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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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台湾で陽岱鋼はスターである。

日本でいえばイチローのような、押しも押されぬ球界のスーパースター。しかも彼だけが特別じゃなく、野球を始めとするプロスポーツ選手だらけの家系に育ったいわばサラブレッドである。

そして、台湾は超がつくほどの親日国。
日本への関心が元から高い国において、祖国のスーパースターが日本の首都東京の伝統あるチームに在籍してる。今年はどうだか知らないが、去年はジャイアンツ主催ゲームの全てを台湾でも中継することがニュースになっていた。

・・・そんな中で8番バッターじゃカッコつかないよなあ。
本来なら1番やクリーンアップでも不思議ない選手が、よりによって8番バッターじゃ恥ずかしい。陽のプライドも傷付くし、場合によっちゃ台湾の皆さんから反感を買うことさえありそうだ。

陽岱鋼という打者の特徴を一言で挙げれば「ムラ」。
いいときは手が付けられないほどに打ちまくるけど、一旦調子を崩すとパタッと音無しのひどいスランプに陥る。
その一つのバロメーターは打球方向。強引に引っ張りにかかっているときは危険だけど、今日みたいにセンターから逆方向へ打てているときは心配ない。

台湾のプリンスが8番バッターじゃ締まらない。
守備においてはジャイアンツに陽以上のセンターはいないし、だからこそどれだけ不振であろうとスタメンの中にはいてほしい選手。
しっかり調子を戻して、また2番でも5番でも6番でも体裁のいいところにさっさと戻れスーパースター。
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なんでだろうなあ。
このオールスター前どころかまだ7月にもならない時期に、明日なき戦いの特攻ローテーションをやる意味はあるのかなあ。

上手くいったならまだしも、こうして負けるとダメージ100倍。
チームはひたすら傷付き失意のどん底に沈む。明日の希望も何もなくなり、疲労感がドッと押し寄せる。見てる側とすれば、終戦感さえ感じる何の救いもない試合になってしまった。

きっとね、首脳陣はカープ戦を最重要ポイントに考えた。そこにエース菅野をどうしても当てたいと考えた。
スケジュールを見ると、今週は火~木の週前半カードがカープ戦。来週は金~日の週後半カードがカープ戦。この両方に菅野をぶつけたいと考えた。オーケーオーケー、そこまでは悪くない。この時期に焦り過ぎだバカタレと言ってやりたい気持ちはあるけど、譲ってそこは認めよう。

ただ、それなら初めから今日に照準を絞って、先週の菅野を一度飛ばしてやるべきだったんじゃないだろうか。
無理に後半戦の開幕カードでヤクルト相手に投げさせなくてもよかったんじゃないだろうか。

今週木曜で来週金曜ならサイクルは崩れるけど、身体への負担は軽くなる。少し早めのオールスター休みみたいに休ませて、万全の状態で臨ませてやってこその最重要カードだったんじゃないのかね。菅野に本当のオールスター休みが無いことなんてわかりきってるんだから、ここで休ませてもバチは当たらんよ。
さらに言えば、その最重要ポイントに捉えてエースを使い潰すかのように投げさせたこのカードの、その中でももっとも大事な初戦にルーキー鍬原くんを立てた意味が全くわからんよ。

まあ、今日に限らずやることなすこと上手くいかず、逆に向こうは面白いように選手起用が当たった3連戦だった。未勝利の若手で菅野に勝つとかカープファンでも思ってないわな。
ま、今日はサッカーでも見ましょうか・・・。
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今日の1敗はただの1敗じゃ済まない。
物理的にも心理的にもズーンと重くのしかかる敗戦。苦手の相手にビジター球場で、苦手の先発ピッチャー相手に4点先制して負けるんだもん。堪えるよこれ。

鍬原くんも猛省してもらいたいとこだけど、人間だからこんな日もある。ルーキーにしてカード頭のローテーションを任せられ、しかもその最初に当たるのが首位カープなんだもん。多少同情の余地はある。

そして、先発がこうなった試合は二番手の結果で試合が決まる。
今日の森福はいったいなんなんだろうか。怒りも呆れるのも通り越して、あまりの無様さに笑ってしまった。
鍬原くんの出来からしたら、間違いなく早い段階からブルペンで準備はしていたはず。今日は出番があるぞ、それも早いイニングであり得るぞと、肩を作って待っていたはず。
それでこの内容なんだからもう救いようがない。ケガで降板したりして回ってきたスクランブル登板ならまだ大目に見るけど、今日は十分に準備できてたんじゃないかなあ。

若いピッチャーならまだしも、これがFAで入ってきた高給取りの選手かと思うとただただ寂しい限り。罵詈雑言を浴びせる気にすらならない、本当にただただ寂しい限り。
元から長いイニングをこなせるようなタイプではないし、投球間隔が長過ぎて野手のリズムも悪くなるタイプのピッチャー。はて、そう考えたときにこの高給取りがチームにいる意味はあるんだろうか。

そして、これよりマシな左の中継ぎがいないことが非常に深刻な事態。
山口や戸根や高木は何をやってるんだと悲しくなる。
チームとしても、どう考えてもやっぱり左の勝ちパターンピッチャーはほしい。今日、丸や松山がとても怖く見えたように、相手チームに左の強打者は多くいる。そこにワンポイントでもいいから当てられるサウスポーが必要なのは間違いない。

ちょっとなあ、蒸し暑い夜になおさら不快指数が増すような最低の試合だった。
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解説の山本浩二は今日、間違ったことと非常に的確なことを話した。

間違っていた方は菅野のストレートに関する考察。
誰の目にも制球の悪さはわかった今日の菅野だけど、浩二さんはストレートは指にかかっていい球が来ていると評した。
うん、普通のピッチャーならそうかもしれない。だけど、菅野智之のストレートはなんというかドーンと重くて強いんだよ。速いとか伸びてるとかの表現とは少し違って、いいときの智之はとにかく球が強い。今日はその片鱗すらなかった時点で絶不調で間違いない。中継見ててもカットかワンシームかと見間違うストレートだったし、ヤクルトの打者がことごとくバットに当ててきてまるで空振りが取れなかったのがその証拠。

逆に、さすが偉大なホームランバッターならではの解説は坂本の2ラン。
訳のわからない坂本の変態打法を実に的確に解説してた。
坂本のすごいところは肘の抜き方。あれを普通に打てば、ちょうど今日の長野が打ったタイムリーみたいに、どこか不細工な体勢で打つことになって打球はライン際に飛ぶ。もしくはどん詰まって内野ゴロになる。
坂本はそれをキレイにグワッと肘を抜いて器用に捌く。打つ瞬間に身体がピッチャーに正対するくらい開きながらも、強い打球がファールになることなくフィールド内に飛ぶ。浩二さんが言うとおり、あれをポール際でなく左中間に持っていくとかもはや曲芸の域にすら感じる。
今に始まったことではないけれど、あんなのどれだけ練習したって身に付かない天性の技術。こんな風に打てたらいいなあと、頭の中で思い描くことをサラッと体現できてる異常なバッティング。管理人の知る限り、インコースをああいう捌き方で強く飛ばせるのは落合と坂本だけだ。

さて、そんな試合だけども、今日取り上げて賞賛したいのはマギー。
・・・まだ完全に本調子ではないと思う。本人のイメージと打球が飛んだ方向に少し差異があるように思えたシーンもあった。
だけど、不振でスタメンを外されることも増えた男が、この仕切り直しにあたるタイミングの試合で4安打ですよ。よく戻してきた、よく合わせてきたと、どれだけ褒めても褒め足りない。
坂本や岡本だけじゃチームは勝てない。まだまだ先の長いシーズン、必ずこういうサブを固める準主役の力は必要。マギーもゲレーロも絶対に必要な戦力。断言しとくよ。
本人も今年はここまで悔しい思いでいただろうし、やっぱりサードには小粒な選手よりも長打の怖さがある選手に座ってほしい。まだまだバットで取り返してもらわないといけないからね、明日も頼むぜクラッチヒッター。
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いい試合でしたよ。
投げては荒削りだけど本格派の片鱗が見える鍬原くんの力投。打っては岡本の見事な打棒に、またも新旧キャプテン揃い踏みの一発攻勢。文句ない勝ちっぷりですよ。

ただ、どうしても理解できないというか、もっと言うと許せないくらい不愉快なのがこれ。



中継見てても微妙なタイミングだったし、こうして後から検証すると確実に誤審。
誤審そのものに腹が立ってるんじゃない。皆さんご想像の通り、ベンチがこれをスルーしたことがどうしたって許せない。

なんでこれを抗議に行かないんだろうか。セーフだったら点が入る場面なのに黙って見てる気が知れない。全く理解も擁護もできないし、ルーキーの初勝利がかかった1点差の終盤で、これを見過ごすなんてことがあっていいのだろうかと愕然とする。

もっと言えば昨日の誤審もそう。
リクエスト対象外なのを確認してすごすご戻ってくるんじゃなくて、対象外だろうがなんだろうが熱くなって抗議しろ。その姿を見て選手は奮い立つんだ。きっと他の監督ならきっちり文句を言ってくれたよ。だってリクエストなんて去年まで無かった制度で、それ以外にも抗議の手段なんかいくらでもあるんだから。

監督が自分のために出ていってくれたと思えば選手も燃えるし、そこで熱くなって抗議してる姿を見たら発奮するよ。そういう積み重ねで一致団結して、望まないサインやチームプレーも厭わなくなるんだし、心からこの監督を胴上げしたいと思うようになるんじゃないのかね。

とにかく今日は悲しかった。1塁ベース上で「セーフだろ」って苦笑いしてた陽が気の毒だったし、一昨年こういう感じで抗議にすら出ないベンチにクルーズが憮然としてたの思い出したよ。

監督、頼むから働け。
おまえの仕事は選手を守ってやることだ。選手を庇ってやることだ。たぶん今日の中継を見た人全員が同じことを思ってるからこれ以上は言わんけど、ベンチのミスを選手がカバーするような試合はもううんざりだ。
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そうだよなあ。強かった頃のジャイアンツは、こうやって効果的にホームランをぶっ放して勝つチームだった。
特に東京ドームで試合を決定付けるようなホームランが飛び出して、スタンドの雰囲気と合わせて相手を圧倒して勝つチームだった。現監督、ガッツさん、ラミちゃん、ロペス、村田さん、そして今日アーチをかけた新旧キャプテンの二人。ホームランアーティストをたくさん擁して破壊力ある攻撃で勝つチームだった。

やっぱりホームランってすごいよ。
当たり前のことを今さら何言ってんだって話だけど、坂本が打った瞬間のスタンドの盛り上がりを見てしみじみそう思った。
だって「いったあああああああーーーーーっ!!!!」って叫ばなかった?
管理人は叫びましたよ。坂本の一発も阿部さんの一発も、暗雲を払い除けスタンドへ架かったアーチに自然と声が出ましたよ。
これ以上負けてたまるか、ホームで好き放題やられてたまるか、意地と怒りのホームランに胸が震えましたよ。

今日もほら、振り返ってみれば田口の代え時が遅過ぎたり、陽にバントをさせるバカ采配があったりだったけど、ドカーンとホームランが2発出て一気に帳消しになった。
一つ勝ったくらいで喜んでちゃいけないけど、他のセリーグチームが全勝した日に負けたんじゃ1敗が1敗で済まなくなるとこだった。勝ち方としたら決して良くはないけれど、それでも爽快で今日はお酒が美味い。キャプテンと前キャプテン、明日もドカーンと頼みますよ。
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すごかったなあ、西武打線の迫力。
菅野をこんなものだとは思ってほしくないけれど、臆することなくブンブン振ってきて、どっちのホーム球場だかわからないほど西武さんに圧倒された。

セリーグのエース対パリーグのエース。右のエース対左のエース。
いろんな見方があったこの組み合わせだったけど、終わってみれば躍動する雄星くんとベンチで屈辱を噛み締める智之。この非情な現実は、ズッシリとした重みを持ってジャイアンツに突きつけられた。

そして、タイミングを計ったかのように最下位転落。
エースが打たれてホーム球場を蹂躙された日に、6月以降としては12年ぶりになる単独最下位。
ポジティブなファンであろうと、「あぁ、今年もダメだ」と否が応でも気が付かされる象徴的な日。管理人も心が胃もたれしたかのようにズーンと重い。

ただ、交流戦の見通しは暗くて、カープとの差がどんどん離れていくことは認めるけれど、セリーグ2位まではたったの1.5ゲーム差。今日こうしてジャイアンツが奈落の底に落ちたように、わずか2日3日あれば上から下まで簡単にひっくり返る。
ひっくり返れば去年のベイスみたいな下克上も起こり得るし、ペナントだってまだまだ先は長いんだから何が起こるかなんてわからない。いや、そうでも思わないとやってられないねw

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1回裏のジャイアンツの攻撃。先頭の坂本が打席に入ったとこで突如始まったチャンステーマ「バタフライ」。
通常はファンファーレで始まり、「突撃突撃さーかもとー!」の流れが当たり前の中、毎日試合を見ている人こそ驚く異例も異例の選曲。これはチーム状態が悪いときにのみ行う、いわゆるスクランブルチャンステーマ。「なんとかしてくれ」、「今日こそは勝ってくれ」全ての巨人ファンの思いよ選手に届けと、応援団が見せたファインプレーだったと思う。



結局、その思いが選手に届いたのかはわからない。
初回こそ珍しく3番に置いたゲレーロのホームランが飛び出したものの、中盤以降は毎度おなじみの残塁祭り。5試合連続二桁残塁とかいうなかなか無いレベルの拙攻。とてもスッキリ勝てた感じじゃないし、「勝つには勝ったけど・・・」の「・・・」が見た人全員に付いて回るような内容の試合。

ただ、そんなふがいない打者をよそに、気を吐いたのが投手陣。
澤村、マシソン、カミネロもそうだけど、昨日はなんといっても今村。今村のおかげで勝てた試合と言っても過言じゃない。
2年前の今ごろ、今村はジャイアンツ先発ローテの一角にその名を並べていた。ジャイアンツの左腕は内海杉内から田口今村へ、なんて論調も出てきた矢先に調子を崩し夏場以降は二軍暮らし。そして去年に至ってはほとんど一軍でその姿を見ることはなかった。
だけど、実は去年ファームで投手三冠に輝いていた今村。腐らずにやれることを着実にやってきて、昨日ようやく巡ってきた久々のチャンス。
このまま一瞬だけ輝いた選手として消えていくのか、また一軍のマウンドで投げられるようになるのか、昨日誰よりも必死だったんだろうと推測する。

本当は野手のそういう必死さを見たかったけれど、期せずして今村の魂を込めた快投が見られた。
初回先頭打者にヒットを打たれたことで開き直れたのか、そこから5回途中まで12人連続で凡退に仕留めるまさに快投だった。来週もよろしく信ちゃん。




そして、昨日全員配布で配られたユニ型Tシャツがこれ。
平成元年当時のジャイアンツが強かった頃のレプリカ。個人的にもジャイアンツは白よりもこのクリーム色のイメージが強い。
当時は四番に原が座り、日本シリーズで3つ落とした崖っぷちのところから4つ取り返した伝説のシーズン。
今年もここで踏ん張れ。ジャイアンツよ強くあれ。
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低空飛行を続けるジャイアンツ。
予想通りと言ってしまえばそれまでだし、例によってセリーグ全体が弱いもんだから目立たないけれどまあひどいもんだ。早々に先発が崩れたり、どうにかピッチャーが試合を作った日は残塁祭りになってみたり、見るに耐えないような試合が続いてる。
しかも、交流戦の後半カードには強豪ソフバン、西武が残ってるときたもんだ。それを考えたらよそのセリーグチームよりも状況は悪い気がする。

低迷の理由は、スポーツサイトにもなんJのまとめにも山ほど書いてあるからここでは触れない。
このブログは由伸が監督になった頃から批判的、否定的に書いてきたけれど、いざこうして誰の目にも明らかなくらい旗色が悪くなってくると叩く気にもなれない。いや、「何メモしてんだおまえは?」って思うことはしばしばあるけれど。

ピッチャーがあっぷあっぷで間を取るべきタイミングでも放置だったり、不自然さが目立つブルペン運用だったり、状況を考えないバント指示の乱発だったり、監督への不満は山ほどある。それは管理人も皆さんも同じ。
ただもう管理人はこの2年でそれを書き尽くした気がしてるし、今年になって世間一般の論調としてもだいぶ浸透してきたように思う。

そんな由伸采配だけど、去年までと比べて明らかに進歩した面もある。こういうときだからこそいい方に目を向けて考えてみたい。
それは打順編成の柔軟性。
思い出してみればいい。去年はまるで判を押したように毎日毎日同じスタメンの連続で、選手の状態や相手との相性など一切考えない思考停止っぷりだった。
それが今年は、両外国人が不振と見るや四番から外しクリーンアップからも外し、時期尚早論の強かった岡本四番をあっさりと強行。外野も亀井、陽、長野を状態に応じて使い回し、その打順にも工夫が見られる。去年どれだけ打てなくてもレギュラー確約扱いだった小林も、今年は大城くんとの併用でそれが相乗効果を生んでるように見える。吉川尚の打順も聖域にすることなくすっぱり下位に移し、昨日に至っては遂にスタメンから外した。
より調子のいい選手を起用し、より収まりのいい打順を常に模索する。去年まるでできなかったことが今年はできているし、できていないとしてもその努力は確実に見える。これは認めてやってもいいんじゃなかろうか。

見てる側もサプライズがある打順編成の方がおもしろいし、亀井が1番になったり2番になったり意外性のある組み方にはなんだか胸躍る思いにもなる。
不満はあるけれど、人生上手くいくときばかりじゃない。現実は甘くない。いいときに群がるんじゃなく、悪いときに側にいてやるのが愛というもの。
さて今日はどんな打順か。さて、そんなことを思いながらこれからドームに行ってくる。
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先日、東京ドームの売店を眺めて思った。
「カミネロのグッズがない」
気になって公式HPのオンラインショップで探してみたらやっぱりその通り。あるのは全選手対応のオーダーグッズのみで、量販されているものは一つもなかった。

去年の実績、今年のポジションから考えると寂しい限りだけれど、珍しいことかと言われると決してそんなこともない。
外国人選手はどうしても実働期間が短くなるから、買うファン側の心理としても躊躇しがち。せっかくユニフォームを買ったら長く着まわしたいと思うのが当たり前だもの。
それにジャイアンツの物販は実に非情で容赦ない。売れないと見切ればすぐに量販対象から外すし、ことクローザーだけに着目しても、セーブ王を獲った頃の西村グッズだって何一つなかった(今は確かリストバンドだけあるんだったかな?)。

そういう扱いなのもあってか、いまいちカミネロの存在感が薄い。叩かれることも褒められることもその立場の割りに少ないし、今年に至っては登板数そのものも少ないもんだから余計に影が薄い。

・・・管理人もそんな風に思ってた。
だけど違うな。打たれても最後はなんとか勝ちのまま締めるから、ひっくり返されることなくまとめられるから、だから逆に目立たないんだよな。
失敗することがネタになる難しいポジションで、先発の勝ちを消すことなく仕事をこなせてるから、だからアンチにいじられることもなく、ファンに失望を与えることもない。
堅実に重責をこなせる安定感があるから、見てる方の気持ちも少し弛む。上原にハラハラし、澤村とマシソンに一喜一憂し、そうしてカミネロにバトンが回った時点でもう勝ちを計算してる。
これってすごいことだ。セーブ機会で何度も失敗してたらこんな安心感は持てない。セーブシチュエーションじゃないと露骨にパフォーマンスが落ちる気はするけれど、それを笑い話にできるのも本来の状況下だとしっかり締めてくれる信頼感があればこそ。
今日驚くほどサラッと決めた8セーブ目を見てそう思った。サンキューカミネロ。明日もよろしく。
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なんかもう負けた試合みたいですよ。
後味が悪いとかのレベルを超えて、ここまで追い上げられたら連敗が止まった喜びとか、大量得点の爽快感とかどっか行っちゃいましたよもう。



謎のパンダ帽子イベントで、下馬評としては絶対的に不利な相手のエース上沢からスーパービッグイニング。今年はビッグイニングが多めだけど、さすがに8点はちょっと驚いてしまう猛攻。興奮したし感動したし驚いたし、とにかく外野スタンドは空前絶後のお祭りでした。

そんな試合がなぜこうなる?
終わってみたら点差は僅かに1。これでもし負けてたら、数年先までなんJでネタにされて笑われるとこだった。

管理人も今日はヘビー読者のくせもの2号さん(&奥さん)と約1年ぶりに会い、8点取った段階で試合はそっちのけで少し歓談しようかとも思ってた。それが目が離せないどころか、顔が蒼ざめるようなハムの猛追。いや猛追ってか、こっちがあまりにもひどすぎたんだよな。
8点もらっておいて勝ち投手になれないみつおとか昨日今日入ってきた新人でも恥ずかしいし、その後を受けた宮國たるやもう論ずるに値しない。おまえはいったい何しに出てきたと、外野スタンド民全員が怒りを通り越してドン引きした次第。
こう言ったら申し訳ないけど、普通にやったら今日はみつおも宮國もラクに投げられて、自身の成績を良くするまたとないチャンスだったんじゃないの?


勝ったから連敗が止まったからいいんだけど、いいんだけどと言う自分の口にためらいを覚えるようなひどい試合。
いやぁ、疲れたよ。ただただ疲れて、8点取ったイニングが遠い昔のことのようw
ハムさん、明日で今年の最終戦どうぞお手柔らかに。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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さあ交流戦だ。

そこそこいい調子できていると思ったチームは大失速。打てない、先発が試合を作れない、若手は敗戦処理すらできない。貯金は全て吐き出し、あっという間に借金1の4位。たった1週間で一気に崩れ落ちた感がある。

気が付けば今年も明日から交流戦。
どうしたって思い出すのは去年の暗黒連敗地獄。負け方にもこんなにバリエーションがあるのかと連日驚かされた泥沼の日々。

悪い方に想像を巡らせればキリがないし、今のチーム状態だとそう考える方が普通な気がしてしまうけれど、まあ切り替えるいいタイミングと捉えるべし。
今一番手を付けるべきは吉川の打順だと思うのだけど、たぶんベンチにその気はないと思う。
ならばせめて、先発陣の再編に着手してあれこれ試してほしい。
今の田口に週1回先発させる価値はないし、野上を見てるとこれじゃ大竹でもいいような気がして仕方ない。鍬原くんを投げさせる噂は聞こえてきてるけど、前回よかった内海はいつまで温存しておく気なんだろか?
中継ぎ、ロング要員だって、若手はろくに敗戦処理すらできないんだから、遠慮なく下とガンガン入れ替えるべき。

どうせダメもととどこかで割り切る気持ちも必要。
極論すれば交流戦は全体で5割でいければ及第点だし、勝負の夏に向けてあれこれ試すにはちょうどいい時期。悪夢の再現にならないように、ここで踏ん張れジャイアンツ。
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強いチームは下位打線が厚い。

クリーンアップはある意味打って当たり前。リードオフマンの1番打者もそう。
そこに下位打線の厚みが加わると、打線に切れ目が無くなり相手投手に与える威圧感は何倍にも膨れ上がる。

強かった頃のジャイアンツを思い出してみればいい。
07-09三連覇ピークの2009年、6番に谷さん7番に阿部。これは誰がどう考えても脅威だし嫌な下位打線。
12-14三連覇の下位打線を象徴するのは2013年のロペス、ボウカーの両外国人。むしろこっちの方に懐かしさを感じるけれど、この年は8番寺内の意外性も相まってとにかく下位打線が厚かった。
クリーンアップが終わっても気が抜けない。どこからでも起点になって攻撃ができる。下位打線が強力なチームは間違いなく強い。

今の6番亀井7番長野にも同じことを感じる。
ファンが亀井に求めるものはここ一番の勝負強さ。いわゆるクラッチヒッターとして輝き、打率の割に打点が多いのが理想の亀井。
長野はアベレージヒッター。安定して毎日確実にヒットを打ち、長野の出塁ありきで攻撃が始まるリードオフマン。だからこそ彼はキャリアの中で1番に座ることも多かった。
二人とも今は過不足なくそれができている。この二人が下位にいるから相手投手がクリーンアップと勝負せざるを得ず、結果岡本の成績も上がっているように思う。

そして、報道によればもうすぐ陽が戻ってくる。
陽が戻れば、守備力の面でセンターはもう彼で決まり。となると、ライトをこの亀井と長野で争うことになる。
・・・うん、こうでないとな。ハイレベルのポジション争いがあってこそチーム力が底上げされる。亀井も長野も年間通して働くことに不安がある選手だから、この争いはむしろ彼らのためになる感さえある。

陽が戻れば1番は陽?そのまま坂本?坂本のままなら陽は6番?7番?
だとすると、6番7番の下位で陽、長野、亀井のうち二人が出てきて、ここ一番の代打でもう一人が出てくる訳だ。しかも代打は更にその先の切り札として阿部さんが控えてる。
うん、これだよ。戦える布陣ってこういうもんだよ。応援してるファンがウキウキしなくてどうして相手に勝てようぞ?
勝負の8月9月に向け、徐々に徐々に戦力を整えていくべし。案ずるなかれ、

Let's Go GIANTS m9(`・ω・´)!
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しんのすけーっ!!

すごかったなあ慎之助コール。誇張でなしにドームの壁がビシッと震えた気さえした。
今日の阿部の起用は100点満点。智之をスパッと代えたことも、まだ中盤の6回で切り札を使い勝負を賭けたことも大正解。今日は紛れもなく名監督の采配だったんじゃないかな。
威圧感、実際にバットで結果を出せる集中力。まだまだ老け込む訳にはいかないとばかりに、今日の阿部には圧倒的存在感があった。マギーがパッとしないから、もう少し積極的に使ってほしいんだけどねえ。

そして、その阿部がヒーローインタビューで言っていた通り、菅野にもこういう良くない日もある。そういう日がそのまま負けに繋がるんじゃなく、悪いなりに勝ちを付けられたことに価値がある。1ヶ月もすれば今日の内容なんて誰も覚えてないんだからさ。
持ちつ持たれつでやってこそのチームスポーツ。智之は野手陣に感謝して、今日ヒーローインタビューで言ったように次は9回を投げ抜けばいい。

ただ、こういう日でも持たれるばかりでなく、自分のバットで責任を取ってみせたことに菅野智之のすごさがあった。ホームランはもうすごすぎて笑っちゃったよ。そして、それがフロックでないことは第1打席のクリーンヒットが証明してる。おまえは堀内か、と言いたくなるような見事な自援護ぶりに感心した。



今年第2弾の球場弁当はその菅野。
・・・うーん、これはあまり褒められない。去年版、一昨年版の方が美味しかった気がする。
オムライスに厚焼き玉子にハンバーグにかける卵黄ソース。ポテトフライにポテトサラダに大学芋にじゃがいも海苔巻き天。いくらなんでも同じジャンルでかぶせすぎだろこれ?
智之や、ピッチングは次回に、弁当は来年に期待かな。

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十分なんだと思う。
みつおこと吉川光に求められているものはまさにこれで、今日くらいやってくれたらそれはもう100点満点に近い。
だけどタイトルの「100」は100点満点じゃなく、100球投げてくれたことの「100」。前回登板が99球、今日が104球。これくらいやってくれたら、5回2失点でも6回3失点でもそれなりの結果は付いてくる。今日の6回1失点なんかもう出来すぎも出来すぎの部類。たいへんよくできました。

そして、今日は大差が付いたところまで見届けて出かけてしまったので、以下宮崎のおばちゃんこともぐさんから届いた大量の写真をどうぞ。






みつおだけじゃなく、もぐさんおめでとう。
昨日の雪辱とばかりの打線大爆発。亀井さんもいいところでしっかり決めて尚更よし。
なかなか無い大量得点、ビッグイニングを観られてホントによかった。おばちゃん、気をつけて帰ってね。

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今日みたいな試合は何と表現すべきだろう。
投手戦でも貧打戦でもなく、僅差で締まった状態で緊張感を持って続いていく試合。相手につけこむ隙が無い訳じゃなし、かといってこちらの打線のふがいなさが目立つ訳でもなし。なかなか見応えのある展開だったと思う。
どすこいもさすがのタフネスぶりだったし、ヤクルトのハフはそのピッチングスタイルから昔巨人にいたポレダを思い出した。両者とも持ち味をよく発揮してたんじゃなかろうか。

その試合の最終盤で勝敗を分けたのは監督のセンス。
どこを拾ってどこを捨てて論じようがそれは自由だけれど、

・同点狙いなら岡本に代走を出すな

・亀井にバントさせるな

は否定しようがないな。
そして、そこにいろいろ表れてたな。選手によっては打順によってはこれも決して間違いではなくなるんだけど、今日の手は悪手で自滅する指し手。

これは結果論になるけど、「岡本ヒット→亀井バントできずに三振→長野ヒット→阿部アウトだけどいい当たり→大城アウトだけどいい当たり」の流れだったことも、消極的采配じゃなく攻めた方がよかったことを物語ってる気がしてしまう。
・・・まあ、3年やってもこういう監督なんだよ。そういうもんだと割り切って見るしかないでしょ。



それと、今日は本ブログ宮崎支局特派員「宮崎のおばちゃん」こと亀井ギャルもぐさんが観戦。
おばちゃんもこの亀井バントにぶんむくれになりながら観戦した模様。

もぐさんは明日も観戦。
明日の先発みつおは先週圧倒的不利の下馬評を覆しメッセンジャーに勝った「もってる男」。おばちゃんに勝利を捧ぐべく頑張れみつお。

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うん、これはもう同じ土俵の上にいるんじゃなく、一人だけレベルが違うと言い切ってもいいような気がする。
中学生の中に高校3年生が一人いる感じとか、オッサンだらけの草野球大会に一人だけ元プロ野球選手がいる感じとか、とにかく一人だけ頭抜けててモノが違いすぎる。

27イニング連続無失点とか、7者連続を含む13奪三振とか数字に表れてる部分もそうだけど、なんだかもう本気を出せば必ず抑えられる、いつでも完封できるぞという凄みを感じる。
7回表のノーアウト2塁3塁のピンチ。普通なら絶対に失点する場面で見せた鬼畜のようなピッチングに呆れた。しびれるでも息を呑むでもなく、もうこの恐ろしさすら感じる大エース様のピッチングに唖然とした。これぞギヤチェンジというか、圧倒的な力量差を見た気がする。

中日打線で今日唯一菅野に合っていたのはアルモンテ。凡打の内容も含め一人バッチリ合ってた。
9回表に1アウト3塁でそのアルモンテに回ってきて、半ば勝負を避けたようなフォアボール。完封を意識するならランナーを溜めたくないところで、あえて完封するために出したフォアボール。これができるのが菅野智之なんだと思う。ランナーが一人増えようが後続を絶対に抑えられる、0点に封じるためにより確率の高い方を選び、それを計算通りに遂行できる一段上の能力を見せつけられた。他のピッチャーならこうはいかない。

いやぁ、すごかった。
ダルビッシュとかマーくんとかと同じで、菅野智之は見られるうちに見ておいた方がいい。こんなとんでもないピッチャーがいたことを後世に語り継ぎ、その全盛期をリアルタイムで見たことを自慢できるレベルの大投手。いやぁ、すごかった。
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つかれたっていいじゃない にんげんだもの  みつお


と言ったかどうだか知らないけれど、6回表に露骨にへばって崩れたみつおさん。
序盤から頑張ってただけに惜しい気もするけれど、彼は100球が一つの壁なんだろうし6回途中まで1失点で凌いだことは賞賛に値する。十分によくやったと思う。

ただ、マウンドを降りるときに残した状況はノーアウト1塁2塁。
たった1点リードの状況じゃこりゃもう最悪だし、1アウトを取ったかと思いきや小林のパスボールに足を引っ張られランナーがそれぞれ進塁する有様。
どう見ても同点、逆転を覚悟しなきゃいけないような劣勢も劣勢の場面。



それをバッサリ叩き切って、阪神打線の前に立ち塞がってみせた澤村にしびれた。
ファンとベンチが澤村に求めていたものはまさにこれだ。先発もクローザーもできる一流ピッチャーを、こういうセットアップで使う真価が今日の試合にあった。
力で奪った三振に、自分で招いたピンチを牽制球で封じた投球術に心底しびれた。



ホントにしびれた、最高だった。せめてもの敬意で初めて澤村グッズを買った。
澤村ありがとう。今日はホントにいいものを見た。もう一度言う。ありがとう。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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上原が腫れ物のようになっている。
打ち込まれることが続いて以降、彼をどう使えばいいのかベンチが持て余している。持て余しているように見えるじゃなく、確実に持て余している。

一昨日の試合、菅野の後をカミネロ、マシソン、澤村と繋いだ延長12回、出てきたのは上原でなく宮國だった。
昨日の試合はホールドの付かない大差の場面で登場し、しかもしっかり被弾してしまった有様。

本来ならば、この扱いの中継ぎ投手は敗戦処理枠なんだろう。
それを実績と本人のプライドを考慮して無理矢理勝ちパターンに組み込もうとするから、こういう中途半端な形で持て余すことになる。使いどころが非常に限られることになって、ベンチ入りの選手枠が一つ死んでしまっている。

たらればを言っても仕方ない。叶わない夢を見ても意味がない。
であれば、一つ考え方を柔軟にしてみるべきだと思う。
具体的に言えば、完全に1イニングを任せる起用じゃなく、左の中継ぎと合わせて二人で1イニングを抑える役割であったり、時にはワンポイントでもいいと思う。
ベイス戦なら筒香には山口鉄や森福を当てて、ロペス、宮崎用に上原を出す。今年は開幕から左の中継ぎが壊滅的で右だらけのおかしな状況になってしまっているけれど、上記二人の他にも戸根、京介あたりも含め、左右混ぜ合わせて終盤の重要な1イニングを抑える。これだとまだ上原もいけるんじゃないかと思う。

例えるなら、原巨人最初の三連覇時代、クローザーにクルーンが座り、セットアップに越智と山口鉄が大車輪の活躍を見せる中、セットアップに繋ぐ役割をこなした豊田のように。
2008年の豊田は50試合に登板して投げたイニング46回1/3。2009年は46試合に対し40回2/3。必ずしも1イニングを任せられた訳じゃなく、先発の後を受けてイニングの途中からであったり、左と合わせてワンポイント的な起用であったことが数字からもわかる。もっと言うと管理人は豊田ファンだったから覚えてる。

誰よりも経験豊富な選手だから、若手の手本とか精神的支柱とかそういう意義は間違いなくあるし、今さらキャンプの空白を埋めるべく二軍に落としたところであまり意味はないと思う。それなら限られた現役生活の残り時間を少しでも有用にすることを考えた方がいい。
登場すると球場のファンは沸くし、内海がいない今投手陣のリーダー的役割を考えたときにも上原にはベンチにいてほしい。
今のまんまじゃ死に枠、上手く使えば勝ちパターンのピース。上原と同い年の監督、その辺考えて頼むで。
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白熱の投手戦で引き締まった試合のようでもあり、壮絶な譲り合いで歯がゆいだけの試合のようでもあり。
あと一歩で取れたことを悔やむような試合でもあり、負けなかったことを安堵した方がいいような内容でもあり。

引き分けとは総じてそんなものではあるけれど、今日は特に気持ちが両方に揺れ動くなんとも言えないゼロ行進。

その中でもやっぱり気になったのは立岡のバント失敗。
・・・うん、みんな忘れてるんじゃないかと思うんだけど、立岡はホントにバントが下手なんだよなあ。去年、一昨年あたりの記事で何度も何度も書いた記憶があるよ。

運命の分かれ目になったのは、三嶋が制球を乱しカウントが3ボールノーストライクになったこと。
一見、打者有利な局面だけど、こうなると1球待たざるを得ない。ストライクが一つ入ってその次の球。ここで決められなかった時点で形勢逆転。押してたつもりがいつの間にかたった1球で追い込まれてる。
もともとバントに難がある選手なんだから、自分が優位に立ってるうちに決めないと。「フォアボールかもな」って色気を出した時点で指の隙間からスルッと逃げて行った幸せ。

まあ、今日はこんな日だったと思おうか。
攻めの継投で逃げ切ったラミレスに比べると、やることなすこと間違いだらけの采配でどうも今日はベンチワークで負けた気がして仕方ないけれど、そんな日もあると思うことにするか。ね?
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世の中はゴールデンウィークに浮かれていようと、連休らしい連休なんぞない管理人。
そんな管理人が定休以外で唯一休めた今日、久々にじっくりリアルタイムで試合を見られた。

うん、強い。これは強い巨人だ。
なんとなく点が入って、当たり前のように勝つ。試合の中に起伏らしい起伏もなく、なんだかそれに対してつまらなさを感じるような完勝。こういう順当な勝ち方は原政権の三連覇時代に何度も何度も見た。試合序盤から「あぁ、今日も勝つんだろうな」と予感しながら見られる試合。懐かしいデジャヴだ。

褒めるところがいくつもあり、ヒーローが複数いる中で管理人の目に留まったのは坂本。
なんだろう、実にあっさりといとも簡単にヒットを打ってる感があって驚いた。

去年までよりは、左肩を幾分被せるように構えているように見える。きっと身体の開きを遅くしようと意図してるんだと思う。こういう構えだと待って打つことは可能だから右方向には打ちやすくなる。今日の2打席目なんかがまさにそう。
ただ、身体の開きを意識しすぎると引っ張った強い打球が打ちにくくなる。開幕直後なんかはまさにそうで、右方向へのヒットばっかりだった。
それが昨日のレフトスタンド中段へのホームランといい、今日の4打席目の三塁線を抜くヒットといい、そんな心配なぞどこ吹く風とばかりに結果で示してみせた。

そして野球ファンが小林の首位打者争いに沸く中、真打ち登場とばかりに打率369で首位打者に浮上。「小林?10年早いよ」「アルモンテ?誰だよ?」と涼しい顔で指定席を取り返した2年前のリーディングヒッター。これぞスターですよ。実に頼もしい限り。
本来は3番を打つべき選手なんだろうけど、やっぱ1番坂本もいいよね。ジャイアンツはことあるごとに起爆剤として坂本を1番に置いてきた歴史があるから、ファンも期待するしなんだか収まりもよく感じる。

それと今日は、4打数4安打で大差が付いた時点であっさりベンチに下げた采配にも感心。
そう、代わりのいないスペシャルワンだから大事に使ってやってくれ。疲労と故障さえなきゃ当たり前に3割打つ選手なんだから、秋まで見据えた選手起用でどうぞよろしく。
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これだよね。
うん、これですよ。しっくりきましたよ。

リアルタイムでは見られない管理人は、わざわざG+の再放送で智之の内容を拝見しました。
そう、これですよ。これがジャイアンツが日本に誇り、日本が世界に誇る大エース菅野智之ですよ。
鬼のように曲がるスライダー、ドーンと伸びるストレート。右打者の胸元をえぐるワンシーム。これですよ、この味ですよ。大将、ここのラーメン味が落ちたと思ったらしっかり戻してきたねえ。うん、これだよこれ。美味いったらありゃしねえ。

二塁を踏ませなかった時点で非の打ち所はないけれど、無四球とか特別三振が多い訳じゃないところが、去年何度も惚れ惚れした智之ならではのピッチング。
そして、「試合終わるの早いな」「球数どれくらいで終わるかと思ったら9回1イニングで21球か、そこだけもったいなかったな」と本筋とは無関係の訳のわからない文句を付けたくなるようなところが菅野デーなんですよ。あまりにすごくてつまらないところにケチをつけたくなる感覚というか。

チームも6連敗を完全に取り返す6連勝達成。
まだ勝った負けたはさほど気にしなくていいけれど、表ローテの菅野、裏ローテのどすこいがしっかり軸になって戦い方に余裕ができてきたのが大きい。カード頭を取れる可能性が高いし、3連敗はしないだろうという余裕がある。
ジェットコースターのような1ヶ月だったけど、この月末にきて実にいい感じなんじゃないですかね。
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あらいやだ、首位打者ですって。
開幕からずっと見て見ぬフリを決め込んできたけれど、いざこうして首位打者にまでなったらそうはいかないわ。ねえ奥さん?

と、ふざけたくもなる春の珍事。
いや、珍事かどうかはこれからの話で、まだ決め付けるには早いか。
2割そこそこが規定路線で「プロかおまえは!」となじられ、自動アウトと揶揄され続けてきた小林が2018年まさかの打撃開眼。

何が変わったのかと訊かれると、管理人も正直よくわからない。
ただ一つ、間違いなく言えるのはスイングスピードの向上。速くなり、力強くなり、球に振り負けなくなった。去年まではまるでピッチャーの打席のような緩いスイングが目立っただけに尚更その差が際立つ。

もう一人。全く同じことを岡本にも思う。
本音を言えば、重心を後ろに残し過ぎてるように見えて、ああいった打撃フォームはあんまり好きじゃない。「だからこそ飛距離が出るんだろ!」というツッコミはその通りだけど、これだけスラッガー的なフォームで振る打者が久しくジャイアンツにいなかったので少し困惑してる。
だけど、あのフォームでこれだけの結果を出せてるのは、他でもなくスイングスピードの賜物。それは認めざるを得ない。

バッティングとは非常に奥深く難解な代物だけど、基本的な真理としてスイングは速い方がいい。それは絶対的に間違いのないこと。
正直、小林がここから下降線を辿ることは間違いないと思うし、岡本もホームランはまだしも3割を超えることはないと思ってる。それでも、こうようやくプロのバッターらしく成長を遂げてくれた二人を見てるとうれしいし、このまま首位打者小林、打点王岡本の夢を見ていられたらそれはとても素敵なこと。ね?

最後に、今年この二人よりも遥かにスイングスピードが速くなった選手がいる。
管理人はこの選手の振りを見て「おおぉっ!!」と一人で騒ぎ、これは今年こそ化けると5年越しの夢を見た。
それが誰だかお分かりになるだろうか?
・・・答えはこの人。二人と違って出番は限られているけれどおまえも頑張れ。
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どうやったって今日の主役は藤浪くん。
甲子園を埋めた44,000人の関心ごとは、足掻き苦しみ殻を脱せないでいる虎の若きエースの投球内容のみ。

一野球ファンとして思う。敵でありながらもう痛々しさすら感じる制球難。それとは対照的にバッタバッタと三振を獲りまくる剛速球。見え隠れする才能は確実に非凡なものがあるし、これがいわゆるイップスなのかと、まるで見てはいけないものを見ているような思いにもなった。

痩身の若きエースの再生と死を同時に見せられ、言葉を失ったように固唾を呑むスタンド。
カメラが意図的に捉えるのは険しい表情の金本と、汗だくでうつろな目をする藤浪くん。
今日の舞台は阪神甲子園球場。東京ドームなら例え同じ内容でもこんな空気にはならなかったと思う。

東京ドームなら、カメラのフォーカスが当たったのはジャイアンツの若きエースにして球界ナンバー1エースの背番号19。
味方の攻撃時間が長過ぎてリズムを作りにくい中、きっちり淡々と試合を作って投げ抜き復活を印象付けた菅野こそが主役に変わる。

100点の菅野智之を何度か見てきている身としては、今日も完璧とは言えない。85点くらいかな。コントロールミスにもう少し注文をつけたい。
だけど、球威で押せてる。空振りが取れず粘られてもファールにしかさせない。集中打を食らって失点しても動揺することなく後続をスパッと切れる。球界ナンバー1エースのさすがの実力、力量をしっかりと堪能できた。

もう「今年の菅野はダメだ」なんて言わせない。
今日の主役は譲っても、今年もセリーグの主役になるのは菅野智之。頼れる大エース、帰還。
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19時までは会社から出られない管理人としては、今日は勝ってるかな負けてるかななんてことを考えながら18時以降スマホをちょいちょいチェックする。
幸いにしてJ:COMさんの動画配信を見られるもんだから、仕事に余裕があるときは遠慮なく生放送を見る。

・・・うん、すごく良く見えたんですよ。
会社で見てるもんだからもちろん音声はなし。無音で見る山口の球筋は非常に良く見えた。
ストレートは伸びてる。フォークのキレも素晴らしい。あぁ、今日は長いイニングを任せらるぞと確信した。

・・・ところが、会社を出て数十分後、帰宅したら逆転されてる。
ヒットも序盤でかなり多く打たれてるし、あれれとなんだか納得のいかない、釈然としない思いになった。

・・・あれ、やっぱりいいよ。
小さなスマホの画面でなく、テレビの画面でしっかり見てもそれでもやっぱりいい球投げてるよ。なぜだかスピードガン表示は135キロ前後を連発してるけど、どう見てもそれより10キロは速く見える球だよこれ。

これで抑えられない訳ないんだけどなあと思ってみてたら、「さすが管理人さん!素敵!さすがの慧眼です!!」と自分で自分を褒めたくなるどすこい完投勝利。だろ?あの球で抑えられない訳ないぞ。ワンバウンドするようなフォークで空振りが獲れるときって、そりゃもう相当にキレがあるときだもの。

この山口と高木の二人は、今年の開幕を非常に敷居の高い状態で迎えた。
高木が躓き二軍でも足掻いているのに対し、山口は結果で黙らせるとはこのこととばかりに、うまくスッとチームに入っていけたように思う。低迷するチームの中、自分が投げる日はおいそれとは負けないと、その背中で自分の立場を作ったように見える。

そう、これぞ自己責任。やらかして非難の矢面に立つのも、結果で自分がいかに有用な人間かを示してみせるのもプロとしての自己責任。良ければ褒められる、悪ければ叩かれる。一人のプロとしての矜持。
いいんじゃない?油断しないでその調子で来週もよろしくどすこい。

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