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今日みたいな試合は何と表現すべきだろう。
投手戦でも貧打戦でもなく、僅差で締まった状態で緊張感を持って続いていく試合。相手につけこむ隙が無い訳じゃなし、かといってこちらの打線のふがいなさが目立つ訳でもなし。なかなか見応えのある展開だったと思う。
どすこいもさすがのタフネスぶりだったし、ヤクルトのハフはそのピッチングスタイルから昔巨人にいたポレダを思い出した。両者とも持ち味をよく発揮してたんじゃなかろうか。
その試合の最終盤で勝敗を分けたのは監督のセンス。
どこを拾ってどこを捨てて論じようがそれは自由だけれど、
・同点狙いなら岡本に代走を出すな
・亀井にバントさせるな
は否定しようがないな。
そして、そこにいろいろ表れてたな。選手によっては打順によってはこれも決して間違いではなくなるんだけど、今日の手は悪手で自滅する指し手。
これは結果論になるけど、「岡本ヒット→亀井バントできずに三振→長野ヒット→阿部アウトだけどいい当たり→大城アウトだけどいい当たり」の流れだったことも、消極的采配じゃなく攻めた方がよかったことを物語ってる気がしてしまう。
・・・まあ、3年やってもこういう監督なんだよ。そういうもんだと割り切って見るしかないでしょ。
それと、今日は本ブログ宮崎支局特派員「宮崎のおばちゃん」こと亀井ギャルもぐさんが観戦。
おばちゃんもこの亀井バントにぶんむくれになりながら観戦した模様。
もぐさんは明日も観戦。
明日の先発みつおは先週圧倒的不利の下馬評を覆しメッセンジャーに勝った「もってる男」。おばちゃんに勝利を捧ぐべく頑張れみつお。
いいよ、笑いたきゃ笑えばいい。
管理人だって、ネットの速報で1回表の5失点を見たときには爆笑したもの。
5連敗中のチームの全責任を負った先発マウンドに上がる身で、狙ったように5失点するとかこれはもういったいどういう冗談なんだ大竹よ。もう、一周回って爆笑したぞ。
こんなクソみたいな試合で、全ての巨人ファンが死にたくなるような試合で、それでも管理人が記事を上げようと思ったのには訳がある。
5回表、代わったばかりの田原のピッチング。
実況の「シュート回転して・・・」に対し、解説をしていた原の「シュート回転したんじゃなくシュートさせたの!」の切り替えし。
・・・なんかね、とてつもない愛を感じて泣けたよ。
BSだろうがCSだろうが見ている人は数十万人いや数百万人いて、それだけいる人の中には実況の言葉を真に受ける人もいる訳で、そこに上司として部下を守ってやる大きな愛をしっかりと感じた。
俺の部下はこういう意図でこういう狙いでしっかりと仕事をしてて、それを間違うことなく理解してやってくれっていう原の親心が見えた。
今の監督にこういう気概があろうか?
部下を守ってやり、矢面に立って戦う気骨がどこにあろうか?
チームを離れても尚それでもジャイアンツ愛に溢れ、共に戦った選手を立場は違えど守ってやろうとする原さんのジャイアンツ愛に涙が出たよ。
それとは逆に、今の監督は1ミリたりともジャイアンツに興味はあるのだろうか?
人は愛されたいし愛したい。これが世の中の真理。
それを体現してくれた背番号88が恋しいし、彼がベンチにいてくれたら、この暗黒の連敗地獄も糧と感じて前向きに思える。・・・ねえ原さん、あなたがジャイアンツに残してくれたものは、プラスの面だけじゃなく、こうして管理人みたいにいつまでもあなたの幻影を追い続ける亡霊をも生んだんです。
そして、あなたならこの局面に正面から対峙し、愛を持って難局を乗り越えてくれるものと思います。
原さん、願わくば来年1年戦う体力作りをしていてください。管理人はずっとずっとその夢を見ています。