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その先にあるもの
ちょっとかっこよく前フリなんぞしてみる。
いや、何のことかと言えば競艇と競輪だ。
世間一般にはギャンブル、賭け事、博打と呼ばれ、時に色眼鏡で見られるもの。
齢30を過ぎると、とかく人生に新鮮味が無くなる。
それを打破する一番の方法は、「今までにやったことのないことをする」、これに限る。
競艇も競輪も入り口はそれだった。
多摩川競艇場も、西武園競輪場も、まさにギャンブル場。小汚いオヤジの巣窟だった。いや、年代的にはオヤジでなくジジイと表現すべきかもしれない。既にリタイアしているジジイが年金片手に通い詰めるような掃き溜めだった。
ただ、そんなスタンドの惨状をよそに、水面を駆け巡るボートの上には、バンクを死に物狂いで走る車両の上には、紛れもないアスリート達がいた。
この日のためにストイックな練習を重ね、一瞬の勝負に己の全てをぶつける。そこにいたのは他の競技と何ら変わらないスポーツマン達だった。
そんなアスリート達に魅せられた。
野球にもサッカーにもバレーにも負けない熱いドラマがそこにあった。
そう、それこそが「先にあるもの」だ。
それはパチンコ台の奥にも雀荘の中にも無いもので、ジジイの娯楽にしておくには余りにも惜しい人間ドラマだ。
ここまで競艇と競輪を好意的に捉えられるのは、「負けなかった」という事実も影響しているのかもしれない。
ビギナーズラックと言えばそれまでだが、初競艇も初競輪も負けなかった。熱いスポーツ観戦を楽しんで、財布の中身は増えた。
これで悪い印象を持つはずがない。
そんな訳で、人生二度目の競艇へと出かけた。
「1レースに1,000円以上は賭けない」
これが自分で自分に課したルールだ。
性格的にのめり込むことは無いだろうが、それにはそれで規律がある方が望ましい。暇も金も持て余しているジジイどもに合わせちゃいられない。
到着すると第9レースの発走前。
500円張る。全て外れる。
第10レース。
鉄板と言っていい本命がいるレース。当然にオッズは低めだが、前レースの負けを回収せにゃいかん。本命中心に張る。
・・・張った400円水の泡となる。チッ、波乱の展開だったようだ。
気を取り直して第11レース。
ようやく勝った。400円張って900円バック。第9レースの分は回収できた。
そして本日の最終第12レース。
今日の収支はこれで決まる。
軸になるであろうA1選手二人。それと気になるのはこの前「Number」のネットで見たA2選手。
オッズを見る限りその3人中心のレースで間違いないようだ。
よし、腹は決まった。
2連複で1-2と1-3。3連複で1-2-3。オッズは低めだが、今日の負けを十分回収できるくらいにはなるはずだ。
発走。
飛び出す1艇。追う3艇。3着争いも2艇が一歩リード。
理想的な展開。このままなら「2連複1-3」、「3連複1-2-3」が的中になる。
1は既に独走態勢。後ろは競っているが着順はこのままでいけそうな様子。内心、勝ちを確信し余裕でレースを見守る。
コーナーで3艇と6艇がクラッシュ
ちょ、おまwwwwwwwwwwwwwwwwww
クラッシュを回避した2艇も大幅に減速し上位争いから後退。
結果、1-5-6wwwwwwwwwwwww
やwwwwらwwwwwれwwwwwwたwwwwwwww
結局トータル800円マイナス。
うーん、次回は勝つぞぃw