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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。松本さん!そのやり方は超カッコ悪いです!w     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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緩む。どうやったって緩む。
昨日のベイスみたいに三者連続とはいかなかったまでも、それに匹敵する1イニング3ホーマー。しかも、阿部と長野に至っては明らかにホームランを狙いにいって見事に仕留めた快心のアーチ。
こんなのが序盤から出た日には、どうやったって試合の空気は緩む。

この「勝って当たり前」の空気の中、集中力も緊張感も失わずに投げ抜く。
点差を気にすることなく目の前の打者を抑えることに意識を集中して、お祭りムードのベンチ、スタンドに引っ張られることなく淡々と自分の仕事をこなす。これがプロ、これがエース、これが菅野智之。
口で言うのは簡単だけどこれはなかなかできない。だって人間なんだもの。序盤で6点も7点も入ればそりゃあ勝ちを計算するし、プレイボールのときと同じ緊張感を保てだなんてそうそうできることじゃない。
最近はらしくないピッチングが続いていたけど、それを一気に払拭する2安打完封。その2安打はいずれも平田だから、平田以外にはノーヒットノーランだった訳だ。さすがだね。

それと、こういう空気の中で、管理人は中日の投手リレーに刻の涙を見た。
こういう話の際に必ず名前の挙がる浅尾だけじゃなく、岡田も去年の春には日の丸を背負いWBCを戦った選手。その後に出てきた福谷は若くして中日のクローザーを務めたピッチャー。
そのいわば一線級の選手が、大量ビハインドの場面で登板して敗戦処理すらままならない。今日見たこの3人の姿が、時の流れとはいかに残酷かと雄弁に物語る。

単純に比較しちゃいけないけれど、長くトップランナーであり続けられる菅野と、一瞬輝いて消えていった中継ぎピッチャーたちとのコントラストを感じてしまったのが本音。いや、単純に比較すべきじゃないのは重々わかっているけども。

そして、これは他人事じゃない。
お盆休みも終わり一気に気候も涼しくなり、秋風すら感じるこの8月半ば。今に至るまで今シーズン一度も投げてないタイトルホルダーがジャイアンツにも二人いる。
西村と山口。この功労者二人にしっかり向き合うとき、ジャイアンツファンの心に本当の秋風が吹く。
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先手を打って言ってはいけないことを言ってしまえば、「告白」と仰々しく言うほどの内容は何一つない。
この本に興味を持つような人が関心のある部分。つまり覚醒剤に関する言及は緩いし、核心を突くような真新しい話は一切ない。
これは清原ファンが自分の人生を振り返り、いかに自分が清原と共にあったかを改めて確認するためだけにある本だ。

彼の人生には常に取り巻きがいた。それも溢れ返るほどの取り巻きがいた。
だから、彼がアクションを起こせばそれに対するリアクションがあり、それは時に世の中を揺るがすほどの一大事になり、彼は16歳からずっと時代の寵児として世間の真ん中を歩き続けている気でいたんだと思う。

現役を退いたとき、きっと彼の中では今まで通り引く手がいくつもあるような、そんなありもしない桃源郷を夢見ていたんだと思う。それまでの自身のクソみたいな言動を省みることもなく。
高校時代の自分には6球団が競合した。FAしたら巨人と阪神が手を挙げ熾烈な争奪戦が起きた。巨人から捨てられたらオリックスが拾った。その延長で物事を考えていたんだろうけど、そう思っていたのは世界中で清原本人だけだ。管理人にも重なる部分があるからよくわかる。
だけど、増長しきった人間のクズに対して、差し伸べる手がそれほど多いはずもなく。清原は人生に迷い物理的に路頭に迷う。

ここで初めて、16歳から世の中の真ん中にいたスーパースターは戸惑う。
それまで何も考えなくてもいつの間にかレールが敷かれ、いつの間にかお膳立てができていた人生に、初めて自分で考え自分で決めなければいけない時が訪れた訳だ。

だから、いつまでも「ホームランに代わるものがない」と子供のような泣き言を言う。
誰も共感しないそんなことを臆面もなく言い、それを理由に第二の人生の行き先がわからないと嘆く。そんな様は50歳の男としてはあまりにも幼くあまりにも女々しい。

・・・清原、当たり前だよそんなの。
自分のホームランで4万人の観衆が総立ちになり、試合が引っくり返る。しかもそれは数百万、数千万の視聴者が見ていて翌日にはスポーツ新聞の一面になる。そんな快感がそう簡単にある訳がない。
こっちからすれば当たり前も当たり前のことなんだけど、清原は16歳から持て囃されたから、そんなことすらわからないモンスターになってしまった。
現役を退いたあとは、コーチなり解説者なり自分が大物として振舞えるレールが敷かれているものだと、それも誰がが敷いてくれるものだと信じていたに違いない。この人はそれほどに頭が悪く女々しく幼い。

そして、レールが無いと気付いた後はいじけて腐り、周りの人が離れていくことに戸惑い、虚勢を張り続けながら悪魔の誘惑に負けた。・・・誰が同情すんだよそんなの。
この人は悲しいくらい16歳のままの、あの光り輝いていた頃のままのただの幼いバカだ。

だけど管理人はこのバカに自分を重ね、夢を託しこのバカのホームランに明日の希望を見てきた。
文中にも出てきたけれど、2000年の七夕の日、それまでケガで二軍にいた復帰の日。代打で出てきて左中間に放り込んだホームランはいつまでもいつまでも管理人の胸に焼き付いてる。総武線の中、ラジオで聴きながら泣かないように奥歯をグッと噛み締めていたことは18年経った今でも覚えている。
2006年の交流戦。追われるように巨人を去った翌年の交流戦東京ドーム巨人対オリックス。自然発生的にライトスタンドの巨人ファンから巻き起こった清原コール。あんなのは後にも先にも清原だけだ。凡打に終わったものの、清原もベンチに戻るルートを遠回りしてライトスタンドにヘルメットを取り挨拶。その瞬間更に大歓声のライトスタンド。管理人はテレビの前でしゃくり上げて泣いた。

超人的な経歴でありながら、人間的な弱さが見えるから自分を重ねた。
松井でも由伸でもなく、この男が打てば自分も頑張れる。この男の放つ放物線に夢を託し、希望を委ねて心から愛した。管理人のジャイアンツ愛に清原和博は欠かせない。大好きだったからこそ本屋でこの本を手に取った。

・・・これから半年間が勝負だと思う。
この一年間は文春の取材が隔週であり、その度に尿検査もあった。今年の高校野球は第100回の記念大会で、多くは触れられないまでも自身の名前、映像が全国ネットで流れた。
そのいわば祭り、清原の人生にずっと付いて回った祭りが終わった後、これからの「祭りのあと」が再犯するかしないかの分かれ目だと思う。
そんなに単純かと思う向きもあるだろうけど、この男はそれほどに単純だ。それほどに幼く稚拙でバカだ。
これから先の半年間で再犯しなければ清原は立ち直れるし、やらかすならこれから先の半年間だ。

頑張れ、管理人の愛した背番号5。





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試合そのものは価値ある引き分け。
9回2アウトまで負けてたんだから、99%負けてた試合を追い付けたことは評価できる。

ただ、こうなんというか。
プロ野球ってこういう延長12回までやることを頭のどこかで想定して選手起用をするものだと思うんだけど、今日はどう見たって行き当たりばったりだった気がする。

小林に代打。その人選が若林でよかったかどうかもあれだけど、まあそこはいいとしよう。
続く菅野に代打大城。大城が打ってそこに代走吉川大。
何がすごいって、この若林も大城も吉川大も誰一人その後守備に就かなかったこと。驚くわマジで。それでキャッチャー宇佐見を出さざるを得なくなって、3人もベンチ入りしてるのにキャッチャーの在庫が尽きた。若林も吉川大も複数ポジションをこなせるユーティリティで、不測の事態に備えてベンチにいるようなもんなのにまるっきりの無駄使いで終わらせた。これじゃいくらなんでも起用が下手すぎるだろ。

結果、成功したからいいけれどピンチバンターにみつおを出すハメになったし、12回裏にカープが次々と代打を送り込んできたのとは対照的な苦しい苦しい試合運びになった。
それと、12回表の攻撃に呆れ返った。
山本が出た後、宇佐見にバント。まあこれは正しい。だけど宇佐見の能力不足で失敗したあと、続く代打中井にもバント。・・・これはないよなあ。カープからすれば「アウト2つもくれたよこいつら」って気になるし、宇佐見も中井もバントが下手すぎてなんだかもう球場全体がおかしな空気になってた。あれじゃ勝てないよ。結果うんぬんの前に、相手からしたらラクだもん。

今日も何を書いてんだかメモ取ってる姿が映ってたけどさあ、メモったからには学習してくれないとなあ。今日の選手起用はあまりにもひどかったと思うぞ。

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まあ、澤村は悪いよ。それは否定しない。
だけど、カミネロもマシソンも上原もいない中、下に落として調整させたくてもできないんじゃないかという気がする。本人だけの都合じゃなく、チーム事情で投げ続けなきゃいけない状況なんだろうと想像する。

今日の試合で目立ったのは代役のふがいなさ。それすなわち層の薄さ。
マルティネスが負傷した。その代役の中井は肝心要の場面でエラーしてゲッツーを取り損ねた。失点にこそ繋がらなかったけど、ベンチで由伸が鬼神の顔をしてたことで余計にクローズアップされた格好になった。

これを見ていた巨人ファンが思ったことは、「やっぱ中井じゃダメだよな」という半ば諦観に近い思い。だって今だから言うけど、中井のセカンドって原は早い段階で諦めてサードなりファーストなりをやらせてた。それが由伸が監督になったらしれっと復活して、いつの間にか中井がインチキユーティリティプレーヤー化してた。中井の場合、どこでも守れる的な形容は誇大広告で、どこ守らせても下手だからな。

そして、ビハインドとはいえ1点差の9回に出てきた宮國。
ビハインドで1イニング1四球2死球をやらかすピッチャーを勝ってる試合でどう使えばいいんだろうか。
今日みたいな宮國に見覚えがあると思ったら、序盤8-0で勝ってて終わってみたら9-8になった試合で宮國はこんなだった。で、あの試合が原因で二軍落ちしたんだったよな。何も変わってないんだけどどうすりゃいいんだこれは。
宮國だって持ってる能力と実績からすれば当然勝ちパターンに入ってほしい。特に今みたいに離脱者が多い状況じゃ尚更。
だけど、これじゃ役不足。とてもじゃないけど重いところは任せられない。

強いチームには必ずチーム内で競争がある。
それが層の厚さだし、誰かが欠けても誰かがカバーしてこそチームスポーツ。
こうして「中井じゃセカンドの代わりにはならない」、「宮國じゃセットアッパーは無理だ」となると、目に付くのは競争じゃなく主役の不在。単純にいない人の分だけチーム力が下がったってことの証明だ。

明日のスタメン二遊間はどうするかなあ。もし僅差のリードで終盤になったら7回8回は誰を投げさすかなあ。
それがしっくりきたときに、ようやく代役が代役でなくなって戦える体勢になる気がするなあ。

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普段出ていないヤツが出たら何かを残していけ。
見てる側の印象に残るような、自分が確かにこの場にいた痕跡をグラウンドとファンの心に残していけ。

その観点でいくと、今日プロ初スタメンの若林くんがどれだけ追い詰められたことか。
バットで結果は出ない。守備では封殺のアウト成立前に足が離れるボーンヘッドで悪目立ちした。
そんな焦りがあったからこその一塁ヘッドスライディング。いや、それだけは止めてくれと見てるファン全員が思ったけれど、それほどまでに崖っぷちな気持ちで打席にいたんだと思うと切ない。



逆に、2ヶ月ぶりのスタメンでサラッと結果を出し、阿部ここにありをまざまざと見せ付けて行ったスーパーレジェンド。格が違うとはこのことだよ。
これだけ強烈にインパクトのある活躍をすると、巨人ファンも阪神ファンも阿部の存在感をイヤと言うほど思い知る。
実は7回のチャンスでは無様に三振してたりするんだけど、今日の試合を観た人にはそんなことは1ミリも気にならない。初回の爪痕があまりに強烈で、寝て起きたら覚えてることは「阿部、すげえ」それだけだ。

見事に一振りで試合を決めたスーパーレジェンドと、足掻き苦しむ様が見て取れたルーキー。今日の結果は残酷なまでにハッキリと出た。
だけど今日は今日。明日は明日。
若林くんは何も悲観することなんかない。客もまばらなよみうりランドと、43,000人の観衆が見つめ原と松井がテレビ中継の解説をしてる環境で同じようにできる訳がない。何も恥じることなんかない。次頑張れ。
阿部さんは明日もよろしく。今日の9回表、代打福留が出てきて巨人ファンが脅威に感じたように、阿部さんが出てくれば相手はイヤに感じます。間違いありません。福留のように新井さんのように、精神的支柱かつ頼れる切り札としてよろしくお願いします。



・・・そうそう、久々にグッズ購入。
プラクティスキャップのサマーバージョン。前後逆に被ればタウンユースでもいけるかな。その辺に出かける時でも遠慮なく被ったろっと。

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ここ数年、長野は褒められることよりも叩かれることの方が多い。

やれ頭が空っぽのバッティングだ、やれ外のスライダーにバットが届かないだ、やれお笑い守備だ。
一時期は坂本と並んでジャイアンツ野手の二枚看板だった選手が、あまり期待もされていない準レギュラー的な扱いになり、なんJでもヤフコメでもネガティブな論調、酷評ばかりが目立つ。


そんな長野を叩いている人たちでもハッとしたであろう、今日のメモリアルアーチ。「入団から9年連続二桁ホームラン」だって。
ホームランのイメージは薄い選手にも関わらず、毎年確実に堅実に二桁打ち続けてきた長野さん。これはできそうでできない。本当にできそうに思えるんだけどできない。実際これは球団史上6人目の記録だそうだ。

長打だけでなくアベレージも然り。
長野さんが3割を打ったのはもう6年も前のことになるけれど、なんだかんだで270、280を打ってきたのは周知の通り。
つまり、毎年130試合程度に出て270、280程度の打率を残して、最低でも10本、平均すれば15本のホームランを打つ。これはやっぱり非凡なことだ。他の選手が追い越そうと思ったときに、超えられそうで超えられない実に絶妙な高さの壁だ。事実、長野さんよりも高給取りの陽が超えられてない。若手に至っては同じ土俵の上にすら上がれてない。

外様や若手はまずこの壁を超えてみせろ。この壁を超えなきゃ外野手レギュラーの座は掴めない。
長野を叩くファンは、下からこの壁の高さを見上げてみよう。きっと思っているよりも高いから。
そして管理人は長野さんが好きだから、少しでもこの壁が高くなるように応援する。今272の打率が少しでも3割に近付くよう、明日ライトスタンドから一生懸命応援してくる。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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いやぁ、こんなことってあるのか。
18試合連続ヒットとバッティングで一皮剥けたところでこれか。
開幕から守備の人扱いでバッティングは期待されていなかった尚輝が、坂本の離脱に合わせるように打撃覚醒。一気に存在感は増したし、もともと守備は折り紙つきの選手だから今やスタメンに欠かせない存在になった。

それがこうなるか。
責められないけど、あんなあまり勝敗に関係ない場面でのプレーでこうなるか。あの井端がベンチに向けて出した「×」のジェスチャーにすごく嫌な予感がしたんだよな。

彼の将来についても、明日からのショートについても管理人は軽く絶望してる。先にショートからいえば、まず誰がショートをできるだろうか。吉川大とあとマルティネスもできるのか?ただ誰にせよ、坂本―尚輝の華麗な二遊間とは比べ物にならないズンドコ守備になるよ。管理人はいっそもうセカンドマギーでもいい気がしてきた。

それはそれとして、尚輝の話だ。
手首かぁ・・・。もろにバッティングに影響するところだなあ。これだけ続けて打撃好調だと、本人もきっと何かを掴んだところだったんじゃないかと思う。それがリセットされてしまうのが本当にもったいない。

そんなことは無ければいいとは思うのだけど、2010年春に打率4割を打っていたところで離脱した松本は、ついにその頃のバッティングを最後まで取り戻せなかった。
2013年夏、センセーショナルに現れホームランを連発していた中井は守備でダイブし長期離脱を余儀なくされた。あの夏にいた中井と今いる中井は姿かたちは同じでも別人だ。あの夏の記憶が強過ぎたから、中井が過剰な期待から解き放たれるのに3年も4年もかかった。ケガで全てが変わってしまった例は古今東西枚挙に暇が無い。

大きなケガをしても何事もなかったように戻ってこれてる例もある。だから悪い方にばかり考えちゃいけない。
ただ、これは痛いわ。上り調子で頭角を現してきた尚輝としても、ショートの代役のショートを失うチームとしても、本当に痛い。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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思いは届かない。願いは叶わない。努力は報われない。
自分の精神状態に重ねてそんなことを言いたくなってしまう村田さんの会見だった。

引退という言葉を避け、現実を受け止め前に進むと何度も語りながらも、その言葉とは裏腹に声に力はなく、顔に精気もなかったように見えた。落ち込んでいるというよりかはもう淡々としていたのだろうけども。

なぜこんなことになってしまったのだろう。
未だに信じられない。ファンの視点、選手の視点、球団フロントの視点。それらの埋められない差異が原因なんだろうけど、最低待遇でもいいとまで公言していた超一流選手を獲らない理由としては釈然としない。

人間性がどうの、若手の出場機会がどうのと推測で物を言っても何も見えてこない。
管理人が理解できなかったのは、若手の代わりじゃなくロサリオやドミンゲスみたいに失敗した外国人選手の代わりなら村田さんで十分に務まったはずだし、昨秋からこれだけ注目されてきたんだから人気面、集客効果だって見込めたはずだと思う。それがどうしても理解できない。

プロとは興行だ。かけたお金に見合うリターンを計算できればいい。極論すればそういうことだ。
4打席で一度長打を期待するタイプだから、代打には向かなかったかもしれない。あまりチャンスに強くないのも周知の通り。だけど、数百万で獲れるなら十分に余りある選手なのも周知の通り。
それに、この経緯で巨人戦の終盤に代打で出てきたらどれだけ盛り上がることか。点差によってはジャイアンツファンだって応援するよ。

非情な現実にやるせない思いになる。
超一流選手の幕引きとしてはあまりに悲しい。
村田さん、シートノックのようにショート正面に打つゲッツー。撫でるようなスイングでセカンド正面に飛ばすゲッツー。かと思えば打った瞬間にそれを確信するレフトへの大アーチ。坂本や岡本にもできないライトへの強い当たりのホームラン。体型に見合わない華麗なグラブ捌き。飛び込んで捕ったあと、目にも止まらぬ速さで起き上がり一塁へ見事ストライクの送球。
チャンスに弱い、契約最終年だけの帳尻合わせと揶揄されながら、2013年7月8月の連続月間MVP、そして2016年の大復活。書いてて泣きそうになるくらい思い出があります。笑い、泣き、怒り、喜び、村田さんに一喜一憂しながらジャイアンツを見られた6年間、本当にありがとうございました。
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ストレート。
実は内海というピッチャーを測る目安はただそれだけである。

低めに変化球を集める制球力。
腕を振って遅い球を投げ込む投球術。
球種で腕の振りが変わらない技術。
速いクイック、巧みな牽制球、野手顔負けのフィールディング。

客観的にはいくつも内海を形容する褒め言葉はある。
だけど、これらはいつでも出来てる。成績が奮わなかったシーズンも、これらについては実に内海らしいピッチングができていた。

じゃあ、ここ数年のダメなシーズンと今年を比べて何が違うかといえば、ただ一つストレートの威力。これだけだと言っても過言じゃない。
ストレートに威力があるから遅い変化球が活きる。速いストレートに合わせてタイミングを取らざるを得ないから、低めにきたスライダーに釣られ沈むチェンジアップに泳ぐ。
変化球待ちでも簡単に捌ける程度のストレートだと、いかにスライダーが低めに決まろうが、いかに腕の振りで球種が見分けられなかろうが全てが死ぬ。近年の内海はそれだけで説明がつく。

今年はストレートが生きてる。
135キロだろうがこのピッチャーに球速は関係ない。失速しないで打者の手元までグーンとくる球かどうか、内海を測るバロメーターはそれだけだ。

そして、自信があるからこそ言えたんだろうけど、ヒーローインタビューで言った「一度でもダメなら下に落とされるつもりでやってる」「それでも絶対残ってやる」が素晴らしかった。今の内海の置かれたポジションを如実に表してたし、そこに見える覚悟、意地、プライド、全てが美しい。

内海といえば2011年2012年の2年間だけを言われがちだけれど、実際にはその3年くらい前から巨人のエースは内海だった。最低でも5年間は内海がエースの時代はあったと思う。だって、グライシンガーやゴンザレスを巨人のエースとは呼べないからな。
それだけの格がある選手が一軍と二軍を行き来する立場になりながら、それでも腐らず一兵卒として結果で示した元エースの生き様。なんかもう素直にかっこよかったよね。

次もまた、ギッコンバッタンする変なフォームから意外に伸びてくる135キロを見せてくれ。
志願の130球、本当にお疲れさま。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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管理人はボロボロである。
7月下旬、台風一過で関東は快晴に恵まれた日曜日。きっと明るいうちからアルコールを嗜まれた諸兄も山ほどいらっしゃるかと思う。
だけど、朝の6時からビールを開け、僅かな仮眠の後に出社し、更に外回りなことを悪用し11時から飲み直して一日働いてきたのは管理人だけだろう。もちろん今も仕事終わりで飲んできた後だ。アル中コースまっしぐら、もう社会生活を送れるかどうかのボーダー上にいると自覚している。

そんな管理人でも、ジャイアンツの勝ち負けは気にしてる。
自分の支えとし、一喜一憂してボロボロの中でも生きる糧にしている。

そして、試合前に舞い込んできたマシソン抹消のニュース。
いよいよ今年はダメかと思わされる強烈なバッドニュース。
管理人は、シーズンを諦めて若手の育成に充てろみたいな意見は大嫌いだ。愚の骨頂だし100%間違っていると思ってる。毎年勝つことを前提に戦って、その中で育った若手にこそ価値があるし、毎年Bクラスの中で育った選手に勝負強さが生まれるとは思えない。阪神見てたらわかるだろ。
 
そんな管理人でも、いよいよ今年を諦めるマシソンの抹消。
言葉には出さずとも、そうか今年は若手を見るか、と切り替えた矢先の高田くん大炎上。
・・・まあ、あれだ。中日ファンの人でも「もういい、やめてやれ」、「ちょっと遠慮したれや可哀想やろ」って思ったろ?
そう思われてることが既にプロじゃない。プロは上に見られるからプロなんだ。同情されたらそれはもうプロじゃない。

なあ、高田くん。
制球やクイックに問題はある。これから取り組む課題はいくつもある。
だけど、とりあえず忘れようや。今日の惨状を振り返るよりは忘れた方が前向きだよ。切り替えられずに後ろ向きにウジウジしていたら管理人みたいになる。今日は無かったこととして、より自分の良さに磨きをかけて一軍に再チャレンジしようぜぃ。

そして、勝ちに徹することもできず、若手の育成に充てることもできず、ただただ負けを重ねていく無能な首脳陣よ。
負けたら去らなきゃいけないんだよ。わかるか?
管理人は覚悟はできてる。おまえらに来年無職になってる覚悟はあるか?おまえらはいったいいつまで利権にしがみ付いて、管理人の大好きなジャイアンツを汚し続けるつもりだ?もうおまえらの味方なんか一人もいないんだぞ。

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泥沼である。6連敗である。
やることなすこと裏目に出るし、見てる方がげんなりして脱力するような試合を毎日やらかしてくれる悪夢の真夏である。

さて、どこから手を付けようか、何から改善しようかと考えたときにやっぱりこの不自然なキャッチャー起用は避けて通れない。
確かに小林は打たない。笑うほど打たない。
それをもってレギュラー剥奪でも文句は言えない。それはその通り。認めよう。

だけど、この干され方はおかしい、明らかにやり過ぎだし、イジメだパワハラだそんな構図しか見えてこない。
そして、打てない小林の代わりに出した「打てるキャッチャー」宇佐見、大城はスタメンになるとまるでパッとしない。

でも、そんなの当たり前なんだよな。
宇佐見も大城も打者としては優秀な部類。単純に打力だけ比較したら小林とはかなりの差がある。それは間違いないと管理人が太鼓判を押してやる。
だけど、それはあくまでバッティングだけに傾注し、打席のことだけを考えてやった場合に限る話。

「前の打席で○○さんはスライダーにまるっきり釣られなかった。読まれてたかな」、「●●さんはアウトコースが見えてなかったから次もその攻めでいけるかな」、「そろそろストレートの球威が落ちてきたから少し変化球多めの配球に切り替えていこうか」、「次のイニング頭から上原さんかな、澤村さんかな・・・」ってことを絶えず考えてるのがキャッチャーなんだよ。気の休まるヒマなんかないし、時には自分の打席すらどうでもよくなるくらいずっと考えっぱなし、悩みっぱなしのポジションですよ。

ノムさんがよく言ってるじゃない?外野手出身で名監督はいないって。
それって、俺は現役時代あれだけ考えて頭を使って野球をしてたのに、外野手なんて何も考えてない。そんな脳まで筋肉の連中に監督なんて務まる訳ないだろう、ってことだからね。
裏返せば、キャッチャーってそれだけ神経をすり減らし、肉体だけじゃなく頭脳労働まで強いられる過酷なポジションなんだ。


つまり、宇佐見も大城もバッティングどころじゃないんだよ。
打つだけなら小林よりもいい成績は出せるだろうけど、打つ以外のところでこうして負担が大きいから打つ方にも悪影響が出る。こんなの当たり前なんだよ。だって宇佐見も大城もキャッチャーとしての経験なんてないに等しいんだから。

だから、勝ちたいんならもういい加減に小林を出せ。
守備面は3人の中ならダントツでマシだから。この数週間、大城も宇佐見も経験を積んだんだから、それを活かすなら小林に代打を出しやすくなったってことだ。それ以上でもそれ以下でもない。
誰がキャッチャーでも失点は減らないし、小林と違って肩の弱さを突かれるケースも目に付く。もういい加減に小林を出せ。小林が4打数ノーヒットでも構わないから勝てるチーム体勢を作れ。ファンはみんなわかってる。わかってないのは「愚の骨頂」を体現してる監督様とヘッドコーチだけだ。ホントにもういい加減にしろよ。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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やることなすこと全て上手くいかない。
そして、そのやることにビジョンというか狙いが見えないから尚更イライラする。

野上にせよみつおにせよ、先発としては物足りないから中継ぎに回す。まあここまではいい。
だけど、現状のチーム状態からしたら、この二人は不安定な上原と澤村の代わりを務める立場であり、ただの一人もいない勝ちパターンのサウスポー要員として使う立場であり。そういう起用が前提なんじゃなかろうか。

今日みたいに露骨に敗戦処理に使って、それがいったい何になるというんだろう?
調整とかなら二軍でやってこい。いや、ついこの前までそれをやってきたんだよな。
野上はFAで来た選手。みつおはタイトルホルダー。共に実績は十分にある選手。
それを敗戦処理で使ったんじゃ本人もプライドが傷付くし、抑えたところでチームとしても得られるものは何もない。そして今日みたいに抑えられもしなかったら、全ての全てがマイナスになり食らうダメージは2倍にも3倍にもなる。何も残らないどころか焼け野原になるんだよ。

そして、未だに納得がいかないのだけど、野上とみつおはローテを外されるような、そんな不甲斐ない成績だっただろうか?
管理人も全試合を見ている訳じゃないから強くは言えないけれど、野上やみつおに菅野みたいな成績を求めてるならそれはお門違いで、特に野上なんて8勝8敗でも一年通してローテを守ってくれることが第一義の存在なんじゃなかろうか。一度や二度ひどい負け方、情けない内容のピッチングをしたところで、それでもシーズン通して投げてくれれば御の字とするべき存在なんじゃなかろうか。

先発して結果を出せるピッチャーをこんな風に使ってたら、そりゃ本人も腐るしせっかくの起用なのにチームにも何のメリットもない。谷岡や中川を使ってるのとまるで同じだよ。
使った方の意図もまるでわからない。今日の試合うんぬんでなく、シーズンを通して戦っていく観点で見たときに1ミリもわからない。そういう中で選手がきっちり仕事をこなして同情が集まるような状況ならまだしも、そこで失敗して試合を壊したんだからそりゃもう最悪だ。野手が気の毒になるほどの凡戦だ。

なんかさぁ、使った方も間違ってるし使われた方もひどいもんだしで、結果何も残らずみたいな試合。12年ぶりの巨人戦を楽しみにしていた倉敷の皆さん、申し訳ないというかご愁傷様というか・・・。
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すごいなあ。ミラクルだよなこれ。
カープファンでさえ、さすがに今日勝つとは思ってなかったんじゃなかろうか。

序盤で6点の大量リード。
なんというか今日はそういう雰囲気のある試合。一昨日奇跡的な負け方をして、昨日はエース菅野がノックアウト。カープの圧倒的優位にして力量差も相当にあることが明白になり、もう今日の勝ち負けにさほどの意味がなくなって迎えた試合。
・・・ほら、大型連敗が止まるのってこういうタイミングじゃない?
山口や菅野に比べると格の落ちる今村が投げて、あまり重みなく注目度も低い中でひっそり勝つのがよくあるパターンじゃない?

それがこうなる。
巨人ファンはもう呆然と見つめるしかないし、カープファンだって喜ぶより何よりまず笑ってしまったんではなかろうか。だって、今日のカープはたったの6安打だよ。その6安打のうち5本がホームランってなんなのこれ?マツダってむしろホームランが出にくい球場じゃなかったっけ?

自力優勝消滅とかどうでもいいです。だってこのチーム7月下旬にして借金あるんだから。自力どころか他力優勝もないよ。
ただ、それでも今日は勝つと思った。そういうチーム状態であれ、今日は勝つ巡り合せの日だと思った。
驚いた。ただただ驚いた。冗談抜きで次のマツダはいつもと違うユニフォームを着るとか、移動手段を変えるとか何かしら神頼み的なところまでやってもいいんじゃなかろうか。いやぁ、驚いた。
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管理人は人格障害者である。

認めたくないけれどそれを認めないと前に進めない。全世界の目に触れるネット上ではあるものの、ここは管理人の私的スペースでもあるから、ここに後悔だらけの半生を綴る。今のこの気持ちを記す。今日は巨人の話は出てこない。劇的に逆転された哀れな巨人ファンに興味がある人はこの一つ前の記事を読むといい。

管理人は無意識に人を傷つける類の人種である。
自分が世界の中心で周りは脇役。人にやってもらって当たり前、自分は主役で当然だとナチュラルに刷り込まれていて、他者への感謝の感覚、他人の気持ちを慮る配慮に著しく欠けている。実際、昔の上司からそんな指摘をされたこともあった。他者に対する共感性が薄いのは人格障害の特徴の一つ。人格障害の説明を読めば読むほど、自分にあてはまることばかりでむず痒くなる。

その結果として友達がいない。
愛してくれた大事な人さえ自分のもとから離れていく。浅く知り合っているうちはよくても、仲が深まり管理人の人間性が知れてくると必ず人は離れていく。
それを良しとして割り切っていた頃もあったけれど、今こうして大切な人を失い、人とどう接していいのかわからなくなり改めて自分の空虚さを感じる。

自分のおかしな性格は自覚しているから、世の中とは距離を置きあまり人と関わらないように生きてきた。家庭を持つことも早々に諦め、友達もいなくてもいいやと虚勢を張って生きてきた。
でも、管理人も人の子。人生が変わるほどの恋をして、その恋がついこの前終わった。
その子は管理人のことを愛してくれた。こんなに愛されたことはないと思えるくらい、自分よりも管理人を立て管理人のことばかりを考えてくれた。自分の人生を変えてくれる救世主のように管理人を捉え、愛だけじゃなく夢を管理人に託して期待してくれた。
管理人もその子を愛した。朝から晩までその子のことばかりで、生活の中心は紛れもなくその子だった。その子のウィークポイントも全て可愛らしく思えて、大事すぎてどう扱ったらいいかわからなくなるくらい自分の全てだった。

だけど、それだけ愛してくれた子でさえ管理人から離れていった。
自分の中心にあったものを失った管理人は、その子を守れなかった報いか精神を病んでこんなブログを書いている。長く読んでいただいている読者さんはご記憶の通り、一年ほど前に初めて門を叩いた心療内科に今日久々に行き、精神安定剤を処方してもらってきた。
その子には遂に秘密にしたままだったけど、管理人は呼吸器系が弱い。軽度ではあるものの睡眠時無呼吸症候群を患っていて、短時間の眠りだけで夜中に何度も目が覚める。長時間の安眠なんて忘れたくらいもうしばらくない。
こうして心を病んだとき、弱り目に祟り目じゃないけれど弱いところから綻びが出る。過呼吸でありパニックであり、息をすることが困難になる。起きて過呼吸寝て無呼吸、ってまるで何かのキャッチコピーだ。
心理的要因なのはわかっているけれど、アルコールに頼ってばかりじゃ内臓も壊してしまうので、お守りのような意味合いで安定剤をいただいてきた次第。


その子と別れたショックだけじゃない。
今回管理人はもう自分は人と分かり合えないんだな、もう一生一人きりなんだなと気付いてしまった。見て見ぬフリをしてきたことであり、若い頃はそれを自分の看板のように考えていた時期もあったけど、もうこれは覆せないことで、受け入れなきゃいけないことなんだなと気が付かされた。気が変わったから恋をしようか、家庭を持とうかなんて選択肢は完全に消えた。いや、消えたんじゃなく元から無かったんだと気が付いた。残ったのは稼ぎも少なく彼女も友達もいない独居中年ただ一人。やっと夢から覚めた。
管理人の周りには誰もいない。これが死ぬまで続く事実にパニックになった。

なんでこんなダメな人間になってしまったんだろう。
その子に言いたくないサヨナラを言わせてしまった。相手の気持ちを一番に考えられる心の優しい子だったから、言われたことが本心じゃないのはわかってる。管理人の未来を考えて、前に行けと押し出してくれようとしたのはちゃんとわかってる。だってそういうところに惚れたんだもの。無理に笑ってくれたのも、嘘を取り繕ってくれたのもちゃんと伝わってる。

そして、こんな自分を変えたいと思ったときに、何から変えればいいか、どこから手を付ければいいかわからない。だから冒頭の人格障害という言い方になる。悪気は無くても相手を傷付ける。相手が傷付いたこと、不快に感じたことにこっちは気が付かないからタチが悪い。
管理人は付き合いが浅いうちはA型に誤解される。血液型占いなんてものを信じている訳じゃないけれど、B型だと見抜かれたことはほぼない。それが親しくなるうちにTHE・B型に豹変するんだろう。人との距離感、どこまで自分を見せるべきなのか出すべきなのかを間違えたままで、優しくて社交的な表の顔と陰気で粗暴な裏の顔にギャップがある。今回も愛する子に粗暴な面を見せ傷付け失望させた。酒のせいじゃない、全て自分のせいだ。管理人の一番はあくまで管理人で、その子のことを思っている自分に酔っていた。歩み寄り寄り添う気持ち、相手のことを考える想像力、自分にはまるでなかった。歩み寄って寄り添ってもらって、管理人のことを気にしてもらえる日々に胡坐をかいていた。

一つエピソードがある。
数年前転職活動をしていたとき、転職エージェントに相談し職を紹介されたりアドバイスを受けたりしていたことがあった。そこで性格診断のテストを受けた。いわゆるSPI的なあれだ。
結果、過去に例を見ないほどひどい成績で、自己中心的で周囲のことを考えない性格だとの診断が出た。そのときのエージェントの引き攣った顔は今でも覚えてる。
そこから更に遡ること数年、経験が買われ採用がほぼ内定し、条件面とかいつから出社するかなんてところまで進んでいた話が、最後の最後にあった性格診断テスト(今思えばこの順番はおかしいのだけど)で引っくり返り、突如採用枠そのものが無くなったというどう聞いても苦しい嘘で内定を取り消されたこともあった。

外面はいいから普通の人のフリはできる。
短時間の面接であったり、初対面で会食する分には上手くやれるんだと思う。一応今も昔も営業職だしね。
だけど、いざ自分を出して人と向き合っていこう、人と共に歩んでいこうとしたときに、どうしていいのかわからない。愛した人のことさえ守れず、あれほど愛してくれた人さえ自分に愛想をつかすことになる。

ちゃんとした人になりたい。
今度こそ自分を変えたい。そう思う。
一番それを見ていてほしい人はもう隣にはいないけど、それでもこのままでいたくない。現実に気付きパニックになったけど、それを治療して終わりじゃなく自分のこういう人間性こそを治したい。
管理人は時に人から真面目だと評される。今回も愛した人の親族からそんなことを言われた。そう見える部分があるのを自覚しながらも、それは違うと言い切れる。自分自身に対してもっとも不真面目だったのが他でもない管理人だ。悪いところ、足りないところを誰かが受け止めてくれるような気がしてそのままにしてきた。今そのツケが一気にきたんだと思う。

ずっと逃げてきたんだと思う。
子供の頃は世界の真ん中にいた。我ながら人気者だったと思う。そこからどんどん逸れて、浪人して同級生と実年齢が合わなくなることも繰り返したりして、気が付けばコミュニティの外に自分の居場所を求めるようになってた。主役でいたいプライドを保っていたいから、主役でいられないところからは逃げるようになった。文字通りの意味でも、結婚とか概念的な意味でも。

まだ戻れるかな。「もう遅いねや」ってさんちゃんの名台詞が聞こえてくるけど、まだやり直せるかな。空虚な部分を見透かされないように、人と向き合わない性格を変えられるかな。
そうしたい。自分の愛した人くらい守ってやれる自分になりたい。陽の当たる道に戻りたい。
ゼロどころかマイナスからのスタートだけど、もう人を失望させないように。


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BSにせよネット配信にせよ、有料媒体でしか見られなかった今日の試合。
わざわざ金を払って試合を見ている巨人ファンの皆さんは何を感じただろう。管理人は、筋書きが決まっていたドラマを4時間半に渡って見せられたような、強烈な無力感に襲われている。

序盤に7点も取られた。
だけど、大半の巨人ファンがそこで感じたことは「えっ!?」じゃない。「またかよ・・・」だ。
マツダに来る度に味わうこの感じ。所詮カープには適わないと痛感させられるデジャヴ。ここまで何度も何度もあった。

だけど、ここまで戦った。
追い付くところ止まりかと思いきや、劇的に勝ち越してあと一人のところまで追い詰めた。
新井VS澤村は管理人が熱くなりすぎて家の中で手をぶつけて出血したほどだし、みつおの好投、陽とマギーの3ラン、上原のメモリアルピッチング、岡本のアーチ。今日はハイライトが山ほどあった。
完全アウェイのマツダだからおかしな雰囲気だったけど、これが東京ドームなら地鳴りのような歓声に包まれたはずの熱い熱い試合だった。誰かを責めるなら先発の山口だけで、今日は他の全員が勇敢なチャレンジャーだった。

それでもこうなる。
あとアウト一つまでいきながら、ある意味ミラクルのように負ける。これが今年のチームだし、カープとジャイアンツの埋められない差だ。それを見ていた人全員がイヤでも感じてしまう痛恨の敗戦。きっとシーズン終了後、あの試合が今年のターニングポイントと言われるに違いない特別な一敗。

悔しいとか悲しいじゃない。無理に言葉を搾り出せば出てくるのは「なんてことだ」だけ。
抗えない大きな力に対し全力で歯向かい、最後の最後で撥ね返されたような圧倒的な無力感。今日は寝られるかな・・・。
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坂本がいない。
大事件だ。もっとも恐れていたことが起きたと言っても過言じゃない。ずっといてくれて当たり前で、打撃でも守備でもチームの要のキャプテン坂本。他球団ファンからもその存在を羨ましがられる数少ないジャイアンツ選手の一人で、チームを家とするならばその一番太い柱が折れてしまった感がある。

そして、気が付けばいつの間にか先発スタッフは様変わりした。
ヤングマンとメルセデスがローテーション入りし、内海も投げる度にその存在感を増している。
逆に開幕ローテに名を連ねた吉川、野上は中継ぎに立場を変え、大竹と田口は一軍から姿を消した。
プロ野球とはこういうものだし、チームとはこういう生き物のようなものだけれど、3月4月と比べると投手陣スタッフは激変を遂げた。

甲子園では目立たなかったけれど、時間が経てば経つほど坂本の穴も痛感するようになる。断言しておいて間違いない。
坂本がいないジャイアンツ。この11年間、見て見ぬフリをしてきた悪夢の仮定「坂本のいないジャイアンツ」。それが現実のものとなり、ベンチもファンも経験したことのない坂本ロスの夏を迎える。坂本がいなくても夏休みのチビッ子ファンはドームに来てくれるかな、そんな不要な心配までしたくなる。

でも、これが現実。
理想通りにはいかないのがペナントレース。だって半年もかけてやるんだもの。
構想は崩れたとしても、それでも先発ローテーションがなんとか機能しているように、坂本がいない野手陣も今いる戦力でやりくりしていくしかない。尚輝と俊太じゃ打撃が頼りないし、そこに代打を使おうもんなら交代で出てくるのは吉川大と中井だ。これから「坂本がいれば」は何度でも何度でも思うことになる。でも、この現実を受け止めて前に進むしかない。
実は管理人も理想と現実のギャップをイヤというほど味わっている。今年ようやく巨人ファンの彼女を作る夢を叶え、一緒に何度も観戦した夢も束の間、気が付けばまた一人に戻り大ダメージを受け足掻いている。胸を掻き毟るような思いで自分の至らなさを責める日々だ。

でも、繰り返すけどこれが現実。
坂本のいないジャイアンツ、彼女のいない管理人。並列したら怒られそうだけど、受け止めて前に進まなきゃいけないのは一緒。なすがままにあるがままに現実を受け止めて、そこで踏ん張って蹴り返せたらまた前に進めるかな。
管理人は坂本の代わりを務める選手、リードオフマンの長野でありショートを守る尚輝でありを見て自分の励みにする。
この夏、彼らが輝いてくれたら管理人もまた息を吹き返せるかな、なんて夢を見る熱帯夜。

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いいね。阪神の元気の無さに助けられた感もあったけど、破竹の5連勝で一気に5割復帰。後半戦のスタートとしては実にいい感じ。

でも勝つには勝ったけど、内海や亀井さんを褒める前に気になってしまうのが澤村の状態。
このところ毎回失点してるように感じるし(正確には直近5登板で4度失点)、投げてる内容も非常に悪い。球はバラついてストライクボールがハッキリしてるし、ストレートも球速の割に威力の無い、いわば力任せで投げたような球に見える。

これは春先に酷使しすぎた疲労もあるし、本人に因る部分でいえば太り過ぎだよ。澤村を見る度に思うけど、顔がパンパンで首が無い。管理人の知ってる澤村はあんなじゃなかった。田口より誰より太り過ぎを指摘すべきは澤村だと思うんだがなあ。

澤村は絶対に必要な選手。このまま沈んでいかれたら困るし、澤村なくして優勝なんてあり得ない。
だから少し休ませろ。二軍に落としてもいいし、調子を戻してくるまで調整させろ。
春先は今日好投した上原がお荷物のようになっていて、その穴を埋めるかのように澤村が連日イニング跨ぎで投げ続けてた。誰でもいいときもあれば悪いときもある。シーズン通して好調を維持するなんてそうそうあることじゃない。今が澤村の底と捉えて少し休ませろ。

代わりをどうするかと言うならば、せっかくみつおや野上をリリーフ待機させてるんだから、セットアップのタイトな場面で澤村の代わりにバンバン使えばいい。二人とも経験だけは豊富なんだから。
それともあれか?まさかロングリリーフやらせるためだけに下から呼んだのか?
誰かを誰かがカバーしてこその選手層だし、カバーされた方も自分の居場所が無くなると危機感を持つからこそ頑張る原動力になるんだよ。

連勝中で借金もなくなった今だからこそ、7回みつお8回野上みたいなリレーがあってもいいんじゃないかなあ?余裕があるときしか新しいことって試せないんだぞ。違うかい?
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亀井さんはな、これくらいやって当たり前なんだ。
何も驚くことじゃない。彼のポテンシャルからしたら至極当然のことだし、亀井さんは去年も今年も自分の居場所を奪われかけながら自力で取り返した一流選手なんだ。今や押しも押されぬ巨人の主力だし、巨人の中軸打者はこれくらいやってくれなきゃ困るんだ。



神宮球場はスタンドからブルペンが見える。
誰が肩を作っているかななんてチラチラ横目で見ていた管理人だけど、試合も中盤に入った頃、投げ始めた左腕に目を見張った。背番号21、吉川みつおがそこにいた。

・・・そうなんだよ。
借金生活が続くジャイアンツとはいえ、まだ何も終わってないし何も決まってない。今のチームが上を目指して戦うときに、左の中継ぎは致命的に欠けてるしそこが欠けたままじゃ絶対に上には上がれない。
そして、今ここにいない選手は来月も再来月もいないものと思うべきなんだ。酷な言い方だけど、使えないから下にいる選手がこの先戻ってきたところで戦力にはならない。もうそう考える時期なんだ。

だから、この前管理人は、田口が下から戻ってきたらリリーフでもやれと書いた。それが田口じゃないとすれば、もうみつおしかいないんだよ。実績があり先発をこなせるだけの実力もある。そのレベルの左腕はこの二人しかいないんだ。
彼らが中継ぎをやってくれてそれが機能したら、2018ジャイアンツにもまだチャンスはある。夏をあきらめることなく戦っていける。管理人はそう思う。

ローテの谷間でお情けのように先発するくらいなら、勝ちパターンのセットアッパーで自分の存在感を示してみせろ。今年、春先のみつおは良かった。勝敗に関係なく試合をしっかり作れてた。その自信を持って勝利の方程式を描いてみせろ。

後半戦の鍵を握るキーマンは何人かいるけれど、みつおも間違いなくその一人。無能呼ばわりされることが当たり前になってきた首脳陣よ、開き直ってファンがあっと驚くような選手起用の一つでもしてみせろ。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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まあ、どうしたって話題は山田のサイクル安打に持っていかれる。こっちが点を取ったのもエラーだのパスボールだのヤクルトさんのミスに救われた感が非常にあるし、見せ場になったマギーと岡本の連続アーチは大勢が決した後だった。

ってな訳で、試合の中身よりかは新戦力ヤングマンについて。
普通のピッチャーってのは、キャッチャーの方向に真っ直ぐ踏み出してくる。
ところが、ヤングマンは右打者寄りに角度を付けて踏み込んでくる。これがいわゆるインステップ。藤浪くんと同じ。
ここからが特殊で、ヤングマンはその状態から上半身を左打者側に向けて投げ込んでくる。足は右側へ上体は左側へと身体をツイストさせ、長い体躯を捻るように投げてくる。インステップからのキャッチャー方向じゃなく、極端に右と左に分かれるなかなか見ないピッチングフォーム。

これは間違いなく打ちにくい。初見だと絶対に戸惑う。
右バッターは踏み込んでこられる本能的な恐怖感があるし、左バッターもなかなか無い角度から向かって来られる違和感があるはず。

投げるボールは大きな曲がりのドロップカーブ。あのマイコラスを彷彿とさせるような軌道の落差の大きいカーブ。これは十分に有効なボール。
ただ、マイコラスと違うのはストレートにさほどの威力が無い。フォームが特殊なことを抜かして、投げてる球だけ見ればそれほどのものでもない。そして、組み立てとして「カーブかストレート、たまにスライダー」みたいな配球だから打者がヤマを張りやすい。フォームにフロックがあっても、ほぼ二択で球種を張れればプロは順応してくる。

前回中日、今日ヤクルトと2カードを終えた状況だけど、一度対戦した相手と再戦したときがこのピッチャーの試金石。
ただ、悲観的な憶測を書きたい訳じゃなく、あの変なフォームとなかなか日本人が投げられないカーブには可能性も感じる。みなさんもそんなことを意識しながらYMCAの次回登板をお楽しみくださいませ。
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まあ、試合は二の次だよ。
昨日智之が快心のピッチングを見せたことの逆で、今日は相手にいいようにしてやられた。昨日みたいな日もあれば今日みたいな日もあるってことだ。

で、本題の柿澤ですよ。
モラルうんぬんを語る前に、驚いてしまうのは、なんでこれがバレないと思ったんだろうか。それがまず一つ。

そして、いくら二軍暮らしの若手とはいえ、もらっている年俸は推定で600万超。同年代のサラリーマンと比べたら破格に多い額。なんでこれで消費者金融のお世話になるような羽目になるんだよ。それが二つ目。

プロスポーツ選手ってのは、頑張れば給料が上がるダメなら下がる。一般のサラリーマンよりもダイレクトにそれが反映してくる仕事。頑張って結果も出しているのに、それでも待遇が恵まれないサラリーマンなんて世の中にごまんといる。
結果を出せば収入5倍10倍も夢じゃない環境にいながら、それでいながらこんな短絡的な道を選び破滅したことが残念でならない。

おまえはいったい仙台から何しに来たんだ、と問い詰めたいし、客観的に見てその答えは「野球」ではなく「仕入れ」なんだと思わざるを得ない。だってなんだよ110点ってよ。どこの卸し業者だよおまえは。内部調査で解決したからこれでも穏便に済んだだけで、選手が外部犯を疑って被害届でも出してたら普通に逮捕されて刑事罰を受ける話。立派な犯罪だよこんなの。
管理人でも「また巨人か」と言いたくなる不祥事の連発だし、もうアンチの皆さんには罵倒したいだけしてもらって構わないとさえ思う。情けないとはこのことだ。

そして、この話で思い出したのは、事の真偽はわからないけれど同じ理由で追放されたと噂になった過去の某投手。
繰り返すけど真偽はわからないし、もう一般人だから波風も立てるべきじゃないけど、「巨人 ロッカー 泥棒」とかで検索すると未だにバッチリ出るねw
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何もない。
厳しく言えば、ただ左で投げてるだけで光るものは何一つない。どの球種もまんべんなくダメなもんだから、リードする大城だって組み立てようがない。

なぜか炎上しても黒星が付かない運があったけど、それでもこれで2勝6敗。
ようやく二軍落ちが決まったらしいけど、この7月まで引っ張りに引っ張ったのは首脳陣の判断ミスに他ならない。大竹や吉川光の扱いと比べたら特別待遇の感さえあった。

よく言われているように、体重と身体のキレの問題なら下で走り込みでもしてこい。
そして今年に関しては、無理に先発に戻らなくてもいいんじゃなかろうか。力のある球を投げられるようになったら、中継ぎをやってくれると非常に重宝するのだけども。なんたって、タイのオカマみたいなのは使い物にならないし、戸根も山口も高木もいたことすら忘れそうになるくらいだもの。
十数年前、尚成や上原が不振で先発から後ろに回ったように、たまにはそんな斬新な配置転換もいいんじゃないかなあ。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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台湾で陽岱鋼はスターである。

日本でいえばイチローのような、押しも押されぬ球界のスーパースター。しかも彼だけが特別じゃなく、野球を始めとするプロスポーツ選手だらけの家系に育ったいわばサラブレッドである。

そして、台湾は超がつくほどの親日国。
日本への関心が元から高い国において、祖国のスーパースターが日本の首都東京の伝統あるチームに在籍してる。今年はどうだか知らないが、去年はジャイアンツ主催ゲームの全てを台湾でも中継することがニュースになっていた。

・・・そんな中で8番バッターじゃカッコつかないよなあ。
本来なら1番やクリーンアップでも不思議ない選手が、よりによって8番バッターじゃ恥ずかしい。陽のプライドも傷付くし、場合によっちゃ台湾の皆さんから反感を買うことさえありそうだ。

陽岱鋼という打者の特徴を一言で挙げれば「ムラ」。
いいときは手が付けられないほどに打ちまくるけど、一旦調子を崩すとパタッと音無しのひどいスランプに陥る。
その一つのバロメーターは打球方向。強引に引っ張りにかかっているときは危険だけど、今日みたいにセンターから逆方向へ打てているときは心配ない。

台湾のプリンスが8番バッターじゃ締まらない。
守備においてはジャイアンツに陽以上のセンターはいないし、だからこそどれだけ不振であろうとスタメンの中にはいてほしい選手。
しっかり調子を戻して、また2番でも5番でも6番でも体裁のいいところにさっさと戻れスーパースター。
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なんでだろうなあ。
このオールスター前どころかまだ7月にもならない時期に、明日なき戦いの特攻ローテーションをやる意味はあるのかなあ。

上手くいったならまだしも、こうして負けるとダメージ100倍。
チームはひたすら傷付き失意のどん底に沈む。明日の希望も何もなくなり、疲労感がドッと押し寄せる。見てる側とすれば、終戦感さえ感じる何の救いもない試合になってしまった。

きっとね、首脳陣はカープ戦を最重要ポイントに考えた。そこにエース菅野をどうしても当てたいと考えた。
スケジュールを見ると、今週は火~木の週前半カードがカープ戦。来週は金~日の週後半カードがカープ戦。この両方に菅野をぶつけたいと考えた。オーケーオーケー、そこまでは悪くない。この時期に焦り過ぎだバカタレと言ってやりたい気持ちはあるけど、譲ってそこは認めよう。

ただ、それなら初めから今日に照準を絞って、先週の菅野を一度飛ばしてやるべきだったんじゃないだろうか。
無理に後半戦の開幕カードでヤクルト相手に投げさせなくてもよかったんじゃないだろうか。

今週木曜で来週金曜ならサイクルは崩れるけど、身体への負担は軽くなる。少し早めのオールスター休みみたいに休ませて、万全の状態で臨ませてやってこその最重要カードだったんじゃないのかね。菅野に本当のオールスター休みが無いことなんてわかりきってるんだから、ここで休ませてもバチは当たらんよ。
さらに言えば、その最重要ポイントに捉えてエースを使い潰すかのように投げさせたこのカードの、その中でももっとも大事な初戦にルーキー鍬原くんを立てた意味が全くわからんよ。

まあ、今日に限らずやることなすこと上手くいかず、逆に向こうは面白いように選手起用が当たった3連戦だった。未勝利の若手で菅野に勝つとかカープファンでも思ってないわな。
ま、今日はサッカーでも見ましょうか・・・。
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今日の1敗はただの1敗じゃ済まない。
物理的にも心理的にもズーンと重くのしかかる敗戦。苦手の相手にビジター球場で、苦手の先発ピッチャー相手に4点先制して負けるんだもん。堪えるよこれ。

鍬原くんも猛省してもらいたいとこだけど、人間だからこんな日もある。ルーキーにしてカード頭のローテーションを任せられ、しかもその最初に当たるのが首位カープなんだもん。多少同情の余地はある。

そして、先発がこうなった試合は二番手の結果で試合が決まる。
今日の森福はいったいなんなんだろうか。怒りも呆れるのも通り越して、あまりの無様さに笑ってしまった。
鍬原くんの出来からしたら、間違いなく早い段階からブルペンで準備はしていたはず。今日は出番があるぞ、それも早いイニングであり得るぞと、肩を作って待っていたはず。
それでこの内容なんだからもう救いようがない。ケガで降板したりして回ってきたスクランブル登板ならまだ大目に見るけど、今日は十分に準備できてたんじゃないかなあ。

若いピッチャーならまだしも、これがFAで入ってきた高給取りの選手かと思うとただただ寂しい限り。罵詈雑言を浴びせる気にすらならない、本当にただただ寂しい限り。
元から長いイニングをこなせるようなタイプではないし、投球間隔が長過ぎて野手のリズムも悪くなるタイプのピッチャー。はて、そう考えたときにこの高給取りがチームにいる意味はあるんだろうか。

そして、これよりマシな左の中継ぎがいないことが非常に深刻な事態。
山口や戸根や高木は何をやってるんだと悲しくなる。
チームとしても、どう考えてもやっぱり左の勝ちパターンピッチャーはほしい。今日、丸や松山がとても怖く見えたように、相手チームに左の強打者は多くいる。そこにワンポイントでもいいから当てられるサウスポーが必要なのは間違いない。

ちょっとなあ、蒸し暑い夜になおさら不快指数が増すような最低の試合だった。
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解説の山本浩二は今日、間違ったことと非常に的確なことを話した。

間違っていた方は菅野のストレートに関する考察。
誰の目にも制球の悪さはわかった今日の菅野だけど、浩二さんはストレートは指にかかっていい球が来ていると評した。
うん、普通のピッチャーならそうかもしれない。だけど、菅野智之のストレートはなんというかドーンと重くて強いんだよ。速いとか伸びてるとかの表現とは少し違って、いいときの智之はとにかく球が強い。今日はその片鱗すらなかった時点で絶不調で間違いない。中継見ててもカットかワンシームかと見間違うストレートだったし、ヤクルトの打者がことごとくバットに当ててきてまるで空振りが取れなかったのがその証拠。

逆に、さすが偉大なホームランバッターならではの解説は坂本の2ラン。
訳のわからない坂本の変態打法を実に的確に解説してた。
坂本のすごいところは肘の抜き方。あれを普通に打てば、ちょうど今日の長野が打ったタイムリーみたいに、どこか不細工な体勢で打つことになって打球はライン際に飛ぶ。もしくはどん詰まって内野ゴロになる。
坂本はそれをキレイにグワッと肘を抜いて器用に捌く。打つ瞬間に身体がピッチャーに正対するくらい開きながらも、強い打球がファールになることなくフィールド内に飛ぶ。浩二さんが言うとおり、あれをポール際でなく左中間に持っていくとかもはや曲芸の域にすら感じる。
今に始まったことではないけれど、あんなのどれだけ練習したって身に付かない天性の技術。こんな風に打てたらいいなあと、頭の中で思い描くことをサラッと体現できてる異常なバッティング。管理人の知る限り、インコースをああいう捌き方で強く飛ばせるのは落合と坂本だけだ。

さて、そんな試合だけども、今日取り上げて賞賛したいのはマギー。
・・・まだ完全に本調子ではないと思う。本人のイメージと打球が飛んだ方向に少し差異があるように思えたシーンもあった。
だけど、不振でスタメンを外されることも増えた男が、この仕切り直しにあたるタイミングの試合で4安打ですよ。よく戻してきた、よく合わせてきたと、どれだけ褒めても褒め足りない。
坂本や岡本だけじゃチームは勝てない。まだまだ先の長いシーズン、必ずこういうサブを固める準主役の力は必要。マギーもゲレーロも絶対に必要な戦力。断言しとくよ。
本人も今年はここまで悔しい思いでいただろうし、やっぱりサードには小粒な選手よりも長打の怖さがある選手に座ってほしい。まだまだバットで取り返してもらわないといけないからね、明日も頼むぜクラッチヒッター。
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