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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。松本さん!そのやり方は超カッコ悪いです!w     ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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クリーンアップが打ちまくった訳じゃない。むしろ、今日に限って言えばクリーンアップ3人は仕事をしていない。

ピッチャーが完璧に抑えた訳でもない。ネオ高木くんは今日えらく制球が悪く、あっぷあっぷしてた。

それでも完璧なまでの圧勝。素直に「強いな」って感じられたし、阪神側からすれば否が応でも感じたであろう力の差。
それを演出したのは控え組の選手。代打で出てきて一振りで決めた金城。絶大な存在感で縦横無尽に走り回った尚広。ベンチにいてもしっかりと準備し、いざ回ってきた出番でベストのパフォーマンスを出せるこの頼もしさ。

金城は、これで「金城で勝った」って言える試合3つ目かな?すごい貢献度だよな。
尚広のすごさを書き出すと、赤星解説者同様に止まらなくなってしまうので省くけど、そもそもパスボールで一塁ランナーがサードまで行くか?高校野球ならともかく、普通はその発想自体が無いよ。すご過ぎて笑ってしまった。
6年ぶりのホームランも(原がその6年前の一発をちゃんと記憶してたのがすごい!)試合の行方には関係なくとも、鈴木尚広という選手と、藤村、松本ら後輩たちとの格の違いを示すには十分だった。で、管理人以上の尚広ファン赤星が解説してると、それを知ってか知らずか尚広えらい活躍するよなw

それと、藤井の肩の弱さを突き、一塁三塁の形を作っては一塁ランナーが盗塁を繰り返し、じわりじわりとボディーブローで追い詰めていった攻めもよかった。7回1イニングで3盗塁だもんね。これ相手はたまらんよ。

主役が目立たなくとも、脇役の圧倒的な存在感と相手を嘲笑うようなスピード野球で圧勝。どこからでも、どんな形でもこうして完勝できる強い巨人の野球だった。阿部、内海、亀井、坂本ら主役を欠きながら、この時期にして既にチームの形が完成しつつあるとさえ感じた大きな一勝。いやぁ、今日は強かった。


・・・忘れるとこだった。球界一の鈍足といえば阿部か今岡ってのが定説で、近年イデホがその座を奪っていったと認識してたけど、どうやらフランシスコさんが新王者になったようだ。
フランシスコが一塁にいて、井端がきっちりバント。別に悪いバントでもない普通のバント。迷いなく能見が二塁に投げたのも驚いたけど、ボールが二塁に着いたときまだアンツーカーにも達してなかったフランシスコに吹いた。冗談抜きで鼻水出た。
あれ、カメラに映ってなかったけど、判断ミスでスタート遅れたとかそういうことだよね?誰か「そうだよ」と言ってくれ。いや、言ってください。
だって普通に走ってあれだったら、誰がどこにどんなバントしても絶対に送れないだろw




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ゴールデンウィーク真っ只中、初夏どころか夏本番のような天候にも恵まれた首都圏。
黙っていても集客できるこの時期に、黙っていても集客できる巨人―阪神をやるのもどうしたもんかと思うけど、まあ人人人でごった返す東京ドーム。



お父さんに連れられたチビッ子も多く見られた45,166人の大観衆。



今年初の球弁は何にしようかと考え、結局「じゃびっとべんとう」に。うん、まあまあ美味しかったし、ジャビのきんちゃく袋もらえてうれしかったw 毎年書いてる気がするけれど、選手弁当もカードの1枚も入れれば今の1.5倍は売れるようになるよ。1,550円も取って食ったら終わりじゃ味気なさすぎる(じゃびっとべんとうは1,350円ね)。
 
さてさて、ポレダってのは不思議なピッチャーだなあ。今日に限らず、投げる度に試合はちゃんと作れるとこを見ると、よっぽど手元で差し込んでくる球威があるんだろな。
でも、正直に書くとよくわからなかった。そんなに球の伸びとかは見て取れなかった。今日投げた藤浪くん、マシソン、澤村、その誰と比べても威力のある球には見えなかった。まあその3人が150キロ超え連発するタイプだから比較しちゃいかんけどね。
それが、あれよあれよと8回途中まで投げ抜いて3勝目。3勝全部が阪神からだってw まさかのタイガーキラー誕生じゃんw

で、今日の主役。二軍で見たときよりも更に肥えてたんではないかと思われるフランシスコさん。
まるで気の無い空振りで二打席連続三振し、3打席目も全然合わない崩れた空振りだったのに、どういう訳だか試合を決めるタイムリーでデブー。いや、デビュー。
まあ、でも過度な期待はしない方がいいかな。この打った球以外の内容が悪過ぎるからもう少し慎重に判断しないと。あのタイムリーだってファーストゴロでも不思議なかったしな。



もうひとヤマくらいあるだろうと思ってたら、マシソンと澤村がなんとか凌いで2時間20分のサックサク勝ち。特にマシソンはよかったね。初球にスライダーから入った時点でアンタの勝ちです。これは小林を褒めた方がいいのかな。



明日はネオ高木くんか。試合は作ってくれると思うから、早い回に能見を打てるかどうかだね。



そうそう、前回紹介した背番号Tシャツだけでなく、ナンバータオルも全選手分+育成、コーチも揃ってズラリと展示中。こうなるとレプリカユニとか漢字タオルとか他のメジャーグッズが出てない選手から売れるようになる。実際、金城、ネオ高木、戸根あたりは軒並み売り切れ。そして管理人が買いたかった12番鈴木も売り切れ・・・。くそぅ、再来週また行くから入荷しといてね。



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四番坂本を見るときに抱いていた「やっぱなんか違うよなあ」という思い。
中井の四番を見ながらハラハラし、まるで我が子を見る親のような気持ちになった昨日。
それはまるで今日の日のための準備だったような、この日のお膳立てだったのではないかと思ってしまった大田の風格。「四番 大田」、なんと収まりが良くしっくりきたことか。

昨日の流れからして、昇格即四番になるであろうことは容易に想像がついた。
でも、予想とかなんとかいうことでなく、本当にいい状態で仕上げてきて、満を持して四番に据えたんだなと納得した。いや、させられた。怪我人が出たから仕方なく上げてきて、なんとなく消去法で決めた四番じゃない。打席に向かうときの期待感、バットを構えたときの風格、右に左に打ち分けたスムーズなバットコントロール。おまけに俊足を活かしたヘッドスライディングまで飛び出して、ファンが待ち望んだジャイアンツの四番が一回り大きくなって戻ってきた。とにかくバットの出が良くて感心したよ。

そして、これだけで終わらなかったのが今日の収穫。若き四番を待つだけで、黙ってその座を譲るようじゃ先輩として情けない。その状況下で一番発奮しなきゃいけないヤツがやってくれた。村田、でかした。
1打席目のセンター前はまだしも、2打席目の3ランは管理人も予想しなかった嬉しい誤算。このところバッティングそのものの状態は非常にいいと思ってるけど、今日この日に『チャンスでホームラン』なんていう標準装備にないオプションを見せてくれたことに大きな価値あり。

非常にスッキリした勝ち方、かつ明日以降に繋がっていく勝ち方で4月終了。終わってみたら14勝10敗。首位だなんだはまだ気にしなくていいけど、ナゴヤドーム3連敗で始まったことを考えると上出来も上出来。正直、こんなにいい数字でまとめられるとは思わなかった。
(だってほら、ちょっと本題から逸れるけど、春の成績って全然取り返せるからね。誰も覚えてないだろうけど3年前の2012年、4月に借金7抱えて最下位だったけど、終わってみたらリーグ優勝してたんだから)
もともと春先あんまり強くない伝統があることを踏まえても、本当に「よくできました」の16勝12敗(3月の4試合まで含んで)。「たいへんよくできました」にしないのはまだいくつか課題もあるからね。それを来月からクリアにしてくと思えば楽しいね。

さあ、この調子。文字通りのゴールデンウィークになるように、

Let's Go GIANTS m9(`・ω・´)!


それと、谷繁おめでとう。3,000試合出場なんて、もうあり得ないほどのとんでもない記録だ。聞き流した巨人ファンも、一年の試合数で割ってみりゃその異常さがわかるさ。しかも谷繁が入った頃なんて130試合制だったんだし。ホントにおめでとう。



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・・・なんというか、その、今日はハズレだよな。

ゴールデンウィークの初日、球場にはいつもより子供が多くなる一週間において、人気者坂本抹消の緊急事態。阿部もいない坂本もいないじゃチビッ子つまんないよな。

そこでぶちかました「四番 中井」。管理人のように我が目を疑ったファンも多いはず。
普通にいけば四番はアンちゃん。捻ったり意表を突いても村田か由伸。ところが原の選択は中井。これの評価すべき点は、アンちゃんや村田が四番だったら『坂本のいない巨人打線はどうか』で見られるのに対し、『四番中井は大丈夫なのか』に観点をずらしたこと。実際、今日試合の中で坂本の不在はあまり感じなかった。

・・・でも、そこまでだったねw
エラーはするし打てないしで、中井は打順の巡りと無関係に下げられちゃった。そろそろフランシスコとか大田とか上がってくるタイミングだと思うけど、代わりに下げられるのはこの第83代四番打者になっちゃうんだろうか。いったいどういう扱いなんだそれは?

到もすっかり魔法が解けて、らしくないエラーまでするようになっちゃったし、村田はすっかり本調子でランナーがいないと打って、チャンスだと役に立たない平常運転モードになった。
極め付けは菅野5回4失点KO。今日はあんまり集中して見られなかったので中身については語らないけど、ああだこうだ言う以前に球が走ってなかったろ。

野手、投手。走・攻・守。そして選手起用。どの観点から見ても今日はハズレだよな。
いやぁ、普段球場に来ないファンも多数来てて、普段中継を見ない人も少なからず見てるゴールデンウィークなんだからさあ、阿部や坂本みたいなタレントがいなくてもプレーで魅せて中身でファンを魅了する試合をお願いしますよ。


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【人間万事塞翁が馬】(にんげんばんじさいおうがうま)
①人生における幸不幸は予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりすべきではないという例え。
②今日もスタメンを外され、いよいよ俺は干されるかとベンチで拗ねていたら、まさかの坂本負傷交代で出番が回ってきて見事にそれを活かしホームランを打ったこと。しかし、終盤のチャンスでは案の定凡退し、いいんだか悪いんだかわからない日となった例え。


偉そうに書きますが、このところ「村田は打てるように戻ってるよ」と書いてきたのも、「それとチャンスで打てるかどうかは別問題だよ」と書いてきたのもよくわかったでしょ?
村田に潰れられても困るんだから、今日みたいに村田も見せ場を作った、中井も働いたとなってくれるのが理想。坂本が心配だけれど、そのおかげで今日はレベルの高いポジション争いが見られた。んで、見過ごしがちなとこだけど井端がいてくれるってのは本当に大きいね。
 
     
 
さて、管理人今年初の東京ドーム。半年ぶりとあって懐かしいやら、去年までとの変化が楽しいやら。

   
 
本日は3年目になった人文字企画アランチョネロ。ご存じない方のためにご紹介しておくと、こうやってあらかじめ席にTシャツが貼ってある。もちろん黒とオレンジは選べません。

  

場内の物販ブースで目を引いたのが背番号Tシャツ。なんとコーチも育成選手も含めた大量の背番号Tがズララーッと展示。驚いたさ。

  

記念品の展示コーナーでは、去年の交流戦優勝トロフィーとセリーグ優勝トロフィーが並んで陳列。うん、今年もこれ獲ろうな。

 

始球式は猫ピッチャーとなぜか壇蜜。スタンドの男性陣が色めき立つもののエロい展開はなしw

 

さてさて、杉内はそんなに良さそうに見えなかったんだけど、それは管理人に見る目がなかった。終わってみれば7イニングで被安打2無失点で9奪三振。文句のつけようがないピッチングになった。高木や菅野ほど目立ってないけど、杉内はこのところ非常にいいな。気が付いたら先発陣が盤石になりつつあってニヤニヤしちゃうね。
 
     
 
そしてアランチョネロで浮かび上がった文字がこれ。「Road to V4」。うん、4連覇したいね。3連覇と4連覇の間にえらい高い壁があるから、逆に見れば4連覇できたらしばらく常勝でいけるよ。

話を戻すと、村田と中井のレギュラー争いは、決着がつかないままそのうち下からフランシスコが上がってくると思う。週刊ジャイアンツで見た限りだけど、さすがにスイングスピードは速い。外国人の場合どう転ぶはがまったくわからないけれど、定位置争いはそうなってからが本番。チーム内でそういった熾烈な競争が繰り広げられて、その結果チームが勝ち進んでいけるように。それでこそ常勝軍団、それでこそ大正義巨人軍だからな。今はこうでも本当に毎日毎日、一試合ごとに状況が変わってるからまだまだ目が離せませんよ。



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うん、よかった。久々にいい試合運びで勝った試合だった。
点の取り方はほとんど相手に助けられたようなもんだったけど、先制して終盤でダメ押しできたのは非常によかった。2-1のまんま逃げ切れるかどうかの勝負だと思ってただけに、8回の2点は喜びもひとしお。由伸にいいヒットが出たのも大きいし、小林も素晴らしかった。

そして、今日はやっぱり、原がようやく動いてスタメンに手を入れたことがポイント。長野と村田を外したことで山が動き、状況は新しい局面を迎えた。
結果そのものだけ見れば、決して上手く機能したとは言い難い。中井はバットで結果を出せなかったし、今日に関して言えば代打で出てきた村田の方が存在感があった。先週書いたけど、今の村田はちゃんとバッティングできてるからね。ヒットはラクに打てるようになったし三振も減ってきた。チャンスで打てなかったりゲッツーが多いのはそういう仕様なんだから諦めろ。それこそ先週書いた通り村田は村田なんだから。

でも、こうして村田を外したこと、中井を使ったことでやっとこの二人のポジション争いの空気が生まれた。25試合目にして今日初めて中井は「村田の代わり」という物差しで測られた。サードとファーストで併用できてしまうのが話の核をぼやけさせるけど、村田がいないスタメンが起こり得ることを示したことで2015年のジャイアンツは一歩前進した。
併用している限り「村田を外せ」の声は止まないし、二人が並ぶオーダーじゃ中井が村田の代役を務め得るのかは見えにくい。
中井も中井で、正直物足りなく感じる部分は多い。今日も覚束ない守備があったし、この日が25試合目までかかったのも中井の責に因る部分も多い。2年前の夏、今も鮮烈に脳裏に焼き付くあの頃の中井だったら、もっともっと早くこうなってたはず。

誤解してほしくないのは、これは「村田外し」じゃない。中井や新外国人の後塵を拝して控えに回るって意味じゃない。それを意図していた時期も確かにあったけれど、チームとは生き物。日々刻々と状況が変化していくものだ。
これは言うなればサード村田が聖域じゃなくなり、フラットな状態で一内野手として競争に組み込まれたってことだ。今日は村田スタメン落ちがスポーツニュースのネタになったけど、二回目からは話題にすらならない。井端という潤滑油を挟んで、調子のいい方が使われる、相手投手との相性で使われる、試合で結果を出した方が翌日使われる当たり前のことがようやく始まった。

だから、村田もまだこれからひっくり返すことは可能。余裕で可能。守備の安定感は絶対的に村田に分があるし、繰り返すけど今の村田はヒットは打てる。生え抜きのスラッガー候補である中井に追い風が吹くのは避けられないけど、管理人はまだ全然わからない勝負だと思ってる。
二人で競いあって、結果それがチームにフィードバックするように。新成になろうとなるまいと、勝つチームってのはそういうもんだよ。

       明日オムハヤシ食おっと
  <⌒/ヽ-、___
/<_/____/



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いつからだろう。土曜日はデーゲームで試合をするのが日本じゃ当たり前になってしまった。
日曜日はデーゲームでいいと思う。そこに異論は無い。でも、土日が休みとしたら、土曜の夜は次の日の心配をすることなくゆっくり野球を楽しむのもいいじゃない。金曜の夜に残業だ、飲み会だで遅くなったのに、翌日早起きしてデーゲームに行くより正しいタイムスケジュールじゃないのかなあ。と、土日休みの仕事にはまったくご縁のない管理人は思うw

そんなサタデーナイトの試合。昨日は空席が目立った内野席もしっかり埋まり、ほぼ満員に膨らんだ神宮球場。久々の土曜ナイターにも関わらず、まだ薄暮の時間帯のうちに実質的に試合終了w

田口くんは今日のことは忘れた方がいい。何が悪いじゃなく、制球、球の走り、変化球のキレ全てが悪かったんだから、反省するよりは忘れた方がいい。遅れてやって来たプロの洗礼なんかじゃなく、今日はあくまで田口くんの不調。切り替えてまた来週頑張ってくれりゃいいさ。

打つ方は初回表裏の好対照で片岡が目立っちゃったけど、9安打して1点も取れてないことに目を向けないといかんね。相手が6安打で5点取ったもんだから余計に拙攻が際立った。
昨日書いたから詳細は省くけど、管理人は長野を見ていて切なくなってきた。ポジションは違うけど、今日存在感を発揮したのは控え組の中井と加藤。
・・・そろそろ打線にメスを入れてもいいんじゃないかい?初回から9回まで驚くほどつまらなくて、2時間17分であっさり終わった試合を見てそう思ったさ。



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いつの間にか首位になり、きっと今日のチケットが発売開始になった当初は誰一人予想しなかった首位攻防戦となった神宮での今年初戦。

・・・っていう意味合いと、今日はまだ4月24日、まだゴールデンウィークすら迎えてないってことを同列に考えなきゃいけないと思うんだよね。
この時期の順位に意味なんてないし、極論してしまえば、まだしばらくは5割を割らない程度にやれてれば別に問題ない。今日の試合を勝ちにいく視点だけでなく、いざ勝負どころで力を出してもらうために経験を積んでもらう視点も持ってなきゃいけない。ミクロとマクロだよ。

だから、坂本を四番で使い続けることとか、村田を毎試合スタメンで使うことはマクロだと思って見てる。今やっていることの答えが出るのはまだまだ先のことだ。
贔屓目が入ってしまうけど、由伸を一軍に置いておくのも(話がややこしくなるからこの際コーチの件はなし)そうだと思ってる。由伸は一つカチッと自分の中でハマるかどうかが問題で、今の状態は去年の春先苦しみに苦しんだ状況と重なる。これだけの経験がある打者にとって、その生きた感覚は二軍じゃ掴めない。夏場、秋口の勝負どころに代打の切り札として見込んでいるから、早く感覚を取り戻せと使い続けられているんだと思う。由伸に関しては、いてもいなくてもいいような選手、簡単に代わりが見つかるような選手とは訳が違う。

でも、今の今、長野を上に置いておくこと、しかもスタメンで使うことの意味はなんだろう?
長野は坂本、村田と違って、不振の原因は明確だ。肘なのか膝なのかわからないけれど、治りきらないうちに庇って打つようになっておかしくなったか、百歩譲って完治してるとしても調整不足なのは明らかだ。
長野こそ勝負どころでいてもらわないと困る選手、主軸を担ってもらわないと困る選手。この手負いの優等生を無理に使い続ける理由はなんなんだ?誰がどう見たって今の長野は去年までの長野じゃない。一度ファームに落としてしっかり調整させた方がいい。しっかり自分のバッティングを取り戻してから、満を持して帰ってきてくれればそれでいい。ファームで元気な外野手が3人も4人もいるときに、あえてこの状態の長野を使う意味がわからないし、このまま使い続けてたらより一層壊れるのが目に見えてる。
ミクロで見ても悲しいかな今は戦力になってないし、マクロで見ても「打てなかった」、「代打を出された」って屈辱を彼に与えるのは得策じゃない。・・・少しラクにしてやってくれよ。1ヵ月どころか3ヵ月くらい休んでもらっても、その後に去年までの長野が帰ってくるなら文句なんかないよ。彼こそ取り替えの効かない選手なんだからさ。

勝った負けたよりも、ジャイアンツにとって宝物のような選手が苦しみ、屈辱を味わわされてることが気になるよ。

   /|:: ┌──────┐ ::|
  /.  |:: |  10回裏    | ::|    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |.... |:: | 澤村→山田 | ::|   | なんと画期的な満塁策!
  |.... |:: | デッドボール| ::|   \_  ______
  |.... |:: └──────┘ ::|      ∨
  \_|    ┌────┐   .|     ∧∧
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .∬  (  _)
             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄(_,   )
            /             \
           | ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄|、_)
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地方開催ってのはそれ単体で見たらまるで旨味がない。ホームゲームなのに移動費、宿泊費はかかるし、昨日15,000人今日18,000人と満員になっても、東京ドームの半分どころか3分の1程度にしかならない。地元の有名企業にスポンサーになってもらってようやく成立する程度のものだから、ロッテやオリックスみたいに全く地方開催をやらない球団も珍しくなくなってきた。

球団ごとに事情は違えど、ことジャイアンツにおいてこの北関東シリーズってのは明確な狙いがあると思う。
もともとジャイアンツファンが多い地盤だし、なんたって距離的に近いから、この観戦で野球熱が再燃したような人は、週末の東京ドームデーゲームなら余裕で日帰り観戦が可能。眠っていたファン層を掘り起こすには適した地域。
そして、今日スタンドにいた子供たちが進学、就職で東京に出てきたとき、東京ドームに足繁く通うファンになってもらうのが何よりの目的。言ってみればこのシリーズは未来への投資。ジャイアンツが今後も人気球団であり続けるための北関東シリーズなんだと思ってる。

その未来のライトスタンド民である子供たちに、今日のエース対決はどう映っただろうか。
投手戦は現地観戦よりもテレビで見てる方がおもしろいから、あまり点の入らない試合に退屈しちゃったかもな。派手な打ち合いはなかったけど、チームと菅野を救った坂本の横っ飛びファインプレーには興奮してくれただろうか。

菅野もマエケンくんもこれぞエースのピッチング。チームを背負っているのは自分、相手がすごかろうが、それでも投げ抜いて勝つのが仕事とばかりに立ち姿が堂々としてた。味方が打てなかろうが、エラーでピンチになろうが、そこで崩れるようならエースじゃないんだと背中で語るピッチングだった。
山本浩二が再三言ってたように、二人とも決して完璧な出来じゃなかった。甘い球も多々あったし、特に菅野の制球はやっぱり今日もイマイチだった。それでも要所は締める。無駄なフォアボールは出さないし、ランナーを背負えば一段ギアを上げて抑えにかかる。
こういう芸当ができるとどういうことが可能になるか。ここぞの場面では三振を狙いにいって三振を獲れる。8回の菅野はまさにそれ。外野フライどころか内野ゴロでも失点しかねないノーアウト3塁の場面。三振がベストの場面で、その狙い通りに獲った二つの三振に舌を巻いた。うん、ホントにすごいピッチャーだよ。
今日はいつもよりカーブが多めに感じたし、ストレート連発で最後にフォークの王道から、逆にフォーク連投で最後にストレートで仕留める意表を突いた攻めまで実に多彩。マエケンくんのスライダーのように代名詞になる武器がなくても、引き出しの多さ、その総合力の高さで相手を圧倒する圧巻のピッチングだった。結局8回まで投げて被安打3だもんな。

スタンドで観ていた栃木の子供たちに菅野のすごさが伝わっているように、菅野のピッチングを観て野球を始めたり、坂本のファインプレーを観て明日から野球部の練習により一層励もうと思ってもらえるように。そしてなによりグラウンドで躍動するG戦士の姿に感銘を受け、オレンジタオルを回して応援する楽しさに目覚め、気が付けばジャイアンツの勝ち負けが自分のことのように大事に思える人になるように。5年後10年後、管理人はライトスタンドで待ってるぜぃっ!


   /|:: ┌──────┐ ::|
  /.  |:: | セペダ(2軍) | ::|    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |.... |:: |3打数0安打  | ::|   | ・・・
  |.... |:: |  1三振    | ::|   \_  ______
  |.... |:: └──────┘ ::|      ∨
  \_|    ┌────┐   .|     ∧∧
      ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ .∬  (  _)
             / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄旦 ̄(_,   )
            /             \
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杉内がそのままサクサクと投げ抜いてあっさり勝つと思ったんだけどねえ。好事魔多しってな感じで野球はわからんね。まあ追い抜かれる雰囲気はなかったから安心して見られたけど、油断大敵って言葉をしみじみ噛み締めるような試合でござんした。
打線としてもアンちゃんの復帰は大きいね。左も数が足りてなかったし、長打が見込めるバッターも少なかったから、彼の名前があることでオーダーにグッと厚みが増した。相変わらず、引っ張ってんだか流してんだかわからない変態バッティングも健在のようで頼もしい限り。

で、今日の本題は開幕からチームの問題児だった村田。ようやく形ができてきたんじゃなかろうか。
村田がここまで深刻な不振に陥った原因は、致命的にタイミングが取れなくなったことだと思う。自分の間で振ってもどれもこれも差し込まれる。今年ヤツがフルスイングして、悲しいかな打球はバックネット方向に飛んでくファールがかなりの数あった。熱心に試合を見てる方なら10回は見た記憶があるはず。あれのうち少なからずの部分は、本人が「とらえた!」と思って振ったスイング。それが差し込まれる、いわば振り遅れることが続くと、今度は前で捌こうと思うのが人の常。そうすると今度は打球が上がらない、飛ばないことになる。非常に数少ないけど今年ヤツが打ったレフト方向のヒットのうち、その何割かは去年までならスタンドインできてた球だったと思う。

バッティングってのは極論してしまえばタイミングが全て。そのタイミングの取り方を完全に見失ったのがここまでの村田だったと思う。今まで通りのはずなのに、自分の間で捉えたはずなのに、まるで出ない結果に本人は相当苦しんだかと思う。しかも開幕からこうなんじゃない。オープン戦から、もっと言えばキャンプからずっとこの調子だったんだよ。歌を忘れたカナリヤじゃないけれど、完全にバッティングを見失った数ヶ月間だったんではないかと推測する。
異変は打率以外の数字にも表れてた。村田はイメージに反して実は三振はそう多くないバッター。年間通して出続けても約80個程度。それが今年はほぼ1試合に1個の割合で量産し続け、今日の試合前まで堂々セリーグトップの20個。「球見えてんのか?」と心配になる有様だった。
あまりにもタイミングが取れないから、数試合前から構えを変えて、踏み込むステップも少し変えた。2年前にもシーズン中にフォーム改造して、それが上手くいった経験があるから抵抗はなかったのだろうけど、いかにもがき苦しんでいるかがよくわかる変化だった。

それがようやく日曜日の試合あたりから「らしい」バッティングが出てきた。ヒットにせよ凡打にせよ、なんとか自分の間で振れてる感じが見られるようになった。今日はヘッドの位置を元に戻してたし、本人も手ごたえがあるんじゃなかろうか。うん、底は抜けたんじゃないかい?

ただ、誤解のないように言っておくと、村田が調子を戻したところで村田は村田だ。接戦やチャンスではまるで頼りにならず、大差の試合やどうでもいいような場面で猛打を誇るあの村田が戻ってくるだけだ。溺れる者を上から踏みつけ、濡れた犬を棒で叩き、既に息絶えた死体に蹴りを入れるあの村田だ。
でも、今のチームからすれば死体キラーでも大歓迎だし、重要な局面でなかろうとヤツの長打が出るようになれば打線も迫力が増す。今まで死体キラーどころか自分が死体だったんだから、調子が上向いてきたのはかなりの朗報。だって7番バッター8番バッターなんだからそれで十分だもの。
おかえり村田さん。去年までの感じでいいからよろしく頼みますよ。


   /|:: ┌──────┐ ::|
  /.  |:: | セペダ(2軍) | ::|    / ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
  |.... |:: |2打数0安打 | ::|   | ・・・
  |.... |:: | 1三振     | ::|   \_  ______
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素晴らしい試合だった。昨日のどうしようもない試合とは真逆の好ゲームだった。
見る番組がなくてたまたま付けた地上波で見た人が、プロってすごい!野球っておもしろい!と思ってもらえるような伝統の一戦だった。

この逆転劇を可能にしたのは、おそらく今日が最後の指揮になる川相代行の采配。今日は冴えてたよ。
片岡のエラーで、決定的にも思えた点を許した8回裏。続く9回表の先頭打者はその片岡。これはいわゆる「フラグが立ってる」状態。片岡自身も俺が俺がタイプで、ここで必ずバットで取り返すと人一倍強い思いでいたことは想像に難くない。
そこでスパッと代打。驚いた。代打を出したことにも、由伸が出てきたことにも驚いた。
きっとジャイアンツファン以外からすれば順当な人選に思うのだろうけど、今年の由伸は速い球に差し込まれる姿が目について打率も1割台。阿部と亀井が不在の打線において、本来ならその代わりを務める第一人者であるはずなのにベンチを温め続けているのがその証拠。石直球で鳴らすオスンファン相手には無謀なように思えた。

・・・ポーンと初球を振り抜きセンター前。さすがやん、愛してるぜ男背番号24。
そして昨日と違い、この時までとっておいた最強の切り札尚広投入。ここもさぁ、尚広をこの局面まで残しておいたことが名采配だよ。
その前の回、イベント『お散歩セペダさん』が発動し、代打のセペダがフォアボールを選んで出塁。ここで尚広を出してても不思議なかったよね。昨日の記事で「尚広を出すタイミングが一手早かったのでは?」って書いたけど、きっちりその反省が活かされてる見事な選手起用だ。

最後の名采配はその次の到に強攻させたこと。バントでもおかしくない場面で実際バントの構えをポーズ的に見せながら、相手にどっちだどっちだと思わせて初球をスパーンとセンターオーバー。いやぁ、スッとしたわw
そして代走尚広のキラーカードがここで活きた。一塁から長期激走で一気にホームイン。尚広の価値は盗塁数だけじゃ絶対に計れない。とっててよかった、出しててよかったのズバリ大的中。

川相ノッてきたなあ、と思わずにはいられない会心の名采配で、ほぼほぼ負けムードになってた試合を逆転勝利。いやぁ、川相ホントに今日で終わりなの?ほら、インフルエンザって症状はなくなっても菌が残ってたりすると・・・いや、なんでもないw

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仕事をサボりつつおかしなサイト経由でチラチラと観戦。その程度の視聴だからピッチャーの出来とかなんとかは計りかねるんだけど、ちょっとあんまりにもあんまりな凡戦なんではなかろうか。
伝統の一戦の名が泣くレベルの低さで、満員の観客にも失礼だし地上波中継する価値なんぞまるで無い試合。

結局バントミスはいくつだ?こっち2つで向こうも2つの計4つ?川相に特訓してもらえよもう。
「5番井端」のオーダーに言葉を失い、初回から飛び出した村田のエラーに呆れ始まった試合は、田口くんを見殺しにする会でも結成されたのかと言いたくなる貧打戦。田口くん、君は全然悪くない。むしろ使えない野手にバッティング指導でもしたってくれ。田口くんはジャガイモで作った埴輪みたいな顔してるけど、管理人は彼が可愛くてしゃあない。純粋な高校球児そのままの空気で一軍に上がってきた若手をこんな目に遭わせちゃいかんよな。気の毒に。

ポイント的なところは、好調の橋本にノーアウト1塁からあっさりバントさせた6回表と、ちょっとカードを切るタイミングが早かったかなと思ってしまった7回表。何のカードかといえばもちろん代走尚広のキラーカードのことね。
でも、こんだけ打てないとポイントだなんだじゃないんだよな。5安打で唯一の打点が田口くんじゃ話にならないし、その打てない打線をカバーするはずのバントはできないわ、スピードスターが牽制で死ぬわじゃ負けるべくして負けたようなもんだ。
阪神も非常に状態が悪いから同レベルの接戦になったけど、相手の調子によってはワンサイドで負けてても不思議なかった。阪神はそろそろマートンの打順をどうにかしたいんだろうけど、ヤツはウチの8番打者と違って扱いが難しそうだねえw 
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いくらなんでも展開が早過ぎるんじゃないですかねえ・・・。ジェットコースタームービーも真っ青の急展開ですよ。

まあ正直なところ、阿部がこのままもつ訳ない、いつか怪我するんじゃないだろかと薄々は思ってた。管理人に限らず、巨人ファンみんながみんなそう思ってたんじゃないだろうか。
それだけ、立ってしゃがんでを繰り返し、受けた球と同じ数だけ返球し、盗塁されれば無理な姿勢で強い送球を求められ、内野ゴロにはファーストのカバーに走るキャッチャー職は超が付くハードワークだ。満身創痍の36歳、それも下準備を何一つしてないベテランにはそりゃしんどいさ。

にしても、このタイミングで来ますかw そんなに重傷じゃないみたいだからwマークも付けられるけど、4月の半ばでまたリセットですか。
だってみなさん、ほんの2週間前の自分が「阿部がキャッチャーに戻ってチームは好調になったんだけど、すぐ怪我しちゃってさあ。相川も阿部もいないから大変だよ」なんて言われたらどう思います?「はぁ?ウソならもっと上手くつけよ」って感じでしょ?ウソみたいなことが猛スピードで展開してる2015年ペナントレースなのですよ。

昨日、到が戻ったことでようやく守備からオーダーを考えられるようになった、って書いたけど、舌の根も乾かないうちに扇の要を失ってやり直しですよw
小林のリードは強気でいい部分もあるし、今日いいヒットも出たけど、パスボールだかワイルドピッチだか知らんけど3つも4つもバッテリーエラーされた日にゃ目眩がしますよ。打てなくても仕方ないし、リードで失敗したらそれを糧に勉強してくれと我慢もするけれど、そういう基礎的なところこそしっかりしていただきたいんですがねえ。違うかい?
しかも阿部の場合は打の方も中軸だ。四番の座こそ譲れど実質的には最重要のキーマンだ。明日は誰が5番打つんだ?

山あり谷あり、時にはアクシデントありで進んでいくのがペナントレースだけど、わずか18試合でなんたる起伏の激しさか。展開が猛スピードすぎて、一週間くらい野球を見なかったら浦島太郎状態になって取り残されること必至だわ。
まあ先行き不透明ではありますが、それも含めて楽しみましょうか。予想とか予測とかまるで無意味なくらい現実がスリリングでおもしろいわw
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なるほどねえ。昨日から原がなかなかやらないような独自色を見せた川相采配だったけど、今日のポイント「3番橋本」は原の指示だったか。これは面目躍如の院政だったな。

川相の采配は割にファン目線に近い。悪く言えば素人考えに近いような選手起用。
昨日、亀井のところに出した代打中井の采配は原野球では起こり得なかったと思うし、小林を代打起用したのも新鮮に映った。
長くて一週間という期限付きの気楽さが可能にさせる業なのか、二軍事情に明るく原とは違う道を歩んできて、原とは違う人脈を持つからできることなのか。いずれ川相の野球は、ファンが中継を見ながらああだこうだと文句を言い、ああでもないこうでもないとネットに書き込む野球に近く見えた。

それで今日の「3番橋本」まで当てられた日にゃ、まるで原の立場が無くなるとこだったw そうかそうか、原の指示か。ホッとするやら、思わぬ才能に出会い損なった感じでちょっと残念な気がするやら。

橋本という選手の完成型は3番タイプだろうけど、今の今、それも今日ファームから上げて即3番に据えるのは抜擢以外の何物でもない。
入れ替えるところ以外の打順をいじらないのは一つの考え方ではあるんだけど(必ず初回に打席がある等のルーティーンの維持。回数を重ねることで慣れてきた役割の固定)、なかなかこの思い切った起用はできんよね。まあ今回は、姿を消して逆に存在感を増した原ってとこですかな。

そして、到が戻ってきたことは守備陣形にとっても大きい。常に激戦区で人材豊富なジャイアンツの外野だけど、センターを任せられる選手はそう多くない。足に不安のある長野、ベテラン金城じゃちょっと怖いし、松本は今日1本久しぶりに出たけどバッティングに不安がある。
真っ先に名前の挙がるセンター候補の一人が戻ってきたことで、守備からオーダーを考えるのがぐっとラクになる。
正直、長野はちょっと休ませるなり調整させるなりするべきだと思うし、外野の軸はライトでもレフトでもなくセンターだから、そこが固定できればいくらでもバリエーションができる。
想像したらワクワクしないか?ライトは相手ピッチャーの左右に応じて長野と亀井を使い分ける。レフトは相手との相性、その時の状態によって金城、由伸とセ・・・いやなんでもない。長野が本調子になるまで、アンダーソンが戻るまではこういう形がベストだろうし、こういう選手層の厚さこそがジャイアンツの武器なんだもの。

うん、ようやく貯金1に戻しただけでなく、今後の戦い方のビジョンというかが見えてきた日だね。よしよし。
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いやぁ、わざわざ横浜まで観に行ってよかった。ホントに満足度の高い試合だった。
野球でよく言われる古巣への恩返し。6回裏にロペスが打ってたら、明日の夕刊フジと日刊ゲンダイは架空の関係者に取材してさぞおもしろおかしく記事を書いたことだろう。
ベイスさんロペスはな、チャンスではアテにならんよ。7番くらいに置いておけば意外なとこでポーンと長打打つけど、ピッチャーが慎重に攻めてくる勝負どころでは頼りにならん。



そして、ロペスができなかった古巣への恩返しを、思い出が山ほど詰まったハマスタで、ベイスファンで埋まるライトスタンドへ叩き込んだ金城。しびれたよ。家でスポーツニュース見てめちゃくちゃなバッティングフォームに再度しびれたw あんなのおまえしか打てないわ。

それと今日はやっぱり杉内。18番ユニの管理人歓喜の神ピッチング。
序盤からバッタバッタ三振を獲る姿。6回のピンチも魂こめたストレートで抑えた雄姿。今日マウンドにいたのは管理人の大好きな杉内であり、巨人ファンが内海や菅野以上に頼ってきたエースナンバー18番。生で観られてよかったと幸せを感じる9奪三振の好投だった。
6回の内容だって、あれは「制球を乱した」んじゃない。ここがこの試合の勝負どころ、自分が投げる最後のイニングと思って「慎重に攻めた」結果だよ。杉内なくして優勝なんてあり得ない。しっかり戻ってきた頼れる18番に乾杯。今日はこんなに寒いのにビールが美味いよ。



ホントにこんな試合ならどこまででも観に行きますよ。試合前に寄った中華街の店で危うく100円ボッタくられかけて店主とケンカしたことなんかキレイさっぱり忘れたわ。
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雨には勝てんという訳で今日は特別編。

ホームゲームで野手が打席に入るとき、投手がマウンドに上がるときに場内に流れる登場曲。去年から今年への変化で耳を奪われたのが坂本のそれ。
坂本といえば言わずもがなのキセキが有名だし、去年は第1打席第2打席をレリゴーレリゴーにしてたのも記憶に新しい。そういう今風の、悪く言えばチャラいイメージが強かっただけにこれには驚いた。



そう、まさかの長渕剛。坂本のファン層と長渕のそれは正反対のような気さえするよなw

管理人は決して長渕ファンではない。今のマッチョな彼になんら感ずるところはないし、ライブに行ったことも高校の頃に一度あるだけだ。
でも、長渕には名曲が多い。管理人の人生観に大きく影響を与えたような曲も多いし、今でも自分のアンセムにしてる曲がいくつもある。

この「Myself」が収録された『JEEP』というアルバムは、個人的にはあまり好きじゃない。ただ、この曲と一つ前のトラック「西新宿の親父の唄」が全てを吹き飛ばすような名曲で、この2曲ばかり拾って何度も何度も聴いていた記憶がある。
Youtubeにフルの音源がなく全てをお聞かせできないのが非常に残念だけれど、「上を見ると負けたくなくて 悔しさと羨ましさを隠して笑ってみせた 俺みたいな男はと 背中を丸めたら やけに青い空が邪魔くさく思えた」「離れていくものと 離したくないものとが 思い通りにいかなくて ひとときの楽しさに思いきり身を委ねたら なおさら寂しくて涙も枯れ果てた」と歌ったこの曲は、上手に人付き合いができない人、器用に世の中を生きられない全ての人の心に響き、都会で孤独に戦う全ての人の背中を押してくれる。
そしてサビの「真っ直ぐ真っ直ぐもっと真っ直ぐ生きてえ」だ。ここに出てくる「お前」は真っ直ぐ生きてえと願う俺であり、恥ずかしそうにしてるお前であり、この曲に心打たれた全ての人もまた然り。

ついつい熱く語ってしまうほど管理人にとって大切な曲だし、坂本がこれを選んだことに少しだけ彼の心の葛藤が透けて見える気がする。
でもな、坂本。これから打席に入って勝負っちゅうときにこの曲はちょっとしんみりしちゃうぞw
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ヤクルトさん、おたくらに投手の記録は似合わんよ。
打線はものすごいし、今日のオーダーにバレとミレッジが加わるかと思うと頭痛もするけれど、間違っても投手力のチームじゃない。また飛ばなくなったボールも多分に影響したんだろうけど、それにしたってここまでがちょっと出来過ぎだよな。その幻想を粉々に破壊するような試合、それもこっちが打ち崩したんじゃなくヤクルトさん自ら粉砕するような試合だったけど、変な記録が止まって逆にホッと安心してるのがヤクルトファンだよな。違うかい?

さてさて、なんか問題児二人は延命した感じだよな。
村田は今日久々のマルチ安打だったし、村田ばっかり言われる中、気が付いたら坂本も長野も村田とどっこいどっこいの成績になってた。管理人は正直火曜日以降スタメンを外すだろうと踏んでたけど、昨日今日でちょっと状況変化。打順は下位だろうけどまだスタメンは続くかな。一応、強い当たりも出てきたんだけど、身体が開いた状態で打ってるから上体の力だけの強さで、ヤツ本来の打球が出てくるにはまだかかりそうな気がしてるけどね。
あとセペダも今日のフォアボールは貢献度大。なんだかんだで21打席立って5つフォアボール取ってんだよな。阿部がその3倍近い58打席で同じフォア5つだから、やっぱり選球眼はあるってことなんだよな。あんまりピンと来ないのも本音だけどw
ただセペダの場合はあくまで期限付き。アンちゃんが戻るのが早いか新外国人が来るのかが早いかわからんけど、周りの状況に左右される立場なことに変わりは無い。回の先頭で代打に出してフォア選んでくれて代走尚広みたいな使い方ができれば活きるだろうけど。

で、その問題児二人を抱えて4連敗も3連敗も味わった序盤だったけど、一回りしてみたら7勝8敗の借金1。数字よりも実態はもっと悪かったと思ってるし、マスコミの煽りもあってもっと負けた気もしてたからまあなんとか御の字。よく凌いだって感じかな。この僅か15試合の中で阿部キャッチャー復帰の衝撃的ニュースに始まりいろいろあったけど、高木、戸根、田口といったニューヒーローも期待以上に頭角を表してきた。ネガティブな要素ばかりじゃないさ。

それにな、この一回りってのは各球団と全て当たったって他にもう一つ意味がある。全143試合において一回りの15試合は約1割。まだ全体の10%が終わっただけってことなんだ。「もう1割」よりか「まだ1割」の方がしっくり来るだろ?マラソンでいえばまだ5キロ地点。この段階で優勝争いがなんのと言いだすこと自体がナンセンス。ベイスさんと中日さんは騒げる時に騒いでおけばいい。今しか騒げないんだから。タイミングまでは断言できないけど、いずれ虎も鯉も上がってくるよ。オリックスくらい大怪我すれば話は別だけど、まだ2チームとも怪我したうちにも入らない。
まだまだこれから。じっくりゆっくり楽しむペナントレース。お楽しみはこれからですよ。

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いやぁ、なかなかに衝撃的なスタメンだった。
阿部を休ますのはいい。こういう感じで週に1回くらい休ませたり、場合によってはファーストに入れたりして騙し騙し使わんともつ訳ないからな。

じゃあ阿部の代わりに誰を四番にするか?村・・いやいやそれはない。セ・・・ご冗談をw 由伸四番は忘れた頃にあるイベントだけどとても今の状態じゃなあ・・・。長野・・・昨日まで代打でしか出てない状態の選手をいきなり四番はなあ。ってことで第82代四番打者坂本誕生。坂本ありきでの話じゃなく、どうしようもない消去法だったのは今日のスイング見たらわかるわな。ヤツはボールを追っかけ出すとダメだ。腰の入らないまるでさかともくんみたいな振りになる。これは苦しい人選だったと思うよ。どう見たって今の坂本悪いもの。
でもな、あまりジャイアンツ事情に明るくないアンチのために言っとくと、先々のビジョンには余裕あんだぞ。誰も四番を打てる人材がいないんじゃなく、大田とアンダーソンが今ファームにいるって話だからな。

次、先発の人選。管理人はあまりファームの情報に目を向けないから詳しくないのだけれど、小山、西村といった普通に考えれば先に名前が挙がるべき先輩を差し置いて二年目田口くんデビュー。
なるほど、の好投でプロ初登板初勝利。プロ野球ニュースで見た限りだけど、何がいいと言うよりか、コントロール良くキレイにまとまってた感じなんじゃないのかな。そんなにそんなに球の走りとか変化球のキレとかは目を引かなかったんだけど、緊張しない訳が無い初舞台で無四球は高く評価できる。
こういう若い選手にチャンスを与えるのはいいよね。他球団と比べてジャイアンツはこういうのが少ない。特にパリーグと比べるとそう思う。機会が少ないから、そのまんま一生二軍暮らしで潰れてく選手も他球団に比べて多い気がする。おまえのことだぞ松竜。
そして、これができるのは開幕間もない今だからこそ。いろいろ試していい時期だし、まだ一つの勝ち負けにさほど重みがないからできること。その観点ではネオ高木、戸根、そしてこの田口とピッチングスタッフについてはかなり収穫のあった春だな。うん、これはナイス人選。

最後の人選はキャッチャー。「小林は干されてるんじゃないか?」と外野がうるさくなってきたようだけど、ファームで一緒に組んできて田口くんのことをよく知る實松を使ってくれてよかった。だって想像してみい?BSはもちろん地上波中継もある週末デーゲーム。4万人を超える観客で埋まる憧れの東京ドーム。そんなド緊張の初登板でファームで一緒にやってきた先輩が受けてくれる、これがどれほど心強いことか。この言葉にも数字にもできないプラスαは小林には無理だし、偉大すぎる大先輩阿部よりもサネの方が適任だ。サネに任せたのが今日もっとも光った人選で、結果的に勝因の一つ。サネ今日全打席出塁だもんなw

ある意味昨日の裏返しみたいな試合で、相変わらず打てない懸案事項は引き続いたままだけど、こうしていろいろ使える人材が出てきた、それも期待はすれど見込んではいなかった人材が強烈にアピールしたいい試合だったんでないかい。
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そうですか、こんなにいいところも出た試合なのにそれでも負けますか。うーむ。
やっぱり延長までやって6安打じゃ作戦もクソもないもんな。しかも4回から9回までノーヒットじゃ勝ち切れる訳もない。

ともすれば完敗になっても不思議ない試合を締めたのは守備。亀井のファインプレー2つ、This is 松本という決死のスーパーキャッチ、イレギュラーを難なく捌いた村田、一世一代の好プレーを見せたセペダ。打てない分をしっかり補う守備は光ってた。
こういう試合は去年よく見たジャイアンツ。打てねえなあ打てねえなあとぼやきながらも、なんとなく勝ってた2014年のジャイアンツ。

開幕戦の記事で触れたようにこれも一つの勝ちパターンでありながら、それでも手中からするりと逃げていった勝ち星。それはもう連敗中の重い空気が成せる業。上に書いたように中盤から終盤まで1本のヒットも出ないんじゃ手の打ちようがないし、いざという時の原のタクトも鈍る。10回に村田がポテンヒットで出たタイミングで(甘く入ってきたスライダーに見えたんだけどな・・・)、スパッと代走が出せなかったところ。まだ勝負どころは先と見て、自動スタートになるカウントを待っての代走になった場面。なんとなくまだ先はある雰囲気だったから決して間違いではないんだけど、チームが波に乗ってたら、この試合も毎回のようにヒットが出る状況だったら、出してた答えはきっと違ってた。繰り返すけど間違いではないんだけどな。井端を下げてたから内野のユーティリティは寺内が最後の砦だし、デッドボールだなんだを想定すると残り2イニングと踏んで残しておいてもいいにはいいんだけどさ。
あと今日のポイントは川端。山口と澤村を擁護する訳じゃないけど、二人とも打たれた球は決して甘くなかった。特に山口。狙い通りにインコースにツーシームを投げたのに、それを狙いすまして三遊間に打たれたんじゃもうしゃあない。江川も絶賛してたけど、あんなの打った方を褒める以外にないもの。

話を戻すと、打てねえなあ打てねえなあの大きな原因になってて、今日も結果が出なかったセペダと村田。でも、ファンが我慢して辛抱を重ねるのももうじき終わりだ。
全カード一巡するこの3連戦が一つの区切りになるのは間違いないし、今日サードを守れる新外国人獲得のニュースも出てた。外国人だって昨日今日でいきなり獲ってこれる訳ないんだから、前々から調査を進めてて表に出てきたのが今日ってことだ。もう一回書く。サードで外国人。これが何を意味するか、今日もヒットが出なかった人と満塁で貫禄のキャッチャーファールフライを打った人はさすがに理解してるだろ。
今日みたいにしっかり守る野球ができてれば、ガタガタ崩壊していくことはないからさ、あと少しでいろいろ変わる、いろいろ噛み合うと思って耐えようぜい。な?
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onepieceっていってもあれな、ルフィのあれじゃなくて「ひとつながりの」って意味ね。まるで昨日の続きを見てるみたいな試合でさ、思わず出たタイトルがこれだわ。もっと言うとこの3連戦全部ひとつながりだった気さえする。昨日13残塁、今日11残塁。うーん、考えちゃうね。

菅野くんは結果は立派だけど、あんまりよろしくなかったな。目につくところは制球の悪さだけど、球の走り、変化球のキレ、どれもこれもベストの菅野から見ると1割2割減って感じ。彼の技術でうまく投げ抜いたって褒め方もできるけど、相手が元気のないカープだったからって言い方もできる。相手の打線によってはこうはいかなかったんじゃないだろか。というか、菅野くん今年ずっとこんな内容なんだよな。正直かなり不安。

打つ方はなあ・・・、何を言ってもしょうがないだろこれ。まあ、マエケンくんだからそんなに点は取れないと踏んで早いイニングから好調の片岡にバントさせたり、1番に抜擢した金城が2安打1フォアでいきなり機能したり、いくつか見どころはあれど、見どころ探すために野球見てんじゃないからな。
「ひとつながりの」って書いたから昨日のことまで含めて触れるけど、今のカープに負け越してるようじゃいかんよ。順位はどうあれ今一番弱いのは巨人なんじゃないかとさえ思う。昨日も今日もカープの方からみすみすアウトを献上してくれてるような場面が多々あったし、初日にああいったラッキーな勝ちを拾ったんだからそれを弾みにしてくれよ。

で、高性能ゲッツーマシンと化した8番の人はいつまで使われるんだろか。ろくに塁にも出ないくせに、日本記録を大幅に上回るペースでゲッツー量産された日にゃチームが沈む。今日変化球を捕えて鋭い打球は出てたけど、もうちょうど一回りになる次のカードで結果が出なきゃ終わりだろ。というか終わりにしようよ。ねえ?
セペダは今日はいい。叩かない。なぜなら解説の山本浩二が「まだヒットがないんですか!?」「結構打席に立ってますよね?」って素で言ってるの聞いて笑ったから許すw

明日はライアン小川かあ・・・。東京に戻るから少し上と下と入れ替えあるかなあ・・・。
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おぉ、スルーできないニュースがあった。なので今日は二本立て。
 
 ユニホーム配布デーに背番号アイロンシート販売&圧着サービス
 
これは朗報。スタッフ、少しは学習したじゃないか。
ご存じのように今年からユニ提供がアンダーアーマーに変わったジャイアンツ。当然レプリカも一新された訳だけど、開幕に合わせて発表されたその概要はがっかりニュースそのものだった。値段もアディダス並に高い上(14,040円w)に、市販される種類も11選手のみ。公式HPから全選手のものをオーダーできる球団も少なからずある中、ちょっと時代遅れの殿様商売感ありありだった。

それが、ユニ配布デーの4日間、背番号シートをアイロン圧着してくれるとのこと。リンク先見てくりゃわかるけど対象選手も25選手と多い。いいじゃない、やるじゃない、進歩したじゃない。
このアイロン圧着サービスも実は西武さんが既にやってるものなんだけど(あそこはレプユニの売り方がジャイアンツよりひどい。なんたって元からネーム背番号が入ったものが無いんだから)、いいものはどんどん取り入れろ。西武さんだってこんなことでウチが先だ何だと言う話じゃないだろうしな。

6月のオレンジユニ配布デー行くからぜひともやってこよう。アイロン3ヶ所しかないみたいだから、超が付く行列になることが予想されるけどなw いいなー、尚広にしよっか松本にしよっか悩むなー。
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昨日よりは勝ちに対する貪欲さが見えたけど、苦しむカープに付き合ってもたもたした緩い感じの試合になってもうた。まあ今のチーム状態がこの程度ってことだよ。連勝中ではあったけど、阪神が勝負どころでルーキー出してきて自滅したり、カープが勝手に負けてくれたりの連勝だったんだからさ。

今日は野村が投げてるうちに決めなきゃいけない試合。クリーンアップが3人とも野村を得意にしてて、その前を打つ片岡が野村から3安打したんだから、それを点にできなかった時点で負け。坂本2安打、亀井も2安打、阿部は打てなかったけど2フォアだったのに、なんで点に繋がらなかったんだかよくわからんけども。ま、明日頑張りましょ明日。引き摺るような負けじゃないさ。

あとはやっぱ由伸の使い方かね。村田とセペダがあまりにもひどいんで目が行かないけれど、由伸もちょっとよろしくない。ストレートに差し込まれてる感がありありだし、たぶん自分の中でもしっくり来てないんじゃないかと思う。一つ噛み合えば打ちだすだろうから、ちょっとラクなとこで打たせて調整させてもいいかなと。

まあ明日ですよ明日。エース対決だと今日みたいにもたもたやってる訳にはいかん。スッキリ勝ってカード勝ち越しといきましょうや。

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勝ちたくないのかな、と思ってしまう壮絶な譲り合い。
勝ったけど、勝ったというよりかどちらかと言えばカープが負けてくれたような試合。まあ井端は見事だけどな。今のカープの低迷を凝縮したような試合で、こっちも片岡の走塁ミスだったりいろいろあったのに勝ちが転がり込んできた。見た人全員が「巨人強い!」じゃなく「カープ・・・」ってなる試合。

ただ、そういう試合でも先に繋がる光明は投手陣。特に杉内と利根。
1回2回は見られなかったけど、中盤以降の杉内は管理人の知る杉内だった。杉内が血行障害持ちなのは有名な話で、春先、秋口の屋外球場なんてのは鬼門も鬼門なんだけど、今日はいい球投げてた。ロサリオに打たれた球は甘い意外の何物でもないんだけど、ロサリオは杉の天敵だからしゃあない。去年8打数5安打3ホームランと冗談みたいに打たれて、今年もこれじゃもう全打席敬遠した方がいいと思うけどさw 

後は利根。いやぁ、こいつは腹が据わってるわ。
前回の阪神戦でも思ったけど、なんでこんなに余裕があるのか、その余裕の1%でもあの8番打者の人にわけてあげられないものか、と思ってしまうマウンド度胸。「新人で怖いもの知らずだから」じゃ片付かないメンタルの強さで、打者を見降ろしてポンポン投げてるし、異常に投球テンポがいい。なんだこのルーキー?w
高木京や青木が何年かかっても確立できなかった「山口以外の左」枠はこの子があっさり掴んだんじゃなかろうか。「江夏かおまえは」と言いたくなるオッサン体型に、落ち着き過ぎてて笑えてくる受け答えといい、このルーキーはネオ高木に負けないくらい要注目だよ。巨人ファン以外の人、騙されたと思って見てみぃ、大投手の晩年みたいな風格のルーキーがおるぞw
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まあ、そんなに救世主だなんだと騒ぎなさんな。
いや、確かにネオ高木(注:旧高木→康成、新高木→京介)は完成されたピッチャー。先週ここで書いた通りカットは魔球と言いたくなるレベルだし、球種の豊富さ、ストレートの力も素晴らしい。チーム状態が上がらず先発不足に悩むチームとしては崇め奉りたくもなる。

ただ、理解しておかなきゃいけないのは、野球ってのは初対決なら確実にピッチャーが有利。バッターは相手ピッチャーのストレートの速さ、変化球の軌道を実際自分の目で確認する時間が要る。だからこそ、初対決のピッチャーの初球をポーンと弾き返し続けてきた由伸は天才と言われてるんだ。

今日、そのピッチャー有利な初見の状況下で、更にそれを圧倒的有利なまでに仕立てたのは阿部のリード。
まあ、狡猾だった。見ててニヤニヤしちゃったよ。阪神打者の第1打席において、カットボールを投げた打者にはフォークを見せない。逆にフォークを投げた打者にはカットを見せない。これが完全に徹底されてた。当然ストレートが軸の組み立てながら、右打者へのツーシーム、時折打ち気を削ぐカーブの配球も絶妙。カットに意識があったであろう阪神打撃陣を見事に幻惑してた。
次の二周り目はさっきとは逆の球を見せて翻弄。今日、阪神の打者は高木というピッチャーに慣れるまでに2打席要したことになる。
そして最後の9回は、これでもかこれでもかのカット連投。もう高木くんの握力が落ちてほとんど真ん中に集まってきてたけど、それでも続けたカットボール攻撃。まあ、阿部ちゃんさすがだね。今日は間違いなく高木くんの良さを倍増させる見事なリードだった。

でも、相手もプロだ。同じ手が二度通用するとは思わない方がいい。次に阪神と当たるときには相手もしっかり研究してくるだろうし、二度好投を続けたルーキーを他球団のスコアラーが見逃がしてくれるはずもない。球種、軌道、クセ、高木くんはこれから徹底的に丸裸にされる。真価が問われるのはこれからだよ。
華々しいデビューを飾ったルーキーが、その後いつの間にか鳴かず飛ばずになった例なんて腐るほどある。ジャイアンツに目を向けても金刃はまさしくそのパターン。宮國だってそうだよな。こういう例が毎年のように生み出されるのは、決して本人のせいだけじゃない。プロのスコアラーってホントにすごいから。

ただ、こういうネガティブな警鐘を鳴らしながらも、管理人は高木くんというピッチャーを高く買ってる。そこは誤解のないように。カットボールのみならず投げる球種すべてが高レベルで、今日みたいにしっかりリードしてやれば相当なものになると見込んでる。うん、ってことはやっぱり救世主か。あれ?
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やっぱ勝つと違うよね。いいよね。
子供みたいな感想で恐縮だけど巨人ファンの本音だよね。
今日もいろいろと不安要素はある。3-0から3-3に追い付かれた段階で顔がこわばらなかった巨人ファンはいないと思うし、決勝点のビッグイニングも阪神が自滅してくれたようなもんだ。
勝ったから忘れがちだけど、中継ぎに不安があるからポレダを引っ張って無理に続投させて追い付かれたんだし、状況は変わった後だけど実際に後を受けた笠原が燃えた。笠原は今年よかったの一度もないんじゃないか?隙というか穴はまだまだあちこちにあるよな。
でも、勝つと違う。一つ勝っただけでファンがこんなに晴れ晴れとした気持ちになるんだから、やってる選手は尚更だと思う。勝つことで好転する面もたくさんあるだろな。勝って万歳、いや万々歳の連敗脱出でございました。

そして、今日村田外しの裏プロジェクトは第二段階、第三段階に進んだと思う。
8番に打順を下げられそこで結果が出なかったらもう次はない。今日久々に出場しすぐに結果を出した中井が取って代わる番だ。
衆人環視の中、村田がもうダメなことを十分に周囲にわからせた上で、誰もが納得する状況になってからレギュラーを外す。死んでもイエスとは言わないだろうけど、原の頭の中にはきっと去年の段階からこの構想があったはず。予想以上に村田がダメで、だいぶだいぶ裏プロジェクトの進行が早まったのは計算違いだったと思うけどな。

残酷なようにも見えるけど、これは随分と優しい温情措置。村田の実績、選手としての格に最大限の敬意を払ってるからこそのやり方。この前書いたけどガッツさんの時と同じだよ。小坂を連れてきて無理やり仁志からレギュラーを剥奪したときとは違う。逆に言えば、この時のやり方が強引だったから原と仁志はいつまでもとやかく言われるんだし。
十分、十二分にチャンスを与えて、その結果をもって客観的に判断する。なぜならこれはあくまで裏のプロジェクトだから。そのチャンスで村田がしっかり結果を出したなら何も起きない。無理に世代交代を急がせることなんかないんだから。

このやり方は後継の中井にとってもプラス。これで開幕から中井が出てたら彼にかかるプレッシャーは倍どころじゃなくなるし、ちょっと結果が出ないと「村田を出せ」の声が高まる。
でもどうだ?これでこの先中井が村田に取って代わって、仮に結果が出ないとしても「村田を出せ」なんて意見が出てくると思うか?中井という大器の将来性、5年先10年先のジャイアンツを考えて中井を使い続けようという意見が9割超だろ?中井にとってどっちの環境がやりやすいかなんて考えるまでもないし、原の頭にこの狙いが無い訳がない。

正念場、崖っぷちの8番打者村田は今日1安打。押し出しのフォアも選んだから評価していい一日。でも、中井も中井で結果を出した。中井は去年スタートダッシュに失敗して結局乗り切れないままシーズンを終えちゃったから、今年は正反対の内容になった。たまにしか試合を見ないライトな巨人ファンにもしっかりその存在をアピールできたはず。時計の針は少しだけど進んだぞ。
村田、本当にここが正念場、ラストチャンスだぞ。頑張れよ。
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