まあ、落ち着きましょうや。冷静になりましょうや。
オープン戦で優勝なんてしたもんだから外野は妙に盛り上がってたし、解説者陣の順位予想でも意外にもジャイアンツ優勝が多かったもんで、なんだかのぼせ上がって夢見てた。2月くらいまでは今年もダメだろうって空気が支配的だったのに、なんだかあれよあれよと世論に釣られていけるような気になってた。
・・・そんなジャイアンツファン多いでしょ?
そこに冷や水をぶっ掛けるような開幕戦。エースはらしくないピッチングで燃え上がり、打線は去年のデジャヴのような貧打祭り。
まざまざと現実を見せられ、夢も酔いも醒め叩き付けられる2018年のリアル。
でも、管理人はこれでよかったと思ってる。
いずれ剥げるメッキなら早いとこ剥げりゃいい。
20勝を目指す菅野でもこうなることもある。昨日今日出てきた若手がそう簡単に打てるはずもない。これを踏まえて、自分の立ち位置を見つめてチャレンジャーとして戦っていってこそ2018年ジャイアンツ。王者でも球界の盟主でもなく、ジャイアンツは一球団にしてチャレンジャー。それを理解するいい試合になったと思う。
そう、ジャイアンツは挑む立場。驕ることなく上を目指し、胸を借りる立場。
そして、今年もこの季節が来た。
勝った負けたどころか、打った抑えたに一喜一憂し、まるで自分のことのようにジャイアンツのことを捉え、チームと共に笑い共に泣き一緒に歩く季節が来た。
東京は例年よりも早い桜で既にもう散り始めているけれど、今こうしてしみじみと思う。あぁ、今年も春が来た。