アタクシは70年代半ばの生まれです。
ガンダムのテレビ放送開始が1979年ですから、厳密に言えばリアルタイムでのガンダムは知りません。
ただ、再放送が何度もされていたおかげで、私の小学生時代はガンダム一色でした。
多分に漏れず子供なんてのはアホですから、ガンダムの世界観が理解できるはずもありません。内容よりも、いわゆる「形から入る」訳で、ガンプラが大ブーム。私だけでなくクラス全体、いや学年全体で大ブームでした。「何のガンプラを作った」でなく、「まだ何を作っていないか」で語られるほどの流行りっぷり。かく言う私も、確か300円で買えた1/144シリーズから2,000円以上する大型のものまで、ありとあらゆるモビルスーツを作り続けました。
中学に上がる頃になると、当然と言えば当然ですがそのブームは止み、趣味嗜好も変わります。今のように大人がオタクであることを自慢できる風潮もありませんでしたから、ガンダムを小学生のオモチャのように捉え、子供時分の遺物のように位置づける訳です。
中学2年くらいの時でしたでしょうか。割にいじられやすいキャラの同級生がいたんですが、水泳の授業になって一同仰天。彼は水泳部に属していたんですが、まるでボディビルダーのような筋骨隆々のすごい体つき。坊主頭で背も低く、勉強だけが取り柄のような男と思っていた周囲は唖然としました。男ってのは、いい体をした同姓に対し軽くやっかみも入りますから、なんだかなんだか変な空気になります。
そこで誰かがつっこんだ一言、
「・・・おまえはズゴックか!」
爆笑でした。坊主でチビで筋肉質、おまけにガニ股気味で首短め。確かにズゴック以外の何物でもないです。
で、特筆すべきは、そこにズゴックの説明は不要だった訳です。私がいた小学校も含め、3つの小学校から進む中学でしたが、その場にいる全員がズゴックの姿形を即座に思い出せた訳です。
つまり、それだけある世代において、ガンダムは共通認識され、記号化されてます。
ガンダムの作品としての奥深さ、真の魅力を理解したのは、二十歳を過ぎて再度DVDで見直した後になるのですが、いずれにせよ私の世代にとってガンダムは外せないファクターな訳です。
前置きが長くなりましたが、そんな私がお台場にできたリアルガンダムをスルーできる訳がありません。
おお、もう・・・(´;ω;`)
ガンダムだ、紛れもなくガンダムだ。デカイ、デカ過ぎて圧倒される。
人が入り込むとシュールな画になるので、ガンダムのみのカットをどうぞ。
かっけえぇwwwwww
すごいよ、ホントに日本人ってすごいよ。一ヶ月半で壊すのが分かってるのになんだこの完成度。ちゃちなところも手抜きなところも一切無い。これはガンダムだ。
もうディティール細かすぎw 壊す前提のものをこれだけのクオリティーにするか普通?すご過ぎだw 欧米人じゃこの仕事はできない、他のアジア人じゃ元から作れる腕が無い。日本人すげえwww
BGMで「もえあがーれ もえあがーれ」が流れてますが、脳内じゃ
♪ ィエッスマイ スィーテスッ マイスィーテース
アウォナ ゲバッ ウェーユーウォオオオオォォ
いとしい人よぉ もーーおおぉいちど ♪
が鳴りやまない。ホントに感動したwww これ最後に頭と片腕取ってラストシューティングやってくれないかなぁ。
ビルとの対比でデカさがよくわかるショット
見に来てる人は年齢層バラバラ。やっぱり30代、40代と思しきスーツ姿の人も多数。みんなニヤニヤしてるw よくわかるぞぉ!
これはもう子供連れで行くべきとこでもないし、ガンダムを理解できないであろうバカップルのためのものでもない。
30代、40代の全てのガンダム世代のためのもの。セメダインとニッパーで悪戦苦闘したことのある全ての人のためのもの。
行こうかどうか迷ってるオジサン諸君!仕事休んででも、家族ほっぽらかしてででも行きなさい。
行かなきゃ後悔するぞぃ!m9(`・ω・´)
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