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白球追いかけ薄給になった管理人が運営するジャイアンツブログです。中国さん!日本への渡航自粛じゃなくどうぞ渡航禁止にしてください!今いる中国人も全てそちらへお返しします!   ※コメントに書きたくないご意見ご感想はcoolvanilla3(アットマーク)gmail.com までどうぞ  
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待つよ。何年でも待つよ。
アルバム「還暦」は、1曲目が「60」で2曲目が「年金」なんだろ?それが出るのを首を長くして待つよ。

もちろんタイトルは冗談なんだけどさ、氷室がまだ音楽を続ける気持ちがあることを聞けて良かった。本当に良かった。なんたって、今日の今日まで音楽活動全てから完全引退なのか、ライブだけを引退するのかすらハッキリしてなかったんだから。
氷室ファン芸能人部門代表のGLAYタクローくんがロスまで行って、「氷室さんこれから何するんですか?」って訊いてくれたんだって(そのときB'z松本も一緒で3人で焼き肉食べてたらしいけど、呆れ返るほど濃いメンツだなw)。
真面目に訊かれると茶化して返したくなるヒムロックだから上記の返事になったんだけど、それでもそれでもまだ音楽を作り続ける意思があるのを聞けて良かった。

セットリスト

01.DREAMIN'
02.RUNAWAY TRAIN
03.BLUE VACATION
04.ハイウェイに乗る前に
05.BABY ACTION
06.ROUGE OF GRAY
07.WELCOME TO THE TWILIGHT
08.ミス・ミステリー・レディ
09.“16”
10.LOVE & GAME (Re-mix)
11.IF YOU WANT
12.LOVER’S DAY
13.CLOUDY HEART 
14.PARACHUTE
15.BANG THE BEAT
16.WARRIORS
17.NATIVE STRANGER
18.ONLY YOU
19.RENDEZ-VOUS
20.BEAT SWEET
21.PLASTIC BOMB
22.WILD AT NIGHT
23.WILD ROMANCE
24.ANGEL

EN1
25.The Sun Also Rises
26.魂を抱いてくれ
27.IN THE NUDE
28.JEALOUSYを眠らせて
29.NO.NY

EN2
30.VIRGIN BEAT
31.KISS ME
32.ROXY
33.SUMMER GAME

EN3
34.SEX&CLASH&RocknRoll
35.B・BLUE

やらないだろうと思ってた27とか31とかさ、うれしいサプライズもあった。
だけど、セットが進むに連れてどんどん近付く最後のとき。
最後なんだよ、48回も経験した場面だけどもうこの先には無いんだよ。俺の神様にもう会えなくなるんだよ。10代の頃が最初で20代も30代も40代も、人生の節目節目で観てきた氷室ライブがもう本当に最後なんだよ。
いつまでも終わってほしくない気持ちと、氷室が湿っぽくしないようにしてくれてる心意気を汲まなきゃって思いと、それでも無情に過ぎていく時間と、ごちゃごちゃな気持ちでいるときに33で涙腺決壊。どのライブでも必ずやる曲だったから思い出もたくさんあってさ、しかも恒例的にオーラスに使われてきた曲だからもうぐちゃぐちゃに泣いたよ。しかも、歌い終わりで氷室マイク置きやんの。そんなの泣かない訳にいかないじゃん。

それと、メンバーだけで自分の自己紹介をしないことで有名なヒムロックだけど、さすがに今日はやった。

「俺様が初代氷室京介だ!」

って二代目誰なんだよw 誰があんたみたいな人の跡を継げるんだよw
それとも、またいつか会える日が来たら二代目になってるのかな?w
 
本人から出た「卒業」って表現だけどさ、真面目にBOφWYとか氷室京介を卒業していった人ってのはかなり多いと思うんだ。アラフォーの人、周りと話してみぃ?昔BOφWYを好きだった男なんてゴロゴロいるから。統計取ったらギャレットの打率より遥かに高いと思うぞ。
だけどヒムロック、俺はまだ留年させてくれ。いやもともと卒業する気がないんだから退学にさせられちゃうかもしれないけどさ。1年2年どころか、5年でも10年でも20年でも貴方の次のアクションを待つよ。貴方が作った音楽、貴方が今まで見せてきてくれたことが俺の血であり肉であり、貴方がいたから俺みたいな社会不適合者が今まで生きてこれたと思ってるからさ。
ありがとう。貴方がいなかったら俺とっくに首吊ってたよw 本当にありがとう。そしてこれからもずっと愛してるぞ。咲き誇る微熱にサヨナラは言わないからな。本当にありがとう。

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ね、卒業なんてできないよね。
終演後にスクリーンに流れるファンのメッセージを見て、ようやくこれで終わりなんだって実感が沸いてきた管理人。

12歳で初めて氷室に出会って衝撃を受けた。こんなかっこいい男がいるのかと身体に電流が走った。
右も左もわからず、言ってみればひな鳥が初めて見た物を親と思うような出会いだったかもしれないけど、しっかり周りが見えるようになってから客観的に見ても氷室京介は紛れもなく孤高のカリスマだった。こんなにかっこいい男はどこにもいなかった。
ずっとずっと氷室の音楽が側にあった。こっちから寄り添うようにして背中を追いかけてきたんだから当たり前なんだけどさw
BOφWYと氷室に魅せられた中学生時代。ヒムロック、おかげで俺は今も思春期をこじらせたまんまだよw 美観、価値観、人生観すべてにおいて最大の影響を受けた。中1の頃、1stアルバムは誇張でなく毎日聴いてたんじゃないかな。かっこいいと思うものの頂点に氷室京介がいて、憧れだなんだなんて軽々しく言えないくらいに惚れこんだ。
初めてライブを観たのは91年かな。地元にOVER SOUL MATLIXのツアーで来てくれて、CDと変わらない歌唱力、同じ人間とは思えない生活感のないロックスターぶりに惚れ直した。
上京してきてからも、何が変わろうとも氷室が側にいることだけは変わらなかった。まるで自分のことのように大学の同級生に誇ったSTAY、SQUALLの連続オリコン1位。しびれにしびれたONE NIGHT STANDファイナルの横浜スタジアム。
働くようになってからも、勤める会社が変わろうと、いや何度も何度もホントに何度も変わったんだけどw、それでも新曲が出れば買い、大きなライブは行き続けた。ヒムロック、俺今日で通算47回目のライブだよw
どうしよう。氷室、俺は明後日からどうすればいい?人生の支えにしてきた貴方がいなくなったら、俺みたいなミスフィッターはどう生きていけばいいんだい?



セットリスト

01. DREAMIN'
02. RUNAWAY TRAIN
03. BLUE VACATION
04. ハイウェイに乗る前に
05. BABY ACTION
06. ROUGE OF GRAY
07. WELCOME TO THE TWILIGHT
08. ミス・ミステリー・レディ
09. “16”
10. LOVE & GAME (Re-mix)
11. IF YOU WANT
12. LOVER’S DAY
13. CLOUDY HEART
14. PARACHUTE
15. BANG THE BEAT
16. WARRIORS
17. NATIVE STRANGER
18. ONLY YOU
19. RENDEZ-VOUS
20. BEAT SWEET
21. PLASTIC BOMB
22. WILD AT NIGHT
23. WILD ROMANCE

EN1
24. The Sun Also Rises
25. 魂を抱いてくれ
26. JEALOUSYを眠らせて
27. ANGEL

EN2
28. VIRGIN BEAT
29. ROXY
30. SUMMER GAME 

15が前倒しになった。うん、これはこの位置の方がいいね。
昨日と比べて、B.BLUE、マリオネット、NO N.YのBOφWY曲が消えて、代わりに26がin。

そして、ちゃんとおまえらには説明しておかなきゃな、と重いMC。
自身の耳について、とにかく日によって良かったり悪かったりする状態だとのこと。要約すれば、安定したパフォーマンスを見せることが困難になってるんだと察する。
その説明において、「Pride」って言葉を辞書で引くと、自尊心って意味と矜持って意味がある。今回俺が身を引くのは、決しておまえらに情けない姿を見せるのがイヤだとかじゃなくて、プロとしての矜持なんだと。それはわかってくれとのこと。
でも、子供の頃周囲とミスフィットで、俺が大人になったときに誰からも愛してもらえないんじゃないかと心配になるような変な子だったんだけど、矢沢さんに憧れて矢沢さんに夢を見せてもらってここまでやってきて、今こうして全国でこれだけの人が俺のために集まってくれて、俺が辿り着きたかったところに辿り着けたんじゃないかな、と感慨深く語るヒムロック。
違うぞヒムロック、あんたとっくにそこに辿り着いてたんだよ。俺が知る限り、20年近く「唯一無二の孤高のカリスマ」やってるよ。
ファンだからさ、貴方の言葉で言うところの情けない姿も見たいんだよ。年を取った姿も観たいし、パフォーマンスが落ちてきてもそれを一緒に共有したいんだよ。だけど、貴方が創り上げてファンが愛し続けてきた「氷室京介」ってそうじゃないもんな。そういうヒムロックなら俺もここまで心酔してないもんな。わかるからさ、誰より自分がわかってるからただ泣くしかないんだよな。

ほかに覚えてるMCは、一昨年の横浜スタジアムについて。
あばらを折って病院に行ったとき、医者から「まあ大丈夫でしょう。ただ、こういう捻ったり(半身クイッ)はやらないでくださいね」と言われて、「いや、これ(クイッ)が俺なんだけど」というよくできた小噺。結局、2日目の4曲目でクイッやったらバキッといって、ファンならよく知ってる通りのことになってしまったそう。
そうなんだよな、氷室の半身クイッとか、マイク持ち替えたりとか、何気ない仕種の一つ一つがいちいちかっこいいんだよな。

閑話休題。氷室、さすがにお疲れモード。
声の調子は悪いとは思わなかったけど、まるっきり動かないw せっかくアリーナ席8列目という今年の運全てを使い果たしたような席だったのに、結局管理人がいた側の花道まで一度も来なかったw 曲数も少し減ったしな。明日への充電と理解しとくよ。


さあ、明日だ明日。本当に本当の最後だ。認めたくないけど最後だ。泣かないようにするけど、笑ってサヨナラできるようにするけど、重い重い一日だ。管理人40年の人生の中でもっとも重い日だ。一挙手一投足をしっかり胸に焼き付けるよ。


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なんかさ、音楽でもなんでもいいけど、好きなものとの距離感ってあるじゃないですか。
好きは好きのままだけど、べったりくっついたり、素っ気なく離れてみたり。
30年近く追いかけてきた憧れの人が引退するってのに、どうもいまいち気乗りしないままだった管理人。
いや、別に最新アルバムのキャッチにかこつけて卒業うんぬんなんて話じゃないんだ。管理人にとって氷室京介は人生の全てを教わった人。音楽に留まらず、価値観、人生観すべてにおいて多大な影響を受けてきた人。そんな特別な人を卒業するとかなんとかはあり得ない。離れたって気にはしてるし、死ぬまで俺の神様に違いないもの。
ただ、なんというか仕事に追われて余裕がない暮らしであったり、CDを聴く習慣自体が無くなった生活様式の変化なんだと自分で思う。愛する人がその最後のときを迎えようとしてるのに、ただなんとなくふらふらと東京ドームに行った管理人。地方のセットリストも一切調べないまま、予備知識まったくなしで参戦してきました。



人人人、そしてまた人。とにかくすごい人の数。
巨人ファンなもんで年に何度も来てる我が家のような東京ドームですが、まあごった返すとはこのことかと閉口する人人人また人。真っ直ぐ歩けないくらいの人ですよ。



そして、当然のごとくこうなる訳ですなw 管理人は今日昼過ぎまで仕事して、一度家に帰ってから行ったもんで到着したら16時手前。もう開場するかしないかのタイミングでしたが、グッズ在庫はこのありさま。まあ並ばなくて済んで良かったと思おうかw
ちなみに、マフラータオルやリストバンドなんかはドーム場内でも売ってました。今日はそこでマフラータオルだけ買ったので、明日は早出してTシャツのために並ぼうか。

当然ドーム内でもトイレに大行列。管理人は勝手知りたる我が家の地の利を活かし、行列と見るや人が来ないであろう他のトイレを探しほぼ並ばずに済みました。明日明後日行くみなさん、特に女子のみなさん、トイレはお早目にどうぞ。

さて、開演。
以下、セットリスト。

01. DREAMIN'
02. RUNAWAY TRAIN

盛り上がらないはずのない01でスタート。ステージがまったく見えないバックヤード席まで開放してものすごい客入りの東京ドーム、いきなりの大合唱に揺れる。ヒムロック、「最後の土曜の夜だぜ、思いっきり騒ごうぜっ!」とのお言葉。

03. BLUE VACATION
04. ハイウェイに乗る前に
05. BABY ACTION
06. ROUGE OF GRAY

予習なしの管理人には「ん?」と感じられたBOφWY連発。しかも、最後のライブにあえてこれやる?っていう微妙なチョイス。
ここで長めのMC。アルバム「JUST A HERO」について語る。これを出すまではバンド内が割と和気あいあいとしてたんだけど、ちょうど売れる直前のタイミングの頃で少し人間関係がギクシャクしだした時期だった。それだけのせいじゃなくタイミングが合わなかったせいもあるんだけど、それまでは他のメンバーにアレンジを任せっきりだったのが、このアルバムで初めてベースやギターを持ってアレンジを手掛けた。このアルバムが無かったら今こうしておまえらに曲を送ることもなかったんだと思う。といった話を受けての

07. WELCOME TO THE TWILIGHT

名曲。もう説明不要のレベルで名曲。そっか、ヒムロック的にも思い入れが強い曲なんだね。

08. ミス・ミステリー・レディ
09. “16”

まだ続くBOφWY曲。おいおい、とさすがになんか落ち着かないような変な気持ちになる。
氷室の調子はあまり良くは思えない。氷室自身もイヤモニ付けたり外したり少し歌いにくそうに見える。もちろんピッチを外したりはしないんだけど、歌い出しのアタックが尖り過ぎたり、キレイに歌うことよりも力で押し切るような面があったりが気になる。後のMCで「耳のせいで上手く歌えないのは仕方ないけど、あばら骨折れてるから歌えなかったのは悔しくて」みたいなことを言ってたけど、耳の状態は決して良くないんだろなあ。45回もライブを観てきたからキビシイ言い方になっちゃうけど、昔はボーカルでグル―ヴが出せる唯一無二の人だったんだよ。

10. LOVE & GAME (Re-mix)
11. IF YOU WANT

やっと来たソロ曲。10は・・・、なんでリミックスだ。このバージョンは過去に1ツアーだけで披露された記憶があるけど、原曲がかっこいいのになんでこうしたんだよ?って言いたくなってまうw で、カモンカモンのとこ何て言ってるの?「ウー、ドゥミナゥ」とか聞こえたけど。
11後にも長いMC。俺はテレビに出たりするタイプじゃなかったけど、テレビとかマスコミの人にも俺のシンパがいて、これはNEWS ZEROのプロデューサーにぜひ氷室さんにお願いしたいって頼まれて主題歌を書いた。いろんなミュージシャンが毎年主題歌を手掛ける番組で俺も肩を並べられたってのは35年の歴史の中で一番のプラウドだと思ってるとのこと。へえ、そんな風に思ってたんだとちょっと驚き。確かに東日本大震災直後でチャリティー色の強い曲だったからこっちも麻痺してたけど、氷室の曲が人気番組のテーマ曲で毎日オンエアされてた状況って異常といえば異常だよな。

12. LOVER’S DAY

この曲は今の状況にぴったりだと思う、みたいなMCを入れて歌ったラヴァーズデイ。別れた恋人のことを、自分を愛してくれたファンに置き換えてくれたのかな。これは不朽の名曲だよな。

13. CLOUDY HEART

13終わりで「あんまりしんみりしたくないからそろそろ元気なヤツ」と前フリして

14. PARACHUTE
15. WARRIORS

・・・パラシュートは「元気」かな?w ただ、最近の曲も登場してきたことに少し安堵。

16. NATIVE STRANGER
17. Marionette
18. ONLY YOU
19. RENDEZ-VOUS
20. BEAT SWEET
21. PLASTIC BOMB
22. WILD AT NIGHT
23. WILD ROMANCE
24. ANGEL

そして、ソロとBOφWYを行ったり来たりしながらの元気なヤツ連発。こんなにBOφWYが多くていいのかとも思ってしまうけど、21の盛り上がりはやっぱり別格。「レッツゴー!」が反響する東京ドーム。

EN1
25. The Sun Also Rises

氷室が先に登場してメンバーを一人一人招き入れるメンバー紹介。この形式もおなじみになったよね。ダイタはちょっと太ったか?まあ管理人も人のことは言えないけどもw
本人の言葉にもあったけど、25は氷室からファンへのメッセージソング。子供に向けて書いた詞にも取れるけど、今の氷室とファンの状況を的確に表したメッセージソング。声を振り絞って歌いあげる氷室に胸打たれた。

26. 魂を抱いてくれ
27. B・BLUE
28. BANG THE BEAT
29. NO. NEW YORK

なるほどなるほどの選曲の中に光る28。俺はうれしかったぞ。

EN2
30. VIRGIN BEAT
31. ROXY
32. SUMMER GAME

このセクションは素晴らしい選曲じゃないだろうか。30のイントロが鳴った瞬間、15周年のさいたまスーパーアリーナを思い出したよ。あれからもう13年も経つのか。
32で客電が点く。2階席までびっしり満員の東京ドームは圧巻。氷室もそれを目にし感極まる。32の冒頭から歌えなくなって必死に涙をこらえる氷室。それを受けて、代わりにとばかりに大合唱の客席。35年かけて築き上げてきた氷室とファンの信頼関係ですよ。

最後はファンのメッセージがスクリーンに次々と映し出され終演。


まず、こんなにBOφWY曲が多いことに驚いた。
彼のソロキャリアの前半部分は、大袈裟でなくBOφWYを敵視し己の過去を超えるために費やされたはず。パンドラの箱を自ら開けた経緯も全て観てきてるから理解はできるけど、それでもやっぱりちょっと疑問に思う選曲もあり。
だけど、なんとなく感じたのはこのライブの位置付けが違うのかなと。耳のせいで思うように歌えない、あれだけストイックでナルシストな人が自分の理想の氷室京介を見せられないと判断したからこその卒業宣言。その時点で、2年前のハマスタの時点で本人の中では一区切り付いていて、このLAST GIGSはエピローグなのかなと。
それに近年の氷室ライブは、新作アルバムを受けてのものというよりも、スーパーベスト的な意味合いのものが多かった。ソロキャリアは既に完結していて、今日はそのソロにバンド時代を加えて、更にファンのリクエストに答えることまでして、なんのわだかまりも狙いもないオールタイムスーパーベスト。氷室からファンへのラストプレゼントであると共に、これ以降永久に封印される名曲たちへのレクイエム。そう思ったらストンと気持ちの痞えがなくなったよ。




さて、泣いても笑っても残り2日。明日は何が出るか楽しみにしてるぜヒムロック。




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「0点に抑えるのが仕事。久しぶりに苦しいピッチングだったんですが、結果的に点を取られなかったことは良かったと思います」


いやぁ、勝ったからって素直に喜んじゃいけないでしょ。ここまで投げたスーパーエースにこんなこと言わせちゃいけないでしょ。

4/22 7回自責0 -
4/28 8回自責0 -
5/05 9回自責2 ○
5/13 9回自責0 -
5/20 8回自責0 -

どんどん良くなる防御率と裏腹に、まったく増えていかない勝ち星。9試合で4勝0敗防御率0.61だってさ。笑っちゃうよもうw
防御率もそれはそれで価値があるけど、それはシーズン終わってタイトルがどうのってときの話でさ、やっぱりピッチャーにとっての勲章は勝ち星じゃん?
上の数字を見て「すげえな」とは思いながらも、どんな試合だったかすぐには思い出せないでしょ?記録に残らないってそういうことなんだよ。後から振り返ったら誰も内容なんて覚えてないから、勝ちが付いたかそうでないかには雲泥の差があるんだ。
智之がこういう殊勝な発言をすればするほど評価も好感度も上がるけど、それよりまず勝たせてやってくれよ。今年これだけの内容で投げたことだって、来年どころか来月になればみんなきれいさっぱり忘れちゃってんだから。

ちなみに内容こんな感じね。

4/22 DeNA戦 7回無失点も9回に澤村が同点HR
4/28 阪神戦 8回1失点(自責0)も9回に澤村が2失点
5/5 広島戦9回2失点(自責2) 勝ち

5/13 ヤクルト戦 9回1失点(自責0)も援護1点のみ
5/20 中日戦 8回無失点も援護なし


ホントにこれはいかんでしょ。こうも続くとシャレになってない。
別に今の時期の勝った負けたなんかどうでもいいんだよ。どうでもいいは言い過ぎかもしれないけど、そんなに意味はないんだよ。だって、1ヵ月2ヵ月どころか4ヵ月先でもまだ優勝なんか決まってないんだから。

じゃあこの時期に何をするかって言ったら、使える若手の見極めとか、勝ち継投の確立とかだし、それと同レベルで「エースが投げる日は勝つ」って週単位でのリズムを作ることですよ。「あぁ、こいつが投げる日は勝てそうだな」ってのを身体に染み込ませることですよ。だって、ペナントの天王山でも、CSの初戦でも、日本シリーズの初戦でも間違いなくエースが投げるんだからさ。これじゃむしろ負け癖とは言わないけど、菅野が投げる日はややこしくなるって変なトラウマ植え付いちゃってんじゃんなあ。

プロ野球ニュースで見た限りだけど、今日の智之なんて調子はよくなかったはずなんだ。
それがここまでやってるときに、野手はいったい何をしてくれてるんだろうか。1度や2度なら諦めもつくけど、直近5回で4度繰り返されたらもうフォローのしようもない。
いやぁ、今日は全然うれしくない。むしろ勝ったのに不快に近いよ。

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弱い訳じゃないんだけど、間違っても強くはない。
監督が変わったことが目くらましになってるけど、今のチームを管理人が知ってるジャイアンツの姿と比べるとどうも違和感が拭えない。

またも田口くんを見殺しにした試合を眺めながら、この違和感の正体に思いを馳せた。


層が薄いんだよな


スタメンは他チームと比べてもそんなに見劣りしない。
いろいろ不満はあるけど、それはどこだって同じだ。店頭の一列目に並んでる商品はそんなに悪くない。智之や坂本みたいな誰もが羨む目玉商品もあるしさ。

だけど、それだけなんだよな。常時ゲームに出てるラインナップが、それそのまま2016ジャイアンツのチーム力になってる。
もともと強大な選手層を誇り、控え選手とレギュラーに差がないことが強みだったチームとは思えないほどだ。
打率1割で普通、2割も打ってれば神様になれるポンコツ代打陣然り。いつもいつも同じ顔ぶれで、衰え顕著な山口のポジションを取って変われるようなピッチャーが皆無の中継ぎ陣も然り。敗戦処理すらできない敗戦処理がゴロゴロいるもんな。

そして、層の薄さを感じ、違和感というか物足りなさを助長する要素がもう一つ。
原政権の強みだったユーティリティ力がまるで見られない。一人が複数ポジションをこなせるから、状況に応じて試合中にポジションチェンジをしながら戦えてた強みが消えてる。せいぜい村田さんがサードとファースト行ったり来たりしてるくらいか。「ポジションが変わる」イコール「ベンチの控え選手と入れ替える」になってるよな。○○を出したけど●●も下げたくないからポジション動かして使おう、って策が取れなくなってる。

なんだか、チーム力が薄っぺらくなっちゃったな。
高校野球と同じで9人とか、ピッチャー含めても12人くらいで野球をやらなきゃいけない感じになってるから余裕がないんだよ。代打の切り札、代走の神様、ユーティリティ守備職人。いろんな駒を使い分けて実体以上に強いチームを作ってきたのがジャイアンツ。今のチームにそういう期待感ないもんな。

選手起用に意外性が皆無だから、見てる側の予想を裏切ることなく淡々と試合が進む。勝つ試合も定石通りの試合運び、負ける試合も消化試合のように無抵抗敗戦。だから試合が終わるのが早い早い。ほぼ毎日ジャイアンツ戦がその日の試合の中で一番早く終わってるよな?なんだこれは?もしかして、管理人のようにスカパープロ野球セットに加入してるファンが、払ったお金の元が取れるよう配慮していただいてるのかしら?まあおかげで毎日あちこち見られてますけども。


そろそろさ、いなかった選手もポツポツ戻ってくるだろうし、そうでなくても交流戦になればDHを考えなきゃいけないからさ、少し枠からはみ出してみるのもいいんじゃないですかね?
「なんで動いた?」って叩かれるより、「なんで動かなかった?」の方が叩く方のトーンも低いからさ、動かざること山の如しの由伸不動尊、男前地蔵の不動明王なのもわかるけど、そろそろちょっと考えていただけませんかね?万事においてあっさりし過ぎだよ。今日金本がやった石崎の使い方とか、藤川の出し方とか不動明王にはできない芸当だろうなあって思っちゃったよ。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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すんごい顔して投げてたな。
ずっと気にしてた内海の初登板だから、負けたことは重々知りながらG+の再放送でちゃんと見た。
すんごい顔だったな。初回から紅潮して上気して、目つきの鋭さが異様だった。気合いが入ってるのが画面越しでも伝わってきたし、それが今の内海の置かれた立場を雄弁に物語ってたように思う。

・・・ほら、菅野ってわかりやすいエースじゃん?
ドーンと伸びてくる重そうなストレートに、ギュイーンと曲がる鬼スライダー。非常にエース然としてるし、見てる人がすごさを実感しやすいピッチャー。
対して、内海というピッチャーの武器はわかりにくい。
内海の良さは、誤解を恐れずに言うならば「腕を思いっきり振って投げ込む遅い球」。変化球を低めに集めてゴロを打たせる制球力。嬉しい誤算だったのだけど、今日これは健在だった。
すごさは感じないけれど、十年選手で100以上勝ってきた男の実力の片鱗はしっかり見えた。
加えて、初回からアクセル全開で投げてたこともあって、ストレートも割に良かった。内海の140キロなんて久々に見たよ。

正直に言えば、4回3失点くらいかなと思っていた予想は裏切られ、結果は5回2/3被安打9で3失点。
もちろん、これを以っていい解釈もできる。決勝点になったお笑いプレーなんて内海の責任じゃないし、良くない当たりが野手の間に落ちる不運なヒットもあった。
だけど、それと同じくらいいい当たりがファールになったり、野手の正面に飛んだりした幸運もあった。とてもとても日本人にはできないクルーズのスーパープレーもあったよな。被安打9の感覚は過不足なく現実を映してると思う。

この表現で伝わるかどうかわからないけど、なんか見ててすごくギリギリだったんだよ。
菅野くんに感じる余裕とか奥行きとかがまるでない、常に全力投球感ありありの113球。だから見てて息苦しかったんだよな。ほら、同じ時速80km/hでもフェラーリと軽四輪じゃ意味が違うじゃん?常にアクセルベタ踏みのいっぱいいっぱいの80km/hを見たよ。

そして、内海の最大の武器は「腕を思いっきり振って投げこむ遅い球」でも「低めに集める制球力」でもなくて、実は「いつでも打てそうに見えて相手を打ち気に逸らせる騙し絵のような投球術」なんだ。それは今日の内海からは感じられなかった。
空振りを獲るはずの球に食らい付いてこられたり、繰り返すけど結果は凡打であれヒヤッとする当たりを連発されたり、常にスレスレのボーダーラインで投げてるように見えた。一歩間違えたら命まで落とすような決死の戦いで、騙し絵でなく今見えているものが内海の全てだった。

・・・だけどね、酷評してこれで内海は限界だ、って言いたい訳でもないんだよ。力のあるストレートもあったし、上手く抜けて低めに落ちたチェンジアップも、打者を翻弄するスロースライダーもあった。二軍戦を見てた限りじゃこの片鱗さえなかったから、それに比べたら遥かに高評価。
だからこれもこれでボーダーライン。思ってたより全然マシだったから次はある。いや、無きゃダメだ。今日の結果は可とするにも不可とするにも足りない。これじゃファンもアンチも納得しないよ。

内海、もう一回な。楽しみにしてるぞ。
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ほぅ・・・

盛り上がるベンチを見て驚いた。
1点ビハインドの延長12回裏2アウト。言うまでもなく絶体絶命の徳俵。しかもあんなひどい失点で勝ち越しを許した直後だ。
2アウトから2ベースを放ち、代走を出されベンチに戻った長野を迎えるベンチの姿に驚きを覚えた。社交辞令のハイタッチじゃなく(グータッチ廃止になったの寂しいねえ)、みんなが心から殊勲者を出迎えるいいムードが画面越しに窺えた。
意外に意外に、ジェットコースターのような試合に翻弄されるファンをよそに、やってる選手たちは最後まで勝ちを信じてやってたのかもしらんね。

分析できないほどごった煮の試合だった。菅野が坂口に許したタイムリーも、田原が無人のベースに投げたフィルダースチョイスも、ため息がこだまする中、勢いのない球がセンターに転がっていく無情なサマに共通項を感じてしまった。ああいうのって、ビチーン!と打たれるよりも堪えるんだよな。

まるで2試合やったかのような長く重く、そして訳のわからない試合を決めたのは球界ナンバー1ショートに成長した坂本。
・・・走塁ミスはひどいよ。基本の基本からやり直してこいと言いたくなるレベルのボーンヘッド。
ただ、自分のこととして考えてみる。
あんな間抜けなミスをした後で、それを自分で取り返すようなことができるだろうか?
その辺りが坂本の精神力だし、持ってるスター性の成せる業。普通はあんなんやらかしたら、どこか試合に入っていけなくてその日一日冴えないまま終わる。切り替えられるのは酒飲んで寝て起きた翌日以降。これが普通の人だよな。その日のうちにこれができるのがすごいわ。

そして、目立つところで打てる野球選手としての華。
せっかく序盤でホームランも打って、調子がいいこともアピールできてたのに、終盤の満塁で予想通り凡退した村田さんとは実に対称的だ。世間ではこういうのを「役者が違う」って言うんだよな。

今年の坂本には期待感がある。過去数年とは別人のように打席の中で威圧感がある。
この原因はただ一つ。とにかく空振りをしなくなった。
去年まで毎試合のように見られ、モノマネのさかともくんにもマネされた外のスライダーに力なく空振りする姿がまったく見られなくなった。だから、最後の打席だって、スイスイと追い込まれたのにそれでも期待して見られる。これがその前打者の大田だったら、2ストライクになった時点でファンの集中力は切れる(あの青い手袋はなんだ?w)。

加えて、自分を取り戻したかのようなプルヒッティング。
近年、ジャイアンツの「右の強打者」は、ライト方向に強い当たりを打てる選手が多かった。初公判を間近に控えた被告然り、二岡然り、今いる選手でも村田さんも長野くんも右方向にホームランの打てる選手。
だけど、人のマネなんかしなくていいじゃない?坂本の場合、おっつけても右にはスタンドインしないこともハッキリしてるし、全打席全球引っ張るくらいの意識でいいじゃない。もともと打者としての長所はそこなんだから。広角に上手く打とうと思ってる坂本より、ブンブン振り回して変態的に肘を抜いて内角を捌く坂本の方が絶対怖いもん。

おそらく坂本は今年キャリアハイを迎える。いや、数年前他球団ファンが羨み、巨人ファンが誇ったあの頃の状況じゃない。あの頃は「この先どうなるか」って将来への期待値込みだったから。その期待された若者が円熟期を迎えた完成型が見られると思う。どこまで高く上るか、楽しみにしてるぞ坂本。



   ∧∧
  (  ・ω・)菅野よりヒットの少ない野手が一人、二人・・
  _| ⊃/(___
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  <⌒/ヽ-、___五人、六人、七人、八・・・・zzz
/<_/____/
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ちゃんと試合を見られたから、何について書こうか冷静に考えた。

・脇谷の復帰後初ヒット

・田口くん好投

・マシソンナイスリリーフ

まあ、トピックはそれなりにあるわな。
特にマシソンは特筆ものだよ。前回の炎上を帳消しにするナイスピッチングだった。その調子で次も頼むね。

だけど、さすがに今日はコリジョンだよな。
正直に言うと、管理人はコリジョンルールをきちんと知らない。こんなブログを書いてる身として恥ずかしいことだけど、ちゃんと勉強をしないまま今に至ってる。
だから、ルール上において適性か否かという観点では語りようがない。

ただ、それ以前になんというか、これじゃ野球がつまらないよ。
今日のプレーが仮にルール上正しかったとしても、そんなアホなルールならいらない。ただの害悪だ。野球をつまらないものにするなら、それは巨人どうこうの前に球界全体にとってマイナスなことだもの。

このルールが出来た経緯は、マートンがやってたような非常識なラフプレーに因るものだよね?明文化はしてないんだろうけど自明の理だよね。
じゃあ今日のプレーのどこに危険性がある?
タイミングは100%アウト。ランナーとキャッチャーの接触もない。原口くんは小林の走路を塞いでるといえば塞いでる、空けてるといえば空けてる。

見ていた人には結果が明らかなのに、それでも不自然にこのルールが上に立つならば、これはもう意味のないバカな校則と同じだよ。
管理人が通ってた小学校にあった「シャープペンシル禁止」とか、聞く話でしかないけど「トイレットペーパーは30センチ以内で使え」とか、そういうレベルのバカルール。意味がないことを順守して何になる?という議論の価値がない話。

NPB、よーく考えろ。
今日の件はきっと後を引く話題になる。
野球をつまらなくすることが目的なのか?選手を守るという建前があれば競技の魅力を落としていいのか?
実況と解説の真弓も言ってたけど、二段モーション禁止とか15秒ルールとか、無駄なものを作っては有耶無耶にしてきた前科があるんだから、無い頭を使ってよーく考えろ。
ルールを作ろうとした当初の目的と、できあがったものとの間に差があるから今日みたいなことが起きるんだ。原点に立ち返ってもう一度よーく考えろ。

阪神さん、すまんね。今日は借りにしといてまた次遊ぼうね。
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ショート・セカンドで守備の名手として鳴らした選手が、動きが悪くなってきたのに合わせサードにコンバートされる。
ホットコーナーサードを守り続けた中心選手が年齢を重ね、守備の負担を減らすためファーストに回る。
広大な守備範囲を誇ったセンター、強肩で知られたライトが、ひっそりとそのポジションをレフトに移す。
・・・そう、野手には引退までの花道がある。

打撃に注目しても然り。
クリーンアップを長年務めた主力が、6番打者7番打者になりついにはベンチウォーマーになる。
だけど、そこにあるのはマイナスの意味だけじゃない。野球において「代打の切り札」というポジションのなんと魅力的なことか。
事実、近年代打の切り札として他球団から恐れられた選手は、ほとんど全員が元クリーンアップの主力だった選手。立浪、前田、桧山、ジャイアンツ絡みでも現監督、ガッツさん。大道や石井ちゃん、関本だって僅かな期間ながらもクリーンアップを打ってきた選手。完全に例外なのは矢野ぐらいだろうか。

だけど、悲しいかなピッチャーにこの花道は用意されていない。
あるのは静かに去りゆく退路のみだ。
エースとして鳴らした先発ピッチャーが、衰えた後に中継ぎへ転向することはまずない。調整法からルーティーンのサイクルから全てが異なるし、それをクリアできたとしても、さすがに元エースを敗戦処理枠には使えない。先発ピッチャーがセットアッパーになった安藤や福原なんかは非常に上手くやったイレギュラーな例。
エースだったピッチャーは、最後の最後まで真っ新なマウンドに上がり、先発として勝負するのが宿命。ローテーションを守れなくなった後も、山本昌や西口がそうだったように、今ベイスターズの二軍でその出番を待つ番長のように、あくまでも先発ピッチャーとして戦い続ける。

この関係性は相撲の世界に通ずるように思う。横綱とそれ以下の力士ではその引き際に大きな差がある。
横綱は横綱のままユニフォームを脱がなきゃいけない。大関に落ちても関脇に落ちても現役に固執する訳にはいかない、それがエースの矜持。どうでもいいピッチャーなら敗戦処理でもなんでもやればいいけど、一時代を築いたチームのエースにそんな真似はさせられない。管理人が知る限り、エースが晩年に堂々と敗戦処理をしていたのは小宮山だけだ。

ジャイアンツでいうこのポジションは、言うまでもなく内海と杉内。この二人だけは晩節を汚す訳にも、そのプライドを不必要に傷付ける訳にもいかない特別な選手。
期せずして内海に出番が来た訳だけど、「二軍でも調子の上がらない内海を投げさせなきゃいけない緊急事態」と当たり前のように言われている。
周囲の目、本人の置かれた状況、現実的な勝算、そのどれもが非常に厳しい中での元エース開幕戦。阿部と二人、投打の柱として原政権の片腕を担ってきた男に容赦なく吹き付けてきた季節外れの秋風。
明後日5月11日、背番号26から目を離すことなかれ。

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若者のビール離れが叫ばれて随分と経つけれど、おじさん達の飲みにおいては今も昔も一杯目はビールだ。
そこに意志とか考えとかは一切ない。判で押したように、決まりきったことのように店員さんの「お飲み物は?」に答える。

とりあえずビール


田原がまた今日も投げた。実に今シーズン19試合目の登板。もちろんダントツのトップだ。チーム内でトップじゃないぞ、セリーグどころか12球団でトップの登板数だ。チームが34試合で19試合に出てるってほとんど野手の域だぞ。
2012年以外ほとんど実績のない男が、ここまで重宝されているのはちょっと異様。由伸政権の一つの特色と言っていいんだろう。

そして、頻度だけでなくその使われ方もまた異様。
ホールドが付くようなタイトな場面で投げたかと思えば、今日みたいに全くどうにもならない試合のどうでもいい場面でも出てくる。
・・・これって結構つらいぞ。山口やマシソンならある程度自分の出番を予想できる。試合展開を見ながら、次の回頭から俺かな、なんて思いながら準備ができる。
でも、こうして勝っていても田原、同点でも田原、負けていても田原だと、どうにもこうにも落ち着かない。俺のポジションはなんなんだ?と内心思いながら、常に緊張感を持ってブルペンにいるであろうことが想像できる。なんたって、起用法と試合展開に相関関係がないんだから。

そこに由伸の意図とか、成長させたいと願う親心が見えるならいい。それにしたって少し酷使しすぎな気はするけれど、過去3年ふるわなかった中堅選手にかける愛情があるなら何も言わない。
だけどなぁ、管理人にそれは感じ取れないんだよ。
大変申し訳ないけれど、困ったら田原、ワンポイントも田原、ロングも田原の「とりあえず田原」にしか見えない。
今日の登板なんか無駄以外の何物でもないし、ここまで全球団で一番投げてきたピッチャーに調整登板も何もないよ。ゲームじゃないんだからこれじゃ壊れるのが目に見えてるし、それは夏だ秋だじゃなく、もうすぐそこにある近い話の気がする。

経験豊富で実績のある後ろ3枚と違って、まだ年間通して一軍にいたことすらないんだからさ、少し大事にしてやってほしいと願う今日この頃。そうでなくても人材不足も甚だしいピッチングスタッフにおいて、田原が使えなくなったらもういよいよシャレにならんぞ・・・。
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「はえーな、おい!」


試合を見ながら、何度も何度も声が出た。
まあ2016菅野智之はすごいわ。驚くしかない進化ぶりで、ただただうっとりと見つめた圧巻の快投。
気付いてる人もそうでない人も、今年は菅野の進化をしっかりと目に焼き付けた方がいい。なぜなら、我々は元からAランクのピッチャーが、SランクどころかSSランクの更なる高みに上っていくサマをリアルタイムで見られているんだから。
気が付けばダルビッシュもマーくんもいない日本プロ野球。その偉大な先達のレベルに上がって行こうとしている、我らがジャイアンツのエースから目を離すことなかれ。

菅野は何がすごいんだろう?何が変わったんだろう?
まず、驚くほど球速が上がった。去年までの智之は平均して140キロ台前半のストレート。特別球が速いピッチャーじゃなかった。
それが今年は普通に投げて150キロ前後。まずここに驚いた。
驚いてるのは管理人だけじゃないはず。新入団の選手じゃない限り、ほとんどの相手チーム野手は菅野と対戦経験があるはず。去年までの体感や記憶と比べて、戸惑うほどに伸びてくるストレート。これはそう簡単には打てないよ。
日テレのデータで去年より平均2キロ上がってるとかなんとか言ってたけど、それはいったい何の統計なんだ?見てる分には2キロどころの話じゃないぞ。誇張じゃなく平均で5キロは上がってるんじゃないか?


一軍半の若手じゃなく、仮にもジャイアンツのエースとして名を馳せ、日本代表にも選ばれるレベルのピッチャーが、こうもわかりやすく成長することなんてあるんだろうか?
管理人はそこに驚いてしまうし、何をどうすればこんなに露骨にレベルアップできるのか非常に気になる。

そして更に精度を増した鬼畜のようなコントロール。
去年まででも、智之は非常に非常にコントロールのいいピッチャーだった。Aランクどころかその点においては最高レベルのSSランク級だった。
元から「狙ったところに投げられる」ピッチャーが、更なる球威を手に入れ「狙ったところに思うような球が投げられる」極みに達してる。
まず99%フォアボールを出す懸念がないから、相手打者もそれをわかって早打ちになる。勝負球の鬼スライダーや空振りを獲りにきたストレートよりも、カウント球で投げ込んできたファーストストライクを狙いに来る。今日のカープさんなんかわかりやくそれだ。
ところが、そのカウント球でさえ四隅に150キロ前後で決まる。これじゃ打てる訳ないもんな。結果、球数は少なくなって悠々と9回を投げ抜ける。澤村の言葉を借りればこれこそ「制圧」だよ。

一応、今日はホームランも食らって僅差のスコアになった。
だけど、巨人ファンは心の奥底でひっくり返されることはないだろうと思ってただろうし、レフトでスクワットを繰り返してた人たちでさえ本気で逆転できるとは思ってなかったんじゃなかろうか。それほどまでに智之はすごいし、能力に奥行きを感じるよ。会社の草野球大会に一人だけ元プロが来たような、圧倒的なレベル差をハッキリと感じる。

智之、おまえはどこへ行く?
管理人くらい巨人戦を見てるファンが驚くくらいなんだから、そりゃもう相手チームのファンなんか「??!!」なんだと思うぞ。いったいどこまで高く上る気だ?
そして、智之がサラッと完投した試合時間、なんとわずかに2時間3分。


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ホームビジターは逆だけど、この5月のゴールデンウィークは去年もこのカードだった。
そう、あの「広島ゴリラ祭り」こと、フランシスコさんがその名を全国に轟かせたあの悪夢の3連戦のことだ。
あれからもう1年か、そりゃあ管理人も年を取る訳だ。時の流れの速さに戸惑う思いで、ガラにもなくちょっとセンチになる管理人。いや、決してゴリラに戻ってきてほしいという意味ではなく。


長野くんという選手は、他に類を見ないレベルでの即戦力として入団してきた。
ただ、1年目の守備にはさすがに粗さというか状況判断の甘さが見えた。想像でしかないけれど、「どうですか監督!僕ってこんなに肩が強いんですよ!」と言わんばかりに、必要のないところで遠投して、その結果ランナーを余計に進めるハメになってみたり。ワンバウンドで抑えればいい打球に無理に突っ込み、シングルで済むところを長打にしてみたり。
好意的に見れば新人ならではのやんちゃさだけど、まだ守備センスにおいては未熟さが見え隠れしていた。バッティングが完全なる即戦力だっただけに、余計にそれが印象に残ってる。

ところが、その翌年になると見事にそれが無くなった。
守備に対する意識が変わったのか、不必要に目立とうとするようなプレーがなくなり、安心してライトなりセンターなりを手放しで任せられる選手に成長してくれた。
管理人はしっかり記憶しているこの成長劇だけど、振り返ればこれももう5年も前のこと。5年なんてあっという間だなと感慨にふけりながら、球際に弱くなり動きに精彩を欠くようになった長野くんの守備を複雑な思いで見た。あの頃の長野くんなら、今日の打球は二つとも難なく捕れたんじゃないかな。そんな意味の無いたらればが心から消えない。
31歳の男を捉まえて「衰えた」と言うつもりはない。だけど、大きな怪我をしてそれを乗り越えて、怪我する前とは身体が微妙に変わる。それは広義で「衰えた」ってことなんだ。長野くんの守備が並、いやそれ以下になったのは、もうセンターが務まらなくなったのは、去年メスを入れた彼の膝と無関係じゃないと思う。

今日先発の江柄子も随分と久々に見た。
中継で連呼されてたように、去年は登板ゼロだったんだから約1年半ぶりになるのか。
驚いてしまったけれど彼はもう29歳。社会人出でもう5年目だから当たり前なんだけど、今年30歳の大台に乗る江柄子を見て複雑な思いに捉われた。

・・・今年ダメならもうクビだよな。
サラリーマンだって、30歳を過ぎたらもう可能性に賭けてはもらえない。「この先どう成長するか」「数年後にどう化けるか」、そういう先物買いはしてもらえない。「今何ができるか」「これまで何をしてきて何が身に付いているか」、見られるのはそこだけだ。
ジャイアンツの場合、どういう訳だか今年支配下のピッチャーが4人も減ったから多少猶予はあるのかもしれないけど、スタートが遅かった分早い結果を求められている立場には違いない。そう考えたら本当にもうギリギリだ。なかなか芽が出ない30歳と、芽が出るかもしれない18歳22歳を比べたら、答えは誰の目にも明らかだもの。

そんな気持ちを抱えながら、久々にというかほぼ初めて江柄子くんをちゃんと見た。
うん、ソツはないね。二軍にいたら何もすることがない選手なんだと思う。
一軍の下位レベルと二軍の上位レベル、それが重なり合うところにいるのがまさに彼だと思う。
ピッチャーに求められる要素を五角形とかで形にしたら、どこにも歪みなくキレイな形になるピッチャーなんだと思う。変化球のバリエーションは久保か大竹かってくらい豊富だし。

だけどな、申し訳ないけど何もないんだよ。何も悪くないけど何も良くないから抑えられないんだよ。
ああいうフォームで投げるピッチャーは、きっと身体が硬い。それを踏まえた上で工夫の上に生み出したフォームなんだろうし、ありとあらゆる変化球を投げられるようになった陰に努力と汗が無い訳がない。
だけど全てが65点。赤点にはならないけど、プロのトップレベルで通用するには遠いレベル。
・・・なんかさ、自分を見るようだったよ。二軍、独立リーグ、社会人野球、もっと言えば台湾や韓国の野球。そういうとこにいたら縦横無尽に無双できるのに、プロの一軍じゃ通用しない。詳しくは書かないけど、そんな江柄子に自分を重ねて見ながら管理人は少し切なくなった。やっぱり今日は少しセンチかな。カムバックゴリラ!明日動物園にでも行こうか。いや、それは冗談だけどさ。
うん、江柄子。頑張ろうな。応援してるぞ。
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東京ドームですよ。
去年の秋あたりには、またここに来れるとは思ってなかった愛しのMy sweet homeですよ。
常連さんはご存じの通り今年既に2回観戦済みとはいえ、やっぱりホームはまた格別。勝手を知りたる我が家はやっぱりいいもんですな。


開幕からもう1ヵ月以上経過してるから何を今さら的な話ではあるけれど、一応今年初なので試合以外の部分もご紹介。
去年あった全選手対応のナンバータオル、キーホルダーは残念ながら消えてた。商品自体は残ってたけど、人気選手だけに縮小されて、育成選手やコーチなんかは跡形もなくなってた。これはいい企画だと思ってただけに残念。

その代わりに大々的に陳列されてたのが、写真のユニフォーム型ナンバータオル。


場内に入ったら、更に圧巻のディスプレイ。去年の背番号Tシャツもすごかったけど、2列な分だけ余計に迫力がある一斉展示。
思わず買おうかと思ったけど、よくよく見るとこのタオルそんなにデザイン良くないよなw


そして、今年初の選手弁当は智之。これはもう行く前から決めてた。なんたって菅野がいなかったら4月は話にならなかったんだから。敬意を表して前々からそのつもりだった。
・・・うん、美味いね。去年の生姜焼き&ピラフと基本的には似てるけど、今年はごはん部分がおにぎりになったのか。まあ、この方が生姜焼きに合うよね。
ただ、「菅野19」の卵焼きの左側にあるのが焼きトンで、右側チンゲン菜の下にあるのが豚の角煮ときたもんだ。

・・・おまえ、どんだけ豚好きなんだ?

まさかまさかの豚づくしには困惑したけど、まあ無難に美味しい弁当だね。ごちそうさまでした。



さてさて、田口くんというピッチャーはつくづく不思議な子だ。
「何がいいの?」と訊かれると正直答えに困る。球が速い訳でも決め球になる変化球がある訳でもない。だけど、こう、それこそ無難にまとめることには非常に長けてる。コントロールはいいし、球の威力とかキレとかも数字に表れるものよりもいいと思う。どう見てもストレートで、それが勢いよくスパンッと決まって、ビジョンでガン表示を見たら120キロ台で危うくビール吹くとこだったけどさw

コースに低めにきっちり集めて試合を作れる子なんだけど、見てる分には丁寧に投げてる印象よりは、小気味よく勢いよく投げてる風に映る。それがたぶんこの子の武器なんだよな。今日もまた勝たせてやれなくて悔しいやら腹が立つやらだけど、腐らず頑張れ田口くん。これだけ投げられれば、どの球場でどこが相手だろうが通用するから。


試合は知っての通り、見事な逆転勝ちですよ。
ただ、ホントに紙一重で薄氷を踏む勝利だったね。カープさんがノーアウト2塁3塁で無得点になった回がポイントだったように思うけど、エルドレッドに代走が出てたらたぶん点が入ってたし、そこで勝ち越されてたらジャイアンツにひっくり返す底力は無かったように思う。
ギャレットとジョンソンはパイレーツで同僚だったんだって?よかったなあ。スタンドからギャレットに罵声も飛び始めた矢先だったから実によかった。それと今日の真の殊勲者は村田さんだよな。

ただ、澤村よぉ・・・。もうホントにいい加減にしろ。
なんかもうおまえが崩れ出すと、罵声じゃなくてため息が蔓延してスタンドが諦めムードになってるぞ。登板過多なのはわかるけど、4日間も休んでこれじゃどうしようもないぞ。


まあ、勝ったから良しとしましょうか。連敗中だったんだしな。
東京ドームさん、今年もよろしく。野球は来月までお預けだけど、今月下旬に別件でまた来るぜ。にほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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まあ、こうなりますわな。
予想通りというか予定調和というか、何一つ裏切られることのない高木の炎上。「知ってた」って思わずぼやいた巨人ファンが何人いることだろか。

もちろん高木も悪い。
ピッチャーに長打を食らったり、打席に入っては絶好のチャンスでバント失敗してみたり、反省すべき点は多々ある。
だけど、今日はもうそれ以前の問題だよね。帰ってからプロ野球ニュースで確認したけど、まったくもって球が死んでた。ストレートは走らないし、生命線のカッターもでろーんと曲がってキレはゼロ。これはもう調整不足とか休養不足とかそういう問題なんだろうし、こうなることは容易に想像がついた。
結果は5回6失点か・・・。これなら誰が先発しても同じだったわな。ローテ投手を繰り上げて投げさせた意味が微塵もなかったよな。


これだけ打たれりゃ高木も傷付く。精神的にもダメージが残る。
ファンとしても、平良くんや江柄子だったら「まあ仕方ないか」と諦めもつくし、内海や大竹だったら「出直してこいドアホ!」と割り切れる。
だけどこうしてローテピッチャーを無駄に使い潰すと、ただただダメージだけが残る。高木は完全に無駄死にの犬死に。高木も悪いんだけど9割方は使った方が悪いよ。高木は今日のことは忘れて次に切り替えてくれればいいけど大丈夫だろか。



そして、このどうしようもない試合は「コイツを先発させればよかったのに」の議論で名前が挙がってた宮國がトリを飾った。
どうしようもない試合のどうでもいい場面で出てきて、どうしようもないピッチングでどうにもならなかった。ってラップか早口言葉かって冗談の一つも言いたくなるわw
上述のとはまた違ったニュアンスで、「誰が投げても同じだったな」と諦観したファン多数。

戸根もなんだかよくわからん降板してたし、ピッチングスタッフはいよいよまずいんじゃなかろうか。ポレダ落としてる場合じゃなかったろマジで。
唯一の救いは山本くんのプロ初ヒットを観られたことかな。まあ、こんな日もあると思って寝よ寝よ。

  <⌒/ヽ-、___
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退屈な試合だったのでひたすら亀井さんの守備位置ばかり観てる観戦でしたwにほんブログ村 野球ブログ 読売ジャイアンツへ
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明日の予告先発 高木勇人(中4日)


・・・うーむ。まだゴールデンウィークなんだけど、なんというスクランブル体制。
4月半ばにして智之を中5日で使い回してたのも気になったけど、これはさすがに気になるどころか首を捻らざるを得ない投手起用。管理人の手元には明日のレフトスタンドチケットがあるのだけど、明日は開き直って神宮名物のソーセージをつまみながら酒を飲みに来たんだと割り切るか。中5中6でパッとしないヤツが中4でいい訳がないからな。

で、今年は試合を見れたり見られなかったりの管理人なので、毎試合熱心にチェックしてらっしゃる読者さまにお伺いしたいのですが、

これ何のためのスクランブルなの?

風呂入りながらしばらく考えたけど、まったく答えが出てこない。
まあ人材不足なのは理解してるよ。平良くんじゃ危ういし、内海だ大竹だってとこのベテラン勢もだらしないから使うに使えない。そういう事情はさすがに知ってるよ。
だけど、平良くんが打たれたところで、内海や大竹がやっぱりどうしようもなかったところで、それがいったいなんなの?一つ負けるくらいなんでもない時期だし、むしろ数少ないまともなピッチャーをこの時期から酷使して、使い潰したり怪我させたりする方がまずいんじゃないの?更に言えば、小山とか宮國とかは先発できないの?

チーム状態に余裕がなかったらまだわかるけど、今貯金も結構あって首位な訳じゃん?なんで悠々と構えて若手を試すくらいできないの?繰り返すけど、この時期一つ二つ負けるくらいどうってことないし、むしろ今だからこそ夏や秋に戦力になり得る若手を試してみりゃいいじゃん。金本はそう考えてるからあんなにも若手にチャンスをやってるんだよ。なのになんでジャイアンツは今の今からアクセル全開のフルスロットルなの?

・・・それにさ、無いと思うけど万が一高木が終盤まで好投してバトンを渡したとしてもさ、今日みたいなことになる可能性もあるんだよ。先日山口を酷評して以降、少し持ち直してきたなって思ってたけど、まあ今日は見るに堪えない内容だった。山口だけじゃなくマシソンも澤村も爆弾を抱えてるようなもんだから、無理して先発だけ取り繕ったところで何の意味もない結果になることも十分あり得るよ。
新米監督、尾花コーチ、その辺わかってるか?
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と、全国の巨人ファンがぼやいたに違いない9回の悪夢。

気迫丸出しでいつになく三振を獲りまくったスーパーエースの快投も吹っ飛ぶ大炎上。これが野球だと言えばそれまでだし、こんな試合なんて今までいくつも見てきた気はするけど、それでもそれでも堪える同点劇だった。
智之はホントに気の毒。あまりに内容が良かったから、勝てなかったことで逆説的に評価は上がったような気もするけども。

今さら言うことでもないし、過去にはそれを褒めてむしろ推奨するようなことも書いてきたからあれなんだけど、まあ澤村ってピッチャーはやっちゃいけないことをやる。
何の考えもなしに平気でど真ん中にストレートを投げ込むから、ハマらないときはこうして火だるまになる。

マシソンも似たようなもんなんだけど、マシソンはコントロールが悪過ぎることで球が両サイドに散らばる。災い転じて球が真ん中に集まることはあまりない。
澤村はマシソンよりは制球力がある。だからフォアボールで自滅するようなことは無いんだけど、球が真ん中付近に集まる傾向がある。コーナーを突くような精密なコントロールはないから、ストライクを取ることに苦労はしない代わりに甘いコースに球が行くことが多い。

変化球も然り。
マシソンの変化球はハッキリ言うとたいして曲がってない。高校生でももっといい変化球を投げる子は山ほどいる。
だけど、スライダーなんだかカーブなんだかわからんけど、ものの見事にストレートと緩急が付く。軌道的にも一度ふわっと山なりに浮くような球だから、ストレートを待ってた打者からすると手が出ない。「あ、違った」と変化量的にはなんでもない球を見逃すことになる。
一方、澤村の得意な変化球はフォーク。軌道的にはストレートに近い。タイミングを外す球じゃなく、ストレートと思って振りにきた打者から空振りを獲るための球。

・・・つまりさ、「1、2の3!」で振ったら打ちやすいのは澤村の方なんだ。
ストライクゾーンにタイミングの合う球が来る可能性で見たら、マシソンと澤村にはかなりの差がある。9回の澤村と12回のマシソンを見比べたらよくわかると思う。
それはもう投手としての個性だから仕方ないんだけど、ゴメスにぐうの音も出ないくらいジャストミートされた時点でなんか悟ってくれよ、なあ澤村?今日投げた10球のうち江越に打たれた球以外全部ストレートだろ?
今日は球が行ってないな、って気付ける機会はあったんだから、それならそれでコントロールで勝負できないまでもせめてなんか工夫してくれよ。
ホントにそりゃないぜ不二子ちゃーんだよ。
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試合そのものに文句はないですよ。
ようやく田口くんの好投に報いて勝ちを付けてやれたし、打線も元気に11得点の大爆発。完全アウェーの状況下で、快心の快勝で何の文句もないですよ。

たださ、阪神の立場で考えて、年に何回かは必ずこういう試合がある訳じゃん?ジャイアンツもこの先きっとこういう情けない負け方をする日がくるよ。
143試合全てを勝つことなんて無理だし、1点差でも10点差でも1敗は1敗だ。そうなったときにこういう捨て試合をどう活用するか?その試合にどういう意義を与えるか?
その観点においては今日は完全に負けてたよ。巨人は阪神に勝ったけど、由伸は金本に完敗だった。

育成から支配下になったばかりで背番号入りのユニさえできてない原口くんだけじゃなく、まあ次から次に出てくる阪神の控え選手。それも管理人でさえも知らないような若手選手ばっかり。
彼らに経験を積ませる、一軍の雰囲気に慣れさせる、いつかは訪れるステップアップの日を強制的に今日行う。阪神にとっては大敗も大敗の情けない日だったろうけど、捨て試合の中にもしっかり意味を持たせて有意義な1敗にできてた。選手交代のタイミングも見事だったしさ。

本当はこういうのは負けてる方がやることじゃない。
大敗してる中で主力をベンチに下げたんじゃ、それはもう敗退行為に等しいもの。本来は勝ってる方、ジャイアンツこそがこういう機会を活かすべき試合だった。
それなのにいつまでもいつものメンツを使い続け、ようやく終盤も終盤で辻、松本、寺内が守備交代でひっそりと試合に出てた。普通に見てたら気付かなかったでしょ?
 これじゃせっかくの機会を活かせたとは言えない。松本や寺内はこういうときのためにいる選手なはずだし、今日6点差が付いた以降も出続ける価値があったのは坂本くらいだろ?ギャレット、村田、亀井あたりは早々に下げて、普段チャンスの無い選手に打席も含めて機会を与えるべきだったんじゃないの?
そして、今日みたいなラクにプレーできる状況でチャンスを与えてたら、

プロ初ヒットを打ったのは原口くんじゃなく辻だったんじゃないの?

金本に比べて、動かない由伸が無能な地蔵に見えて仕方なかった。
東京ドームでこのカードがあった今月の初旬、阪神の上位打線は高山、横田、ヘイグの並びだった。今は全然違うよね?
勝ってるチームと負けてるチームを同列に語っちゃいかんけど、金本はあれこれ考えて動いてるよ。今年のチームだけじゃなく数年後のタイガースを考えて、無理をしてでも若手を使ってるもん。

・・・うーん、大勝したのになんかイライラが溜まる日だったなあ。
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ジャイアンツファンは亀井にずっと夢を見ている。
いや、亀井に夢を見せられていると言った方がいいのかもしれない。
今夜みたいに「今日は亀井で勝った」と断言できる日が今まで何度もあったから、ファンは亀井に過度に期待し大きな夢を見続けている。

実際、亀井という選手の「たられば」感、「底の見えない感じ」は異常だと思う。
「このまま育てばどうなるんだろう」という期待は2009年にピークを迎え、巨人ファンは5年どころか10年先までクリーンアップを任せられる生え抜きスラッガーの誕生に沸いた。
その幻想がもろくも崩れた翌年以降は、「怪我さえしなければ」にお題目を置き換え、ずっとずっと亀井はもっとやれるはず、もっとできるはずと半ば祈るような思いで信じ続けてきた。

だけど、残念だけどそれは夢だ。叶わない夢だ。
ゲームの世界と違って、現実は怪我しやすいことまで含めてその選手の評価なんだもの。亀井と怪我は切っても切り離せない間柄。そして、若い頃に怪我をしてきた選手は、年を取ったら余計に怪我しやすくなる。この先も亀井と怪我は二人三脚の関係に違いない。
きっと亀井はこの先タイトル争いどころか規定打数に達することもなく、実に微妙な成績を繰り返して、緩やかな下降線を辿りながら数年後にユニフォームを脱ぐ。2009年の5番打者が戻ることも、外野とファーストどころかサードまで守りかけたユーティリティキングが戻ることもない。

・・・だけど、管理人はそれでいいと思う。
亀井という選手は永遠の準主役としてこそ輝くピース。
主役を食うような準主役こそが亀井に似合うポジション。だって彼は年間通して出られなくても、ここぞの場面でここに亀井ありと自分の力で示せる選手だもの。主役だけじゃ野球も映画も完成しない。脇役も端役もいる中で、亀井にしか務められないのが「インパクトは主役以上の準主役」だよ。

チャンスに強いという表現は的確じゃないかもしれない。クラッチヒッターの呼称も少し大袈裟に聞こえるかもしれない。だけど、亀井という選手は何かを持ってる。周りが打てない時に一人で打ちまくるツキのようなものだったり、注目の集まるここぞの場面で一振りで決める華のようなものだったり、他の誰にもないものを持ってる。誤解を恐れずに言えば、坂本や長野よりも活躍が印象に残ってる感さえある。

加えて、強肩とか記録に一切表れない走塁センスとか、細かく野球を見ている人にこそ訴えかける才能も持っていたから、ファンは亀井に大いに夢を見た。この選手の完成型は由伸を超えるんじゃないかと壮大な夢を見せられた。
だけど、今そこにいる亀井こそが亀井の完成型なんだ。サッカーでいえばフルタイムは出られない選手かもしれない。でも後半20分からピッチに入って、必ず点に絡む活躍ができるのが亀井なんだ。それにいったい何の不満がある?

そして、このガラスのピースは上手く使わないと。
毎試合出る必要なんかない。点差が離れたら途中でベンチに下げてもいい。適度に休ませながら、それでいて亀井がもっとも活きるタイミングを見計らって使えばいい。調子が下降気味のときは守備固めでラクに使ってやればいい。
そういう亀井さんが輝くことで、今日相手だったチームにフルイニングで出続けることになんか1円の価値もないってことを教えてやりゃあいいさ。な?
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巨人に入りたい


と、今の野球少年は思っているのだろうか?
高校球児は思っているのだろうか?

選手平均年俸比較でソフトバンクが首位に立ったというニュースを見てそんなことを思った。
全国レベルで見れば、今でも巨人戦が地上波・無料BSで中継される頻度は高い。少なくとも関東においては他球団の比じゃない。
だけど、関西じゃ当たり前のように阪神戦が地上波放送されているし、名古屋では中日戦、広島ではカープ戦、福岡じゃ言わずもがなソフバン戦が連日放送されてる。地元の人にとってみれば「東京民にとってのジャイアンツ」よりも遥かに身近な地元のチーム。それに、そもそも野球ファンならもう何かしらの有料放送・有料オンデマンドを契約してて当たり前だしな。20年前と違って、見る気になればいくらでもひいきチームの試合は見られる訳だ。

それに、これはもう想像でしかないけれど、鳥谷が大阪の繁華街に出かけたら、柳田が福岡の繁華街に出かけたら、そりゃもう押すな押すなの大騒ぎになることだろう。
だけど、坂本や長野が新宿や六本木にいたところでそうなるだろうか?握手やサインを求める人がいるかさえ怪しい気がする。いや、そもそも気付かれるんだろうか?
東京にももちろん熱狂的ファンは存在する。球場で選手の出待ちをしてみたり、二軍球場に足繁く通う女性ファンはいる。だけど、普段東京にいて野球熱というものを全く感じないのもまた事実。有名人を見かけても大騒ぎしない東京の県民性が影響してる部分もあるんだろうけど、どうもこういう面においては地方の方が熱いように感じる。

何が言いたいかというと、東京でジャイアンツの選手をしているより、地方でその地元のチームにいた方がスターになれる気がするんだよね。
野球選手ならスターを夢見て当たり前。高級車に乗って美人をはべらせて・・・はひと昔前のイメージとしても、いわゆる有名人としてチヤホヤされるスターライフに憧れない選手もいないだろう。
北海道の中でのハム、仙台の中での楽天、それに前述の中日、広島、阪神、ソフバンなんかは地元にいる限りにおいては超有名人で、夢見たスターライフを満喫できる状況のような気がする。それはもう東京においてのジャイアンツの比じゃなく。おまけに地方じゃ文春もフライデーもいないしね。

だけど、ジャイアンツは給料をたくさんもらえる。
それが何にも優先するジャイアンツの強み、利点だった。
その観点においてもこうしてソフバンさんにハッキリと負けた。もう3年くらい前から全野球ファンが薄々感づいてはいたことだけど、真の金満球団は巨人じゃなくてソフバンだと立証された。・・・金満って書くと悪いイメージだけど、ソフバンさんはマジですごいよ。斜陽産業の新聞社が敵う相手じゃない。近年どこのチームもやるようになったユニフォーム配布もソフバンさんが始めた企画のはずだし、仙台方面のバカオーナーと違って金は出すけど口は出さないオーナーの姿勢も素晴らしいよ。死んでも「たかが選手が」とか言わなさそうだしさ。

挙句、賭博だ覚醒剤だが蔓延してるという悪評まで立った2016年。将来プロ野球選手を志す少年にとってYGマークはどう見えているんだろう?
九州が地元の子だけじゃなく、全国区で「ソフトバンクに入りたい!」「ホークスが憧れのチームでした!」って口を揃える時代が来るかもなあ。
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毎度毎度偉そうなことばかり書いてる管理人だけど、今日もまた偉そうなことを書く。

・・・な?今年のセットアッパーはヤバイって言ったろ?
昨日今日書いた話じゃなく、開幕前からそう言ってたろ?
ポレダをセットアッパーに回すくらいじゃないとまずいって言ったろ?

管理人は山口が大好きだ。
もともと中継ぎピッチャーが好きなのもあるけれど、近年のG戦士の中じゃダントツで好きな選手だ。
好きなだけじゃなく、原政権を支えたのは阿部でも内海でもガッツさんでも由伸でもなく、第一人者は山口だと自信を持って断言できる。全巨人ファンが足を向けて寝られないような大功労者だと思ってる。

そんな管理人だから、6年も前から47番ユニを着てる管理人だからわかる。いや、わかってしまう。


山口は死んだ


去年より悪くなってるとは思わない。
だけど、去年と何も変わってない。ストレートに力はなくスライダーにキレもない。唯一チェンジアップだけは活きてるけど、それだけじゃどうにもならない。
それを山口自身が一番よくわかってるから、丁寧にコースを突こうとしてストライクが入らない。長打の無いバッターには通用しても、クリーンアップ相手になるとそれが顕著に出る。もう、ただただ痛々しくて見ていられない。何度も何度もどころか、何百回もジャイアンツを救ってきた鉄人サウスポーの面影は微塵もない。

悲しいし切ないけど、これはもう仕方ない。
人間だから衰えは誰の身にも訪れる。一瞬しか輝けないことを誰もが本能的に知っているから、人生のほんの短い期間カクテル光線の下で輝く選手たちは美しいんだ。
尋常じゃないペースでフル稼働してきた選手だから、むしろここまでよくもったと言う方が適切かもしれない。よそのチームのセットアッパーなんか、もっともっと早くその寿命を終えてるからな。

そして、山口の今後を案じながらも、もっと気にしなきゃいけないのはピッチングスタッフ全体の事情。
山口もこの通りで、マシソンはもっとひどい火だるま職人に成り果てた。その二人と合わせて三人ワンセットで語られていたヤツは三軍で燃えてる有様だし、跡を継がなきゃいけない立場の戸根や田原も心許ない。特に今日の戸根はなんなんだ?

開幕から今まであまりこの展開がなかったけど、今年の懸念材料はここだよな。今日みたいな僅差で終盤に入る展開だよな。この先も今日みたいな流れで落とす星が山ほど出てくると思う。

徐々に徐々に動き始めた由伸監督だけど、「セットアッパーポレダ」の大ナタを振るわなきゃいけない日は近いんでないかい?違う?
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今年の菅野はひと味違う。
これまでの3試合で、ファンもアンチも感じていたエースの更なる進化。
そして4試合目にして巡ってきた鬼門神宮。これはある意味ラッキー。
この4月半ばの段階で苦手の球場で投げられることは、智之にとって願ってもない巡り合わせ。ここでいつものピッチングができれば一気に評価は上がるし、逆に神宮で投げる機会が無いといつまでも「それでも神宮では弱い」と言われ続ける。
さあ、エースよ。おまえの真価を見せろ。巨人ファンだけじゃなく野球ファンがそう思って見守った2016年4月13日。
 
 

・・・もう杞憂。杞憂も杞憂。
「神宮?苦手?そうでしたっけ?」と言わんばかりの快投。2016年の菅野智之にとって、過去のことなんてもう何も関係ないんだよ。

正直、甘い球は結構あったと思う。
神宮ってのはヤクルト打者の結果球リプレイがビジョンに出る。ホントに打つ直前からの映像だから球筋とかはわからないんだけど、コースだけ見れば「おいおい」と言いたくなる甘い球がかなりあった。
だけど、ヤクルトの打者がどれもこれも合ってない。そして、ここに菅野智之の価値がある。
それは球威であり、狙い球を絞らせない投球術であり、腕の振りが球種で変わらないから相手打者が変化球をストレートと思って振りにきてることの証明。
まあ今年の智之は実にすごいよ。何も言うことないもんw
 
 

そしてまあ、打ちも打ったり18安打8得点。
もう3点入った時点で勝ちを確信したけれど、その後も手を緩めない猛打爆発。せっかくスタメンだったのにタコだった片岡だけが残念だけれど、小林とか村田さんとか普段はさっぱりな人たちが目立ってくれた大量得点デー。村田さんは振り逃げしてみたりチャンスだと凡退してみたり、活躍だけじゃなくしっかり笑いも提供してくれたけど。

  
 
試合前からの雨も気にならない、いやその雨が試合途中で上がったのも猛打のせいかと勘違いしたくなるほどの心地よい大爆発。今日は野手の皆さんも「たいへんよくできました」だね。

そして、この感覚は久しぶりだと思い当たることがある。

巨人のエースがセリーグのエース

セリーグのエースが日本のエース

今の菅野を見てこれに異論を唱える人はおるまい。それほどまでに智之は高いところに上った。いつの間にか、同じ高さに見えるライバルはいなくなった。
自信を持って「巨人のエースが日本のエース」と言えるのはいつ以来だろ?上原以来かな?・・・いや、内海が悪いんじゃなく、内海の時代はパリーグにものすごいピッチャーがゴロゴロいた頃と重ってたんだよ。
だけど、この2016年、再び主権が戻ってきた感というか、どこのファンに対しても胸を張って菅野智之を誇れる気がする。それほどまでに今の智之はグレイトですよ。
智之、今年の初観戦でこの上なく美味しいお酒をありがとう。
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まあ、動かんね。

今日からの中日戦でリーグ内全球団と一通り対戦が終わる、いわゆる「一周した」状況。
新監督由伸の手腕にも注目が集まるところだけど、・・・まあじっと動かんね。

打線はほぼほぼ固定。唯一お試し枠で「6番レフト」があるけど、それも大して意外性はない。
余談だけど、管理人はこの枠こそ亀井に任せて固定すべきだと思うし、中井は自分でも自分の正ポジションがどこなのかわからなくなってんじゃないかとちょっと気になる。
まあ言ってしまえば、由伸の采配は、冒険せず予想される範疇の中であれこれ試している感じ。安全圏の枠内であれこれカードを並べ替えてる感じだよね。

投手起用もこれまた意外性ゼロ。
去年からほとんどスタッフが変わってないことも大きいけど(何人かいなくなった気はしますが)、ファンが中継を見ながらあれこれ言ってるような継投とほぼ同じ。
管理人も全ての試合を見られている訳じゃないけど、まあ原に比べると奇を衒わず、意外性がなくじっと耐えて待つ采配に見える。

もちろんそれが悪い訳じゃない。
よそのことを引き合いに出して申し訳ないけど、カープの緒方が去年叩かれに叩かれたのと比べると数段レベルは上だ。
原の采配を近くで長年見続けて、そこからしっかり学んでそれをしっかり発揮してるとも言える。コーチとして野村の采配を学んだはずなのに、どんなアホでもやらないような初歩的なミスを繰り返して、去年黒田フィーバーに湧いていた広島県民を失意のどん底に叩きやった人とは違う。
決して動かないことが悪くはないし、それをもって無能だなんだという話じゃない。

ただ、10年も原政権を見続けてきた身としては、原だったらどうタクトを振っていたかと考えてしまう。
・・・開幕からずっとサード村田ってことはなかったろうな。クルーズの打順も動かしたんじゃないかと思うな。それに中井や大田を使うにしても、打順からポジションから違う選択をしたように思う。
それでも、ずっと冷温停止状態だったクルーズはようやく今日2本出たし、なんだかんだ村田さんもちょこちょこ打ってて調子は上昇気配。これはまあ、静の姿勢で耐え続けてたことで花開いたとも言える。

だけど、逆に動かなかったことで片岡の良さが活かせてない。ハッキリ言えば飼い殺しになってる。
クルーズの守備は下手じゃない。それはよくわかる。だけど、片岡の守備範囲はそんじょそこらの選手じゃ絶対勝てないくらいに広いんだ。クルーズをサード、片岡をセカンドに入れるシフトを今日の今日まで試してないのはどうしても解せない。去年何度も見られた坂本との鉄壁の二遊間を、使えるのに使えない武器のまま錆びつかせてしまってる。こういうのって数字に表れにくいけど、実際にはかなり影響する部分だからな。
それと、去年の阿部も今年のギャレットも、守備範囲は反復横とび程度。「手が伸びる範囲が守備範囲」のファーストを抱えている以上、その隣には片岡にいてほしいと思ってしまう。

管理人は片岡ファンだからどうしてもそこに目が行くけど、その他にも放置しておけない部分はあるよな。
亀井と大田は併用で活きる駒か?大田は伸び伸びやらせてなんぼだし、亀井はもっともっと使い勝手のいいカード。中井に拘る理由はなんだ?しかもレフトで使う意図はなんだ?ギャレットはファーストのままでいいのか?阿部が戻ってきたらどこでどう使う?

よく知ってる選手たちとはいえ、監督目線では初めて推し計る訳だから判断にじっくり時間をかけたい気持ちはわかる。それには一理も二理もある。
だけど、動かないままって訳にはいかないんだ。今年のチームは手放しで勝てるほど強くない。
ここまでなぜだか不思議な勝ちを拾い続ける幸運にも恵まれて、ベイスみたいにひどいことになってるチームが他にあることで、あまり由伸の采配に目が行かずに済んだ。
だけど、今日こうして首位を譲り、しかもその譲った相手はつい先日ボッコボコにされたチームだ。山の如しでじっと耐えても何も変わらずこのままだ。

一周し終わって一区切りになる来週くらいから、人が変わったように、まるでようやく本気になったと言わんばかりに、風の如く動いて火の如く侵略する采配が見たいっすよ。由伸さん、ここからが腕の見せどころですよ。
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ちゃんと見たかい?
これがジャイアンツのエースだよ。これが菅野智之だよ。

抑えるだけじゃダメ、勝つだけじゃダメ。今日はそういう試合だった。
昨日、今年のライバルになるであろう阪神に初対決でこてんぱんにやられた。プロレスでいえば防戦一方で、あれよあれよとコーナーポストに追い込まれた状態だった訳だ。それをリング中央じゃなく、対角線のコーナーポストまで追い詰めるくらいの中身が必要な試合だった。

見事にその通りにやってくれたよな。圧巻だった。
球種を絞らせず、思うがままに相手を翻弄する配球。ここぞの場面で一段ギアを上げて三振を獲りにいくストレート。相手の頭の中に1ミリも無いであろうことを読み切って、絶対に振ってこれないことを見越した上で初球に甘いコースに投げたカーブ。鮮やかすぎる内容で、まるで初回から9回まで計算されたストーリーを見せられたようだった。これだよこれ。圧倒して完膚無きまでに叩きのめす最高のピッチングだった。

そして、阪神を刺激しないよう言葉を選びながらも、いかに昨日悔しい思いをしたか、今日は普通の勝ちじゃダメで相手にダメージを与えて勝つ必要がある日だったかを語ったヒーローインタビュー。
・・・その通りだよ。まったくその通りだよ。ちゃんとエース様が全てわかっていてくれて、その上でそれを体現してくれて管理人は感無量ですよ。

そして、その発言の陰に見えるのは、自分がチームの全責任を背負うという思いと自信。
よーく考えてみぃ。昨日チームがボコボコにやられた悔しさを、智之は自分のピッチングだけで借りを返す気でいたんだよ。やられた主語は「ジャイアンツ」で、やる主語は「菅野智之」なんだよ。これでこそスーパーエース。もう何も言うことないねw 智之ありがとう。今日はお酒が美味しいよ。
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ほら、去年もこんな夜があったじゃん?
巨人ファンならきっと覚えてる。管理人はしっかり心に刻んでるあの夜のことだよ。

・・・もったいぶっても仕方ないからこの日のことね。
交流戦でソフバンにボッコボコにやられて、なんかそれまでなんとかいけそうな気がしてたのが一気に現実に戻されて目が覚めた夜のことだよ。思い出したでしょ?

今日の試合であの夜のことを思い出した。
ほら、開幕からここまでの日々も決して順調に来た訳じゃないじゃん?
負けても不思議ないような試合をなぜだか拾えた。手痛いミスも出てるし、ここぞの場面で痛恨の一打を許したりしてるのに、それでもなぜだか快調に走ってきた7勝2敗。
ジャイアンツの勝ち負けはことのほか大きくメディアで取り上げられるから、なんだかなんだかそれを見てる方も感化、洗脳される。巨人が強いという報道が大きくなってくると、今年の戦力を不安視していたファンも意外ながらもどうにかこうにかいけそうな気がしてくる。人間って単純だからな。

そんな浮かれ気分でいるところにバカーンと頭を張り倒されたような今日の試合。
そうだよ、ギャレットの守備なんてオープン戦から既に散々だったじゃん?それを見て見ぬふりをして来たんだもん。
他にも目を伏せてることはいくつもあるよね。先発の絶対的な駒不足。澤村以外の中継ぎ陣。勝ちパターンも敗戦処理枠も両方まずいよね。自動アウトの下位打線。何の役にも立たない村田。いろいろ懸念材料はあるよね。

一つ負けただけなのに、一気にそういった心許ない要素が顔を出してきた。
こてんぱんにやられたことで、まるでいいとこなく敗れ去ったことで、ファンもなんだか落ち着かなくなってきた。だから管理人も去年の6月のことを思い出したんだよ。

明日負けたらそれはもう一敗じゃない。
まるで土俵際に追い込まれたかのように一気に空気は悪くなる。「あぁ、やっぱりそうか」「そうだよな、ダメだよな」が蔓延する。それほどまでに今日が力量差を感じる負け方だったし、巨人ファンは横っ面を引っぱたかれて現実を見せられた思いでいるはず。

・・・でもな、明日はウチのエースなんだ。智之が投げるんだ。
明日の予告先発が、図体だけでかくて脳の小さいアホだったり、とにかく無援護で勝ち運の無い若手だったり、4Kテレビ時代に逆行するような肌の汚いルーキーなら管理人も焦る。
でもな、明日は智之なんだ。何度も何度もこういう場面で投げてきたジャイアンツのエースなんだ。全てを任されて自分の責任以上のものを背負って投げられる唯一のピッチャーなんだ。
こういうときの菅野は今まで弱かった。特に去年はそうだった。それをもって不安視する気持ちはよくわかる。
でもな、その経験を活かせないようなヤツは巨人のエースじゃないんだ。そして、菅野自身もそれを誰よりもよくわかってるはずなんだ。他のピッチャーとはレベルが違うから。

見てろ。明日は今日これだけ暴れた阪神打線に臆することなく、上から見下ろして投げ抜く智之が見られるぞ。
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リセット・・・されてない。
ちゃんと成長してるどころか進化してる。驚くほかない今年の立岡。

ハッキリ言って、今日もまたダメな試合。
勝ったことに首を捻りたくなるような内容。今日に限らずカープ戦に限らず、今年はこういうどっちに転んでもおかしくない試合が全てこっちに転がりこんでくる。相手が勝手に負けてくれるというか。なんなんだろなこの勝ち運は。

そういう試合ではあったけど、立岡が最後にバカーンと決めてくれたことで心象はだいぶ変わった。終わりよければじゃないけど、過程を忘れて結果だけに注目していい空気になった。打って勝つってそういうことだからな。

ジャイアンツの若手というのは往々にして活躍が長続きしない。
ちょっと目立ってきたかと思うとすぐに冷えるし、それがシーズンオフを挟むとなれば尚更。
代表例は大田。秋に活躍して「来年はすごいことになる!」と期待を抱かせても、春になるとまたリセット。前年までと別人みたいなバッティングフォームで出てきてまたイチからやり直しになる。経験を翌年に活かすんじゃなく、オフになったことで完全にリセットされたかのような一進一退の繰り返し。大田だけじゃなく、悲しいかな若手はこうなってしまうことが多い。

立岡は去年あれだけ結果を残して、今年どうなるかが少なからず注目されてた選手。
プレッシャーは去年の比じゃないだろうし、相手チームからのマークもきつくなってるはず。
それがここまで打率368。出塁率は実に429。期待していなかったホームランまで2本飛び出して、今日みたいなここ一番のクラッチヒッター的活躍も目立ってきた。

・・・すごいわ。驚くやら関心するやらの進化ぶり。
それにね、今日このテーマで書こうと思ったのには理由がある。

13年 46試合 74打数15安打 0本7打点 打率203
14年  2試合  2打数 0安打 0本0打点 打率000

古城の後任となるようなスーパーサブとして2013年に頭角を現した立岡自身が、翌14年に見事にリセットされた過去を持っている。
だから管理人も正直半信半疑だったけど、ここまでの9試合を見る限りその心配はないな。それどころか、もう亀井も長野も差し置いて外野の最優先選手として考えていい成長ぶり。

球団スタッフのみなさん、これはもう立岡グッズを大量生産しないと。重信とか岡本とか言ってないで、早いところ58番グッズを作ってくださいな。
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