろうことに頭を悩ませている。もうこの年になると避けて通れない話なのだけど、生きていくって大変だ。つくづくそう思う。
気持ちは鉛よりも重く、今日発表されたヨージヤマモトコラボの限定黒ユニフォームよりも黒い。その漆黒の思いを抱え、どんよりしたまま管理人は明日ドームへ行く。
・・・雨あんまり降らんといいな。






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暑い。この一週間、東京はとんでもなく暑い。
このうだるような連日の暑さを理由にしちゃいけないけど、選手もファンも既にして元気がない。夏バテを通り越して背中には秋風すら吹いている。


実際、この状況でモチベーションを保つのはかなり至難の業である。
ヤクルトと12ゲームも離され、かつチーム状態も大型連敗こそないものの負け続きとなったら、そりゃもう暑さも相まって気持ちは切れる。
相撲でいえば、四つに互角に組んだ後グッと押す力、逆に押された時に踏ん張る力が出てこない。いいところまでいっても届かなかったり、踏み止まれずに守り切れない姿を見てそう感じる。

そして、この状況下でこういう試合を見せられ続けて、ファンも諦めムードである。
実況スレの書き込み数も露骨に減っているようだし、もとから「巨人が好きなんじゃなく強いチームが好きなだけ」と揶揄される巨人ファンのことだから、すぐに動員にも影響が出てくると思う。
10年以上球場に通い詰めてる身として言うと、ジャイアンツの場合チーム成績と観客動員は露骨に連動する。当たり前のように聞こえるかもしれないけど、阪神は弱くても動員が全く減らないから球団がそれに胡坐をかいてるし、逆にヤクルトは強くても集客に苦しむチーム。そんな中でジャイアンツファンの現金さは際立ってる。


誤解を恐れずに言えば、シーズンをほぼ半分も残して消化試合モードになりつつある。
Bクラス常連のチームなら珍しくもないんだろうけど、ジャイアンツにとってこれはほとんど未経験の屈辱。暑く暑く長い長い夏が始まった。

この状況を跳ね返せるのか。勝ち負けだけの話じゃなく、魂のこもったプレーができるのか。チームに「らしさ」を取り戻せるか。
その可否、そして誰が何がそのきっかけとなるか。やる気スイッチを押すのが誰なのか。管理人はその瞬間をしっかり抑えるべくこれからの試合を見ることにする。




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管理人が野球を見始めた頃、巨人の四番は原辰徳だった。

近年、OPSとか新たな評価指標ができて打者原が再評価されることも増えたけど、現役時代を知る者としては実に感慨深い。
当時の原は叩かれけなされ、時には嘲笑の対象でさえあった。

本題から逸れるので今日はそこを掘り下げることはしない。ただ、一つ言えるのは調子を落としたときに原は容赦なく四番の座を外されていたという事実。
だいたいは6番に下がる。チーム事情によっては5番だったり7番だったりもあった。
代わりの四番にはクロマティに代表される外国人選手だったり、吉村だったり今日解説をしてた中畑が座った。

そして、下位で打たせて調子が戻ってくれば四番に戻す。
不振で控えに下げたんじゃ挽回の場がないし、原としても調子を取り戻す機会もない。下位なら四番よりもプレッシャーは少ないし、打席に立つ機会は減らないから試合の中で修正ができる。これは実に理に適った再調整の方法。
原の現役時代はこの繰り返しで、極論すればシーズンを通して四番に座り続けたことはないように思う。データを調べた訳じゃないけど、体感的には年に何度かは原が四番を外れるタイミングがあったように記憶してる。

その経験があったから、張本人である原監督としては四番を動かしたくないんだと思う。
己の引退スピーチで四番を聖域と呼び、その重さを誰よりも知る経験者だから易々と打順を変えたくないんだと思う。

でも、そろそろいいんじゃないだろうか。
原が現役の頃、2番打者は川相のようにバントや進塁打が求められる立場だった。それが今はどうだ。丸、坂本、ウォーカー、ジャイアンツだけじゃなくどこの球団も強打者が2番を打つのが当たり前になりつつある。
野球とは時代で変わるもの。岡本で打線が切れる現状を鑑みて、6番あたりで復調を待つのもいいんじゃないかなあ。

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