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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。松本さん!そのやり方は超カッコ悪いです!w     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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少し前に書いたように原作マンガの大ファンである管理人。
「夏目アラタの結婚」を映画公開初日に見てきた。ほら、レイトショーだと少し安いし、なんたって今日は巨人戦ナイターが無いチャンスの日。

いやぁ、予想外によかったよ。高評価です。
まず配役が大当たり。中川大志くんと丸山礼ちゃんなんか、まるっきりイメージ通りで驚いた。特に丸山礼ちゃんはたぶん作者がアテ書きしたんじゃないかなと思うくらいピッタリ。

そことの比較でいうと主役二人は少し違うかなと思っていたのだけど、意外や意外しっかりハマってた。
特に黒島結菜ちゃん、あなたはいったい何者だ。
驚くほどの演技力、引き込まれる目力、変幻自在の表情。いやぁ、ぶったまげましたよ。
品川真珠を演じるには少し年齢が上かなと思っていたけど、観終わった今はもうこの子以外に真珠を演じられる女優はいないと断言できる。原作のまま、誌面から品川真珠が出てきたかのように完璧に演じてくれた。なんたって、原作を熟読している管理人が見ても、仕草も声もなにもかもがイメージのまんまなんだよ。

全12巻を約2時間に詰め込むために、傍流に当たるエピソードが結構な量バッサリなくなっているのだけど、それでも矛盾が生じたりすることなく、むしろ本質的な部分だけが残ってわかりやすくなってる。これは構成というか脚本が成功してる例だな。

ただ、原作の最後も最後、数ページだけあるエピローグ的なあのシーンだけは入れてほしかったな。あれがあってのハッピーエンドにもバッドエンドにもなりきらない、あくまで「現実の中にいる過去に犯罪を犯した者」というカタルシスがあるんだよ。
エンドロールの後にも映像がきたから、てっきりそれだと思ったらあえてここでそれかいっちゅうw でも、そこだけかなツッコミどころは。あぁ、あと志らくはひどい。あんな誰でも務まるようなチョイ役を棒読みで演じ切って不必要に悪目立ちしてる。アレは役者の素質1ミリもないよ。

とにもかくにもこの映画は黒島結菜ちゃん。彼女を見るだけでお釣りがくるよ。




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最高でした。もうただただ最高でした。
舘さんも恭兵さんも白髪だらけで皺だらけなのに、スーツを着こなし引き締まったそのお姿は紛れもなくタカとユージ。
管理人の思春期に多大な影響を与え、管理人少年がタバコを吸い始めるきっかけにもなったセクシー&ダンディーが帰ってきた。もう会えないと思ってたけどまた帰ってきてくれた。



管理人はガチのあぶデカファン。
その中でも一番好きなのが89年の劇場作品「もっともあぶない刑事」。もう見すぎて見すぎてセリフを丸暗記できてるくらいだ。

公開中作品だからネタバレは避けるけど、本作はその「もっとも」への最大のリスペクトにして愛あるオマージュ。予備知識を入れずに観に行ったので、サプライズもサプライズで管理人は泣きそうでしたよもう。
本作のラスボスが「もっとも」でタカとユージに射殺された銀星会組長の息子。中の人でいえば、柄本明の息子を早乙女太一が演じた訳だけど、どこか顔つき似てるんだよねこの二人。ナイスキャスティングだよ。



そして、効果的に使われた「もっとも」のテーマソング。この映画のサントラを持ってる管理人としてはしびれたさ。もうこの時よ永遠に続けと願ったさ。この名曲に再び日の目を当てたスタッフに感謝だし、全編を通して過去のあぶない刑事シリーズに対する愛が感じられたな。ただただありがとうだ。

それと、8年前の「さらば」もいい内容だったけど、唯一不満があったのが町田透の扱いだった。
あまりにも管理職然とし過ぎてしまって、なんかつまらないキャラになってしまったと感じてたのだけど、そんな管理人も本作の透くんには大満足。そうだよ透はこうでないと。
土屋太鳳ちゃん、吉瀬美智子、岸谷五朗、名前のあるゲスト陣もみんなよかった。新港署の面々だけがモブキャラすぎてさっぱりだったけど、あれはあえてそういうキャスティングかなとも思う。

ともあれ、幸せな時間をありがとう。
あまりに幸せだったからもう一回観に行くぜ。イッツショータイム!





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いやぁ、生きてりゃこんなこともあるんだね。今日はホントにうれしいわ。

男闘呼組というグループに対する認識は、彼らの歴史をどれくらい理解、把握しているかでだいぶだいぶ大きく異なる。
大部分の人は「TIME ZONE」くらいまでで止まってる。つまり、ある意味エアギターの走りのようなジャニーズのアイドルバンドってとこでストップしてる。

でも、このグループはここから先がおもしろかったんだ。
楽器を弾けるようになり、かつその面白さに目覚め、それと連動して交友関係が変わりどんどんと素行が悪くなっていった男闘呼組。もうKAT-TUNなんて目じゃないくらいの荒くれぶりで、作曲能力、演奏能力の向上と反比例するように事務所からは干されていった。

晩年は自作の曲を自分で演奏する紛れもないロックバンドだったのだけど、事務所に批判的な言動を繰り返し、終いにはありもしない薬物疑惑デマを事務所から流され、全席完売になっていた全国ツアーを強制キャンセルされる形で活動休止に追い込まれたはず。今なら大問題になるだろうけど当時のジャニーズにはこれくらい朝飯前だった。

管理人はこういう跳ねっ返りがホントに好きだ。
行き詰まることが目に見えているのに、それでも己を主張したくなる若さというか青さというか、そういう強いものを持って、そしてそれに振り回され堕ちていって失った人が大好きだ。彼らには己を重ねて見てきた部分があるから、少なからず男闘呼組には詳しいつもり。

少し例を挙げれば、一番好きな曲は自作を始めた以降の「ANGEL」だし、
岡本が「ロックよ静かに流れよ」のリバイバル上演舞台挨拶で成田のことに触れたのも覚えてるし、
前田のYouTubeに髙橋がゲストで出て二人で演奏した「DAY BREAK」は10回以上見た。
成田が最近ソロライブで男闘呼組の曲を歌っていたのも知ってるし、
髙橋が相棒に出ていた時はなんとも言葉にしにくいこそばゆい思いで見た。

いろんな布石があって今日に至った訳だけど、それでもこの完全体の復活は夢想だにしなかった。
なぜなら、岡本がジャニーズに籍を置いたままだから。
あんな形で強権的に干された経緯を知ってる者としては信じられない思いだし、本当に感慨深い。ジャニーさんが亡くなりその姉も死に、令和とは昭和とも平成とも異なる新時代なのだと思いを新たにする。

そして生では見られなかったから動画を探して見たけど、このオッサンたちむっちゃくちゃカッコよかったね。「TIME ZONE」と「DAY BREAK」ってのはもうテンションが爆上がりする名曲だし(【作曲 Mark Davis】ってだけで「はえー、外人がつくったんだ、すごーい」と思ってた中学生時代。しかも後年知ったけどこのMark Davisって日本人でやんのw)、もう今の彼らのために作られた曲であろう「パズル」も良かった。すごく良かった。

29年ぶりか。思うところあるけど、出てくる言葉はありがとうだね。
すんごくうれしいわ。1年限定らしいけど、それなら逆に遠慮なく追いかけて応援する。
かっけえオッサンたち、おめでとう&おかえりなさい。


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「水谷さんもう70歳なのにいつまでやるんだ」とか、

「今から相棒変えてまた定着するまでにどれだけ時間かかるんだ」とか、

「最終回なのに2時間スペシャルじゃないのは視聴率があまり良くないせいか」とか、

とかくマイナスな感情ばかりで迎えた冠城ファイナル。
実際、キャストばかり豪華なのにあまり膨らみの無いストーリーに、あぁこんなものかと思っていた矢先の



「もう少し一緒にやりませんか」


に泣いた。
不意を突かれたのもあって本当に泣いてしまった(´;ω;`)。


あれは杉下右京じゃなく水谷豊の言葉。冠城亘じゃなく反町隆史へ向けた愛情溢れる惜別の言葉。演技でもなんでもない心からの言葉に胸が震えた。

二人の関係性を役柄とセリフにトレースできた脚本が素晴らしかったし、右京さんとしてだったにせよ水谷さんとしてだったにせよ、目を赤くして詰まりながらの言葉にしびれた。あの数分間のシーンだけでも見る価値があったよ。


さて、ここからどう展開していくのか。
実年齢よりはだいぶ若く見える水谷さんでも、さすがに80歳近くまではやれない。流麗で明朗なセリフ回しが右京さんの武器だから、今の内村刑事部長みたいに(失礼)言葉がフガフガべちょべちょしてくるのも許されない。
20年以上続くシリーズをどうまとめるのか。どう幕を引くのか。当人もその思いがあるからこその「もう少し一緒にやりませんか」だったんだろうけど、ゴールが近いことが明らかな中での交代劇にやはり思いは少し複雑。

開き直って、伊丹か芹沢か出雲のうち一人がヘマした設定で特命係左遷でもいいんじゃないかなあ。余計な方向に話が膨らまないようにして、残っている伏線とか宿題を回収していく感じにしてはどうだろうか。

ひとまず、冠城くんお疲れ様でした。
神戸のように再登場がしやすい設定にしてくれたから、きっとまた会えるよね。正月2時間スペシャルとかで待ってるよ。
そして、最後の最後のシーズンは、亀山も神戸も甲斐くんも冠城もみんな出てくれると信じてる。いよいよ定年退職する右京さんに挨拶にくるだけでいい。サルウィンから一時帰国して顔を見せに来るだけでいい。そんなことを考えながらシーズン21へ。

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鬼滅遊郭編が終わってしまった。
野球がシーズンオフの中唯一の楽しみで、酒ばかり飲んでる管理人も日曜の夜だけは集中してリアルタイムで見られるよう飲まないようにしてたくらいだ。

制作陣はいったいどれだけのプレッシャーがあったことだろう。
なんたって400億稼いだモンスター映画の続編だ。比べて叩こうとする輩はいくらでもいたはずだ。
それを実力で黙らせて、むしろ無限列車編以上の評価を得た制作陣に最大限の敬意を表して感謝する。これは本当に無料で見ていいんだろうかと何度も何度も思った素晴らしい作品だった。

原作ではたった1コマに過ぎないような部分、時にはコミックスの挿絵でしかないような部分を丁寧に丁寧にふくらませてくれて、それでいて原作イメージを全く損なわないように仕上げてくれた。
アニメオリジナルの部分もちょこちょこ出てきたけど、そのどれもが文句ない内容で、管理人のような原作ファン全員が満足したに違いないクオリティ。これはもう制作陣が原作をじっくり読み込み、原作と作者に愛とリスペクトがあったからこそ。よくドラゴンボールやワンピースであるなんだかしらけるアニメオリジナル映画オリジナルとは訳が違った。

作画も本当に(言葉は悪いけど)キチガイ級。
始まった当初から畳の目だったり、生け花だったり、花魁道中だったり、本編とは直接関係ないところまで驚異的な描き込みがされてた。
真骨頂は戦闘シーン。6話のあまりの出来に驚いていたら、8話でそれを軽々と超えてきた。これはいったいどうなるんだと思っていたところにあの伝説の10話。もうすごすぎて泣いてしまった。ストーリーじゃなく映像の凄まじさに本当に涙が出た。録画したものを何度も何度も見返しているけど、見る度に胸が震える思いになる。
海外の鬼滅ファンがその10話を見ながら実況して、例外なく絶叫、大興奮している動画があるのでぜひ。これぞ世界に誇るジャパニメーションですよ。



魂込めて演じきった声優さんたちにもスタンディングオベーションで拍手を送りたい。
全員が100%以上の仕事をしてくれた中、それでも殊更に輝いて見えたのは堕姫を演じた沢城みゆきさん。
怖くエロく優しく、花魁パートだけでもいくつもの声色を使い分け、戦闘が始まってからは圧巻の妹ムーブ。「おにいぃぃぃちゃあああぁーーーーーん」はすごかった。管理人はほとんどアニメを見ないので他の出演作品については存じ上げないのだけど、報道ステーションでナレーションをしてるあの人と同一人物なんだと気づき愕然とした。プロ中のプロがMAXでやるすごい仕事を見た思いでいる。



主題歌を歌ったAimerさんも最高。もう最高。
「鬼滅イコールLiSAちゃん」のイメージが定着してる中、見事な歌いっぷりでしっかり居場所を確立できたと思う。この先、刀鍛冶編、無限城編と進む中、歌うのがLiSAちゃんなのかAimerさんなのかそんな楽しみもできた。

管理人は「大の」と言っていいほどの鬼滅ファンだし、この遊郭編は大好きなので何度も何度も読み返しストーリーはよーく知ってた。そんな管理人が見ても驚きの連続、感動の連鎖で、興奮し感極まり、ただただ引き込まれ魅せられ続けた全11話。
願わくば、刀鍛冶編までの期間に遊郭編を再編集して劇場上映してくれないだろうか。公開規模は小さくてもいいから。あの異常なまでの作画をテレビスケールで終わらせるのはなんだかもったいない。映画館の大音量と大スクリーンで絶叫しながら斬りつけ合う宇随さんと妓夫太郎、そして本当に成長したかまぼこ隊の勇姿を見たい。ufotableさん、なんとかお願いします。

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4DX


体感する映画「4DX」を人生初体験してきました。

結論から言うと、想像してたよりもずっとずっと激しく揺れますw ちょっとびびりました。
列車が舞台の映画なのでその揺れがあるのかなくらいは想像してましたが、その上に更に登場人物のアクションがある度に衝撃がドッカンドッカンきます。

とてもとても、落ち着いて観ようとしたり、何か食べながら観ようなんて感じじゃないです。
こぼす危険性が高いのであらかじめ熱い飲み物やアルコールは禁止になってましたけど、割と頻繁にドッカンドッカン座席に衝撃が来るもんだからポップコーン食べたりするのも大変だと思います。


そして、感心してしまった粋な演出。
4DXの演出に水蒸気があることくらいはいくら管理人でも知ってましたが、水の呼吸に合わせて前から水蒸気が舞い上から水滴が降ってきたのにはしびれました。
同様にヒノカミ神楽と炎の呼吸ではシートの首元から熱風がバアーッと。こりゃすごいとちょっとウキウキしちゃいましたねw

バトルシーンでは、座席の演出だけでなく首元からバッシュバッシュとエアーが出てくるし、足がズザザーッってなるシーンではそれに合わせて足元に風が吹く。これはもう、映画鑑賞というよりもアトラクションに近い楽しみ方。

2時間揺さぶられ続けて、シートと接してた後頭部がまるで寝ぐせが付いたみたいになっちゃいましたが、知らなかった遊びを覚えたというかなんとも貴重な経験でした。
ちなみに、お値段は通常より1,100円高い3,000円なり。高い?安い?
初見の映画でこれだとちょっとアレですが、見たことのあるアクション大作とかをこういう焼き直し方で楽しめるのはすごくいいんではないかなと。個人的には気に入りましたwにほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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世のご多分に漏れず、実は管理人も鬼滅に夢中である。
見始めたらドン嵌まりしてしまい、映画はなんと2回も観てきた。もう号泣も号泣。心が洗われるような思いになり、かつ凄まじいクオリティのアニメーションに圧倒された。こんな2時間なら5千円でも1万円でも高くない。



管理人が鬼滅に興味を持ったのは、他でもないこの動画が原因だ。
巷で話題の「THE FIRST TAKE」シリーズ。いわゆる一発録りで歌手が持ち歌を披露する、歌手としての技量が残酷なまでに問われる動画。

もう聴けばわかる。圧倒的に上手い。迫力が尋常じゃなく、聴いている人の胸に迫る。

もちろんこの歌は知っていたけれど、ピアノ伴奏一本で聴くとまるで違って聞こえるし、このテイクの方が完成版より遥かにいい。
強く弱く、繊細に時にがなるように、ありとあらゆる技術を盛り込み、それでいて感情豊かに歌うこの歌はアニソンなんて枠に収まるものじゃない。パワフルなロックシンガーの魂の歌唱だ。この歌があまりにもすごくて、このLiSAちゃんは何者なのか、この歌を背負うアニメはいかなるものかと、管理人はそこから鬼滅の世界に入った。

ぜひご覧あれ。
そして、まだの方はぜひぜひ映画館へ。


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ほんの一ヶ月前に相棒の記事書いといて、やっぱ触れない訳にはいかないわな。

「カイトくんが犯罪者じゃseason11から13の再放送なんて見る気がしない!」

なんて意見はどうでもいい。見たくないなら見るなで終わりだ。
考えてもみろ、法の目をくぐって生きてる悪党を私刑で裁いてたくらいなんだ?むしろイメージアップの犯罪じゃないか。これが性犯罪だったり、夜な夜な家で煌々とライトを点けて大麻栽培してたとかより遥かにいいだろ?管理人の価値感ではこんなの微罪でしかない。
無理やり解釈してやれば、S11で随分とやんちゃだったカイトがS12以降おとなしくなったのも、裏でこういう形でストレス発散してたと思えば筋は通る。まあこれは無理やりだけどな。
散々あちこちで言われてた「犯人はヤス」じゃないけれど、こういう方法論自体は間違いじゃない。

じゃあ何がまずかったのかと言えば、あまりにも唐突で何の伏線もなかったことだよな。これも言われまくってるけれど。
成宮くんという役者さんはああいったサイコな悪役に向いてる。非常に向いている。セリフ噛み噛みで滑舌が悪いと言われ続けてきた彼の3年間で最高の演技が、皮肉なことにこの最終回で見られた。
ああいうちょっとイっちゃってる笑い方が時々あったりとか、ヒマ課長が「おい警部殿、またダークナイトが出たらしいぞ。お、コーヒーもらうな」とかいう雑談があったりとか、杉下「この後、花の里に行くのですが君もどうですか?」甲斐「あ、今日はちょっと・・・」杉下「悦子さんですか?」甲斐「え、ええ、まあ・・・」杉下「そうですか」とかいうやり取りがあったら評価はまるで違ってた。
何も無しにいきなり最後の最後でひっくり返されたから違和感もあるし反発も起きるし、なにより2時間の中に詰め込むことに無理が生じた。なんだあの「模倣犯だと思いますよー」「模倣犯じゃないかなー」「なんでわかったんですか?」の三段オチは?バレたくないと思いながらも心のどこかで自分の犯行を止めてほしかった、なんて深読みしてくれる視聴者ばかりじゃないんだぞ。

これはつまり、シリーズ全体を統括できる立場の人がいないってことだよな。
相棒って作品は知っての通りいろんな人が脚本を書いてる。初期から書いてきた人もいるし、脚本家としての登竜門的な面もあるからとにかく数多くの人が脚本を書いてる。
それを半年間のシリーズとしてまとめられる人がいない。各話はそれぞれに委ねながらも、キャラ設定にブレが起きてないか、シリーズを通じた縦軸のエピソードをどう織り込むか、そういう部分をまとめる総合プロデューサー的な人間がいないからこうなった。いればこうはならなかっただろうし、いくらなんでももう少し上手くやれた。ひょっとしたら輿水以外の脚本家は最終回見てびっくりしたんじゃないだろうか?

最終回の視聴率は久々に20%を超えた。まあさすがだし、かくいう管理人も2時間超の間タバコの1本も吸わず釘づけになって見た。
でもこれは大失敗だ。劇場版Ⅱで官房長を殺してしまった以上のシリーズ最大の失敗だ。浅く見てる層もずっとディープに追ってる層も、みんながみんなソッポを向くようなことになりかねない。
管理人はどうフォローしてもらえたら許せるかな。season14の初回で成田に黒のGT-Rが乗り付けて、中から黒のスーツに紫のシャツを着たダンディ坂野似のイケメンが出てきて「お迎えに上がりました杉下さん」って言ってくれたらもう全部許すけどなw

きっと輿水やテレ朝の関係者は、炎上と言っていい世間の反応を見ながら「いやー、これじゃS13のDVD売れなくなっちゃうかもねー。カイトのファンは女性が多いから犯罪者にしちゃちょっとまずかったかなー」なんて思ってるに違いない。そいつらに告ぐ。


君が悔いるべきはそこじゃないだろおぉっ!


反省すべきはそこじゃないはずですよ。
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さてさて、目下の関心事は「四代目の相棒がいったい誰になるのか」ということ一色の感がある相棒。
管理人も正直この展開は意外だった。年齢の割には若々しい水谷豊御大だけれども、さすがにさすがにシワも目立ってきて、そろそろ「杉下右京定年退職」が迫ってきてるもんだとばかり思ってた(夕方の再放送と見比べるとよくわかる)。そのシリーズ大団円をそう遠くない将来に控えた状況で、ここであえて新機軸を出してきたのは予想外。驚いたね。

ここでのテコ入れになった原因の一つは、成宮くん演じるカイトの存在感の無さ。管理人は彼がレギュラーに決定したとき「邪魔だけはしてくれるな」と書いたから、ある意味でそれはその通りになった。ただ、悲しいかな相棒でもなんでもないただの部下で、まるっきりいてもいなくても変わらないようなキャラの薄さ。S11の序盤で容疑者に殴りかかった荒々しさもすっかり鳴りを潜め、彼の恋人、本来はもっともっと目立たなきゃいけない彼の父親石坂浩二も含めほとんど空気だった。特に石坂は非常に残念。あの何をしゃべっても絶対に言葉と本心が違うと思わせられる怪人岸部一徳と比べちゃかわいそうだけど、悲しくなるほどの小物感。まあ石坂浩二ってもともとそういうキャラではあるんだけどさ。

それらを捨てて、最後の勝負でリセットして臨む相棒次期シリーズ。残りが1シーズンなのか2シーズンなのか、ここまで来たら乗りかかった船。最後まで付き合うさ。
とうの昔に「相棒」から「杉下右京の事件簿」になってる気はするけれど、それでもあの頭脳明晰、慇懃無礼、暴走する正義のキャラには魅せられるもの。

・・・という訳で幕張イオンモールでやってる相棒展3に行ってきた。
実は去年の4月にも上野でやった相棒展3に行ってるのだけど、実使用のセット、小道具、衣装なんてお目にかかれる機会はめったに無い。上野でやった頃にはなかった今シーズンの小道具なんかも追加展示されてて、管理人みたいなマニアもにんまり。
そして、こちらが撮影可エリアの特命係セット。



ジーッとどれだけ見てても飽きない至福のとき。いやぁ、あの椅子に座って紅茶飲みたいなあ。


そして、一ネタで終わらない今日の記事。ついこの前かねてから行きたかったこの場所にも行ってみた。



そう、わかる人にはわかる花の里ロケ地。神楽坂あたりの料亭街なのかと思いきや、実際はこんな意外なとこにある。
  
 ・現地地図
  
で、ここはホントに感心した。上の写真は割に上手く撮ったカットだけど、実際はこんな感じで向かいにあるオープンカフェの看板が非常に邪魔w


このカフェ、いわゆる普通のカフェだし、奥に見える茶色のビルでは外国人らしき人がベランダでタバコ吸いながら談笑してた。まったく風情も情緒も微塵もない空間。ホントにこの僅かな一角だけが神楽坂の小料理屋っぽい。
ここを選んだセンスもすごいし、しっかりそれっぽく見せる映像マジックにも感心する。

まあブーブー言いながらも、実はブーブー言えることこそが幸せ。相棒シリーズが完結してしまったら間違いなくそう思って在りし日を懐かしむはず。管理人は普段ドラマなんて見ないのに相棒だけは欠かさず熱心に見てるし、これからもそれは変わらない。まだまだ楽しませてもらえることに感謝し、今日はそろそろお茶漬けを・・・。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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好きな作家の一人。それどころか、かなり上位に位置するのが宮部みゆき大先生。
大先生はかなり作風に幅があって、時代ものやファンタジーものは管理人の管轄外なのだけど、この人が書くミステリーは別格。国内屈指の書き手に間違いない。

その大先生が10年かけて書き上げた超大作「ソロモンの偽証」。見ての通り文庫にして6冊の大ボリューム。模倣犯も相当な大作だったけどそれ以上。

読了。
・・・うーん、なんとも言えない。いや、決してつまらなくはない。ちょっと現実離れした設定に入っていけるかどうかが最初の鍵だけれど、管理人はむしろこの設定の中で何を書きたいのか楽しみになったくらいで、特別無理のあるシチュエーションではない。
さすがに登場人物は見事なまでに息吹いてる。一人二人じゃなく、主要キャラのほとんどがその人間性、性格、その奥にある日常まで透けて見えそうなほど丹念に書かれてる。この辺は大先生の真骨頂で、本作もそれは健在。
いつもの通り、犯人探しに力点は置かれていない。宮部みゆきの作品は「推理小説」ではないから。鮮やかな構成で、登場人物ごとの視点をクロスオーバーさせてくるのも大先生の得意技。話はうねるように展開されていくし、伏線の回収、たたみ掛けるようなまとめ方も巧い。

でも、なんだろな。本を読むスピードは速い管理人がなかなか読み進められなかったし、続きが気になって仕方ないとか、寝食を忘れて没頭するとか、そういう感覚にはなれなかった。入っていけなかったと表現するのがいいかもしれない。
「つまらない」なんて言う気はない。大先生へのリスペクトを抜きにしても、絶対につまらないと評されるべきではない。でもなんだろう、この釈然としない思いは。
春に映画化されるそうだから、それを見て考えてみるか。模倣犯みたいな邦画史上に残る駄作にならなければいいけれど・・・。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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闇金ウシジマくんがおもしろい。

http://ymkn-ushijima-movie.com/

もともと原作のファンである管理人。往々にしてマンガの実写化ってのは大失敗するものだけど、これは稀有な成功例。

深夜ドラマだから正直作りはチープ。登場する女優たちもほとんどがAV女優。しかしながらそれが上手い具合にハマってる。「闇金に手を出して風俗に堕ちる女、エンコーする女」を演じるがためにAV女優がキャスティングされてるんだけど、その安っぽさが逆にリアル。AVの子って、美人であってもどこか影があったり、テレビに出慣れてる普通の女優と比べると華が無かったりすることが多いけど、ここではそれがむしろプラスになってる。
AV女優だけでなく他の役者もマンガのイメージをそのまま踏襲した、いわば「形から入った」ようなキャスティング。ヘキサゴン以来さっぱり見なくなった崎本大海くんも実にハマり役。高田の役は彼以外にはあり得ないとさえ思う。

原作を下手にこねくり回すことなく、マンガをそのまま実写化したような構成もいい。当然見やすいように、わかりやすいようにアレンジはされてるけど、マンガの1コマをそのまま映像化したようなカットも多くて好印象。
原作は1つのエピソードごとに区切られてるけど、実写版はそれぞれが細切れにクロスオーバーしてくる。で、この方が現実的なんだろね。たくさん客いるんだからね。

そして、何よりもすごいのが山田孝之。
ウシジマくんは身体が大柄な設定だったはずだから、正直彼のイメージではないと思う。ところがところが、あまりにも見事にウシジマを演じてる。管理人のような原作のファンでも唸るしかない憑依ぶり。睨んでいないのに鋭い眼光、肝の据わった立ち振る舞い。紛れもなくウシジマだ。形から入ってないにも関わらず、他の誰よりも役を自分の物にしてる。彼が真ん中に座っているから(原作より登場頻度だいぶ多め)、ちゃちな学芸会にならず作品が締まる。うん、管理人は彼を見直した。

まだseason2は第1回を終えたばかり。春には第2弾の映画もやるそうだ(映画第1作は大島優子がいい。あれも素晴らしいハマり役)。見といて損はしませんぜ。
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オッサンは知らない。今のガンプラに接着剤が要らないことを。

だいぶ以前に書いたようにガンプラ世代の管理人。ただし、当然にしてプラモデルなんてものからは二十数年遠ざかってる次第。家電量販店のおもちゃ売り場で横目で見ることはあれど、実際手に取るにはなかなか抵抗があったりしたのです。

で、いざ思い立って購入。・・・驚いたさ。接着剤要らないんだねw
セメダインと呼ばれる接着剤と悪戦苦闘しながらガンプラ作りに励んだ少年時代。そのガンプラ世代のオッサンからすると、接着剤無しで作れるプラモなんて想像ができん。時代は変わるもんだねえ。

ニッパーも同時に買い、テレビを見ながら2~3時間かけて完成。うん、接着剤無しでも合わせ目キレイにパチパチはまるね。



・・・いやぁ、なかなかのもんじゃない?いや、管理人の腕がじゃなくて、もともとのクオリティが。2千円も3千円もする物ならまだしも、これ700円だもの。そう考えると昔に比べてかなり高品質。パーツが5色に色分けされてるから、塗装しなくてもそこそこ見映えがいい。だってあなた、昔のガンプラなんて単色のも普通にありましたからね。で、すっごく良くできてるよ。あちこち関節曲がるからポージング思いのままだし、接着剤無しでも意外に丈夫。

管理人はいわゆるファーストガンダムしか見ていないライトなファン。近年のものはおろか、ZもZZも見てない。そういう薄いファンからすると、こういうファーストのキャラに味付けしたキャラはかっちょいい。これもしっかりザク感を残した上でのアッパーモデル感がたまらん。
いやぁ、数百円でこんなレベルならまたヒマな時作っちゃおっかな♪

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ついに始まった相棒新シリーズ。唯一ちゃんと見てるテレビ番組だけに、期待半分、不安半分だった。

感想。意外に悪くない。むしろ、及川だと出しにくかったライトテイストな雰囲気が気持ち良かった。
相棒とは杉下右京そのものなので、正直右京さん一人いればなんとか話は成立する。そのお膳立てというか、環境作りというか、あくまで味付けのためのパートナーなので、個人的には成宮くんに求めてたものも「邪魔するな」のみ。
それが邪魔になってなかったし、意外に相棒ワールドに馴染んでた。彼個人の演技力とかはまだまだ物足りない部分はあるし、なんせ今回は脚本が弱かったけど、甲斐亨というキャラクターは悪くない。キャリア警察官である父親の存在、血の気が多い性格、恋人の存在、及川演じた神戸くんには無かった要素も持ってこれた。過去3シーズンでできなかったこと、描けなかったことができる期待感が持てる。これぞ新機軸。うん、悪くないスタートだよ。

水谷豊の年齢的に考えても、そうそう長くはない相棒シリーズ。たぶん成宮くんが最後の相棒になることも想像に難くない。そのスタートとしては悪くないんじゃないかい。期待してるぞぅ。
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好きな小説が映画化される―

本来、楽しみでなきゃおかしい話なのだが、実際のとこそうでもない。
この「映画化」というヤツは、かなりの確率で失敗する。素晴らしい原作を台無しにした例あり、泥を塗るような真似をした例あり、「マンガを映画化」よりは幾分マシなんだろうけど、それでも駄作の枚挙には暇がない。

てな訳で、最近見たものの中でいい例と悪い例。
まず悪い例。

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「サウスバウンド」
原作はいいんだよ。クソ気持ち悪い左翼賛美が鼻につくけど、それでも丁寧によく描けてたし、爽快感もあった。
・・・で、なんなんだろうかあの映画は。褒めるところが何一つ無い純然たる駄作。この原作の良さは、前半の東京編、主人公の小学生の目線から語られる描写にある。大人からすればどうでもいいようなことが大事件で、それに一喜一憂したり、中途半端に子供で中途半端に大人で、誰もが通ってきたこそばゆくなるような少年時代が丹念に描かれてる点にある。上巻だけなら出色の出来だと思う。
それなのに、見事なまでに東京編を削り、上下巻分をダイジェスト的に無理やり2時間に詰め込んだ映画版。ある意味すごいよ。原作に一言たりとも出てこなかった「ナンセンス!」にも呆れたけど、この原作をこうもつまらない映像にできる製作者にこそ「ナンセンス!」と言ってやりたいわ。沖縄の映像にすら解放感も爽快感も無い、見事なまでの駄作でござんした。

一方、いい例。

d1f68a25.JPG







「アヒルと鴨のコインロッカー」
おう!素晴らしいじゃん! と感心してしもうた。
この原作ギミックをどう映像化するのかと心配だったけど、キレイに無駄なく、それでいて見ている側にわかりやすく構成されてた。監督さんナイス!
もうあの構成ができた時点で勝ったも同然だけど、伊坂映画に付き物(w)の濱田くんを始め、キャストもキッチリ好演してた。原作と比較してどうこう、という批評もしたくなるところだけれど、これはこれでいい映画。見て損は無い。「ゴールデンスランバー」もそうだったけど、伊坂幸太郎作品の映像化は割に出来がいい。退屈しない2時間をありがとやんした。

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「相棒10」最終回で及川光博が卒業
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20120207-00000304-oric-ent


うおおおぉっ!!と声が出てしまう驚愕の展開だわ。
確かに噂はあったんだけど、全然気にもしてなかった。ようやく馴染んで、しっかり演じた上で個性も出せるようになってきたとこでの降板ですか・・・。意外に寂しくはないけど、なんというかもったいない。

普段パッチ付きのMA-1着て歩いてるくらい亀山派の管理人ですが、神戸君もいい味出してた。目立つことは多くなかったけど、準主役の後任として人気シリーズに入ってきて、2年目にして超人気作品にまで押し上げてくれた。プレッシャーも相当あったろうし、役者が本業じゃない人にしては十分過ぎるくらい頑張ったよな。

season7の最終回で初登場し、神戸に対してもミッチーに対しても「コイツは何なんだ?どこまでやれるんだ?」と、非常に厳しい目で見られる中で始まったseason8。このseson8の最終回「神の憂鬱」がものすごい傑作だった。『神戸尊とは何者なのか?』に明確な答えを出し、見終わる頃にはファン全員が神戸を迎え入れる気持ちになってた。そして、それを見越したかのように右京さんが劇中で言ったセリフ「神戸君、特命係へようこそ」。あぁ、やられたw としびれたわ。この1話があったからこそ、season9の伝説的高視聴率に繋がったんだと思う。

さて、3年もの間大役を務めた神戸尊は、どのようにして退場となるのだろうか?
今季1話で贖罪させられてた件は再燃するのだろうか?次の相棒は誰かということよりそっちの方が気になる。そして、この話題の中で救いとなってくれた、水谷豊のこの発言も信じてる。
「シーズン10で神戸尊が僕の元を去ることになりました。神戸尊がどういう去り方をするのかで、警察を辞めるのか、警察庁に戻るのか。警察の中に残るのなら、神戸尊がまた登場することもあるのではと淡い思いも抱いています。3年間ですが、お疲れ様」

きっと、新しい相棒を受け入れるには時間がかかる。来年、「やっぱり亀山が良かった」、「神戸の方が良かった」と気持ちがもやもやする中、2時間SPとかで神戸君が出てくれたりしたら、それはもうジーンと染みちゃうだろなぁ。
今季の放送も残り5回。心してしっかり見届けましょう。

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「はいぃー?」と思わず言ってしまう、まさかの相棒視聴率不振。
初回の高視聴率発進で安心してたら、前作の勢いはどこへやら、今期はろくに話題にも上らない。

実際の数字はこちら。

1 「贖罪」 ゲスト 戸田菜穂 大沢樹生 19.7%
→これは素晴らしかった ◎
2 「逃げ水」 ゲスト 渡哲也 17.4%
→×
3 「晩夏」 ゲスト 三田佳子 15.0%
→×
4 「ライフライン」 ゲスト 林和義 17.0%
→まあまあ △
5 「消えた女」 ゲスト 本仮屋ユイカ 16.5%
→1ヵ月ぶりの当たり回 ○
6 「ラスト・ソング」 ゲスト 研ナオコ 13.9%
→ネットで酷評されてるほどには悪くないと思う △


もちろん悪くない数字ではあるんだけど、やっぱり物足りない結果だし、事実今シリーズはイマイチな出来が多い。何度も見返したくなる話が少ない。
官房長退場に続きたまきさんも退場で、人間関係が薄くなっているのもそうだし、大物ゲストがただ不快なだけで何の役にも立ってない。2話と3話なんかゲストのせいでゴミ作品になった感はあるし、昨日の研ナオコも演技は棒。違うキャストならまた変わったんじゃないか?っちゅう気もしないでもない。

暗い話が多いせいで数字が取れないなら、それはそれで構わん。相棒が好きなヤツは、たぶんライトな刑事ものテイストは求めてないよ。
ただ、本題が暗くても、亀がいた頃なんかはどっかに明るい、言い方変えればバカバカしい雰囲気があった。小さい笑いがあったり、花の里で和むシーンがあったり、なんかこうホッとする部分があった(そういう意味で昨日の回の「細野様宛」ってチケットは素晴らしかったけどねw)。今は少ないなぁ、そういうの。繋がりのあるキャストの退場連発で、話に奥行きが出せなくなってる気がする。

過去に一度出たキャストを再登場させるのも、今期は今のところ功を奏してるとは言い難い。season6あたりはそれが見事に成功してた。ただ、これはまだこの先にお楽しみがあるようなので、ちょっと期待してるんだけど。

このまま15%あたりをうろうろして終わる訳にはいかんよねえ?なんたって相棒だもの。10シリーズもやってるドラマなんだもの。
テレ朝さん、大物ゲストとかいらないから、唸ってしまうような脚本でじっくりじっくり見せる話をお願いします。唯一見てるテレビ番組なんです。ここから盛り返して、「さすが相棒」と感心させてくださいw マジで期待してます。

 

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もうなんも言葉いらないわ(´;ω;`)。
他の誰が何をするより、この人が決めてくれてよかった。
KING、本当にありがとう。
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またもや相棒ネタで恐縮なんですが、困ったことにホントに面白いんですよ。

後追いでファンになった身として、約2ヵ月間の間にseason3からseason6まで全部のDVDを観た。・・・ええ、ご想像の通りかなりの量です。当然、本体のseason9も観てる訳だから、ほとんど毎日相棒を観てたと言っても過言じゃない。100円レンタル万歳w
もともと熱しやすく冷めやすいアタクシですが、このペースで見続けてるにも関わらず全く飽きない。今はseason2とseason7を並行して観てる状態で、間もなく完全に制覇しそうな勢い。

で、水谷豊の「ゾーンに入った」の言葉通り、season9はものすごい高視聴率。全局全番組が低視聴率に苦しむ中、完全に独り勝ち状態。もうテレ朝は、他の番組やめて朝から晩まで相棒やってりゃいいんじゃないだろかw 下の表見るとよくわかるけど、結構特番とかで放送間隔空いてるのがもったいないもの。

ちなみに正確なデータはこちら。
1話 10/20    17.7%
2話 10/27    19.6%
3話 11/10    18.4%
4話 11/17    20.2%
5話 11/24    21.1%
6話 12/1     20.5%
7話 12/8     19.7%
8話 12/15    21.2%
9話 12/22    19.3%
10話 1/1     19.3%
11話 1/12    19.8%
12話 1/19    20.4%
13話 1/26    22.5%
14話 2/2     20.4%
15話 2/16    21.2%
16話 2/23    23.7%

ホントになんたる安定感。しかもここに来て更に上げてきたw 実際、昨日の16話は「当たり」の部類だし。
その怪物番組もいよいよラスト2回。3月2日、3月9日の放送を残すのみ。しかも、告知されてる最終回は、相棒恒例の「過去seasonで重要な役割を演じたキャラ再登場」のパターン。最後にどこまで上げられるか注目ですな。
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ようやく観てきた。
期待してたほどじゃなかったけど、まあ悪くない出来だった。
一徳を殺してしまって、いったいこの後どうするつもりでいるのかは非常に気がかりだけれども。あの人の代わりはいないよなぁ・・・。

いろんな名言が出てた。例えば、

「正義は立場によって変わる」

たぶんこれが本作のテーマ。まあ真理っちゃあ真理だ。それを受け入れないのが右京さんなのだが。
でも、なぜだかこっちの方が心に響いた。

「担ぐ神輿は軽い方がいい」

これに関しては、アタクシの持論はちょいと違う。
「重い神輿の方が落としたときに面白い」 これだw
担ぎたくない神輿も担いでやろう。社会人として、サラリーマンとして受け入れなきゃいけないことだ。でも、アタクシは本質的に組織人には向いてない。それは間違いない。自分の商品力にもプレゼン力にも自信があるから、何回でも転職できる確信があるし、仮に転職できなくなる年齢になっても、絶対に食っていける自信がある。
一番大事なのは自分で、自分の価値基準で行動することがベストだと知っているから、担ぐ神輿に見切りをつけたらスッと落としてやる。これこそ我が人生。後はどうなろうと知ったこっちゃねえw 俺に神輿を担がせた自分の不明を恥じろ。

小野田みたいな狡猾な生き方もあれば、右京さんみたいに愚直なまでに信念を貫く行き方もある。んで、画にならないにせよ、スポットライトは当たらないにせよ、世界の片隅じゃ、アタクシみたいにしがないロックンローラーもひっそりと生きているのです。
自分で自分に嘘つかない。中学生くらいの一番尖ってた頃の自分に対して、恥ずかしくて顔向けできないような生き方しない。アタクシにとって何よりもこれが大事。
心にナイフを持ってるヤツはちょっと話せばそれがわかるし、それが無いヤツって生きてる価値なんざ無いんですよ。

さぁー、明日も頑張るぜぃ。いつか落とす神輿を担いで、それでもロックに生きてやらぁw

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まあ、自慢できるようなレベルではないにせよ、昔からそこそこの読書家なのです。小説だったり漫画だったりが圧倒的多数で、人に語って聞かせるような新書はほとんど読みませんが。

ちなみに、我が家の本棚はこんな感じ。

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捨てたり売ったりしたのもかなりあるので、全盛期(w)はこの倍くらいはあったかも。でも、それは別に特筆すべきほどのもんじゃない。本読むのが好きな人からしたら普通のこと。本も漫画も読まない人は、確実に人生において損をしてる。

で、あれこれ小説を読むようになると、好きな作家というものができる一方、新鮮な感動、衝撃というものには縁遠くなる。まあ、そりゃそうだよね。学生の頃、文字通り「寝食を忘れて」読書に没頭できたのは、その作品単体のパワーだけでなく、面白い小説というものに初めて出会ったパワーもあるんだもん。何百冊も読んでりゃ、ある程度「見る目」ができてきて当然。

それがねぇ、久々にガツーンとくる作品に出会ったのですよ。読みながら、何度か声を上げてしまうくらいに素晴らしかったw 

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ゴールデンスランバー 伊坂幸太郎

主人公が突然、事件に巻き込まれるストーリーも、過去と現在を交互にクロスオーバーさせる構成も、同じ事象を複数の人物の視点から語る手法も、サスペンスの陰に隠れた人間ドラマこそが主題、の見せ方も、どれもとっくの昔に使い古されているにも関わらず、圧倒的な勢いで作品に引き込まれた。もう、青柳と森田の車中シーンなんて、映像が見えるどころかBGMまで聞こえてきたw 正直、後半に失速した感はあるのだけれど、思わぬ伏線に驚かされたり、表現力に感心させられたり、飽きることなく一気に読めた。サスペンスとかミステリーなんて枠に収めちゃいけない、極上の「エンターテイメント」だった。

一冊目で一気にファンになって、「この人の全作品を読んでみたい!」と思ったのなんて何年ぶりだろ?奥田英朗以来かな。いやー、よかったよかった。また一つ生きる楽しみを見つけた感じだわw
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テレビ朝日が嫌いだ。大嫌いだ。

なぜ嫌いなのかは、書き始めると長編記事が一つ二つラクに書けてしまうので割愛する。
ただ、そんな俺でも認めざるを得ないものがテレ朝には二つある。

一つはスポーツ報道の質。
まあ、驚くほどレベルが高い。他局全てが束になってかかっても敵わないほどだ。これについても書き始めると止まらなくなるので、今回は残念ながら割愛する。

二つ目が「相棒」だ。
まあ、呆れかえるほど面白い。相棒の魅力なんてあちこちで書かれてるから、興味がある人は詳しいサイトを探すべし。そもそも、人に言われんでも、「見ればわかる」に近いものあるしね。

この低視聴率時代に、毎回毎回余裕の20%超え。「テレ朝が誇る」のレベルでなく、全放送局、全番組の中でも屈指の最強コンテンツになった相棒。
準主役の交代という大難局があったにも関わらず、それを乗り越えたどころか、交代させたおかげでまだまだこの先も話が広げられる状態。固定ファンが大量に付いてるし、一見さんにもハードルが低い構成だから、まだまだこの快進撃は続くはず。もはや「踊る~」を超えた、刑事ものとして史上最強ソフトなんじゃなかろうか。

その、「何をやっても数字が取れる」相棒で、昨日オンエアした内容。
・・・すご過ぎた。
見てない人のために書くと、一人の男が追い詰められ追い詰められ自殺するまでの過程を描いた話。まったく救いが無く、かつ強烈なリアリティーがあって、見てる方がこの上なく鬱になる話。
役者さんたちの演技も神懸かり的で、しかも今の日本の状況を見れば、誰もが「明日は我が身」と身につまされる内容。
2ちゃんの相棒スレももの凄い勢いで流れ続け、そのレスほとんどが、自分自身を重ね泣いた、鬱になった、みたいな内容。「自殺は甘え」とか「自己責任」とか、この手の話題にありがちな反論すら無かった。それほどに脚本が緻密で、脇を固める役者が素晴らしかった。

※内容を的確に表現してたレスがあったので貼っとく。

69 : 風呂吹き大根(dion軍) :sage :2010/12/15(水) 22:18:47.91 (p)ID:AFiTQaOMP(2)
なんていうか、視聴者側の「こうすれば良かったんじゃないか」っていう
可能性を1つずつ潰していったよな
最期は、悲しいけど、こうするしか無かったのかよ・・・(´・ω:;.:...
っていうところに力技で持っていった
チェスみたいに回りこむ感覚で、未来を塗りつぶして行く様は圧巻であった

その辺の映画よりも遥かに重厚で、画面にグッと引き寄せられる最高の作品。でも、あんまりにもあんまりでもう二度と見たくない作品w

で、俺が驚いたのは、「これを相棒でやるか!?」ってことなのですよ。
上記のとおり、今の相棒は何やったって数字が取れる。よっぽど変な話じゃなければ問題ない。しかも今は劇場版公開直前で、ただでも注目が集まってるんだから、例え退屈な話でも20%近く取るだろう。
その状態でこれをやるかと、心底たまげた。
安易な方向に流れないのも素晴らしいし、制作側の気骨が見えた気がして嬉しかった。

ほんでもって、その敬意を形にすべく、テレ朝の横っちょでやってる「相棒展」に行って来た。・・・うん、ご想像の通り、昨日のオンエアがあろうが無かろうが行くつもりだったんだけどねw
ちなみに公式はこちら http://www.tv-asahi.co.jp/aibouten/

おおお・・・、
ファンなら唸ること間違い無しの貴重なコレクションが満載。実際に使用された小道具、衣装、「おっ!これはあの回のあれだ!」が所狭しと並べられとる。
そして写真撮影OKゾーンがこれ

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おおおおお・・・、今にも奥からオレンジのベスト着たメガネが「ヒマか?」と出てきそうw 

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あぁ、まるで右京さんがそこにいるかのよう・・・。見切れちゃってるけど、ちゃんとチェス盤も手前にあるんだぜぃ。なんかニマニマしちゃいましたわw

すっかりゴキゲンになってもうたので、season9と劇場版Ⅱのクリアファイル買っちゃいましたw 劇場版、早く公開しないかなぁ♪

で、その映画公開も相まって、年末年始のテレ朝は、これでもかこれでもかの相棒連発。
今やってる夕方の再放送だけでなく、劇場版第1作とスピンオフの米沢映画が日曜洋画劇場に登場。それにいきなり元日から2時間超で第10話放送。見逃せないよー。で、食わず嫌いしてる人も見とけって。絶対に損しないから。俺だって食わず嫌いでろくに見てなかったけど、いざ見始めたらドン嵌まりになったんだからw


・・・そして、昨日の超鬱回「ボーダーライン」の視聴率。
21.2% 21:00-21:54 EX__ 相棒

凄すぎワロタwwwww
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よかったなぁ・・・。
いや、これでいて好きなんですよ、女子バレー。昔の話ですけど、テレビ観戦だけでなく、04年のアテネ予選、05年のワールドグランプリと、それぞれ1試合ずつ観に行ったくらいで。

アタクシが夢中になってた頃は、トモさんがキャプテンで、中軸にシンちゃんと杉山がいて、期待の若手としてメグ、カナがいたような時代でした(佐々木という恐ろしいスーパーサブもいたなぁ・・・)。その頃から代表にいて今も残ってるのは、佐野ちゃん、テン、メグか。帰ってきた愛ちゃんだって、個人的には全盛期に寿引退されたショックの方が印象強いなあw

女子バレーファンならよくわかってることですが、その頃から今日の今日に至るまで、ずっと日本は「あと一歩」、「メダルに手が届くとこまで来たのに・・・」、「あと1勝できてれば・・・」を繰り返してきました。4位~7位あたりが定位置で、決して弱くはないし、強豪国にも勝てるし、でも決してメダルは獲れない中途半端なポジションでした。それが、・・・やったなぁ。心からおめでとうだわ。いや、自分が生きてるうちにこの日が来るとは思ってなかったw 
世界相手に十分に通用してるから面白い、でも最後の壁はものすごく分厚くて毎回毎回はね返される、それが日本の女子バレーだったんだけど、いやぁ遂に壁を超えたんだなあ。感動しちゃったわ。

で、相変わらず普通に美人な子、カワイイ子が多いよなぁ。自分が中高生だった頃のバレー選手って、お世辞にも美人とは言えない人ばっかだったのにw
ほとんどノーメイクだろうに普通に美人さんが多いもんだから、一回見始めるとハマっちゃうんですよねぇ。バレー選手の質も変わったわ。さすがに、かおる姫を超える美人さんはもう出てこないだろうけど。

いやぁ、ホントによかったなぁ。
やたらと日本開催の大会ばっかりだったり、バレーボール自体がメジャースポーツにも関わらず大幅なルール変更があったり(昔は「サーブ権移動」があったし、足使って良くなったのも確か15年くらい前のことだし、5セット目は15点制になったのもそんなに昔のことじゃないよな。こんだけ変わるのってあり得ないだろw)、結構ツッコミ入れたくなるところはあるんだけど、実際に見るとそんなの忘れるくらいに感動しちゃうやね。ホントにおめでとうございます。


・・・ただ、日本でやってんのに生放送しないTBSには呆れたw あとエグザイルもいらない。ジャニタレとかモー娘とか、常に不要タレントがいるバレー中継だけど、これだけ強くなればもうそろそろ無駄なお飾りはいらんだろ。な?
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この人のことは以前にも取り上げましたが、それにしてもすごい、すご過ぎる。モノマネというものに対しての価値観を180度ひっくり返された。




・徳永     ┐(´д`)┌
 ちょっと違う

・渡辺     キタ━━━━(゚∀゚)━━━━ッ!!
 やっぱすごいよ、これは。

・福山     Σ(; ゚Д゚)ウハッ
 おおぉ、隠し球。こんなのもできんだぁ。

・GReeeeN  ( ゚Д゚)ヒョエー
 し、仕上がってる・・・。

・山崎     ( ^ω^ )
 これは確実にストライクの取れる球。

・尾崎     (;´Д`)
 うーん・・・。速い曲だともっと似てんだよな。選曲ミス?

・布施     ( ^,_ゝ^)ニコッ
 納得。

・剛      ヮ(゚д゚)ォ
 掴んでるよなぁ・・・。細部がすごいよ。

・ラルク    スゲェ━━━ヽ(゚Д゚)ノ━━━ !!!!
 すげえええええwwwwwww

・ひばり    (´;ω;`)ブワッ
 なんでこんな泣きたくなんだろ?まいっちゃうわ。


もうこれを一人でこなせるとか、「神の悪戯」以外の何物でもない。まさにバケモノ。


・・・で、これで終わらないのが我がブログ。この青木氏に負けない、いや彼以上のバケモノをご覧あれ。


 
 


初見時、鳥肌ブワアアァァァーーーーッってきたw 
落ち着いてみれる今でも、驚きは余計に増した。これはあり得ない神の声。0分50秒くらいから2分30秒あたりまでの間、間違い無く神が降りてる。原曲を飽きるほど聴いた俺が言う。これは神。
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前置きしておく。今日の記事は気持ち悪い。そして長い。いや、一気に書いた訳じゃない。書き溜めておいたものを遂に公開する時が来たのじゃよ。



泣いた。いい歳したオッサンが夜中にアニメ見ながらガチで大泣きした。もうこの曲ずるいよ。とんでもなくいい曲。シチュがわからん人のために説明すると、たった5人だけの軽音楽部。4人が3年生で来年からは一人だけになる、その卒業式の日にたった一人の後輩に向けて歌った歌。『「大好き」って言うなら「大大好き」って返すよ』 こんな詞書けるか?

最終回「卒業式!」の内容には賛否両論なようですが、あんなもんだよ卒業式って。卒業する方は結構サバサバしてて、むしろ送り出す先生やら後輩の方が悲しかったりする。

ついに終わってしまった「けいおん!!」。DVDのみならず、作中で歌われるCDもバカ売れ。なんか韓国の集団がオリコン4位だ!って大騒ぎしてましたけど、その週の3位は「けいおん!!」関連でっせ。

今までちゃんと見たアニメは、ファーストガンダムとエヴァだけ。まるでアニメに関心の無かった30代半ばのオッサンが、なぜにこの作品にハマってしまったか。以下、「けいおん」評なのでありまする。

えっ?「やっぱり気持ち悪い」って?うん、それはしゃあない。でも、 GLAYのヒサシも、TMレボリューションもツイッターでけいおんのこと書いてたけどなw
http://twitter.com/HISASHI_/status/24492248208
http://twitter.com/TMR15/status/24491575832

・何も起きない
ただ、だらだらと日常が描かれる。でもそれが正しいことを、見てる側が経験則として知っている。
親や外部の人に「学生時代の思い出」を問われるならば、学園祭なり修学旅行なり、そんな分かりやすいイベントを答えてしまう。
でも、実際は違う。(これは同意者多数だろ?w )それは理解力の無い大人に対して、あえて分かりやすく例を挙げただけの話であって、本当は日常の何気ない会話にこそ、なんでもない日のくだらないやり取りこそ、日付が意味を持たない日にこそ、学生時代のいい思い出、後から思い返して笑える思い出はある。いちいちそれを説明するのがめんどくさいから、学生は大人に修学旅行や学園祭を語る。これはホント。気付くか気付かないかだけの違い。
そして、「だらだら」でなく、「丹念に」描かれてることに気が付いた時、この作品の優しさ、作り手の愛情が見えて感動した。

・だからこそ学生時代は美しい
「戻れるものなら戻りたい」 いじめられっ子以外、全ての大人が持つ感覚。同じ笑い、同じ喜びでも、社会人になってからよりも学生時代が輝いて見える。
無限の可能性があるから、・・・それは疑いようもなく幻想なのだけれど、誰しもあの頃に戻りたいと思ってしまうメモリー。
中学校も3年。高校も3年。どんなに楽しい時間でも、ピリオドは明確に、しかも前もって打たれてる。ゴールがある世界だからこそ、社会人と違った世界観が存在し得る。「あぁ、こんなに楽しい時もあともう少しで終わるんだ・・・」が常にある。

・オーバーサイズの物を持った(着た)女の子はカワイイ
あれですよ、あれ。昔よく言われた「男物のワイシャツをパジャマ代わりに着た女はカワイイ」ってヤツ。それの延長。
何のことか、っちゅうと楽器。
基本、弦楽器はfor menです。もちろんドラムもね。男向けにできてる物だから、必然的に女の子のバンドっちゅうのは画的にカワイクなる。重たそうな物を必死に持ってる姿が意識せずとも出来あがる。特に俺みたいに、ギターもベースも齧った人にはストライク。で、この「けいおん!」の可愛らしさは、犬とか猫に対して本能的に感じる可愛らしさに近い。

・集団に対して「誰が好みか」を探してしまう
これはたぶん男も女も本能。女性が「SMAPで誰が好みか」、「嵐で誰が好みか」、を訊かれなくとも考えてしまうように、男も「AKB48で誰がタイプか」をついつい探してしまう。一人でなく集団で見せられるからこそ起こる心理。そして・・・
・見事にタイプ分けができてる
原作は4コマ漫画。だから当たり前と言えば当たり前なのだけど、登場人物が異常に少ない。メインキャラでたったの9人。しかも、その9人以外はほぼ出てこない、出てもセリフが無い。
でも、その9人のキャラが完全に立ってる。「術中に嵌る」とはこのことなのだろうけど、見事なまでに色分けが出来てる。断言すれば、「この中で誰にも興味が無い男などいない!」と言いきれる。


・日本の商業作家のクオリティーは異常
30代にとって、今も心に残る歌はきっと80年代のもの。それは「いつ聴いたか」が問題なのでなく、実は単にクオリティーの問題。プロが作品を作り、アイドルという素人がそれを表現していたのが80年代。90年代は、ミュージシャンという免罪符に隠れ、プロばかりでなく、ド素人までプロ面で曲を出した時代。
で、その商業作家 イコール プロ にしてみれば暗黒の時代に、唯一作品を発表でき、しかも一定のマーケットが存在したのがアニメ市場。これは疑いの余地なし。
もとから、その辺のインチキミュージシャンよりか遥かに作曲能力は高い。

正直なめてかかってただけに、あまりのクオリティーに驚いた。AKBとかが歌ってる曲より遥かにいい。




・初めからアニメ化を狙った?
「女子高生バンドが主役」となったら、間違いなく漫画よりもアニメ向けになる。だって妄想の世界だけでなく、実際に音楽が表現できるんだもの。しかも、上記のようにプロが本気で手掛けた楽曲で。

・実にオタ向け・・・?
・わざとダサい私服
・わざと登場しない男キャラ
となったら、あざといまでにオタ向け。

・・・でもな、それだけじゃないと思うんだなぁ。
男たるもの、自分の娘にはこんな風に育ってほしいと思うものなのだよ。
元気で、まっすぐで、明るくて、純粋で、こんな子になってほしいと願うものなのだよ。
こんな女子高生がいないことも、こんな世界が無いことも重々知りながら、それでも「こんな学校生活を送りたかった」、「こんな友達がほしかった」、そして「こんな子に育ってほしい」と思わせる力があった作品ですよ。




だから、続編を望む声が多いのはよくわかる。本当によくわかる。
これほど優しさに満ち溢れた世界なんてそうそうないし、これだけキャラも世界も確立されてるのに、あっさり終わらすには勿体無い気もする。

でも、終わるからこそ学生生活で、だからこそ一瞬一瞬が美しいのだよ。このままずっといたい気持ちと、流れる時間に逆らえない切なさと、その二つがあるからここまでいい作品になったんだ。違うかな?
で、往々にして輝きは戻らない。学生時代の友達に久しぶりに会ったとて、昔みたいな空気にはなれない。わかるっしょ? 
そして、大学生になった主人公達は見たくない。いくらアニメでも大学生ともなれば、そろそろ男っ気を交えないと白々しくなる。卒業後に再会した学生時代の友達に感じる違和感の正体はこれなのだよ。結婚してたり、子供がいたり、どこかが決定的にずれるから、いつまでもあの日のままじゃいられなくなるのだ。
だからこのままスッパリ終われ。下手にスピンオフとかやってくれるな。

そして、こんなに優しくて温かい作品を作ってくれた作者、スタッフ、声優、全ての皆さんに感謝。皆さんが作りだそうとしたものは、30代のオッサンにもしっかり伝わりました。1期の最終回をたまたま見て、真剣に見始めたのは2期からでしたが、どの番組よりも毎週毎週楽しみでした。本当にありがとう。


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ある意味「三つ子の魂百まで」。
中学高校の頃、音楽ばかり聴いていたもんで、今でもその頃の曲が心に残ってる。10年以上全く聴いてない曲でも歌詞がスラスラ出てくる。

そして、何かにぶつかるとき、悩むとき、意識せずともその頃の曲が心に流れる。
こんな学生時代を送れたことは間違いなく幸せなことだ。今の子供達を本当に気の毒に思う。


なれない仕事をかかえて 言葉より心信じた

かばいあう様に見つめても 人は先を急ぐだけ

裏切りを知ったその日は 人目も気にせずに泣いた

情熱を明日の糧に 不器用な心を抱きしめてた

風に吹かれて 歩き続けて

立ちつくす人の間を 失いそうな心を

風に吹かれて 歩き続けて

信じて見つめた 遠い空

 





梅雨の合間の青空を見上げて、自然にこの曲が心に流れた。
懐かしさだけじゃなく、いろんなことが胸に込み上げてしばらく空を見ていた。素晴らしいなぁ。こんな曲が自分の骨身になってくれてることは誇りだな。


彼の大ファンだった身として、この曲が入った「街路樹」というアルバムは非常に評価しにくい。
歌いたいことが何なのか、という根源的な壁にぶち当たっていた時期であろうことは疑いようがないし、迷いに全編が支配された駄作と言っていいのかもしれない。(この時期の作品で言えば、逮捕→謹慎を歌った「太陽の破片」だけは全てを吹っ飛ばすほどの名曲なのだけれども)
その暗いアルバムの中で、誰の耳にも留まるほどこの曲だけが浮いている。キャッチーさが桁違いで、流して聴いてるとこの曲しか残らないかもしれない。
アルバムの中では不自然なまでに空気が違うのだけど、この曲そのものの出来は素晴らしい。(彼の実力からすれば、この程度の曲は朝飯前だったようにも思うけどね) 
いかに素晴らしいかというと、16歳かそこらでこの曲に出会った少年が、20年近く経って心に救いを求めるとき、やっぱりここに行き着いたくらい素晴らしいのだよ。
・・・今のガキんちょども、若いうちにいい音楽聴いとけよ。


 

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