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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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先手を打って言ってはいけないことを言ってしまえば、「告白」と仰々しく言うほどの内容は何一つない。
この本に興味を持つような人が関心のある部分。つまり覚醒剤に関する言及は緩いし、核心を突くような真新しい話は一切ない。
これは清原ファンが自分の人生を振り返り、いかに自分が清原と共にあったかを改めて確認するためだけにある本だ。

彼の人生には常に取り巻きがいた。それも溢れ返るほどの取り巻きがいた。
だから、彼がアクションを起こせばそれに対するリアクションがあり、それは時に世の中を揺るがすほどの一大事になり、彼は16歳からずっと時代の寵児として世間の真ん中を歩き続けている気でいたんだと思う。

現役を退いたとき、きっと彼の中では今まで通り引く手がいくつもあるような、そんなありもしない桃源郷を夢見ていたんだと思う。それまでの自身のクソみたいな言動を省みることもなく。
高校時代の自分には6球団が競合した。FAしたら巨人と阪神が手を挙げ熾烈な争奪戦が起きた。巨人から捨てられたらオリックスが拾った。その延長で物事を考えていたんだろうけど、そう思っていたのは世界中で清原本人だけだ。管理人にも重なる部分があるからよくわかる。
だけど、増長しきった人間のクズに対して、差し伸べる手がそれほど多いはずもなく。清原は人生に迷い物理的に路頭に迷う。

ここで初めて、16歳から世の中の真ん中にいたスーパースターは戸惑う。
それまで何も考えなくてもいつの間にかレールが敷かれ、いつの間にかお膳立てができていた人生に、初めて自分で考え自分で決めなければいけない時が訪れた訳だ。

だから、いつまでも「ホームランに代わるものがない」と子供のような泣き言を言う。
誰も共感しないそんなことを臆面もなく言い、それを理由に第二の人生の行き先がわからないと嘆く。そんな様は50歳の男としてはあまりにも幼くあまりにも女々しい。

・・・清原、当たり前だよそんなの。
自分のホームランで4万人の観衆が総立ちになり、試合が引っくり返る。しかもそれは数百万、数千万の視聴者が見ていて翌日にはスポーツ新聞の一面になる。そんな快感がそう簡単にある訳がない。
こっちからすれば当たり前も当たり前のことなんだけど、清原は16歳から持て囃されたから、そんなことすらわからないモンスターになってしまった。
現役を退いたあとは、コーチなり解説者なり自分が大物として振舞えるレールが敷かれているものだと、それも誰がが敷いてくれるものだと信じていたに違いない。この人はそれほどに頭が悪く女々しく幼い。

そして、レールが無いと気付いた後はいじけて腐り、周りの人が離れていくことに戸惑い、虚勢を張り続けながら悪魔の誘惑に負けた。・・・誰が同情すんだよそんなの。
この人は悲しいくらい16歳のままの、あの光り輝いていた頃のままのただの幼いバカだ。

だけど管理人はこのバカに自分を重ね、夢を託しこのバカのホームランに明日の希望を見てきた。
文中にも出てきたけれど、2000年の七夕の日、それまでケガで二軍にいた復帰の日。代打で出てきて左中間に放り込んだホームランはいつまでもいつまでも管理人の胸に焼き付いてる。総武線の中、ラジオで聴きながら泣かないように奥歯をグッと噛み締めていたことは18年経った今でも覚えている。
2006年の交流戦。追われるように巨人を去った翌年の交流戦東京ドーム巨人対オリックス。自然発生的にライトスタンドの巨人ファンから巻き起こった清原コール。あんなのは後にも先にも清原だけだ。凡打に終わったものの、清原もベンチに戻るルートを遠回りしてライトスタンドにヘルメットを取り挨拶。その瞬間更に大歓声のライトスタンド。管理人はテレビの前でしゃくり上げて泣いた。

超人的な経歴でありながら、人間的な弱さが見えるから自分を重ねた。
松井でも由伸でもなく、この男が打てば自分も頑張れる。この男の放つ放物線に夢を託し、希望を委ねて心から愛した。管理人のジャイアンツ愛に清原和博は欠かせない。大好きだったからこそ本屋でこの本を手に取った。

・・・これから半年間が勝負だと思う。
この一年間は文春の取材が隔週であり、その度に尿検査もあった。今年の高校野球は第100回の記念大会で、多くは触れられないまでも自身の名前、映像が全国ネットで流れた。
そのいわば祭り、清原の人生にずっと付いて回った祭りが終わった後、これからの「祭りのあと」が再犯するかしないかの分かれ目だと思う。
そんなに単純かと思う向きもあるだろうけど、この男はそれほどに単純だ。それほどに幼く稚拙でバカだ。
これから先の半年間で再犯しなければ清原は立ち直れるし、やらかすならこれから先の半年間だ。

頑張れ、管理人の愛した背番号5。





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無題
何回かコメントさせていただきましたが、晩年の清原が好きでした。
管理人さんと同じように自分に重ね合わせ 逆境に立ち向かう清原に励まされました。
精神的に弱い人間だったのでしょう。
言われるようにこの先再犯しなければまだ未来はあります。
逆境に立ち向かったころを思い出して、再起してもらいたいですね。
ジャビ夫 2018/08/17(Fri)19:40:49 編集
>>ジャビ夫さん
飲みながら書いて、翌朝読み返したら思いのほか言葉がキツクなってました。
管理人は清原が大好きでした。大好きだからこそこの現状が悲しくて、まさに愛憎まみえる記事になったと思ってます。

ピアス、入れ墨、相手ピッチャーを恫喝するような言動、白のスーツでキャンプ訪問。
どう言い訳しても取り繕っても、球界と清原のズレは埋めようもなく、敷かれていたはずのレールを壊したのは紛れもなく清原本人です。

多くのものを失ったからこそ、立ち直れ清原。
SSA管理人 2018/08/18(Sat)21:20:51 編集


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