巨人・原辰徳監督(51)は15日、宮崎入りし、右ひじの張りを再発したグライシンガーに代わる戦力として久保に期待を寄せた。16日からの3日間の“合宿”で投手陣の状態を見極め、必勝ローテを組む方針だ。
スポーツ報知抜粋
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20091016-00000013-sph-base
グラシンはホントにダメなのかしら(´・ω・`)?
でも、「まあいいか」と思えてしまうのが、今年のグラシン。安定感が無いまま一年終わっちゃいました。
CS、日本シリーズで、先発登板しそうなジャイアンツのピッチャーの防御率を見てみると、
ゴン 2.11
尚成 2.94
内海 2.96
東野 3.17
グラ 3.47
で一番悪い成績。
で、これだけじゃ見えないものがあって、それを見ると尚更グラシンの内容の悪さが分かります。
野球には「自責点」と「失点」の異なる概念があります。防御率を計算するのは当然自責点になります。
失点は、そのピッチャーが投げてる時に許した点数のことです。これはわかりやすい。ただ、前のピッチャーが残したランナーが生還して、それも全てその時投げてるピッチャーの責任じゃあまりにも理不尽なので、その場合は「失点1自責点0」で自責点は記録されません。
「先発なんだから、前のピッチャーもなんもないじゃん」って?
ご名答。それは正解。
じゃあ先発ピッチャーの場合何が影響してくるかというと、味方野手のエラーです。
まあ、わかりますよね。味方のエラーでランナーが出た、そのランナーがヒットで生還して得点された、これで自責点じゃ気の毒です。
ただ、このシステムのおかしなところは、
2アウトからエラーで出塁 → ランナー1塁
次打者ホームラン → 2点入った
これでも自責点は0になるんですよ。
感覚的には「失点2自責点1」なんでない?と言いたくなりますが、「失点2自責点0」です。更に言えば、この後何点取られても自責点は0のまま。だから「失点4自責点0」なんてこともあります。防御率ってのは、実は結構やっかいな数値です。ちなみに、どういう場合に自責点になるか、この場合誰に自責点が付くか、を調べ出すと日が暮れますw ホントに複雑な設定なんですよ。
で、上記5投手の失点、自責点を比べると、
ゴン 失42 自38
尚成 失58 自47
内海 失66 自59
東野 失61 自54
グラ 失77 自62
と、グラシンがもっとも差があるのが分かります。実際は防御率のイメージよりもっと打たれてたんですよ。
ちなみにこの77失点、被安打173はチーム最多。自分より投球回数が多い内海、ゴンと比べても格段に多いです。
だからまあ、今年に関してはグラシンいなくてもセーフ。代わりにオビスポいるしね。
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