誰かが昔テレビで言ってた。
「クスリをやめた」なんてことはないんだってさ。
今日もやらなかった、今日もやらずに一日終わった、その繰り返しがあるだけで、「自分はもうスッパリやめました」みたいな話は嘘なんだそうだ。
だから、本人にとっては一日一日の繰り返しで2年、3年なんてのは相当に長く感じる。こんなに長いことやってない、頑張ってる、みたいな錯覚に陥る。で、また同じことを繰り返すと、世間は何年経ってようが「あぁ、やっぱりやめられなかった」になる。この時間軸のズレはいかようにもし難い。
で、ホームレスよりも貧相になってたマーシーを見て、その話を思い出した。
本人の人権とかもうどうでもいいから、ヤツの転落人生をドキュメンタリーで教材化すべきだよ。
こんなに成功してた、こんなに人生うまくいってた、そこから転落して、服役までして、それでも周囲の助けとか支えとかがあってなんとか立ち直れそうなとこまでいって、それでもそれでもやっぱり繰り返した、・・・こんないい教材ないだろ?
高校とかの授業で見せたら、薬物に対する意識がドカーンと変わるよ。自分の冠番組持ってたヤツが、あんな54歳にして70過ぎのホームレスみたいな風貌になるんだもん。これほど高い所から低い所に落ちた人生なんてそうそう無い。
たぶんコイツは、やめる努力くらいはしたと思うんだ。失恋レストランとは違って。
それでもこうなるんだ、1回手を出したら終わりなんだ、ってのを若いうちに、ファッションを勘違いしがちなうちに教えとくべきだと思うよん。
初回のいわゆる「田代祭り」は、大笑いして見てた記憶がある。TIME誌のランキングがみるみるうちに上がってくのもリアルタイムで見てた。
でも、今回はドン引きですよ。今度は服役するのかどうか知らんけど、コイツの性格からして次に何が待ってるか展開も読めるしさぁ。
「こうならないようにしないとなぁ」とは思いながらも、いきなり秋っぽくなった気候、一日降り続いた雨と合わせて、・・・なんだか悲しいね。
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