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打者で「サムライ」の異名を取った男たちには共通点がある。
石井浩郎、小笠原、そして今日引退を発表した前田。みんな打席の中でパッとバットを構えた時に、打席内の空気が変わる。研ぎ澄まされた空気の中で、恐ろしいほどの威圧感、オーラがはっきりと感じられる。自分が投手としてマウンドにいたら、どこにも投げる球が無いであろうことが画面越しにも伝わる。
個人的には、走攻守揃った天才プレーヤーとして鳴らした頃よりも、大怪我を経て代打専門になってからの方が印象強い。他の「代打の切り札」が名前だけのこけおどしも多い中、前田は本物の切り札だった。3割を実に11度(!!)も打った天才が、試合終盤の勝負どころで出てくるのは脅威以外の何物でもなかった。カープは打線が小粒な時期が続いたこともあって、切り札どころかラスボス感さえある別格の存在感だった。
前田さん、敵ながら寂しいです。ショックです。孤高の天才が球界を去る寂しさだけでなく、これでカープが強かった頃の野村、江藤、緒方、金本、前田、みんないなくなっちゃいました。一つの時代の終焉を感じずにはおれません。
宮本、山崎、薮田、桧山、石井・・・、野球ファンにとって別れの季節は春でなく秋。今年もセンチメンタルになる季節がきたなあ。
この終盤にきて強くなったカープに3連敗。その流れを引き摺らないのが優勝するチーム。
うん、そういう意味でいい1勝。カープも阪神にも勝ってくれるなら文句も無いしね。
もう秒読みも秒読みのマジック3。正直、緊張感は無いし、どうしても慢心しがち。
でも、来たるべきCSに向けて、ベストの形で臨めるようにしないといかん。坂本が7番打ってるようなオーダーはどう考えてもベストじゃないもんな。
そういう意味で内海の好投は高評価。今日でCS初戦の先発が100%決まった。
そして、思いもしてなかったのがこれ。
1 村田 149本
1 マートン 149本
3 ブランコ 148本
3 長野 148本
今日の4安打で、まさかの2年連続最多安打が見えてきた長野。これはホントに「まさか」だ。
目も当てられないひどい成績だった前半戦、そこそこ見られるような数字になってきた後半戦。280くらいは打てる気はしてたけど、これで今年ホントに最多安打獲ったら驚愕の世界。長野ってヤツは飄々とすごいことを成し遂げてしまうだけに、今年もおいしいとこ持っていきそうな気がするんだよねぇ。
【巨人】野間口が右肘靱帯の再建手術へ
うーん、そんなに悪かったのか。まるで名前を聞かなくなったからちょっと気にはしてたけど。
手術するってことは来年以降も戦力として残すってことで、でもトミージョン手術でそんなに早く戻ってこれる訳もないから、来年は育成にすんのかな。
ちょっとなぁ、まるで鳴かず飛ばずでサイドに転向してその結果肘壊して手術って、もう坂道を転げ落ちてる感ありありなんだけど、まだ30歳なんだもんな。騙し騙しやるよりも最後のチャンスに賭けるってことだよな。
期待値からするとこのまま終わる訳にはいかない選手だし、本人だって野球以外のところで名前が売れてた頃をキャリアハイにする訳にはいかんわな。苦しい茨の道だろうけど、もう一度ドームで投げることを夢見て頑張って。
甲子園球場は広い。左中間&右中間が118メートルもあり、東京ドームのそれと比べると8メートルも違うかなり大きな球場だ。
ところが、この甲子園は非常に特殊な形状をしており、左中間&右中間も118メートルならセンターバックスクリーンへの距離も118メートル。これは東京ドームの122メートルと比べるまでもなく狭い。日本を代表する球場である甲子園は、実は国際規格を満たさない球場だったりする。
そして、実は実はポール際のライト&レフトの両翼は95メートルしかないんだよな。あまり知られてない事実。
今日はその「狭い甲子園」が試合を決めた日。マートンのホームラン、長野のホームラン、いずれも他の球場ならスタンドインしてない当たり。甲子園よりも両翼が狭いハマスタであっても、フェンスの高さを考慮すると(ハマスタ5メートル、甲子園2.6メートル)入ってない。
広い甲子園が試合を左右することはよくあれ、狭い甲子園が勝敗を左右した珍しい日。まあ、村田のホームランはお見事で、あれはどこでも入る当たりだったけどね。