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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。ガラにもなく人助けなんてしちゃいましたw    ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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人生で後悔していること-
それは往々にして女性関係になるのだけど、そういうことよりも根本的に管理人が悔やんでいること。

「書く」ことを選べばよかった。

管理人は遠慮なく躊躇なく道を踏み外す人間でありながら、根が真面目なせいかおかしな価値観に捉われて生きてきた自覚がある。半分異常者で半分優等生というか。

「文学部は就職に不利だ」という親の歪んだ教えをバカ真面目に受け入れてしまい、進学のときにその系統の学部は検討すらしなかった。学生時代、現代文だけが管理人の取柄だったにも関わらず。
就職のときも、物を書く仕事に就くことは微塵も考えなかった。
なぜだか、好きなこと得意なことと、自分の仕事を初めから別分野で分けて考えていた。20代の管理人は「好きを仕事にすること」をやってみる前から良しとせず、仕事は仕事となぜか決めつけていた感がある。
この2つの選択は苦い思い出、後悔としてずっとずっと自分の中にある。

その思いがあったから、こうしてブログなんてものを長年続けてる。
2000年代にネットが普及して、プロにならずとも、それを生業にせずとも発信、発表する機会ができたのはとてもありがたかった。

実はこのブログの前に、当時の仕事について書いた別のブログもやっていたことがある。
もうヤフーブログがサービス終了になったのでネットの海の中にも残っていないけど、あれはあれで好評をいただき、読んでくれている人も存外に多かった。

それでいけると思って始めたこの「スピードスターにあこがれて」も早や19年目である。
ブログ自体がSNSに押されて下火になり、なんならネットの中におけるオールドメディアになってきた感もあるけれど、管理人の「書いたものを読んでほしい」欲を満たすには十分すぎるほど役に立っている。今読んでいただいている方たちだけでなく、19年の歴史の中で一度でも触れてもらえた方たち全員に感謝してる。

さて、毎度毎度前置きが長くなったけど、この「あくたの死に際」はそんな管理人みたいな人間に刺さる作品である。
主人公はエリートサラリーマン。大学時代は小説を書く文芸サークルに所属していたけど、社会に出てからはその世界と離れて久しい。そんな彼がサークルの後輩でプロの小説家、それも当代きっての売れっ子作家になっている男と再会することで物語が始まる。
結果、主人公は会社を辞め、彼女とも別れ、オールドルーキーとして作家の道を歩む。
保証された立場を捨て茨の道を歩き始めるまでの葛藤、作家という職業の苦悩、またそれを単発でなく長期に渡って続けることの難しさ、それらが優しく丁寧に描かれる。

管理人には何かを作り出せるような才能は無い。野球にせよマンガにせよ、誰かの作品に対して批評をするイチ外野に過ぎない。
だから単純に自分を重ねるなんてことは言えないけれど、それでもこの「あくたの死に際」を読んで文学部に進めばよかった、ライターでも編集でも文章を書く仕事に就けばよかったとパンドラの箱が開いてしまった。

読んでくれた人の心に届くよう、無料で読めることを言い訳にせずおもしろいものを書く。
Xのように右から左へ消費されるものじゃなく、何年も経ってから読み返したときにそれでも読み物として通用するものを書く。
今一度、気を引き締めて19年目の「スピードスターにあこがれて」頑張るぜぃ。



あくたの死に際 第1話

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こちらの
作品は存じ上げないのですが、管理人さんにずっとそんなお気持ちがおありだったとは…今一度、パンドラの箱が開くくらい、ささる作品なのですね。

やはり、管理人さんはライターさんとかめっちゃむいておられるな~、絶対優秀なライターさんなどになられるだろうな~とは感じていました。

いろんな巨人ファンの方のブログをはしごしていた頃、際立って鋭い視点で書かれていて心つかまれましたもん。
それ以来、管理人さんによる選手の見立てなどが気になるようになりましたし、ご苦労は多いかと思いますが、管理人さんは忖度したり変な気を遣われたりなどがなく、率直で正直な方でもあるので、とても信頼出来るなぁと思っておりまして(上からですみません)。
お仕事ではないのに19年もの間書き続けて来られたなんて、本当にすごくて素晴らしいことです。
私などはSNSをやらないこともあり、逆にじっくりゆっくり読める、ブログの味わい深さが好きです。

近頃はお忙しいご様子ですが、改めてこの先も頑張る、という情熱がおありだと知ることが出来てよかったです。
出来うる限りこれからも末長く続けて頂けると、私も幸せです☆ 


あにーす☆ 2025/08/03(Sun)19:56:40 編集
無題
>>出来うる限りこれからも末長く続けて頂けると、私も幸せです☆

なーんてうれしいことを言ってくれるんでしょうか。そこまで気にしていただけてると管理人も幸せです。なんなら嫁に来ますかあにーす☆さん?(プロポーズ2度目

書かない日も結構あるのは決して忙しいことが理由でもないんです。
観戦記は必ず書くようにしてますが、テレビで見てる日は試合の勝ち負けにも内容にも関係なく、書きたいことがある日とない日がハッキリ出ちゃうんです。それで特に衝動がない日に書くとまあつまらないつまらない。
だから無理に書くよりはスルーすることも多くなってます。

マンガ記事は極力試し読みができるページにリンクを張ってますので、気になるものがあったら見てみてくださいね。
SSA管理人 2025/08/04(Mon)16:14:11 編集


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