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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。おい琥珀、5月のコメント今気づいたぞごめんなw     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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新年一発目がこんな記事になろうとは・・・。
脇谷のことについて書こうかと思ってたところにとんでもないニュースが入ってきた。
たかじんさん、信じられないわ。

管理人のように関東住みでもたかじんファンはいる。テレビ埼玉で胸いっぱいやってるしな。
もちろんバーも日テレ深夜で見てた。全国ネットを意識せざるを得ない東京からは出てこないタイプの芸人だった。
カラオケに行けば必ずやっぱ好きやねんを歌う。東京も歌う。本当は一途が好きだけど、管理人がどう歌っても本家に遠く及ばないから歌わない。ホントに好きな歌ってのはそういうもんだ。

紳助が言った「鈴虫の声を持ったゴキブリ」があまりにも的確だけど、たかじんさんの場合本当は気が小さくて虚勢を張ってるのが透けて見える人だから許された。いくら毒づいても愛された。いやぁ・・・、これはショックだ。

驚きでまだ茫然としてるけど、この人を送り出すにはタバコ吸いながら酒飲むのが一番の餞だよな。残念過ぎるけど合掌。
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広島、巨人から一岡を獲得

管理人はこの人的補償って制度が嫌いだ。
プロの世界が厳しいなんてことは散々語り尽くされてるし、「毎年100人入って100人クビになる世界」だってこともよくわかってる。

ただ、クビってのは基本的に本人に因るところの話だし、トレードも然り。あくまで主語は自分。
ところがこの制度は「必要なことは必要。だけど優先的には考えてない」っちゅう現実をドーンと突き付けられる点で異質。28人プロテクトに誰が入って誰が入らないのか、ボーダー上の選手の立場で考えると実に残酷な制度。
プロテクト漏れした選手の中では一番に評価された、なんて慰めもありそうだけど、これは正直相手方のチーム状況とFAで抜けた選手のポジションに大きく左右される。巨人側としても初めから大竹と一岡を天秤にかけた訳じゃない。あくまで余りものの中で選ばれただけに過ぎない話で、プロとしてのプライドは傷つくよな。

福地とか藤井とか人的補償で出て行ったことが幸いした例もあるけど、一岡くんもぜひその例で名前が挙がるくらいに頑張ってほしい。降って沸いたような話で、かつ本人に非が無い話で気の毒としか言いようがないのだけれど、これが彼にとっていい転機になることを期待する。
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巨人が新ユニフォーム発表



へぇ、と驚くブルーへの回帰。80年代のイメージで懐かしいわな。
ホーム用の方はほとんど変更がないように見えるけど、ボタンの縁どりラインが少しシャープになって「Y」型に近くなったように思う。

ジャイアンツのユニをアディダスさんが作るようになってから、ビジターユニの変遷はかなりかなり頻繁にされてる。
まず最初はこれ。


もはや昔懐かしい黒ユニ。それまでのイメージを完全に覆す、球団史上においても異色のユニ。これは割と好きだった。ちなみに管理人は2番の黒ユニ保有。

で、数年後に(当初は)夏季限定の触れ込みで導入されたのがこれ。

ブルーっぽい薄いグレー地のもの。管理人はこれ大好き。24番のを今でも着ることがある。ただ、あまりにもホーム用に近く、他ファンからは「なんで巨人はホーム用を着てるの?」とか普通に言われてた。

そして、その頃に復刻したのがこれ。

近年の復刻ユニブームにおいて、ジャイアンツが誇る傑作。というか、これ以外の復刻ものはまるで冴えないw ただ、これはホントにかっこいい。管理人はこれを買いそびれたことを未だに後悔してる。

で、この流れで「グレーのジャイアンツが見たい」とかいう声が上がり、翌年から導入されたのがこれ。

確か、導入して一年後に色の濃淡を若干変えるマイナーチェンジがされたはず。でも、上のものと比較するとよくわかるように、やっぱりこれはあまりよろしくない。何がよくないって、グレーとオレンジが致命的に合わないんだと思うんだよな。
実際これを着てる人は球場でもほとんど見かけない。そもそも、東京ドームでもビジターユニの売り場は非常に小さい。なんというか、「ホーム用の亜流」感がすごいんだよな。

で、そこにテコ入れでブルーへの回帰な訳だ。いっそデザインもホームと変えるくらいの冒険心がほしかったけど、2番と8番が変わりレプリカの売り時には違いないわな。かくいう管理人もそろそろ買い換えようかと思ってたくらいだし。ホーム用じゃなくビジユニも検討してみましょうかねえ。
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オッサンは知らない。今のガンプラに接着剤が要らないことを。

だいぶ以前に書いたようにガンプラ世代の管理人。ただし、当然にしてプラモデルなんてものからは二十数年遠ざかってる次第。家電量販店のおもちゃ売り場で横目で見ることはあれど、実際手に取るにはなかなか抵抗があったりしたのです。

で、いざ思い立って購入。・・・驚いたさ。接着剤要らないんだねw
セメダインと呼ばれる接着剤と悪戦苦闘しながらガンプラ作りに励んだ少年時代。そのガンプラ世代のオッサンからすると、接着剤無しで作れるプラモなんて想像ができん。時代は変わるもんだねえ。

ニッパーも同時に買い、テレビを見ながら2~3時間かけて完成。うん、接着剤無しでも合わせ目キレイにパチパチはまるね。



・・・いやぁ、なかなかのもんじゃない?いや、管理人の腕がじゃなくて、もともとのクオリティが。2千円も3千円もする物ならまだしも、これ700円だもの。そう考えると昔に比べてかなり高品質。パーツが5色に色分けされてるから、塗装しなくてもそこそこ見映えがいい。だってあなた、昔のガンプラなんて単色のも普通にありましたからね。で、すっごく良くできてるよ。あちこち関節曲がるからポージング思いのままだし、接着剤無しでも意外に丈夫。

管理人はいわゆるファーストガンダムしか見ていないライトなファン。近年のものはおろか、ZもZZも見てない。そういう薄いファンからすると、こういうファーストのキャラに味付けしたキャラはかっちょいい。これもしっかりザク感を残した上でのアッパーモデル感がたまらん。
いやぁ、数百円でこんなレベルならまたヒマな時作っちゃおっかな♪

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噂がいよいよ現実のものとなり、大竹がFA移籍で加入決定の模様。
まあ、はっきり言えば先発ピッチャーがいらないチームなんてのはあり得ない。ポジション被りを考えなきゃいけない野手と違い、ピッチャー、それも先発である程度見込める選手なんてのはいくらいても邪魔にはならない。ジャイアンツもなんだかんだ言って、今年まともに機能した先発は内海、菅野、杉内の3人だけ。澤村、宮國、ホールトンはとてもとても「年間を通して計算できた」なんて言えない。中継ぎ陣の充実と比べると一段も二段も落ちるだけに、補強ポイントとしては正解。
大竹が入ることで小山、笠原、今村あたりのチャンスが減る、みたいな論調も見るけど、半年かけてやるペナントはそうそう机上の計算通りにはいかん。怪我だ不振だで選手が何人いても足りなくなることも当たり前に起こるし、谷間やロングリリーフを続ける中でチャンスは何度でも巡ってくる。それはそんなに心配することじゃない。
・・・ただ、こう、大竹が人的補償のリスクを冒してまで獲りにいく選手かどうかは疑問。

井端もどうやら来るらしい。これはいわゆる強奪じゃなくいい補強。大道や石井ちゃんがそうだったように、現役続行の危機に瀕してた選手を救済するいい金の使い方。噂通りならホントに格安でくるみたいだから、資金力どうこうの問題でもない。
井端は故障だらけで既にボロボロになってる選手だから、レギュラーとしての活躍を期待しちゃいけない。でも、腐っても井端。一流選手なことに疑いの余地は無いし、坂本以外にショートができる選手がいるようになるだけでも大きい。

・・・ここまでだったら不満は無い。むしろ井端は大歓迎だし。
でも、片岡まで獲りにいくとなると話は別だ。
誤解の無いように言っておくと、管理人は西武7番のリストバンドを持ってるくらい片岡が好きだ。他球団だと一番好きな選手と言っても過言じゃない。
そんな管理人でも、中井、寺内、立岡、脇谷、藤村、それに井端を加えたセカンド争いにこういう形でケリを付けるのは違うと思う。なんでもかんでも獲りゃあいいってもんじゃないだろう、と言いたくもなるし、今年中井が育ったときの喜びを忘れたかと腹が立つ。ちょっとやり過ぎだよな。せっかくここ数年こういう話題は少な目だったのに、だいぶ時間が逆行した感がある。
で、片岡もここ数年の成績を見ればわかるけど、年間を通しては見込みにくい選手。もう2008年のスピードスターじゃない。実力はあるものの、満身創痍で怪我と付き合いながらやってる選手。来年のこの時期になってみたら、ただセカンドの選択肢が増えただけになってる可能性も大。そして、それなら無理に獲りに行く意味は無いんだよ。

そして、大竹と片岡の代わりに誰かが抜ける。レギュラーと控えの差が無い巨大戦力が自慢のチームだけに、そこそこの実績、名前がある選手がプロテクト漏れするのは避けられない。FAの話題が出てくるようになってから、世間の論点は「誰がどこに行くか」よりも「巨人のプロテクト漏れは誰か?」になってる感すらある。『巨人 プロテクト』で検索してみればよくわかる。こういうのは組織としていかんよな。

うーん、今年のFA補強は、ただ湯水のごとく金を使って、世間の反感と選手の不振感を買うだけの失敗に終わると思うぞ。
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ベストナインに巨人から3人

投 前田(広島)
捕 阿部(巨人)
一 ブランコ(De)
二 西岡(阪神)
三 村田(巨人)
遊 鳥谷(阪神)
外 バレンティン(ヤク)
  マートン(阪神)
  長野(巨人)


まあ、順当&順当&順当。意外性まったくなし。
マーくんの満票には及ばないものの、阿部が266票中264票。村田も260票。バレンティンの258票、ブランコの253票をも上回るぶっちぎりの独走受賞。阿部はこれで7年連続か、すごいな。
でも、他はこれと言って特記事項なし。「なんで●●が入らない!?」みたいなのも無し。むしろ長野が入ったことに軽い驚きw まあ「ベスト代打」があったら矢野がもらっただろうけどね。

「飛ぶボール」になったにも関わらず(これは野球ファンならご存知の通り完全なる言葉の誤用。「飛ぶボール」とは2010年以前に使われてた球のこと)、セで今年3割をクリアしたのは僅かに5人のみで、まだまだ投高打低な感は否めず。もうちょっとバッターが賑やかになってほしいもんだね。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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小笠原、FA宣言を表明

あまりに長くジャイアンツを見ていると、FAで加入してくる選手というのは機能しないものだというおかしな先入観ができる。選手としてのピークを過ぎていたり、それまでのあまり注目されないチームからジャイアンツに変わったことでボロが出たり、理由はどうあれFA加入組というのは期待ほどには働かないものだという感覚はあった。

その先入観を打ち破ったのが他でもない小笠原。移籍初年度にあたる07年にいきなり3割30本の大活躍。不動の3番打者として大活躍を見せ、チームも5年ぶりのリーグ優勝。すごい選手が来てくれたものだと管理人も驚いた。

管理人が2番のユニフォームを着るようになったのはその翌年。この年、開幕から主力が次々に怪我で離脱。「有名選手を見たければ東京ドームでなくジャイアンツ球場に行け」と揶揄されるほど、主力選手の離脱が相次いだ。
そんな手負いのチーム状況で、ガッツは休むことなく試合に出続け戦い続けた。自分こそ前年オフに手術した膝の状態が万全でなく、足を引き摺って歩くような状態なのにも関わらず。二軍に逃げるひ弱な選手が多い中、まさにサムライの異名のごとく寡黙に戦う姿勢にしびれた。
そして、この年はインコース攻めに苦しんだ年。シーズン終盤、中日チェンを始めとして手首周辺に何度も何度もぶつけられたのに、一年終わってみたら1試合も休むことなく144試合出場。背中で示す、結果で示すチームリーダーの誕生だった。
この年のガッツを象徴していたのが日本シリーズ。2戦で手首にデッドボールを食らい途中退場。翌日、手が腫れ上がりバットを振ることすらできなかったのに、一日置いた第3戦何事もなかったかのようにスタメン出場し、西武ファンで埋まるライトスタンドにホームランを叩き込んだ。
気が付けば管理人の家には白ユニ、黒ユニ、背番号Tシャツ、リストバンド、タオル・・・、ガッツに魅せられ背番号2のグッズが増えていった。

客観的に小笠原という選手を見たときに、彼のスイング、打法というのは説明のしようがない。
ヘッドを外に向けてバットを立て、そこから大回りのドアスイングで打つ。真似をしてみるとわかるが、普通はこんなフォームじゃ打てない。満足に振ることもできない。大回りしてバットが出てくるから打球が速くなって飛距離が出ることはわかるが、ガッツはこれで生涯打率が3割を大きく超える巧打者なのだから恐れ入る。縦の変化に膝を屈めて「潜って打つ」ことなんざ普通の人間にはできない。下半身の強靭な粘りとスイングスピードが成せる技なのだろうが、とにかく理に適っていないメチャクチャなフォームだ。そして、だからこそ画になるし、かっこよかった。

生で観たホームランはいったい何本あるだろう。ホームランバッターではない選手だけど、管理人と相性がいいのか球場に行くとよく打ってくれた。
本当に感謝の気持ちしかない。堀内政権下、低迷していたジャイアンツを再び常勝軍団にしてくれたのは間違いなくガッツだし、07~09の3連覇最大の功労者であることにも疑いの余地はない。ジャイアンツのまま終わってほしかった気持ちもあるけど、今年みたいに日本シリーズ40人枠にも漏れるような不当な干され方をしてるくらいなら、最後に出番のあるところで思う存分やってほしい。史上4位のスピードで2,000本安打を達成した不世出の選手の死に場所は2軍なんかじゃない。少しでも多くチャンスのあるところで、自分が納得するまでやり抜いてほしい。
噂通り中日になるのか、それとも他のチームになるのか、いずれにせよ管理人は最後の最後までガッツ小笠原を応援する。
ガッツさん、今まで本当にありがとうございました。たくさんの感動、興奮、もらったものが多過ぎてどれだけ感謝してもし足りません。特に、今年6月5日のジャイアンツでの最後のアーチは一生の宝物です。ジャイアンツの背番号2でなくなってしまうことが残念な気持ちもありますが、また来年もあなたの打席が見られると思うと楽しみです。
よいご縁がありますように。最後の最後までフルスイングで―。
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三井ゴールデングラブ賞

投 前田(広)
捕 阿部(巨)
一 ロペス(巨)
二 菊池(広)
三 村田(巨)
遊 鳥谷(阪)
外 長野(巨)
  丸(広)
  荒波(De)

意外な人選は無かったけど、何が意外って村田が初受賞ってこった。サードはずっと宮本の独壇場で、宮本がショートだった頃はノリと岩村が争ってた。タイミングが悪かったって言えばそれまでだけど、ホントに意外な初受賞。村田の守備は贔屓目なしに上手い。捕球にばっかり目が行くけど、送球も驚くほど安定してる。

巨人以外のとこだと、やっぱり今年の成長株カープ菊池は外せない。なんというか、セカンド、ショートのいわゆる守備の名手って、スーッと回り込んでサッと投げる感じなんだけど、彼はズザザーッと捕ってガッと投げる感じw 華麗さ流麗さは微塵もないんだけど、超人的な身体能力を活かして守備範囲が異常。これだけダイナミックに守るヤツはそうそういない。カープさん、いい選手が出てきたねえ。

・・・あと、ベストナインとごっちゃになって阿部が入ってることに違和感が無いんだけど、実は実は阿部も5年ぶりの受賞なんだよね。
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巨人・谷が戦力外 現役続行へ移籍を模索

今年は本当につらく悲しい冬になりそうだ。
ガッツ戦力外の見出しもあちこちで出ていたけど、まだオフィシャルに発表された訳じゃないから今日は谷さんだけにしとく。ガッツファンの管理人としてはどれだけ書いても書き足りなくなってしまいそうだし。

谷さんは1番由伸2番谷で鳴らした07年よりも、準レギュラー的な扱いになってからの09年の印象が強い。時に上位、時に下位、時に代打というめちゃくちゃな使われ方をしながら、この年の谷さんは鬼のように打った。どんな場面であれ、どんな起用であれしっかり試合に入っていき、常に結果を出す最強の便利屋だった。事実この年の出塁率は383、長打率は533。規定打席に達しないながらも、OPSは実に900を超えた。

こんな勝負強いベテランがいてくれる、困った時には谷がいる、とばかりに実に様々な起用をされた選手だけど、谷は常にその期待に応えてくれる選手だった。
完全にコース決め打ちのヒット職人的なバットコントロール技術があったし、印象として他の選手が打ちあぐねている時に一人だけ難なく打つことができる打者だったように思う。巨人の天敵能見とも相性良かったはずだし。

07年の恐怖の2番打者とか、10年の木村拓也追悼試合での代打逆転満塁ホームランとか、印象に残るシーンが多かったけど、管理人的には09年CSファイナル4戦目での打った瞬間バンザイの満塁ホームランかな。生で観てたこともあるけど、あのホームランで完全に勝ちムードになってスタンドが祭りになったことを覚えてる。

谷さん、7年間本当にありがとう。2,000本の金字塔が目前だからこの展開は予想してたけど、またいつの日かコーチとして帰ってきてください。あなたのバットコントロールは球界の財産です。必ず戻ってくると信じてるから、さよならでなくこの言葉で。
いってらっしゃい。
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楽天さん、おめでとう。よかったね。
実力で負けたなんて思わないけど、このシリーズ全般を通して気迫で負けてた。初めて出場したこのシリーズに賭ける思い、復興と絡めて東北に日本一をという思い、チーム一丸となってぶつかってくる実にいいチームだった。日本一おめでとう。

田中だけのチームだと思ってたら、則本が田中に負けず劣らずいいピッチャーだった。打線も切れ目が無くて、誰がどうと言うよりも全員で繋いでくる強力打線だった。田中はともかくとして、他の選手は全員が全員実力以上のものを発揮したシリーズだったんじゃないかと思う。

逆にジャイアンツの敗因は、ほとんどの選手が実力を発揮できないまま終わってしまったことだと思う。打の中心阿部は結局起きずじまいに終わってしまったし、杉内はこんな情けないピッチャーじゃない。時折その片鱗は見せながらも、圧倒的にペナントを制した力、数字で見る個人成績のような力は出し切れなかった。楽天さんとは対照的。
打線については9月の初めからずっと下降気味で、結局それを払拭できないままだった感がある。でも、一番は気持ち。この日本シリーズに賭ける思いの強さで負けた。

本当に楽しい、熱い日本シリーズだった。普段野球を見てないような人までが夢中になった劇的なシリーズだった。いっぱいいっぱいで全力でぶつかってくる楽天さんに対し、常に余力を残しながら、「たられば」の上がり目を残しながらの7試合だったけど、1試合ごとに有利不利が逆転するような本当に面白いシリーズだった。手に汗握る、興奮と感動をたくさんもらえたシリーズだった。

連覇とはかくも難しい。独走でペナントを制し、CSをスイープし、あと1勝のところまで来ながら最後の最後で夢潰えた。40年ぶりという数字を出すまでもなく、去年ペナントとCSを争ったのは中日。今年はペナントが阪神でCSが広島。日本シリーズも去年が日ハムで今年が楽天。覇権を賭けて争う舞台に立つことがいかに難しいかわかるし、去年も今年もこの11月まで野球ができたことだけでも十分にすごい。

今日の負け、今日の悔しさはきっと来年に活きる。いくらシーズンの成績が良くても、この大舞台で持てる力を発揮できなきゃ意味が無い。そのことをみんなが感じたと思う。選手もファンも「ジャイアンツはこんなもんじゃない」という消化不良な気持ちが残ってしまったけど、日本シリーズの大舞台とは原の言葉を借りれば異次元の世界。
来年はこの異次元の世界で躍動できるように。宿題が一つ残った分、楽しみだよ。

開幕からの7ヵ月間、今年はあっという間に感じた。喜び、笑い、興奮し、感動し、怒り、涙し、今年も本当に楽しかった。時に魅せられ、時に自分自身を重ね、自分のことのように一喜一憂し、他のことを忘れてのめり込めた。ビバ!ジャイアンツ!ビバ!プロ野球!今年もたくさんの思い出をありがとう。
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うれしかったなぁ。二周り目以降、狙い球をストレートに絞って以降、みんな振りが違った。
当てに行ったバッティングでもなく、崩されて打たされたバッティングもなく、みんながみんなジャイアンツファンがよく知るいつもの姿に戻ってくれた。
同じ空振りでも、同じ打ち損じのファールでも空気が全然違ってた。今日は打線が頼もしく見えたよ、ありがとう。

いろんなポイントがあるし、一つ一つ拾ってるとキリがないんだけど、管理人は「吼えたロペス」と「攻め達磨 原辰徳」を挙げたい。
痛恨のトンネルで痛い失点、そしてなんでもないファールフライを落球。この点だけをもって途中交代させられてもおかしくなかったロペス。ところが、第1打席のセンター前に内容があった。結果は凡打だったけど、5戦目に代打で出てきた打席もスイングはよかった。重傷だったバッティングが明らかに変わってた。そこを信じて使い続け、ついに出た同点ホームラン。ベースを回りながら吼えまくってたロペス。うん、しびれたよ。CS以降ストレス溜まってたはずだもんな。

その同点ホームランのあと、田中を打ちこんで尚も1アウト1塁3塁の大チャンス。ここで仕掛けたディレードスチールに原の攻める姿勢を見た。なんとしてでも1点ほしい。犠牲フライでもゲッツー崩れでもいいから、なんとかして1点取りたい。普通はこう考える。そこで奇襲を仕掛けて「なんとか取った1点」でなく「もぎ取った1点」を狙った原采配。失敗はしたけど、管理人はなんだか原が原であることに安堵した。もともとダブルスチール大好きな人だけど、あそこでこのサインを出すのは並大抵の監督には無理だ。追い詰められてから言った「ジャイアンツはここから強いんだ!」が強がりでなく、本気でまだまだ勝負はこれからだと思ってくれてた証拠。
 
田中も田中で立派。今日も随所にすごさは見えた。降板してもいいのに最後まで投げ切ったのは彼なりの仙台のファンに対する餞別なんだろうけど、今日の黒星と12安打4点がジャイアンツからおまえへの餞別だ。NPBの王様はおまえじゃない。日本プロ野球すべてがおまえにひれ伏した訳じゃない。最後の最後に痛恨の一敗を喫したことを忘れずに、メジャー行っても頑張れ。

そして、その田中に投げ勝った今年唯一の人、我らが菅野。2回の2失点だけが悔やまれるけど、その後はしっかりと立て直し、リードを奪った後もふてぶてしいまでの快投だった。ホントに頼もしいし、この重圧がかかる試合でよくやった。

明日も勝つ。杉と澤村で試合を作って、山口とマシソンで締めて勝つ。目覚めた打線が暴れまくって必ず「連覇」をものにする。



ほんの一日前までこの展開を夢にも思ってなかった楽天ファンに告ぐ、


今夜は震えて眠れ






あと1勝。王手。
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予想通り田中と菅野の予告先発が発表になった第6戦。
過去に一度投げた、それもほんの数日前に投げたピッチャーというのは、そのときの印象をどう利用できるかがポイントになる。
管理人の私見だけれど、昨日の則本と初戦の則本は組み立てが違った。初戦はスライダーがカウント球で、ウイニングショットはフォーク。昨日はそれを活かして、フォークが来る来ると思わせておいてスライダーで仕留める配球。球種の豊富さと個々の完成度があってこその芸当だけど、データを逆手に取った見事な組み立てだった。

菅野くんも球種は豊富。大きい変化球と一見ストレートに見える小さい変化球、そのどちらも勝負球にできる新人離れしたピッチャー。相手の印象をどう裏切っていけるかが鍵。
田中は残念ながら、今年に関してはそういった対策とかなんとかを凌駕する神通力がある。ただ、彼は神の子じゃない。必ず失投は来るし、日本一のかかった大一番必ずチャンスも来る。今年の集大成として、自分がやってきたことを信じて打席に入るしかない。クリーンヒットでなくても、打った瞬間わかる豪快なホームランでなくても、ヒットはヒットでホームランはホームラン。こういう試合は、打ちたいと思う気持ち、勝ちたいと思う気持ちの強さが問われるんだよ。春から連覇を目標としてきたチームの真価が問われるんだよ。ファンなら信じて応援すべし。

今から5年前、西武との日本シリーズ。敵地での5戦目に大勝し、3勝2敗で本拠地に戻った我が軍。圧倒的有利との下馬評にも関わらず、6戦7戦とまさかの連敗を喫して敗れ去った。なにが起こるかなんて誰にもわからない。
王者の意地、それこそがGIANTS PRIDE2013。


いざ、躍動 m9(`・ω・´)!
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巨人ファンでないとわからないことだろうけど、東京ドームではまったくと言っていいほど西村のグッズは売ってない。レプリカユニフォーム、背番号Tシャツ、近年流行りの漢字フルネームタオル等、人気選手の定番商品は何も無い。2年連続でクローザーを務め、今年は最多セーブ王に輝いた必要不可欠な選手ながら、びっくりするほど人気が無い。

そして、今日の醜態で来年も彼のグッズは発売されないことだろう。死者にムチ打つようで酷な言い方になるが、「5戦目は西村で負けた」、ことによっては「西村で負けたシリーズ」と言われ続けることになる。

彼は彼なりに、今年一年今日のような大事な試合を締めることを目標にやってきた。去年の日本シリーズで結果が出せず、日本一を決めた試合でマシソンと山口は投げたのに、西村に出番は無かった。そのことを発奮材料にここまで一年やってきたのに、やっぱり同じところで躓いた。実に西村という選手を象徴しているように思うし、もう今年の西村に挽回する機会は無い。

打たれたんならしょうがない。まだ諦めもつく。ところが、まるで打つ気なく打席に離れて立ってる則本にストライクが入らず歩かせる。あのムードの中で、西村ほどの経験を積んだピッチャーのやることじゃない。もともとWHIPは良くないピッチャーだから、ランナーは出しても抑えてくれればよかったけど、動揺を隠せず藤田にデッドボールを当ててパニックになった。星野の言う通り、このシリーズ藤田に当て過ぎだ。ホントに申し訳ない。
パニックになって、なかなか見ることのないサイン違いでカウントを悪くして、ヒット1本で決勝点を取られた。若いピッチャーならまだしも、先発も中継ぎも経験してきたクローザーにしてはあまりに情けない。うつろな目をして口を半開きにしてるフランケンみたいな姿に腹が立った。
こういう手のひらに汗をべっちょりかくような試合、見てる側ですら鼓動が早くなるような試合で活躍できるか。ジャイアンツの選手にとって大事なのはそこなんだよ。Bクラスのチームとは訳が違うし、西村が一流になりきれないのはそこだ。

打つ方も重傷。今日のハイライトは「天才高橋由伸ここにあり」だけだ。あまりに打てないし、原もいつもより後手だ。9回も原がイケイケだったら、阿部の代走に尚広を出して勝負を賭けてた。結果、追い付いても二塁ランナーが阿部だから、亀も中井ちゃんも「ワンヒットじゃ帰ってこれないだろう」と余計なことを考えたし、則本に与えるプレッシャーも半減した。

仙台に戻って、大エースマーくんを相手にしての第6戦。まあ、圧倒的に不利だ。100人いたら99人が「今年を代表するマーくんが、今年一年を象徴するかのように抑えて楽天日本一」を予想する。
それをひっくり返すには阿部以外にはあり得ない。坂本は今日の状態を見るともう無理かもしらん。阿部がストレートでもスプリットでもヤマを張って、自分を信じて自分の形で振って結果を出すしかない。阿部が打ったら何かが変わる。村田じゃ変わらないものが変わる。自分の状態も、チームの状況も追い詰められてる。開き直って打て。


阿部、起きろ。
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野球っておもしろいよなぁ、プロ同士の真剣勝負ってすごいよなぁ、と感じてしまう大激闘。今日は金払って観る価値のある試合だったし、4時間もテレビに釘付けになる価値があった。

まず、管理人の予想以上に大幅なテコ入れをした先発オーダー。今になって「阿部のチーム」と時計の針を戻したことに賛否両論はあるだろうし、スタンドがどよめいた下位打線にも疑問は無い訳じゃない。

ただ、今日の総力戦、序盤だろうがガンガン選手交代を仕掛けていく姿勢を見るにつけ、原は「動かしたかった」んだろうなと思う。主語はもちろん「今日の試合」でなく「日本シリーズ」を。
中井はもう少し見たかったけど、結果として代えた松本が今日の陰の殊勲者になった。管理人的には、長野よりも松本を褒めたいほどに光ってた。
この控え選手の豊富さ、もっと言えばレギュラー陣との差が無い控え選手の多さと、中継ぎ陣の圧倒的な力量の差で劣勢を跳ね返して押し切った試合。本当にナイスゲームだった。

そして、認めなきゃいけないのは楽天の強さ。正直、これほどまでに打線がいいとは思ってなかった。好調な上位、怖い中軸、名前のある下位と、まるで切れ目が無くて気が抜けない。中軸が絶不調で打線が分断されるジャイアンツとは対照的だ。

坂本がまるで精彩を欠いてる。内に合わせられず、外を追いかけて相手に翻弄されてる。阿部はそれよりはだいぶマシだけど、いい時と比べると軸がぶれてる。自分の間で、自分の形でスイングできてない。ロペスは論外。もともとスイングの軌道からして縦変化には弱いけど、来たボールを全て打ちに行って、結果当てるだけか、バットとボールにえらい距離のある空振りばっかり。もっとも状態が悪いのは間違いなくロペス。今日は昨日よりもひどかった。
・・・でも、勝った。それも、1-4の劣勢からひっくり返せた。これが何より大きい。全員が機能してる楽天さんと違って、こっちにはまだまだ上がり目がある。中軸が不振だと騒ぐのも結構だけど、管理人としては阿部の復活が楽しみでしょうがないし、阿部が打ったらこの打線は楽天打線なんざ目じゃないと思ってる。

さあ、今日の先発が誰だったかなんてキレイさっぱり忘れたけど、明日はエースだ。明日こそは序盤に大量失点は勘弁してくれ。


あと2勝
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機能しないなぁ。3戦目ともなると、誰が調子が良くて誰が悪いとかがしっかり数字で見えてくるけど、中軸みんなダメだもんな。仙台での二人に加えて今日の美馬もよかったんだけど、それを差し引いても状態が良くなくて、自分のスイングができてないバッターばっかりだ。

そんな中、杉内が壊れた。予想もしない大崩れで、これなら先発回避した方がよかったんじゃないか、ってくらいにいいところなく沈んだ。前回登板のCSが非常に良かっただけに残念。

まあ、ここまで悪いこと続きだとかえって面白い。則本やマーくんが5~7戦目に投げることまで含めて星勘定は不利になってきたけど、追い詰められてこそ真価を発揮するのが我が軍。土俵際で踏ん張ってこその常勝軍団。勝負はここからだよ。

明日、きっと原は打線を変えてくる。ロペスを外すか落とすかして、坂本の打順を上げてくる。ただ、下位打線はテコ入れができても、阿部や由伸みたいな中心選手はそうはいかない。自分たちの実力で結果を出してもらわなきゃいけないし、彼らが機能しないと今日みたいな試合になる。
まあ、幾多の修羅場をくぐりぬけてきた男たちを信じよう。それと、頼むでホールトン。

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まー、しゃあないっしょ。この展開は誰もが予想するところだった訳だし、まるっきり計算通りって話だもの。敵地で1勝1敗なんだから問題なし。
この2試合、打線がまるで打てないことに目が行くけど、調子がどうとか言う前に則本とマーくんはすごいよ。打てる球がほとんど無いんだから仕方ない。


ただ、これは残念だ。結局、決勝点これだからな。
これに限らず、テラがホームラン打った時も、判定が遅いから捕球されたもんだと勘違いしてテラがベンチに戻りかけた。この大舞台で審判は何やってんだ?

寺内について続けると、長打がある打線の中でフッと相手ピッチャーの気が抜けるバッターなのは事実。そこでCSマエケンくんに続いて失投を見逃さず仕留めたのはすごい。十分すぎるほど働いてくれてるわ。同じ小粒な到が気の毒なくらいクルクル空振りし続けて、昨日も今日も子供扱いされてたのと対照的。守備重視なオーダーなのはいいけど、センターは経験豊富な松本の方がよかったかもしれんね。この2試合、選手起用について唯一のミスだと思う。

なかなかセリーグにいないようなすごいピッチャーが連夜で出てきて、それで1勝1敗なんだからまったく問題なし。火曜からはドームでいつもの野球ができるジャイアンツに対し、楽天さんはジョーンズの守備をどうしようか悩んだり、代打で投手を代える不慣れなことに取り組む訳だ。まだまだこっちが有利だよ。
この2試合、ハッキリ言って両チームとも浮き足立ってる。楽天さんはピッチャーフライで進塁を狙う(?w)謎の走塁ミスがあったり、ジョーンズの緩慢なリード、牽制死があったり明らかに緊張してる。その牽制死なんかは見事なサインプレーで、「やるじゃないか我が軍」と思ってたら、最後の最後に坂本がフォースアウトのルールを忘れたw やっぱりそういう普通でない大舞台なんだよな。
そんな中、ホームに戻って、いつもの9人制でやれるのは巨人にとっては大きなプラス。「フォアボール連発→怒りの奪三振」が板についてきたマシソンもそろそろ落ち着くだろw

向こうは誰が先発してこようと、則本&マーくんとは比較にならない格下。対するこっちは満を持してエースナンバー18登場。「かかってきなさい」と余裕で構えるがよろし。

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いやぁ、則本ってすごいなw ストレートはグングン伸びてるし、スライダーにチェンジアップを織り交ぜて、ウイニングショットは鬼のように落ちるフォーク。これだけで十分すぎるくらい十分なのに、クイッと一回浮くカーブまであるもんだからどうしようもない。よく言う「打たされた」どころじゃなく「振らされた」だったもんな。なんせ自分のスイングができないし、ろくに前に飛ばない状態。すげえピッチャーだわ。

相手のピッチャーがそれだけの快投をしようが、「僕には僕のピッチングがある」とばかりに淡々と投げるのが我が軍のエース。でろーんと曲がるカーブだかスライダーだかわからん変化球、腕を振って投げ込むチェンジアップ。剛速球はなくとも、三振は獲れなくとも、ランナーは出そうとも、粘って粘ってゼロに抑える。これが内海の真骨頂。「打てそうで打てない」を地で行くピッチャーだけど、打てそうに見えて打ち気に逸らせることこそが内海の武器なのだよ。わかったか。

そして、その内海を無失点のままスパッと代えた原采配。ハッキリ言って、いかに実績と信用があろうが、3人も4人もピッチャーを出すことは怖い。全員が全員調子がいい訳ないんだから、数が増えれば増えるほどリスクは増す。ただ、誰でも緊張する日本シリーズのマウンドを、この初戦にしてスコット鉄太朗全員が踏んだことに意義がある。これは非常に大きいよ。事実、3人が3人とも崩れかけたけど、これが後々になってからでなくて良かった。見てろ、3人とも明日以降は今日より良くなるから。

最後に、今日のヒーローはもちろん亀井。本気でスリーランも覚悟した打球だっただけに、取った瞬間喜びよりも驚きと安堵が先に立った。いやぁ、マジでチームを救った大ファインプレー。最大限に評価していい、今日の勝敗を分けたプレーだった。
このプレーといい、嶋のバスターエンドラン&松井三塁憤死といい、向こうさんのいいところも出つつ、紙一重で分かれた勝敗。原の「ツキがあった」という言葉は謙遜でなく本音かもしらんね。
トランペット無しの独特の雰囲気ながら、流れる緊張感はまさに頂上決戦。実に面白い試合だったけど、勝ったことで圧倒的有利


あと3勝
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昨日に続き個人成績打者編パート2。

・鈴木  80試合 227  0本 1打点 13盗塁
走力は落ちた。ずっと尚広を見てきてるからこそわかる。全盛期なら悠々セーフのはずがギリギリでのセーフになったり、時にはアウトになったり、悲しいかなスピードは落ちた。でも、盗塁とは、投手のクセを盗む技術、モーションを見分ける技術、リード、スライディング、いくつもの要素が重なる一瞬の勝負。短距離の選手を代走に出したところで盗塁はできん。そういう技術が誰よりも長けているから尚広は足のスペシャリストなのだ。そして、あまり触れられない点だけれど、僅差の終盤ノーアウト1塁で次打者がバントの構えをしたとする。当然、観点はバントが成功するか否かになる。ところが、1塁に尚広がいる状況だとすると、「バントかぁ、もったいないないぁ」になって、バントは成功して当たり前だという空気になる。事実成功するし。これは決して数字に表れてこないことだけど、彼を評価する上で忘れちゃいけないポイント。足でかけたプレッシャーは計り知れないものがある。

・長野 144試合 281 19本 65打点 14盗塁
いやぁ、見られる数字になった。オールスターあたりまでの低迷ぶりを考えれば、281の打率は驚異的だ。管理人が長野に求めるものは村田や坂本よりも高いので、今年の数字じゃ褒めることはできん。でも、この成績のまとめ方は恐れ入った。打率、ホームラン、打点のどれもが実はリーグトップ10に入ってるもんな。打順は1番がいいのか3番がいいのか、それとも5番以降がいいのか。その答えは今年も出なかったけど、それは来年以降の楽しみにしとこうか。ただ、2年連続の100三振は反省しろ。

・坂本 144試合 265 14本 54打点 24盗塁
長野と違って、盛り返せなかったのが坂本。坂本の打順が定まらないことで、結果ベストオーダーがどれなのかが迷宮入りになった。守備での不安が減ったことは喜ばしいけど、肝心の打撃に苦しみ、特に終盤の不振っぷりは目を覆いたくなるものがあった。冗談抜きで「減俸組」になるかもな。

・藤村  40試合 191  0本 1打点 4盗塁
藤村はホントに危機感を持たなきゃいけない選手。好守が売りの寺内がいる、打撃が売りの中井が出てきた、足が売りの立岡もいる、クラッチヒッター脇谷もいる。同じセカンドでこれだけライバルがいる中、残念ながら今年も目立てなかった藤村。巨人ファンでも彼がタイトルホルダーだったことは忘れてるだろうし、他球団ファンならおそらく存在そのものを忘れてる。酷な言い方だけど、今の藤村はそういうポジション。童顔で女性人気はあるからグッズは山ほど売ってるけど、状況からしたらトレード要員だとしても不思議ない。

・小笠原 22試合 250  1本 8打点
6月5日のサヨナラホームランを生で観られたのはファンとして幸せだし、2013年ジャイアンツ名場面の一つに間違いなくなるメモリアルアーチ。ただ、それ以降、「干された」に近い形で二軍幽閉されてるのが歯がゆい。石井ちゃんがまるでダメになってることを考えると、「左の代打」枠で使ってみてもいいと思うんだけどなぁ。

・大田  21試合 161  0本 2打点
国民栄誉賞授与式で松井に再びスポットライトが当たり、誰よりも悔しい思いをしたに違いないのが大田。二軍のピッチャーのストレートは打てる。でも、上で変化球を混ぜられて真剣勝負になると手も足も出ない。駆け引きの上手いリードをされたりすると、子供扱いされるがごとく空振り三振の連発。正直、成長は見えない。期待の大型ルーキーも今年で入団から5年が経過。そろそろ結果を出さんとなぁ。


次回から投手編。

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さあ、順当に日本シリーズの相手が楽天さんに決まった。星野と原といえば、原が辞任することになった03年、甲子園で抱擁しながら「必ず戻ってこい」が記憶に鮮烈。あれから10年、この二人で戦う頂上決戦。運命だねぇ。
さて、今回はシーズンオフ恒例の個人成績編。

・村田 144試合 316 25本 87打点
褒めざるを得ないじゃないかw 4~6月、まるでチャンスに打てず、いや「まるで」どころかチャンスにまったく打てず、揶揄され叩かれ、9番を打たされたり、1回で代えられたりした男がまさかの復活。復活どころか7月8月連続月間MVPの文句のつけようがない大活躍。よく指摘されてるフォームのモデルチェンジもそうだけど、彼の場合は一にも二にもメンタルなんだと思う。一年の中で天国も地獄も見ただろうけど、打者の中では間違いなく最大の貢献度。たいへんよくできました。

・阿部 135試合 296 32本 91打点
去年ほどではないにせよさすがの貢献度。最後の最後に3割を切っちゃったのが惜しかったけど、勝負強さと存在感は村田以上。今年は大事に使われた感もあって出ない試合も多かったけど、出塁率427、長打率564が示すように、やっぱり中軸に阿部は欠かせない。チャンスで阿部に回ってきたときのあの期待感は他の打者では出し得ない。

・高橋  68試合 303 10本 34打点
ときにはクリーンアップとして、ときには下位打線として、ときには代打として、調整が難しい使われ方をしながらこの成績。シーズン序盤に離脱して3ヵ月間も棒に振ったのに、終わってみたら残った数字は「さすが天才」と言いたくなるものになった。年齢を考えれば、来年以降も状態がいいときは5番、下降気味だと代打、という起用になるんだろうけど、このチームリーダーの存在はジャイアンツに不可欠。そして原よ、頼むから由伸に代打を出すのだけはやめてくれ。今のミスタージャイアンツは間違いなく由伸なんだから、そういうところも少し汲んでくれ。

・中井  48試合 324  4本 17打点 寝坊1
ついに花開いた若きスラッガー。寝坊&遅刻で二軍降格で名が売れ、戻ってきたと思ったらついにファン待望の才能開花。ハッスルしすぎて今この時期に不在なのが残念で仕方ないけど、井口がファーストしかできない今、12球団唯一の「長打があるセカンド」誕生。キレイなフルスイングにロマンがあり過ぎて、守備の不安に目が行かない。一軍デビューが早かった割に伸び悩んでいた選手なので、今年一皮剥けてくれたことはホントに喜ばしい。数年後にはひと桁の背番号を付けてること間違いなし。

・ロペス 121試合 303 18本 55打点
まさかの当たり自前外国人。成績もさることながら、送りバントも厭わないチームプレー精神。彼に何番を打たすのが適任なのかはよくわからんし、チャンスで脆いことも事実なんだけど、自前で獲った外国人が一年目からこれだけ打ったこと自体が特筆に値する。

・ボウカー 105試合 262 14本 46打点
そのロペスと仲良しのボウちゃん。今年はちゃんと働いてくれたし、ロペスとボウカーで100打点超えてんだから十分。ジャイアンツの場合、外国人に求めるポジションはこういう感じなんだよな。中軸でも大砲でもなく、チャンスメイクができて、他の打者が苦戦してるような試合で意外性を出してくれればそれでいい。

・矢野  90試合 289  2本 22打点
本人の適性とファンが彼に求める姿とベンチの思惑が見事に合致した結晶。もともと高い代打適性のある選手だったけど、今年は更に磨きがかかり「代打の神様」的に成長。矢野が出てくると応援歌も含めてファンが沸く、矢野も打つとベース上吼えベンチに戻ってまた吼える。こういうとこも代打にピッタリなんだよな。守備はさっぱりだし、スタメンで出てもさっぱりなんだけど、代打で一打席限定での期待感は村田や阿部を上回る。あと5年はもちそうな代打の切り札誕生。
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しっかり丸一日遅れになってしまった観戦記。反省、反省。
なので今日は写真多めにてお送りします。

試合はなんといっても杉内。18番ユニを着てた管理人ウキウキのナイスピッチング。今年の杉内は4月しかろくに働いてなかったから、ここにきてようやくらしい仕事をしてくれた。日本シリーズも頼むね。
打つ方は阿部もさることながら、フライデー坂本がようやく発奮。こいつは叩かれた方がやってくれるタイプなので、フライデーが出た時点でフラグは立ってた。きっとこのCSの時期を狙いすました発売だったんだろうけど、見事なまでに逆効果。講談社さん、あなた方の間抜けな作戦のおかげで、ウチの若きプリンスが息を吹き返してくれました。




ワワワンワン!(あと4勝!)
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カープさんには悪いけど、連覇を年初からの目標としていたチームとしては、こんなところで負けてられないのだよ。CSに出ることに意義なんか無い。CSに勝つことにも意義は無い。なぜならそれが当たり前だから。ジャイアンツとはそういうチーム。



とはいえ、今日は下馬評的には不利だった日。マエケンくんには今年4度も対戦して防御率0点台と、まあ好き放題やられ放題やられてた。
そこを誰も予想してなかった寺内が一発で決め、「マエケンならこれくらいやるだろう」と思われてた以上のピッチングを菅野がやってみせたんだから、これはもう快勝の部類。もう寺が3ランを打った段階で大方決まった試合だったから、まるで緊張感無しに落ち着いて観られた。こういうリズムを変えたくない試合において、謎の三塁タッチアップ憤死で試合を動かしかけた村田には猛省してもらいたいもんだけども。



ただ、こういうビッグゲームになるとすんなりとは終わらせてくれないというか、8回以降のカープの応援はすごかった。敵ながらお見事。
その応援に引っ張られるようにもつれる9回。・・・いやぁ、おもしろかったねえ。菅野を代えなかった原も、その期待に応えて抑えきった菅野も見事。この大舞台でプロ初完封とかやっちゃうところが実に大物だわ。管理人は敬意を表して、帰りに菅野くんの漢字タオルを買いました。



そうそう、昨日も今日もユニフォームを着た入場者対象にワッペンが配布。コンコースで圧着サービスもやってたけど、管理人はもらったままで持ち帰ってきました。アイロンで付けるとそのうち剥がれそうってのもあるけど、冒頭で書いた通りジャイアンツにとってはここは単なる通過点。何の記念でもないんだよ。明日も勝つ。明日勝って絶対王者として日本シリーズに出てやらぁ。


そして、約半年ぶりだったくせもの2号さん、未来の奥さん、今日もありがとうございました。また再来週あたりに会えればいいですね。


あと5勝
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CS開幕だワン!



今日のごはんは坂本弁当だワン!これもまたなかなかに美味かったワン。



さて、他人事みたいに書くと、えらく面白い試合だった。
カープのファンがえらい熱い。さすが16年ぶりのAクラス、CSに賭ける思いが違う。1つのアウト、1つのストライクに一喜一憂するまさにクライマックスならではの雰囲気。
正直、ああいう先制のされ方で、中盤の雰囲気も含めこのまま終わる訳はないな、と思って余裕半分で観てたけど、逆転した後も粘ってこられて最後の最後まで手に汗握る試合だった。坂本さすがだね。今日はおまえのおかげで勝てた。
で、初めてファイナルステージ初戦に勝ったことは褒めたいけど、パスボールにせよエラーにせよデッドボールにせよ、浮足立ってるように見えるミスが多かったな。明日からは落ち着いてくれると思うけどさ。
 
内海を代えたところがポイントなんだろうけど、短期決戦なんだからあれでいい。立ち直る兆しはあったけど、内海の調子どうこうよりも大事なのは結果だ。代えられても仕方ない内容だったとも言えるし、今日これだけで終わったんだから第5戦までいったら内海が投げりゃいい。中3日でもいけるだろ。
ただ、代打のチョイスが間違いだった。いるメンバーから考えると石井ちゃんを選びたくなるとこだけど、短期決戦だからこそ内海を代えたんだから、それを踏まえてボウカーでも矢野でも惜しみなく出すべきだよ。終わってみたら1点差ゲームにも関わらず、ボウも矢野も出番無しだったんだからさ。

さあ、明日はマエケンか。おもしろくなりそうだなぁ。


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あと7勝
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いやぁ、桧山かっこよかったな。小池の時も思ったけど、野球の神様の粋な計らいに感動したわ。
ただ、かっこよかったのは桧山だけで、阪神タイガースはあまりにも無様だ。打てないのもそうだけど、結局エース能見を温存したまま終戦したのなんてお笑い以外の何物でもない。

という訳でようこそ広島さん。ファーストステージの話題は「赤い甲子園」一色だっただけに、勝つべき方が勝った気もする。先発がしっかり4枚揃ってる上に、打線もこの2試合を見る限りとてもよく振れてる。相手にとって不足なしだね。セリーグ頂上決戦としていい戦いをしましょう。

パは流行りの「倍返し」のような西武の猛攻。猛攻だけでなく完封勝ちで、西武のいいとこだけが出た試合。ロッテも西武もしっかりお目覚めの状態で最終決戦。楽しみだねえ。

・・・そうそう、広島さん。16日の初戦なんだけど、天気予報だと東京は「暴風雨」なそうだw ドームでも交通事情を考慮しての中止ってあるから、結構な高確率で中止あり得るぞ。もし中止になると初戦からいきなりマエケンに当たることになるのかなw
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これぞ短期決戦、これぞクライマックスシリーズという実に楽しかった2試合。

まず、真っ赤に染まった甲子園。あのレフトスタンドは特筆ものだし、3塁側内野にも驚くほどカープファンが多かった。
そして「先発 藤浪」がコールされた時のどよめき。阪神ファン・カープファン以外の野球ファンも「ほぅ!」と思ったに違いない奇策。管理人はこういうのが好きだから、今でも予告先発には大反対なのだ。

ただ、藤浪くんには申し訳ないけれど、今日の先発はそのままイコール生け贄。マエケンくんが投げてくるであろう日にエース能見は出せない。メッセでもスタンでもいいところをあえて藤浪くん。これは彼にとってはかけがえの無い経験になるにせよ、それは来年以降に向けた話であって、今年のCSだけを見たときには生け贄以外の何物でもない。
明日、阪神は能見を立てて死に物狂いで勝ちにくる。明日勝てればそれは五分じゃない。甲子園の大声援を味方につけて有利に戦える。その大一番にメッセとスタンどちらでもいける状況になったのは強み。カープが先勝したからといって、まだまだわからんよ。繰り返すけど明日阪神が取れば阪神有利だし。

パはもうわからん。
シーズン終盤の試合ぶりを見れば、そして先発陣の顔ぶれを見れば、圧倒的に西武有利だったはず。
にも関わらず、あれだけ伸び伸び活き活きとやれるんだからロッテは怖い。どう考えても先発が足りないから先は見えてるんだけど、それでもファーストステージは取っちゃうかもな。
で、西武は阪神以上に追い詰められた状況なのに、明日の先発は岡本でいいのか?牧田を使わないで終戦しちゃうかもしらんぞ。

長い長いペナントと違って、CSと日本シリーズは捨て試合の無い真剣勝負。1点どころか、1つのアウト1つのストライクに一喜一憂する試合。地の利があるはずなのに、たった一つの負けで一気に土俵際まで追い詰められた阪神と西武。明日も面白くなるぞぉw
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