ファンならみんな思い出したはず。
しばらく前、5月だったか6月だったか、坂本にバントをさせたあの試合。
丸にバントのサインを出したことに、どうしたって思い出すのはその場面。
しかも、丸がバント失敗後の打ち直しでホームランを打ったことで、ともすると批判は原に向く。
「ホームランが打てるヤツにバントを命じるのは采配ミス」
そう詰るのは容易い。
でも、そう思ったヤツは原のことをわかっていない。
坂本でも丸でも関係なく、チームのために戦ってこその巨人軍。
それをナイン全員に今一度知らしめたバントのサインだったと思う。1点のために、1つの進塁のために、誰であろうと関係なく一丸となって突き進まんとするのが原野球。
原という監督の2つの大きな特徴。
①正解に至るまでありとあらゆる手段、方法を試す
②チームのためには個人の犠牲は厭わない
これを理解してたら、今日のバントもすんなり受け入れられる。そして、こういう結果を出した丸に対しての扱いが変わることも想像がつく。今日の結果を受けて、次は全く同じシチュエーションでもヒッティングのサインが出るはずだよね。
さあ、本当に今は波に乗っている。
その波は本物のビッグウェーブだと思って間違いない。でも、まだまだゴールは先だから、勝てるうちに一つでも勝っておこう。
Let's Go GIANTS m9(`・ω・´)!
結果的に上原の野球人生を大きく左右したのは2007年のシーズンなんではないかと思う。
その年のジャイアンツはクローザーが不在。まるで今みたいな状況だった。
そこで白羽の矢が立ったのが他でもない上原。故障で出遅れていたエースを、一軍に戻ってくるなりすぐクローザーに据えた原采配のウルトラC。
想像してみればいい。これは今で言えば菅野をクローザーにするのと同じ。いくら調子が悪かろうが、いくら病み上がりだろうが、圧倒的に能力が高いことが明らかなエースが9回に1イニングを抑えるためだけに出てくる。これが盛り上がらないはずがない。実際スタンドは大いに盛り上がったし、上原も期待に応え55試合に投げ4勝32セーブ4ホールドを挙げてみせた。
入団初年度から20勝を挙げ、ずっと先発が当たり前のエース街道を歩んできた男に訪れたこの転機。
この年の経験があったから、メジャーに移籍し先発としては失格の烙印を押された際にスムーズに中継ぎ、抑えへ転向できたのだろうと推測する。
先発上原のキャリアの後に、いわばもう一花咲かせてみせたのが抑え上原。まるで二人分の野球人生を駆け抜けたかのような21年間。
先発に固執することなく中継ぎ抑えに転じられたから、ワールドシリーズ胴上げ投手なんていう全てのピッチャーが羨む称号も手に入れられた。100勝100セーブ100ホールドは全ての持ち場を経験し、その全てで結果を出してきた誇り高き勲章。その全ての転機はあの2007年だったのではないかと思う。
上原、お疲れさま。
今のメンツで言えば、メルセデスのように投球テンポが良く、菅野のようなコントロールを持ち、どすこいのようにキレ味鋭いフォークを投げるピッチャーだった。老体に鞭打つのがいかにしんどいか同い年の管理人はよくわかる。ゆっくりゆっくり休んでください。