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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。春アニメは「あかね噺」と「黄泉のツガイ」を見ます。   ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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さて、来年2016年のジャイアンツにおいて、もっとも真価が問われる選手、正念場を迎える選手は誰だろう?

阿部? うーん・・・
村田? いや、わかるけどさ。

阿部や村田はもうひと昔前なら引退してる世代。もちろん管理人だって彼らに復活してほしいけど、それはガッツさんみたいな復活の仕方をイメージするのが現実的。年間通してレギュラーとして中軸を打ち、タイトル争いに絡むようなことは期待しにくい。

長野? だなあ。それは反論できないな。だけど長野くんは、身体さえ万全になればなんとかするような気がするんだよ。
内海? それもそうだよな。ピッチャーは内海で異論ないや。じゃあ訊き方を変えよう。

来年もっとも真価が問われる野手、正念場を迎えるのは誰だろう?


・・・管理人は片岡だと思うんだよ。


この10年、ジャイアンツのセカンドにはポッカリと穴が開いている。
仁志がチームを去って以降、レギュラーを固定することさえままならず、とにかくいろんな選手がセカンドを守った。思い出せるだけで、小坂、アルフォンゾ、エドガー、キムタク、古城、脇谷、藤村、円谷、寺内、ロペス、井端、片岡、立岡、中井、吉川・・・。同じ比較でいえばショートは二岡と坂本がほとんど。その穴埋めで古城や寺内がちょこちょこ守ってたけど、キレイにレギュラーが交代した事例。ショートの世代交代が驚くほど見事に決まったのと好対照に、セカンドはいつまで経っても落ち着かない。

移籍、生え抜き問わず一瞬だけ輝いては消えていく選手が多い中、過去最高の期待値でセカンドの座に就いたのが他でもない片岡。
2年前の今頃を思い出してみればいい。その年の夏、最高レベルの「打てるセカンド」として中井が輝いた。オフに入ってすぐ井端を獲得するニュースが流れ、これで若手とベテランの併用でジャイアンツのセカンドは大丈夫だろうと思ったファンも多かったはず。
そこに後追いで飛び込んできたのが片岡のFA獲得。こんなにセカンドがいてどうするのか、藤村も寺内もいるのに誰を使うのか、そんな論争の中に大本命として登場したスピードスター。
藤村や中井には悪いけどジャイアンツのセカンドは片岡で決まりだ。あの時そう思ったのは管理人だけじゃないはずだ。

ところが2年経ってみたら、脇谷は戻ってきて、それだけじゃなくロッテのクルーズを獲得する噂もチラホラ聞こえてる。外から入ってきてそれまでいたメンツを押し退けレギュラーの座に就いた片岡が、今度は外から入ってくるメンツに押し退けられようとしてる。「脇谷はもうセカンドじゃない」ってツッコミが聞こえるけど、それは本人に因る部分だけじゃなく西武のセカンドには浅村がいるってことも大きかったんだと思うよ。

閑話休題。今年の片岡を振り返ってみる。

打率244、出塁率299。俊足のリードオフマンとしてはちょっと物足りない。盗塁も21。正直「意外に多いんだな」って印象で、片岡の盗塁で印象に残ってるものがあまりないように思う。8番の青ユニを着てる管理人が言うんだから間違いない。
ホームラン10本。うん、これは立派。いいところで出た一発も多かったし、5月の末まではチーム内ホームラン王だった。守備。素晴らしい。坂本のそれに比べ褒められたり評価されてることが少ないように思うけど、片岡の守備範囲は本当に広い。坂本とアライバを決めたのなんて真骨頂だったし、「手が伸びる範囲」が守備範囲のファースト阿部さんをカバーしたことも一度や二度じゃない。犠打36。これも素晴らしい。バントが下手な選手が多い中、チーム内で唯一絶対の安心感で見られた名人芸。押せ押せの流れを壊さない初球バント成功も多かったし、個人的には「川相がどれだけ教えても誰もまったく上達しないんだから、チーム内で片岡がバント指導しろ」と本気で思ってるくらいだ。

なんかこう、数字から受ける印象からすると「小技が上手い繊細さと、大雑把で雑な面を併せ持つ選手」に見える。
西武時代のイメージ、成績からすると「打率280、出塁率330、ホームラン3本、盗塁40」を期待してたのに、予想外のところで思わぬ力を発揮してくれた反面、肝心要のところがまるで期待に届いてない感じ。一番注目される打率が振るわないし、守備やバントなんてのはツウ好みの部分で相当のファンでなきゃ見向きもしないもの。

だからこそ噴出してきた更なるセカンド補強。
ウソか本当か、実現するか否かは別として、片岡からすれば新聞やネットにこんな話が出てくること自体が不快なはず。
まだ老けこむ年齢じゃないからさ、280打って40走ってくれよ。それができたら守備範囲とバントと合わせて誰も文句なんか言わないよ。球団だって補強しようなんて考えないよ。結果で黙らせて、俺がジャイアンツのセカンドだって胸張ってくれよ。
片岡さん、崖っぷちの正念場で輝いてこそスターですよ。期待してますよ。
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完全燃焼

感動的だった由伸の現役引退&監督就任セレモニーだったけど、語った言葉の中で心に残ったのはこの「完全燃焼」だけだった。それも悪い意味で。
余興とはいえ菅野くんの球を鮮やかに左中間に弾いたバッティングといい、何よりここに至るまでの政治色満載のきな臭い流れといい、どう見たってどう考えたってまだできるだろ、完全燃焼なんかしてないだろ?と白々しくさえ聞こえてしまう一言だった。

スピーチ全般も実に優等生。実に高橋由伸。
あまりに型通りであまりにキレイで、まるでライターが書いた台本を読んでるような非の打ちどころのない見事なスピーチ。当たり障りが無さすぎて、たった二日間経過しただけなのに完全燃焼の他は何一つ思い出せないほどだ。
自分の言葉には違いないんだろうけど、あのスピーチにはどうにも言わされてる感が見え隠れしてた。それは高橋由伸の人生そのものにも言えることなんだろうけど。

久々に奥さんも姿を見せてたけど、今こうなってみるとこれも政略結婚なんだろうなあと思ってしまう。日本テレビとジャイアンツの結び付きを強化し、その象徴となるのにスター選手と女子アナウンサーなんてもってこいだもんな。10年前結婚した当時はそんなこと思いもせず、普通のよくあるプロ野球選手と女子アナの話だと思ってたけど。

ただ、もちろん幸せな家庭を築いてるんだろうし、人が決めた人生であれ、父親と球団に翻弄され続ける人生であれ、高橋由伸が勝ち組であることは間違いない事実。それはもう疑いようもなく華やかさと栄光に満ち溢れた人生。管理人みたいな社会のクズがああだこうだ言ったところで僻みにしかならない。
だけど、こういう優等生にジャイアンツの監督が務まるんだろうか?ずっとずっとそれが気になってる。

 

これ↑はテレ朝でやってた番組のキャプ。読唇術で中継では聞こえない会話の中身を探る企画。余談になるけど、これはおもしろい企画だから続けてほしいし、もっともっと野球を扱ってほしい。
今回この番組が取り上げてくれたのは、例のCS最終戦、神宮でファンへの挨拶に向かう途中の原と阿部、坂本との会話。うん、ナイス企画だよ。このシーンはファンみんなが覚えてるし、何か象徴的で印象に残ってるもの。




そして、その答えがこれ。なんかもう笑っちゃったよ。
なんなんだこの軽さは?もう「ちょっとタバコ買いに行ってくる」と同じテンションだもんなw
で、笑った後で思ったよ。やっぱりジャイアンツの監督ってこれだけ突き抜けてないと務まらないんだよ。常人には計り知れないものというか、どこかぶっ飛んだものがないと精神が持たないんだと思うんだよな。ほれ、原だけでなくその先代ミスタージャイアンツ、終身名誉監督がどういう人だったか思い出してみりゃあいい。

 

あの場でそんなん言われたもんだから、見ての通り阿部も坂本も面食らっとる。それぞれの頭の上に内心思ってるフキダシを付けられるなら「今それ言う?」「しかもそんなサラッと言う?」って付けときたい顔だわw しかも右手を挙げた原のポーズが爽やかでそれがまたおかしい。

由伸は原のこういう図太さというか、世間ずれしたところをぜひ見習ってほしい。きっと外に向けずストレスを内に溜めこむタイプだろうし、現役時代と違って他力本願な部分も多くあるから生真面目な優等生じゃ潰れるのが目に見えてる。

だから、采配うんぬんもそうだけど、来年は由伸のインタビューにも注目してほしい。原は異常に言葉選びのセンスが良くてやたらと心に引っ掛かることを言うのが上手かったから、それと比べると当たり障りなく優等生的な発言、コメントが最初は続くと思う。
それが苦労して地獄の苦しみを味わって、発言に少し毒とかユーモアが出てきたら監督として一歩階段を上がった証拠。ただ感情を露わにするでも不機嫌になるでもなく、その発言を対象の選手がメディアを通して見て発奮するように、全国のジャイアンツファンがこの一言この写真一枚で喜んでくれるように、そう思えるようになったら言うことが変わるから。
原は間違いなくインタビュアーの向こうに、カメラのレンズの向こうに選手とファンを見てた。その域に達して名将と呼ばれるようになれるか、優等生のままで終わるか。来年はあまり試合を見られそうにない管理人もインタビュー内容だけはチェックするようにするよ。
だって、原だって現役時代は紛れもなく優等生タイプ。オラついてたりちゃらんぽらんな要素なんて微塵もなかった。それがこうなるんだから由伸だってわからない。
そして、不世出のエンターテイナー原さん、改めて思うけどあなたは本当に面白かったw
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「自分なりに反省している。いろんな人に申し訳ない。興味本位で手を出してしまった。」

全員が神妙だった。福田は涙を浮かべ、言葉を詰まらせていたという。松本竜は言葉少なだったという。 立ち会った森田法務部長は「野球しかやっていない人。個人的に相談に乗ってやろうと思う」と話した。 関係者の話を総合すると、松本竜は現役続行を希望しているという。



人間ってのは自分と同じ空気を持った人、同じ匂いのする人に魅かれる。
こと恋愛においてはその反作用で自分に無いものを持った相手に魅かれることはあれど、同性同士、特に集団の中で気の合う仲間を見付けるときには圧倒的に前者の方が多い。
趣味が合う、価値観が合う、笑いのツボが同じ。そういう第三者に説明しやすいようなわかりやすいものの他に、もっと根源的でもっと強く魅かれ合い結び付くものがある。

悪いヤツは悪いヤツとつるむ

自分の学生時代を思い出してみるといい。授業をサボってケンカに明け暮れ校内でタバコを吸うような連中と、成績優秀で教師の評価も高い学級委員長は一緒につるんでたか?クラス分け、班分け、押し付けられた区分けを余所に、気の合う者同士が寄り合って住み分けが出来上がるのが人間社会。
そして、悪いヤツ同士の結びつきというのは、他のそれより圧倒的に強い。ヤクザは辞めるときに指を詰めなきゃいけないという昔ながらの習慣が影響してるのか、その辺の不良グループにせよ暴走族にせよ、半グレとかなんとかいう集団にせよ体育会系のような風土が根付いてる。

今回のことがあろうがなかろうが、「巨人で一番ガラの悪い選手は誰か?」とファンにアンケートをしたら、1位は間違いなく笠原だったと思う。もう検証しようもないけれど、何か賭けてもいいくらい鉄板だ。あ、賭けちゃまずいですかそうですか。
笠原はあの体格であの顔だ。ケンカに負けることも女に不自由することもなく生きてきたことが容易に想像できる。しかも、野球で実績を出してジャイアンツ入り。同世代じゃ圧倒的に高給取りの部類だ。オラオラで生きてきた人間が更に調子づき、人生なんてちょろいもんだと誤解しても無理はない。球団の抑圧もあって割と大人しめの選手が多いジャイアンツだけど、笠原がマウンド上で時折見せる表情、仕種にはちょっとオラオラが見え隠れしてた。これを例に出すまでもなく、よく試合を見てるファンならわかると思う。

そんな笠原からすると、仲間を見付けたような、いわゆるピンとくる出会いだったんじゃないかと思うんだよな。
言うまでもなく松本のこと。松本も松本でオラつき要素の多かった若手。入団前にバカみたいなツイッターを書いてて削除する羽目になったのは周知の通りだし、こう言っちゃ大変申し訳ないけど、やっぱり顔つきを見たときに一目で何か相手が察してしまう空気はある選手だった。
同じコミュニティにいる中で歳の近いところを見ても、口を開けば二言目には筋肉筋肉言ってるようなのとか、女にモテそうな顔してるのに控えめで全然しゃべらないようなのとか、野球という共通項以外自分とはまるで違う人生を送ってきたような人間が多い中、笠原と松本は互いに同じ匂いのする仲間を見付けたような感じだったんじゃないかと思うんだよなあ。あくまで傍から見た印象でしかないんだけどさ。

そして、そんな気の合う先輩から何かおかしな誘いを受けたとしたら、果たして果たして松本に断るなんて選択肢はあったのかなと思ってしまう。
元から格上、年上の人を立てる世界で育ってきて、飛び込んだ異世界で見付けた希少な同じ世界の住人。そんな先輩の誘いを断るのって、周りで考えるよりも難しいことのように思う。
「オラオラなヤツがそんなに気が弱い訳がないだろ」って?
いや、オラオラだからこそオラオラな先輩には弱いもんだ。上で長々と書いた通り。
それに、人間1対1の状況で常に毅然としてられる人はそんなに多くない。それが自分の土俵以外なら尚更だ。
管理人だって普段はプライベートでも仕事でも勧誘やセールス撃退には無類の強さを発揮するけど、普段自分の世界にない場所に連れていかれて、場の空気も合わせてやられたらどうなるかわからない。人間には「断りきれなくて」っていう弱さがあるから、いつになってもキャッチセールスや飛び込み営業は無くならないんだ。「俺、できにくいから生でいいよね?」「えっ!?あっ、やっ・・・」って言いながら断り切れなかった経験のある女子だって少なからずいるだろうし、原のバカ息子の名前がチラホラ出てる例の声優さんじゃないけど、女の子がドラッグに手を出すきっかけはほとんどが付き合ってる男に勧められてだ。悪いことだってわかっていながら、やりたくない気持ちもありながら、相手に嫌われたくないから手を染める。それはどこででも誰にでも起こり得ることなんだと思う。同性同士なら嫌われたくないというよりも、ノリの悪いヤツと思われて舐められたくないって方がしっくりくるかな。

管理人は笠原に同情する気は微塵もないし、笠原より年上で家庭もあるのに笠原以上にのめり込んだ薄らハゲも同様。処分がもっと重くてもいいとすら思ってる。
だけど、松本にはちょっと心に苦いものが残る。本人もきっと、悪いこととは理解しながらも「笠原さんが笠原さんが」で、反省しようにも引き摺りこまれた感が拭えてないんじゃないかと思う。

「自分なりに反省している。いろんな人に申し訳ない。興味本位で手を出してしまった。」

この「自分なりに」にはそれが見え隠れしてるように感じる。自分はあくまで共犯、主犯は笠原さんで自分は誘われて断り切れなかった。そう言いたい気持ちが隠し切れてない。

もちろん、それでも大人なんだから、社会人なんだから行動には責任が付いて回るというのが正論。それが普通の反応で100%正しいさ。
ただ、まっとうな大人でない管理人としてはちょっと同情しちゃうんだよな。突然先輩に呼び出されて車に乗せられ、着いた先はどっかの倉庫。そこで爆窃団さながらに盗みを働き、気が付いたら自覚もないまま犯罪者。次からは1回やったんなら2回も3回も同じだと泥沼に嵌る。そんな構図が見えて仕方ないんだよ。

そして、もうこの件がなくても自由契約確実だった薄らハゲ、期待の若手速球派を何年も続けてた劣化版澤村と違って、松本はまだ期待の芽があった。
ひどい制球難で知られたピッチャーだったけど、その改善にと今年から取り組んだサイドスローには光る物があった。二軍の中継で数球見ただけだったけど、誇張じゃなしに「あ、これいけるかも」と思わせる物があった。打者にとってイヤな角度が付いて、かつ球速が失われていないストレートに少なからず期待した。

聞くところによると、失格処分ってのは日本だけじゃなく台湾韓国中国アメリカでのプレーもできないそうだ。だけど、プレミア12を見て分かる通り世界は広い。ヨーロッパにも南米にもいくらでも野球リーグはある。本気で現役続行を希望するなら道はある。
今は3人が3人とも同罪に見られてとてもとてもそんな空気じゃないけど、時の流れが何をどう変えていくかは誰にもわからない。
事実、管理人が高校の頃幼女に下半身を出して逮捕され、「棒を振って人生を棒に振った」と揶揄された大洋のエースはいつの間にか中日の選手になってたし(まあ、揶揄したのは他でもない管理人なんだけども)、とてもとても日本じゃ生きていけないくらいの状況だったTDNさんは気が付いたら札幌にいて、こともあろうに球界最大の関心事日本シリーズで先発するまでになってた。
まともな大人は眉をひそめる話だし、誰もおまえに同情なんかしやしない。むしろその辺の殺人犯よりも有名になっちまって世間じゃおまえのこと極悪人みたいに思ってる。
だから、まともじゃない大人の管理人くらいは応援してやるわ。


松本、やる気があるなら投げ続けろ







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「カッコイイよなあ・・・」
素直に声が漏れた。キャンプ地である宮崎の空港へ降り立ったときの由伸の姿。あまりにスーツ姿がサマになっていて、そのままコナカや青山のCMが務まるんじゃないかと思うほど似合ってた。
そして、そのあまりに似合い過ぎるスーツ姿が、もう背番号24が手の届かないところに行ってしまったことを象徴してるように見えた。

今回の監督人事について管理人も様々なことを思い、無い頭を使っていろいろ考えた。記事もいくつか書いた。この埋められない心の空白はなんだろうと考えるうちに、自分がプロ野球を好きな理由についてもあれこれ思いが巡った。

『スター選手が年齢を重ねて力が発揮できなくなり、チームの中でのポジションが変わり、悪く言うと落ちぶれ引退に向かっていくサマ』

残酷な光景には違いないけれど、ここに自分を重ねて見るのも間違いなくプロスポーツ、プロ野球の醍醐味だ。改めてそう気付いた。

2012年と2013年、ジャイアンツファンは「代打 小笠原」に割れんばかりの声援を送った。遡ること約10年、2004年と2005年には「代打 清原」にドームが揺れた。そして、この流れの源流は他でもない1995年の原辰徳にある。あの年の原人気は筆舌に尽くしがたいものがあったもの。
それまでチームを引っ張ってくれた感謝の気持ち、なんとか甦ってくれとの悲痛な思い。一流選手がこういうポジションになると、それまでは斜に構えて見てたライトなファン層までが声を振り絞って応援するようになる。日本人ってそういう国民性だもの。余談だけど、ガッツさんの後継者になりそうなのは村田さん。ホントに余談だけどなw
人間、誰しも人生山あり谷あり。順風満帆なときばかりじゃない。勢いがあって成功してるときはまるで自分が世界の中心にいるような錯覚に陥るけど、挫折し辛酸を舐め、下げたくもない頭を下げてみんな生きてる。だから、チームの中心選手だったのに打順を下げられ、遂には控え要員になり、どんどん降格していくスターに自分を重ね感情移入する。

だってあなた、「(FAという名の)ヘッドハンティング史上、最高の成功例」とまで言われた小笠原部長でさえ、2011年からの3年間はボロボロになったんだもの。それまで4年連続の3割30本、管理職兼トップ営業マンとして課員みんなの憧れだったあのガッツさんでさえ地獄のような屈辱を味わった。
ふざけて部長って書いたけど、ホントにそう置き換えて考えてみりゃあいい。あの小笠原部長がお客さんに怒られペコペコ頭を下げて、終いには客から担当を変えてくれとまで言われてる。誰だってこんな姿見たくない。しかも、社長がじゃあ代わりにと代役に立てたのはまだまだペーペーの加治前くんときたもんだ。ガッツさんの心中察するに余りあるよ。
(でも、これがあったからガッツさんのジャイアンツ最後の輝き、2013年6月5日のホームランはより一層輝いたんだ)
これこそがプロスポーツ、プロ野球の厳しいところで、どれだけ実績のあるベテランだろうとグラウンドに立てばみな同じ。本当に会社なら、もうお客さんの相手もせず机でふんぞり返ってればいい年代・役職でも、新人と肩を並べて飛び込み営業からクレーム処理からやらなきゃいけない明日なき世界。
 
・・・何が言いたいかっていうとさ、由伸がボロボロになる姿を見られなかったことが寂しいんだよ。これこそが管理人の心の空白の正体。
レギュラーではなくなったかもしれないけど、今年も代打の切り札で47打数15安打395。出塁率はなんとなんとの489。もうまるっきりあれじゃん?若手社員が困ってるときに出ていってサラッと助けてくれる管理職、専門知識が必要な難しい仕事のときに「あとは俺がやっとく」って言ってサポートしてくれる上司。課員誰もが頼りにしてて、困ったら高橋部長にって内心でみんなが思ってた精神的支柱。だって、試合を決めるような局面で2回に1回は必ず結果を出す40歳なんてカッコよすぎじゃん?まるでマンガの世界だよ。

だからこそスーパースター、だからこそ高橋由伸なんだろうけどさ、あまりにもカッコイイまま、あまりにもスマートなエリートのまま遠くへ行っちゃった気がして寂しいんだよ。
今じゃ駅から会社までの途中に「高橋部長おはようございます!」なんて気軽に声を掛けることさえできない。黒塗りの車で会社に乗り付けて、エレベーターで降りる先は容易に立ち入れない社長室だ。おまけになんだか知らないけど、無能重役として知られたコンパクト取締役はどういう訳だか専務になって、ついこの前まで「おぅ由伸」言ってたのが今じゃ「高橋社長おはようございます」って最敬礼してやがる。おまえは会社でいったい何してんだか言ってみろ。

由伸、俺はおまえがズタボロになって落ちぶれていくサマが見たかったよ。おまえの全盛期を知らない若いファンがブーイングでもしようもんなら、そいつの胸倉掴んでおまえがいかにすごい選手だったか熱く熱く語るような真似がしたかったよ。
真っ直ぐに振り遅れるようになったり、角度のいい打球が失速して外野フライになったり、偉大な先達が通ってきた道をまだまだ歩き続けてほしかった。そして、そうなったときに今までの感謝を込めて絶叫のような応援でおまえを励ましたかった。そういうカタルシスをいきなり奪われた感があってさ、とってもとっても喪失感がある。
大切な人が病に侵され、消え行く命を感じながら病室で懐かしい話に花を咲かせたり、ゆっくりじっくりと時を消化していくサヨナラに慣れてたところに、突然事故で何の前触れもなく大切な人を奪われるサヨナラが舞い込んできた。
人肌の恋しくなる寒い季節、管理人はまだまだこの喪失感を引き摺っちゃいそうだなあ。





さて、新企画「オレンジ色の憧憬」こんな感じでスタートです。
え?GIANTS PRIDEとあんまり変わってないって? そりゃそうです。オフは試合が無い以上これまでもコラム的なものが中心でしたから、言ってみれば毎年オフに書いてたようなものを常時書こうかなって趣旨ですもの。
そして、カテゴリー名の「オレンジ色の憧憬」はブログタイトルにも軽く掛けてみました。ちょくちょくマイナーチェンジしていくと思いますが、こんな感じでやってきますので今後ともどうぞよろしく。
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