「『いいピッチャー』ってなんだ?」
いろんな答えはあるんだろうけど、管理人はこう理解してる。
「決め球になる球種が2つ以上あるピッチャー」
空振りが取れる球、2ストライク3ボールから自信を持って投げられる球が複数あること。これだと思うのだ。
プロでそこそこやれるピッチャーなら、決め球の一つくらいはある。無きゃプロでやっていけない。
でも、それが2つ以上あることで打者が絞りにくくなるし、仮に一つの球種の調子が悪くても組み立て方を考えられる。ウィニングショットがいくつあるかってのはとっても大事なポイント。野球ファンの皆さん、応援する自軍のエースを思い浮かべてみなさい。みんな決め球2つ以上あるだろ?
そして、(これはキャッチャーに因る部分も大きいのだけれども)上で書いた組み立て、つまり試合の中での修正能力。これも非常に大事。
先発投手なら年に20回程度投げる。リリーフならその倍以上。毎回毎回調子がいいなんてことはあり得ない。調子が良くないときにそのまんま結果も悪くなるのか、悪いながらもなんとか形を作れるのか。並のピッチャーといいピッチャーの違いはこういうとこに表れる。
そして、その観点でこれから海を渡る日本のエースを考える。
・・・完璧ですねw 100点。
今まで割と、本格派、速球派のピッチャーがメジャーに挑むことには否定的で、むしろ技巧派、変化球投手が行くことに肯定的だったのだけれど、ダルだけは話が別だ。モノが違いすぎるもの。
ありとあらゆる変化球を投げられる上に、そのほとんどが決め球にできるレベル。試合の中でその日のいい球、良くない球を判断して組み立てていく技術も超一流。文句のつけようがないもの。ヤツが成功しなかったら誰も成功しない。
日本での7年間、1268イニング以上を投げ通算のWHIPが実に0.98(!)というバケモノがどれだけ暴れてくれるか。どこのファンとかそういうの抜きにして応援しましょ。いや、楽しみにしましょ。ヤツはやってくれるから。高い授業料だったようだけど、ようやく変な憑き物も取れたみたいだしねw
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