試合が終わって、すぐにでもブログを書き始めようかと思った。
だけど意図的に止めた。パリーグの試合でも見て時間を置こう。自分で自分にブレーキをかけた。
さもないと、罵詈雑言だらけで、とてもとても人目に晒せないとんでもない記事を書いてしまいそうだったから。

継投については何も言わない。
いや、納得できる部分があるとか、同情できる要素があるとかそんなんじゃない。ただ単に、それについてまで書いてると終わらなくなるからだ。春から今の今までずっと「打たれたから代える」で、「打たれる前に代える」がまったく無い気がするけど今日のところは止めとく。

・・・もう今日はあからさまにあからさまだったから、見てる人がみんな同じことを感じたんじゃないかと思う。
なんというか、とにかく采配センスが無い。絶望的にない。ここが勝負だ！ってところがわかってない気がしてしまうし、仮にわかっていたんだとしても勝負の賭け方が甘い。

監督様は亀井がネクストに立ったときの、あのザワッとした空気を感じられなかったんだろうか？
テレビカメラも亀井をピンで抜く。内野席のファンも「おっ！亀井だ！」とザワザワし出す。代打に対する期待感が球場を包むあの空気が今年一度でもあったか？
去年まではあったよな。そうだよ、他でもない監督様がネクストに出たときのあの空気だよ。なんでそれがわからないんだろか。

もう少し細かく書く。
朝からスポーツ新聞各紙で亀井復帰のニュースが躍った。それを見てないファンなんてほぼいない。だからネクストの背番号９にときめいたんだよ。
ただ、それらの記事の中にあった、「センターで起用する方針」との内容には疑問符が付いた。オールドファンほど「・・・ん？」となったはず。

あの場面、ネクストの亀井にスタンドがざわつく中、小林がフォアで出た。出ていなければ次のピッチャーのところで亀井だっただろうけど、それは言っちゃいけないことで仕方がないこと。むしろ小林をよくやったと褒めなきゃな。
小林が出たからピンチバンターで到。うん、ここでクリア。オールクリアなんだよな。
なぜなら、２番の重信のところで亀井を出して、センターの守備には到を入れればいい。詰め将棋みたいに先の先を読んで、見てるファンの方が先にそこまで予測したはず。問題はそこに至るまでに塁上がどうなっているか、スコアがどうなっているかにすり替わった。

そして、ベストに近い状態で２番重信に回った。
小林の前にクルーズが２ランを打ったおかげで１点差。さあいけるぞ。このシーソーゲーム、やっぱりホームのジャイアンツに分があるぞ。そんな空気の中で戻ってきた亀井の期待感も足して、ドームがイケイケになりつつあった中でのランナー１塁３塁・・・。
ここで中井を出すセンスだよ。結果じゃなくそのセンスに絶望するよ。

仮にあそこで中井が打ったとしても、今日はその起用を批判する記事を書こうと思った。それくらい致命的にセンスのない采配だった。繰り返すけど、亀井がネクストに出た時のあの空気が今年一度でもあったか？「お！代打に○○か！」ってざわつきがあったか？
１０万円くらい賭けてもいいけど、あそこで亀井が出たらドームは沸きに沸いたよ。もともと絶大な人気がある選手だし、待ちに待った２ヶ月半ぶりの復帰だ。チャンスの状況も相まって、誰かがホームランを打ったときより、逆転したときより大きな歓声がドームに響いたはずだよ。
そして、その球場の空気を変えられる選手こそが今のチームに求められてるものだし、ビジターで戦う相手チームが嫌がるものなんだよ。なんでよりによって、去年までその立場だった監督様がそれをわからないんだろか。

うん、百歩譲って勝負どころはまだ先だと踏んだんならわかる。スコア的に延長もあり得る状況だったのは事実だし、頻繁に点が入るシーソーゲームで何が起こるか読みにくかったのは認めてやる。
だけど、あの回に代走尚広を出してる時点でそれはないんだよな。ここがヤマと判断して勝負手を打ってるんだもんな。その言い訳は通らんよ。

あそこで亀井を出してたら、もう打つ手は全て打った感が出るんだよ。仮に打てなくて終わったとしても、やり尽くして負けたなって納得できるんだよ。他の代打陣じゃこの感覚はないぞ。
そしてさ、ここが勝負どころと見たら一気に全てを投げ打って託すのが指揮官の仕事だよ。冷静に考えて、あえて誰も選ばないような間違った道を選んでんじゃ救いようがない。
いやぁ、なんかもうこの先のことまで見越して絶望する采配を見せられた。いやぁ、罵詈雑言を書かないようにまとめたけど、それでもだいぶ辛辣になったな。いやぁ・・・。

にほんブログ村

　　　・　　・　　・　

// () Comment()

この記事にコメントする

自分も

継投とかいろいろあっても昨日の試合に関しては、ここぞの一番大事な場面で代打中井くん、に尽きる気がします。
それはないわ、優先順位がおかしすぎるわ！
と納得いかなさすぎてずっとブーブー言っていましたo(｀^´*)。
どう考えてもまず何をおいてもあそこは亀井くんだと思っていましたし、もし百歩譲って亀井くん温存だったのだとしても現状2番手は堂上くんだと思っていました。
温存と言ってもあの場面でせめて同点に出来なければうちのチームでは勝てない事は、わかっていたはずで…絶対に1点を取らなければならない大事な大事な最大のチャンスの場面だったはず。
9回にマシソンを使った事を見ても、勝つつもりでいたはずなのに、どうしてそういう選択になるんでしょうか…。
亀井くん程の優れた打者なら、左右は関係ないのでは…というかデータではむしろ打ってるそうですし…。
ホントにジャイアンツファンであれば、救世主のようにここぞで印象的な活躍をして来てくれた亀井くんならなんとかしてくれるはず、って信じられたし、それでもしダメでも、持てる戦力の中で最善の選択をしてくれたなら仕方ないって納得出来たんですけどね…。
相手チームだって、亀井くんが出てくるがずっと怖さがあったはずで。

尚広さんの使い方にしても、やはりモヤモヤするというか…彼が出て来る時のわくわく感が、薄れて来ていて（彼のせいではなく）悲しいです。

由伸くんは1年目だし多くを求めてはいけない、といつも言い聞かせてはいるものの、やっぱりなんで、と謎に思うところは多いですね…。

あにーす☆ 2016/09/03(Sat)11:40:34 編集

>>あにーす★さん

ダメだ。いろいろダメだ。

由伸のやり方は一つの方法論として認めるけれども、こうして広島の優勝が確実になって目標を見失ったチームを見ると、いかにリーダーの資質が大事だかよくわかる。

鼓舞する、発破をかける、矢面に立ってまとめる。監督に何もないからチームもなにもなくなった。一気に崩れたけど、これで終わりじゃない。残念ながらまだまだ崩れる。そしてこれは監督に因るものだ。

ホントにまだまだ崩れますよ。

SSA管理人 2016/09/03(Sat)23:35:49 編集

無題

始めまして。
コメントを送るのは初めてですがいつも更新を心待ちにしています。
中日3連戦を見終わってどうしても我慢できずに書いてます。
管理人さんの由伸監督に対するご意見はすべて共感できます。よくぞ書いて下さいました。
ファンの中には「やりたくてやった訳じゃない」
「1年目は文句言うな」と言う擁護派がいますがここまで見てきてはっきり言ってセンスが無いとしか言いようがありません。
選手由伸は大好きでしたよ。でも監督はだめです。
この試合すべてのGファンが「ここで亀井を使わないなら何のために上げた？」と思いましたよ。
右左の問題で中井ならおっしゃる通り継投との整合性が取れません。納得できないんですよね。
あそこで亀井が例え倒れてもそれはファンにとっても
「可能な限りの最善策」と評価できます。
継投もそう、鈴木の使いどころもそう、代打の優先順位もそう。ベンチの考える「最善策」に納得できないんですよ。誰が決めてるかなんて知ったこっちゃありませんね。最後に決断するのは監督ですから。まくしたててしまってすいません。でもお陰ですっきりいたしました（＾＾

サザエさんちのタマ 2016/09/05(Mon)14:44:14 編集

>>サザエさんちのタマさん

はじめまして。コメントありがとうございます。
こんなクセの強いブログへようこそ、と言いたいとこですが、書いていただいた文面を鵜呑みにするとちょくちょく読んでいただいてるんですかね。ありがとうございます。

由伸が監督になった経緯には同情すべき点が多かったですし、個人的に不平不満だらけでもありました。だけど、なっちゃったらもうそういうのは理由にならないんですよね。会社でいったらベテラン営業マンも新入社員も外部の人には関係ないって話ですし、１年目だから長い目で見ろったって、山本くんとか重信を長い目で見るのはいいですけど、監督ってそういうもんでもないだろうと思います。

そして、なんだか由伸を叩いちゃいけない的な風潮が非常に気持ち悪いし、逆にそれはそれで由伸に失礼な気がします。そういう扱いにすることこそが一人前として見てない証拠だろと。

またいつでもコメントお待ちしております。

SSA管理人 2016/09/05(Mon)23:45:55 編集

お名前
タイトル
文字色
メールアドレス
URL
コメント
パスワード

スピードスターに あこがれて

スピードスターに　あこがれて