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打者で「サムライ」の異名を取った男たちには共通点がある。
石井浩郎、小笠原、そして今日引退を発表した前田。みんな打席の中でパッとバットを構えた時に、打席内の空気が変わる。研ぎ澄まされた空気の中で、恐ろしいほどの威圧感、オーラがはっきりと感じられる。自分が投手としてマウンドにいたら、どこにも投げる球が無いであろうことが画面越しにも伝わる。
個人的には、走攻守揃った天才プレーヤーとして鳴らした頃よりも、大怪我を経て代打専門になってからの方が印象強い。他の「代打の切り札」が名前だけのこけおどしも多い中、前田は本物の切り札だった。3割を実に11度(!!)も打った天才が、試合終盤の勝負どころで出てくるのは脅威以外の何物でもなかった。カープは打線が小粒な時期が続いたこともあって、切り札どころかラスボス感さえある別格の存在感だった。
前田さん、敵ながら寂しいです。ショックです。孤高の天才が球界を去る寂しさだけでなく、これでカープが強かった頃の野村、江藤、緒方、金本、前田、みんないなくなっちゃいました。一つの時代の終焉を感じずにはおれません。
宮本、山崎、薮田、桧山、石井・・・、野球ファンにとって別れの季節は春でなく秋。今年もセンチメンタルになる季節がきたなあ。
今日も明日も試合が無いからさ、場つなぎに久々のひとりごと。
つい数日前の話。会社で野球大会。
会社のユニフォームの他に多数ユニフォームを持参して、試合中に勝手に着替え一人形態模写大会に移った管理人。
・・・ええ、ウケませんでしたよ。よっぽどの巨人ファンじゃない限り、長野が鼻すするマネとか、バッターボックスでグリップ握ったり離したりグーパーやってるマネなんかわからんだろうしw
原のユニフォーム着てる打席でサードフライ打ち上げたら予想以上にウケましたけどw
本題はそこじゃなく。
その野球の試合が始まる前、某新宿区の球場では別の催し物が行われてました。集合時間よりもちょっと早く着いたので、それが終わるのを待つ羽目になりましたが、思わず声が出た。
ジャイアンツアカデミー!
おおお、そして指導員としているおまえは間違いなく
円谷!
そっかぁ、今はこうしてジャイアンツに、野球に携わってるんだな。話しかけようかと思ったけど、円谷がタイミング悪く携帯で話し始めたんでやめときました。
円谷はさ、2009年のプロ初ヒットが初ホームラン。その試合でヒーローインタビュー。全部覚えてるよ。ほんの一瞬の栄光と、その数千倍の苦難を味わった選手。こんなところで会えるとは思わなかった。
あまりに驚いて、なんだかセンチな気分になって、そのせいかまるで試合でまるで打てなかった管理人(一応、言っとくとちゃんと守備ではセンターフライ捕ったんだからねっ!)。
円谷、頑張ってな。こうしてひっそりおまえに気付いて、心の中で感謝してるファンもいるからさ。