06 | 2025/07 | 08 |
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まあ確かにこれは思い切ったオーダーだ。
ファースト大城を解禁しただけでも一つのトピックなのだけど、それをかき消すかのように2番甲斐が目立つし、そのおかげで1番泉口とか佐々木スタメンとかはまるで霞んで頭に入ってこない。
坂本とキャベツが二軍に行った緊急事態で、なりふり構わずこういうオーダーで臨んで、それでも結果は1点しか取れない辛勝になる。これがプロのキビシイところ。
でもね、管理人はこれが2025のジャイアンツだと思う。
得点力は低い。でもその僅かな点を盤石のリレーで守るのが今年のジャイアンツ野球だと思ってる。
その観点において8回をバッサリぶった切った大勢くんは見事だったし、その大勢くんを前座にして出てくる雷丸もさすがの一言だった。うん、今年の勝ち方はこれが基本形なんだよ。
そして、そこに至る道筋を作れたのは、紛れもなく井上の好投のおかげ。
左のエースの座にまた一歩近づいたかな。
まず、初回に招いたノーアウト2塁のピンチをゼロで凌いだ時点でちょっと驚いた。その後も「なんとか抑えた」でなく、「しっかり封じた」ピッチングでの7イニング無失点。
そして、今日だけでなく井上はこれで3試合連続で安定してる。
ヒーローインタビューを見ると相変わらず「えへへ・・・」とでも言いそうな佇まいだったけど、確実に左のエースへの階段を上ってる。頼もしくなってきたなあ。なんかうれしいぞ。
管理人も久々にレフ巨の知り合いたちに会え、最初から最後までフルスロットルで応援してお疲れ気味。でも勝つと疲れもなにも関係ないね。
そして明日も観戦記。
伊織、バウアーなんかぶっ潰しちまえ。
ひとまず今日で全カード一巡りのいわゆる一周した訳ですよ。
結果、6勝7敗1分け、5位。
チーム打率とチーム本塁打は1位だし、チーム防御率もそれほど悪くはないんだけど5位。
何よりよろしくないのが、同一カード3連敗を早くも2度食らったこと。3連戦で1つ勝てるか勝てないかは、1勝2敗なら「-1」、3敗なら「-3」になって1つのはずが2つ違ってしまう。それを2度やったらそりゃあ5位にもなるよ。
個に目を向けるとやはり戸郷は誤算。
開幕投手が3戦連続の炎上で抹消となると、イチからローテ編成を考え直さないといけない。グリフィンが戻ったらそこに入れ替えるとかそんなことじゃ済まない。
坂本ももちろん誤算。そして中山がその代わりを務めるチャンスを活かしきれてないのも誤算。
門脇も冴えない。管理人は門脇が好きだし、彼の守備力なら打率が200でも使い続けるべきだと思っているけど、見たら2割に満たない182なんだからそりゃ外されても仕方ない。
甲斐はとても頑張ってくれてる。
この水準のままいけるなんて夢にも思ってないけど、少なくともスタートダッシュには成功してファンには受け入れられた。
キャベツも予想外によかったけど、今日は出てなくて検査がどうとか気になるニュースも出てた。心配だなあ。
勝った負けたはまだまだどうでもいいんだけど、ちょっとまだ地に足が着いていないというか、いろんなことがふわふわしたままいるように思う。
丸がいないから急造で編成した外野陣はキャベツが抜けると更に再編を求められるし、緩慢さばかりが目立つエリーをセンターに置いておいていいんだろうかと不安になる。
「8回大勢9回雷丸」で終盤を固めて、6回7回を中継ぎ陣総がかりで抑えるはずが、どうもそれもイマイチ機能していないと思う。出てきたピッチャーの内容がどうとか言う前に、まず阿部が駒を使いこなせてないように感じる。特にバッサーをどう使うかはこの先においてもポイントになるように思う。
総じてちょっとキビシイ評価にならざるを得ない。
A、B、Cでいって、いいとこC+くらいかなあ。
ただ、尚輝と岡本がとても好調だったり、伊織や石川が予想外によかったりもちろんいい要素もある。まあまだまだ始まったばかり。これからだよね。
そして、火曜は管理人今シーズン初観戦。そして水曜も連続の2DAYS。
やっと管理人の今シーズンも始まります。
ここ数年あまりこの切り口で記事を書いてないのだけど、管理人は基本的にヤバい人間である。そう自覚している。
なぜなら、管理人が転職した回数はなんと10回を超える。管理人の世代でこういう生き方をして、それでいてギリギリ道を踏み外さずなんとか日の当たるところで生きてる人間は結構なレアケースであろうと思う。
褒められたものでは絶対にないのだけど、そんな管理人だからこそわかることもある。
上司が代われば、会社の方針が変われば、それまでの世界は180度変わる
傍から見ている分にはこれがなかなかわかりにくい。
やることは同じでしょ?
行くところは同じでしょ?
それはそうなのだけど、なんというか己の置かれている立場がガラリと変わってしまい、あれこれと察してしまうというのは現実にある。
なんの話をしているのかといえばもちろん大城のこと。
上司は原から阿部に代わり、チームの方針は自分をキャッチャーよりもファーストとして見るようになった。
去年まではジャイアンツの主力捕手だったはずなのに、気付けば試合に出ることすらままならなくなっていた。
偉そうなことを言う訳じゃないけれど、管理人は寄り道をたくさんして生きてきた分、今年の大城の気持ち、歯がゆさ悔しさ、そして居心地の悪さは手に取るようにわかった。
だから、出ていくと思ってた。
もちろん拍手と最敬礼で送り出す気でいた。巨人ファンのコンセンサスがどうであろうと、管理人だけは理解して大城の味方でいようと思ってた。
この決断を「長いものに巻かれた」と切って捨てる見方もある。
だってジャイアンツだし、待遇はNPBの中なら最高レベルだし。引退後のことまで考えても、「巨人の大城」でいること以上の得策はどこを探してもないと思う。それは事実。管理人も若い頃ならその観点だけで見たと思う。
でも、今年の大城を見てたら、そんな打算的な話じゃないことはわかるよな。
大城が今年どれだけ悔しかったか。辛酸を舐め続けて、自分だけが蚊帳の外に置かれたような屈辱を味わって、それでも来年もここでやると決めた決意は並のものじゃない。
大城は今31歳。30代の頃の管理人にこの選択はできなかった。だから、作り笑顔の陰で唇を嚙んで、それでも残る選択をした大城に敬意を表する。残ってくれてありがとう。
大城、来年やってやろうぜ。
ライバルは岸田?小林?そして甲斐も来るの?
でも、おまえが一番打てるよ、間違いない。ライトに架ける美しいホームラン、大城ならではの角度で左中間を抜く打球。打者としての格の違いを見せつけてやろうぜ。
普通にやれば普通じゃない成績を残せるレベルなんだから、登場曲の通り「僕は信じてるから 君も諦めないでいて」。何度でもこの両手をあの空へ。