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途中で見る気が失せるような大敗は今年何回目だろう。
随分と結構な回数あった気がするけれど。
大敗の定義が難しいとこではあるけれど、実際に数えてみた。
・4月30日 対 阪神 3-10
・5月 1日 対 阪神 1-8
・5月 3日 対 広島 3-12
・5月 6日 対 ヤク 2-13
・6月11日 対 楽天 1-8
・6月12日 対 楽天 2-9
・6月24日 対 ヤク 6-16
・7月 7日 対 ヤク 3-11
・7月13日 対 阪神 0-13
・・・多いよなあ。
序盤でああもうこれダメだ、ってなって、見るべきものが何もないまま負ける試合が多すぎる。昨日自分で思ったんだけど、昨日みたいなワンサイドで負ける試合に既視感がある時点でちょっと問題だ。
どんな負け方しても1敗は1敗に違いないんだけど、こうも頻繁にあるとチームにおかしな負け癖がつくよ。見てる方がまたかって思ってるくらいだから、やってる方は尚更だもの。
それと、やっぱりブルペン事情が苦しい。
昨日投げたメンツでも、明確なビハインドロング枠は戸根親方くらいで(親方が最近よくロングリリーフをこなしてくれてるのはかなり助かってる)、後は勝ってても負けてても同じピッチャーが投げてる有様(しかも仲良く失点してる)。
いのうとうしゅや桜井みたいな要員は勝つことだけに目を向けたら不要だけど、年間通して143試合戦うことを考えたら必要なんだよね。
このコロナ禍で、あの完全アウェイの甲子園に来てくれてる巨人ファンのためにも、今日はなんとかしてくれよ。
坂本は大丈夫だろうか。
岡本のホームランで場内が活気付いた直後の「坂本に代わって代打湯浅」コール。
場内の観客はざわざわしながらも、それでいてどこか冷静に受け止めていたように思う。年間を通してショートストップを守ってくれる坂本はもういない。常時いるのが当たり前で、伝説に残る競走馬にして無事是名馬でもあった背番号6はもういない。これからは怪我と上手く付き合いながら騙し騙しやっていくことになる。今年これだけ離脱が続き、かつ自慢の華麗な守備にも陰りが見え始めたキャプテンの現在地を、スタンドのファンはしっかりと見ていた。来るべき時が来たと察し、球団史における転換期をじっとその目に焼き付けていた。
観戦途中、管理人の携帯が鳴った。
病室にいる父親からだった。父親と電話で話すのは6年ぶりくらいになるか。声が余計にしわがれて聞こえたのは年のせいだけじゃないんだろうな。
頑張れとか大丈夫かとか、そんなありきたりな言葉しか出てこない。「俺の顔を見るまで頑張れ」って言っちゃったら見た途端に力尽きるんじゃないかなんて思ってたけど、ついついそんな言葉も口をついた。いざとなるとボキャブラリーなんて何の役にも立たないなあ。
実家に戻ってほしい。東京を引き上げて一人残される年老いた母の側にいてほしい。そんなことを言われた。なんだよそれ遺言かよ。断れない状況で言うのは卑怯だよ。
でも、管理人も冷静だったな。数年前に同じシチュエーションがあったし、それだけ管理人も年を取ったってことだ。来るべき時が来たんだろうなあ。
もし最後になるならどんな試合になるのかなんて思いながら観てたけど、それがサヨナラ勝ちならなんだかストンと腑に落ちるものもある。しかも尚輝タオルを持って行った日に尚輝がやってくれるなんて、中継ぎのバカ共がやらかしたから100点満点ではないにせよなんか納得したな。
少しセンチになりながら、試合後少しドーム周辺をうろうろした(ついでに中田の橙魂タオル買ったぜ。翔さんナイスホームランだった)。
そして、これが目に入ってキレイに心に入ってきた。
Our GIANTS Will Live Forever
我が巨人軍は永久に不滅です
なんであれ、管理人にはオレンジ色の血が流れているし、どこにいてもジャイアンツを愛し続けるよ。
さて、4日間も試合がないのでここまでの総括でも。
まず交流戦。8勝10敗で10位。
欲張らず5割でいければとの気持ちもあったので、昨日勝ってくれてればまあ及第点ではあった。その試合であれだけ無様に負けてしまうのがなんだか象徴的ではあるけれど、まあ3連敗は一度もなかったし大怪我しなかっただけ良しとしてもいいんじゃないかな。
チーム内に目を向ければ、打つ方は十分に働いてる。
成功して3割の競技だから不満を言い出せばキリがないけど、まあ総じて文句はない。むしろこの先「丸、ウォーカー、尚輝、岡本、坂本、ポランコ、中田(陸)」といった重量級の選手をどう並べて打線を組むかが楽しみだ。個人的には1番は尚輝にしてほしいところだけども、原の好みと過去の教訓からして丸になるんだろうなあとも思う。なんか長野さんと被るし。
打つ方にこれ以上は求めないけども、その分投げる方には不満だらけだ。
特に中継ぎ、いわゆるセットアッパー枠が実に心許ない。現状その立場にいるのは今村と鍬原なんだろうけど、ちょっと不安定で頼りない。二人とも経験に乏しいこともあって、この先大一番で投げたり、夏場の連投なんかを考えると不安要素だらけな気がする。ビエイラ、中川あたりが戻ってきてそれぞれ7回8回を任せられるようにならないと大きな連勝は望めないように思う。
次は他チームについて。
ヤクちゃんが交流戦をぶっちぎりで駆け抜け、気づけばゲーム差は7にまで広がった。まだ順位とかゲーム差に捉われる時期ではないのだけど、さすがに少し離された感はある。
でもヤクちゃんは必ず落ちてくる。このまま調子がいいままいくなんてことは絶対にない。
ヤクルトの今の勝率は656。これは出来すぎだもの。例として近年の優勝チーム勝率を挙げるならば、
2021ヤク 584
2020巨人 598
2019巨人 546
2018広島 582
2017広島 633
まあ、おおよそ6割勝てれば優勝するし、言い方を変えれば強いチームでも6割くらいに収束するのがペナントレース。
同じ理屈で最下位チームでも勝率3割なんてことはない。また例を挙げれば、
2021ベイ 425
2020ヤク 373
2019ヤク 418
2018阪神 440
2017ヤク 319
並べると2017年が異常だったのがよくわかるけど、1位6割から6位4割までの僅かな差の中で争うのがペナントだってはっきり表れてる。そう考えれば阪神が上がってきたのも当たり前。そもそも少し前に書いたけど、阪神って開幕前は優勝候補の一角だったんだからな。
だから、今すべきはヤクちゃんがへばって落ちてきたときにしっかり叩ける体制作り。
そして、それこそが勝ちパターン中継ぎの整備だと思うよ。ここ一番の絶対負けられない試合で、智之や戸郷の後を受けて大勢くんに繋げるピッチャーの確立。ここに目途が立てばまだ全然どうにかなるよ。
最後に2022年というシーズンについて。
ここ5年10年のジャイアンツに付いて回ったテーマ、それは「ベテランばかりで若手が出てこない」。ジャイアンツはドラフト上位で入ってきた若手が野手も投手もほとんど出番がなく、他球団からの移籍組も含めベテランだらけでベンチが構成されてるのが常だった。
それが今年は驚くほどの若手台頭祭り。しっかりとチームに不可欠な存在になった大勢くんは言うに及ばず、陸、山﨑、赤星、中山、堀田、山瀬、菊地。去年までは見ることも名前を聞くこともなかった選手たちがしっかりと活躍してる。
去年まで「年寄りだらけだ」「坂本頼みのチームからの脱却がー」とか言ってた人たちが静かになったと思ったら、今度は同じ人たちが「原じゃダメだ」「原やめろー」と騒いでる。
叩きたい人は何をしても叩くし、そういう人たちは勝ってる時には「褒める」んじゃなく「黙る」。そしてまた綻びを見つけては叩き出す。真面目に聞くには値しないよ。
管理人としては、春は若手に頼って、彼らがへばったり研究されて結果を出せなくなるであろう夏場以降にベテランが帰ってきてくれればと思ってた。
勢いだけでいけるのは僅かな期間、相手も分析研究してくるし、秋どころか夏まで残れる若手は大勢くんと陸だけ(あと山﨑かなあ)だと思ってる。それと入れ替わるように二軍にいた経験豊富な連中が戻ってきてくれれば理想的だったけど、梶谷が今季絶望、山口どすこいも無理そうとなってその辺の計算は大きく違った。プラスで上積みできそうな戦力で見込めるのが、中川、ビエイラ、松原くらいしかいない。正直そこは本当に計算外だった。
まあ、まだまだこれから。
「もうヤクルトで決まりだ」、「ヤクちゃんぶっちぎりで優勝だー」って言ってる人たちは、2ヶ月前に「阪神は100敗する」って言ってたよ。言ってたと思うじゃなく絶対に言ってたよ。それがヤフコメ民となんJ民の正体だもの。
だから気にしなさんな。まだ半分以上80試合も残ってるんだから、これからいくつも山あり谷ありですよ。選手もファンも4日間休んでリスタート♪